JP5679009B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の保留消化して、遊技者に付与すべき特典である付与特典を抽選し、該抽選結果を技者に通知するセット遊技を行うパチンコ遊技機に関する。
従来より、第1種パチンコ遊技機(通称、セブン機)は、一般的に、遊技球が入賞する毎に図柄を変動表示させ、大当たりか否かの抽選結果を遊技者に通知すると共に、大当たりの発生に対する期待感を遊技者に抱かせるために、図柄の変動表示中にスーパーリーチなどの演出を表示するように設定されている。
しかしながら、このような演出が表示されている間では、遊技球が入賞しても保留球として保留され、次回の抽選に見送られるだけであり、変動表示中の抽選結果に何も関係がないため、遊技者は遊技球の入賞よりも演出を楽しむために遊技球の投入を一時中止することが多く、パチンコ遊技機の稼働率が低下してしまうという問題点があった。又、このような演出は、通常、抽選結果の通知に至るまでに多くの時間を費やすように設定されている一方で、大当たりに結びつかないこともあり、これに起因して、以後の遊技で遊技者の期待感を損ねてしまうという問題点もあった。
そこで、本出願人は、これらの問題点を解決するために、複数の保留球を消化して、遊技者に付与すべき特典である付与特典を抽選し、該抽選結果を保留球の消化数に対応した一連の演出を伴いながら遊技者に通知するセット遊技を行うパチンコ遊技機を提案している(特許文献1参照。)。このパチンコ遊技機では、確保した保留球の数が一定数に達すると、セット遊技を実行し、抽選結果の通知に至るまでに、保留球を消化する毎に演出を進展させると共に、多くの保留球を消化するほど(つまり、演出を進展させるほど)、高い確率で大当たりを発生するように設定されている。つまり、これにより、抽選結果に至るまでの時間の長さと遊技者の期待感の大きさとを両立させることができると共に、パチンコ遊技機の稼働率の向上を実現可能にしている。
特開2001−293178号公報(段落[0030]〜[0072]、図6〜図8)
しかしながら、本出願人により提案された上述のパチンコ遊技機では、確保した保留球の数が一定数に達すれば、必ずセット遊技が実行されるため、意外性に乏しく、セット遊技の興趣がその分損なわれてしまうことが考えられる。
そこで、本発明は、意外性を有したセット遊技を提供することが可能なパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1記載のパチンコ遊技機は、始動口センサからの検出信号に基き、遊技者に付与すべき特典である付与特典を抽選し、該抽選結果を遊技者に通知する演出を行う遊技機であって、前記抽選結果の記憶である保留を所定の上限を超えない範囲で記憶可能な記憶手段と、作動条件が満たされない場合、1つの前記保留を消化して、その保留における前記抽選結果を遊技者に通知する演出を行う通常遊技実行手段と、前記作動条件が満たされる場合、複数の前記保留を消化して、それらの保留に含まれる前記抽選結果を遊技者に通知する演出を行う第1の遊技実行手段と、前記作動条件を抽選により決定する作動条件決定手段と、を備え、前記作動条件決定手段の抽選では、満たすことが困難な前記作動条件に対応する抽選結果の抽選確率の方が、満たすことが容易な前記作動条件に対応する抽選結果の抽選確率よりも高いことを特徴とする。
このパチンコ遊技機では、作動条件決定手段が、抽選により第1の遊技実行手段の作動条件を決定し、動条件決定手段により決定された作動条件が満たされている場合に、第1の遊技実行手段を作動させ、満たされていない場合に、通常遊技実行手段を作動させる。
つまり、このパチンコ遊技機では、抽選により第1の遊技実行手段の作動条件を決定するため、動条件が変動する。これにより、セット遊技の実行時期を遊技者が予測することが困難となるため、セット遊技に意外性を持たせることができる。
即ち、本発明によれば、意外性を有したセット遊技を提供することが可能なパチンコ遊技機を提供できる。
また、作動条件決定手段の抽選では、満たすことが困難な作動条件に対応する抽選結果の抽選確率の方が、満たすことが容易な作動条件に対応する抽選結果の抽選確率よりも高く設定されている。
即ち、満たすことが困難な作動条件の方が抽選される確率が高いため、セット遊技が容易に実行されるのを防止でき、ひいては、セット遊技の価値をその分高めることができる。
尚、「遊技者に付与すべき特典」としては、例えば、通常の「大当たり(通常当たり)」や「はずれ」の他、次回の大当たりの発生率を通常よりも大きく設定する「確率変動当たり」や、抽選結果の通知時間を通常よりも短く設定する「時間短縮当たり」、これら大当たりよりも遊技者に提供する賞球の数を少なく設定した「中当たり」や「小当たり」などが該当する。
又、上述の「保留には、保留一切ない状態で入賞した遊技球も含む
第1実施形態におけるパチンコ機1の外観を示す平面図である。 第1実施形態のパチンコ機1における制御系統の構成ブロック図である。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行する遊技処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行する通常遊技処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行するはずれ図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行する大当たり図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行するセット遊技処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行するセット遊技はずれ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主制御基板31のCPUが実行するセット遊技当たり処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における乱数r9,r10と変動時間Tとの対応の一例を示す説明図である。 第2実施形態における主制御基板31のCPUが実行する遊技処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、第1実施形態における対応テーブルの概要を示す説明図であり、(b)は、第2実施形態における対応テーブルの概要を示す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」ともいう。)1の外観を示す平面図である。
図1に示すように、パチンコ機1は、当該パチンコ機1の筐体である外枠3と、この外枠3に開閉自在に取り付けられた内枠5とを備える。
そして、内枠5には、遊技者に遊技を提供する遊技盤7と、遊技者が遊技盤7上への遊技球の発射操作を行うためのハンドル9と、遊技盤7における遊技の結果として当該パチンコ機1から賞品として払い出される遊技球(賞球)を貯留する上受け皿11と、上受け皿11が遊技球を貯留しきれなくなるなどして、上受け皿11から排出される遊技球を受ける下受け皿13とが設けられている。
又、遊技盤7上には、LCD(Liquid Crystal Display)からなり、1〜9の数字やキャラクタ(本実施形態では、狼男、フランケン、ドラキュラ、魔女、ミイラ男)を要素とした3つの特別図柄を図中横方向に並べて表示したり、遊技に関わる各種画像を表示するディスプレイ15と、ディスプレイ15に表示される特別図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す7個の特別図柄保留ランプ17と、特別図柄の変動表示を開始させるために遊技者が遊技球を投入する始動入賞装置19と、大当たり遊技の際に、遊技者が遊技球を投入する可動入賞装置21とが設けられている。尚、始動入賞装置19は、所謂、チューリップ式からなり、図中左右方向に開閉動作する1対の可動片191を備える。又、可動入賞装置21は、図中手前方向に傾倒動作して当該可動入賞装置21の入賞口を開放する開閉板211を備える。
更に、遊技盤7上には、7セグメントLEDからなり、1桁の数字(本実施形態では0〜9)からなる普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置23と、普通図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの普通図柄保留ランプ25と、遊技球の通過を検出する1対の始動ゲート27とが設けられている。
つまり、遊技盤7は、特別図柄保留ランプ17が7個設けられていることを除けば、周知のパチンコ機の遊技盤と同様に構成されている。
次に、図2は、パチンコ機1における制御系統の構成ブロック図である。
図2に示すように、パチンコ機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該パチンコ機1における遊技を統括する主制御基板31が具備され、この主制御基板31に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該パチンコ機1の制御系統が構築されている。
即ち、主制御基板31には、まず、遊技球が始動ゲート27を通過したことを検出するゲートセンサ271と、始動入賞装置19の始動口に遊技球が投入されたことを検出する始動口センサ193と、始動入賞装置19の可動片191を駆動するソレノイド195とが接続されている。
又、主制御基板31には、可動入賞装置21の入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを検出する特定領域センサ213と、可動入賞装置21の入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントセンサ215と、可動入賞装置21の開閉板211を駆動するソレノイド217とが接続されている。
又、主制御基板31には、上受け皿11への賞球の払出を行う払出装置35を制御する賞球制御基板33と、パチンコ機1に設置されたスピーカ41を介して声や効果音、音楽などを出力する音声制御基板39と、普通図柄保留ランプ25及び特別図柄保留ランプ17を点灯させるランプ制御基板43とが接続されている。
更に、主制御基板31には、ディスプレイ15に特別図柄や遊技に関わる各種画像を表示したり、普通図柄表示装置23に普通図柄を表示する図柄制御基板37が接続されている。
そして、この制御系統では、主制御基板31のCPUが、上述の各種制御基板や各種装置にコマンドを送信し、これら各種制御基板や各種装置が、このコマンドに従って動作する。
尚、ランプ制御基板43は、遊技に連係して、内枠5に敷設された他のLEDランプ(図示せず)などを点灯して光による演出を行うようにも設定されているが、これは後述のセット遊技における保留球(保留の一実施形態)の消化数を示すものではない。
又、音声制御基板39も、遊技に連係して、音楽を出力し、音楽による演出を行うように設定されているが、これも後述のセット遊技における保留球の消化数を示すものではない。
以下、主制御基板31のCPUが行う処理について詳述する。但し、普通図柄の変動表示やこれに伴う遊技(つまり、始動入賞装置19の始動口の開放)に関わる処理については、周知のパチンコ遊技機と同様であるため、ここでは説明を省略する。
まず、主制御基板31のCPUは、一定の周期にて数値が循環するように11種類の乱数r0〜r10を発生する乱数発生処理を常時実行し、この乱数r0〜r10を用いて、遊技者に付与すべき特典である付与特典の抽選や特別図柄の変動表示などに関わる処理を実行する。尚、本実施形態では、乱数r0は、0〜6の数値からなり、各数値がそれぞれ後述のセット遊技処理を実行するために必要な保留球の数を示す規定個数に対応づけられている。又、乱数r1は、0〜1574の数値からなり、各数値がそれぞれ、予め設定された複数種類の特典(「大当たり」や「はずれ」)に対応づけられている。又、乱数r2〜r4はそれぞれ、0〜13の数値からなり、各数値がそれぞれ各特別図柄に対応づけられている。又、乱数r5,r6はそれぞれ、0〜11及び0〜62の数値からなり、各数値がそれぞれ、リーチを発生するか否かの判定結果や、リーチを示す特別図柄の組み合わせに対応づけられている。又、乱数r7は、0〜13の数値からなり、各数値がそれぞれ、大当たりを示す特別図柄の組み合わせに対応づけられている。又、乱数r8は、0〜51の数値からなり、各数値がそれぞれ、特別図柄の変動パターンに対応づけられている。又、乱数r9は、0〜3の数値からなり、各数値がそれぞれ、後述するセット遊技における保留球のセット数に対応づけられている。又、乱数r10は、0〜12の数値からなり、各数値がそれぞれ、特別図柄の変動時間に対応づけられている。
そして、主制御基板31のCPUは、始動口センサ193から遊技球の検出信号を受信する度に、乱数発生処理から乱数r1を取得し、これを主制御基板31のRAMに確保された入賞記憶領域に順次格納する(本実施形態では7個までを格納)。又、この際、主制御基板31のCPUは、入賞記憶領域における乱数r1の格納数を保留球の数としてランプ制御基板43に通知し、ランプ制御基板43が乱数r1の格納数(つまり、保留球の数)に対応づけて点灯させている特別図柄保留ランプ17の点灯数を更新させると共に、賞球制御基板33に賞球の払い出しを指令する。
ここで、図3は、主制御基板31のCPUが実行する遊技処理の流れを示すフローチャートである。尚、主制御基板31のCPUは、この遊技処理をほぼ一定の周期毎に繰り返し実行する。
図3に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、まず、入賞記憶領域に乱数r1が格納されているか否かを確認する(S10)。ここで、乱数r1が一切格納されていない場合には、本処理を直ちに終了する。
一方、乱数r1が格納されている場合には、乱数発生処理から乱数r0を取得し(S20)、乱数r1の格納数が乱数r0に対応づけられた規定個数に達しているか否かを確認する(S30)。尚、この際、主制御基板31は、乱数r0と規定個数とを対応づけた対応テーブルを参照し、取得した乱数r0に対応する規定個数の確認を行う。但し、この対応テーブルには、規定個数として、後述のセット遊技にて用いる保留球の上限数(4個)から入賞記憶領域に格納可能な上限数(7個)までの数が設定されており、入賞記憶領域に格納可能な保留球の上限数が最も多く配分されている一方、セット遊技にて用いる保留球の上限数が最も少なく配分されている(図12(a)参照)。つまり、乱数r0と規定個数とが対応づけられた対応テーブルにおける対応関係は、図12(a)に示すように、規定個数(確保すべき保留球の数)が大きい値になるにつれて、乱数r0による乱数処理(所定の乱数処理)により(S20)、選択される確率が高くなるように設定されている。
この様に、本実施形態では、セット遊技の作動条件である規定個数(確保すべき保留球の数)を、規定個数毎に選択される確率に格差を持たせて設定した対応テーブルを用いた所定の乱数処理によって、決定することにより、様々な遊技性を付与することができる。つまり、対応テーブルの設定の仕方によっては、様々な特徴(性格)を備えたパチンコ遊技機の提供が可能となる。
そして、乱数r1の格納数が規定個数に未到達である場合には、後述の通常遊技処理を実行する一方(S40)、乱数r1の格納数が規定個数に到達している場合には、後述のセット遊技処理を実行し(S50)、これら通常遊技処理やセット遊技処理の終了と共に、本処理を終了する。
次に、図4は、通常遊技処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、まず、入賞記憶領域に格納した順序に従って、入賞記憶領域に格納されている乱数r1のうちの1つを入賞記憶領域から取得したのち(S100)、入賞記憶領域における乱数r1の格納数(取得前の格納数から1つだけ減算した数)をランプ制御基板43に通知する(S110)。
そして、現在の遊技の態様を確認したのち(S120)、取得した乱数r1が「大当たり」に該当するか否かを確認する(S130)。尚、主制御基板31のRAMには、通常よりも大当たりの発生率が高い遊技状態(確率変動状態)が発生しているか否かを示す確変フラグFを設定するための態様記憶領域が確保されており、主制御基板31のCPUは、S120にて、確変フラグFの状態を確認することで現在の遊技の態様を確認する(初期設定では、確変フラグF=0)。そして、確率変動状態が発生している場合には(確変フラグF=1)、S130にて、乱数r1が通常よりも高い確率で「大当たり」に該当するように乱数r1と付与特典とをそれぞれ割り当てた参照テーブルを用いて、取得した乱数r1が「大当たり」に該当しているか否かを確認する。一方、確率変動状態が発生していない場合には(確変フラグF=0)、乱数r1が通常の確率で「大当たり」に該当するように乱数r1と付与特典とをそれぞれ割り当てた参照テーブルを用いて、取得した乱数r1が「大当たり」に該当しているか否かを確認する。
ここで、S130にて、取得した乱数r1が「大当たり」に該当していない場合(つまり、「はずれ」に該当する場合)には、後述のはずれ図柄表示処理を実行したのち(S140)、このはずれ図柄表示処理の終了と共に、本処理を終了する。
一方、S130にて、取得した乱数r1が「大当たり」に該当する場合には、後述の大当たり図柄表示処理を実行したのち(S150)、予め設定された大当たり遊技処理を実行する(S160)。尚、この大当たり遊技処理では、主制御基板31のCPUは、入賞期間(ラウンド)と非入賞期間(インターバル)とを予め設定された回数だけ交互に繰り返す周知の大当たり遊技を実行するように、上述の各種制御基板や各種装置に各種コマンドを送信する(周知のパチンコ遊技機と同様であるため、ここでは説明を省略する。)。
そして、大当たり遊技処理が終了すると、主制御基板31のCPUは、遊技の態様を設定し(S170)、本処理を終了する。尚、S170では、主制御基板31のCPUは、S130における抽選結果が「確率変動当たり(以下、単に「確変当たり」という。)であった場合に、主制御基板31のRAMの態様記憶領域に確変フラグF=1を設定する。一方、S130における抽選結果が「通常当たり」であった場合に、態様記憶領域に確変フラグF=0を設定する。
ここで、図5は、上述のはずれ図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、まず、乱数発生処理から乱数r5を取得し(S200)、取得した乱数r5がリーチの発生に該当するか否かを確認する(S210)。ここで、リーチの発生に該当しない場合には、図柄制御基板37に停止表示させる特別図柄がそれぞれ一致しないように、乱数発生処理から一定の間隔(本実施形態では4ms)をおいて乱数r2〜r4をそれぞれ取得し(S220)、これら乱数r2〜r4をリーチの非発生を示す非発生信号と共に図柄制御基板37に送信する(S230)。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r2〜r4に対応する特別図柄をそれぞれ図柄制御基板37のROMから取得し、図柄制御基板37のRAMに確保された図柄バッファ領域に格納する。
一方、S210にて、乱数r5がリーチの発生に該当する場合には、主制御基板31のCPUは、乱数発生処理から乱数r6を取得し(S240)、この乱数r6をリーチの発生を示すリーチ信号と共に図柄制御基板37に送信する(S250)。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r6に対応する特別図柄の組み合わせ(つまり、リーチ状態ではずれを示す特別図柄の組み合わせ)を図柄制御基板37のROMから取得し、図柄制御基板37のRAMの図柄バッファ領域に格納する。
そして、乱数r2〜r4もしくは乱数r6の送信を終了すると、主制御基板31のCPUは、乱数発生処理から乱数r8を取得し(S260)、この乱数r8を図柄制御基板37に送信して(S270)、本処理を終了する。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r8や信号(非発生信号やリーチ信号)に基づいて、対応する特別図柄の変動パターンを図柄制御基板37のROMに設定された種々の変動パターン群から取得し、取得した変動パターンにて特別図柄を変動表示する。そして、一定時間が経過したのち、図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせを停止表示する。
ここで、図6は、上述の大当たり図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、まず、乱数発生処理から乱数r7を取得すると共に(S300)、通常遊技処理のS100にて取得した乱数r1が「確変当たり」に該当するか否かを確認する(S310)。ここで、「確変当たり」に該当しない場合(つまり「通常当たり」に該当する場合)には、取得した乱数r7を「通常当たり」の発生を示す通常当たり信号と共に図柄制御基板37に送信する(S320)。尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r7と通常当たり信号とに基づいて、対応する特別図柄の組み合わせ(つまり、「通常当たり」を示す特別図柄の組み合わせ)を図柄制御基板37のROMから取得し、図柄制御基板37のRAMに確保された図柄バッファ領域に格納する。
一方、S310にて、「確変当たり」に該当する場合には、取得した乱数r7を「確変当たり」の発生を示す確変当たり信号と共に図柄制御基板37に送信する(S330)。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r7と確変当たり信号とに基づいて、対応する特別図柄の組み合わせ(つまり、「確変当たり」を示す特別図柄の組み合わせ)を図柄制御基板37のROMから取得し、図柄制御基板37のRAMに確保された図柄バッファ領域に格納する。
そして、乱数r7の送信を終了すると、主制御基板31のCPUは、はずれ図柄表示処理のS260,S270と同様に、乱数発生処理から乱数r8を取得し(S340)、この乱数r8を図柄制御基板37に送信して(S350)、本処理を終了する。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r8や信号(通常当たり信号や確変当たり信号)に基づいて、対応する特別図柄の変動パターンを図柄制御基板37のROMに設定された種々の変動パターン群から取得し、取得した変動パターンにて特別図柄を変動表示する。但し、大当たり表示処理に対応する変動パターンには、リーチを伴うものと、リーチを伴わないものとが含まれている。
そして、図柄制御基板37のCPUは、一定時間が経過したのち、図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせを停止表示する。
続いて、図7は、上述のセット遊技処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、まず、ランプ制御基板43に、特別図柄保留ランプ17の消灯を指令する(S400)。尚、この際、ランプ制御基板43のCPUは、特別図柄保留ランプ17を全て消灯する。
そして、乱数発生処理から乱数r9を取得したのち(S410)、乱数r9の数値に応じた数(セット数S)だけの乱数r1を主制御基板31のRAMにおける入賞記憶領域から取得する(S420)。つまり、この際、主制御基板31のCPUは、セット遊技にて消化する保留球を取得する。尚、乱数r9の数値0〜3にはそれぞれ、1〜4の数値からなるセット数Sが対応づけられている。
そして、通常遊技処理のS120と同様に、現在の遊技の状態を確認したのち(S430)、取得した乱数r1の中に「大当たり」に該当するものがあるか否かを確認する(S440)。
ここで、「大当たり」に該当するものが一切ない場合には、後述のセット遊技はずれ処理を実行したのち(S450)、セット遊技はずれ処理の終了と共に、本処理を終了する。
一方、S440にて、取得した乱数r1の中に「大当たり」に該当するものがある場合には、後述のセット遊技当たり処理を実行したのち(S460)、上述の大当たり遊技処理を実行する(S470)。そして、大当たり遊技処理が終了すると、通常遊技処理のS170と同様に、遊技の態様を設定したのち(S480)、入賞記憶領域における乱数r1の格納数(取得前の格納数からセット数Sだけ減算した数)をランプ制御基板43に通知して(S490)、本処理を終了する。尚、S490にて、ランプ制御基板43のCPUは、通知された乱数r1の格納数に応じた数だけの特別図柄保留ランプ17を点灯する。
ここで、図8は、上述のセット遊技はずれ処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、はずれ図柄表示処理のS200〜S250と同様の処理を行って、リーチの発生の有無や、停止表示する特別図柄の組み合わせを決定し、乱数r2〜r4及び非発生信号、もしくは乱数r6及びリーチ信号を図柄制御基板37に送信する(S500〜S550)。
そして、乱数発生処理から乱数r8,r10を取得し(S560)、この乱数r8,r10を乱数r9と共に図柄制御基板37に送信して(S570)、本処理を終了する。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r8、r9,r10や信号(非発生信号やリーチ信号)に基づいて、対応する特別図柄の変動パターンを図柄制御基板37のROMに設定された種々の変動パターン群から取得し、取得した変動パターンと図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせとに基づいて、特別図柄を変動表示する。より詳しくは、以下のようになる。
本実施形態におけるパチンコ機1の図柄制御基板37のROMには、変動時間が同じ複数の変動パターンが集まった種々の変動パターン群(通常当り用又は確変当り又ははずれ用又はリーチ用の変動パターン群)が複数存在しており、例えば、変動時間Tが20秒の通常当りの遊技状態を発生させるための変動パターンが複数集まった変動パターン群(これを、「T=20の通常当り変動パターン群」という)とかいう具合である。しかして、上記変動時間Tは、図10に示すように、乱数r9、r10の両乱数の組み合わせてよって対応つけられており、例えば、r9=1、r10=4ならば、変動時間T=20(図10参照)となる。従って、1つの変動時間Tには、少なくとも、4種類(通常当り用又確変当り又は外れ用又はリーチ用)の変動パターン群が存在することになる。この様に、本実施形態におけるパチンコ機1の図柄制御基板37のROMには、複数の種々異なった意味を持つ変動パターン群が存在しているが、この変動パターン群から、最終的に特別図柄を変動表示する際に用いられる変動パターンを1つ選択する際には、乱数r8を用いて、選択する。以上のことをまとめると、次のようになる。乱数r9,r10や信号(非発生信号やリーチ信号)を使って、図柄制御基板37のROM内の複数の変動パターン群から1つの変動パターン群を選択し、その選択された変動パターン群から乱数r8を使って、1つの変動パターンを選択し、選択した変動パターンと図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせとに基づいて、特別図柄の変動表示としているのである。
尚、図10に示すように、セット数Sと、変動時間Tとは、大方、次のような関係が存在する。それは、セット数Sが大きくなると、相対的に、変動時間Tも大きくなるという関係である。
しかして、例えば、セット数S=4(乱数r9=3)で、乱数r10=8の場合、変動時間Tは60秒となるが、この変動時間T=60秒は、セット数S=3にも存在する。又、同じく、セット数S=4(乱数r9=3)で、乱数r10=11の場合、変動時間Tは、75秒となるが、この場合、セット数Sは、4以外にあり得ない。この様に、変動時間Tが大きくなると、セット数Sも比較的大きいのではと遊技者は何となく把握できるが、これは、人の感覚を利用した不確かな予想となり、完璧ではない。もしかしたら、人によっては、例えば、変動時間Tが75秒のところ、60秒と感じる可能性もあるかもしれない。又、変動時間Tが60秒の場合、セット数Sが3なのか4なのかがわからないが、少なくとも、セット数が1とか2という小さい値ではないことぐらいは、容易に推測することができる。この様な大方の予測が可能な構成が、不確かな心理となり、遊技者に思考性を喚起させることとなる。これが、新しい趣向となり、結果として、セット遊技に対する遊技者の期待感を高めることとなる。
そして、図柄制御基板37のCPUは、変動時間Tが経過したのち、図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせを停止表示する。
ここで、図9は、上述のセット遊技当たり処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、本処理が起動されると、主制御基板31のCPUは、大当たり図柄表示処理のS300〜S330と同様の処理を行って、確変当たりの有無や、停止表示する特別図柄の組み合わせを決定し、乱数r7及び通常当たり信号、もしくは乱数r7及び確変当たり信号を図柄制御基板37に送信する(S600〜S630)。
そして、乱数発生処理から乱数r10を取得し(S640)、この乱数r10を乱数r9と共に図柄制御基板37に送信して(S570)、本処理を終了する。
尚、この際、図柄制御基板37のCPUは、受信した乱数r8,r9,r10や信号(通常当たり信号や確変当たり信号)に基づいて、対応する特別図柄の変動パターンを図柄制御基板37のROMに設定された種々の変動パターン群から取得し、取得した変動パターンと図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせとに基づいて、特別図柄を変動表示する(セット遊技はずれ処理のときと同様。)。又、セット遊技当たり処理に対応する変動パターンには、リーチを伴うものと、リーチを伴わないものとが含まれている。
そして、図柄制御基板37のCPUは、変動時間Tが経過したのち、図柄バッファ領域における特別図柄の組み合わせを停止表示する。
以上のように構成された本実施形態のパチンコ機1では、乱数を用いて規定個数を抽選し、確保されている保留球の数が抽選した規定個数に未到達である場合には、保留球の数だけ特別図柄保留ランプ17を点灯して、保留球の消化数に非対応な変動時間にて特別図柄を変動表示させ、遊技者に付与特典を通知する通常遊技を実行する。一方、規定個数に到達している場合には、特別図柄保留ランプ17を全て消灯して、保留球の消化数に対応した変動時間にて特別図柄を変動表示させ、遊技者に付与特典を通知するセット遊技を実行する。そして、セット遊技が終了すると、残りの保留球の数だけ特別図柄保留ランプ17を点灯する。
以上から、本実施形態のパチンコ機1によれば、乱数を用いた抽選によって規定個数が変動し、セット遊技の実行時期を遊技者が予測することが困難となるため、セット遊技に意外性を持たせることができる。即ち、本実施形態のパチンコ機1によれば、意外性を有したセット遊技を提供することができる。
又、本実施形態のパチンコ機1では、セット遊技におけるセット数Sに1を含めているため、セット遊技であるにも関わらず、1つしか保留球が消化されない場合が生じる。これにより、セット遊技では複数の保留球が消化されると思い込んでいる遊技者に驚きを与えることができるため、セット遊技の興趣をその分向上させることができる。
又、本実施形態のパチンコ機1では、乱数r0に対する規定個数として、入賞記憶領域に格納可能な保留球の上限数が最も多く配分されている一方で、セット遊技にて用いる保留球の上限数が最も少なく配分されているため、保留球を入賞記憶領域の上限数まで確保しなければセット遊技が実行される確率が低い。つまり、数多くの保留球を確保すればする程、セット遊技が実行される確率が高くなる。これにより、セット遊技が容易に実行されるのを防止でき、ひいては、セット遊技の価値をその分高めることができる。又、遊技者は、セット遊技を実行させるために、保留球の確保に夢中になり、興趣の向上に繋がるだけでなく、稼働率の向上にも繋がる。
又、セット遊技が実行されるまでは、獲得した保留球の数を遊技者が把握できることに起因して、保留球を獲得していく楽しみを遊技者に与えることができる。一方、セット遊技の際には、保留球の数が非表示にされ、保留球の消化数に応じた変動時間分だけ特別図柄が変動するだけであるため、特別図柄の変動時間から保留球の消化数が多いか少ないかを遊技者が何となく把握できるものの、具体的な消化数を把握することは困難となる。これにより、セット遊技の際には、どのような抽選結果に至るのかを遊技者が予測することが困難となるため、遊技者にとって有利な抽選結果の通知に至るのか否かといった期待感を遊技者に与えることができる。即ち、保留球の消化数を、通常、遊技者にとって、感覚によって判断する変動時間のみに反映させることにより、人の感覚という不確かな心理を応用した新しい趣向のセット遊技や一連の演出を実現することができる。
そして、セット遊技に終了時には、残りの保留球の数だけ特別図柄保留ランプ17が点灯するため、再度点灯された特別図柄保留ランプ17の数と、セット遊技の開始時において点灯していた特別図柄保留ランプ17の数とを比較することにより、遊技者は、セット遊技にて消化された保留球の数を把握できる。これにより、セット遊技の終了時には、セット遊技にて消化された保留球の数が遊技者の予測と一致しているのか否かという期待感を遊技者に与えることができると同時に、遊技者に思考性も喚起させることができる。
尚、本実施形態では、主制御基板31のCPUは、遊技処理の際に、乱数r0を乱数発生処理から取得したが、乱数r1と同様に、始動口センサ193から検出信号を受信した際に、乱数r0を乱数発生処理から取得して、主制御基板31のRAMに格納し、遊技処理の際に、主制御基板31のRAMから取得しても良い。
この場合、主制御基板31のCPUが取得する乱数r0の値が、遊技球の入賞タイミングと連係するため、遊技球の入賞タイミングに応じて、規定個数を変動させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
尚、本実施形態のパチンコ機1は、主制御基板31のCPUが実行する処理の流れが一部異なるだけで、その他の部分については第1実施形態のパチンコ機1と全く同様である。従って、ここでは、第1実施形態のパチンコ機1と共通する部分については、その説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
まず、本実施形態の主制御基板31のCPUは、予め指定された指定時間内(例えば、10分間)に始動口センサ213から受信する検出信号の受信回数をカウントして、指定時間内に入賞する遊技球の数を示す入賞率を計測し、計測した入賞率を主制御基板31のRAMに確保された入賞率格納領域に格納する計測処理を実行するように設定されている。
そして、図11は、本実施形態の主制御基板31のCPUが実行する遊技処理の流れを示すフローチャートである。尚、第1実施形態と同様に、本処理は一定周期毎に起動される。
図11に示すように、本処理は、第1実施形態の遊技処理におけるS20を後述のS25に置き換えただけである。即ち、S25では、主制御基板31のCPUは、主制御基板31のRAMに確保された入賞率格納領域から入賞率を取得し、入賞率と規定個数とを対応づけた対応テーブルを参照して、取得した入賞率に対応する規定個数の確認を行う。但し、この対応テーブルには、定個数として、セット遊技にて用いる保留球の上限数(4個)から入賞記憶領域に格納可能な上限数(7個)までの数が設定されており、高い入賞率に対しては、セット遊技にて用いる保留球の上限数が対応づけられ、低い入賞率に対しては、入賞記憶領域に格納可能な保留球の上限数が対応づけられている(図12(b)参照)。
このように構成された本実施形態のパチンコ機1では、遊技球の入賞率によって、規定個数が変動し、セット遊技の実行時期を遊技者が予測することが困難となるため、第1実施形態のパチンコ機1と同様の効果を得ることができる。
又、本実施形態のパチンコ機1では、遊技球を効率良く入賞させて、入賞率が高くなると、セット遊技の作動条件である規定個数が減り、セット遊技が発生し易くなる一方、入賞率が低くなると、セット遊技の作動条件である規定個数が増え、セット遊技が発生し難くなる。これにより、遊技者は、セット遊技を実行させるために、高い入賞率を得ようとして、パチンコ遊技に夢中になるため、パチンコ遊技の興趣を向上させることができる。又、入賞率が高くなればなる程、規定個数が少なく設定され、セット遊技が発生し易くなるので、保留球を効率良く消化することができる。つまり、遊技球の入賞率と保留球の消化率とをバランス良く調和させることができるため、所謂、「保留球のオーバーフロー(保留球の上限を超えて遊技球が入賞してしまう状態)」という現象を防止することができ、パチンコ機1の稼働率を向上させることができる。
尚、本実施形態では、指定時間を10分間に設定したが、これよりも短く設定しても良い(例えば、1分間など。)。この場合、規定個数がより頻繁に変動するため、セット遊技の開始時期を遊技者が予測することをより困難にできる。又、単位時間当りの入賞個数を入賞率とするではなく、遊技球の発射総数に対する入賞個数を入賞率としても良い。尚、この場合、遊技球の発射個数をカウントするセンサを設ければ良い。
上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態ではいずれも、セット遊技の際に、特別図柄保留ランプ17を全て消灯するようにパチンコ機1を設定していたが、これに代えて、特別図柄保留ランプ17の点灯数の更新を行わないようにパチンコ機1を設定しても良い。
又、上記実施形態ではいずれも、パチンコ機1は、特別図柄保留ランプ17を用いて、保留球の数を遊技者に通知していたが、一切通知を行わないように設定されていても良いこの場合、遊技者が保留球の数を把握することが困難となるため、セット遊技の際にどこまで演出が進展するのかを予測することも困難となる。これにより、遊技者にとって有利な特典の通知に至るまで演出が順調に進展するのか否かといった期待感を遊技者に与えることができるため、セット遊技の興趣をその分向上させることができる。
又、上記実施形態ではいずれも、主制御基板31のCPUは、1乃至複数の保留球を消化してセット遊技を実行したが、複数の保留球を必ず消化してセット遊技を実行するように設定しても良い
又、上記実施形態ではいずれも、セット遊技の最後に、保留球を一度に消化するようにパチンコ機1を設定していたが(セット遊技における消化する保留球の消化数をセット遊技の終了時に遊技者に通知する、通称、消化保留球数事後通知といわれる技術思想のものであったが)、本発明の技術思想に逸脱していなければ、抽選結果の通知に至る一連の演出の途中で、保留球を一度に消化するように設定したもの(通称、消化保留球途中通知)も権利範囲内と解する。尚、この場合、抽選結果の通知に至る一連の演出の終盤に行った方が望ましい。
又、上記実施形態のパチンコ機1はいずれも、所定の始動信号(始動入賞装置19の始動入賞口に遊技球が入賞することにより発生する始動信号、即ち、遊技球1個に対する始動信号若しくは保留球1個に対する始動信号)を起因に、所定数の特別図柄をディスプレイ15等の表示手段にキャラクタや背景画像等の趣向を凝らした演出を交えながら変動表示させ、該変動表示の結果、所定の態様(ゾロ目等)に特別図柄が揃ったことを条件に、付与特典としての所定の大当たり遊技を実行する特別図柄遊技実行手段を備える、所謂、第1種パチンコ遊技機に関するものであったが、本発明の技術思想から逸脱していなければ、所謂、権利物と言われる第3種パチンコ遊技機でも良いし、それ以外、例えば、複数の始動信号を起因に実行されるセット遊技を行うセット遊技実行手段しか備えていない新しいタイプのパチンコ遊技機でも良い。尚、第1種パチンコ遊技機の場合、「セット遊技実行手段、及び、通常遊技実行手段」は、特別図柄遊技実行手段内に含まれる。
又、上記実施形態にはいずれも、保留球の数が所定個数(例えば、3個)に達したときに特別図柄の変動時間を短縮する、所謂「時短」を取り入れても良い。
又、上記実施形態においては、セット遊技の作動条件を保留球の数としたが、例えば、ある特定のリーチの出現回数や、特別図柄の出目の出現回数(特定の特別図柄の並び)、単位時間当りの遊技球の発射個数、特別図柄の変動回数(スタート回数)、ある特定のキャラクタの出現回数等を作動条件としても良い。
1…パチンコ機、3…外枠、5…内枠、7…遊技盤、9…ハンドル、11…上受け皿、13…下受け皿、15…ディスプレイ、17…特別図柄保留ランプ、19…始動入賞装置、21…可動入賞装置、23…普通図柄表示装置、25…普通図柄保留ランプ、27…始動ゲート、31…主制御基板、33…賞球制御基板、35…払出装置、37…図柄制御基板、39…音声制御基板、41…スピーカ、43…ランプ制御基板、191…可動片、193…始動口センサ、195,217…ソレノイド、211…開閉板、213…特定領域センサ、215…カウントセンサ、271…ゲートセンサ。

Claims (1)

  1. 始動口センサからの検出信号に基き、遊技者に付与すべき特典である付与特典を抽選し、該抽選結果を遊技者に通知する演出を行う遊技機であって、
    前記抽選結果の記憶である保留を所定の上限を超えない範囲で記憶可能な記憶手段と、
    作動条件が満たされない場合、1つの前記保留を消化して、その保留における前記抽選結果を遊技者に通知する演出を行う通常遊技実行手段と、
    前記作動条件が満たされる場合、複数の前記保留を消化して、それらの保留に含まれる前記抽選結果を遊技者に通知する演出を行う第1の遊技実行手段と、
    前記作動条件を抽選により決定する作動条件決定手段と、
    を備え
    前記作動条件決定手段の抽選では、満たすことが困難な前記作動条件に対応する抽選結果の抽選確率の方が、満たすことが容易な前記作動条件に対応する抽選結果の抽選確率よりも高いことを特徴とするパチンコ遊技機。
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