JPH0732504A - ハンドレールの製造方法 - Google Patents

ハンドレールの製造方法

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Publication number
JPH0732504A
JPH0732504A JP17576693A JP17576693A JPH0732504A JP H0732504 A JPH0732504 A JP H0732504A JP 17576693 A JP17576693 A JP 17576693A JP 17576693 A JP17576693 A JP 17576693A JP H0732504 A JPH0732504 A JP H0732504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
semi
press
vulcanized
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP17576693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ito
英樹 伊藤
Tadao Matsuura
忠夫 松浦
Yoshitaka Fujii
善隆 藤井
Mamoru Shiina
守 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH0732504A publication Critical patent/JPH0732504A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明の目的は、品質及び生産性が顕著に向上
でき、しかも省スペースが計れることができるハンドレ
ール製造方法を提供することにある。 【構成】本発明の構成は、複数枚のゴム糊含浸帆布2と
複数本の抗張体1を積層してC字型のハンドレール芯体
を予備成形した後、その伸張した状態のままのC字型予
備成形ハンドレール芯体をプレス半加硫装置4内に装着
して高温でプレス半加硫し、次にその半加硫予備成形ハ
ンドレール芯体13をプレス加硫装置内に装着し、然る
後半加硫予備成形ハンドレール芯体13上に未加硫化粧
ゴム層を添わせてから高温でプレス加硫することを特徴
とするハンドレールの製造方法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンドレールの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デパート、スーパー、ショッピングセン
ター、駅、空港等には多数のエスカレーターが設置され
ている。
【0003】この種のエスカレーターの手摺部には乗客
の手摺となるハンドレールが使用されている。
【0004】このハンドレールは複数枚のゴム糊含浸帆
布と複数本の抗張体を積層して成るC字型のハンドレー
ル芯体上に化粧ゴム層を接着一体化したものである。
【0005】図2は従来のハンドレールの製造方法を示
した正面説明図である。
【0006】即ち、従来のハンドレールの製造方法は、
まず複数本の抗張体、例えばスチールコード1及び複数
枚の帆布2とを引取機5によって成形機3に引き込み、
その成形機3内にてC字型予備成形ハンドレール芯体に
成形する。
【0007】次に、そのC字型予備成形ハンドレール芯
体15をゴム糊塗布装置6内を通過させてその表面上に
ゴム糊を塗布した後、得られたC字型予備成形ハンドレ
ール芯体15を成形機3から切り出しする。
【0008】次に、この切り出したC字型予備成形ハン
ドレール芯体15を次工程の芯体引張装置8に装着し、
歪み取り作業を行う。
【0009】この装着・歪み取り作業は、まずC字型予
備成形ハンドレール芯体15の両端末を芯体引張装置8
の固定部8a、8bにそれぞれ結束固定し、それからC
字型予備成形ハンドレール芯体15を引っ張り、その状
態で長時間保持する。
【0010】これによりC字型予備成形ハンドレール芯
体15を構成するスチールコード1と帆布2の歪みが補
正される。即ち、この歪み取りによりスチールコード1
と帆布2との収縮率の違いにより発生するC字型予備成
形ハンドレール芯体15の変形が防止される。
【0011】次に、収縮歪みが補正された所定長さのC
字型予備成形ハンドレール芯体15は、次のモールド工
程に送られ、その表面に化粧ゴムを添わせた状態でプレ
ス加硫装置内に装着され、そこで高温でプレス加硫する
ことにより製品ハンドレールが得られる。
【0012】なお、このプレス加硫を行うときにもC字
型予備成形ハンドレール芯体の歪みを補正する必要があ
った。
【0013】このように従来のハンドレールの製造方法
では工程が3工程に別れており、且つスチールコード1
と帆布2の歪み取り作業があるため、次のような難点が
あった。
【0014】(1)歪み取り作業は手作業が多く、その
ため歪み取りのばらつきが発生し、その結果ハンドレー
ルの変形不良等が発生する懸念があった。
【0015】(2)また、手作業が多いためハンドレー
ルの生産性向上が困難であった。
【0016】(3)更に、切り出したC字型予備成形ハ
ンドレール芯体は数十メートルの長尺品となるため、そ
の長尺のC字型予備成形ハンドレール芯体を引っ張るこ
とができる長尺の芯体引張装置8を設置する広大なスペ
ースが必要であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、前記した従来技術の欠点を解消し、品質及び生
産性が顕著に向上でき、しかも省スペースを計ることの
できるハンドレールの製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、複数枚のゴム糊含浸帆布と複数本の抗張体を積層
してC字型のハンドルレール芯体を予備成形した後、そ
のC字型予備成形ハンドレール芯体をそのC字型予備成
形ハンドレール芯体に長手方向の張力を与えた状態でプ
レス半加硫装置でプレス半加硫し、次にその半加硫予備
成形ハンドレール芯体をその上に未加硫化粧ゴム層を添
わせた状態でプレス加硫装置でプレス加硫することを特
徴とするハンドレールの製造方法にある。
【0019】なお、当然ながら半加硫温度は化粧ゴムの
接着性向上のために加硫温度より低く設定される。一般
には、半加硫温度は加硫温度より20℃以上低い温度に
設定される。
【0020】
【作用】本発明のハンドレールの製造方法は、複数枚の
ゴム糊含浸帆布と複数本の抗張体を積層してC字型のハ
ンドレール芯体を予備成形した後、そのC字型予備成形
ハンドレール芯体を長手方向の張力を与えた状態でプレ
ス半加硫装置で高温でプレス半加硫することにより、C
字型予備成形ハンドレール芯体を歪みなしの状態で半硬
化でき、その結果収縮歪みなしによる品質の向上、スチ
ールコードと帆布とのばらけ防止、生産性向上等を一挙
に計ることができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明のハンドレールの製造方法の一
実施例を図面により説明する。
【0022】図1は本発明のハンドレールの製造方法の
一実施例を示した説明図である。
【0023】図1において1はスチールコード、2は帆
布、3は成形機、4はプレス半加硫装置、5は引取機、
6はゴム糊塗布装置、7は巻取機、13は半加硫C字型
予備成形ハンドレール芯体である。
【0024】即ち、本発明例では、まず、引取機5によ
りスチールコード1と帆布2とを成形機3内に引き込
み、そこでC字型成形ハンドレール芯体に成形する。
【0025】次に、そのC字型予備成形ハンドレール芯
体は引取機5により所定の長さプレス半加硫装置4に引
き込まれ、そこで、プレス半加硫装置4の出入り口に設
置されているクランプ装置(図示せず)にクランプされ
る。このクランプ装置は、少なくとも一方が移動してク
ランプしたものに一定の引張力が付与できるようになっ
ているので、このクランプ装置を作動させることによ
り、プレス半加硫装置4部のC字型予備成形ハンドレー
ル芯体には、その長手方向に一定の引張力が付与され、
芯体を構成するスチールコード1と帆布2の歪みやばら
つきが補正される。この状態のままプレス半加硫装置4
を作動させることにより、C字型予備成形ハンドレール
芯体は高温下で半加硫される。
【0026】所定長さの半加硫が済んだ後、クランプ装
置とプレス半加硫装置4を解放し、引取機5を作動させ
て続くC字型予備成形ハンドレール芯体をプレス半加硫
装置4に引き込むと共に、半加硫C字型予備成形ハンド
レール芯体13をゴム糊塗布装置6内を通過させて巻取
機7により順次ドラムに巻き取る。こうした一連の動作
を繰り返し行うことで、歪みのない長尺の半加硫C字型
予備成形ハンドレール芯体13が得られる。
【0027】ここまでの作業は1ライン上で行うことが
できるから生産性も顕著に向上できる。
【0028】しかも巻取機7により巻き取られた半加硫
C字型ハンドレール芯体13は、半硬化していることか
らこれ以降スチールコード1と帆布2に歪みやばらつき
が発生することがない。従って巻取機7により巻き取ら
れた半加硫C字型ハンドレール芯体13は、これ以降の
工程において歪み取り作業を行う必要がない。
【0029】次に、ドラムに巻き取られた半加硫C字型
予備成形ハンドレール芯体13は、図3に示すモールド
工程へ送られる。巻取機7で巻き取ったドラムを送出部
9に搬送し、半加硫C字型予備成形ハンドレール芯体1
3をその表面に未加硫の化粧ゴム10を添わせて引取機
12により所定長さ高温のプレス加硫装置11に送り込
む。プレス加硫装置11に送り込まれた半加硫C字型予
備成形ハンドレール芯体13と化粧ゴム10は、そこに
取り付けられている金型に仕込まれた後熱処理されるこ
とで一体的に加硫接着される。
【0030】この一連の動作を順次繰り返すことにより
所定長のハンドレール14が得られる。
【0031】なお、この例ではハンドレール芯体を半加
硫する工程と化粧ゴムを添わせた状態でモールドする工
程を別にしているが、これを1ラインにして連続した作
業にしても差支えない。
【0032】
【発明の効果】本発明のハンドレールの製造方法によれ
ば、品質と生産性とが顕著に向上でき、しかも製造装置
の省スペースが計れるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のハンドレールの製造方法の一実
施例を示した正面説明図である。
【図2】図2は従来のハンドレールの製造方法を示した
正面説明図である。
【図3】図3は本発明のハンドレールの製造方法の一実
施例において、半加硫C字型ハンドレール芯体の表面側
に化粧ゴムを添わせながら高温のプレス加硫装置に送り
込み、加硫接着する様子を示した正面説明図である。
【符号の説明】
1 スチールコード 2 帆布 3 成形機 4 プレス半加硫装置 5 引取機 6 ゴム糊塗布装置 7 巻取機 13 半加硫C字型予備成形ハンドレール芯体 14 ハンドレール 15 C字型予備成形ハンドレール芯体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 守 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のゴム糊含浸帆布と複数本の抗張体
    を積層してC字型のハンドレール芯体を予備成形した
    後、該C字型予備成形ハンドレール芯体をそのC字型予
    備成形ハンドレール芯体に長手方向の張力を与えた状態
    のままプレス半加硫装置でプレス半加硫し、次に該半加
    硫予備成形ハンドレール芯体をその上に未加硫化粧ゴム
    を添わせた状態でプレス加硫装置でプレス加硫すること
    を特徴とするハンドレールの製造方法。
JP17576693A 1993-07-16 1993-07-16 ハンドレールの製造方法 Pending JPH0732504A (ja)

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JP17576693A JPH0732504A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 ハンドレールの製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140103821A (ko) * 2013-02-18 2014-08-27 미쓰비시 덴키 빌딩 테크노 서비스 가부시키 가이샤 맨 컨베이어용 이동난간의 제조장치
JP2016088081A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 サンルス カンパニー リミテッドSanlux Co., Ltd 自動帆布被覆機

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