JP5682640B2 - マンコンベア用移動手摺の製造装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エスカレーターや動く歩道等のマンコンベアで使用されるマンコンベア用移動手摺の製造装置に関するものである。
エスカレーターや動く歩道といったマンコンベアでは、一般に、横断面C字状の無端状を呈する移動手摺が使用されている。この移動手摺は、踏段上の乗客が安全のために掴むものであり、上記踏段と同期するように駆動され、また、案内レール等によってその走行が案内されている。
上記構成の移動手摺を備えたマンコンベアでは、一般に、移動手摺の駆動と走行の案内とが、その内側面(内側面に設けられた帆布)を介して行われている。このため、移動手摺には、その内側面に、十分な駆動力を発生させるための高い摩擦特性(摩擦係数)と、走行時の摺動抵抗を低減させるための低い摩擦特性(摩擦係数)との双方の機能を備えることが要求される。
このような事情に鑑み、マンコンベアの移動手摺として、横断面C字状を呈し、無端状に形成された本体樹脂部と、本体樹脂部の内側面に、本体樹脂部の長手に沿って設けられた帆布と、を備え、帆布は、本体樹脂部に設けられた基布と、基布の表面の一部を覆うように基布に設けられ、基布よりも低い摩擦特性を有する摺動布と、を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−42413号公報
移動手摺は、ゴムやポリウレタンなどの樹脂の内部に抗張体を配し、直線的な案内や屈曲部での摩擦抵抗を減らすため、内側表面を綿布やポリエステル製の繊維を織った帆布で構成しているが、摩擦駆動面とガイドとの摺動面が同じ材質であれば駆動力に余裕をもてない。そこで、特許文献1に記載のものでは、移動手摺の帆布を駆動面と摺動面に分け、摺動面にフッ素樹脂繊維等の極めて低い摩擦特性を有する低摩擦糸を織り込んで帆布を構成している。このため、駆動面を構成する帆布は高摩擦の表面特性、摺動面は低摩擦の表面特性で構成されていることにより、帆布を成型する場合、金型内で樹脂の成型圧力が作用すると、帆布の駆動部の基布や摺動部の低摩擦面が金型に押し付けられる。帆布全体は、金型を出た水槽側から引かれるため、滑り易い低摩擦面の摺動部は小さな張力で引き出されるが、滑り難い駆動部は引き出すために大きな張力を必要とするので、帆布各部の接触抵抗に差が生じる。この引き出し張力の差によって、帆布全体は摺動布が内側に寄って布幅が狭くなり、横断面C字状の所定の形状を維持できなくなるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の異なる摩擦特性を有する帆布でも、金型と接触する面の接触抵抗を同じにできるマンコンベア用移動手摺の製造装置を提供するものである。
この発明に係るマンコンベア用移動手摺の製造装置は、横断面C字状を呈し、無端状に形成された本体樹脂部と、本体樹脂部の内側面に、本体樹脂部の長手に沿って設けられた帆布とを備え、帆布は、本体樹脂部に設けられた高い摩擦特性を有する基布と、基布の表面の一部を覆うように基布に設けられ、基布よりも低い摩擦特性を有する摺動布とを備えたものであって、本体樹脂部と帆布とを一体成型する金型と、金型で成型された移動手摺を押し出す押出機と、金型内で、高い摩擦特性を有する基布の中央部下面に接触するように配置され、摺動布と同じ低い摩擦特性を有する無端状に構成された案内ベルトとを備え、無端状の案内ベルトは帆布と一緒に金型から押出されるものである。
また、本体樹脂部と帆布とを一体成型する金型と、金型で成型された移動手摺を押し出す押出機と、金型内で、高い摩擦特性を有する基布の中央部下面に接触するように配置され、摺動布と同じ低い摩擦特性を有する無端状に構成された案内ベルトと、金型の外側でかつ案内ベルトの出入り口部近傍にそれぞれ回転可能に設けられ、案内ベルトを位置決め案内する一対の案内ローラとを備え、無端状の案内ベルトは帆布と一緒に金型から押出されるものである。
また、本体樹脂部と帆布とを一体成型する金型と、金型で成型された移動手摺を押し出す押出機と、金型内で、高い摩擦特性を有する基布の中央部下面に接触するように配置され、摺動布と同じ低い摩擦特性を有する無端状に構成された案内ベルトと、金型の外側でかつ案内ベルトの出入り口部近傍にそれぞれ回転可能に設けられ、案内ベルトを位置決め案内する一対の案内ローラと、案内ローラ間に設けられ、案内ベルトに所定の張力を付与する張力付与手段とを備え、無端状の案内ベルトは帆布と一緒に金型から押出されるものである。
また、無端状に構成された案内ベルトは、金型と接触する下層を摺動布と同じ低い摩擦特性を有する材質で構成し、基布の中央部下面に接触する上層を基布と同じ高い摩擦特性を有する材質で構成したものである。
この発明によれば、金型内の樹脂圧力が複数の異なる摩擦特性を有する帆布に作用した場合でも、金型と接触する面の帆布の接触抵抗を同じにできるので、安定した帆布の成型加工を実現できる効果がある。
マンコンベアの全体構成を示す側面図である。 手摺駆動装置の構成を示す側面図である。 移動手摺の手摺駆動部を示す断面図である。 移動手摺の手摺ガイド部を示す断面図である。 移動手摺に使用される帆布の外観図及び断面図である。 従来の移動手摺の製造装置を説明するための側面図である。 従来の移動手摺の製造装置の金型部を示す断面図である。 従来の移動手摺の製造装置による帆布の変形モデルを説明するための概略図である。 この発明の実施の形態1におけるマンコンベア用移動手摺の製造装置を説明するための側面図である。 この発明の実施の形態1におけるマンコンベア用移動手摺の製造装置の金型部を示す断面図である。 この発明の実施の形態1におけるマンコンベア用移動手摺の製造装置の金型部を示す正面図である。 この発明の実施の形態2におけるマンコンベア用移動手摺の製造装置のベルトの構成を示す断面図である。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はマンコンベアの全体構成を示す側面図、図2は手摺駆動装置の構成を示す側面図である。以下においては、マンコンベアの一例として、上下階床間の移動の際に利用されるエスカレーターの構成について具体的に説明し、動く歩道等の他の例については、その説明を省略する。
図1、図2において、1は上下階床間に架け渡されたエスカレーターのトラスである。エスカレーターの自重及び積載荷重は、このトラス1によって支持される。2は乗客が上下階床間を移動する際に乗る踏段、3は踏段2が連結された無端状の踏段チェーン、4は踏段チェーン3が巻き掛けられた踏段駆動用スプロケット、5は踏段駆動用スプロケット4等を駆動するための駆動電動機、6は駆動電動機5の出力を減速し、チェーンを介して踏段駆動用スプロケット4を回転させる減速機、7は駆動電動機5の制御等、エスカレーターの運転制御を司る制御盤である。
8は上記踏段2と同期するように駆動される移動手摺である。この移動手摺8は無端状を呈しており、その上部側が、踏段2の両側に立設された欄干9の上端部に沿って移動する。また、移動手摺8は、エスカレーターの上下乗降口において上下に反転され、下部側が、踏段2の両側に設けられたスカートガード内等に配置される。
10は移動手摺8を駆動するための手摺駆動装置である。この手摺駆動装置10は、駆動ローラ11及び加圧ローラ12を備えた摩擦駆動方式によって移動手摺8を駆動する。即ち、手摺駆動装置10は、駆動ローラ11と加圧ローラ12とによって移動手摺8を上下から挟み込むことにより、この挟み込んだ状態で駆動ローラ11を回転させ、移動手摺8との間の摩擦力を利用して移動手摺8を駆動する。なお、駆動の際、駆動ローラ11は移動手摺8の内側面に、加圧ローラ12は移動手摺8の外側面(乗客が把持する把持面)に接触する。
また、13は踏段駆動用スプロケット4と同軸に設けられた手摺駆動用スプロケット、14は手摺駆動用スプロケット13の回転力を手摺駆動装置10に伝達するための手摺チェーンである。即ち、駆動電動機5の駆動力によって手摺駆動用スプロケット13が踏段駆動用スプロケット4とともに回転することにより、手摺チェーン14を介してその駆動力が手摺駆動装置10に伝達される。そして、移動手摺8は、手摺駆動装置10によって駆動され、踏段2に同期して上下乗降口間を循環移動する。
次に、上記移動手摺8について具体的に説明する。
図3は移動手摺の手摺駆動部を示す断面図、図4は移動手摺の手摺ガイド部を示す断面図、図5は移動手摺に使用される帆布の外観図及び断面図である。
移動手摺8は、横(短手方向)断面が略C字状を呈しており、上記手摺駆動装置10による駆動と案内レール15による走行の案内とが、内側面を介して行われる。即ち、移動手摺8には、その内側面に、十分な駆動力を発生させるための高い摩擦特性(摩擦係数)と、走行時の走行抵抗(案内レール15との摺動抵抗)を低減させるための低い摩擦特性(摩擦係数)との双方の機能が要求されている。
移動手摺8は、上記機能を実現するための構成を有しており、その要部が、例えば、本体樹脂部16、抗張体17、帆布18によって構成されている。
本体樹脂部16は、移動手摺8の要部を構成するものであり、横断面が略C字状を呈し、無端状に形成されている。この本体樹脂部16は、例えば、ゴムやポリウレタン等の樹脂部材によって構成される。なお、図3、図4では、本体樹脂部16が二種類の弾性体からなる場合を一例として示しているが、その構成は図3、図4に示すものに限られる訳ではない。例えば、移動手摺8に付与する機能等に合わせて、本体樹脂部16を複数の樹脂層によって構成しても良い。
抗張体17は、移動手摺8に所定の引張強度を付与し、その伸びを防止するためのものである。この抗張体17は、例えば、スチールテープや鋼製のワイヤを縒り合わせたものからなり、本体樹脂部16の内部に、その長手に沿って設けられている。なお、複数の抗張体17を固定用樹脂等で一体化させても良い。
帆布18は、移動手摺8に対して、上述した摩擦特性の双方の機能を付与するために備えられたものである。この帆布18は、本体樹脂部16の内側面に、本体樹脂部16の長手に沿って設けられている。そして、上記帆布18は、本体樹脂部16に設けられた基布19と、この基布19に設けられた摺動布20との二層構造を有している。
帆布18の基布19は、少なくともその一部に、本体樹脂部16を構成する樹脂との接着性に優れた繊維が用いられており、本体樹脂部16の内側面全体に対向するように配置されている。具体的に、基布19は、縦糸と横糸とが所定の織り方で織られた織物からなる。なお、縦糸はその長手が本体樹脂部16の長手方向に配置された糸、また、横糸はその長手が本体樹脂部の短手方向に配置された糸からなり、縦糸及び横糸として、例えば、ポリエステル繊維等が用いられる。上記基布19の織り方については、例えば、特許文献1に詳細が記載されている。
摺動布20は、移動手摺8が走行する際の走行抵抗を低減させるために備えられたものである。この摺動布20は、基布19の表面の一部を覆うように配置され、基布19よりも低い摩擦特性を有するように構成されている。具体的に、摺動布20は、駆動ローラ11と接触することなく案内レール15にのみ接触するように、駆動ローラ11が帆布18に接触する部分(帆布18の中央部)には配置されず、その両側に、本体樹脂部16の長手に沿って配置されている。
なお、基布19の両側の縁部を本体樹脂部16に埋め込んで帆布18を本体樹脂部16の各耳部(横断面C字状の各端部)に強固に固定するため、基布19の両側の縁部には、本体樹脂部16の長手に渡って摺動布20は設けられていない。
また、摺動布20は、基布19よりも低い摩擦特性を備えるため、少なくともその一部に、上記基布19を構成する繊維よりも低い摩擦特性を有する所定の繊維を用いて織られている。具体的に、摺動布20は、縦糸と横糸とが所定の織り方で織られた織物からなる。縦糸は、その長手が本体樹脂部16の長手方向に配置された糸からなり、例えば、フッ素樹脂繊維等の極めて低い摩擦特性を有する繊維が用いられる。また、横糸は、その長手が本体樹脂部16の短手方向に配置された糸からなり、上記基布19と同様に、ポリエステル繊維等が用いられる。上記摺動布20の織り方については、例えば、特許文献1に詳細が記載されている。
なお、上記構成を有する移動手摺8であれば、駆動ローラ11に対して、高い摩擦特性を有する基布19(或いは、基布19を通過した本体樹脂部16の樹脂)が接触するため、十分な駆動力を発生させることができる。また、案内レール15に対しては、極めて低い摩擦特性を有する摺動布20が接触するため、走行時の摺動抵抗を十分に低減させることも可能である。
次に、従来の移動手摺8の製造装置について具体的に説明する。
図6は従来の移動手摺の製造装置を説明するための側面図、図7は従来の移動手摺の製造装置の金型部を示す断面図、図8は従来の移動手摺の製造装置による帆布の変形モデルを説明するための概略図である。
図6において、21は帆布18を供給するための帆布供給タイコ、22は抗張体17を供給するための抗張体供給タイコ、23は溶融したゴムやポリウレタン等の樹脂部材を供給するためのホッパー、24は本体樹脂部16と抗張体17と帆布18とを一体成型するための金型、25は金型24で成型された移動手摺8を押し出す押出機、26は冷却水槽である。
移動手摺8の駆動面を構成する帆布18の基布19は高い摩擦特性を有し、摺動面を構成する摺動布20は低い摩擦特性を有しているため、図7に示すように、移動手摺8を成型する場合、金型24内で樹脂の成型圧力が作用すると、帆布18の駆動部である高い摩擦特性の基布19と摺動部である低い摩擦特性の摺動布20とが同時に金型24に押し付けられることになる。移動手摺8全体は、金型24から出た後、押出機25側から水槽26側に向かって引かれるため、滑り易い低い摩擦特性を有する摺動布20は小さな張力で引き出されるが、滑り難い高い摩擦特性を有する駆動面を構成する基布19は引き出すために大きな張力を必要とし、帆布各部の接触抵抗に差が生じる。この引き出し張力の差によって、図8に示すように、滑り易い低い摩擦特性を有する摺動布20が先に引き出され、滑り難い高い摩擦特性を有する駆動面を構成する基布19が遅れて引き出されることになる。その結果、帆布全体は両側の摺動布20が内側に寄って布幅が狭くなり、横断面C字状の所定の形状を維持できなくなるという問題が発生する。
次に、この発明の移動手摺8の製造装置について具体的に説明する。
図9はこの発明の移動手摺の製造装置を説明するための側面図、図10はこの発明の移動手摺の製造装置の金型部を示す断面図、図11はこの発明の移動手摺の製造装置の金型部を示す正面図である。
図9において、21は帆布18を供給するための帆布供給タイコ、22は抗張体17を供給するための抗張体供給タイコ、23は溶融したゴムやポリウレタン等の樹脂部材を供給するためのホッパー、27は本体樹脂部16と抗張体17と帆布18とを一体成型するための金型、25は金型27で成型された移動手摺8を押し出す押出機、26は冷却水槽である。上記金型27は、高い摩擦特性を有する駆動面を構成する帆布18の基布19の中央部下面に接触するように配置される無端状に構成された案内ベルト28が貫通できる案内溝29を有している。上記案内ベルト28は、摺動面を構成する帆布18の摺動布20と同じ低い摩擦特性に仕上げられており、移動手摺8が成型されて金型27から押出される時に帆布18と一緒に押出されるので、帆布全体は横断面C字状の所定の形状を維持することができる。30は金型27の外側で、案内ベルト28の出入り口部近傍にそれぞれ回転可能に設けられた一対の案内ローラで、案内ベルト28を位置決め案内する。31は金型27の外側下部でかつ一対の案内ローラ30の間に設けられ、案内ベルト28に安定した所定の張力を付与する張力付与手段であり、案内ベルト28に回転可能に設けられた案内ローラと、この案内ローラを下方に引っ張る負荷用ばねとで構成されている。
これにより、金型27内の樹脂圧力が帆布18に作用しても、金型27と帆布18間の摩擦特性が全面均等となり、帆布18の寄りを抑えることができるので、安定した成型加工を実現できる。
実施の形態2.
図12はこの発明の実施の形態2におけるマンコンベア用移動手摺の製造装置のベルトの構成を示す断面図である。
この実施の形態2における案内ベルト32は、金型27と接触する下面側に帆布18の摺動布20と同じ材質の低い摩擦特性を有する摺動布からなる下層32aと、帆布18の基布19の中央部下面(製品)と接触する上面には帆布18の基布19(製品)と同じ材質の高い摩擦特性を有する基布からなる上層32bとで構成した二層構造の一枚布としたものである。
これにより、製品と案内ベルト間は滑り難く、金型27と案内ベルト32間は滑りやすくなり、安定した成型加工を実現できる。
1 トラス、 2 踏段、 3 踏段チェーン、 4 踏段駆動用スプロケット、
5 駆動電動機、 6 減速機、 7 制御盤、 8 移動手摺、 9 欄干、
10 手摺駆動装置、 11 駆動ローラ、 12 加圧ローラ、
13 手摺駆動用スプロケット、 14 手摺チェーン、 15 案内レール、
16 本体樹脂部、 17 抗張体、 18 帆布、 19 基布、 20 摺動布、 21 帆布供給タイコ、 22 抗張体供給タイコ、 23 ホッパー、
24 金型、 25 押出機、 26 冷却水槽、 27 金型、
28 案内ベルト、 29 案内溝、 30 案内ローラ、 31 負荷用ばね、
32 案内ベルト、 32a 下層、 32b 上層

Claims (4)

  1. 横断面C字状を呈し、無端状に形成された本体樹脂部と、前記本体樹脂部の内側面に、前記本体樹脂部の長手に沿って設けられた帆布とを備え、前記帆布は、前記本体樹脂部に設けられた高い摩擦特性を有する基布と、前記基布の表面の一部を覆うように前記基布に設けられ、前記基布よりも低い摩擦特性を有する摺動布とを備えたマンコンベア用移動手摺の製造装置であって、
    前記本体樹脂部と前記帆布とを一体成型する金型と、前記金型で成型された移動手摺を押し出す押出機と、前記金型内で、高い摩擦特性を有する前記基布の中央部下面に接触するように配置され、前記摺動布と同じ低い摩擦特性を有する無端状に構成された案内ベルトとを備え、前記無端状の案内ベルトは前記帆布と一緒に前記金型から押出されることを特徴とするマンコンベア用移動手摺の製造装置。
  2. 横断面C字状を呈し、無端状に形成された本体樹脂部と、前記本体樹脂部の内側面に、前記本体樹脂部の長手に沿って設けられた帆布とを備え、前記帆布は、前記本体樹脂部に設けられた高い摩擦特性を有する基布と、前記基布の表面の一部を覆うように前記基布に設けられ、前記基布よりも低い摩擦特性を有する摺動布とを備えたマンコンベア用移動手摺の製造装置であって、
    前記本体樹脂部と前記帆布とを一体成型する金型と、前記金型で成型された移動手摺を押し出す押出機と、前記金型内で、高い摩擦特性を有する前記基布の中央部下面に接触するように配置され、前記摺動布と同じ低い摩擦特性を有する無端状に構成された案内ベルトと、前記金型の外側でかつ前記案内ベルトの出入り口部近傍にそれぞれ回転可能に設けられ、前記案内ベルトを位置決め案内する一対の案内ローラとを備え、前記無端状の案内ベルトは前記帆布と一緒に前記金型から押出されることを特徴とするマンコンベア用移動手摺の製造装置。
  3. 横断面C字状を呈し、無端状に形成された本体樹脂部と、前記本体樹脂部の内側面に、前記本体樹脂部の長手に沿って設けられた帆布とを備え、前記帆布は、前記本体樹脂部に設けられた高い摩擦特性を有する基布と、前記基布の表面の一部を覆うように前記基布に設けられ、前記基布よりも低い摩擦特性を有する摺動布とを備えたマンコンベア用移動手摺の製造装置であって、
    前記本体樹脂部と前記帆布とを一体成型する金型と、前記金型で成型された移動手摺を押し出す押出機と、前記金型内で、高い摩擦特性を有する前記基布の中央部下面に接触するように配置され、前記摺動布と同じ低い摩擦特性を有する無端状に構成された案内ベルトと、前記金型の外側でかつ前記案内ベルトの出入り口部近傍にそれぞれ回転可能に設けられ、前記案内ベルトを位置決め案内する一対の案内ローラと、前記案内ローラ間に設けられ、前記案内ベルトに所定の張力を付与する張力付与手段とを備え、前記無端状の案内ベルトは前記帆布と一緒に前記金型から押出されることを特徴とするマンコンベア用移動手摺の製造装置。
  4. 無端状に構成された案内ベルトは、金型と接触する下層を摺動布と同じ低い摩擦特性を有する材質で構成し、基布の中央部下面に接触する上層を基布と同じ高い摩擦特性を有する材質で構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のマンコンベア用移動手摺の製造装置。
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