JP2008300802A - 半導体レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができるとともに、信頼性の高い半導体レーザ素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】n型GaN基板101の一面上にn型クラッド層102、活性層103、p型クラッド層104、およびp型コンタクト層105が形成され、p型コンタクト層105の上面にp型オーミック電極106が形成されている。青紫色半導体レーザ素子100の上面側では、p型クラッド層104、p型コンタクト層105およびp型オーミック電極106からなるリッジ部Riが形成されている。リッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104上の一定幅の領域には、リッジ部Riの側面およびp型クラッド層104の平坦面とリッジ部Riの側面上およびp型クラッド層104の平坦面上に形成されるSiO膜107により取り囲まれたエアブロック層EBが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体レーザ素子およびその製造方法に関する。
従来の窒化物系半導体レーザ素子の構造およびその製造方法の一例を説明する。図5は、従来の窒化物系半導体レーザ素子の一構造例を示す模式的断面図である。この窒化物系半導体レーザ素子は、例えば次のように作製される。
n型GaN(窒化ガリウム)基板501を用意し、その一面上に厚み約400nmのAl0.07Ga0.93Nからなるn型クラッド層502を形成する。
n型クラッド層502上に、厚み約3nmのIn0.15Ga0.85Nからなる井戸層と厚み約20nmのIn0.02Ga0.98Nからなる障壁層とが交互に積層されてなる活性層503を形成する。
活性層503上に、Mgがドープされた厚み約400nmのAl0.07Ga0.93Nからなるp型クラッド層504を形成する。p型クラッド層504上に、Mgがドープされた厚み約10nmのIn0.02Ga0.98Nからなるp型コンタクト層505を形成する。p型コンタクト層505の上面全域に、p型オーミック電極506を形成する。
次に、例えばRIE法(反応性イオンエッチング法)を用いてストライプ状の領域を除いてp型オーミック電極506からp型クラッド層504の所定深さまでをエッチングする。これにより、ストライプ状のリッジ部Riを形成するとともにリッジ部Riの両側におけるp型クラッド層504を所定の厚みに調整する。
その後、リッジ部Riの側面および露出したp型クラッド層504の上面にSiO(酸化ケイ素)からなる電流ブロック層507を形成し、p型オーミック電極506および電流ブロック層507の上面にパッド電極508を形成する。
最後に、n型GaN基板501を所定の厚みに加工し、n型GaN基板501の他面にn型オーミック電極509を形成する。
上記のようにして、図5の窒化物系半導体レーザ素子500を作製することができる。このような、リッジ部Riを有する窒化物系半導体レーザ素子500の構造およびその製造方法は、例えば特許文献1および2に開示されている。
特開2001−223434号公報 特開2002−299765号公報
上記の窒化物系半導体レーザ素子500は、例えば光ピックアップ装置に用いられる。窒化物系半導体レーザ素子500から出射されるレーザ光の水平広がり角等の光学的特性に窒化物系半導体レーザ素子500ごとに大きなばらつきがあると、光ピックアップ装置における光路設計が困難になる。そのため、窒化物系半導体レーザ素子500から出射されるレーザ光の水平広がり角は、できる限り均一化されていることが求められる。
レーザ光の水平広がり角は、リッジ部Ri下部の活性層503の領域における実効屈折率とその両側の活性層503の領域における実効屈折率との差に応じて変化する。
ここで、リッジ部Ri下部の活性層503の領域における実効屈折率は、リッジ部Ri内のp型クラッド層504の屈折率の影響を受ける。また、リッジ部Riの両側の活性層503の領域における実効屈折率は、電流ブロック層507の屈折率およびリッジ部Riの両側におけるp型クラッド層504の厚み(以下、クラッド層残厚と呼ぶ)CTの影響を受ける。
それにより、実効屈折率差は、リッジ部Riのp型クラッド層504の屈折率、電流ブロック層507の屈折率およびクラッド層残厚CTに依存して変化する。
したがって、クラッド層残厚CTを調整することにより、リッジ部Riの両側の活性層503の領域における実効屈折率を調整することができ、レーザ光の水平広がり角を調整することができる。
窒化物系半導体レーザ素子500の製造時に、クラッド層残厚CTを許容誤差の範囲内に形成することにより、レーザ光の水平広がり角のばらつきを許容範囲内に収めることができる。
しかしながら、光の閉じ込め効率を高くするためには、クラッド層残厚CTを小さくする必要がある。それにより、クラッド層残厚CTの許容誤差も小さくなる。この場合、p型クラッド層504に対するドライエッチングの不均一性、およびp型クラッド層504の形成時における厚みの不均一性等の理由から、クラッド層残厚CTを小さな許容誤差の範囲内に調整することは困難である。そのため、実際にはレーザ光の水平広がり角のばらつきを許容範囲内に調整することは困難である。
例えば、上記窒化物系半導体レーザ素子500において、p型クラッド層504の屈折率は約2.5であり、電流ブロック層507の屈折率は約1.5である。したがって、リッジ部Ri内のp型クラッド層504の屈折率と電流ブロック層507の屈折率との差は約1.0である。例えば、レーザ光の水平広がり角の目標値を70度とし、ばらつきの許容範囲を±0.5度とすると、クラッド層残厚CTを(60±5)nmの範囲内に調整する必要がある。
しかしながら、クラッド層残厚CTを(60±5)nmの範囲内に調整することは極めて困難である。そのため、実際にはレーザ光の水平広がり角を(70±0.5)度の範囲内に調整することは困難である。
また、クラッド層残厚CTの厚みが小さくなるまで、p型クラッド層504をドライエッチングすると、p型クラッド層504下の活性層503の結晶にドライエッチングの影響による損傷が発生する場合がある。この場合、窒化物系半導体レーザ素子500の高出力化が妨げられるとともに、その寿命も短くなる。
本発明の目的は、高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができるとともに、信頼性の高い半導体レーザ素子およびその製造方法を提供することである。
(1)第1の発明に係る半導体レーザ素子は、活性層と、活性層上に形成される平坦部とその平坦部上の中央部に形成されるストライプ状のリッジ部とを有するクラッド層と、リッジ部の両側面および平坦部を覆うように形成される絶縁層とを備え、リッジ部の両側における絶縁層と平坦部との間の領域に空隙が形成されたものである。
その半導体レーザ素子において、リッジ部の両側における絶縁層と平坦部との間の領域に形成された空隙の屈折率は絶縁層の屈折率よりも小さい。したがって、絶縁層を平坦部上に直接形成する場合に比べて、より大きい実効屈折率差を得ることができる。これにより、高い光の閉じ込め効果を得ることができる。
そのため、リッジ部の両側におけるクラッド層の平坦部の厚みを小さくすることなく、高い光の閉じ込め効果を得ることができる。この場合、クラッド層の平坦部の厚みを大きくすることができるので、クラッド層の平坦部の厚みの許容誤差も大きくなる。その結果、クラッド層の平坦部の厚みを許容誤差の範囲内に容易に調整することが可能となり、レーザ光の水平広がり角を許容範囲内に容易に調整することができる。
さらに、クラッド層の平坦部の厚みを大きくすることができるので、リッジ部の形成時に活性層の結晶が損傷を受けることを防止することができる。それにより、半導体レーザ素子の出力の低下および短寿命化が防止される。
これらの結果、半導体レーザ素子の高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができるとともに信頼性を向上させることができる。
(2)空隙は、リッジ部の両側面から所定の幅の領域に形成され、所定の幅は、活性層から出射されるレーザ光の波長よりも大きくてもよい。
これにより、空隙による光の閉じ込め効果を確実かつ十分に得ることができる。その結果、半導体レーザ素子の高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角をより容易かつ十分に均一化することができるとともに信頼性をより向上させることができる。
(3)活性層は共振器を構成し、空隙は、リッジ部と平行な方向において、共振器の端面から所定の距離内側の位置に至る領域を除いて形成されてもよい。
この場合、共振器の端面近傍では、光の閉じ込め効果が低くなるため、レーザ光の光密度が低下する。これにより、共振器の端面近傍の領域の結晶が光吸収により生じる熱の影響により損傷することが防止される。その結果、半導体レーザ素子の信頼性がさらに向上する。
(4)半導体レーザ素子は、リッジ部を通して活性層に電流を供給するための電極をさらに備え、電極は、空隙の領域の上方を除く絶縁層上の領域に延びる端子部を有してもよい。
この場合、半導体レーザ素子に電流を供給するためのワイヤを端子部に接続することができる。ここで、端子部は、空隙の領域の上方を除く絶縁層上の領域に形成される。したがって、ワイヤの接続時に生じる衝撃により、空隙が潰れることが防止される。
(5)第2の発明に係る半導体レーザ素子の製造方法は、活性層を形成する工程と、活性層上にクラッド層を形成する工程と、ストライプ状の領域を除いてクラッド層を所定深さまで除去することにより平坦部とその平坦部上のリッジ部とを形成する工程と、リッジ部の側面および平坦部上を覆うように絶縁層を形成する工程と、リッジ部の両側における絶縁層と平坦部との間の領域に空隙を形成する工程とを備えてもよい。
その半導体レーザ素子の製造方法においては、活性層が形成され、活性層上にクラッド層が形成される。そして、クラッド層がストライプ状の領域を除いて所定深さまで除去され、平坦部およびリッジ部が形成される。その後、リッジ部の側面および平坦部上を覆うように絶縁層が形成され、リッジ部の両側における絶縁層と平坦部との間の領域に空隙が形成される。
このようにして製造される半導体レーザ素子において、リッジ部の両側における絶縁層と平坦部との間の領域に形成された空隙の屈折率は絶縁層の屈折率よりも小さい。したがって、絶縁層を平坦部上に直接形成する場合に比べて、より大きい実効屈折率差を得ることができる。これにより、高い光の閉じ込め効果を得ることができる。
そのため、リッジ部の両側におけるクラッド層の平坦部の厚みを小さくすることなく、高い光の閉じ込め効果を得ることができる。この場合、クラッド層の平坦部の厚みを大きくすることができるので、クラッド層の平坦部の厚みの許容誤差も大きくなる。その結果、クラッド層の平坦部の厚みを許容誤差の範囲内に容易に調整することが可能となり、レーザ光の水平広がり角を許容範囲内に容易に調整することができる。
さらに、クラッド層の平坦部の厚みを大きくすることができるので、平坦部およびリッジ部の形成時に活性層の結晶が損傷を受けることを防止することができる。それにより、半導体レーザ素子の出力の低下および短寿命化が防止される。
これらの結果、半導体レーザ素子の高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができるとともに信頼性を向上させることができる。
(6)絶縁層を形成する工程は、リッジ部の両側における平坦部上にエッチングにより除去可能な除去層を形成する工程と、リッジ部の側面および除去層上に絶縁層を形成する工程とを含み、空隙を形成する工程は、エッチングにより除去層を除去する工程を含んでもよい。
この場合、リッジ部の両側における平坦部上に除去層が形成された後、リッジ部の側面および除去層上に絶縁層が形成される。また、空隙は、エッチングにより除去層が除去されることにより形成される。これにより、リッジ部の両側における絶縁層と平坦部との間の領域に、容易に空隙を形成することができる。
(7)除去層を除去する工程は、リッジ部の両側における絶縁層と除去層との界面にエッチング液を浸透させることにより除去層を除去する工程を含んでもよい。
このように、除去層をウェットエッチングにより除去することにより、クラッド層および活性層の結晶がエッチング時の衝撃により損傷を受けることが十分に防止される。
また、リッジ部の両側における絶縁層と除去層との界面にエッチング液を浸透させることにより除去層が除去されるので、エッチング時間を調整することにより、除去層の除去領域を制御することも可能となる。これにより、リッジ部の両側に形成される空隙の大きさを容易に調整することが可能となる。
ウェットエッチングは、一度に多数の対象物に対して適用することができる。したがって、半導体レーザ素子の製造コストが低減される。
本発明によれば、半導体レーザ素子の高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができるとともに、半導体レーザ素子の信頼性を向上させることができる。
[1]第1の実施の形態
本実施の形態においては、半導体レーザ素子の一例として、波長約400nmのレーザ光を出射する半導体レーザ素子(以下、青紫色半導体レーザ素子と略記する)およびその製造方法を説明する。
(1)半導体レーザ素子の製造方法
図1および図2は、第1の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の製造方法を説明するための模式的工程図である。
図1(a)に示すように、初めにn型GaN(窒化ガリウム)基板101を用意し、そのn型GaN基板101の一面上に厚み約400nmのAl0.07Ga0.93Nからなるn型クラッド層102を形成する。
n型クラッド層102上に、厚み約3nmのIn0.15Ga0.85Nからなる複数の井戸層と厚み約20nmのIn0.02Ga0.98Nからなる複数の障壁層とが交互に積層されてなるMQW(多重量子井戸)構造の活性層103を形成する。
活性層103上に、Mgがドープされた厚み約400nmのAl0.07Ga0.93Nからなるp型クラッド層104を形成する。さらに、p型クラッド層104上に、Mgがドープされた厚み約10nmのIn0.02Ga0.98Nからなるp型コンタクト層105を形成する。
上記のn型クラッド層102、活性層103、p型クラッド層104、およびp型コンタクト層105の形成は、例えば各層をMOCVD法(有機金属化学気相成長法)により順次成長させることにより行う。その後、p型コンタクト層105の上面全域に、p型オーミック電極106を形成する。
続いて、図1(b)に示すように、p型オーミック電極106の上面に、厚み約300nmのGe(ゲルマニウム)膜301を真空蒸着法により形成する。また、Ge膜301の上面に、厚み約150nmのSiO(二酸化ケイ素)膜302をPCVD法(プラズマ化学気相成長法)により形成する。
続いて、図1(c)に示すように、例えばRIE法(反応性イオンエッチング法)を用いてストライプ状の領域を除いてSiO膜302からp型クラッド層104の所定の深さまでをエッチングする。これにより、ストライプ状のリッジ部Riを形成するとともにリッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104を所定の厚みに調整する。以下、リッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104の部分を平坦部と呼ぶ。
次に、図2(d)に示すように、SiO膜302の上面、リッジ部Riの両側面、およびリッジ部Riの両側面からp型クラッド層104の上面の一定幅の領域に、厚み約200nmのGe膜303を真空蒸着法により形成する。
そして、図2(e)に示すように、Ge膜303の上面および、Ge膜303の側方で露出するp型クラッド層104の平坦部の上面に、厚み約200nmのSiO膜107をPCVD法により形成する。
その後、Ge膜301,303を選択的にエッチングするためのエッチング液にn型GaN基板101を浸漬する。この場合、エッチング液として、例えばリン酸水、過酸化水素水および純水を10:3:6の体積比で含む混合溶液を用いることができる。
これにより、Ge膜301上のSiO膜107,302およびGe膜303がGe膜301とともにリフトオフにより除去される。
また、エッチング液がリッジ部Riの両側におけるGe膜303とSiO膜107との界面に浸透することにより、リッジ部Riの両側におけるGe膜303が除去される。
その結果、図2(f)に示すように、リッジ部Riの両側に、SiO膜107により覆われた一定幅の空隙(以下、エアブロック層と呼ぶ)EBが形成される。
最後に、p型オーミック電極106およびSiO膜107の上面の所定領域にパッド電極108を形成する。パッド電極108は、Ti(チタン)、Pd(パラジウム)およびAu(金)を順に含む積層膜からなる。Ti、PdおよびAuのそれぞれの厚みは、例えば約10nm、約100nmおよび約300nmである。
また、n型GaN基板101を所定の厚みに加工し、n型GaN基板101の他面上にn型オーミック電極109を形成する。n型オーミック電極109は、Si(ケイ素)、Al(アルミニウム)、Si、PdおよびAuを順に含む積層膜からなる。Si、Al、Si、PdおよびAuのそれぞれの厚みは、例えば約1nm、約6nm、約2nm、約6nmおよび約300nmである。
このようにして、図2(f)に示される青紫色半導体レーザ素子100が完成する。この青紫色半導体レーザ素子100においては、パッド電極108とn型オーミック電極109との間に電圧が印加されることにより、リッジ部Riの下方における活性層103の領域(発光点)から波長約400nmのレーザ光が出射される。
(2)第1の実施の形態における効果
(2−a)
本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子100おいては、リッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104上の一定幅の領域にエアブロック層EBが形成されている。それにより、リッジ部Riの両側の活性層103の領域における実効屈折率はエアブロック層EBの屈折率およびリッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104の厚み(以下、クラッド層残厚と呼ぶ)CTの影響を受ける。
ここで、リッジ部Ri内のp型クラッド層104の屈折率は約2.5である。また、エアブロック層EBの屈折率、すなわち空気の屈折率は約1.0である。したがって、リッジ部Riのp型クラッド層104の屈折率とリッジ部Riの両側におけるエアブロック層EBの屈折率との屈折率差は約1.5である。
一方、リッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104上の平坦部に直接電流ブロック層107が形成されている場合には、リッジ部Riの両側の活性層103の領域における実効屈折率は電流ブロック層107の屈折率およびクラッド層残厚CTの影響を受ける。電流ブロック層107の屈折率は約1.5であるので、リッジ部Riのp型クラッド層104の屈折率と電流ブロック層107の屈折率との屈折率差は約1.0である。
このように、本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子100おいては、リッジ部Riのp型クラッド層104の屈折率とリッジ部Riの両側におけるエアブロック層EBの屈折率との屈折率差がより大きくなる。それにより、光の閉じ込め効率がより高くなる。
したがって、クラッド層残厚CTを小さくすることなく、高い光の閉じ込め効率を得ることが可能となる。この場合、クラッド層残厚CTを大きくすることができるので、クラッド層残厚CTの許容誤差も大きくなる。そのため、クラッド層残厚CTを許容誤差の範囲内に容易に調整することできる。その結果、レーザ光の水平広がり角のばらつきを許容範囲内に容易に調整することが可能となる。
例えば、レーザ光の水平広がり角の目標値を70度とし、ばらつきの許容範囲を±0.5度とする。この場合、クラッド層残厚CTを(80±10)nmの範囲内に調整することにより、レーザ光の水平広がり角を許容範囲内に調整することができる。
このように、本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子100おいては、クラッド層残厚CTの許容誤差が大幅に緩和される。その結果、レーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができる。
(2−b)
また、上記のように、リッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104の平坦部上の一定幅の領域にエアブロック層EBを形成することにより、クラッド層残厚CTを大きくすることができる。
これにより、リッジ部Riの形成時に、p型クラッド層104下の活性層103の結晶にドライエッチングの影響による損傷が発生することが防止される。それにより、活性層103の損傷による窒化物系半導体レーザ素子100の出力の低下および短寿命化が防止される。その結果、青紫色半導体レーザ素子100の高出力化が可能になるとともに信頼性が向上する。
(2−c)
リッジ部Riに直交する方向におけるエアブロック層EBの幅WLは、青紫色半導体レーザ素子100から出射されるレーザ光の波長よりも大きくなるように設定することが好ましい。これにより、エアブロック層EBによる光の閉じ込め効果を十分に得ることができる。
本実施の形態では、エアブロック層EBの幅WLは、青紫色半導体レーザ素子100から出射されるレーザ光の波長である約400nmよりも大きく設定される。
本実施の形態の製造方法では、図2(d)に示すように、SiO膜302の上面、リッジ部Riの両側面、およびリッジ部Riの両側面から一定幅の領域にGe膜303が選択的に形成される。そして、図2(e)に示すように、Ge膜303の上面およびGe膜303の側方で露出するp型クラッド層104の上面にSiO膜107が形成される。これにより、エアブロック層EBの幅WLを容易かつ正確に調整することができる。
(3)各構成要素の変形例
(3−a)
上記青紫色半導体レーザ素子100おいては、n型GaN基板101の代わりに、α−SiC基板、GaAs基板、GaP基板、InP基板、Si基板、サファイア基板、スピネル基板、またはLiAlO基板等の異種基板を用いてもよい。なお、結晶性に優れたAlGaInN系の半導体層を得るためには、Ga(ガリウム)、Al(アルミニウム)、In(インジウム)、Tl(タリウム)およびB(ホウ素)のうち少なくとも一つを含む13族元素の窒化物からなる窒化物系半導体基板を用いることが好ましい。
(3−b)
上記の活性層103は、井戸層および障壁層が積層されたMQW構造を有するが、単層構造を有してもよいし、SQW(単一量子井戸)構造を有してもよい。
(3−c)
n型クラッド層102は、活性層103のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する。
n型クラッド層102と活性層103との間には、活性層103のバンドギャップエネルギーよりも大きく、n型クラッド層102のバンドギャップエネルギーよりも小さいバンドギャップエネルギーを有する光ガイド層が形成されてもよい。さらに、n型クラッド層102とn型GaN基板101との間にはバッファ層が形成されてもよい。
(3−d)
p型クラッド層104は、活性層103のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する。
p型クラッド層104と活性層103との間には、活性層103のバンドギャップエネルギーよりも大きく、p型クラッド層104のバンドギャップエネルギーよりも小さいバンドギャップエネルギーを有する光ガイド層が形成されてもよい。
(3−e)
n型クラッド層102、活性層103、p型クラッド層104およびp型コンタクト層105には、Ga、Al、In、TlおよびBのうち少なくとも一つを含む13族元素の窒化物を用いることができる。具体的には、各層の材料として、AlN、InN、BN、TlN、GaN、AlGaN、InGaN、InAlGaNまたはこれらの混晶からなる窒化物系半導体を用いることができる。あるいは、窒化物系半導体の代わりにAlGaAs系、GaInAs系、AlGaInP系、AlGaInNAs系、AlGaSb系、AlGaInAsP系、MgZnSSe系、またはZnO系の半導体を用いてもよい。
(3−f)
本実施の形態では、Ge膜301の上面に絶縁膜としてSiO膜302を形成する旨、ならびにGe膜303およびp型クラッド層104の上面に絶縁膜としてSiO膜107を形成する旨を説明したが、絶縁膜としては、SiO膜302,107に代えて、Si、Ti、Al、Ta(タンタル)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)またはNb(ニオブ)等の酸化物膜を用いてもよいし、Si、TiまたはAl等の窒化物膜を用いてもよい。
(3−g)
上記では、エアブロック層EBを形成するための膜としてGe膜303を用いたが、Ge膜303に代えて、絶縁膜との間で選択的なケミカルエッチングが可能な他の材料からなる膜を用いてもよい。このような膜としては、例えば金属材料であるNi(ニッケル)、Zn(亜鉛)、Al、In、Sn、またはこれらの金属元素を含む化合物を用いることができる。さらに、Znの酸化物を用いることもできるし、有機物からなる材料を用いることもできる。
(3−h)
Ge膜303の除去は、ケミカルエッチングに代えて、Cl(塩素)系ガス等を用いたドライエッチングにより行ってもよいし、サーマルエッチングにより行ってもよい。
[2]第2の実施の形態
本実施の形態においても、半導体レーザ素子の一例として、青紫色半導体レーザ素子およびその製造方法を説明する。以下では、第1の実施の形態における青紫色半導体レーザ素子およびその製造方法と異なる点のみを説明する。
(1)半導体レーザ素子の製造方法
図3は、第2の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の製造方法を説明するための模式的工程図である。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、n型GaN基板101上にn型クラッド層102、活性層103、p型クラッド層104、p型コンタクト層105およびp型オーミック電極106を順次形成する。
続いて、p型オーミック電極106の上面に、厚み約300nmのGe膜301を真空蒸着法により形成する。また、Ge膜301の上面に、厚み約150nmのSiO膜302をPCVD法により形成する。
そして、RIE法を用いてストライプ状の領域を除いてSiO膜302からp型クラッド層104の所定の深さまでをエッチングする。これにより、ストライプ状のリッジ部Riを形成するとともにリッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104を所定の厚みに調整する。
次に、図3(a)に示すように、SiO膜302の上面、リッジ部Riの両側面、およびリッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104の平坦部全域に、厚み約200nmのGe膜303を真空蒸着法により形成する。
そして、図3(b)に示すように、Ge膜303の上面に、厚み約200nmのSiO膜107をPCVD法により形成する。
その後、Ge膜301,303を選択的にエッチングするためのエッチング液にn型GaN基板101を浸漬する。本実施の形態においても、エッチング液として、例えばリン酸水、過酸化水素水および純水を10:3:6の体積比で含む混合溶液を用いることができる。
これにより、Ge膜301上のSiO膜107,302およびGe膜303がGe膜301とともにリフトオフにより除去される。
また、エッチング液がリッジ部Riの両側におけるGe膜303とSiO膜107との界面に浸透する。
ここで、本実施の形態では、エッチング時間を調整することにより、エッチング液がGe膜303とSiO膜107との界面に浸透する領域を制御する。これにより、リッジ部Riの両側におけるGe膜303がリッジ部Riの両側で一定幅除去される。
具体的には、例えば図3(b)に示されるn型GaN基板101に対して30℃の温度雰囲気で5分間のケミカルエッチングを行う。これにより、リッジ部Riの両側の平坦部上でそれぞれ約1.5μmの幅でGe膜303が除去される。
その結果、図3(c)に示すように、リッジ部Riの両側に、SiO膜107により覆われたエアブロック層EBが形成される。
最後に、p型オーミック電極106およびSiO膜107の上面の所定領域にパッド電極108を形成する。また、n型GaN基板101を所定の厚みに加工し、n型GaN基板101の他面上にn型オーミック電極109を形成する。
このようにして、図3(c)に示される青紫色半導体レーザ素子200が完成する。この青紫色半導体レーザ素子200においても、パッド電極108とn型オーミック電極109との間に電圧が印加されることにより、リッジ部Riの下方における活性層103の領域(発光点)から波長約400nmのレーザ光が出射される。
(2)第2の実施の形態における効果
(2−a)
本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子200においても、第1の実施の形態と同様に、リッジ部Riの両側におけるp型クラッド層104上の一定幅の領域にエアブロック層EBが形成されている。それにより、高出力化を妨げることなくレーザ光の水平広がり角を容易かつ十分に均一化することができる。
(2−b)
上記の例では、リッジ部Riの両側の平坦部上でそれぞれ約1.5μmの幅でGe膜303が除去され、約1.5μmの幅WLを有するエアブロック層EBが形成される。
約1.5μmの幅WLは、青紫色半導体レーザ素子200から出射されるレーザ光の波長よりも十分大きい。これにより、エアブロック層EBによる光の閉じ込め効果を十分に得ることができる。
(3)各構成要素の変形例
本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子200の各構成要素にも、第1の実施の形態において説明した変形例を適用することができる。
[3]第3の実施の形態
本実施の形態においても、半導体レーザ素子の一例として、青紫色半導体レーザ素子およびその製造方法を説明する。以下では、第1の実施の形態における青紫色半導体レーザ素子およびその製造方法と異なる点のみを説明する。
(1)半導体レーザ素子の構造および製造方法
図4(a)は第3の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の上面図、図4(b)は図4(a)のZ−Z線断面図、図4(c)はワイヤボンドが行われた青紫色半導体レーザ素子300を示す上面図である。
本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子300は、第1の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子100と同様の方法で作製されるが、リッジ部Riの両側でリッジ部Riに沿って形成されるGe膜303の平坦部上の形成領域が異なる。具体的には、Ge膜303は、活性層103の端面(共振器端面)から内側に一定幅の領域には形成されない。これにより、エアブロック層EBの形成領域が、第1の実施の形態におけるエアブロック層EBの形成領域と異なる。
図4(a)および図4(b)に示すように、この青紫色半導体レーザ素子300においては、Ge膜303が共振器端面から内側に一定幅の領域に形成されないことにより、エアブロック層EBの両端部が共振器端面よりもそれぞれ距離L内側に位置する。なお、図4(a)および図4(b)では、リッジ部Riを点線で示し、エアブロック層EBを破線で示している。
本実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子300においては、エアブロック層EBの形成領域を覆うように形成されるパッド電極108の一部が、リッジ部Riの一側方に突出している。図4(c)に示すように、パッド電極108の突出部分TにワイヤWRがボンディングされる。
(2)第3の実施の形態における効果
(2−a)
本実施の形態では、エアブロック層EBの両端部が、共振器端面よりもそれぞれ距離L内側に位置する。
この場合、共振器端面近傍では、光の閉じ込め効果が低くなるため、光密度が低下する。これにより、共振器端面近傍の領域の結晶が光吸収により生じる熱の影響により損傷することが防止される。その結果、青紫色半導体レーザ素子300の信頼性がさらに向上する。
なお、リッジ部Riの共振器端面近傍の領域で十分な光密度の低減効果を得るためには、エアブロック層EBの端部と共振器端面との間の距離Lを5μm以上に設定することが好ましい。
(2−b)
上述のように、パッド電極108の突出部分Tは、ワイヤボンディングのための領域として用いられる。それにより、ワイヤボンディングをエアブロック層EBが形成されていない領域で行うことができる。
したがって、ワイヤボンディングの際の衝撃によりエアブロック層EBが損傷を受けることが防止される。
[4] 請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記各実施の形態においては、p型クラッド層104がクラッド層の例であり、エアブロック層EBが空隙の例であり、パッド電極108の突出部分Tが端子部の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明に係る半導体レーザ素子およびその製造方法は、光ピックアップ装置、表示装置、光源等ならびにそれらの製造に有効に利用できる。
第1の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の製造方法を説明するための模式的工程図である。 第1の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の製造方法を説明するための模式的工程図である。 第2の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の製造方法を説明するための模式的工程図である。 第3の実施の形態に係る青紫色半導体レーザ素子の上面図および模式的断面図である。 従来の窒化物系半導体レーザ素子の一構造例を示す模式的断面図である。
符号の説明
100,200,300 青紫色半導体レーザ素子
101 n型GaN基板
102 n型クラッド層
103 活性層
104 p型クラッド層
105 p型コンタクト層
106 p型オーミック電極
107 SiO
108 パッド電極
EB エアブロック層
L エアブロック層の端部と共振器端面との間の距離
Ri リッジ部
T パッド電極の突出部分
WL エアブロック層の幅
WR ワイヤ

Claims (7)

  1. 活性層と、
    前記活性層上に形成される平坦部とその平坦部上の中央部に形成されるストライプ状のリッジ部とを有するクラッド層と、
    前記リッジ部の両側面および前記平坦部を覆うように形成される絶縁層とを備え、
    前記リッジ部の両側における前記絶縁層と前記平坦部との間の領域に空隙が形成されたことを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 前記空隙は、前記リッジ部の両側面から所定の幅の領域に形成され、
    前記所定の幅は、前記活性層から出射されるレーザ光の波長よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素子。
  3. 前記活性層は共振器を構成し、
    前記空隙は、前記リッジ部と平行な方向において、前記共振器の端面から所定の距離内側の位置に至る領域を除いて形成されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体レーザ素子。
  4. 前記リッジ部を通して前記活性層に電流を供給するための電極をさらに備え、
    前記電極は、前記空隙の領域の上方を除く前記絶縁層上の領域に延びる端子部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体レーザ素子。
  5. 活性層を形成する工程と、
    前記活性層上にクラッド層を形成する工程と、
    ストライプ状の領域を除いて前記クラッド層を所定深さまで除去することにより平坦部とその平坦部上のリッジ部とを形成する工程と、
    前記リッジ部の側面および前記平坦部上を覆うように絶縁層を形成する工程と、
    前記リッジ部の両側における前記絶縁層と前記平坦部との間の領域に空隙を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
  6. 前記絶縁層を形成する工程は、
    前記リッジ部の両側における平坦部上にエッチングにより除去可能な除去層を形成する工程と、
    前記リッジ部の側面および前記除去層上に前記絶縁層を形成する工程とを含み、
    前記空隙を形成する工程は、
    エッチングにより前記除去層を除去する工程を含むことを特徴とする請求項5記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  7. 前記除去層を除去する工程は、前記リッジ部の両側における前記絶縁層と前記除去層との界面にエッチング液を浸透させることにより前記除去層を除去する工程を含むことを特徴とする請求項6記載の半導体レーザ素子の製造方法。
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