JP5685035B2 - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子の製造方法に関する。
従来、サファイア基板のc面上にn型層、発光層、p型層及び電極をこの順に配置する半導体発光素子が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。特許文献1に記載された半導体発光素子は、p型層として、Siドープのn−GaN層が用いられており、p型層に接合するように、主要構成材料がパラジウムである電極が形成されている。
特開平11−177134号公報
ところで、近年、パラジウム電極が窒化ガリウム系半導体層に接合するように形成された半導体発光素子の発光特性を充分に発揮させる観点から、パラジウム電極における電圧降下や発熱を抑制することが求められている。このような観点から、窒化ガリウム系半導体層とパラジウム電極との接触抵抗は低く保持されることが好ましい。これに対し、本発明者は、半導体発光素子の製造に際して、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面に接合するようにパラジウム電極を形成すると、窒化ガリウム系半導体層の極性主面(例えばc面({0001}面))に接合するようにパラジウム電極を形成した場合と比較して、窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極を高温状態に保持した場合において窒化ガリウム系半導体層とパラジウム電極との接触抵抗が増加し易いことを見出した。
本発明は、上記課題を解決しようとするものであり、窒化ガリウム系半導体層に接合するようにパラジウム電極が形成された半導体発光素子において窒化ガリウム系半導体層とパラジウム電極との接触抵抗の増加を抑制することが可能な半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、窒化ガリウム系半導体層に接合するようにパラジウム電極が形成された半導体発光素子の製造に際して、窒化ガリウム系半導体層とパラジウム電極とが高温状態に保持されると、窒化ガリウム系半導体層中のガリウムがパラジウム電極中へ拡散することにより、窒化ガリウム系半導体層とパラジウム電極との間に高抵抗の界面が形成され、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを見出した。さらに、本発明者は、接触抵抗の劣化速度が温度に対してアレニウス式に従って変化することを見出すと共に、アレニウス式から導かれる所定の式を満たすように窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極の処理温度及び処理時間を調整することにより上記課題を解決可能であることを見出した。
すなわち、本発明に係る半導体発光素子の製造方法は、半導体基板の一方面上に活性層と、半極性主面を有する窒化ガリウム系半導体層とを順に配置する工程と、パラジウム電極を半極性主面に接合するように形成して基板生産物を形成する工程と、窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極を処理する処理工程と、を備え、処理工程において、窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極は、下記式(1)で表される条件を満たすように温度T(K)の状態で時間t(分)保持される。

(式中、αは16870であり、αは30.35〜30.55である)
本発明に係る半導体発光素子の製造方法では、処理工程において、式(1)で表される条件を満たすように窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極が温度T(K)の状態で時間t(分)保持されることにより、窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極が高温状態に長時間保持されることが抑制され、窒化ガリウム系半導体層中のガリウムがパラジウム電極中へ拡散することが抑制される。これにより、窒化ガリウム系半導体層とパラジウム電極との間に高抵抗の界面が形成されることが抑制されることとなり、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを抑制することができる。
式(1)における温度Tは373.15〜473.15Kであることが好ましく、時間tは1〜100分であることが好ましい。これらの場合、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを更に抑制することができる。
処理工程は、半導体基板の他方面をドライエッチングする工程を含んでいてもよい。この工程では、半導体基板からの伝熱等により窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極が処理されて温度T(K)の状態になる。本発明に係る半導体発光素子の製造方法では、このようなドライエッチングする工程において窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極の温度T(K)及び時間t(分)を式(1)で表される条件を満たすように調整する。この場合、本発明に係る半導体発光素子の製造方法は、処理工程の後に、半導体基板の他方面に電極を形成する工程を更に備えていてもよい。
本発明に係る半導体発光素子の製造方法は、処理工程の前に、基板生産物を劈開してレーザバーを形成する工程を更に備えていてもよい。この場合、処理工程は、レーザバーの端面に多層膜を形成する工程を含んでいてもよい。この工程では、半導体基板からの伝熱等により窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極が処理されて温度T(K)の状態になる。本発明に係る半導体発光素子の製造方法では、このような多層膜を形成する工程において窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極の温度T(K)及び時間t(分)を式(1)で表される条件を満たすように調整する。
窒化ガリウム系半導体層の半極性主面は、窒化ガリウム系半導体のc軸に直交する面(c面{0001}面))から窒化ガリウム系半導体のm軸方向に傾斜していることが好ましい。この場合、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを更に抑制することができる。
窒化ガリウム系半導体層の半極性主面のm軸方向への傾斜角度は、63°以上80°未満であることが好ましい。この場合、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを更に抑制することができる。
ところで、パラジウム電極とp型不純物を含有する窒化ガリウム系半導体層とが接合していると、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が特に増加し易い。一方、本発明に係る半導体発光素子の製造方法では、窒化ガリウム系半導体層がp型不純物を含有している場合であっても、処理工程において、式(1)で表される条件を満たすように窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極が温度T(K)の状態で時間t(分)保持されることにより、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを抑制することができる。
窒化ガリウム系半導体層は、GaN、AlGaN、InGaN及びInAlGaNのいずれかを含有することが好ましい。この場合、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを更に抑制することができる。
本発明によれば、窒化ガリウム系半導体層の半極性主面とパラジウム電極との接触抵抗が増加することを抑制することができる。このような本発明によれば、パラジウム電極における電圧降下や発熱を抑制することが可能であり、半導体発光素子の発光特性を充分に発揮することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す模式断面図である。 加熱試験における加熱時間と接触抵抗との関係を示すグラフである。 熱処理前後の窒化ガリウム系半導体層(GaN層)/パラジウム電極界面近傍の濃度プロファイルである。 熱処理後の窒化ガリウム系半導体層(GaN層)/パラジウム電極界面近傍のSEM写真である。 熱処理後の窒化ガリウム系半導体層(GaN層)/パラジウム電極界面近傍のSEM写真である。 加熱温度と所定の接触抵抗に達するまでの許容時間との関係を示すグラフである。 加熱温度の逆数(1/T)と接触抵抗の劣化速度kの常用対数(logk)との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す斜視図である。
以下、本発明に係る半導体発光素子の製造方法の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、可能な場合には同一要素には同一符号を用いる。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
本実施形態に係る半導体レーザ(半導体発光素子)の製造方法は、積層体形成工程、マスク形成工程、積層体エッチング工程、表面電極形成工程、裏面加工工程、裏面エッチング工程(第1の処理工程)、裏面電極形成工程、電極パッド形成工程、劈開工程、反射防止膜形成工程(第2の処理工程)、レーザ試験工程及びチップ化工程をこの順に備える。裏面エッチング工程及び反射防止膜形成工程では、それぞれの工程の加熱対象からの伝熱等により窒化ガリウム系半導体層及びパラジウム電極が処理されて高温状態に保持される。
(積層体形成工程)
積層体形成工程では、まず、図1(a)に示す半導体基板10を準備する。半導体基板10は、GaN等の窒化ガリウム系半導体によって形成されている。半導体基板10は、互いに対向する表面(一方面)10aと裏面(他方面)10bとを有しており、半導体基板10の表面10aは半極性を示す。半導体基板10の表面10a上にエピタキシャル成長する半導体層(後述するn型半導体層12、活性層14、光ガイド層16、p型半導体層(窒化ガリウム系半導体層)18)の表面は、表面10aの結晶方位を引き継ぐ傾向がある。そのため、半導体基板10の表面10aの結晶方位は、p型半導体層18の表面18sとして得ることを目的とする結晶方位に調整されている。
次に、例えば有機金属気相成長法(MOVPE)によって半導体基板10の表面10a上にn型半導体層12、活性層14、光ガイド層16、p型半導体層18をこの順に表面10aの法線方向にエピタキシャル成長させて積層体20を得る。
n型半導体層12は、半導体基板10の表面10a上に設けられており、一又は複数の窒化ガリウム系半導体層から構成されている。n型半導体層12は、例えば半導体基板10上にn型GaN層12a(厚さ:1.1μm)、n型In0.03Al0.14GaN層12b(厚さ:1.2μm)、n型GaN層12c(厚さ:0.250μm)、n型In0.025GaN層12d(厚さ:0.115μm)がこの順に積層されて形成されている。
n型半導体層12は、n型不純物を含有している。n型不純物としては、例えばSiが挙げられる。n型GaN層12a、n型In0.03Al0.14GaN層12b、n型GaN層12c、n型In0.025GaN層12dのそれぞれの不純物濃度は、例えば3×1018/cm、2×1018/cm、2×1018/cm、5×1017/cmである。
活性層14は、n型半導体層12上に設けられており、例えば単一量子井戸構造(SQW)や多重量子井戸構造(MQW)を有する。本実施形態において活性層14は、アンドープIn0.30GaN等の窒化ガリウム系半導体からなる単一量子井戸構造を有している。活性層14の厚さは、例えば3nmである。
光ガイド層16は、活性層14上に設けられており、アンドープIn0.025GaN等の窒化ガリウム系半導体によって形成されている。光ガイド層16の厚さは、例えば0.075μmである。
p型半導体層18は、光ガイド層16を介して活性層14上に設けられており、一又は複数の窒化ガリウム系半導体層から構成されている。p型半導体層18を構成する窒化ガリウム系半導体層は、窒化ガリウム系半導体を含有する層であり、窒化ガリウム系半導体からなる層であることが好ましい。窒化ガリウム系半導体としては、GaN、AlGaN、InGaN及びInAlGaNのいずれかが好ましい。
p型半導体層18は、例えば半導体基板10上にp型GaN層18a(厚さ:0.020μm)、p型In0.025GaN層18b(厚さ:0.050μm)、p型GaN層18c(厚さ:0.250μm)、p型In0.03Al0.14GaN層18d(厚さ:0.400μm)、p型GaN層18e(厚さ:0.050μm)がこの順に積層されて形成されている。
p型半導体層18は、p型不純物を含有している。p型不純物としては、例えばMgが挙げられる。p型GaN層18a、p型In0.025GaN層18b、p型GaN層18c、p型In0.03Al0.14GaN層18d、p型GaN層18eのそれぞれの不純物濃度は、例えば1×1019/cm、3×1018/cm、3×1018/cm、7×1018/cm、3×1020/cmである。
(マスク形成工程)
マスク形成工程では、積層体20上にエッチングマスクを形成する。すなわち、まず、図1(b)に示すように、例えば電子ビーム(EB)蒸着法によって、Al膜22(厚さ:0.10μm)及びTi膜24(厚さ:0.010μm)をこの順に積層体20上の全面に形成する。なお、以下の図面においては、積層体20の構成の詳細な図示を場合により省略する。
次に、図1(c)に示すように、例えばCVD法によって、エッチングマスクのための絶縁層26をTi膜24上の全面に形成する。絶縁層26は、絶縁性シリコン化合物からなり、例えばSiO膜である。絶縁層26の厚さは、例えば1.2μmである。
続いて、絶縁層26の一部を覆うレジスト膜28を形成する。具体的には、絶縁層26上の全面にレジスト膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてこのレジスト膜を露光・現像することにより、所望のパターンを有するレジスト膜28を形成する。各レジスト膜28は、半導体基板10の表面10aに沿った所定方向に延びている。この所定方向は、半導体レーザにおける光導波方向となる。レジスト膜28は、この所定方向と直交する方向に複数配列されており、例えばストライプ構造を有している。各レジスト膜28の線幅は、例えば2.0μmである。
次に、レジスト膜28を介して絶縁層26に対しドライエッチングを施すことにより、Ti膜24の一部を覆うマスク26a(例えば、厚さ:1.2μm、線幅:2.0μm)を形成する。エッチャントとしては、例えばCHFガスが用いられる。さらに、レジスト膜28及びマスク26aを介してAl膜22及びTi膜24に対しドライエッチングを施すことにより、図2(a)に示すように、積層体20の表面の一部を覆うAl膜22a及びTi膜24aを形成する。エッチャントとしては、例えばClガスが用いられる。
続いて、図2(b)に示すように、例えばOとCFの混合ガスを用いたアッシングによってレジスト膜28を除去する。
(積層体エッチング工程)
積層体エッチング工程では、マスク形成工程で得られたエッチングマスクを介して、p型半導体層18をエッチングによって所定の深さまで除去することにより、p型半導体層18の表面18s側に、リッジ形状を有する複数のリッジ部30を形成する。すなわち、例えば誘導結合型プラズマ(ICP)によるドライエッチングを施すことにより、図2(c)に示すように、p型GaN層18eにおけるAl膜22aにより被覆されていない部分を除去した後、厚さ0.150μmの層状部が残存するように、p型In0.03Al0.14GaN層18dにおけるAl膜22aにより被覆されていない部分を除去する。エッチャントとしては、例えばClガスが用いられる。
各リッジ部30は、半導体レーザにおける光導波方向となる方向に延びていると共に、半導体レーザにおける光導波方向と直交する方向に複数配列されて例えばストライプ構造を有している。上記積層体エッチング工程により、p型In0.03Al0.14GaN層18dには、半導体基板10の表面10aの全面を覆うように表面10a上に形成された層状部と、層状部上に形成され、リッジ部30の一部を構成する隆起部とが形成されており、各リッジ部30は、p型GaN層18eと、p型In0.03Al0.14GaN層18dの隆起部とにより構成されている。各リッジ部30の線幅は例えば2.0μmであり、各リッジ部30の高さは例えば0.300μmである。
p型半導体層18の表面18sを構成するリッジ部30の頂面30aは、半導体基板10の表面10aと同じ結晶方位を有している。頂面30aは、半極性を示しており、例えば、窒化ガリウム系半導体のc軸に直交する面から窒化ガリウム系半導体のm軸方向に傾斜している。頂面30aのm軸方向への傾斜角度は、リッジ部30の頂面30aとパラジウム電極38との接触抵抗が増加することを更に抑制する観点から、63°以上80°未満が好ましく、70°以上80°未満がより好ましく、71°以上79°以下が更に好ましい。
次に、例えばICPによるドライエッチングを施すことにより、図3(a)に示すように、Al膜22aの側面を選択的にエッチングする。これにより、Al膜22aの側面が後退し、Ti膜24a及びマスク26aからなる庇が形成される。エッチャントとしては、例えばClガスが用いられる。
続いて、図3(b)に示すように、例えば電子ビーム蒸着法によって、リッジ部30を除く積層体20上に絶縁層32をリッジ部30の側面が埋まるように形成する。この場合、絶縁層32はマスク26a上にも形成される。絶縁層32は、絶縁性シリコン化合物からなり、例えばSiO膜である。
次に、例えばICPによるドライエッチングを施すことにより、図3(c)に示すように、Al膜22aを除去し、Al膜22a上に積層されていたTi膜24a、マスク26a及び絶縁層32を除去する。エッチャントとしては、例えばClガスが用いられる。
(表面電極形成工程)
表面電極形成工程では、まず、図4(a)に示すように、リッジ部30と絶縁層32におけるリッジ部30近傍の部分とが露出する開口34aが形成されるように、レジスト膜34を絶縁層32上に形成する。具体的には、リッジ部30及び絶縁層32上の全面にレジスト膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてこのレジスト膜を露光・現像することにより、開口34aを有するレジスト膜34を形成する。
続いて、図4(b)に示すように、例えば電子ビーム蒸着法によって、レジスト膜34の主面と開口34aの底面とにパラジウム膜36を形成する。具体的には、パラジウムを主な構成成分とするソース(蒸着源)を準備し、当該ソースを蒸発させてパラジウム成分をターゲットに供給することにより、パラジウム電極38となる領域を含むパラジウム膜36を成膜する。なお、蒸着時にウェーハ加熱などは行わない。パラジウム膜36の膜厚は、例えば40Å〜1μmである。
次に、図4(c)に示すように、例えばOとCFの混合ガスを用いたアッシングによって、レジスト膜34を除去し、レジスト膜34に積層されていたパラジウム膜36を除去する。これにより、レジスト膜34の開口34aの底面に形成されていたパラジウム膜36をパラジウム電極(表面電極、p電極)38として備える基板生産物40が得られる。
パラジウム電極38は、リッジ部30の頂面30aと、絶縁層32におけるリッジ部30近傍の部分とが覆われるようにリッジ部30の長手方向(半導体レーザの光導波方向となる方向)に沿って形成されている。パラジウム電極38は、p型半導体層18のp型GaN層18eに接合するように形成されている。パラジウム電極38の膜厚は、例えば40Å〜1μmである。
パラジウム電極38上には、チタン、白金、金等の膜が積層されていてもよく、例えばパラジウム/金、パラジウム/チタン/金、パラジウム/チタン/白金/金等の積層膜を用いてもよい。
ここで、本発明者は、表面電極形成工程の後続の工程においてp型半導体層18及びパラジウム電極38が高温状態に保持されることにより、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が増加することを見出し、処理温度及び処理時間が接触抵抗へ与える影響について以下のように検討した。
まず、基板生産物40と同様の構成を有するサンプルAを複数準備した。サンプルAにおいてp型半導体層18の表面18sは、窒化ガリウム系半導体(GaN)のc軸に直交する面から窒化ガリウム系半導体(GaN)のm軸方向に75°傾斜した{20−21}面とした。また、p型半導体層18の表面18sが窒化ガリウム系半導体(GaN)のc面({0001}面)であることを除き上記サンプルAと同様の構成を有するサンプルBを複数準備した。
次に、上記サンプルA,Bを用いて、熱処理していないサンプルA,Bを準備した。また、152℃、178℃、190℃、203℃、216℃及び228℃でそれぞれ熱処理したサンプルAを準備すると共に、152℃、178℃及び203℃でそれぞれ熱処理したサンプルBを準備した。熱処理における加熱時間は10分、100分及び1000分とした。
続いて、それぞれのサンプルについてp型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗をTLM(伝送線路モデル)法を用いて測定した。測定結果を図5に示す。図5(a)はサンプルAの測定結果であり、図5(b)はサンプルBの測定結果である。なお、図中、熱処理していない場合の加熱温度を「as deposited」と表記する。
図5(a)に示すように、半極性主面(m軸方向への傾斜角度75°)とパラジウム電極との接触抵抗は、加熱温度や加熱時間の増加に伴い顕著に増加し、1000分の熱処理では接触抵抗が5×10−3Ωcmを超えることが確認される。このように接触抵抗が5×10−3Ωcmを超えると、動作電圧が上昇することにより半導体レーザの温度が高くなり、半導体レーザの発光特性が著しく低下してしまう。一方、図5(b)に示すように、c面とパラジウム電極との接触抵抗は、加熱温度や加熱時間の増加に伴い緩やかに増加するものの、1000分の熱処理を施した場合であっても、接触抵抗が5×10−3Ωcmに達していないことが分かる。
次に、熱処理していないサンプルA,Bと400℃で熱処理したサンプルA,Bとについて、p型半導体層(GaN層)18とパラジウム電極(Pd電極)38との界面近傍のガリウム及びパラジウムの濃度プロファイルを二次イオン放出質量(SIMS)分析により測定した。測定結果を図6に示す。なお、図6(a)はガリウムの濃度プロファイルを示し、図6(b)はパラジウムの濃度プロファイルを示す。また、図6中、A1,A2,A3は、400℃で熱処理したサンプルAのプロファイルを示し、a1,a2,a3は、熱処理していないサンプルAのプロファイルを示し、B1,B2は、400℃で熱処理したサンプルBのプロファイルを示し、b1,b2は、熱処理していないサンプルBのプロファイルを示す。
図6(a)に示すように、半極性主面上にパラジウム電極が形成されたサンプル(A1,A2)では、400℃で熱処理することにより、パラジウム電極の界面近傍におけるガリウムの存在量が電極内部に比して多くなることが確認される。一方、c面上にパラジウム電極が形成されたサンプル(B1)や、熱処理していないサンプル(a1,a2,b1)では、パラジウム電極の界面近傍におけるガリウムの存在量は、電極内部のガリウムの存在量と同等であることが確認される。また、図6(b)に示すように、半極性主面及びc面のいずれにパラジウム電極を形成した場合も、窒化ガリウム系半導体層の界面近傍におけるパラジウムの存在量が熱処理により大きく変化しないことが確認される。
次に、400℃で1分間熱処理した後のサンプルA,Bにおけるp型半導体層18とパラジウム電極38との界面近傍のSEM写真を図7に示す。図7に示すように、いずれのサンプルについても、p型半導体層18とパラジウム電極38との間に急峻な界面が形成されていることが分かる。しかしながら、サンプルAについては、急峻な界面が形成されているものの、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗は顕著に増加してしまい、接触抵抗が5×10−3Ωcmを超えてしまう。
また、550℃で1分間熱処理した後のサンプルA,Bにおけるp型半導体層18とパラジウム電極38との界面近傍のSEM写真を図8に示す。図8(a)に示すように、サンプルAでは、p型半導体層18とパラジウム電極38とが反応してしまい急峻な界面が形成されていないことが確認される。この場合、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗は5×10−3Ωcmを超えてしまう。一方、図8(b)に示すように、サンプルBでは、p型半導体層18とパラジウム電極38との間に急峻な界面が形成されていることが分かる。
半極性主面にパラジウム電極38を形成した場合においてp型半導体層18及びパラジウム電極38を高温状態に保持することにより接触抵抗が顕著に増加する理由について、これらの結果に基づき本発明者は以下のように推察している。すなわち、p型半導体層18及びパラジウム電極38が高温状態に保持されることでp型半導体層18中のガリウムがパラジウム電極38へ拡散することにより、p型半導体層18とパラジウム電極38との界面に欠陥が生じるものと考えられる。これにより、p型半導体層18とパラジウム電極38との界面に高抵抗のショットキー接合が形成され易くなり、接触抵抗が増加したものと考えられる。
これに対し本発明者は以下の検討により、半極性主面にパラジウム電極38を形成した場合においてp型半導体層18とパラジウム電極38との接触抵抗の劣化速度が温度に対してアレニウス式に従って変化することを見出し、さらに、アレニウス式から導かれる下記式(1)で表される条件を満たすように処理工程における処理温度及び処理時間を調整することにより、p型半導体層18とパラジウム電極38との接触抵抗が顕著に増加することを抑制できることを見出した。

(式中、αは16870であり、αは30.35〜30.55である)
まず、アレニウス式は下記式(2)のように表され、さらに下記式(3)に変換できる。

(式中、kは速度定数を示し、Aは定数を示し、Eは活性化エネルギー(eV)を示し、kはボルツマン定数(=8.617×10−5(eV/K))を示し、Tは絶対温度(K)を示す)
ここで、式(2)、(3)における速度定数kが、処理工程におけるp型半導体層18とパラジウム電極38との接触抵抗の劣化速度に相当するものであると仮定する。この場合、処理工程における接触抵抗の劣化速度と処理温度との関係を測定することにより、式(3)中のE/kやlogAの値を見積もることができる。
100〜300℃の範囲のそれぞれの加熱温度で上記サンプルAを加熱した場合について、接触抵抗が初期値の1×10−3Ωcmから5×10−3Ωcmになるまでの時間t(接触抵抗が4×10−3Ωcm劣化する時間t)を図5(a)の測定結果から算出した結果を図9に示す。図9(a)では、横軸に加熱温度(℃)を示し、縦軸に接触抵抗が5×10−3Ωcmになるまでの許容時間(分)を示している。図9(b)では、縦軸に加熱温度(℃)を示し、横軸に接触抵抗が5×10−3Ωcmになるまでの許容時間(分)を示している。
図5(a)の測定結果から、加熱温度178℃、190℃、203℃、216℃及び228℃の測定データを抽出し、時間tの間に接触抵抗が4×10−3Ωcm劣化する劣化速度k(=4×10−3/t)を算出した。劣化速度kの常用対数(logk)を温度の逆数(1/T)に対してプロットした結果を図10に示す。図10に示されるように、logkは1/Tに対してほぼ線形に変化しており、接触抵抗の劣化速度がアレニウス式に従って変化することが確認される。
次に、図10の5点のデータについて最小二乗法を適用して近似直線を算出したところ、傾きは−7326.7であり、外挿して求められる切片は10.827であった。これにより、上記式(3)において「E/k=7326.7」であり、「E=0.631」と算出される。また、上記式(3)において「logA=10.827」であると算出される。したがって、上記式(3)は、以下のとおり下記式(4)〜(6)として表される。
上記式(6)で表される時間tは、p型半導体層18及びパラジウム電極38が処理温度Tに保持された状態において、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が5×10−3Ωcmに達するまでの処理時間に相当する。したがって、本実施形態では、処理温度Tに保持する処理時間が式(6)で表される時間tを超えることがないように、処理工程における処理温度及び処理時間が下記式(7)で表される条件を満たすように調整される。
また、上記のとおりアレニウス式から導かれる条件式は、図9の加熱試験により得られた測定データから抽出されるデータの数に応じて変動する場合がある。この点、本発明者は、アレニウス式から導かれる下記式(1)で表される条件を満たすように処理温度及び処理時間を調整することで、窒化ガリウム系半導体から形成されるp型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が顕著に増加することを抑制できることを見出した。このように接続抵抗の増加が抑制可能な理由について、本発明者は、式(1)で表される条件を満たすように処理工程における処理温度及び処理時間を調整することで、p型半導体層18中のガリウムがパラジウム電極38へ拡散することが抑制され、p型半導体層18とパラジウム電極38との間に高抵抗の界面が形成されることが抑制されるためであると推察している。
式(1)において、αは16870であり、αは30.35〜30.55である。α、αが上記範囲から外れると、式(1)に基づき処理温度や処理時間を調整したとしても、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が顕著に増加することを抑制することが困難となる。
処理温度Tは、100〜200℃(373.15〜473.15K)が好ましく、100〜180℃(373.15〜453.15K)がより好ましい。処理時間tは、1〜100分が好ましく、1〜80分がより好ましい。これらの処理温度Tや処理時間tに調整することで、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が増加することを更に抑制することができる。
以下、上記表面電極形成工程で得られた基板生産物40を用いて半導体レーザを得る方法を説明する。
(裏面加工工程)
裏面加工工程では、図11(a)に示すように、半導体基板10の裏面10bを研磨・研削する。
(裏面エッチング工程)
裏面エッチング工程では、例えば誘導結合型プラズマによるドライエッチングを半導体基板10の裏面10bに施すことにより、研磨・研削処理により半導体基板10に蓄積されたダメージを除去する。エッチャントとしては、例えばClガスが用いられる。裏面エッチング工程では、p型半導体層18及びパラジウム電極38の処理温度及び処理時間が上記式(1)を満たすように調整される。裏面エッチング工程においてp型半導体層18及びパラジウム電極38は、100〜200℃の状態で1〜100分間保持されることが好ましい。
(裏面電極形成工程)
裏面電極形成工程では、図11(b)に示すように、半導体基板10の裏面10bの全面に裏面電極(n電極)50を形成する。裏面電極50は、例えばチタン/アルミニウム/金の積層膜である。
(電極パッド形成工程)
電極パッド形成工程では、図11(c)に示すように、パラジウム電極38が覆われるように絶縁層32及びパラジウム電極38上にパラジウム電極38の長手方向に沿って電極パッド60を形成して基板生産物70を得る。電極パッド60は、例えばチタン/金の積層膜である。
(劈開工程)
劈開工程では、例えば、レーザを用いて基板生産物70にスクライブを行った後、基板生産物70を劈開させることにより、図12(a)に示すようにレーザバー80を得る。
(反射防止膜形成工程)
反射防止膜形成工程では、レーザバー80における共振器のための両端面(光導波方向の両端面)に反射防止膜(多層膜)90を蒸着して、図12(b)に示すように半導体レーザ(半導体発光素子)100を得る。反射防止膜90としては、例えばAl23、AlN、MgF2、MgO、Nb25、SiO2、Si34、TiO2、Ta25、Y23、ZnOおよびZrO2が挙げられる。反射防止膜形成工程では、p型半導体層18及びパラジウム電極38の処理温度及び処理時間が上記式(1)を満たすように調整される。反射防止膜形成工程においてp型半導体層18及びパラジウム電極38は、100〜200℃の状態で1〜100分間保持されることが好ましい。
(レーザ試験工程・チップ化工程)
レーザ試験工程では、半導体レーザ100の発光特性を評価する。チップ化工程では、ダイシングやブレーキングによって、半導体レーザ100を個々の半導体レーザチップに分割する。半導体レーザチップは、ダイボンディング、ワイヤーボンディング、パッケージング等の工程を経て基板に実装される。
以上のように、本実施形態では、p型半導体層18及びパラジウム電極38が高温状態に保持される処理工程のそれぞれにおいて、式(1)で表される条件を満たすようにp型半導体層18及びパラジウム電極38が処理温度T(K)の状態で処理時間t(分)保持される。これにより、p型半導体層18及びパラジウム電極38が高温状態に長時間保持されることが抑制され、p型半導体層18におけるp型GaN層18e中のガリウムがパラジウム電極38中へ拡散することが抑制される。そのため、p型半導体層18とパラジウム電極38との間に高抵抗の界面が形成されることが抑制される。したがって、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が増加することを抑制することが可能であり、p型半導体層18の表面18sとパラジウム電極38との接触抵抗が5×10−3Ωcmを超えることを抑制することができる。
なお、処理温度T及び処理時間tの調整方法としては、処理温度Tを固定して処理時間tを調整してもよく、処理時間tを固定して処理温度Tを調整してもよい。また、処理工程同士の間では、p型半導体層18及びパラジウム電極38が高温状態から例えば室温(25℃)程度に冷却されることが好ましい。
本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形態様が可能である。例えば、処理工程は裏面エッチング工程及び反射防止膜形成工程に限定されず、p型半導体層18及びパラジウム電極38が例えば100℃以上の高温状態に保持されるいかなる工程においても、処理温度及び処理時間が式(1)で表される条件を満たすように調整されることが好ましい。このような観点から、例えば550℃、1分間処理が行われる合金化アニールは行われないことが好ましく、パラジウム電極38としてはノンアロイ電極を用いることが好ましい。
また、上述の実施形態では、窒化ガリウム系半導体のc軸に直交する面から窒化ガリウム系半導体のm軸の方向に表面18sが傾斜しているが、窒化ガリウム系半導体のc軸に直交する面から窒化ガリウム系半導体のa軸の方向に表面18sが傾斜していてもよい。
また、上述の実施形態では、光ガイド層16を設けているが、光ガイド層16を介さずに活性層14とp型半導体層18とが接合していてもよい。また、上述の実施形態では、リッジ部30を設けているが、リッジ部30を設けることなくp型GaN層18a、p型In0.025GaN層18b、p型GaN層18c、p型In0.03Al0.14GaN層18d、p型GaN層18eが半導体基板10の表面10aの全面を覆うように積層されていてもよい。
10…半導体基板、10a…表面(一方面)、10b…裏面(他方面)、14…活性層、18…p型半導体層(窒化ガリウム系半導体層)、18s…表面(半極性主面)、38…パラジウム電極、40…基板生産物、50…裏面電極、80…レーザバー、90…反射防止膜(多層膜)、100…半導体レーザ(半導体発光素子)。

Claims (8)

  1. 半導体基板の一方面上に活性層と、半極性主面を有する窒化ガリウム系半導体層とを順に配置する工程と、
    パラジウム電極を前記半極性主面に接合するように形成して基板生産物を形成する工程と、
    前記窒化ガリウム系半導体層及び前記パラジウム電極を処理する複数の工程からなる処理工程と、を備え、
    前記パラジウム電極がノンアロイ電極であり、
    前記半極性主面が、窒化ガリウム系半導体のc軸に直交する面から前記窒化ガリウム系半導体のm軸方向に傾斜しており、
    前記半極性主面の前記m軸方向への傾斜角度が63°以上80°未満であり、
    前記処理工程のそれぞれにおいて、前記窒化ガリウム系半導体層及び前記パラジウム電極は、下記式(1)で表される条件を満たすように温度T(K)の状態で時間t(分)保持されることにより熱処理され、
    前記温度Tが373.15〜453.15Kである、半導体発光素子の製造方法。

    (式中、αは16870であり、αは30.35〜30.55である)
  2. 前記時間tが1〜100分である、請求項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記処理工程が、前記半導体基板の他方面をドライエッチングする工程を含む、請求項1又は2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記処理工程の後に、前記半導体基板の前記他方面に電極を形成する工程を更に備える、請求項3に記載の半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記処理工程の前に、前記基板生産物を劈開してレーザバーを形成する工程を更に備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記処理工程が、前記レーザバーの端面に多層膜を形成する工程を含む、請求項5に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記窒化ガリウム系半導体層がp型不純物を含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記窒化ガリウム系半導体層がGaN、AlGaN、InGaN及びInAlGaNのいずれかを含有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。

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