JP5682777B2 - 空気入りタイヤ及びその加硫用金型 - Google Patents

空気入りタイヤ及びその加硫用金型 Download PDF

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Description

本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾が設けられた空気入りタイヤ及びその加硫用金型に関するものである。
一般に、この種の空気入りタイヤとしては、サイドウォールの外表面にメーカ名、商品名、タイヤサイズ等を表す複数の文字が設けられ、サイドウォールにおいて各文字が目立つように、各文字をサイドウォールの外表面から突出するように形成し、且つ、各文字の表面がその幅方向中心に向かって突状となるように形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。近年では、タイヤの装飾性を向上すること等を目的として、タイヤのサイドウォールに設けたメーカ名、商品名、タイヤサイズ等を表す文字を目立たせたいという要求が高まってきており、前記空気入りタイヤの構成はこの要求に基づくものである。
特開2006−224704号公報
ところで、前記空気入りタイヤでは、文字の表面がその幅方向中心に向かって突状に形成されているので、文字が大きくなって文字を構成する各線が大きくなる場合は、文字のサイドウォールからの突出高さ寸法が大きくなる。しかしながら、サイドウォールに設ける文字の突出高さには規格上の制限があり、また、文字の高さが高くなることによりタイヤの空気抵抗が増加することになるので、文字のサイドウォールからの突出高さ寸法を大きくすることには限界がある。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイドウォールの外表面に設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形を目立たせることのできる空気入りタイヤ及びその加硫用金型を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凸部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されている。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凸部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されるように構成されている。
このように、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凸部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されているので、例えば各凸部の延設方向両端部に大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が各文字又は各図形の輪郭に沿って並ぶように配置されている場合は、各文字又は各図形の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字又は各図形の輪郭部分が各文字又は各図形の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字や各図形が立体的に見える。逆に、例えば各凸部の延設方向中央側に大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が各文字の文字骨格線に沿って並ぶように配置されている場合は、文字の骨格が強調され、また、光の当たり方によって、各文字の文字骨格線の近傍が各文字の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字が立体的に見える。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凹部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されている。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凹部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されるように構成されている。
このように、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凹部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されているので、例えば各凹部の延設方向両端部に大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が各文字又は各図形の輪郭に沿って並ぶように配置されている場合は、各文字又は各図形の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字又は各図形の輪郭部分が各文字又は各図形の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字や各図形が立体的に見える。逆に、例えば各凹部の延設方向中央側に大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が各文字の文字骨格線に沿って並ぶように配置されている場合は、文字の骨格が強調され、また、光の当たり方によって、各文字の文字骨格線の近傍が各文字の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字が立体的に見える。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凸部が設けられ、各小凸部はそれぞれ最も近い凸部と平行に延設され且つ最も近い凸部よりも短く形成され、各小凸部が所定方向に並ぶように配置されている。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凸部が設けられ、各小凸部はそれぞれ最も近い凸部と平行に延設され且つ最も近い凸部よりも短く形成され、各小凸部が所定方向に並ぶように配置されるように構成されている。
このように、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凸部が設けられ、各小凸部はそれぞれ最も近い凸部と平行に延設され且つ最も近い凸部よりも短く形成され、各小凸部が所定方向に並ぶように配置されているので、例えば各凸部の延設方向両端部と各小凸部の端部が揃うように各小凸部が配置され、各小凸部が各文字又は各図形の輪郭に沿って並ぶように配置されている場合は、各文字又は各図形の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字又は各図形の輪郭部分が各文字又は各図形の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字や各図形が立体的に見える。逆に、例えば各凸部の延設方向中央側に各小凸部が配置され、各小凸部が各文字の文字骨格線に沿って並ぶように配置されている場合は、文字の骨格が強調され、また、光の当たり方によって、各文字の文字骨格線の近傍が各文字の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字が立体的に見える。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凹部が設けられ、各小凹部はそれぞれ最も近い凹部と平行に延設され且つ最も近い凹部よりも短く形成され、各小凹部が所定方向に並ぶように配置されている。
また、本発明は、サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凹部が設けられ、各小凹部はそれぞれ最も近い凹部と平行に延設され且つ最も近い凹部よりも短く形成され、各小凹部が所定方向に並ぶように配置されている。
このように、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凹部が設けられ、各小凹部はそれぞれ最も近い凹部と平行に延設され且つ最も近い凹部よりも短く形成され、各小凹部が所定方向に並ぶように配置されているので、例えば各凹部の延設方向両端部と各小凹部の端部が揃うように各小凹部が配置され、各小凹部が各文字又は各図形の輪郭に沿って並ぶように配置されている場合は、各文字又は各図形の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字又は各図形の輪郭部分が各文字又は各図形の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字や各図形が立体的に見える。逆に、例えば各凹部の延設方向中央側に各小凹部が配置され、各小凹部が各文字の文字骨格線に沿って並ぶように配置されている場合は、文字の骨格が強調され、また、光の当たり方によって、各文字の文字骨格線の近傍が各文字の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字が立体的に見える。
本発明の空気入りタイヤによれば、各文字又は各図形の一部を強調することができ、また、光の当たり方によっては各文字又は各図形が立体的に見えるので、サイドウォールの外表面に設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形を目立たせることができる。
本発明の第1実施形態の空気入りタイヤの要部正面図 空気入りタイヤの正面図 文字の正面図 文字の要部正面図 図3におけるX−X線断面図 第1実施形態の第1変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第1変形例を示す文字の要部正面図 第1実施形態の第2変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第3変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第4変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第5変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第6変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第7変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第8変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第9変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第10変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第11変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第12変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第13変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の第14変形例を示す文字の正面図 第1実施形態の比較例を示す文字の正面図 評価結果をあらわす表 本発明の第2実施形態の文字の正面図 第2実施形態の第1変形例を示す文字の正面図 第2実施形態の第2変形例を示す文字の正面図 第2実施形態の比較例を示す文字の正面図 評価結果をあらわす表 第1実施形態の第15変形例を示す文字の断面図 第1実施形態の第16変形例を示す文字の断面図 第1実施形態の第17変形例を示す文字の断面図 第1実施形態の第18変形例を示す文字の断面図 第1実施形態の第19変形例を示す文字の断面図
本発明の第1実施形態の空気入りタイヤを図1〜図5を参照しながら説明する。この空気入りタイヤは、例えば4輪自動車、トラック、バス等に装着されて使用される。
この空気入りタイヤは、図1及び図2に示すように、サイドウォール1の外表面1aにおける径方向所定範囲ARに全周に亘って帯状に装飾帯2が設けられている。装飾帯2には、それぞれタイヤ径方向に延びる複数のリッジRが設けられ、各リッジRは隣り合うリッジと略平行(隣り合うリッジのなす角度が1°以下)に並ぶように配置されている。各リッジRは例えば0.3〜1.0mmの幅寸法を有し、サイドウォール1の外表面1a基準で0.1〜0.5mmの高さ寸法を有する。また、装飾帯2には標章やサイズ表示や装飾のための複数の文字10や図形20が設けられ、各文字10や各図形20はサイドウォール1の外表面1aから突出する複数の凸部Tの集合によって形成されている。尚、本タイヤを加硫成形する加硫用金型のキャビティには、各リッジR、各文字10の凸部T及び各図形20の凸部Tに応じた凹凸が設けられ、その凹凸によってサイドウォール1の外表面1aに各リッジR、各文字10及び各図形20が刻設されている。
各凸部Tはタイヤ周方向に延設され、隣接する凸部Tが互いに略平行(隣接する凸部Tの延設方向のなす角度が1°以下)に並ぶように配置されている。また、各凸部Tの端部はそれぞれ各文字10又は各図形20の輪郭を構成している。各凸部Tはその延設方向中央側に幅が一定である一定領域T1を有するとともに、各凸部Tの延設方向両端部には一定領域T1よりも大幅の大幅領域T2が設けられている。また、各凸部Tの大幅領域T2は各文字10又は各図形20の輪郭に沿って並ぶように配置されている。各凸部Tを例えばサイドウォール1の外表面1aからの高さが0.1〜1.0mm程度となるように形成することができ、タイヤサイズに応じてそれ以上の高さ寸法に設定することも可能である。本実施形態では各凸部Tはサイドウォール1の外表面1aからの高さが1.0mmとなるように形成されている。
例えば、図3の文字10は「Y」の字を表し、各凸部Tの両端部はそれぞれ「Y」の字の輪郭を構成している。また、各凸部Tの大幅領域T2は「Y」の字の輪郭に沿って並ぶように配置されている。図3及び4に示すように、各凸部Tの一定領域T1の幅W1は0.5mmであり、大幅領域T2の最大幅W2はW1の2.5倍となっている。また、各大幅領域T2は、一定領域T1の端部T1Sから徐々に幅が大きくなる漸増領域T2Sを有し、漸増領域T2Sの長さLは大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の5倍となっている。尚、本明細書では、各凸部Tの一定領域T1の幅W1及び大幅領域T2の幅W2は、各凸部Tの上面Aの領域での幅を言う。また、各凸部Tの一定領域T1の幅は0.3mm以上であればよく、タイヤサイズや文字10及び図形20の大きさに応じて大きくすることが可能である。
このように、本実施形態によれば、各文字10又は各図形20がタイヤ周方向に延設され且つサイドウォール1の外表面1aから突出している複数の凸部Tの集合によって形成され、各凸部Tの両端部がそれぞれ各文字10又は各図形20の輪郭を構成し、隣接する凸部Tが互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部Tは幅が一定である一定領域T1を有するとともに、各凸部Tは延設方向両端部に一定領域T1よりも大幅の大幅領域T2が設けられ、各凸部Tの大幅領域T2が各文字10や各図形20の輪郭に沿って並ぶように配置されているので、各文字10又は各図形20の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字10又は各図形20の輪郭部分が各文字10又は各図形20の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字10や各図形20が立体的に見える。このため、サイドウォール1の外表面1aに設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字10又は図形20を目立たせることができる。
尚、本実施形態では、各凸部Tの延設方向両端部に大幅領域T2を設けたものを示したが、各凸部Tの延設方向中央側に大幅領域T2を設けることも可能である。例えば、図6及び7に示すように、各凸部Tの大幅領域T2を「Y」の字の文字骨格線BL(仮想線であり、実際には存在しない。文字の略中心に位置する線であり、文字の骨格とも言える線を意味する。以下同じ。)の近傍に配置することが可能である。図6及び7では、各凸部Tの一定領域T1の幅W1は0.5mmであり、大幅領域T2の最大幅W2はW1の2.5倍となっている。また、各大幅領域T2は、一定領域T1の端部T1Sから徐々に幅が大きくなる漸増領域T2Sを有し、漸増領域T2Sの長さLは大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の5倍となっている。
この場合、各文字10の骨格が強調され、また、光の当たり方によって、各文字10の文字骨格線BLの近傍が各文字の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字10が立体的に見える。このため、サイドウォール1の外表面1aに設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字10又は図形20を目立たせることができる。
前述のように各凸部Tに大幅領域T2を設ける効果を確認するために、図3、図6、及び図8〜図21のサンプルを作成し、これらのサンプルを曇天の日の日中に太陽の光が2000〜40000ルクス程度である屋外で30人が観察し、各文字10が立体的に見えるか否かの判定と、各文字10の装飾性の高さの判定を行い、その判定結果を図22のように数値化した。
立体的に見えるか否かの判定では、立体的に見えると判断した人数が全体の70%を超える場合は、判定値を115とし、立体的に見えると判断した人数が全体の85%を超える場合は、判定値を120とし、立体的に見えると判断した人数が全体の95%を超える場合は、判定値を125とし、立体的に見えると判断した人数が30%を超える場合は、判定値を110とし、立体的に見えると判断した人数が30%以下である場合は、判定値を105とし、立体的に見えると判断した人数が0%である場合は、判定値を100とした。
また、装飾性の高さの判定では、図10の場合に比べて装飾性が極めて高いと判断した人数が全体の50%を超える場合は、判定値を115とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が全体の75%を超える場合は、判定値を120とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が全体の90%を超える場合は、判定値を125とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が30%を超える場合は、判定値を110とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が30%以下である場合は、判定値を105とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が0%である場合は、判定値を100とした。
図3は図22中の実施例1に対応し、図6は図22中の実施例9に対応し、これらの構成については前述の通りである。
図8は図22の実施例2に対応し、図3において、大幅領域T2の最大幅W2を一定領域T1の幅W1の2倍としたものである。
図9は図22の実施例3に対応し、図3において、大幅領域T2の最大幅W2を一定領域T1の幅W1の1.5倍としたものである。
図10は図22の実施例4に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の2.5倍としたものである。
図11は図22の実施例5に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の1倍としたものである。
図12は図22の実施例6に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の0倍とし、漸増領域を設けないものである。
図13は図22の実施例7に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の10倍としたものである。
図14は図22の実施例8に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の15倍としたものである。
図15は図22の実施例10に対応し、図3において、大幅領域T2の最大幅W2を一定領域T1の幅W1の2倍としたものである。
図16は図22の実施例11に対応し、図3において、大幅領域T2の最大幅W2を一定領域T1の幅W1の1.5倍としたものである。
図17は図22の実施例12に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の2.5倍としたものである。
図18は図22の実施例13に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の1倍としたものである。
図19は図22の実施例14に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の10倍としたものである。
図20は図22の実施例15に対応し、図3において、漸増領域T2Sの長さLを大幅領域T2の幅W2から一定領域T1の幅W1を減算した値(W2−W1)の15倍としたものである。
図21は図22の比較例1に対応し、図2において各凸部Tに大幅領域T2を設けていないものである。
図22の評価結果より、実施例1〜15は何れも、比較例1に比べて文字10が立体的に見え、文字10の装飾性も高いと評価された。尚、各凸部Tの間隔を考慮し、大幅領域T2の最大幅W2は一定領域T1の幅W1の5倍以下であることが好ましい。
尚、前記評価では、曇天の日の日中に太陽の光が2000〜40000ルクス程度である屋外で評価を行ったものを示したが、晴天の日の日中の屋外や、屋内において照明の光があたる状況でも、前記評価結果と同様の作用効果を奏し得る。
尚、各凸部Tの大幅領域T2をタイヤ径方向や文字骨格線BLに沿った方向以外の所定方向に並ぶように配置することも可能である。この場合でも、大幅領域T2が並設された範囲が強調され、文字10が立体的に見える。
尚、例えば図10のように、隣接する凸部Tの大幅領域T2同士が接続される場合でも、各文字10の文字骨格線BLの近傍が各文字の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字10が立体的に見える。
本発明の第2実施形態の空気入りタイヤを図23を参照しながら説明する。この空気入りタイヤは、例えば4輪自動車、トラック、バス等に装着されて使用される。
この空気入りタイヤは、第1実施形態において各文字10及び各図形20の構成を変えたものである。本実施形態では、各文字10や各図形20が所定方向に延設され且つサイドウォール1の外表面1aから突出している複数の凸部Tの集合によって形成され、各凸部Tの端部がそれぞれ各文字10又は各図形20の輪郭を構成し、隣接する凸部Tが互いに略平行(隣接する凸部Tの延設方向のなす角度が1°以下)に並ぶように配置され、各凸部Tの間にそれぞれ少なくとも1つの小凸部STが設けられ、各小凸部STがそれぞれ最も近い凸部Tと平行に延設され且つ最も近い凸部Tよりも短く形成され、各小凸部STが各文字10や各図形20の輪郭に沿って並ぶように配置されている。
例えば、図23の文字10は「Y」の字の下半分を表し、各凸部Tの両端部はそれぞれ「Y」の字の下半分の輪郭を構成している。また、小凸部STの一端部もそれぞれ「Y」の字の輪郭を構成している。凸部Tと凸部Tとの間にはそれぞれ6本の小凸部STが配置され、凸部Tの延設方向一端側に3本の小凸部STが配置され、凸部Tの延設方向他端側に3本の小凸部STが配置されている。また、各小凸部STは凸部Tから離れるに従って徐々に長さが短くなっている。図23では、各凸部Tの幅W3は0.3mmであり、各小凸部STの幅W4も0.3mmである。尚、本明細書では、各凸部Tの幅W3及び各小凸部STの幅W4は、各凸部T及び各小凸部STの上面の領域での幅を言う。
このように、本実施形態によれば、各凸部Tの端部がそれぞれ各文字10又は各図形20の輪郭を構成し、隣接する凸部Tが互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部Tの間にそれぞれ6つの小凸部STが設けられ、各小凸部STはそれぞれ最も近い凸部Tと平行に延設され且つ最も近い凸部Tよりも短く形成され、各小凸部STが各文字10又は各図形20の輪郭に沿って並ぶように配置されているので、各文字10又は各図形20の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字10又は各図形20の輪郭部分が各文字10又は各図形20の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字10や各図形20が立体的に見える。したがって、サイドウォール1の外表面1aに設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字10又は図形20を目立たせることができる。
尚、第2実施形態では、各凸部Tの間にそれぞれ6つの小凸部STが設けられているが、図24に示すように、各凸部Tの間にそれぞれ2つの小凸部STを設けることも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。但し、図23のように、各凸部Tの間にそれぞれ6つの小凸部STが設けられ、各小凸部STが凸部Tから離れるに従って徐々に長さが短くなるように構成されている方が、各文字10や各図形20が立体的に見せる上で有利である。
また、各凸部Tの間にそれぞれ1つ又は複数の小凸部STを設け、各小凸部STを隣接する各凸部Tの延設方向中央側に配置することも可能である。例えば、図25に示すように、各小凸部STを「Y」の字の文字骨格線の近傍に配置することが可能である。この場合、各文字10の骨格が強調され、また、光の当たり方によって、各文字10の文字骨格線BLの近傍が各文字10の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字10が立体的に見える。このため、サイドウォール1の外表面1aに設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字10又は図形20を目立たせることができる。
前述のように各小凸部STを設ける効果を確認するために、図23〜25のサンプルを作成し、これらのサンプルを曇天の日の日中に太陽の光が2000〜40000ルクス程度である屋外で30人が観察し、各文字10が立体的に見えるか否かの判定と、各文字10の装飾性の高さの判定を行い、その判定結果を図26のように数値化した。立体的に見えるか否かの判定及び装飾性の高さの判定は第1実施形態と同じである。
図23は図27の実施例16に対応し、図24は図27の実施例17に対応し、図25は図27の実施例18に対応し、これらの構成については前述の通りである。
図26は図27の比較例2に対応し、図23において各小凸部STを設けていないものである。
図27の評価結果より、実施例16〜18は何れも、比較例2に比べて文字10が立体的に見え、文字10の装飾性も高いと評価された。
尚、前記各実施形態では、複数の凸部Tや複数の各小凸部STによって各文字10や各図形20を形成したものを示したが、第1実施形態では、各凸部Tの代わりにタイヤ軸方向から見て同形状の凹部を設け、第2実施形態では、各凸部Tの代わりにタイヤ軸方向から見て同形状の凹部を設けるとともに、各小凸部STの代わりにタイヤ軸方向から見て同形状の小凹部を設けることにより、各文字10や各図形20を形成することも可能であり、この場合でも前記各実施形態と同様の作用効果を奏する。
尚、前記各実施形態において、各凸部Tの高さ寸法を各凸部Tの延設方向両端側で低くすることも可能である。例えば、図28は第1実施形態の図3におけるY−Y断面の変形例であるが、図28のように、各凸部Tの高さ寸法を各凸部Tの延設方向両端側に向かって徐々に低くすることも可能である。この場合でも、各凸部Tは幅が一定である一定領域T1を有するとともに、各凸部Tの延設方向両端側に一定領域T1よりも大幅の大幅領域T2が設けられ、各凸部Tの大幅領域T2が各文字10や各図形20の輪郭に沿って並ぶように配置されているので、各文字10又は各図形20の輪郭が強調される。また、光の当たり方によって、各文字10又は各図形20の輪郭部分が各文字10又は各図形20の他の部分よりも奥側に見えたり手前側に見えたりする視覚的効果を生じ、各文字10や各図形20が立体的に見える。このため、各凸部Tの高さ寸法を各凸部Tの延設方向両端側に向かって徐々に低くする場合でも、サイドウォール1の外表面1aに設ける標章やサイズ表示や装飾のための文字10又は図形20を目立たせることができる。尚、各凸部Tの高さ寸法を各凸部Tの延設方向両端側に向かって徐々に低くすることは、各文字10や各図形20の高さ寸法が各凸部Tの延設方向の両端側に向かって低くなることを意味するので、各文字10や各図形20の空気抵抗を低くする上で極めて有利である。
尚、前記各実施形態において、各凸部Tの上面の少なくとも一部や、各凹部の底面の少なくとも一部や、各小凸部STの上面の少なくとも一部や、各小凹部の底面の少なくとも一部を、サイドウォール1の外表面1aと角度をなすように形成することも可能である。例えば図29に示すように、各凸部Tの上面をサイドウォール1の外表面1aに対して好ましくは5°以上傾斜している平面によって形成することも可能であり、図30に示すように、各凸部Tの上面を互いに所定の角度βをなす複数の平面によって形成することも可能であり、図31に示すように、各凸部Tの上面を凸曲面によって形成することも可能であり、図32に示すように、各凸部Tを凹曲面によって形成することも可能である。尚、図30では各凸部Tの上面を凸部Tの幅方向に傾斜した2つの面によって形成したものを示したが、各凸部Tの上面を凸部Tの延設方向に傾斜した複数の面によって形成することも可能である。図29及び30は図3におけるX−X断面の変形例であり、図31及び32は図3におけるY−Y断面の変形例である。
このように、各凸部Tや各小凸部STの上面の少なくとも一部又は各凹部や各小凹部STの底面の少なくとも一部をサイドウォール1の外表面1aと角度をなすように形成した場合、各凸部Tや各小凸部STの上面又は各凹部や各小凹部STの底面における光の反射とサイドウォール1の外表面1aにおける光の反射が異なることになり、また、装飾帯2に設ける各リッジRの上面はサイドウォール1の外表面1aと略平行に形成されることが多く、各凸部Tや各小凸部STの上面又は各凹部や各小凹部STの底面における光の反射と各リッジRの上面における光の反射も異なることになるので、各凸部T、各小凸部ST、各凹部又は各小凹部をより目立たせることができる。
また、前記各実施形態において、各凸部Tや各小凸部STの上面の少なくとも一部又は各凹部や各小凹部STの底面をサイドウォール1の外表面1aや各リッジRの上面と異なる面粗度とすることも可能である。例えば、各凸部Tや各小凸部STの上面の少なくとも一部又は各凹部や各小凹部STの底面の10点平均粗さと、サイドウォール1の外表面1aや各リッジRの上面の10点平均粗さとを、3μm以上異ならせることが可能である。この場合、各凸部Tや各小凸部STの上面の少なくとも一部又は各凹部や各小凹部STの底面における光の反射とサイドウォール1の外表面1aや各リッジRの上面における光の反射が異なることになるので、各凸部Tや各小凸部STの上面の少なくとも一部又は各凹部や各小凹部STの底面をより目立たせることができる。尚、前述のように10点平均粗さを3μm以上異ならせることにより前記効果を奏し得るが、より確実に効果を奏するように、7μm以上異ならせることが好ましい。
尚、前記各実施形態では、装飾部2に複数のリッジRを設けた上で文字10や図形20を設けたものを示したが、装飾部2にリッジRを設けない場合や、リッジRの他に他の模様が設けられている場合でも、前述と同様の作用効果を奏する。また、文字10や図形20をサイドウォール1の装飾部2以外の部分に設けることも可能である。
1…サイドウォール、1a…装飾部、2…装飾帯、10…文字、20…図形、T…凸部、ST…小凸部、R…リッジ。

Claims (10)

  1. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、
    隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凸部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、
    隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凹部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 前記各凸部又は各凹部の延設方向の両端に大幅領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記凸部又は凹部の大幅領域が、一定領域の端部から徐々に幅が大きくなる漸増領域を有し、
    前記凸部又は凹部の一定領域の幅をW1とし、その凸部又は凹部の大幅領域の最大幅をW2とし、その凸部又は凹部の延設方向における漸増領域の長さをLとした場合に、W2/W1が2倍以上であり、L/(W2−W1)が1倍以上である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、
    隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凸部が設けられ、各小凸部はそれぞれ最も近い凸部と平行に延設され且つ最も近い凸部よりも短く形成され、各小凸部が所定方向に並ぶように配置されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  6. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、
    隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凹部が設けられ、各小凹部はそれぞれ最も近い凹部と平行に延設され且つ最も近い凹部よりも短く形成され、各小凹部が所定方向に並ぶように配置されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、
    前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凸部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凸部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されるように構成されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ用の加硫用金型。
  8. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、
    前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部は幅が一定である一定領域を有するとともに、各凹部は延設方向端部又は中央側に一定領域よりも大幅の大幅領域が設けられ、各凹部の大幅領域が所定方向に並ぶように配置されるように構成されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ用の加硫用金型。
  9. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、
    前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凸部の集合によって形成され、各凸部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凸部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凸部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凸部が設けられ、各小凸部はそれぞれ最も近い凸部と平行に延設され且つ最も近い凸部よりも短く形成され、各小凸部が所定方向に並ぶように配置されるように構成されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ用の加硫用金型。
  10. サイドウォールの外表面に標章やサイズ表示や装飾のための文字又は図形が設けられた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、
    前記各文字又は各図形がタイヤ周方向に一端から他端に亘って一直線状に延設された複数の凹部の集合によって形成され、各凹部の端部がそれぞれ各文字又は各図形の輪郭を構成し、隣接する凹部が互いに略平行に並ぶように配置され、各凹部の間にそれぞれ少なくとも1つの小凹部が設けられ、各小凹部はそれぞれ最も近い凹部と平行に延設され且つ最も近い凹部よりも短く形成され、各小凹部が所定方向に並ぶように配置されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ用の加硫用金型。
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