JP5687315B2 - 液体供給装置、液体供給方法およびパワー半導体モジュール - Google Patents

液体供給装置、液体供給方法およびパワー半導体モジュール Download PDF

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Description

本発明は、液体を吐出するための吐出口が先端部に形成されたニードルと、発光部と受光部とを有する液面センサとを具備し、液面センサの発光部から照射された光が、ニードルからワークの凹部内に供給されて溜まった液体の液面によって反射され、その反射光が液面センサの受光部によって検出されるように構成された液体供給装置、液体供給方法およびその方法により製造されるパワー半導体モジュールに関する。
特に、本発明は、発光部と受光部とが一体型の液面センサを用いつつ、ニードルの先端部の吐出口からワークの凹部内への液体供給を実行しながら、ワークの凹部内に溜まった液体の液面が目標高さに到達したか否かを検出することができる液体供給装置、液体供給方法およびその方法により製造されるパワー半導体モジュールに関する。
従来から、液体を吐出するための吐出口が先端部に形成されたニードルと、発光部と受光部とを有する液面センサとを具備する液体供給装置が知られている。この種の液体供給装置の例としては、例えば特許文献1(特開2006−322896号公報)の図4等に記載されたものがある。
特許文献1の図4に記載された液体供給装置では、液面センサの発光部から照射された光が、ニードルからワークの凹部内に供給されて溜まった液体の液面によって反射され、その反射光が液面センサの受光部によって検出される。つまり、特許文献1の図4に記載された液体供給装置では、ワークの凹部内に溜まった液体の液面が目標高さに到達しているか否かを検出することができる。
ところで、特許文献1の図4に記載された液体供給装置では、ニードルからワークの凹部内への液体供給中に、ワークの凹部内に溜まった液体の液面が目標高さに到達したか否かを検出することができず、スループットを十分に向上させることができない。
特開2006−322896号公報
前記問題点に鑑み、本発明は、ニードルの先端部の吐出口からワークの凹部内への液体供給を実行しながら、ワークの凹部内に溜まった液体の液面が目標高さに到達したか否かを検出することができる液体供給装置、液体供給方法およびその方法により製造されるパワー半導体モジュールを提供することを目的とする。
詳細には、本発明は、発光部と受光部とが一体型の液面センサを用いつつ、ニードルの先端部の吐出口からワークの凹部内への液体供給を実行しながら、ワークの凹部内に溜まった液体の液面が目標高さに到達したか否かを検出することができる液体供給装置、液体供給方法およびその方法により製造されるパワー半導体モジュールを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、液体を吐出するための吐出口(103a1)が先端部(103a)に形成されたニードル(103)と、発光部(S1a)と受光部(S1b)とを有する第1液面センサ(S1)とを具備し、
第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内に供給されて溜まった液体の液面(LS)によって反射され、その反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されるように構成された液体供給装置(100)において、
発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を使用し、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を固定し、
ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を設定し、
それにより、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が高くなる内側部分(LS2a)と、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)とを有するリング状の隆起部分(LS2)であって、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とするリング状の隆起部分(LS2)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)に形成され、
ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)と受光部(S1b)とを、共に、第1照射位置(IP1)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達し、反射され、次いで、第1照射位置(IP1)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されることを特徴とする液体供給装置(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、発光部(S2a)と受光部(S2b)とが一体型の第2液面センサ(S2)を第1液面センサ(S1)とは別個に設け、
ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第2照射位置(IP2)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
第2照射位置(IP2)を、第1照射位置(IP1)からニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とする周方向に90°以上離間させて配置し、
第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)と受光部(S2b)とを、共に、第2照射位置(IP2)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光の照射と、第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)からの光の照射とを選択的に実行し、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第2照射位置(IP2)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置(IP2)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の受光部(S2b)によって検出されることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置(100)が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にニードル(103)の先端部(103a)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ(105)を設け、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給時にシャッタ(105)を退避位置(105a)に退避させ、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にシャッタ(105)をニードル(103)の先端部(103a)の真下の作動位置(105b)に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体供給装置(100)が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、液体を吐出するための吐出口(103a1)が先端部(103a)に形成されたニードル(103)と、発光部(S1a)と受光部(S1b)とを有する第1液面センサ(S1)とを具備し、
第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内に供給されて溜まった液体の液面(LS)によって反射され、その反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されるように構成された液体供給装置(100)の液体供給方法において、
発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を使用し、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を固定し、
ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を設定し、
それにより、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が高くなる内側部分(LS2a)と、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)とを有するリング状の隆起部分(LS2)であって、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とするリング状の隆起部分(LS2)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)に形成され、
ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)と受光部(S1b)とを、共に、第1照射位置(IP1)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達し、反射され、次いで、第1照射位置(IP1)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されることを特徴とする液体供給装置(100)の液体供給方法が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、発光部(S2a)と受光部(S2b)とが一体型の第2液面センサ(S2)を第1液面センサ(S1)とは別個に設け、
ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第2照射位置(IP2)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
第2照射位置(IP2)を、第1照射位置(IP1)からニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とする周方向に90°以上離間させて配置し、
第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)と受光部(S2b)とを、共に、第2照射位置(IP2)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光の照射と、第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)からの光の照射とを選択的に実行し、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第2照射位置(IP2)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置(IP2)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の受光部(S2b)によって検出されることを特徴とする請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にニードル(103)の先端部(103a)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ(105)を設け、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給時にシャッタ(105)を退避位置(105a)に退避させ、
ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にシャッタ(105)をニードル(103)の先端部(103a)の真下の作動位置(105b)に配置することを特徴とする請求項4又は5に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、ワーク(W)としてのパワー半導体モジュールの凹部(W2)内に、液体としてエポキシ樹脂またはゲル剤を供給するための請求項4〜6のいずれか一項に記載の液体供給方法により製造されるパワー半導体モジュールが提供される。
請求項1に記載の液体供給装置(100)では、液体を吐出するための吐出口(103a1)が先端部(103a)に形成されたニードル(103)と、発光部(S1a)と受光部(S1b)とを有する第1液面センサ(S1)とが設けられている。また、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内に供給されて溜まった液体の液面(LS)によって反射され、その反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出される。
詳細には、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、液体の液面(LS)からの反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されるように、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)および受光部(S1b)が配置されている。
ところで、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が液体の液面(LS)のうちのニードル(103)の中心軸線(103CL)上の位置に向かって照射される場合には、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が、ニードル(103)によって遮られてしまうか、あるいは、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)から吐出されて液面(LS)に向かって落下している液体によって遮られてしまう。つまり、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)まで到達することができない。その結果、当然のことながら、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出することはできない。
すなわち、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が液体の液面(LS)のうちのニードル(103)の中心軸線(103CL)上の位置に照射される場合には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給完了後であって、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)の近傍からニードル(103)を退避させた後でなければ、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出することができない。
つまり、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が液体の液面(LS)のうちのニードル(103)の中心軸線(103CL)上の位置に照射される液体供給装置では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中にワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出できないため、スループットが低下してしまう。
この問題点に鑑み、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から外れた位置に設定されている。
そのため、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出できるようにすることができる。
その結果、請求項1に記載の液体供給装置(100)によれば、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給完了後でなければワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出できない場合よりも、スループットを向上させることができる。
ところで、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時にニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも上側に位置する場合には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から外れた位置における液体の液面(LS)が概略水平面状になる。
また、ワーク(W)の凹部(W2)の上端開口(W2a)が比較的大きいワーク(W)に対してのみならず、ワーク(W)の凹部(W2)の上端開口(W2a)が比較的小さいワーク(W)に対しても液体供給装置(100)を適用可能にするためには、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)を、ニードル(103)の中心軸線(103CL)の比較的近傍に配置する必要がある。
つまり、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時にニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも上側に位置する場合であって、第1照射位置(IP1)をニードル(103)の中心軸線(103CL)の比較的近傍に配置する場合には、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)を、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を隔てて第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)の反対側に配置しなければならない。
すなわち、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時にニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも上側に位置する場合であって、第1照射位置(IP1)をニードル(103)の中心軸線(103CL)の比較的近傍に配置する場合には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給を実行しながら、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出できるようにしようとすると、第1液面センサ(S1)とニードル(103)との干渉を回避するために、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが分離している第1液面センサ(S1)を用いなければならず、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を用いることができない。
この問題点に鑑み、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を使用するために、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置が固定される。更に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置が設定されている。
それにより、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が高くなる内側部分(LS2a)と、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)とを有するリング状の隆起部分(LS2)であって、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とするリング状の隆起部分(LS2)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)に形成される。
更に、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)が、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定されている。
つまり、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)の第1照射位置(IP1)に到達する。
更に、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)と受光部(S1b)とが、共に、第1照射位置(IP1)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置されている。
詳細には、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達し、反射される。次いで、第1照射位置(IP1)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出される。
換言すれば、請求項1に記載の液体供給装置(100)によれば、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を用いつつ、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給を実行しながら、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出することができる。
ワーク(W)の形状および向きによっては、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凸部(W1)によって遮られてしまい、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達できない場合がある。
そのような場合には、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達できるようにするために、液体供給装置(100)に対するワーク(W)の向きを変更しなければならず、スループットが低下してしまう。
この問題点に鑑み、請求項2に記載の液体供給装置(100)では、発光部(S2a)と受光部(S2b)とが一体型の第2液面センサ(S2)が、第1液面センサ(S1)とは別個に設けられている。また、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第2照射位置(IP2)が、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定されている。更に、第2照射位置(IP2)が、第1照射位置(IP1)からニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とする周方向に90°以上離間して配置されている。
また、請求項2に記載の液体供給装置(100)では、第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)と受光部(S2b)とが、共に、第2照射位置(IP2)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置されている。更に、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光の照射と、第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)からの光の照射とが、選択的に実行される。
詳細には、請求項2に記載の液体供給装置(100)では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第2照射位置(IP2)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置(IP2)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の受光部(S2b)によって検出される。
換言すれば、請求項2に記載の液体供給装置(100)によれば、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達できない場合であっても、スループットを低下させることなく、第2液面センサ(S2)によって、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出することができる。
請求項1に記載の液体供給装置(100)では、上述したように、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置が設定されている。
つまり、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)が液体内に浸漬されている。
そのため、請求項1に記載の液体供給装置(100)では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後であって、ニードル(103)の先端部(103a)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体から引き上げられた時に、ニードル(103)の先端部(103a)に付着した液体が、不適切な場所に落下してしまうおそれがある。
この点に鑑み、請求項3に記載の液体供給装置(100)では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にニードル(103)の先端部(103a)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ(105)が設けられている。詳細には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給時にシャッタ(105)が退避位置(105a)に退避せしめられる。また、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にシャッタ(105)がニードル(103)の先端部(103a)の真下の作動位置(105b)に配置される。
そのため、請求項3に記載の液体供給装置(100)によれば、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中にニードル(103)の先端部(103a)に付着した液体が、液体供給後に不適切な場所に落下してしまうおそれを排除することができる。
請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、液体を吐出するための吐出口(103a1)が先端部(103a)に形成されたニードル(103)と、発光部(S1a)と受光部(S1b)とを有する第1液面センサ(S1)とが設けられている。また、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内に供給されて溜まった液体の液面(LS)によって反射され、その反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出される。
詳細には、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、液体の液面(LS)からの反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されるように、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)および受光部(S1b)が配置されている。
ところで、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が液体の液面(LS)のうちのニードル(103)の中心軸線(103CL)上の位置に向かって照射される場合には、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が、ニードル(103)によって遮られてしまうか、あるいは、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)から吐出されて液面(LS)に向かって落下している液体によって遮られてしまう。つまり、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)まで到達することができない。その結果、当然のことながら、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出することはできない。
すなわち、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が液体の液面(LS)のうちのニードル(103)の中心軸線(103CL)上の位置に照射される場合には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給完了後であって、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)の近傍からニードル(103)を退避させた後でなければ、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出することができない。
つまり、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光が液体の液面(LS)のうちのニードル(103)の中心軸線(103CL)上の位置に照射される液体供給装置では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中にワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出できないため、スループットが低下してしまう。
この問題点に鑑み、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から外れた位置に設定されている。
そのため、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出できるようにすることができる。
その結果、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法によれば、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給完了後でなければワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)からの反射光を第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出できない場合よりも、スループットを向上させることができる。
ところで、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時にニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも上側に位置する場合には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から外れた位置における液体の液面(LS)が概略水平面状になる。
また、ワーク(W)の凹部(W2)の上端開口(W2a)が比較的大きいワーク(W)に対してのみならず、ワーク(W)の凹部(W2)の上端開口(W2a)が比較的小さいワーク(W)に対しても液体供給装置(100)を適用可能にするためには、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)を、ニードル(103)の中心軸線(103CL)の比較的近傍に配置する必要がある。
つまり、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時にニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも上側に位置する場合であって、第1照射位置(IP1)をニードル(103)の中心軸線(103CL)の比較的近傍に配置する場合には、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)を、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を隔てて第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)の反対側に配置しなければならない。
すなわち、仮に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時にニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも上側に位置する場合であって、第1照射位置(IP1)をニードル(103)の中心軸線(103CL)の比較的近傍に配置する場合には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給を実行しながら、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出できるようにしようとすると、ニードル(103)との干渉を回避するために、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが分離している第1液面センサ(S1)を用いなければならず、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を用いることができない。
この問題点に鑑み、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を使用するために、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置が固定される。更に、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置が設定されている。
それにより、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が高くなる内側部分(LS2a)と、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)とを有するリング状の隆起部分(LS2)であって、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とするリング状の隆起部分(LS2)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)に形成される。
更に、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)が、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定されている。
つまり、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)の第1照射位置(IP1)に到達する。
更に、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)と受光部(S1b)とが、共に、第1照射位置(IP1)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置されている。
詳細には、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達し、反射される。次いで、第1照射位置(IP1)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出される。
換言すれば、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法によれば、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を用いつつ、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給を実行しながら、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出することができる。
ワーク(W)の形状および向きによっては、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凸部(W1)によって遮られてしまい、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達できない場合がある。
そのような場合には、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達できるようにするために、液体供給装置(100)に対するワーク(W)の向きを変更しなければならず、スループットが低下してしまう。
この問題点に鑑み、請求項5に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、発光部(S2a)と受光部(S2b)とが一体型の第2液面センサ(S2)が、第1液面センサ(S1)とは別個に設けられている。また、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第2照射位置(IP2)が、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定されている。更に、第2照射位置(IP2)が、第1照射位置(IP1)からニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とする周方向に90°以上離間して配置されている。
また、請求項5に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)と受光部(S2b)とが、共に、第2照射位置(IP2)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置されている。更に、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光の照射と、第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)からの光の照射とが、選択的に実行される。
詳細には、請求項5に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第2照射位置(IP2)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置(IP2)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の受光部(S2b)によって検出される。
換言すれば、請求項5に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法によれば、第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達できない場合であっても、スループットを低下させることなく、第2液面センサ(S2)によって、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出することができる。
請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、上述したように、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置が設定されている。
つまり、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)が液体内に浸漬されている。
そのため、請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後であって、ニードル(103)の先端部(103a)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体から引き上げられた時に、ニードル(103)の先端部(103a)に付着した液体が、不適切な場所に落下してしまうおそれがある。
この点に鑑み、請求項6に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法では、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にニードル(103)の先端部(103a)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ(105)が設けられている。詳細には、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給時にシャッタ(105)が退避位置(105a)に退避せしめられる。また、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にシャッタ(105)がニードル(103)の先端部(103a)の真下の作動位置(105b)に配置される。
そのため、請求項6に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法によれば、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中にニードル(103)の先端部(103a)に付着した液体が、液体供給後に不適切な場所に落下してしまうおそれを排除することができる。
本発明の別の態様であるパワー半導体モジュールによれば、発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の大1液面センサ(S1)を用いつつ、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)からパワー半導体モジュールの凹部(W2)内へのエポキシ樹脂またはゲル剤の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達したか否かを検出することができる。
第1の実施形態の液体供給装置100を右前側かつ上側から見た斜視図である。 第1の実施形態の液体供給装置100の一部の構成部品を概念的に示した概念図等である。 第1の実施形態の液体供給装置100の左側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、液体の液面LSとの関係等を概略的に示した図である。 図2(B)の一部の拡大図である。 図2(B)に示す例とは形状が異なるワークWに対して適用された第1の実施形態の液体供給装置100の前側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、ワークWと、液体の液面LSとの関係等を概略的に示した図である。 図5(A)の一部の拡大図である。
以下、本発明の液体供給装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の液体供給装置100を右前側かつ上側から見た斜視図である。図2〜図6は第1の実施形態の液体供給装置100の詳細を示した図である。詳細には、図2(A)は第1の実施形態の液体供給装置100の一部の構成部品を概念的に示した概念図である。図2(B)、図3(A)および図3(B)は第1の実施形態の液体供給装置100の一部を構成するニードル103と、液面センサS1,S2とワークセンサS3との関係を概略的に示した図である。
詳細には、図2(B)は第1の実施形態の液体供給装置100の前側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、ワークWと、液体の液面LSとの関係を概略的に示した図である。図3(A)は第1の実施形態の液体供給装置100の左側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、液体の液面LSとの関係を概略的に示した図である。図3(B)は第1の実施形態の液体供給装置100の上側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、液体の液面LSとの関係を概略的に示した図である。図4は図2(B)の一部の拡大図である。
図5(A)は図2(B)に示す例とは形状が異なるワークWに対して適用された第1の実施形態の液体供給装置100の前側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、ワークWと、液体の液面LSとの関係を概略的に示した図である。図5(B)は図5(A)に示す例のワークWに対して適用された第1の実施形態の液体供給装置100の上側から見た場合におけるニードル103と、液面センサS1,S2と、ワークセンサS3と、液体の液面LSとの関係を概略的に示した図である。図6は図5(A)の一部の拡大図である。
第1の実施形態の液体供給装置100(図1および図2(A)参照)では、液体を吐出するための吐出口103a1(図2(A)参照)が先端部103a(図2(A)参照)に形成されたニードル103(図2(A)参照)が設けられている。詳細には、第1の実施形態の液体供給装置100では、タンク101(図1および図2(A)参照)内の液体がポンプ(図示せず)によってピンチバルブ104(図2(A)参照)まで圧送される。ピンチバルブ104(図2(A)参照)によってホース(チューブ)102(図2(A)参照)が潰されている時には、液体がホース(チューブ)102(図2(A)参照)内を通過することができず、ニードル103(図2(A)参照)の先端部103a(図2(A)参照)の吐出口103a1(図2(A)参照)から液体が吐出されない。一方、ピンチバルブ104(図2(A)参照)によってホース(チューブ)102(図2(A)参照)が潰されていない時には、液体がホース(チューブ)102(図2(A)参照)内を通過することができ、ニードル103(図2(A)参照)の先端部103a(図2(A)参照)の吐出口103a1(図2(A)参照)から液体が吐出される。
第1の実施形態の液体供給装置100では、液体供給装置100(図1参照)によって支持可能な任意のワークW(図2(B)および図5(A)参照)の凹部W2(図2(B)および図5(A)参照)内に任意の液体を供給することができるが、図2〜図6に示す例では、例えば、ワークW(図2(B)および図5(A)参照)としてのパワー半導体モジュールの凹部W2(図2(B)および図5(A)参照)内に、液体としてエポキシ樹脂またはゲル剤が供給される。
更に、第1の実施形態の液体供給装置100では、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に供給された液体の液面LS(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)を検出するために、発光部S1a(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)と受光部S1b(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)とを有する液面センサS1(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)が設けられている。また、ワークW(図5(A)参照)の凹部W2(図5(A)参照)内に供給された液体の液面LS(図5(A)および図5(B)参照)を検出するために、発光部S2a(図3(A)、図5(A)および図5(B)参照)と受光部S2b(図3(A)および図5(B)参照)とを有する液面センサS2(図3(A)、図5(A)および図5(B)参照)が設けられている。更に、ワークW(図2(B)および図5(A)参照)の有無を検出するために、発光部S3a(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)と受光部S3b(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)とを有するワークセンサS3(図2(B)、図3(A)および図3(B)参照)が設けられている。
具体的には、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)に示すように、液面センサS1の発光部S1aから照射された例えばレーザー光、赤外光などのような光が、ニードル103からワークWの凹部W2内に供給されて溜まった液体の液面LSによって反射され、その反射光が液面センサS1の受光部S1bによって検出される。
詳細には、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)に示すように、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給中、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、液体の液面LSからの反射光が液面センサS1の受光部S1bによって検出されるように、液面センサS1の発光部S1aおよび受光部S1bが配置されている。
ところで、仮に、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)が目標高さTH(図2(B)参照)に到達する時に液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)からの光が液体の液面LS(図2(B)参照)のうちのニードル103(図2(B)参照)の中心軸線103CL(図2(B)参照)上の位置に向かって照射される場合には、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LSが目標高さTH(図2(B)参照)に到達する時に、液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)からの光が、ニードル103によって遮られてしまうか(吐出口103a1が液面LSより下側にある場合)、あるいは、ニードル103(図2(B)参照)の先端部103a(図2(B)参照)の吐出口103a1(図2(B)参照)から吐出されて液面LS(図2(B)参照)に向かって落下している液体によって遮られてしまう(吐出口103a1が液面LSより上側にある場合)。つまり、液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)から照射された光が、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)まで到達することができない。その結果、当然のことながら、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)が目標高さTH(図2(B)参照)に到達する時に、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)からの反射光を液面センサS1(図2(B)参照)の受光部S1b(図2(B)参照)によって検出することはできない。
すなわち、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)からの光が液体の液面LS(図2(B)参照)のうちのニードル103(図2(B)参照)の中心軸線103CL(図2(B)参照)上の位置に照射される場合には、ニードル103(図2(B)参照)からワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内への液体供給完了後であって、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)の近傍からニードル103(図2(B)参照)を退避させた後でなければ、ワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)からの反射光を液面センサS1(図2(B)参照)の受光部S1b(図2(B)参照)によって検出することができない。
つまり、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)からの光が液体の液面LS(図2(B)参照)のうちのニードル103(図2(B)参照)の中心軸線103CL(図2(B)参照)上の位置に照射される液体供給装置では、ニードル103(図2(B)参照)からワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内への液体供給中にワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)からの反射光を液面センサS1(図2(B)参照)の受光部S1b(図2(B)参照)によって検出できないため、スループットが低下してしまう。
この問題点に鑑み、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達する時に液面センサS1の発光部S1aから照射された光が到達する液体の液面LS上の位置である第1照射位置IP1が、ニードル103の中心軸線103CLから外れた位置に設定されている。
そのため、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)に示すように、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給中に、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSからの反射光を液面センサS1の受光部S1bによって検出できるようにすることができる。
その結果、第1の実施形態の液体供給装置100によれば、ニードル103(図2(B)参照)からワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内への液体供給完了後でなければワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)参照)からの反射光を液面センサS1(図2(B)参照)の受光部S1b(図2(B)参照)によって検出できない場合よりも、スループットを向上させることができる。
ところで、仮に、ワークW(図4参照)の凹部W2(図4参照)内に溜まった液体の液面LS(図4参照)が目標高さTH(図4参照)に到達した時にニードル103(図4参照)の先端部103a(図4参照)の吐出口103a1(図4参照)が液体の液面LS(図4参照)よりも上側(図4の上側)に位置する場合には、ニードル103(図4参照)からワークW(図4参照)の凹部W2(図4参照)内への液体供給中に、ニードル103(図4参照)の中心軸線103CL(図4参照)から外れた位置における液体の液面LS(図4参照)が概略水平面状になる(つまり、図4に示すような隆起部分LS2は形成されない)。
また、ワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)の上端開口W2a(図2(B)および図4参照)が比較的大きいワークW(図2(B)および図4参照)に対してのみならず、ワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)の上端開口W2a(図2(B)および図4参照)が比較的小さいワークW(図2(B)および図4参照)に対しても液体供給装置100(図2(B)および図4参照)を適用可能にするためには、ワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)および図4参照)が目標高さTH(図2(B)および図4参照)に到達する時に液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)から照射された光が到達する液体の液面LS(図2(B)および図4参照)上の位置である第1照射位置IP1(図2(B)および図4参照)を、ニードル103(図2(B)および図4参照)の中心軸線103CL(図2(B)および図4参照)の比較的近傍に配置する必要がある。
つまり、仮に、ワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)および図4参照)が目標高さTH(図2(B)および図4参照)に到達した時にニードル103(図2(B)および図4参照)の先端部103a(図2(B)および図4参照)の吐出口103a1(図2(B)および図4参照)が液体の液面LS(図2(B)および図4参照)よりも上側に位置する場合であって、第1照射位置IP1(図2(B)および図4参照)をニードル103(図2(B)および図4参照)の中心軸線103CL(図2(B)および図4参照)の比較的近傍に配置する場合には、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、液面センサS1(図2(B)参照)の受光部S1b(図2(B)参照)を、ニードル103(図2(B)および図4参照)の中心軸線103CL(図2(B)および図4参照)を隔てて液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)の反対側に配置しなければならない。
すなわち、仮に、ワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)および図4参照)が目標高さTH(図2(B)および図4参照)に到達した時にニードル103(図2(B)および図4参照)の先端部103a(図2(B)および図4参照)の吐出口103a1(図2(B)および図4参照)が液体の液面LS(図2(B)および図4参照)よりも上側に位置する場合であって、第1照射位置IP1(図2(B)および図4参照)をニードル103(図2(B)および図4参照)の中心軸線103CL(図2(B)および図4参照)の比較的近傍に配置する場合には、ニードル103(図2(B)および図4参照)からワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)内への液体供給を実行しながら、ワークW(図2(B)および図4参照)の凹部W2(図2(B)および図4参照)内に溜まった液体の液面LS(図2(B)および図4参照)が目標高さTH(図2(B)および図4参照)に到達したか否かを検出できるようにしようとすると、液面センサS1(図2(B)参照)とニードル103(図2(B)および図4参照)との干渉を回避するために、特許文献1の図4に記載された液体供給装置のように、発光部S1a(図2(B)参照)と受光部S1b(図2(B)参照)とが分離している液面センサS1(図2(B)参照)を用いなければならず、発光部S1a(図2(B)参照)と受光部S1b(図2(B)参照)とが一体型の液面センサS1(図2(B)参照)を用いることができない。
この問題点に鑑み、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)および図4に示すように、発光部S1a(図2(B)参照)と受光部S1b(図2(B)参照)とが一体型の液面センサS1(図2(B)参照)を使用するために、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給中に、ワークWに対するニードル103の相対位置が固定される(液体供給中以外の時には、ニードル103は3次元的に移動可能)。更に、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、ニードル103の先端部103aの吐出口103a1が液体の液面LSよりも下側に位置するように、液体供給中のワークWに対するニードル103の相対位置が設定されている。
それにより、第1の実施形態の液体供給装置100では、図4に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、ニードル103の中心軸線103CLから離れるに従って液体の液面LSが高くなる内側部分LS2a(図3(B)および図4参照)と、ニードル103の中心軸線103CLから離れるに従って液体の液面LSが低くなる外側部分LS2b(図3(B)および図4参照)とを有するリング状の隆起部分LS2(図3(B)および図4参照)であって、ニードル103(図3(B)参照)の中心軸線103CL(図3(B)参照)を中心とするリング状の隆起部分LS2(図3(B)参照)が、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSに形成される。
更に、第1の実施形態の液体供給装置100では、図4に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達する時に液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)から照射された光が到達する液体の液面LS上の位置である第1照射位置IP1が、隆起部分LS2の外側部分LS2bに設定されている。
つまり、第1の実施形態の液体供給装置100では、図4に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、液面センサS1(図2(B)参照)の発光部S1a(図2(B)参照)から照射された光が、液体の液面LSのリング状の隆起部分LS2の外側部分LS2bの第1照射位置IP1に到達する。
更に、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)および図3(B)に示すように、液面センサS1の発光部S1aと受光部S1bとが、共に、第1照射位置IP1を隔ててニードル103の中心軸線103CLの反対側に配置されている。
詳細には、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)に示すように、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給中、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、第1照射位置IP1よりもニードル103の中心軸線103CLから離れた位置に配置された液面センサS1の発光部S1aから照射された光が、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSのリング状の隆起部分LS2(図4参照)のうちの、ニードル103の中心軸線103CLから離れるに従って液体の液面LSが低くなる外側部分LS2b(図4参照)に設定された第1照射位置IP1に到達し、反射される。次いで、第1照射位置IP1からの反射光が、ニードル103の中心軸線103CLから離れる側に進み、第1照射位置IP1よりもニードル103の中心軸線103CLから離れた位置に配置された液面センサS1の受光部S1bによって検出される。
換言すれば、第1の実施形態の液体供給装置100によれば、図2(B)に示すように、発光部S1aと受光部S1bとが一体型の液面センサS1を用いつつ、ニードル103の先端部103aの吐出口103a1からワークWの凹部W2内への液体供給を実行しながら、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達したか否かを検出することができる。
図5(A)に破線で示すように、ワークWの形状および向きによっては、液面センサS1の発光部S1aから照射された光が、ワークWの凸部W1によって遮られてしまい、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSのリング状の隆起部分LS2(図3(B)参照)の外側部分LS2b(図3(B)参照)に設定された第1照射位置IP1(図3(B)参照)に到達できない場合がある。
そのような場合には、液面センサS1(図5(A)参照)の発光部S1a(図5(A)参照)から照射された光が、ワークW(図5(A)参照)の凹部W2(図5(A)参照)内に溜まった液体の液面LS(図5(A)参照)のリング状の隆起部分LS2(図3(B)参照)の外側部分LS2b(図3(B)参照)に設定された第1照射位置IP1(図3(B)参照)に到達できるようにするために、液体供給装置100(図5(A)参照)に対するワークW(図5(A)参照)の向きを図5(A)の左右逆向き変更しなければならず、スループットが低下してしまう。
この問題点に鑑み、第1の実施形態の液体供給装置100では、図3(A)および図5に示すように、発光部S2aと受光部S2bとが一体型の液面センサS2が、液面センサS1とは別個に設けられている。また、図5および図6に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達する時に液面センサS2の発光部S2aから照射された光が到達する液体の液面LS上の位置である第2照射位置IP2が、隆起部分LS2の外側部分LS2bに設定されている。更に、図3(B)および図5(B)に示すように、第2照射位置IP2(図5(B)参照)が、第1照射位置IP1(図3(B)参照)からニードル103の中心軸線103CLを中心とする周方向に90°以上離間して配置されている。
第1の実施形態の液体供給装置100では、図3(B)および図5(B)に示すように、第2照射位置IP2(図5(B)参照)が、第1照射位置IP1(図3(B)参照)からニードル103の中心軸線103CLを中心とする周方向に180°離間して配置されているが、第2の実施形態の液体供給装置100では、代わりに、第2照射位置IP2(図5(B)参照)を、第1照射位置IP1(図3(B)参照)からニードル103の中心軸線103CLを中心とする周方向に90°以上の任意の値だけ離間させて配置することも可能である。つまり、第2の実施形態の液体供給装置100では、液体供給装置100に適用されるワークWの形状のバリエーションに応じて、第2照射位置IP2(図5(B)参照)を、第1照射位置IP1(図3(B)参照)からニードル103の中心軸線103CLを中心とする周方向に90°以上の任意の値だけ離間させて配置することも可能である。
また、第1の実施形態の液体供給装置100では、図5(B)に示すように、液面センサS2の発光部S2aと受光部S2bとが、共に、照射位置IP2を隔ててニードル103の中心軸線103CLの反対側に配置されている。更に、図2(B)および図5(A)に示すように、液体供給装置100に適用されるワークWの形状に応じて、液面センサS1の発光部S1aからの光の照射と、液面センサS2の発光部S2aからの光の照射とが、選択的に実行される。すなわち、図2(B)に示す形状のワークWが液体供給装置100に適用される場合には、図2(B)に示すように、液面センサS1の発光部S1aから光が照射され、液面センサS2の発光部S2aからは光が照射されない。一方、図5(A)に示す形状のワークWが液体供給装置100に適用される場合には、図5(A)に示すように、液面センサS1の発光部S1aからは光が照射されず、液面センサS2の発光部S2aから光が照射される。
詳細には、第1の実施形態の液体供給装置100では、図5(A)に示すように、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給中、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、第2照射位置IP2(図5(A)および図5(B)参照)よりもニードル103(図5(A)および図5(B)参照)の中心軸線103CL(図5(A)および図5(B)参照)から離れた位置に配置された液面センサS2(図5(A)および図5(B)参照)の発光部S2a(図5(A)および図5(B)参照)から照射された光が、ワークW(図5(A)参照)の凹部W2(図5(A)参照)内に溜まった液体の液面LS(図5(A)および図5(B)参照)のリング状の隆起部分LS2(図5(B)および図6参照)のうちの、ニードル103(図5(B)および図6参照)の中心軸線103CL(図5(B)および図6参照)から離れるに従って液体の液面LS(図5(B)および図6参照)が低くなる外側部分LS2b(図5(B)および図6参照)に設定された第2照射位置IP2(図5(B)および図6参照)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置IP2(図5(B)参照)からの反射光が、ニードル103(図5(B)参照)の中心軸線103CL(図5(B)参照)から離れる側に進み、第2照射位置IP2(図5(B)参照)よりもニードル103(図5(B)参照)の中心軸線103CL(図5(B)参照)から離れた位置に配置された液面センサS2(図5(B)参照)の受光部S2b(図5(B)参照)によって検出される。
換言すれば、第1の実施形態の液体供給装置100によれば、液面センサS1(図5(A)参照)の発光部S1a(図5(A)参照)から照射された光が、ワークW(図5(A)参照)の凹部W2(図5(A)参照)内に溜まった液体の液面LS(図5(A)参照)のリング状の隆起部分LS2(図3(B)および図4参照)の外側部分LS2b(図3(B)および図4参照)に設定された第1照射位置IP1(図3(B)および図4参照)に到達できない場合であっても、スループットを低下させることなく、液面センサS2(図5(A)参照)によって、ワークW(図5(A)参照)の凹部W2(図5(A)参照)内に溜まった液体の液面LS(図5(A)参照)が目標高さTH(図5(A)参照)に到達したか否かを検出することができる。
第1の実施形態の液体供給装置100では、図3(A)および図5に示すように、発光部S2aと受光部S2bとが一体型の液面センサS2が、液面センサS1とは別個に設けられているが、例えば凸部W1(図5(A)参照)の出っ張りが小さいワークWのみが適用される第3の実施形態の液体供給装置100では、液面センサS1のみによってすべてのワークWに対応可能であるため、液面センサS2を省略することも可能である。
第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)および図5(A)に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、ニードル103の先端部103aの吐出口103a1が液体の液面LSよりも下側に位置するように、液体供給中のワークWに対するニードル103の相対位置が設定されている。つまり、第1の実施形態の液体供給装置100では、図2(B)および図5(A)に示すように、ワークWの凹部W2内に溜まった液体の液面LSが目標高さTHに到達した時に、ニードル103の先端部103aが液体内に浸漬されている。そのため、第1の実施形態の液体供給装置100では、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給後であって、ニードル103の先端部103aが、ワークWの凹部W2内に溜まった液体から引き上げられた時に、ニードル103の先端部103aに付着した液体が、不適切な場所に落下してしまうおそれがある。
この点に鑑み、第1の実施形態の液体供給装置100では、図1および図2(A)に示すように、ニードル103(図2(A)参照)からワークW(図2(B)参照)の凹部W2(図2(B)参照)内への液体供給後にニードル103(図2(A)参照)の先端部103a(図2(A)参照)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ105が設けられている。詳細には、図2(B)に示すようにニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給時に、図2(A)に実線で示すように、シャッタ105が退避位置105aに退避せしめられる。また、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給後に、図2(A)に破線で示すように、シャッタ105がニードル103の先端部103aの真下の作動位置105bに配置される。そのため、第1の実施形態の液体供給装置100によれば、ニードル103からワークWの凹部W2内への液体供給中にニードル103の先端部103aに付着した液体が、液体供給後に不適切な場所に落下してしまうおそれを排除することができる。
第4の実施形態では、上述した第1から第3の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
100 液体供給装置
101 タンク
102 ホース(チューブ)
103 ニードル
103a 先端部
103a1 吐出口
103CL 中心軸線
104 ピンチバルブ
105 シャッタ
105a 退避位置
105b 作動位置
S1,S2 液面センサ
S1a,S2a 発光部
S1b,S2b 受光部
S3 ワークセンサ
S3a 発光部
S3b 受光部
IP1,IP2 照射位置
W ワーク
W1 凸部
W2 凹部
W2a 上端開口
LS 液面
LS1 水平面状部分
LS2 隆起部分
LS2a 内側部分
LS2b 外側部分
TH 目標高さ

Claims (6)

  1. 液体を供給するための吐出口(103a1)が先端部(103a)に形成されたニードル(103)と、発光部(S1a)と受光部(S1b)とを有する第1液面センサ(S1)とを具備し、
    第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内に供給されて溜まった液体の液面(LS)によって反射され、その反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されるように構成された液体供給装置(100)において、
    発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を使用し、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を固定し、
    ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を設定し、
    それにより、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が高くなる内側部分(LS2a)と、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)とを有するリング状の隆起部分(LS2)であって、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とするリング状の隆起部分(LS2)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)に形成され、
    ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
    第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)と受光部(S1b)とを、共に、第1照射位置(IP1)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達し、反射され、次いで、第1照射位置(IP1)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されることを特徴とする液体供給装置(100)。
  2. 発光部(S2a)と受光部(S2b)とが一体型の第2液面センサ(S2)を第1液面センサ(S1)とは別個に設け、
    ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第2照射位置(IP2)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
    第2照射位置(IP2)を、第1照射位置(IP1)からニードル(103)の中心軸(103CL)を中心とする周方向に90°以上離間させて配置し、
    第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)と受光部(S2b)とを、共に、第2照射位置(IP2)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
    第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光の反射と、第2液面センサの発光部(S2a)からの光の反射とを選択的に実行し、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第2照射位置(IP2)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置(IP2)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の受光部(S2b)によって検出されることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置(100)。
  3. ニードル(103)からワーク(W)への凹部(W2)内への液体供給後にニードル(103)の先端部(103a)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ(105)を設け、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給時にシャッタ(105)を退避位置(105a)に退避させ、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にシャッタ(105)をニードル(103)の先端部(103a)の真下の作動位置(105b)に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体供給装置(100)。
  4. 液体を供給するための吐出口(103a1)が先端部(103a)に形成されたニードル(103)と、発光部(S1a)と受光部(S1b)とを有する第1液面センサ(S1)とを具備し、
    第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内に供給されて溜まった液体の液面(LS)によって反射され、その反射光が第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されるように構成された液体供給装置(100)の液体供給方法において、
    発光部(S1a)と受光部(S1b)とが一体型の第1液面センサ(S1)を使用し、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中に、ワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を固定し、
    ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の先端部(103a)の吐出口(103a1)が液体の液面(LS)よりも下側に位置するように、液体供給中のワーク(W)に対するニードル(103)の相対位置を設定し、
    それにより、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が高くなる内側部分(LS2a)と、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)とを有するリング状の隆起部分(LS2)であって、ニードル(103)の中心軸線(103CL)を中心とするリング状の隆起部分(LS2)が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)に形成され、
    ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第1照射位置(IP1)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
    第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)と受光部(S1b)とを、共に、第1照射位置(IP1)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第1照射位置(IP1)に到達し、反射され、次いで、第1照射位置(IP1)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第1照射位置(IP1)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第1液面センサ(S1)の受光部(S1b)によって検出されることを特徴とする液体供給装置(100)の液体供給方法。
  5. 発光部(S2a)と受光部(S2b)とが一体型の第2液面センサ(S2)を第1液面センサ(S1)とは別個に設け、
    ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達する時に第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が到達する液体の液面(LS)上の位置である第2照射位置(IP2)を、隆起部分(LS2)の外側部分(LS2b)に設定し、
    第2照射位置(IP2)を、第1照射位置(IP1)からニードル(103)の中心軸(103CL)を中心とする周方向に90°以上離間させて配置し、
    第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)と受光部(S2b)とを、共に、第2照射位置(IP2)を隔ててニードル(103)の中心軸線(103CL)の反対側に配置し、
    第1液面センサ(S1)の発光部(S1a)からの光の反射と、第2液面センサの発光部(S2a)からの光の反射とを選択的に実行し、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給中、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)が目標高さ(TH)に到達した時に、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の発光部(S2a)から照射された光が、ワーク(W)の凹部(W2)内に溜まった液体の液面(LS)のリング状の隆起部分(LS2)のうちの、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れるに従って液体の液面(LS)が低くなる外側部分(LS2b)に設定された第2照射位置(IP2)に到達し、反射され、次いで、第2照射位置(IP2)からの反射光が、ニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れる側に進み、第2照射位置(IP2)よりもニードル(103)の中心軸線(103CL)から離れた位置に配置された第2液面センサ(S2)の受光部(S2b)によって検出されることを特徴とする請求項4に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法。
  6. ニードル(103)からワーク(W)への凹部(W2)内への液体供給後にニードル(103)の先端部(103a)から落下する液体を受け止めるためのシャッタ(105)を設け、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給時にシャッタ(105)を退避位置(105a)に退避させ、
    ニードル(103)からワーク(W)の凹部(W2)内への液体供給後にシャッタ(105)をニードル(103)の先端部(103a)の真下の作動位置(105b)に配置することを特徴とする請求項4又は5に記載の液体供給装置(100)の液体供給方法。
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