JP5685618B2 - 高開口数結像に対して全反射を用いる反射屈折光学系 - Google Patents

高開口数結像に対して全反射を用いる反射屈折光学系 Download PDF

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Description

本発明は、一般に光学結像に関し、特に、高開口数結像に対して全反射を用いる反射屈折光学系に関する。反射屈折光学系は、特に、顕微鏡の対物レンズ系又はリソグラフィ投影系において産業上応用される。
顕微鏡、リソグラフィ投影系又は望遠鏡等の結像装置は、純粋な反射光学素子(purely catoptric optical element)、純粋な屈折光学素子(purely dioptric optical element)、あるいは反射光学素子及び屈折光学素子の組み合わせ(反射屈折光学素子(catadioptric optical element))を使用して物体の像を形成する。顕微鏡は、生体組織等のサンプル、半導体ウエハ上の異常又は材料の表面を観察するために対物光学系を使用する。リソグラフィ投影系は、半導体基板(ウエハ)の平面的な像面上にレチクル上のパターンの像を投影するために投影対物レンズを使用する。望遠鏡において、直径が人間の眼の瞳孔より大きい対物レンズにより、通常は観察できないような星等の遠方の点光源を見ることができるように充分な光を集めることができる。適切な像を生成するために、これらの器具は物体から反射された(又は透過された)充分な光を集め、像における細部を分離し、像を拡大し、人間の眼が細部を見えるようにするか又は光検出器が細部を解像できるようにする必要がある。
固定された物体距離に存在する微細な物体の細部と細部を分解する能力は、当該細部が物理的に互いに近接したフェーチャに対応するか(顕微鏡の場合のように)又は小さい角度で分離されるフェーチャに対応するか(望遠鏡の場合のように)に関係なく、器具の分解能により判定される。顕微鏡の分解能(R)は式(1)により与えられる。
・・・(1)
式中、λは使用される光の波長であり、NAは顕微鏡の物体空間の開口数であり、0.61はレイリーの基準から導出される。
従って、式(1)から、解像度Rは、波長λを短くするか又はNAを増加することにより向上される。波長λの短波化に関して、紫外線(UV)、深紫外線(DUV)、X線及び電子線放射の使用が顕微鏡技術及びリソグラフィにおける高分解能の応用例のために広範に研究されてきた。しかし、これらの応用例は非常に高価であるため、光学顕微鏡の場合のように可視スペクトル(約400〜700ナノメートルの波長)を使用する結像の必要性が増している。
従って、光学顕微鏡の大部分は、特定のNAの条件を満たすように設計された対物レンズを有する。NAは、微細な物体の細部と細部を分解するために充分な光を集める器具の能力により判定される。充分な光を集める能力に関して、顕微鏡のNAは式(2)により定義される。
・・・(2)
式中、Nは物体空間における媒体の屈折率であり、θは物体から射出する周辺光線と周辺光線が入射する面に対する垂線との間に形成される角度である(以下、θを「周辺角」と呼ぶ)。
従って、式(2)から、高いNA値を得るためには周辺光線の角度θ又は物体空間における媒体の屈折率Nのいずれかを大きくする必要がある。一般に当業者には既知であるように、顕微鏡の物体空間における媒体は空気又は浸漬液である。空気(N=1)が物体空間において使用される場合、NAの最大値は1より大きくならないが、物体空間が1より大きい屈折率の流体(N>1)で充填される場合、1より大きいNAが達成される。また、0.95より大きいNA値は通常は物体空間において浸漬液を使用することによってのみ達成されるという条件で、従来の光学顕微鏡の大部分はNA値が約0.08〜1.30の範囲である対物レンズを使用する。従って、NA値を更に増加するためには、物体空間における媒体に関係なく、周辺光線の角度θを増加する必要がある。しかし、これは収差を補正するための非常に複雑な光学的構成を必要とする。
特に、高NA値に対する多くの従来の光学設計は、光学収差を最小化するために反射屈折光学素子を使用する。例えば、米国特許第5,650,877号公報、国際公開第WO2008/101676号(本明細書において、WO2008/101676)、並びにGrey他による論文「A New Series of Microscope Objective: I.Catadioptric Newtonian Systems」、JOSA 39、No 9、719〜723ページ(1949年)(本明細書において、「Grey」)を参照。
米国特許第5,650,877号公報において、特別に構成された前面及び後面を有する反射屈折光学素子が基板上にレチクルの縮小像を投影するリソグラフィ縮小システムが開示されている。光学素子の後面は、凹反射面に包囲された中央開口を有する。前面は、部分反射面を有し、これは、光束の一部分を凹反射面に向けて透過し、中央開口を通る収束光路において、凹反射面により返された残りの光束の一部分を反射する。基板は開口と位置合わせされるため、高分解能で露光される。
WO2008/101676において、高屈折率透明材料から作成された反射屈折光学素子が物体側の第1の面及び第1の面と対向する第2の面を有するリソグラフィ投影系が開示されている。第2の面は、光軸の周囲の中央領域内の透過部分と、透過部分の周囲の範囲内の凹面反射部分とを有する。第1の面は、物体面からの放射を第2の面に向けて透過し且つ第2の面の反射部分により反射された放射の少なくとも一部分が第1の面の透過部分により第2の面の透過部分に向けて全反射されるように第2の面に対して方向付けられた透過範囲を有する。
Greyは、螢石又は石英・螢石から作成された先端固体レンズを有する顕微鏡対物レンズを開示している。レンズの物体側の面及び像側の面の双方は特定の領域上に反射被膜を含み、220〜540ナノメートルの波長で0.95より大きいNA値を達成し、収差が非常に少ない。
上述の背景の各参考文献に共通する1つの特徴は、光の一部分が中央領域を通過することを中央遮光部が阻止する反射屈折光学素子(COE)である先端光学素子である。一般に、阻止された照明の割合の特徴を示す遮光率は、以下の式(3)により定義される:
・・・(3)
式中、θは求められる遮光率を達成する最小角であり(以下、θを「最小遮光角」と呼ぶ)、θは式(2)で定義される周辺角である。従って、特定の閾値(例えば、25%)を超える中央遮光部は、像のコントラストを著しく低下し、光強度損失を引き起こし、結果として得られる像の品質を低下する。
米国特許第5,650,877号によると、中央遮光部は照明光束の大きさを制御することにより投影像の15%以下を阻止するように制限されてもよい。しかし、照明光束の大きさを制御することにより遮光は相対的に少なくなるが、本技術により相当のエネルギー損失が生じる。
それに対して、WO2008/101676により開示される反射屈折光学素子において、所望のレベルのNAを達成しつつ遮光を最小限にするために全反射(TIR)が使用される。図1は、WO2008/101676号により開示される反射屈折光学素子の概念を示す。
図1の左側は、互いに対向する第1の面11及び第2の面12を有する反射屈折レンズ10の側面図を示す。第1の面11は、第2の面12側から見た場合にほぼ凹面であり、第2の面12は略平面(平坦)である。略平面の第2の面12の平面図を図1の右側に示す。第1の面11は、光軸AXの周囲の中央領域内の透過部分と、透過部分の周囲の領域内の凹面反射部分とを有する。すなわち、透過部分及び凹反射部分は互いに同心である。第2の面12はほぼ透明であり、互いに同心であり且つ光軸AXを中心とする全反射(TIR)領域16及び透過領域17を有する。物体Oを照明する光線は、第1の面11の透過部分を通過し、最初に第2の面12に入射する。更に詳細には、臨界角θと周辺角θとの間の入射角を有する光線R2及びR3は、第2の面12のTIR領域16において全反射され、従って、第1の面11の反射部分に向けて反射される。その後、第1の面11の反射部分はこれらの光線を光線2’及びR3’として第2の面12に向けて進める。今回は光線R2’及びR3’の入射角が臨界角θより小さいため、光線R2’及びR3’は第2の面12のTIR領域16を通過して透過される。
それに対して、第1の面11の透過領域を通過して伝播し且つ臨界角θより小さい入射角(例えば、最小遮光角θ)で第2の面12の透過領域17に入射する光線R1は、第2の面12により反射される代わりに光線R1’として屈折される。屈折光線R1’は、中央遮光部又は視野開口絞りにより散乱又は遮断される場合ある。従って、臨界角θより小さい入射角θを有する光線R1は像形成に寄与しない。更に、物体O自体がそれに対して垂直に入射する光を遮断するため、光軸AXのすぐ周辺に存在する透過領域17は遮光される。従って、臨界角θより小さい入射角で透過領域17に入射する光線は、像のコントラストを低下させ、光強度損失を引き起こす場合がある。
更に、反射屈折光学素子10が上述の湾曲した反射面を含むため、色収差、ペッツヴァル湾曲及び位置合わせに関する他の問題が生じる。
特に波長の可視スペクトルにわたる色収差の補正は、特に困難である。当業者には既知であるように、顕微鏡は正のレンズであると考えられる。その意味で、正のレンズの屈折力は「補正不足の」軸上色収差として既知であるものを生じる。それを補償するために、特別に設計された光学系を顕微鏡の光学系内に追加することにより、過剰補正された軸上色収差が意図的に生成される。
像面湾曲は、考慮すべき別の結像の側面である。詳細には、一般にサンプルの像は平坦面を有するCCD(電荷結合素子)又はCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサ等のセンサにより取り込まれるため、センサが位置する平面において平坦な像が必要とされる。しかし、一般に、顕微鏡は正のレンズであると考えられるため、正のレンズの屈折力により内向きに湾曲した像面を有する像が生成される。結果として得られる像の湾曲は、ペッツヴァル湾曲として既知である。内向きのペッツヴァル湾曲を補償するために、特別に設計された光学素子を顕微鏡の光学系内に追加することにより、外向きに湾曲した像面が意図的に生成される。特に、凹面ミラーの使用は内向きのペッツヴァル湾曲を補償する効果的な方法として既知である。従って、収差補正のために、顕微鏡の対物光学系を最終的に形成するレンズ素子の数が大幅に増加することは明らかである。この光学素子数の大幅な増加の結果、光学系内が窮屈になり、位置合わせが困難になり、対物レンズ系が大型化することが多い。
従って、遮光が最小限であり、色収差及びペッツヴァル湾曲を補正し、必要以上の困難を伴わずに適切な位置合わせを可能にする対物光学系が必要とされる。
本発明の一態様によると、反射屈折光学系は、光軸に沿って物体の側から順に、第1の反射屈折光学部と、前記第1の反射屈折光学部との間に空間を有するように配置された第2の反射屈折光学部と、レンズ群と、を備え、前記第1の反射屈折光学部は、凹面正反射領域および透過領域を有する第1の物体側面と、第1の透過領域及び前記第1の透過領域を包囲する全反射領域を有する第1の像側面とを含み、前記第2の反射屈折光学部は、凸面正反射領域を有する第2の物体側面と、凹面正反射領域を有する第2の像側面とを含み、前記物体からの光線は、前記第1の像側面、前記第1の物体側面、前記第2の像側面、前記第2の物体側面、にて順に反射される。
本発明の実施形態は、遮光、色収差及びペッツヴァル湾曲の補正に関する問題を有利に解決し、必要以上の困難を伴わずに適切な位置合わせを可能にする。
本発明の更なる特徴は、添付の図面を参照して例示的な実施形態の以下の説明を読むことにより明らかになるだろう。
従来の反射屈折光学素子の関連する部分を示す図である。 本発明の一実施形態に係る4重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び1つの中間像を含む反射屈折光学系を示す図である。 本発明に係る第1の反射屈折光学ユニットを示す側面図及び平面図である。 本発明に係る第2の反射屈折光学ユニットを示す側面図及び平面図である。 本発明に係る第1の反射屈折光学ユニット及び第2の反射屈折光学ユニットにおける例示的な光線追跡を示す図である。 本発明の一実施形態に係る6重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び1つの中間像を含む反射屈折光学系を示す図である。 本発明の一実施形態に係る6重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び2つの中間像を含む反射屈折光学系を示す図である。 本発明の一実施形態に係る8重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び2つの中間像を含む反射屈折光学系を示す図である。
添付の図面を参照して、本発明に係る実施形態を以下に説明する。以下に説明する種々の図面において、各図面の左側を前側又は物体側と呼び、その反対側(右側)を後側又は像側と呼ぶ。従って、本明細書中で使用するように、結像対象の物体が配置される光学素子(レンズ又はミラー)側を光学素子の「物体面側」、「物体側」又は「前側」と言い換え可能である。また、像が形成される光学素子側を光学素子の「像面側」、「像側」又は「後側」と言い換え可能である。
図2は、反射屈折光学系20の例示的な一実施形態を示す。光学系20は、一般に、物体側から像側に光軸AXに沿って順に一列に並べられた(軸アライメント)、第1の反射屈折光学ユニットCG1、第2の反射屈折光学ユニットCG2及びレンズ群LGを含む。第1の反射屈折光学ユニットCG1は単一の反射屈折光学素子(COE)100で構成され、第2の反射屈折光学ユニットCG2は反射屈折光学素子(COE)200を含む。第2の反射屈折光学ユニットCG2は、第1の反射屈折光学ユニットCG1に近接して(短い距離をおいて)且つそれと軸アライメントされて配置されるのが好ましい。第1の反射屈折光学ユニットCG1と第2の反射屈折光学ユニットCG2との間の離間距離は、CG1とCG2との間に隙間(空隙)を残すか又は光学的に透明な物質(例えば、ガラス)の略平行な部品を挿入することにより実現されるブロックBKにより判定される。あるいは、ブロックBKは光学フィルタ又は位相板等に対応してもよい。尚、CG1とCG2との間の離間距離は、位置合わせを容易にするのに役立つ。詳細には、CG1の像側の面及びCG2の物体側の面が略平坦である場合、それらの間に透明なブロックBK(又は空隙)を配置することにより、これらの2つの精巧な光学面の直接接触が回避され、それらの位置合わせが更に容易になる。物体から射出した光がCG1内で全反射により反射されるようにするために、CG1とCG2との間の空間は屈折率がCG1の屈折率より低い媒体(物質)で充填される必要がある。特に、空間が空気である場合、CG1のTIR領域における全反射に対する臨界角は減少される。これは、遮光率も減少されることを意味する。
動作において、反射屈折光学系20は、物体面OPに位置する物体Oの像IMを像面IPにおいて形成するように構成される。像面IPは、CCDセンサ又はCMOSセンサ等の固体画像センサSの画像面に対応してもよい。反射屈折光学系20は、リソグラフィ投影系の場合のように、物体面Oと像面IPとを入れ替えて逆向きで動作することもできる。
図3は、第1の反射屈折光学ユニットCG1を詳細に示す図であり、図4は、第2の反射屈折光学ユニットCG2を詳細に示す図である。図3に示すように、COE100の湾曲した物体側の面101(正面図)の平面図を図面の最左部分に示し、COE100の平坦な像側の面102(背面図)の平面図を図面の最右部分に示す。COE100の側面図を図面の中央部分に示す。詳細には、図3は、互いに対向する物体側の面101及び像側の面102を有するCOE100を示す。像側の面102は湾曲しない略平坦(平面的)な面である。物体側の面101は湾曲面であり、軸に対して対称な(軸対称の)球面又は非球面形状を有してもよい。図3において、像側の面102側から見た場合、物体側の面101は凹面である。
図3に示すように、物体側の面101は、光軸AXを中心とする円形透過部分130(物体側透過部分)と円形透過部分130の周囲の軸対称の範囲内の反射部分120(物体側反射部分)とを含む。光軸AXを中心とする円形透過部分130は光学的に透明な(透過)領域であり、光軸AX上に配置され且つ物体面OPに位置する物体Oから射出した光を透過するために用いられる。第1の面101の少なくとも反射部分120は、その像側に対して凹面である湾曲形状を有する。物体側の面101の反射部分120は、内側(内部)凹面ミラーと考えられるものを形成するために高反射材料の膜で被覆されるのが好ましい。すなわち、反射部分120は第1のミラーM1として用いられるCOE100の外側領域内の領域であり、円形透過部分130は光軸AXを同心とし且つ反射被覆膜で被覆されない領域である。オプションとして、透過領域130は、物体Oから第2の面102への光線の透過を増加するために反射防止被膜(膜)で被覆されてもよい。
COE100の像側の面102は、光軸AXを中心とする中央透過領域170(像側透過部分)と、中央透過領域170の周囲の回転対称の範囲内の環状反射領域150(像側反射部分)と、環状反射領域150の周囲の回転対称の領域内の全反射(TIR)領域110(像側TIR部分)とを含む。少なくとも中央透過領域170及びTIR領域110は、どんな反射被覆も有さない透明な面であるため、所定の入射角で入射する光を透過する。環状反射領域150は、高反射材料で像側の面102の領域を被覆するか又は何らかの従来の既知の処理により正反射性にされるのが好ましい。更に詳細には、図3に示すように、環状反射領域150(斜線領域)は、中央透過領域170の周囲の回転対称の範囲内であり且つTIR領域110内である正反射膜で被覆された像側の面102の領域を含む。すなわち、環状反射領域150は、TIR領域110の反射機能を光軸AXに向けて拡張(拡大)するために用いられる。
環状反射領域150を形成する正反射膜は、例えばアルミニウム及び銀等の金属膜、あるいは異なる材料から作成された多層膜から選択される。反射膜の厚さは、例えば数十ナノメートルと数百マイクロメートルとの間で選択されてもよい。更に詳細には、反射膜の厚さ及び材料は、使用される光の波長に従って選択されてもよい。COE100の材料は、例えばクラウンガラス、フリントガラス、異常分散ガラス、溶解石英、螢石等、並びにそれらの等価物及び組み合わせから選択可能である。従って、COE100は、平凸レンズとして成形され且つ少なくとも片側に内部正反射面を有する透明材料(例えば、ガラス)から作成された固体レンズであると考えられる。
COE100、特に環状反射領域150の構造及び機能に関する更なる詳細は、本出願の譲受人により本出願と同時に出願され且つ本明細書に参照により組み込まれる米国特許出願「CATADIOPTRIC OPTICAL ELEMENT AND OPTICAL SYSTEM INCLUDING SAME」(代理人整理番号2000−11321−CINC)において見られる。
次に図4を参照して、第2の反射屈折光学ユニットCG2を説明する。本実施形態において、第2の反射屈折光学ユニットCG2は反射屈折光学素子(COE)200を含み、これは1つ以上の部分(例えば、結合された反射素子及び屈折素子)から作成される固体光学素子として実現されてもよい。物体側から像側(図4の左から右)に見た場合、COE200は、互いに対向する物体側の面201及び像側の面202を有する。
COE200の像側の面202は、光軸AXを中心とする円形透過部分270(像側透過部分)と、円形透過部分270の周囲の回転対称の範囲内の反射部分210(像側反射部分)とを含む。反射部分210は、何らかの既知の処理により銀めっきを施されるか又は正反射性にされる。従って、反射部分210はミラーM2と考えられる。
物体側の面201は、光軸AXを中心とする円形内部反射部分230(物体側内部反射部分)と、円形反射部分230の周囲の回転対称の範囲内の透過部分220(物体側透過部分)とを含む。物体側の面201の少なくとも反射部分230は、その像側に対して凸面である(像側の面202に対して凸面である)湾曲形状を有する。すなわち、反射部分230は、実際は光軸AXを中心とし且つ像側の面202に対向する内部凸面ミラーM3である。透過部分220は平坦であるのが好ましく、どんな被膜も有さない。あるいは、特定の実施形態において、透過部分220は非球面又は球面の湾曲面を含む(その場合、曲率半径は反射領域230の曲率半径よりはるかに大きい)。更に、オプションとして、透過部分220は光透過率を向上するために反射防止材料で被覆されてもよい。すなわち、図4に示すように、本実施形態において、第2の反射屈折光学ユニットCG2は基本的に、物体側の面201上の内部正反射領域230及び像側の面202上の内部正反射領域210を有する単一の反射屈折光学素子(COE200)から構成される。図5に示すように、像側の反射領域210を凹面ミラーM2と呼び、物体側の反射領域230を凸面ミラーM3と呼ぶ。
次に物体面OPから像面IPへの光路(図2を参照)を考慮すると、物体Oから射出した光が複数回反射されて物体面OPから像面IPへ進む場合、光軸AXに沿って物体面OPに配置された物体Oの像IMは像面IPにおいて取得される。当業者には既知であるように、多重反射は光学系の全長を最小化する一方で、光学系の総焦点距離、開口数及び倍率を大幅に増加する。しかし、これは遮光率が大きく且つ収差が増大された光学系設計につながる。しかし、本出願において、適切に構成された場合、反射屈折光学素子の適切な組み合わせにより負の色収差が正の色収差をオフセットする(相殺する)ことができ、それと同時に、正のペッツヴァル湾曲が負のペッツヴァル湾曲を相殺する。更に詳細には、本明細書中で使用されるように、用語「オフセットする」又は「相殺する」は、誤差、異常又は望ましくない効果の抑制、無効化、平衡させるための補償、オフセットを行うために、何かを無効にする動作を示すことを意図する。従って、明細書及び特許請求の範囲において、第1の値が第2の値により実質的に無効にされる場合、第1の値は第2の値により「相殺される」と考えられる。更に、本明細書において開示されるように、屈折面及び反射面の適切な組み合わせは、遮光率を減少し、NAを増加し且つ光学系の位置合わせを容易にするという利点を有する。従って、本出願の残りの部分において、光路に含まれる反射数に基づいて実施形態の種々の例を説明する。そのために、各正反射面をミラーMiと呼ぶ(「i」は、光が物体面OPから像面IPに進む方向において数えた正反射面の順番に対応する正の整数である)。
<4重反射型反射屈折系>
図2〜図5に示すように、物体Oから射出された光線は、物体側透過領域130を通過して第1の反射光学ユニットCG1に入射し、COE100の像側の面102に入射する。入射光線は像側の面102において第1の反射が発生する。これは全反射によるものであるが、環状反射領域が像側の面102上に提供される場合は正反射される。いずれの場合も、像側の面102から、入射光線は物体側反射部分120(ミラーM1とも呼ぶ)に向けて反射され、そこで像側に向けて反射され、像側の面102を通過して射出する。物体側の面101の形状設計に依存して、光線は像側の面102を通過して光軸AXに対して略平行に射出する。
引き続き図3を参照すると、像側の面102上のTIR領域110は、臨界角θより大きく且つ周辺角θ以下である入射角で入射した光線R2及びR3を反射する(全反射により)ように構成される。更に、臨界角θ以下であり且つ最小遮光角θ以上である入射角で入射した光線R1及びR2を正反射するために環状反射領域150が提供される。物体側の面101上の反射部分120(ミラーM1とも呼ぶ)は、光線を像側の面102のTIR領域110に向けて反射するように構成される。このように、本発明においては図1の従来技術と異なり、周辺角θより小さく且つ最小遮光角θより大きい入射角で像側の面102に入射する光線R1〜R4の全てが像形成に寄与する。従って、第1の反射屈折光学ユニットCG1の構造は、非常に高いNA値での結像、向上された像のコントラスト及び最適な光強度を可能にするために役立つことが理解される。
次に、像側の面102のTIR領域110を通過して射出すると、光線はCOE200に進む。詳細には、図5に示すように、光線がCOE100のTIR領域110から射出し且つCOE200の透過領域220を通過して第2の反射屈折光学ユニットCG2に入射する場合、入射光線はCOE200の湾曲した像側反射領域210(ミラーM2)により第3の反射が発生する。その後、光線は、COE200の物体側反射面230(ミラーM3)に向けて反射される。この時、光線は第4の反射が発生する。すなわち、反射ミラーM3は、光軸AXに沿って像側の面202に向けて光線を反射する。
図2に示すように、像側の面202の透過領域270を通過して射出する際、レンズ群LGは最初に、第1の中間像面IMP1上に光線を集束させて中間像IIM1を形成する。以降、中間像IIM1は、レンズ群LGの残りの部分に対する物体として用いられ、像面IPにおいて最終像IMを形成する。
引き続き図2〜図5を参照すると、物体側の面101の反射部分120(凹面ミラーM1)は、外向きのペッツヴァル湾曲を生成する。しかし、光が第1の反射屈折光学ユニットCG1(COE100)から射出して第2の反射屈折光学ユニットCG2(COE200)に入射し且つ最初の波長に対するCG1の屈折率がCG2の屈折率と同一である場合、COE100の像側の面102の形状がCOE200の物体側の面201の形状と略同一であり且つCG1とCG2との間の空間が非常に小さいため、単色収差は殆ど生じない。更に詳細には、COE100の像側の面102上のTIR領域110の形状(平坦形状)はCOE200の物体側の面201上の透過部分220の形状(平坦形状)と略同一である。更に、COE100の像側の面102上のTIR領域110は、COE200の物体側の面201上の透過部分220に対して略平行である。このように、CG1の材料(例えば、ガラス)がCG2の材料と同一である場合、色収差は殆ど生じない。更に詳細には、像側の面102の形状が透過部分220の形状と同一である場合、220により生成される収差の符号は102により生成される収差の符号と逆である。更に、CG1とCG2との間の距離が短いため102における光線の高さが220における高さと同一であるため、102による収差量は220による収差量と同一である。それでもなお、外向きのペッツヴァル湾曲がCOE200に入射する光線に依然として存在する。その後、光線は、凹面ミラーM2により凸面ミラーM3に向けて収束されるように後向きに反射される。今度は、凹面ミラーM2が外向きのペッツヴァル湾曲を更に追加する。その後、凸面ミラーM3は中間像面IMP1に光線を集束させ、中間像IIM1を形成する。凸面ミラーM3は、凹面ミラーM1及びM2により生成された外向きのペッツヴァル湾曲を補償するのに充分な内向きのペッツヴァル湾曲を有利に生成する。その後、レンズ群LGは像面IPにおいて最終像IMを生成する。製造及び位置合わせを容易にするために、レンズ群LGは反射屈折光学ユニットCG1及びCG2とは別にレンズ群LG内でどんな収差も補償するように設計されるのが好ましい。
<6重反射型反射屈折系>
本明細書において開示される本発明によると、2種類の6重反射型反射屈折系が存在する。一方は1つの中間像を有し、他方は2つの中間像を有する。
図6は、本発明の一実施形態に係る6重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び1つの中間像を含む反射屈折光学系60を示す。図6に示すように、反射屈折光学系60は、物体側から像側に光軸AXに沿って順に一列に並べられた(軸アライメント)第1の反射屈折光学ユニットCG1、第2の反射屈折光学ユニットCG2、第3の反射屈折光学ユニットCG3及びレンズ群LGを含む。
当業者には理解されるように、反射屈折光学系60における反射屈折光学ユニットCG1及びCG2は、図2〜図5を参照して上述した対応する反射屈折光学ユニットと略同様である。従って、不必要な反復を避けるために、上述した図中符号を有する要素を再度説明しない。例えば図6において、反射屈折光学系60の第1の反射屈折光学ユニットCG1は図2の反射屈折光学系20のCG1と基本的に同一である。同様に、図6の第2の反射屈折光学ユニットCG2は図2の反射屈折光学系20のCG2と同様である。しかし、図6に示すように、第2の反射屈折光学ユニットCG2は凹面ミラーM2及び凸面ミラーM3から構成されてもよく、あるいは反射光学素子及び屈折光学素子の他の組み合わせから構成されてもよい。尚、凹面ミラーM2は光軸AXと位置合わせされた中央領域を中心とする屈折(透過)部分を含む。第3の反射屈折光学ユニットCG3は、CG3の像側及び物体側の正反射面をそれぞれ提供する2つのマンギンミラーM4及びM5により形成される。更に詳細には、CG3の物体側において、第1のマンギンミラーは像側に対して凸面である正反射面を提供する。CG3の像側において、第2のマンギンミラーは物体側に対して凹面である正反射面を提供する。
次に物体面OPから像面IPへの光路を参照すると、図6の光学系60において、光路は以下のように存在する。光線は、上記の図2〜図5を参照して上述した4重反射型反射屈折系と同様の方法で物体面OPから中間像面IMP1に伝播する。従って、上述のように、光学系の最初の4つの反射は中間像面IMP1において第1の中間像IIM1を形成するために用いられる。
その後、中間像IIM1からの光線は第1のマンギンミラーM5の透過領域を通過して像側に向けて進み、第2のマンギンミラーM4の正反射面に到達する。マンギンミラーM4に入射した光線は第5の反射が発生し、物体側に向けて後向きに反射され(収束されるように)、第1のマンギンミラーM5の正反射領域(外側領域内)に到達する。その後、光線は第1のマンギンミラーM5の正反射領域において第6の反射が発生し、マンギンミラーM5により反射された後、光線はマンギンミラーM4の透過部分(反射被膜で被覆されない領域)を通過して透過される。マンギンミラーM4から射出すると、レンズ群LGは像面IP上に光線を集束して最終像IMを形成する。従って、光学系60の最初の4つの反射により中間像面IMP1において形成された中間像IIM1は、第3の反射屈折光学ユニットCG3及びレンズ群LGにより結像される物体として用いられると言うことができる。
図6の反射屈折光学系60において、CG1及びCG2は色収差を無視できるレベルまで実質的に最小化するように設計され、ミラーM1、M2及びM3はそれぞれ、外向きのペッツヴァル湾曲、外向きのペッツヴァル湾曲及び内向きのペッツヴァル湾曲を生成するように設計されるのが有利である。従って、4重反射型反射屈折系20を参照して上述したように、第1の反射屈折光学ユニットCG1及び第2の反射屈折光学ユニットCG2は各収差を実質的に補償できる。更に、反射屈折系60において、凹面マンギンミラーM4は外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、凸面マンギンミラーM5は内向きのペッツヴァル湾曲を生成する。このように、ミラーM4及びM5のペッツヴァル湾曲は互いに補償して、ペッツヴァル湾曲又は色収差が実質的に存在しない最終像IMを生成すると考えられる。凸面ミラーM5が過剰な内向きのペッツヴァル湾曲を生成する場合、レンズ群LGはミラーM4により補償されないペッツヴァル湾曲を補償するのに充分な外向きのペッツヴァル湾曲を生成するように設計可能である。この逆も成立する。すなわち、凹面ミラーM4が過剰な外向きのペッツヴァル湾曲を生成する場合、レンズ群LGはミラーM5により補償されないペッツヴァル湾曲を補償するのに充分な内向きのペッツヴァル湾曲を生成するように設計可能である。
図7は、本発明の一実施形態に係る6重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び2つの中間像を含む反射屈折光学系70を示す。図7に示すように、反射屈折光学系70は、物体側から像側に光軸AXに沿って順に一列に並べられた(軸アライメント)、第1の反射屈折光学ユニットCG1、第2の反射屈折光学ユニットCG2、第3の反射屈折光学ユニットCG3及びレンズ群LGを含む。
図7において、反射屈折光学系70の第1の反射屈折光学ユニットCG1は図2の反射屈折光学系20のCG1と基本的に同一である。同様に、図7の第2の反射屈折光学ユニットCG2は図2の反射屈折光学系20のCG2と同様であってもよい。あるいは、図7において、第2の反射屈折光学ユニットCG2は凹面ミラーM2及び凸面ミラーM3から構成されてもよい。凹面ミラーM2は、光軸AXと位置合わせされた中央領域を中心とする透過部分を含むのが好ましい。第3の反射屈折光学ユニットCG3は、反射屈折光学ユニットCG3の像側及び物体側にそれぞれ存在する一対の正反射ミラーM4及びM5により形成される。尚、図6の反射屈折光学系60と異なり、図7の反射屈折光学系は物体Oの最終像IMを形成するために2つの中間像を生成する。
更に詳細には、図7の反射屈折光学系70において、物体面OPから像面IPへの光路は6つの反射を含み、各反射はミラーM1〜M6の各正反射面において提供される。物体Oから第1の中間像面IMP1への光線路は図1〜図5を参照して上述した4重反射型反射屈折系の光線路と同様であり、第1の中間像IIM1は第1の中間像面IMP1において形成される。図7の反射屈折光学系の1つの顕著な特徴は、第1の中間像面IMP1がミラーM2とミラーM3との間に位置し、すなわち、第2の反射屈折光学ユニットCG2内に位置することである。第2の中間像面は、第3の反射屈折光学ユニットCG3の像側に位置する。従って、第1の中間像IIM1からの光線はミラーM2及びミラーM5の各透過セクション(空洞又は非反射領域)を通過する。従って、第1の中間像IIM1に対応する光線は、最初にミラーM4により物体側に向けて反射される。その後、この光線はミラーM5により像側に向けて反射され、それにより光線はミラーM4の透過セクション(空洞又は非反射領域)を通過する。ミラーM4を通過して射出する際、光線は第2の中間像面IMP2上に集束され、第2の中間像IIM2を形成する。この場合、第2の中間像IIM2はレンズ群LGに対する物体として用いられ、レンズ群LGは像面IPにおいて最終像IMを形成する。
図7の反射屈折光学系70において、CG1及びCG2は色収差を無視できるレベルまで実質的に最小化するように設計され、ミラーM1、M2及びM3はそれぞれ、外向きのペッツヴァル湾曲、外向きのペッツヴァル湾曲及び内向きのペッツヴァル湾曲を生成するように設計されるのが有利である。従って、4重反射型反射屈折系20を参照して上述したように、第1の反射屈折光学ユニットCG1及び第2の反射屈折光学ユニットCG2は各収差を実質的に補償できる。更に、反射屈折系70において、凹面ミラーM4は外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、凹面ミラーM5は更なる外向きのペッツヴァル湾曲を生成する。この場合、ミラーM4及びM5のペッツヴァル湾曲は互いに累積されるため、ペッツヴァル湾曲が実質的に存在しない最終像IMを生成するために、レンズ群LGはミラーM4及びM5の累積された外向きのペッツヴァル湾曲を補償するのに十分な内向きのペッツヴァル湾曲を生成するために使用される。
<8重反射型反射屈折系>
図8は、本発明の一実施形態に係る8重反射を行う複数の反射屈折光学ユニット及び2つの中間像を含む反射屈折光学系80を示す。図8において、反射屈折光学系80は、物面OPから像面IPへの順序で光軸AXに沿って一列に並べられた(軸アライメント)第1の反射屈折光学ユニットCG1、第2の反射屈折光学ユニットCG2、第3の反射屈折光学ユニットCG3、第4の反射屈折光学ユニットCG4及びレンズ群LGを含む。
図8において、反射屈折光学系80の第1の反射屈折光学ユニットCG1、第2の反射屈折光学ユニットCG2及び第3の反射屈折光学ユニットCG3はそれぞれ、図6の反射屈折光学系70のCG1、CG2及びCG3と基本的に同一である。従って、簡潔にするために重複する説明を省略する。図7の反射屈折光学系70と同様に、図8の反射屈折光学系80は、第1の中間像面IMP1及び第2の中間像面IMP2において2つの中間像IIM1及びIIM2をそれぞれ生成して、物体Oの最終像IMを形成する。
更に詳細には、物体面OPから第2の中間像面IMP2への光線路は図7を参照して上述した6重反射型反射屈折系の光線路と同様であり、第2の中間像IIM2は第3の反射屈折光学ユニットG3の像側の第2の中間像面IMP2において形成される。図8において、更なる(第4の)反射屈折光学ユニットCG4が正反射ミラーM6及びマンギンミラーM7により形成される。ミラーM6は物体側に対して凹面であるが、マンギンミラーM7は光学系80の像側に対して凸面である反射面を有する。
図8において、第2の中間像IIM2は、第4の反射屈折光学ユニットCG4及びレンズ群LGに対する物体として用いられる。詳細には、第2の中間像面IMP2からの光線は最初にミラーM7の透過セクション(空洞又は非反射領域)を通過し、ミラーM6により物体側に向けて反射される。その後、この光線はミラーM7により像側に向けて反射され、光線はミラーM6の透過セクション(空洞又は非反射領域)を通過する。ミラーM6を通過して射出する際、光線はレンズ群LGにより最終像面IP上に集束され、最終像IMを形成する。
図8の反射屈折光学系80において、CG1及びCG2は、色収差を無視できるレベルまで実質的に最小化するように設計され、ミラーM1、M2及びM3はそれぞれ、外向きのペッツヴァル湾曲、外向きのペッツヴァル湾曲及び内向きのペッツヴァル湾曲を生成するように設計されるのが有利である。更に、図7と同様に、図8の凹面ミラーM4及びM5は累積される外向きのペッツヴァル湾曲を生成する。更に、反射屈折系80において、ミラーM6は更なる外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、凸面ミラーM7は内向きのペッツヴァル湾曲を生成する。ミラーM7の内向きのペッツヴァル湾曲は、M4、M5及びM6の累積された外向きのペッツヴァル湾曲を完全に補償できると考えられる。しかし、ミラーM4、M5及びM6の累積されたペッツヴァル湾曲が凸面ミラーM7により完全に補償されない場合、レンズ群LGは、必要に応じて外向き又は内向きのいずれかのペッツヴァル湾曲を生成するように設計可能である。図8に示す例において、レンズ群LGは、ミラーM4〜M7により生成されたペッツヴァル湾曲を完全に補償するのに十分な外向きのペッツヴァル湾曲を生成するのが好ましい。
表1は、図2、図6、図7及び図8をそれぞれ参照して上述した各反射屈折光学系20、60、70及び80により提供されるペッツヴァル湾曲を補正する機能の概要を示す。
ペッツヴァル湾曲の補正の概要
表1から、各反射屈折光学ユニットが外向きのペッツヴァル湾曲及び内向きのペッツヴァル湾曲をオフセットする(相殺する)方法が理解される。例えば図2に対応する光学系20において、凹面ミラーM1及びM2により提供される外向きの(負の)ペッツヴァル湾曲の和はミラーM3の内向きの(正の)ペッツヴァル湾曲により相殺される(詳細は図5を参照)。同じ分析が図6、図7及び図8に当てはまる。
表2は、図2、図6、図7及び図8をそれぞれ参照して上述した各反射屈折光学系20、60、70及び80により提供される軸上色収差を補正する機能の概要を示す。
軸上色収差の補正の概要
表2は、図2に対応する光学系20において、第1の反射屈折光学ユニットCG1の負の色収差が第2の反射屈折光学ユニットCG2により生成された正の軸上色収差によりオフセットされる(相殺される)ことを示す。更に、図6、図7及び図8にそれぞれ対応する光学系60、70及び80に対して、レンズ群LGは必要に応じて負又は正の軸上色収差を提供するように特別に設計可能である。
このように、上記で開示した反射屈折光学系の種々の例は理論上の限界に近い像を生成できることが容易に明らかであり、このことはこれまで発明者に知られていなかった。
図2、図6、図7又は図8の光学系20、60、70及び80をそれぞれ使用した場合に取得される像の品質の概要を以下の表3に示す。
光学系の特徴及び像の品質の概要
<数値例>
図2、図6、図7及び図8においてそれぞれ示した反射屈折光学系20、60、70及び80を表す数値例1〜に対応するデータを次に説明する。本明細書中で提示される各数値例において、参照指標「i」(i=1、2、3...)は、参照指標「i」(i=1、2、3...)は、光学系における物体面OPから像面IPへの面の順序を示す。これを前提として、「半径」データRiはi番目の曲率半径(i番目の平面における)に対応し、厚さTiはi番目の面と(i+1)番目の面との間の軸上距離又は空間を示し、符号ndi及びνdiはそれぞれ、フラウンホーファーd線に対するi番目の光学素子の材料の屈折率及びアッベ数を示す。ndi及びνdiに対するデータを有さない面番号は、この面番号が空気の空間を表すことを示す。半径R=1.00E+18(式中、1E+Xは1×10+Xに等しい)は、略無限の半径、すなわち平坦面を示す。更に、各数値例において、物体Oは第1の光学面の物体側で物体面OPに位置し且つ且つ光軸AX上に位置すると仮定する。すなわち、物体Oは光学系と軸方向に位置合わせされると仮定する。開口絞りSTOは、物体空間が略テレセントリックであると考えられるように物体Oから相対的に離れた距離に位置すると仮定する。詳細には、物体空間テレセントリック系(すなわち、事実上無限遠に位置する射出瞳を有する光学系)を形成するために、開口絞りSTOは光学系の前焦点に位置すると考えられる。本明細書において、射出瞳が物体面OPから少なくとも100,000mm離れた距離に位置する場合、射出瞳は事実上無限遠に位置すると言う。各数値例において、物体Oは第1の光学素子の屈折率に一致する屈折率を有する流体に浸漬されると考えられる。非球面が存在する場合、面番号の隣りに追加されたアスタリスク(「*」)によりこれを示す。
各非球面において、円錐定数をkで示す(kは円錐面を記述する数字であり、球面の場合は0であり、放物面の場合は−1であり、何らかの回転円錐を記述する場合は他の数値を用いる)。非球面の多項式の次数係数をA、B、C、D、E、F、G、J...で示す。これらはそれぞれ、4次係数、6次係数、8次係数、10次係数、12次係数、14次係数及び16次係数を示す。面の頂点を基準として光軸から高さhの位置における光軸方向の変位をzで示す。非球面における変位は以下に示す式(6)に基づく。
・・・(6)
数値例1(図2の光学系20に対応する)。数値例2(図6の光学系60に対応する)。数値例3(図7の光学系70に対応する)
数値例1の光学素子のデータ
数値例1の非球面係数
数値例2の光学素子のデータ
数値例2の非球面係数
数値例3の光学素子のデータ
数値例3の非球面係数
例示的な実施形態を参照して本発明の種々の態様を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されないことが理解されるべきである。以下の特許請求の範囲の範囲は、そのような変更、並びに等価の構造及び機能の全てを含むように広範に解釈されるべきである。

Claims (18)

  1. 光軸に沿って物体の側から順に、第1の反射屈折光学部と、前記第1の反射屈折光学部との間に空間を有するように配置された第2の反射屈折光学部と、レンズ群と、を備え、
    前記第1の反射屈折光学部は、凹面正反射領域および透過領域を有する第1の物体側面と、第1の透過領域及び前記第1の透過領域を包囲する全反射領域を有する第1の像側面とを含み、
    前記第2の反射屈折光学部は、凸面正反射領域を有する第2の物体側面と、凹面正反射領域を有する第2の像側面とを含み、
    前記物体からの光線は、前記第1の像側面、前記第1の物体側面、前記第2の像側面、前記第2の物体側面、にて順に反射されることを特徴とする反射屈折光学系。
  2. 前記第2の反射屈折光学部は、前記第2の物体側面からの光線により前記物体の第1の中間像を形成し、
    前記レンズ群は、前記第1の中間像に基づいて前記物体の最終像を形成することを特徴とする請求項1に記載の反射屈折光学系。
  3. 前記第1の像側面は、前記第1の透過領域を包囲する環状正反射領域を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の反射屈折光学系。
  4. 前記物体からの光線のうち、前記全反射領域に入射する光線は全反射され、前記環状正反射領域に入射する光線は正反射されることを特徴とする請求項3に記載の反射屈折光学系。
  5. 前記全反射領域は略平坦な形状を有し、
    前記第2の物体側面は、前記凸面正反射領域を包囲する略平坦な形状の第2の透過領域を有し、
    前記第1の像側面及び前記第2の物体側面は、前記全反射領域と前記第2の透過領域とが互いに略平行となるように、互いに対向して配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の反射屈折光学系。
  6. 前記第2の反射屈折光学部と前記レンズ群との間に配置された第3の反射屈折光学部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の反射屈折光学系。
  7. 前記第3の反射屈折光学部は、光軸に沿って前記物体の側から順に第1のマンギンミラー及び第2のマンギンミラーを含み、
    前記第2の物体側面からの光線は、前記第2のマンギンミラー及び前記第1のマンギンミラーにて順に反射されることを特徴とする請求項6に記載の反射屈折光学系。
  8. 前記第1のマンギンミラーは像側に対して凸面である湾曲した第1の反射面を含み、前記第2のマンギンミラーは前記物体の側に対して凹面である湾曲した第2の反射面を含み、
    前記レンズ群は、前記第1の反射面にて反射された光線により前記物体の最終像を形成することを特徴とする請求項7に記載の反射屈折光学系。
  9. 前記第2の反射屈折光学部は、前記第3の反射屈折光学部の前記物体の側に前記第1の中間像を形成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の反射屈折光学系。
  10. 前記第3の反射屈折光学部は、光軸に沿って前記物体の側から順に、像側に対して凹面である第1の正反射ミラーと前記物体の側に対して凹面である第2の正反射ミラーとを含み、
    前記第2の物体側面からの光線は、前記第2の正反射ミラー及び前記第1の正反射ミラーにて順に反射されることを特徴とする請求項6に記載の反射屈折光学系。
  11. 前記第2の反射屈折光学部は、前記第2の物体側面と前記第2の像側面との間に前記第1の中間像を形成し、
    前記第3の反射屈折光学部は、前記第1の中間像に基づいて前記第3の反射屈折光学部の像側に第2の中間像を形成し、
    前記レンズ群は、前記第2の中間像に基づいて前記物体の最終像を形成することを特徴とする請求項10に記載の反射屈折光学系。
  12. 前記第3の反射屈折光学部と前記レンズ群との間に配置された第4の反射屈折光学部を更に備えることを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の反射屈折光学系。
  13. 前記第4の反射屈折光学部は、光軸に沿って前記物体の側から順に物体側マンギンミラー及び像側正反射ミラーを含み、
    前記第3の反射屈折光学部からの光線は、前記像側正反射ミラー及び物体側マンギンミラーにて順に反射されることを特徴とする請求項12に記載の反射屈折光学系。
  14. 前記物体側マンギンミラーは像側に対して凸面である湾曲した物体側反射面を含み、前記像側正反射ミラーは前記物体の側に対して凹面である湾曲した像側反射面を含み、
    前記レンズ群は、前記像側反射面にて反射された光線により前記物体の最終像を形成することを特徴とする請求項13に記載の反射屈折光学系。
  15. 前記第1の物体側面における前記凹面正反射領域は外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記第2の像側面における前記凹面正反射領域は外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記第2の物体側面における前記凸面正反射領域は内向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記外向きのペッツヴァル湾曲の和は前記内向きのペッツヴァル湾曲により相殺されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の反射屈折光学系。
  16. 前記第2のマンギンミラーは外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記第1のマンギンミラーは内向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記レンズ群は外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記外向きのペッツヴァル湾曲の和は前記内向きのペッツヴァル湾曲により相殺されることを特徴とする請求項7又は8に記載の反射屈折光学系。
  17. 前記第2の正反射ミラーは外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記第1の正反射ミラーは外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記レンズ群は内向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記外向きのペッツヴァル湾曲の和は前記内向きのペッツヴァル湾曲により相殺されることを特徴とする請求項10又は11に記載の反射屈折光学系。
  18. 前記像側正反射ミラーは外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記物体側マンギンミラーは内向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記レンズ群は外向きのペッツヴァル湾曲を生成し、
    前記外向きのペッツヴァル湾曲の和は前記内向きのペッツヴァル湾曲により相殺されることを特徴とする請求項13又は14に記載の反射屈折光学系。
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