JP5680251B1 - 脳神経外科手術用リトラクター - Google Patents

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Abstract

【課題】X線照射により患部を三次元的に解析するときに確実な治療を行うことができる脳神経外科手術用リトラクターを提供する。【解決手段】脳神経外科手術用リトラクター1,11は透明樹脂製の円筒管2,5,12からなる。円筒管2,5,12の長さ方向に沿って互いに所定の間隔を存して形成され、X線造影可能な複数の目盛り6,14を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、内視鏡下脳内血腫除去術等の脳神経外科手術に用いられる脳神経外科手術用リトラクターに関する。
代表的な脳神経疾患の1つに脳内血腫がある。前記脳内血腫は出血した血液が脳内で塊となったものであり、頭蓋内圧を亢進させる。そこで、生命が危険に晒される場合には、前記脳内血腫を除去することがある。
前記脳内血腫を除去する方法のひとつに、内視鏡下脳内血腫除去術がある。前記内視鏡下脳内血腫除去術は、まず、穿頭術により頭蓋骨に形成された直径10mm程度の孔部から脳内血腫まで円筒形のリトラクターを穿刺し、該リトラクターの内部に内視鏡及び吸引管を挿入する。そして、前記内視鏡により患部を観察しながら、前記吸引管により前記脳内血腫を吸引除去する。
従来、前記リトラクターとして、透明樹脂からなり外面の長さ方向に沿って目盛りを付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記従来のリトラクターによれば、脳に穿刺する際に、外部から前記目盛りを視認することにより、脳表から該リトラクターの先端までの距離を認識することができ、目標とする深さに確実に穿刺することができる。
特開2000−325356号公報
しかしながら、前記従来のリトラクターでは、X線照射により患部を三次元的に解析しようとするときに、前記目盛りを造影することができないので、確実な治療が困難になるという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、X線照射により患部を三次元的に解析するときに確実な治療を行うことができる脳神経外科手術用リトラクターを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、透明樹脂製の円筒管からなる脳神経外科手術用リトラクターにおいて、透明樹脂製の内筒管と、該内筒管の外周面に周方向に沿って形成され、かつ該内筒管の長さ方向に沿って互いに所定の間隔を存して形成された環状溝部と、該環状溝部に配設されてX線造影可能な複数の目盛りを構成する金属リングと、該内筒管の外周面及び該金属リングを被覆する透明樹脂製の外筒管とを備えることを特徴とする。
本発明の脳神経外科手術用リトラクターによれば、前記目盛りを備えることにより、脳に穿刺する際に脳表から該リトラクターの先端までの距離を目視により確認することができ、目標とする深さに確実に穿刺することができる。また、本発明の脳神経外科手術用リトラクターによれば、前記目盛りがX線造影可能であるので、X線照射により患部を三次元的に解析するときに、該目盛りにより該リトラクターと患部との相互位置を容易に把握することができ、確実な治療を行うことができる。
本発明の脳神経外科手術用リトラクターは、前記内筒管の外周面に形成された前記環状溝部に前記金属リングを配設することにより、前記X線造影可能な複数の目盛りを備えたものとすることができる。このとき、本発明の脳神経外科手術用リトラクターは、前記内筒管の外周面及び前記金属リングが前記外筒管により被覆されていることにより、該金属リングの脱落を防止することができる。
本発明の脳神経外科手術用リトラクターの第1の態様の構成を示す模式的斜視図。 本発明の脳神経外科手術用リトラクターの製造方法を示し、(A)は第1工程、(B)は第2工程、(C)は第3工程、(D)は第4工程をそれぞれ示す模式的斜視図
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の脳神経外科手術用リトラクター1について説明する。
本実施形態の脳神経外科手術用リトラクター1は、内筒管2と、内筒管2の外周面に周方向に沿って形成された複数の環状溝部3と、各環状溝部3に配設された金属リング4と、内筒管2の外周面及び金属リング4を被覆する外筒管5とを備えている。
ここで、複数の環状溝部3は内筒管2の長さ方向に沿って互いに所定の間隔を存して形成されている。また、金属リング4は、X線造影可能な目盛り6を構成している。
内筒管2及び外筒管5は透明樹脂からなる円筒管である。前記透明樹脂として例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ素樹脂及びポリカーボネート(PC)を挙げることができる。
金属リング4を形成する金属は、X線造影可能であれば特に限定されないが、例えば、ステンレス(例えばSUS304)の表面に金(Au)めっき層、ルテニウム(Ru)めっき層又はプラチナ(Pt)めっき層を形成したもの、タンタル(Ta)等を挙げることができる。
次に、図2を参照して、脳神経外科手術用リトラクター1の製造方法について説明する。
脳神経外科手術用リトラクター1を製造するときには、まず、図2(A)に示すように、内筒管2の内部に金属(例えばステンレス)製の丸棒7を配置する。ここで、内筒管2の内径は丸棒7の外径よりも大きく設定されており、内筒管2と丸棒7との間には空隙Sが形成されている。
次に、図2(B)に示すように、内筒管2を加熱することにより熱収縮させ、丸棒7に密着させる。
内筒管2は、例えばPFA又はFEPからなり、熱収縮させて丸棒7に密着させることにより、内筒管2の内径を丸棒7の外径に一致させることができる。従って、丸棒7の外径を調整することにより、脳神経外科手術用リトラクター1の内径を容易に所望の寸法とすることができる。脳神経外科手術用リトラクター1の内径は、例えば、内視鏡と吸引管とを同時に挿入できる寸法とすることができる。
次に、内筒管2の外周面に周方向に沿って複数の環状溝部3を形成する。環状溝部3は、例えば内筒管2の外周面を切削することにより形成することができる。環状溝部3は、内筒管2の長さ方向に沿って、互いに所定の間隔を存して形成される。
次に、環状溝部3に帯状の金属プレート8を巻き付けることにより、金属プレート8からなる金属リング4を形成する。この結果、環状溝部3に金属リング4が配設される。
次に、図2(C)に示すように、外筒管5の内部に、環状溝部3に金属リング4が配設された内筒管2と丸棒7とを配置する。ここで、外筒管5の内径は内筒管2の外径よりも大きく設定されており、外筒管5と内筒管2との間には空隙Sが形成されている。
次に、図2(D)に示すように、外筒管5を加熱することにより熱収縮させ、内筒管2の外周面に密着させる。
外筒管5は、例えばPFA又はFEPからなり、熱収縮させて内筒管2に密着させることにより、内筒管2の外周面及び金属リング4を被覆することができる。この結果、外筒管5により金属リング4の脱落を防止することができる。
次に、丸棒7を内筒管2から引き抜くことにより、図1に示す脳神経外科手術用リトラクター1を得ることができる。
本実施形態の脳神経外科手術用リトラクター1は、X線造影可能な複数の目盛り6を備えているが、さらに脳に穿刺する際に先端となる部分にX線造影可能なエンドマーク(図示せず)を備えていることが好ましい。前記エンドマークは、脳神経外科手術用リトラクター1において、それぞれ目盛り6と同様にして形成することができる。
本実施形態の脳神経外科手術用リトラクター1は、例えば、内視鏡下脳内血腫除去術を行う際に、脳表から脳内血腫の位置まで穿刺され、内筒管2又は円筒管12の内部に挿通される内視鏡及び吸引管を脳内血腫に案内する。このとき、脳神経外科手術用リトラクター1は目盛り6を備えるので、外部から目盛り6を視認することにより、脳表から脳神経外科手術用リトラクター1の先端までの距離を認識することができる。従って、脳神経外科手術用リトラクター1を脳内血腫の内部まで、確実に穿刺することができる。
また、目盛り6はX線造影可能であるので、X線照射により前記脳内血腫を三次元的に解析するときに、目盛り6により脳神経外科手術用リトラクター1と該脳内血腫との相互位置を容易に把握することができ、確実な治療を行うことができる。目盛り6には、前記エンドマークを基点として目盛り番号を付与してもよい。
さらに、脳神経外科手術用リトラクター1は透明樹脂製であるので、前記内視鏡を介して脳室内を観察することができ、出血の有無、脳内血腫の状態、脳内血腫の取り残しの有無等を容易に確認することができる。
1…脳神経外科手術用リトラクター、 2…内筒管、 3…環状溝部、 4…金属リング、 5…外筒管、 6…目盛り、 12…円筒管、 13…帯状の金属層。

Claims (1)

  1. 透明樹脂製の円筒管からなる脳神経外科手術用リトラクターにおいて、
    透明樹脂製の内筒管と、該内筒管の外周面に周方向に沿って形成され、かつ該内筒管の長さ方向に沿って互いに所定の間隔を存して形成された環状溝部と、該環状溝部に配設されてX線造影可能な複数の目盛りを構成する金属リングと、該内筒管の外周面及び該金属リングを被覆する透明樹脂製の外筒管とを備えることを特徴とする脳神経外科手術用リトラクター。
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