JP5688238B2 - 熱交換型有機ハイドライド脱水素システム - Google Patents

熱交換型有機ハイドライド脱水素システム Download PDF

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本発明は、有機ハイドライドを脱水素して、水素を取り出す熱交換型有機ハイドライド脱水素システムに関する。
従来の脱水素システムとして、熱交換を行って炭化水素を脱水素することによって水素を取り出すものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このような脱水素システムにおいては、チューブ型(円筒型)の反応器が用いられている。すなわち、従来の反応器は、チューブ内に粒形状の触媒を充填することによって形成される触媒層を備え、当該触媒層に対して内壁側または外壁側から加熱用ガスを流通させることによって熱を供給している。このとき、反応器の内壁や外壁が熱交換部材として機能する。
特開2000−86201号公報 特開2001−354403号公報
しかしながら、上述の脱水素システムにあっては、充填された触媒の表面積(各粒の表面の面積)に比して、熱交換に係る部分の面積が狭い。従って、脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことができないという問題があった。また、このように熱の供給が非効率であることにより、システム起動時から脱水素反応の開始までの間に時間がかかるという問題が生じる。
そこで、本発明は、脱水素反応に対して効率よく熱を供給することができる熱交換型有機ハイドライド脱水素システムを提供することを課題とする。
本発明に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムは、反応器で有機ハイドライドを脱水素する熱交換型有機ハイドライド脱水素システムであって、反応器は、板状の脱水素触媒と板状部材とを積層させることによって構成されると共に、脱水素触媒に沿って有機ハイドライドが流れる第一流路と、脱水素反応に対して熱を供給する流体が流れる第二流路と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムは、板状の脱水素触媒と板状部材とを積層させる構成となっている。このような積層構成では、第一流路と第二流路とが板状部材を介して隣り合うように積層される構成とすることができる。有機ハイドライドは、第一流路内を脱水素触媒に沿って流れることによって、脱水素反応が行われる。また、脱水素反応に対して熱を供給する流体は、積層構造内における第二流路を流れることができる。第二流路を流れる流体は、板状部材を熱交換用の部材として、第一流路における有機ハイドライドの脱水素反応に対して熱を供給することができる。積層構造とした場合、脱水素反応のための触媒の表面積(すなわち板状の脱水素触媒の表面積)と、熱交換に係る部分の面積(すなわち板状部材の表面積)とが、等しくなるように構成することができる。従って、脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことができる。また、脱水素触媒と板状部材との間の隙間を狭くすることによって、脱水素反応のためのスペースを狭くすることも可能となる。従来のチューブ型の反応器においては、粒状の触媒が充填されている全体が脱水素反応のためのスペースとなるため、熱交換後の熱の拡散の影響が大きくなる。一方、本発明においては、脱水素反応のためのスペースを狭くすることで、熱交換後の熱の拡散の影響を小さくすることができる。従って、脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことができる。脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことが可能となることにより、システム起動時から脱水素反応の開始までに要する時間を大幅に短くすることができる。更に、システム停止後に再び運転を開始する場合も、速やかに運転再開することが可能となる。更に、熱供給に係るエネルギーのロスを少なくすることができるため、システムの起動エネルギーを削減することができる。また、効率的な伝熱構造とすることで、反応器を小さくすることが可能となる。更に、脱水素触媒は板状であって積層される構造であるため、脱水素触媒の交換も容易になる。
また、本発明に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムでは、第二流路への流体の供給を停止すると共に第一流路への有機ハイドライドの供給を継続することによって、余熱による有機ハイドライドの脱水素を行う余熱脱水素手段と、第一流路への有機ハイドライドの供給を停止すると共に、第一流路への空気の供給を行うことによって、脱水素触媒の触媒再生を行う触媒再生手段と、を備えることが好ましい。このように余熱を用いた脱水素反応や触媒再生を行うことで、エネルギーを効率的に利用することができる。また、このようなシステム停止時におけるエネルギーの効率的な利用は、反応器における熱供給を効率的に行い、熱供給に係るエネルギーのロスを削減できることによって可能となる。
また、本発明に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムにおいて、反応器は、熱電供給機器から熱を供給されることが好ましい。熱と電力を発生することのできる熱電供給器を用いることで、脱水素反応のための熱が反応器に供給されると共に、例えば、システム運転などのために電力を有効に利用することができる。
具体的には、熱電供給機器として、SOFCまたはエンジン発電機を用いることができる。
また、有機ハイドライドがメチルシクロヘキサンであり、その脱水素化物がトルエンであることが好ましい。
有機ハイドライド型水素ステーションは、上述の熱交換型有機ハイドライド脱水素システムを備えている。これによって、有機ハイドライド型水素ステーションは、上述と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、脱水素反応に対して効率よく熱を供給することができる。
本発明の実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムを適用した有機ハイドライド型水素ステーションの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムのブロック構成及びリアクタの構成を示す図である。 システム起動時におけるリアクタの熱履歴を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムのシステム停止処理の内容を示すフローチャートである。 システム停止時によって高温ガスの供給が停止された後におけるリアクタの熱履歴を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムを適用した有機ハイドライド型水素ステーションの構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システムのブロック構成及びリアクタの構成を示す図である。有機ハイドライドは、製油所で大量に生産されている水素を芳香族炭化水素と反応させた水素化物である。有機ハイドライドは、ガソリンなどと同様に液体燃料としてローリーなどによって熱電供給型有機ハイドライドステーション100へ輸送することができる。本実施形態では有機ハイドライドとして、メチルシクロヘキサン(以下、MCHと称する)を用いる。その他、有機ハイドライドとしてシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、デカリン、メチルデカリン、ジメチルデカリン、エチルデカリンなど芳香物炭化水素の水素化物を適用することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1が適用された熱電供給型有機ハイドライドステーション100は、燃料電池自動車、及び水素エンジン車に水素を供給することができる。なお、熱電供給型有機ハイドライドステーション100は、有機ハイドライド自動車に対しては、有機ハイドライドを供給することができる。熱電供給型有機ハイドライドステーション100は、脱水素反応器2、水素精製器3、バッファタンク4、水素圧縮機5、蓄圧器6、ディスペンサ7、熱電供給機器8、MCH供給装置9、燃料供給装置10、制御装置(余熱脱水素手段、触媒再生手段)11を備えて構成されている。
脱水素反応器2は、脱水素触媒を用いた脱水素反応によってMCHから水素を取り出すと共に、取り出した水素と脱水素化物であるトルエンを分離する機器である。脱水素反応は吸熱反応であるため、脱水素反応器2は熱電供給機器8から高温ガス(流体)を介して熱を供給される。脱水素反応器2は、取り出した水素を水素精製器3に供給し、分離されたトルエンを回収する。
水素精製器3は、脱水素反応器2で取り出された水素を更に精製する機器である。バッファタンク4は、精製された水素を貯留することのできるタンクである。水素圧縮機5は、バッファタンク4に貯留された水素を圧縮することのできる機器である。水素圧縮機5は、熱電供給型有機ハイドライドステーション100の中でも特に電力が必要とされる機器である。蓄圧器6は、水素圧縮機5で圧縮された水素を高圧状態にて貯留しておくことのできる機器である。ディスペンサ7は、蓄圧器6に貯留されている高圧水素を燃料電池車などに供給することのできる機器である。
熱電供給機器8は、熱と電気を同時に供給することのできる機器であり、例えばSOFCやエンジン発電機を適用することができる。熱電供給機器8は、例えば、排ガス用の配管を介して脱水素反応器2と接続されている。これによって、熱電供給機器8は、脱水素反応器2に高温ガスを供給することによって、当該脱水素反応器2に熱を供給することができる。また、熱電供給機器8は、発生させた電力を水素圧縮機5、及び熱電供給型有機ハイドライドステーション100の他の機器に供給することができる(なお、熱電供給型有機ハイドライドステーション100内の各機器は、外部の系統電力から電力を供給されることもできる)。更に、熱電供給機器8は、発生させた電力を、電気自動車に電力を供給するための蓄電器に供給し、あるいは売電することもできる。
MCH供給装置9は、脱水素反応器2にMCHを供給することのできる機器であり、ポンプなどによって構成されている。燃料供給装置10は、熱電供給機器8に対して燃料を供給することのできる機器である。MCH供給装置9及び燃料供給装置10は、運転状況にあわせて供給量を制御することが可能である。
制御装置11は、熱電供給型有機ハイドライドステーション100及び熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1の全体的な制御を行うことのできる装置である。制御装置11は、熱電供給型有機ハイドライドステーション100内の各機器、及び図示されていない機器やセンサのぞれぞれと電気的に接続されており、システム内における入力信号を取得すると共に、各機器に対して制御信号を出力することができる。なお、図1においては制御装置11と各機器の電気的な接続関係は省略されている。
図2に示すように、熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1は、熱電供給機器8、MCH供給装置9、燃料供給装置10、制御装置11、空気供給装置12、リアクタ(反応器)20、温度センサ19を備えている。空気供給装置12は、リアクタ20に対して空気を供給することのできる装置である。リアクタ20及び温度センサ19は、脱水素反応器2に組み込まれている。温度センサ19は、リアクタ20の温度を検出し、当該検出信号を制御装置11に出力することができる。本実施形態においてリアクタ20の温度とは、触媒層入口部分の温度である。なお、制御装置11は、燃料供給装置10による燃料供給量を調整することでリアクタ20に対する高温ガスの供給開始・供給停止・供給量調整を行ってもよく、あるいは熱電供給機器8を制御(例えばバルブの調整など)することで高温ガスの供給開始・供給停止・供給量調整を行ってもよい。
リアクタ20は、MCHを脱水素することによって水素を取り出すことのできる反応器である。なお、説明のために、紙面における上下方向に基づいて「上」や「下」などの語を用いるが、リアクタ20をシステム内に組み込むときは、特に上下方向は限定されず、リアクタ20は、どのような姿勢で組み込まれてもよい。リアクタ20は、上壁20a、下壁20b、側壁20c,20dで囲まれた内部空間に、板状の脱水素触媒プレート(板状の脱水素触媒)21A,21B,21C,21Dと、伝熱プレート(板状部材)22A、22B,22C,22Dと、仕切プレート(板状部材)23A,23Bとを積層させることによって構成されている。各プレートは、同形状、同面積となるように構成されており、互いに水平となるように積層されている。
具体的には、上から順に脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21Dが配置されている。仕切プレート23Aは、脱水素触媒プレート21Aと脱水素触媒プレート21Bとの間に配置され、仕切プレート23Bは、脱水素触媒プレート21Cと脱水素触媒プレート21Dとの間に配置される。また、伝熱プレート22Aは、脱水素触媒プレート21Aと離間して隣り合うように当該脱水素触媒プレート21Aの上側に配置される。伝熱プレート22Bは、脱水素触媒プレート21Bと離間して隣り合うように当該脱水素触媒プレート21Bの下側に配置される。伝熱プレート22Cは、脱水素触媒プレート21Cと離間して隣り合うように当該脱水素触媒プレート21Cの上側に配置される。伝熱プレート22Dは、脱水素触媒プレート21Dと離間して隣り合うように当該脱水素触媒プレート21Dの下側に配置される。
以上により、リアクタ20には、MCHが流れるMCH流路(第一流路)24A,24B,24C,24D,24E,24F,24G,24Hと、高温ガス流路(第二流路)25A,25B,25Cが形成される。MCH流路は、脱水素触媒プレートに沿って延びている。すなわち、MCH流路内を流れるMCHが、脱水素触媒プレートと接触して脱水素反応をしながら流れる。また、高温ガス流路は、伝熱プレートに沿って延びている。すなわち、高温ガス流路が、伝熱プレートと接触することによって、MCH流路を流れるMCHに熱を供給しながら流れる。
具体的に、MCH流路24Aは、伝熱プレート22Aと脱水素触媒プレート21Aとの間に形成される。MCH流路24Bは、仕切プレート23Aと脱水素触媒プレート21Aとの間に形成される。MCH流路24Cは、仕切プレート23Aと脱水素触媒プレート21Bとの間に形成される。MCH流路24Dは、脱水素触媒プレート21Bと伝熱プレート22Bとの間に形成される。また、MCH流路24Eは、伝熱プレート22Cと脱水素触媒プレート21Cとの間に形成される。MCH流路24Fは、仕切プレート23Bと脱水素触媒プレート21Cとの間に形成される。MCH流路24Gは、仕切プレート23Bと脱水素触媒プレート21Dとの間に形成される。MCH流路24Hは、脱水素触媒プレート21Dと伝熱プレート22Dとの間に形成される。
更に、高温ガス流路25Aは、上壁20aと伝熱プレート22Aとの間に形成される。高温ガス流路25Bは、伝熱プレート22Bと伝熱プレート22Cとの間に形成される。高温ガス流路25Cは、伝熱プレート22Dと下壁20bとの間に形成される。
リアクタ20のリアクタ容積は、1m以下に設定することができる。すなわち、リアクタ20の大きさを従来のチューブ型のリアクタに比して大幅に小さくすることができる。なお、リアクタ容積とは、上壁20a、下壁20b、側壁20c,20d、及びリアクタ20の長手方向における図示されない端壁(MCH流路及び高温ガス流路の供給口側の端部と出口側の端部における端壁)に取り囲まれる内部空間の容積である。本実施形態に係る熱電供給型有機ハイドライドステーション100は、標準的な水素ステーションのステーションサイズである300Nm/h級の水素発生が可能であり、このときのリアクタ20に対するMCH流量は、約600L/hである。
MCH流路24A〜24Hにおける反応スペースの大きさ、すなわち各プレート同士の間の隙間の大きさは、20μm以上、100μm以下に設定することができる。このように、反応スペースを狭く設定することによって、熱交換後の熱の拡散の影響を少なくすることができる。高温ガス流路25A,25B,25Cの通過スペースの大きさ、すなわち各プレート同士の間の隙間の大きさは、1000μm程度に設定することができる。脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21Dは、陽極酸化アルミナプレート上に白金を担持したものである。脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21Dの製造方法は、アルミニウムプレートの両面を陽極酸化処理することでアルミナとし、その上に白金前駆体溶液を含浸し、乾燥、焼成する工程を有する。この他、活性金属として、パラジウム、ニッケル、スズ、レニウム、ロジウム、イリジウムなどが、プレート担体としては、チタニア、ジルコニア、セリア、シリカなどが適用できる。また、伝熱プレート22A、22B,22C,22D及び仕切プレート23A,23Bの材質として、アルミニウム、SUS、ニッケル、チタン、ジルコニウムなどを適用することができる。脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21D、伝熱プレート22A、22B,22C,22D及び仕切プレート23A,23Bの厚みは、200〜1000μmに設定することができる。リアクタ20の上壁20a、下壁20b、側壁20c,20dも伝熱プレート22A、22B,22C,22D及び仕切プレート23A,23Bと同じ材質・厚みで構成してもよい。
このようなリアクタ20に対して、制御装置11は、MCH供給装置9を制御してMCH流路24A〜24HへのMCHの供給及び供給停止を行うことができる。また、制御装置11は、空気供給装置12を制御してMCH流路24A〜24Hへの空気の供給及び供給停止を行うことができる。また、制御装置11は、燃料供給装置10や熱電供給機器8を制御して高温ガス流路25A,25B,25Cへの高温ガスの供給・停止を行うことができる。更に、システム停止時において、制御装置11は、高温ガス流路25A,25B,25Cへの高温ガスの供給を停止すると共にMCH流路24A〜24HへのMCHの供給を継続することによって、余熱によるMCHの脱水素を行うことができる。更に、その後、制御装置11は、MCH流路24A〜24HへのMCHの供給を停止すると共に、MCH流路24A〜24Hへの空気の供給を行うことによって、脱水素触媒の触媒再生を行うことができる。
次に、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1の運転方法について説明する。以下の説明では、300Nm/h級の熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1であって、熱電供給機器8として、エンジン発電機を適用した場合における例について説明する。
まず、システム起動時において、制御装置11は、燃料供給装置10を起動させて熱電供給機器8で高温ガスを発生させることによって、高温ガスをリアクタ20の高温ガス流路25A,25B,25Cに流す。制御装置11は、温度センサ19の検出信号に基づいて、リアクタ20の温度が300℃程度になったタイミングで、MCH供給装置9を起動させてリアクタ20のMCH流路24A〜24HにMCHを流す。図3は、システム起動時におけるリアクタ20の熱履歴の実験結果を示すグラフである。図3に示すように、6〜7分程度でMCH投入可能な温度まで昇温可能であり、約10分程度で水素が発生したことが確認された。
次に、停止時の運転方法について図4及び図5を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1のシステム停止処理の内容を示すフローチャートである。図4の処理は、システム停止時において、制御装置11内において所定のタイミングで実行される。図5は、システム停止時によって高温ガスの供給が停止された後におけるリアクタ20の熱履歴の実験結果を示すグラフである。図4に示すように、制御装置11は、高温ガス流路25A,25B,25Cに対する高温ガスの供給を停止する一方で、MCH流路24A〜24Hに対するMCHの供給を継続する(ステップS10)。このとき、リアクタ20内の余熱によって、MCHの脱水素反応が継続して行われる。制御装置11は、リアクタ20の温度が所定の閾値以下となっているか否かの判定を行う(ステップS20)。S20においてリアクタ20の温度が閾値以下となっていないと判定した場合、制御装置11は、MCHの供給を継続する。図5に示す実験において、制御装置11は、リアクタ20の温度が350℃程度となるまで、MCHの供給を継続した。本実験では、余熱によって約2.5Nmの水素が得られた。
S20においてリアクタ20の温度が閾値(約350℃)以下となったと判定した場合、制御装置11は、MCH流路24A〜24Hに対するMCHの供給を停止する(ステップS30)。更に、制御装置11は、空気供給装置12を起動させ、MCH流路24A〜24Hに対して空気を供給する(ステップS40)。脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21Dの表面には、脱水素反応によってコークや硫黄分等が付着する。S40で空気を流すことによって、脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21Dのコークや硫黄分等は、空気と反応することで除去される。これによって、脱水素触媒プレート21A,21B,21C,21Dの触媒再生が行われる。制御装置11は、リアクタ20の温度が所定の閾値以下となっているか否かの判定を行う(ステップS50)。S50においてリアクタ20の温度が閾値以下となっていないと判定した場合、制御装置11は、MCH流路24A〜24Hに対する空気の供給を継続する。S50において、リアクタ20の温度が閾値(約200℃)以下となっていると判定した場合、制御装置11は、熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1のシステムを停止する(ステップS60)。システムが停止することにより、図4に示す処理が終了する。図5に示すように、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1は、従来のチューブ型のリアクタに比してリアクタ20の温度が下がるのに、非常に長い時間がかかる。従って、その間に余熱による脱水素反応や再生処理を十分に行うことができる。
本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1は、熱交換の効率が良く、速やかにリアクタ20の温度を昇温することができる。従って、熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1は、システム停止処理の途中に運転再開の指令が入った場合であっても、速やかに脱水素反応を再開することができる。図5には、システム停止処理中の各タイミングにおける回復時間が示されている。回復時間とは、運転再開の指令が入り、制御装置11が再び高温ガスをリアクタ20に供給してから、リアクタ20が脱水素反応可能となる温度となるまでに要する時間である。例えば、リアクタ20の温度低下が始まってから100分経過した後でも、6分程度で速やかに回復することができる。このように熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1は停止状態から速やかに回復することができるため、停止と起動が頻繁に繰り返されるような使用状況に対応することができる。
次に、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1の作用・効果について説明する。
熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1において、MCHは、MCH流路24A内を脱水素触媒プレート21Aに沿って流れることによって、脱水素反応が行われる。また、脱水素反応に対して熱を供給する高温ガスは、積層構造内における高温ガス流路25Aを流れることができる。高温ガス流路25Aを流れる高温ガスは、伝熱プレート22Aを熱交換用の部材として、MCH流路24AにおけるMCHの脱水素反応に対して熱を供給することができる。他の脱水素触媒プレート、伝熱プレート、MCH流路、高温ガス流路においても、同様の作用となる。
ここで、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1は、板状の脱水素触媒プレート21A〜21Dと伝熱プレート22A〜22D、及び仕切プレート23A,23Bを積層させる構成となっている。このような積層構成では、MCH流路24Aと高温ガス流路25Aとが伝熱プレート22Aを介して隣り合うような構成とすることができる。また、MCH流路24Dと高温ガス流路25Bとが伝熱プレート22Bを介して隣り合うような構成とすることができる。また、MCH流路24Eと高温ガス流路25Bとが伝熱プレート22Cを介して隣り合うような構成とすることができる。また、MCH流路24Hと高温ガス流路25Cとが伝熱プレート22Dを介して隣り合うような構成とすることができる。なお、MCH流路24B,24Cは高温ガス流路25A,25Bと直接隣り合ってはいない。しかし、伝熱効率の良い積層構造によって、MCH流路24B,24Cを流れるMCHは、伝熱プレート22A,22B、脱水素触媒プレート21A,21B、仕切プレート23Aを介して、高温ガス流路25A,25Bからの熱を効率よく受け取ることができる。このとき、伝熱プレート22A,22B、脱水素触媒プレート21A,21B、仕切プレート23Aはいずれも熱交換用の部材として機能することができる。同様に、MCH流路24F,24Gを流れるMCHは、伝熱プレート22C,22D、脱水素触媒プレート21C,21D、仕切プレート23Bを介して、高温ガス流路25B,25Cからの熱を効率よく受け取ることができる。このとき、伝熱プレート22C,22D、脱水素触媒プレート21C,21D、仕切プレート23Bはいずれも熱交換用の部材として機能することができる。
本実施形態のような積層構造とした場合、脱水素反応のための触媒の表面積(すなわち板状の脱水素触媒プレートの表面積)と、熱交換に係る部分の面積(すなわち各プレートの表面積)とが、等しくなるように構成することができる。従って、脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことができる。また、脱水素触媒プレートと伝熱プレートや仕切プレートとの間の隙間を狭くすることによって、脱水素反応のためのスペースであるMCH流路24A〜24Hが狭く構成されている。従来のチューブ型の反応器においては、粒状の触媒が充填されている部分の全体が脱水素反応のためのスペースとなるため、熱交換後の熱の拡散の影響が大きくなる。一方、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1においては、脱水素反応のためのスペースを狭くすることで、熱交換後の熱の拡散の影響を小さくすることができる。従って、脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことができる。脱水素反応に対する熱の供給を効率的に行うことが可能となることにより、システム起動時から脱水素反応の開始までに要する時間を大幅に短くすることができる。更に、システム停止後に再び運転を開始する場合も、速やかに運転再開することが可能となる。更に、伝熱に係るエネルギーのロスを少なくすることができるため、システムの起動エネルギーを削減することができる。また、効率的な伝熱構造とすることで、リアクタ20を小さくすることが可能となる。
また、本実施形態に係る熱交換型有機ハイドライド脱水素システム1では、システム停止時において、高温ガス流路25A,25B,25Cへの高温ガスの供給が停止されると共にMCH流路24A〜24HへのMCHの供給が継続される(ステップS20)。これによって、余熱によるMCHの脱水素反応が継続して行われる。また、MCH流路24A〜24HへのMCHの供給が停止される(ステップS30)と共に、MCH流路24A〜24Hへの空気の供給が行われる(ステップS40)。これによって、脱水素触媒プレート21A〜21Dの触媒再生が行われる。このように余熱を用いた脱水素反応や触媒再生を行うことで、エネルギーを効率的に利用することができる。また、このようなシステム停止時におけるエネルギーの効率的な利用は、リアクタ20における熱供給を効率的に行い、熱供給に係るエネルギーのロスを削減できることによって可能となる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、リアクタ20の各プレートの積層枚数は限定されず、図2に示すものより、更に脱水素触媒プレート、伝熱プレート、仕切プレートを積層させてもよい。また、各プレートの積層パタンも図2に示すものに限定されない。例えば、積層方向の一方から他方へ向かって、高温ガス流路、伝熱プレート、MCH流路、脱水素触媒プレート、MCH流路、伝熱プレート、高温ガス流路という順番の積層パタンとしてもよい。あるいは、仕切プレートをなくし、積層方向において脱水素触媒プレートのみで挟まれるMCH流路を形成してもよい。
また、上述の実施形態においては、有機ハイドライド型水素ステーションとして、高温ガス及び電気を供給することのできる熱電供給機器8を適用した熱電供給型有機ハイドライドステーション100について説明したが、これに限定されない。すなわち、熱電供給機器に代えて電気を発生せずに高温ガスのみを供給することのできるガス加熱器を適用した有機ハイドライド型水素ステーションであってもよい。
1…熱交換型有機ハイドライド脱水素システム、8…熱電供給機器、11…制御装置(余熱脱水素手段、触媒再生手段)、20…リアクタ(反応器)、21A,21B,21C,21D…脱水素触媒プレート(板状の脱水素触媒)、22A,22B,22C,22D…伝熱プレート(板状部材)、23A,23B…仕切プレート(板状部材)、24A,24B,24C,24D,24E,24F,24G,24H…MCH流路(第一流路)、25A,25B,25C…高温ガス流路(第二流路)、100…熱電供給型有機ハイドライドステーション(有機ハイドライド型水素ステーション)。

Claims (6)

  1. 反応器で有機ハイドライドを脱水素する熱交換型有機ハイドライド脱水素システムであって、
    前記反応器は、
    板状の脱水素触媒と板状部材とを積層させることによって構成されると共に、
    互いに対向する前記板状の脱水素触媒と前記板状部材との間に形成され、前記脱水素触媒に沿って前記有機ハイドライドが流れる第一流路と、
    前記板状部材を介して前記第一流路と隣り合い、脱水素反応に対して熱を供給する流体が、前記脱水素反応に対して熱を供給することのできる温度とされた状態で供給されて流れる第二流路と、を有することを特徴とする熱交換型有機ハイドライド脱水素システム。
  2. 前記第二流路への前記流体の供給を停止すると共に前記第一流路への前記有機ハイドライドの供給を継続することによって、余熱による前記有機ハイドライドの脱水素を行う余熱脱水素手段と、
    前記第一流路への前記有機ハイドライドの供給を停止すると共に、前記第一流路への空気の供給を行うことによって、前記脱水素触媒の触媒再生を行う触媒再生手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の熱交換型有機ハイドライド脱水素システム。
  3. 前記反応器は、熱電供給機器から熱を供給されることを特徴とする請求項1または2記載の熱交換型有機ハイドライド脱水素システム。
  4. 前記熱電供給機器がSOFCまたはエンジン発電機であることを特徴とする請求項3記載の熱交換型有機ハイドライド脱水素システム。
  5. 前記有機ハイドライドがメチルシクロヘキサンであり、その脱水素化物がトルエンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の熱交換型有機ハイドライド脱水素システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の熱交換型有機ハイドライド脱水素システムを備える有機ハイドライド型水素ステーション。
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