JP5680706B2 - マルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法 - Google Patents

マルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法 Download PDF

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Description

本発明はマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法に関し、特に、一様でない断面を有する押出成形品を製造するマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法に関する。
押出成形は材料を押し出す方式で成形することを指し、その原理は押出材料/ビレットを適度に加熱および加圧し、一定速度で金型に押入れ、必要な形状、サイズおよび物理性の製品を製造する。
そのため、成形しやすい金属およびプラスチック製品の加工に適している。アルミニウム押出成形は人々の生活と密接に関係しており、食器、電子製品から自動車工業および建築などまで大量に使用されている。しかし、既存の押出成形工程では同じ断面の押出成形品を生産することしかできず、一様でない断面の押出成形品が必要な場合、複数回の加工を行う必要がある。
例えば、押出成形工程で押し出した一様な断面の形材は、その後、複雑な二次成形および溶接を行わなければ不規則に変化した断面を得ることができない。これは、工数の増加およびコストの上昇を招き、押出成形工程にあるべき良好な性能が失われる。
現在、既存の一様でない断面の押出成形を行う工程は、主に材料の流動方向と垂直である半径方向で押出金型を移動させ、一様でない断面を有する押出成形品を完成させる。しかしながら、この種の方式では以下のことがたびたび起こる。
(1)押出金型が半径方向に移動するとき、押出方向と垂直であるため金型の寿命が短くなる。
(2)押出金型が半径方向に作動するとき、押出成形品が湾曲になるか、またはずれが起こり、続けて二次整形が必要になることがある。
(3)押出金型が半径方向に移動するとき、押出抵抗が増加し材料の流動が不安定になる。
米国特許第5320580号明細書(特許文献1)に押出成形の装置およびその方法が開示されている。該装置およびその方法により、両端が比較的厚く、中間が比較的薄い中空の軸体を製造することができる。しかし、該装置で中空の軸体を製造するとき、中空の軸体の比較的厚い部分の厚度を制御するのが難しく、さらには品質が不安定になる。
したがって、一様でない断面を有する押出成形品を製造することができるマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法を提供し、前記問題を解決する必要がある。
米国特許第5320580号明細書
本発明の目的は、一様でない断面を有する押出成形品を製造することができるマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は押出成形金型、マンドレルおよび押出シリンダを含むマルチアクション押出成形装置を提供する。
押出成形金型は収容スペースおよび開口部を含み、収容スペースにビレットが収容され、開口部は収容スペースとつながる。マンドレルは押出成形金型の収容スペース内に設置され、さらに該マンドレルは第1部および第2部を含み、第1部の断面積は第2部の断面積より小さく、さらに第1部は第2部より押出成形金型の開口部に近い。
押出シリンダはビレットを押し出し、ビレットをマンドレルの第1部と開口部の表面との間の隙間から流出させ、さらにビレットをマンドレルの第2部と開口部の表面との間の隙間から流出させ、一様でない断面を有する押出成形品が形成される。
上記の目的を達成するために、本発明はさらにマルチアクション押出成形装置および動力源を含むマルチアクション押出成形機を提供する。マルチアクション押出成形装置は押出成形金型、マンドレルおよび押出シリンダを含む。
押出成形金型は収容スペースおよび開口部を含み、収容スペースにビレットが収容され、開口部は収容スペースとつながる。マンドレルは押出成形金型の収容スペース内に設置され、さらに該マンドレルは第1部および第2部を含み、第1部の断面積は第2部の断面積より小さく、さらに第1部は第2部より押出成形金型の開口部に近い。
押出シリンダはビレットを押し出し、ビレットをマンドレルの第1部と開口部の表面との間の隙間から流出させ、さらにビレットをマンドレルの第2部と開口部の表面との間の隙間から流出させ、一様でない断面を有する押出成形品が形成される。動力源は押出シリンダに動力を提供して、押出シリンダがビレットを押し出し、さらに動力源はマンドレルおよび/または押出成形金型を前後に移動させる。
上記の目的を達成するために、本発明はさらに以下のステップを含む押出成形方法を提供する。
まず、押出成形金型、マンドレルおよび押出シリンダを含むマルチアクション押出成形装置を提供する。押出成形金型は収容スペースおよび開口部を含み、開口部は収容スペースとつながる。マンドレルは押出成形金型の収容スペース内に設置され、さらに該マンドレルは第1部および第2部を含み、第1部の断面積は第2部の断面積より小さく、さらに第1部は第2部より押出成形金型の開口部に近い。
次に、ビレットを押出成形金型の収容スペース内に据え置く。次に、マンドレルを押出成形金型の第1位置に位置させ、さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第1押出成形品が形成される。
次に、マンドレルを押出成形金型の第2位置に位置させ、さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第2押出成形品が形成される。
このうち第1押出成形品は第2押出成形品と接続し、さらに第1押出成形品の断面厚度は第2押出成形品の断面厚度と等しくない。第1押出成形品および第2押出成形品を組合せて、一様でない断面を有する押出成形品が形成される。
本発明のマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法は、一様でない断面を有する押出成形品を生産することができ、同じ断面の押出成形品を生産することしかできない従来の押出成形工程と変更すると、押出成形材を続けて曲面加工する必要がなくなる。したがって、加工および時間のコストを減少させることができ、さらには産業効果および利益が向上する。
本発明のマルチアクション押出成形装置およびマルチアクション押出成形機の機構は比較的簡単で、なおかつ既存の押出成形設備を改良することができ、既存の押出成形設備を大幅に変更することなく、本発明のマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法を使用することができる。したがって、マルチアクション押出成形装置およびマルチアクション押出成形機の製造コストを節約することができる。
本発明の上記およびその他の目的、特徴および利点をさらに明らかにするため、以下に附図を組み合わせて、次のように詳細な説明を行う。
本発明の第1実施例における、マルチアクション押出成形装置の断面図である。 本発明の第1実施例における、マルチアクション押出成形装置の側面図である。 チューブ状の一様でない断面を有する押出成形品の立体図である。 本発明の第2実施例における、マルチアクション押出成形装置の断面図である。 本発明の第2実施例における、マルチアクション押出成形装置の側面図である。 U字形状の一様でない断面を有する押出成形品の立体図である。 本発明の第3実施例における、マルチアクション押出成形装置の断面図である。 本発明の第3実施例における、マルチアクション押出成形装置の側面図である。 偏心孔を有し、一様でない断面を有する押出成形品の立体図である。 本発明の実施例における、マルチアクション押出成形機の断面図である。 本発明の第1実施例の一様でない断面を有する押出成形品に関する押出成形方法のフローチャートである。 本発明において、マルチアクション押出成形装置を使用して第1押出成形品が形成される略図である。 本発明において、マルチアクション押出成形装置を使用して第2押出成形品が形成される略図である。 本発明の第2実施例の一様でない断面を有する押出成形品に関する押出成形方法のフローチャートである。 本発明の第3実施例の一様でない断面を有する押出成形品に関する押出成形方法のフローチャートである。
以下、本発明の実施例について図を参照しながら詳細に説明する。
図1aは、本発明の第1実施例における、マルチアクション(multi−action)押出成形装置の断面図である。該マルチアクション押出成形装置100は押出成形金型110、マンドレル130および押出シリンダ120を含む。
押出成形金型110は収容スペース111および開口部112を含む。収容スペース111にビレット900が収容され、押出シリンダ120は押出成形金型110とマンドレル130との間に相対してスライド可能に設置され、押出シリンダ120はビレット900を押し出す。開口部112は、収容スペース111とつながる。
好ましくは、開口部112の断面積は、収容スペース111の近くから収容スペース111の遠くの方向に向かって漸増し、押出成形品が排出されるとき、開口部112の表面112aとの接触面積を減少させることができ、さらには摩擦力が減少する。
マンドレル130は押出成形金型110の収容スペース111内に設置され、該マンドレル130は第1部131および第2部132を含み、第1部131の断面積は第2部132の断面積より小さく、さらに第1部131は第2部132より押出成形金型110の開口部112に近い。
マンドレル130の材質は金型用鋼、炭素鋼、ステンレスまたはその他の金属材料および非金属材料でよく、上記中の金型用鋼はコールドプレス金型、熱間鍛造金型、ダイカスト金型などの金型の製造に使用することができる鋼種を指す。マンドレル130の外型は、あらかじめ設定した一様でない断面を有する押出成形品に基づき、異なる設計を有する。
本実施例においては、図1bに示すように、マンドレル130の第1部131および第2部132はいずれも円形であり、開口部112の断面も円形である。押出シリンダ120がビレット900を押し出し、さらにマンドレル130または押出成形金型110が移動するのを組み合せて、ビレット900をマンドレル130の第1部131および第2部132と開口部112の表面との間の隙間から流出させる。押出成形金型110の開口部112とマンドレル130の第1部131および第2部132との形状に基づいて、ビレット900からチューブ状の一様でない断面を有する押出成形品を形成することができる(図1cに示す)。
図2aは、本発明の第2実施例における、マルチアクション押出成形装置の断面図である。第2実施例のマルチアクション押出成形装置200は、第1実施例のマルチアクション押出成形装置100と大体類似しており、類似した要素は類似した符号で表示する。第2実施例のマルチアクション押出成形装置200および第1実施例のマルチアクション押出成形装置100の異なる部分は、マンドレルの設計である。
第2実施例のマンドレル230における第1部231の表面の一部または第2部232の表面の一部は、開口部212の表面の一部に密着する。本実施例において、図2bに示すように、マンドレル230の第1部231および第2部232の中間部分は両側部分より厚く、開口部212の断面は矩形である。
押出シリンダ240がビレット900を押し出すとき、さらにマンドレル230または押出成形金型210が移動するのを組み合せて、ビレット900をマンドレル230の第1部231および第2部232と開口部212の表面との間の隙間から流出させる。
開口部212とマンドレル230の第1部231および第2部232との形状に基づいて、ビレット900からU字形状の一様でない断面を有する押出成形品を形成することができる(図2cに示す)。
図3は、本発明の第3実施例における、マルチアクション押出成形装置の断面図である。第3実施例のマルチアクション押出成形装置300は、第2実施例のマルチアクション押出成形装置200と大体類似しており、類似した要素は類似した符号で表示する。第3実施例のマルチアクション押出成形装置300および第2実施例のマルチアクション押出成形装置200の異なる部分は、マンドレルの設計である。
第3実施例のマンドレル330は長軸333をさらに含む。長軸333はマンドレル330の第1部331および第2部332と平行であり、さらに長軸333とマンドレル330の第2部332との間に距離Lを有する。
本実施例において、図3bに示すように、マンドレル330の第1部331および第2部332の断面はいずれも弓形であり、長軸333および開口部312の断面はいずれも円形である。押出シリンダ340がビレット900を押し出し、さらにマンドレル330または押出成形金型310が移動するのを組み合せて、ビレット900をマンドレル330の第1部331および第2部332と開口部312の表面との間の隙間から流出させる。
開口部312およびマンドレル330の第1部331、第2部332および長軸333の形状に基づいて、ビレット900から偏心孔を有し、一様でない断面を有する押出成形品を形成することができる(図3cに示す)。
図4は、本発明の実施例における、マルチアクション押出成形機の断面図である。該マルチアクション押出成形機400は、一様でない断面を有する押出成形品を製造することができる。マルチアクション押出成型機400は、動力源410およびマルチアクション押出成形装置を含む。マルチアクション押出成形装置は、上記第1、第2および第3実施例のマルチアクション押出成形装置でよいが、説明を簡便にするため、第1実施例のマルチアクション押出成形装置100を例とする。
動力源410が押出シリンダに動力を提供して、押出シリンダがビレットを押し出し、さらに動力源はマンドレルおよび/または押出成形金型を前後に移動させる。
本実施例において、動力源410は第1動力源411、第2動力源412および第3動力源413を含む。第1動力源411はマンドレル130と接続し、マンドレル130を前後に移動させる。第2動力源412は押出成形金型110と接続し、押出成形金型110を前後に移動させ、さらには開口部112を前後に移動させる。第3動力源413は押出シリンダ120と接続して、押出シリンダ120に動力を提供し、押出シリンダ120がビレット900を押し出す。
第1動力源411、第2動力源412および第3動力源413は油圧方式を利用することができ、それぞれマンドレル130、押出成形金型110および押出シリンダ120に動力を提供する。あるいは第1動力源411および第2動力源412は気圧または電力の方式を利用することができ、マンドレル130および押出成形金型110に動力を提供し、マンドレル130および押出成形金型110を前後に移動させる。
図5は、本発明の第1実施例の一様でない断面を有する押出成形品に関する押出成形方法のフローチャートであり、この押出成形方法は直接押出を示す。図1a、図6および図7を同時に参照されたい。
一様でない断面を有する押出成形品の押出成形方法を説明する。それは以下のステップを含む。
ステップS100:マルチアクション押出成形装置を提供する。本実施例において、マルチアクション押出成形装置を利用し、一様でない断面を有する押出成形品を完成することができるが、一様でない断面を有する押出成形品の押出成形方法をはっきりと説明するために、図1aに示すマルチアクション押出成形装置を例とする。
ステップS102:ビレットを押出成形金型の収容スペース内に据え置く。図1aに示すように、本実施例では、ビレット900を押出成形金型110の収容スペース111内に据え置く。ビレット900の材質は鉄、アルミニウム、マグネシウム、チタンなどの金属材質またはその合金材質でよい。
ステップS104:マンドレルを移動させることにより、マンドレルを押出成形金型の第1位置に位置させ、さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第1押出成形品が形成される。
図6に示すように、本実施例において、マンドレル130は押出成形金型110の第1位置まで前進する。該第1位置は、マンドレル130の第1部131が押出成形金型110の開口部112内に位置し、さらに開口部112の表面112aと相対距離を維持する。その後、押出シリンダ120がビレット900を押し出し、ビレット900をマンドレル130の第1部131と開口部112の表面112aとの間の隙間から流出させ、第1押出成形品510が形成される。マンドレル130の第1部131から開口部112の表面112aまでの間の垂直距離が、第1押出成形品510の断面厚度を決定する。
別の実施例において、マルチアクション押出成形機を使用するとき、第1動力源を利用してマンドレル130を押し動かすことができる場合、マンドレル130を押出成形金型110の第1位置まで前進させる。
ステップS106:マンドレルを移動させることにより、マンドレルを押出成形金型の第2位置に位置させ、マンドレルから開口部の表面までの間の垂直距離を変化させる。さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第2押出成形品が形成される。
本実施例において、一定速度または設定したプログラムに基づき、変速方式でマンドレル130を移動させ、マンドレル130を押出成形金型の第2位置まで前に移動させる。該第2位置は、マンドレル130の第2部132が開口部112まで移動した位置である。その後、押出シリンダ120が再びビレット900を押し出し、ビレット900をマンドレル130の第2部132と開口部112の表面112aとの間の隙間から流出させ、第2押出成形品520が形成される。
マンドレル130の第2部132から開口部112の表面112aまでの間の垂直距離が、第2押出成形品520の断面厚度を決定する。第1押出成形品510は第2押出成形品520と接続し、さらに第1押出成形品510の断面厚度は第2押出成形品520の断面厚度と等しくなく、図1cに示すように、チューブ状の一様でない断面を有する押出成形品である。
別の実施例において、マルチアクション押出成形機を使用するとき、第1動力源を利用してマンドレル130を押し動かすことができる場合、一定速度または設定したプログラムに基づき、変速方式でマンドレル130を移動させ、マンドレル130を押出成形金型の第2位置まで前に移動させる。
ステップS104およびステップS106は、本実施例におけるステップの順序であるが、実際に操作するとき、ステップの順番を変えることもできる。つまり、順番にステップS106およびS104を行うか、または使用者の必要に応じてステップS104およびステップS106を繰り返す。
マルチアクション押出成形装置100を第2実施例のマルチアクション押出成形装置200に変更する場合、上記ステップS100〜ステップS106を行うと、図2cに示すようなU字形状の一様でない断面を有する押出成形品を完成することができる。
マルチアクション押出成型装置100を第3実施例のマルチアクション押出成形装置300に変更する場合、上記ステップS100〜ステップS106を行うと、図3cに示すような偏心孔を有し、一様でない断面を有する押出成形品を完成することができる。
図8は、本発明の第2実施例の一様でない断面を有する押出成形品に関する押出成形方法のフローチャートであり、この押出成形方法は間接押出を示す。同時に図4を参照されたい。該押出成形方法は以下のステップを含む。
ステップS200:マルチアクション押出成形装置を提供する。本実施例のマルチアクション押出成形装置は、ステップS100のマルチアクション押出成形装置と同じであるため、説明は省略する。
ステップS202:ビレットを押出成形金型の収容スペース内に据え置く。本実施例においてはステップS102と同じであるため、説明は省略する。
ステップS204:押出成形金型を移動させることにより、マンドレルを押出成形金型の第1位置に位置させ、さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第1押出成形品が形成される。
本実施例において、押出成形金型110は一定速度または設定したプログラムに基づき、変速方式で後ろに移動し、マンドレル130を押出成形金型110の第1位置に位置させる。該第1位置は、マンドレル130の第1部131が開口部112内に位置し、さらに開口部112の表面112aと相対距離を維持する。その後の押出シリンダ120の動作はステップS104と同じであるため、説明は省略する。
別の実施例において、マルチアクション押出成形機を使用するとき、第2動力源を利用して押出成形金型110を引き動かすことができる場合、マンドレル130を押出成形金型110の第1位置に位置させる。
ステップS206:押出成形金型を移動させることにより、マンドレルを押出成形金型の第2位置に位置させ、マンドレルから開口部の表面までの間の垂直距離を変化させる。さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第2押出成形品が形成される。
本実施例では、一定速度または設定したプログラムに基づき、変速方式で押出成形金型110を移動させ、さらには開口部112を後ろに移動させ、マンドレル130を押出成形金型110の第2位置まで前に移動させる。該第2位置は、マンドレル130の第2部132が開口部112内に位置する。押出シリンダ120の動作はステップS106と同じであるため、説明は省略する。
別の実施例において、マルチアクション押出成形機を使用するとき、第2動力源を利用して押出成形金型110を引き動かすことができる場合、マンドレル130を押出成形金型110の第2位置に位置させる。
間接押出の方式は、押出成形金型を移動させるため、ビレットと押出成形金型との間の摩擦力を減少させることができる。したがって、比較的少ないエネルギーで押出成形品を完成させることができる。
図9は、本発明の第3実施例の一様でない断面を有する押出成形品に関する押出成形方法のフローチャートであり、この押出成形方法は複合押出を示す。同時に図4を参照されたい。該押出成形方法は、以下のステップを含む。
ステップS300:マルチアクション押出成型装置を提供する。本実施例においては、ステップS100のマルチアクション押出成形装置と同じであるため、説明は省略する。
ステップS302:ビレットを押出成形金型の収容スペース内に据え置く。本実施例においてはステップS102と同じであるため、説明は省略する。
ステップS304:マンドレルおよび押出成形金型を同時に移動させることにより、マンドレルを押出成形金型の第1位置に位置させ、さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルと開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第1押出成形品が形成される。
本実施例では、マンドレル130は前に移動し、押出成形金型110は後ろに移動し、マンドレル130が押出成形金型110の第1位置に位置するまで、マンドレル130および押出成形金型110に、一定速度または設定したプログラムに基づき、変速方式で相対運動が生じる。該第1位置は、マンドレル130の第1部131が押出成形金型110の開口部121の位置に位置する。その後の押出シリンダ120の動作はステップS104と同じであるため、説明は省略する。
別の実施例において、マルチアクション押出成形機を使用するとき、第1動力源を利用してマンドレル130を押し動かすこと、および第2動力源を利用して押出成形金型110を引き動かすことが同時にできる場合、マンドレル130が押出成形金型110の第1位置に位置するまで、マンドレル130および押出成形金型110に相対運動が生じる。
ステップS306:マンドレルおよび押出成形金型を同時に移動させることにより、マンドレルを押出成形金型の第2位置に位置させ、マンドレルから開口部の表面までの間の垂直距離を変化させる。さらに押出シリンダを利用してビレットを押し出し、マンドレルの第2部と開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、ビレットから第2押出成形品が形成される。
本実施例では、マンドレル130は前に移動し、押出成形金型110は後ろに移動し、マンドレル130が押出成形金型110の第2位置に位置するまで、マンドレル130および押出成形金型110に、一定速度または設定したプログラムに基づき、変速方式で相対運動が生じる。該第2位置は、マンドレル130の第2部132が開口部121の位置に位置する。
別の実施例において、マルチアクション押出成形機を使用するとき、第1動力源を使用してマンドレル130を押し動かすこと、および第2動力源を利用して押出成形金型110を引き動かすことが同時にできる場合、マンドレル130が押出成形金型110の第2位置に位置するまで、マンドレル130および押出成形金型110に相対運動が生じる。押出シリンダ120の動作はステップS106と同じであるため、説明は省略する。
複合押出の方式は、マンドレルおよび押出成形金型が同時に動くため、比較的短い作動時間内で、より複雑な一様でない断面を有する押出成形品を得ることができる。
本発明のマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法は、一様でない断面を有する押出成形品を生産することができ、同じ断面の押出成形品を生産することしかできない従来の押出成形工程と変更すると、押出成形材を続けて曲面加工する必要がなくなる。
したがって、加工および時間のコストを減少させることができ、さらには産業効果および利益が向上する。本発明のマルチアクション押出成形装置およびマルチアクション押出成形機の機構は比較的簡単で、なおかつ既存の押出成形設備を改良することができ、既存の押出成形設備を大幅に変更することなく本発明のマルチアクション押出成形装置、マルチアクション押出成形機および押出成形方法を使用することができる。したがって、マルチアクション押出成形装置およびマルチアクション押出成型機の製造コストを節約することができる。
以上説明したが、本発明の記載は問題を解決するために採用した技術手段の実施方式または実施例を表したに過ぎず、本発明の特許の実施範囲を限定するものではない。
すわなち、本発明の特許出願範囲と内容が一致するか、または本発明の特許範囲に基づき行った均等変化および修飾は、すべて本発明の特許範囲に包含される。
100 マルチアクション押出成形装置
200 マルチアクション押出成形装置
300 マルチアクション押出成形装置
110 押出成形金型
210 押出成形金型
310 押出成形金型
111 収容スペース
112 開口部
212 開口部
312 開口部
112a 表面
120 押出シリンダ
240 押出シリンダ
340 押出シリンダ
130 マンドレル
230 マンドレル
330 マンドレル
131 第1部
231 第1部
331 第1部
132 第2部
232 第2部
332 第2部
333 長軸
400 マルチアクション押出成形機
410 動力源
411 第1動力源
412 第2動力源
413 第3動力源
510 第1押出成形品
520 第2押出成形品
900 ビレット
L 距離
S100 ステップ
S102 ステップ
S104 ステップ
S106 ステップ
S200 ステップ
S202 ステップ
S204 ステップ
S206 ステップ
S300 ステップ
S302 ステップ
S304 ステップ
S306 ステップ

Claims (9)

  1. 収容スペースおよび開口部を含み、該収容スペースにビレットが収容され、該開口部が該収容スペースとつながる押出成形金型と、
    該押出成形金型の該収容スペース内に設置され、さらに第1部および第2部を含み、該第1部の断面積が該第2部の断面積より小さく、さらに該第1部が該第2部より該押出成形金型の該開口部に近いマンドレルと、
    該ビレットを押し出し、該ビレットを該マンドレルの該第1部と該開口部の表面との間の隙間から流出させ、さらに該ビレットを該マンドレルの該第2部と該開口部の該表面との間の隙間から流出させ、一様でない断面を有する押出成形品が形成される押出シリンダと、を含
    該マンドレルが長軸をさらに含み、該長軸が該マンドレルの該第1部および該第2部と平行であり、さらに該マンドレルの該第2部との間に距離を有し、
    該マンドレルの第1部および第2部の断面はいずれも弓形であり、長軸および開口部の断面はいずれも円形であることを特徴とする、
    マルチアクション押出成形装置。
  2. 該開口部の断面積が、該収容スペースの近くから該収容スペースの遠くの方向に向かって漸増する、請求項1に記載のマルチアクション押出成形装置。
  3. 該マンドレルにおける該第1部の表面の一部または該第2部の表面の一部が、該開口部の表面の一部に密着する、請求項1に記載のマルチアクション押出成形装置。
  4. 収容スペースおよび開口部を含み、該収容スペースにビレットが収容され、該開口部が該収容スペースとつながる押出成形金型と、
    該押出成形金型の該収容スペース内に設置され、さらに第1部および第2部を含み、該第1部の断面積が該第2部の断面積より小さく、さらに該第1部が該第2部より該押出成形金型の該開口部に近いマンドレルと、
    該ビレットを押し出し、該ビレットを該マンドレルの該第1部と該開口部の表面との間の隙間から流出させ、さらに該ビレットを該マンドレルの該第2部と該開口部の該表面との間の隙間から流出させ、一様でない断面を有する押出成形品が形成される押出シリンダと、
    を含むマルチアクション押出成形装置、ならびに
    該押出シリンダに動力を提供して、該押出シリンダが該ビレットを押し出し、さらに該マンドレルおよび/または該押出成形金型を前後に移動させる動力源と、を含
    該マンドレルが長軸をさらに含み、該長軸が該マンドレルの該第1部および該第2部と平行であり、さらに該マンドレルの該第2部との間に距離を有し、
    該マンドレルの第1部および第2部の断面はいずれも弓形であり、長軸および開口部の断面はいずれも円形であることを特徴とする、
    マルチアクション押出成形機。
  5. 収容スペースおよび開口部を含み、該開口部が該収容スペースとつながる押出成形金型と、
    該押出成形金型の収容スペース内に設置され、さらに第1部および第2部を含み、該第1部の断面積が該第2部の断面積より小さく、さらに該第1部が第2部より該押出成形金型の該開口部に近いマンドレルと、
    押出シリンダと、をみ、
    該マンドレルが長軸をさらに含み、該長軸が該マンドレルの該第1部および該第2部と平行であり、さらに該マンドレルの該第2部との間に距離を有し、
    該マンドレルの第1部および第2部の断面はいずれも弓形であり、長軸および開口部の断面はいずれも円形である、マルチアクション押出成形装置を提供するステップと、
    ビレットを該押出成形金型の該収容スペース内に据え置くステップと、
    該マンドレルを該押出成形金型の第1位置に位置させ、さらに該押出シリンダを利用して該ビレットを押し出し、マンドレルと該開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、該ビレットから第1押出成形品が形成されるステップと、
    該マンドレルを該押出成形金型の第2位置に位置させ、さらに該押出シリンダを利用して該ビレットを押し出し、該マンドレルと該開口部の表面との間の垂直距離に基づいて、該ビレットから第2押出成形品が形成され、このうち該第1押出成形品が該第2押出成形品と接続し、さらに該第1押出成形品の断面厚度が該第2押出成形品の断面厚度と等しくなく、該第1押出成形品および第2押出成形品を組合せて、一様でない断面を有する押出成形品が形成されるステップと、を含む
    押出成形方法。
  6. 該第1位置は、該マンドレルの第1部が該押出成形金型の開口部内に位置し、該第2位置は、該マンドレルの第2部が該押出成形金型の開口部内に位置する、請求項に記載の押出成形方法。
  7. 該マンドレルを移動させることにより、該マンドレルの該第1部を該押出成形金型の該開口部内に位置させ、さらに該マンドレルを移動させることにより、該マンドレルの該第2部を該押出成形金型の該開口部内に位置させる、請求項に記載の押出成形方法。
  8. 該押出成形金型を移動させることにより、該マンドレルの該第1部を該押出成形金型の該開口部内に位置させ、さらに該押出成形金型を移動させることにより、該マンドレルの該第2部を該押出成形金型の該開口部内に位置させる、請求項に記載の押出成形方法。
  9. 該マンドレルおよび該押出成形金型を移動させることにより、該マンドレルの該第1部を該押出成形金型の該開口部内に位置させ、さらに該マンドレルおよび該押出成形金型を移動させることにより、該マンドレルの該第2部を該押出成形金型の該開口部内に位置させる、請求項に記載の押出成形方法。
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