JP5676053B1 - 電気接点材料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】摺動荷重が50gf以上、例えば100gf程度の高荷重になっても優れた耐磨耗性を示すとともに、特に長時間大気に晒されるような過酷な環境でも使用でき、例えばH2SガスやSO2ガス雰囲気下などの腐食環境での加速試験後においても電気接点材料の接触抵抗上昇を大幅に抑制することができて、長期信頼性の高い電気接点材料およびその製造方法を提供すること。【解決手段】導電性基体1の表面上に第1貴金属層2を有し、前記第1貴金属層2の表面上に第2貴金属層3を有する電気接点材料であって、前記第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=AμmがA<1であり、かつ該第1貴金属層の硬度Hvが150以上であり、前記第2貴金属層の厚さがAμmを超えて1μm以下であり、かつ該第2貴金属層の表面の算術平均粗さRa=BμmがB≰0.1である電気接点材料及びその製造方法。【選択図】図1
Description
本発明は、電気接点材料およびその製造方法に関する。特に、互いに異なる貴金属若しくはその合金からなる2つの貴金属層で被覆された電気接点材料およびその製造方法に関する。
電気接点部品には、古くは電気伝導性に優れた銅又は銅合金が利用されてきたが、近年は接点特性の向上が進み、裸の銅又は銅合金を用いるケースは減少し、銅又は銅合金上に各種表面処理した材料が利用されている。特に電気接点材料として多く利用されているものとして、電気接点部に貴金属めっきされた電気接点材料がある。中でも金、銀、パラジウム、白金、イリジウム、ロジウム、ルテニウムなどの貴金属は、安定性や優れた電気伝導率を示すことなどから、各種電気接点材料に利用されている。
最近の電気接点材として、自動車車載向けの屋内外摺動接点や、リードスイッチ、カメラマウント接点用スイッチなどには、例えば押圧による通常の接触式の他に繰返しの摺動を伴う電気接点材料として耐摩耗性が良好な電気接点材料が利用されている。耐摩耗性の向上に関しては、汎用的なものでは硬質銀や硬質金を使用した電気接点材料が一般的である。さらにはマイクロ粒子を分散させためっきやクラッド材料なども研究開発されており、電気接点材料の摺動特性等の向上を図ってさまざまな表面処理を施した電気接点材料が開発されている。
例えば本発明者らは、特許文献1において、導電性基体上に、表面の算術平均粗さRa=(A)μmで、(A)が0.05〜0.5である貴金属または貴金属を主成分とした合金からなる第1貴金属層と、該第1貴金属層の上層に皮膜厚さが0.001×(A)μm以上(A)μm以下の貴金属または貴金属を主成分とした合金からなる第2貴金属層とが設けられた電気接点材料であって、前記第1貴金属層を形成する貴金属が金、銀、パラジウムおよび白金から選ばれ、前記第1貴金属層を形成する貴金属または前記第1貴金属層を形成する合金の主成分である貴金属に対して、前記第2貴金属層を形成する貴金属または前記第2貴金属層を形成する合金の主成分である貴金属が異なる元素である電気接点材料を提供している。この電気接点材料は、摺動特性や耐摩耗性に優れ、長寿命であり、低コストで製造しうる電気接点材料である。
ところが、特許文献1の構成にて電気接点材料を作成して評価を行ったところ、軽荷重における摺動特性は大変優れる効果が見られたものの、例えば荷重50gf以上になると摺動特性が悪くなる傾向が見られ、また環境試験後の耐食性が悪くなる場合があることが分かった。これは、硫化水素(H2S)ガスや二酸化硫黄(SO2)ガスなどの高負荷環境における試験を行った時、前記第1貴金属層と第2貴金属層の2層の貴金属層のピンホールや前記第1貴金属層と導電性基体の間に設けられる下地金属層のピンホールから、下地金属もしくは基体の成分に由来する腐食生成物が形成されて接触抵抗が悪くなる場合があることが分かった。
本発明は、上記のような問題点を解決し、摺動荷重が50gf以上、例えば100gf程度の高荷重になっても優れた耐磨耗性を示すとともに、特に長時間大気に晒されるような過酷な環境でも使用でき、例えばH2SガスやSO2ガス雰囲気下などの腐食環境での加速試験後においても電気接点材料の接触抵抗上昇を大幅に抑制することができて、長期信頼性の高い電気接点材料およびその製造方法を提供することを課題とする。
上記課題に対して鋭意研究開発を進めた結果、本発明者らは、導電性基体上に設けられるそれぞれ特定の金属またはその合金からなる第1貴金属層と第2貴金属層のそれぞれの金属層について、その表面粗さ、層の厚さ、層の硬さ、導電性基体の母相の平均結晶粒径等を適正に調整することによって、高荷重における耐摩耗性や摺動特性に優れるだけでなく、耐食性にも優れた電気接点材料を提供できることを見出した。本発明は、この知見に基づきなされるに至ったものである。
すなわち、本発明によれば、以下の手段が提供される。
(1)導電性基体の表面上に第1貴金属層を有し、前記第1貴金属層の表面上に第2貴金属層を有する電気接点材料であって、
前記第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=AμmがA<1であり、かつ該第1貴金属層の硬度Hvが150以上であり、
前記第2貴金属層の厚さがAμmを超えて1μm以下であり、かつ該第2貴金属層の表面の算術平均粗さRa=BμmがB≦0.1であり、
前記第1貴金属層および第2貴金属層が、それぞれ金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金、パラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなり、
前記導電性基体の母相の平均結晶粒径が5μm以下であることを特徴とする電気接点材料。
(2)前記Aの値が0.001以上0.500未満である(1)項に記載の電気接点材料。
(3)前記第1貴金属層がパラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなる(1)または(2)項に記載の電気接点材料。
(4)前記第2貴金属層が金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金のうちいずれかからなる(1)〜(3)のいずれか1項に記載の電気接点材料。
(5)前記導電性基体と前記第1貴金属層との間に少なくとも1層の下地金属層を有する(1)〜(4)のいずれか1項に記載の電気接点材料。
(6)前記下地金属層がニッケル、ニッケル合金、コバルト、コバルト合金のうちいずれかからなる(5)項に記載の電気接点材料。
(7)前記下地金属層の厚さが0.05〜3.00μmである(5)または(6)項に記載の電気接点材料。
(8)前記導電性基体が、銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金のうちいずれかからなる(1)〜(7)のいずれか1項に記載の電気接点材料。
(9)前記第1貴金属層及び第2貴金属層の少なくとも一層を電気めっき法で設けることを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1項に記載の電気接点材料の製造方法。
ここで、本発明において、前記第1貴金属層や第2貴金属層で「貴金属」とは、導電性基体の材料よりも貴な金属であることをいう。
(1)導電性基体の表面上に第1貴金属層を有し、前記第1貴金属層の表面上に第2貴金属層を有する電気接点材料であって、
前記第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=AμmがA<1であり、かつ該第1貴金属層の硬度Hvが150以上であり、
前記第2貴金属層の厚さがAμmを超えて1μm以下であり、かつ該第2貴金属層の表面の算術平均粗さRa=BμmがB≦0.1であり、
前記第1貴金属層および第2貴金属層が、それぞれ金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金、パラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなり、
前記導電性基体の母相の平均結晶粒径が5μm以下であることを特徴とする電気接点材料。
(2)前記Aの値が0.001以上0.500未満である(1)項に記載の電気接点材料。
(3)前記第1貴金属層がパラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなる(1)または(2)項に記載の電気接点材料。
(4)前記第2貴金属層が金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金のうちいずれかからなる(1)〜(3)のいずれか1項に記載の電気接点材料。
(5)前記導電性基体と前記第1貴金属層との間に少なくとも1層の下地金属層を有する(1)〜(4)のいずれか1項に記載の電気接点材料。
(6)前記下地金属層がニッケル、ニッケル合金、コバルト、コバルト合金のうちいずれかからなる(5)項に記載の電気接点材料。
(7)前記下地金属層の厚さが0.05〜3.00μmである(5)または(6)項に記載の電気接点材料。
(8)前記導電性基体が、銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金のうちいずれかからなる(1)〜(7)のいずれか1項に記載の電気接点材料。
(9)前記第1貴金属層及び第2貴金属層の少なくとも一層を電気めっき法で設けることを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1項に記載の電気接点材料の製造方法。
ここで、本発明において、前記第1貴金属層や第2貴金属層で「貴金属」とは、導電性基体の材料よりも貴な金属であることをいう。
本発明によれば、高荷重における耐磨耗性や摺動特性、および耐食性を示すとともに、さらには接触抵抗の小さい電気接点材料を提供することができる。また、本発明の電気接点材料は、例えば特許文献1に記載のものなどよりも厚めっきであるが、最表面の色調が劣化しにくく、長期的に外観が良好であるという効果もある。
本発明の上記及び他の特徴及び利点は、適宜添付の図面を参照して、下記の記載からより明らかになるであろう。
本発明は、導電性基体の表面上に第1貴金属層を有し、前記第1貴金属層の表面上に第2貴金属層を有する電気接点材料であって、前記第1貴金属層と第2貴金属層がそれぞれ特定の金属またはその合金からなり、前記第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=(A)μmが(A)<1であり、かつ該第1貴金属層の硬度Hvが150以上であり、前記第2貴金属層の厚さが(A)μmを超えて1μm以下であり、かつ該第2貴金属層の表面の算術平均粗さRa=(B)μmが(B)≦0.1であり、前記導電性基体の母相の平均結晶粒径が5μm以下である電気接点材料である。ここで、算術平均粗さRaとは、JIS B 0601:2013に従った算術平均粗さRaを意味する。
なお、本発明において、第1貴金属層と第2貴金属層のそれぞれは、その成分(つまり貴金属元素の種類)が互いに異なる層である。第1貴金属層と第2貴金属層のそれぞれは、単一の貴金属種から構成されていてもよいし、貴金属を含む合金からなっていても良い。貴金属を含む合金からなる場合は、その層中の最も質量比の大きい元素種が貴金属であることを要する。もし、1つの貴金属層が複数の貴金属を含む合金からなる場合は、その層中の全ての貴金属の合計の質量比が、その層中で最も大きい割合となっていることを要する。ただし、貴金属の合金の割合が50%丁度のときも、これを貴金属層とする。
ここで、第1貴金属層と第2貴金属層が、それぞれ単一の貴金属種から構成されている場合には、当該貴金属元素種が互いに相違することを要する。一方、第1貴金属層と第2貴金属層が、それぞれ貴金属を含む合金から構成されている場合には、当該合金層を構成するところの前記その層中の最も質量比の大きい貴金属元素種が互いに相違することを要する。
本発明の電気接点材料を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一つの実施態様を模式的に示した断面図である。この実施態様では、導電性基体1の表面上に第1貴金属層2が設けられ、さらにその表面上に第2貴金属層3が設けられている。
図2は、本発明の別の実施態様を模式的に示した断面図である。ここでは、導電性基体1の表面上に、第1貴金属層2および第2貴金属層3からなる被覆層の下地金属層4が設けられている。
図3は、本発明のさらに別の実施態様を模式的に示した断面図である。ここでは、導電性基体1の表面上に下地金属層4が設けられ、下地金属層4の上に第1貴金属層2および第2貴金属層3からなる被覆層が部分的に設けられたものであり、省貴金属化におけるコストダウンが図られる。なお、図3に関連して、導電性基体1上の下地金属層4は部分的に設けられていてもよく、例えば第1貴金属層2および第2貴金属層3からなる被覆層が設けられる箇所にのみ(被覆層の形状に合わせて)設けられていてもよい。
図1は、本発明の一つの実施態様を模式的に示した断面図である。この実施態様では、導電性基体1の表面上に第1貴金属層2が設けられ、さらにその表面上に第2貴金属層3が設けられている。
図2は、本発明の別の実施態様を模式的に示した断面図である。ここでは、導電性基体1の表面上に、第1貴金属層2および第2貴金属層3からなる被覆層の下地金属層4が設けられている。
図3は、本発明のさらに別の実施態様を模式的に示した断面図である。ここでは、導電性基体1の表面上に下地金属層4が設けられ、下地金属層4の上に第1貴金属層2および第2貴金属層3からなる被覆層が部分的に設けられたものであり、省貴金属化におけるコストダウンが図られる。なお、図3に関連して、導電性基体1上の下地金属層4は部分的に設けられていてもよく、例えば第1貴金属層2および第2貴金属層3からなる被覆層が設けられる箇所にのみ(被覆層の形状に合わせて)設けられていてもよい。
図1〜図3では、簡略化して、第1貴金属層2と第2貴金属層3との境界は直線により示されているが、実際は、図4の部分拡大断面図に模式的に示されるように、導電性基体1の表面上の第1貴金属層2の表面は算術平均粗さRa=(A)μmとなるような凹凸を有しており、第2貴金属層3の膜厚は、(A)μmを超え1μm以下で形成されている。
なお、図5の部分拡大断面図に模式的に示すように例えば光沢めっきを第2貴金属層3に使用した場合などには、第1貴金属層2の表面側の凹部に厚く凸部に薄く第2貴金属層3を設けることも可能である。また、このとき例えば、めっき後に表面を軽くラッピングして削り、第1貴金属層2の表面側の凹部のみに第2貴金属層3を被覆してもよい。ここで、第2貴金属層3を第1貴金属層2の表面側の凹部に厚く、凸部に薄く設ける場合の第2貴金属層3の膜厚は、算術平均により定義する。
なお、図5の部分拡大断面図に模式的に示すように例えば光沢めっきを第2貴金属層3に使用した場合などには、第1貴金属層2の表面側の凹部に厚く凸部に薄く第2貴金属層3を設けることも可能である。また、このとき例えば、めっき後に表面を軽くラッピングして削り、第1貴金属層2の表面側の凹部のみに第2貴金属層3を被覆してもよい。ここで、第2貴金属層3を第1貴金属層2の表面側の凹部に厚く、凸部に薄く設ける場合の第2貴金属層3の膜厚は、算術平均により定義する。
また、使用する導電性基体としては、銅または銅合金、鉄または鉄合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の導電性基体が好ましく、中でも導電率の良い銅または銅合金製の導電性基体が好ましい。
例えば銅合金の例として、CDA(Copper Development Association)掲載合金である「C14410(Cu−0.15Sn、古河電気工業(株)製、商品名:EFTEC−3)」、「C19400(Cu−Fe系合金材料、Cu−2.3Fe−0.03P−0.15Zn)」、「C18045(Cu−0.3Cr−0.25Sn−0.5Zn、古河電気工業(株)製、商品名:EFTEC−64T)」、「C26800(Cu−35%Zn)」、および「C71500(Cu−30%Ni)」等を用いることができる。なお、各元素の前の数字の単位は質量%である。これら銅合金製の導電性基体基体はそれぞれ導電率や強度が異なるため、適宜要求特性により選択して使用されるが、導電性や放熱性を向上させるという観点からは、導電率が5%IACS以上の銅合金の条材とすることが好ましい。なお、銅または銅合金を導電性基体とする際における「基体成分」とは、銅のことを示すものとする。
また、鉄もしくは鉄合金としては、例えば、42アロイ(Fe−42mass%Ni)やステンレスなどが用いられる。このときの基体成分とは、鉄を示すものとする。
導電性基体の厚さには特に制限はないが、通常、0.05〜2.00mmであり、好ましくは、0.10〜1.00mmである。
例えば銅合金の例として、CDA(Copper Development Association)掲載合金である「C14410(Cu−0.15Sn、古河電気工業(株)製、商品名:EFTEC−3)」、「C19400(Cu−Fe系合金材料、Cu−2.3Fe−0.03P−0.15Zn)」、「C18045(Cu−0.3Cr−0.25Sn−0.5Zn、古河電気工業(株)製、商品名:EFTEC−64T)」、「C26800(Cu−35%Zn)」、および「C71500(Cu−30%Ni)」等を用いることができる。なお、各元素の前の数字の単位は質量%である。これら銅合金製の導電性基体基体はそれぞれ導電率や強度が異なるため、適宜要求特性により選択して使用されるが、導電性や放熱性を向上させるという観点からは、導電率が5%IACS以上の銅合金の条材とすることが好ましい。なお、銅または銅合金を導電性基体とする際における「基体成分」とは、銅のことを示すものとする。
また、鉄もしくは鉄合金としては、例えば、42アロイ(Fe−42mass%Ni)やステンレスなどが用いられる。このときの基体成分とは、鉄を示すものとする。
導電性基体の厚さには特に制限はないが、通常、0.05〜2.00mmであり、好ましくは、0.10〜1.00mmである。
さらに本発明における導電性基体として、導電性基体母材(matrix)の平均結晶粒径が、5μm以下であるものを採用することで、その上層に析出するめっきを緻密な析出にすることができ、その結果多数の結晶粒を持つめっきを形成して粒界拡散を分散させ、基体成分の拡散が表層に到達する時間を大幅に遅らせることができる。その結果、第2貴金属層の表層における拡散してきた基体成分の腐食が抑制でき、接触抵抗の上昇が抑制されて信頼性の高い電気接点材料が提供できる。また、導電性基体母材の平均結晶粒径が小さいほど導電性基体の曲げ加工性が優れることも相乗効果として得られる。
導電性基体母材の平均結晶粒径は、5μm以下であり、めっきの緻密性をより一層高めるために3μm以下が好ましく、1μm以下がより好ましい。この下限値には特に制限はないが、通常、0.001μm以上である。
導電性基体母材の平均結晶粒径は、5μm以下であり、めっきの緻密性をより一層高めるために3μm以下が好ましく、1μm以下がより好ましい。この下限値には特に制限はないが、通常、0.001μm以上である。
本発明において、第1貴金属層および第2貴金属層を形成する金属またはその合金は、金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金、パラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金である。
ここで、第1貴金属層の役割としては、最表面に形成される第2貴金属層の耐磨耗性を向上させ、さらに耐食性を高めることである。これは、第1貴金属層表面の算術平均粗さRa=(A)μmを(A)<1とすることで、耐磨耗性を向上させ、かつその硬度Hvを150以上、好ましくは200以上とすることで、耐磨耗性をより一層改善することができるためである。
また、前記(A)の値を0.001以上0.500未満とすることが好ましく、これによって、より耐食性に優れた電気接点材料を得ることができる。
ここで、第1貴金属層の役割としては、最表面に形成される第2貴金属層の耐磨耗性を向上させ、さらに耐食性を高めることである。これは、第1貴金属層表面の算術平均粗さRa=(A)μmを(A)<1とすることで、耐磨耗性を向上させ、かつその硬度Hvを150以上、好ましくは200以上とすることで、耐磨耗性をより一層改善することができるためである。
また、前記(A)の値を0.001以上0.500未満とすることが好ましく、これによって、より耐食性に優れた電気接点材料を得ることができる。
特にこのような耐磨耗性と耐食性の向上を容易に達成するために、第1貴金属層として、パラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなることが好ましく、第1貴金属層がパラジウム、パラジウム合金、ロジウム、ロジウム合金のうちいずれかからなることが耐磨耗性及び接触抵抗をより小さくすることができることからさらに好ましい。(A)の値は好ましくは、0.001以上0.5未満であり、さらに好ましくは0.005〜0.1である。(A)の値をこの範囲とすることで、この後で第1貴金属層上に形成される第2貴金属層の表面を平滑となりやすいものにすることができる。
なお、この第1貴金属層の被覆厚については、特に制限されるものではないが、コストや曲げ加工性を考慮すると、0.001〜3μmであることが好ましく、0.05〜1μmであることがさらに好ましい。
なお、この第1貴金属層の被覆厚については、特に制限されるものではないが、コストや曲げ加工性を考慮すると、0.001〜3μmであることが好ましく、0.05〜1μmであることがさらに好ましい。
第2貴金属層は、第1貴金属層を構成する貴金属とは異なる貴金属から構成される。第2貴金属層は、本発明の電気接点材料の最表面被覆層であって、第2貴金属層の皮膜厚さは、第1貴金属層の表面の算術平均粗さ(Ra)である(A)μmを超えて1μm以下であり、かつ該第2貴金属層の表面の算術平均粗さRa=(B)μmが、B≦0.1である。この第2貴金属層は、第1貴金属層を保護し、なおかつ導電特性の良好な第1貴金属層とは異なる貴金属の層として設けたものである。第2貴金属層の表面は、初期の摺動面になるが、第1貴金属層表面の算術平均粗さ(Ra)である(A)μmの凹凸に第2貴金属層が埋没することによって、電気接点材料として必要な低接触抵抗特性や摺動接点として必要な機能である表面潤滑性・耐摩耗性を兼ね備えた被覆層として機能する。第2貴金属層は、第1貴金属層の凹凸を埋める程度存在するだけでなく、その厚さを前記(A)μmを超えて1μm以下とすることで、より一層耐食性を向上させた皮膜とする。さらに第2貴金属層表面の算術平均粗さRa=(B)μmを(B)≦0.1とすることで、凹凸による磨耗を抑制して第1貴金属層ないしは導電性基体の露出を防止する効果を発揮する。このように第2貴金属層を第1貴金属層の算術平均粗さ(Ra)=(A)μmよりも厚く設ける本発明の電気接点材料においては、被覆層を構成する貴金属の使用量が特許文献1よりも多くなるためコスト高にはなるが、耐食性向上の観点で優れるので、長期使用環境におけるトータルコストとして低減につなげることができる。
前記第2貴金属層の材料としては、金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金が好適に用いられ、特に耐食性を要求される用途には金、金合金、白金、白金合金が好ましい。一方、電気接点が樹脂モールドされて大気に晒される懸念が少ない電気接点材料であれば、銀、銀合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金を第2貴金属層の材料として用いることも可能である。これらの金属やその合金は、優れた半田濡れ性や接触抵抗特性を示すため、用途やケースによって適宜選択することが可能である。
本発明の電気接点材料(例えば、摺動接点材料)には、導電性基体と第1貴金属層の間に下地金属層を設けても、設けなくてもよい。例えばニッケル、ニッケル合金、コバルト、コバルト合金のうちいずれかからなる下地金属層を設けることで、第1貴金属層と基体成分の拡散バリアーや密着性向上ができるので好ましい。特に導電性基体よりも貴な金属をめっき処理によって前記第1貴金属層や第2貴金属層として形成する本発明においては、そのめっき処理前にフラッシュめっきあるいはストライクめっきなどの下地処理によって下地金属層を設けておくことが、密着性向上や置換防止のために有効である。また、下地金属層は複数層としても良く、前記第1貴金属層や第2貴金属層の被覆の仕様や用途等に応じて、常法によって、各種の構成として設けることができる。単一層または複数層としての下地金属層の合計の厚さは0.05〜3μmが好ましく、0.5〜1μmがより好ましい。
本発明の電気接点材料を製造するためには、めっき、クラッド、蒸着、スパッタ等の各種皮膜形成法が利用できるが、特に薄膜を容易に形成する方法として、第1貴金属層及び第2貴金属層の少なくとも一層を電気めっき法で設けることが好ましく、第1貴金属層及び第2貴金属層の両層を電気めっき法で形成することがより好ましい。電気めっき液の組成およびめっき条件は常法に従って適宜定めることができる。また、必要金属量を抑制するために、第1貴金属層あるいは第2貴金属層、またはその両方の貴金属被覆層を、ストライプ状やスポット状等に部分的に設けることも有用である。
本発明の電気接点材料における前記第1貴金属層と第2貴金属層からなる被覆層は、特に光沢、半光沢、無光沢の外観種類は問わず、いずれも適応可能である。また、上記本発明の構成とするだけでも効果は十分であるが、さらに効果を向上させるために、通常用いられる各種添加剤、分散剤、分散粒子等を前記第1貴金属層と第2貴金属層からなる被覆層と中間層の内の1つ以上の層に含有させた複合被覆とすることも好ましい。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
厚さ0.3mm、幅50mmの表1に示す導電性基体に以下に示す前処理を行った後、表1に示す下地金属層、第1貴金属層、第2貴金属層をこの順で電気めっき法によって導電性基体上に設けて、表1に示す発明例、参考例、比較例および従来例の電気接点材料を得た。
なお、各層の被覆厚は蛍光X線膜厚測定装置(SFT−9400、商品名、SII社製)を使用し、コリメータ径0.5mmとして任意の箇所10点を測定し、その平均値を算出することで被覆厚とした。
厚さ0.3mm、幅50mmの表1に示す導電性基体に以下に示す前処理を行った後、表1に示す下地金属層、第1貴金属層、第2貴金属層をこの順で電気めっき法によって導電性基体上に設けて、表1に示す発明例、参考例、比較例および従来例の電気接点材料を得た。
なお、各層の被覆厚は蛍光X線膜厚測定装置(SFT−9400、商品名、SII社製)を使用し、コリメータ径0.5mmとして任意の箇所10点を測定し、その平均値を算出することで被覆厚とした。
(前処理条件)
[カソード電解脱脂]
脱脂液:NaOH 60g/l
脱脂条件:2.5A/dm2、温度60℃、脱脂時間60秒
[酸洗]
酸洗液:10%硫酸
酸洗条件:30秒 浸漬、室温
[カソード電解脱脂]
脱脂液:NaOH 60g/l
脱脂条件:2.5A/dm2、温度60℃、脱脂時間60秒
[酸洗]
酸洗液:10%硫酸
酸洗条件:30秒 浸漬、室温
(下地金属層めっき条件)
[Niめっき]
めっき液:Ni(SO3NH2)2・4H2O 500g/l、NiCl2 30g/l、H3BO3 30g/l
めっき条件:温度 50℃
[Coめっき]
めっき液:Co(SO3NH2)2・4H2O 500g/l、CoCl2 30g/l、H3BO3 30g/l
めっき条件:温度 50℃
[Niめっき]
めっき液:Ni(SO3NH2)2・4H2O 500g/l、NiCl2 30g/l、H3BO3 30g/l
めっき条件:温度 50℃
[Coめっき]
めっき液:Co(SO3NH2)2・4H2O 500g/l、CoCl2 30g/l、H3BO3 30g/l
めっき条件:温度 50℃
(第1貴金属層めっき条件)
[Pdめっき1(Pd1)]
めっき液:Pd(NH3)2Cl2 45g/l、NH4OH 90ml/l、(NH4)2SO4 50g/l、パラシグマ光沢剤(商品名、松田産業株式会社製) 10ml/l
めっき条件:電流密度 5A/dm2、温度 60℃
[Pdめっき2(Pd2)]添加剤フリー浴:比較例2で使用
めっき液:Pd(NH3)2Cl2 45g/l、NH4OH 90ml/l、(NH4)2SO4 50g/l
めっき条件:電流密度 3A/dm2、温度 60℃
[Rhめっき]
めっき液:RHODEX(商品名、日本エレクトロプレイティングエンジニヤース(株)製)
めっき条件:1.3A/dm2、温度 50℃
[Ruめっき]
めっき液:RUTHENEX100(商品名、日本エレクトロプレイティングエンジニヤース(株)製)
めっき条件:電流密度 1A/dm2、温度 65℃
[Irめっき]
めっき液:IRIDEX100(商品名、日本エレクトロプレイティングエンジニヤース(株)製)
めっき条件:0.2A/dm2、温度 85℃
[Pdめっき1(Pd1)]
めっき液:Pd(NH3)2Cl2 45g/l、NH4OH 90ml/l、(NH4)2SO4 50g/l、パラシグマ光沢剤(商品名、松田産業株式会社製) 10ml/l
めっき条件:電流密度 5A/dm2、温度 60℃
[Pdめっき2(Pd2)]添加剤フリー浴:比較例2で使用
めっき液:Pd(NH3)2Cl2 45g/l、NH4OH 90ml/l、(NH4)2SO4 50g/l
めっき条件:電流密度 3A/dm2、温度 60℃
[Rhめっき]
めっき液:RHODEX(商品名、日本エレクトロプレイティングエンジニヤース(株)製)
めっき条件:1.3A/dm2、温度 50℃
[Ruめっき]
めっき液:RUTHENEX100(商品名、日本エレクトロプレイティングエンジニヤース(株)製)
めっき条件:電流密度 1A/dm2、温度 65℃
[Irめっき]
めっき液:IRIDEX100(商品名、日本エレクトロプレイティングエンジニヤース(株)製)
めっき条件:0.2A/dm2、温度 85℃
(第2貴金属層めっき条件)
[Auめっき]
めっき液:KAu(CN)2 14.6g/l、C6H8O7 150g/l、K2C6H4O7 180g/l
めっき条件:温度 40℃
[Ptめっき]
めっき液:Pt(NO2)(NH3)2 10g/l、NaNO2 10g/l、NH4NO3 100g/l、NH3 50ml/l
めっき条件:温度 80℃
[Agめっき]
めっき液:AgCN 50g/l、KCN 100g/l、K2CO3 30g/l
めっき条件:電流密度 1A/dm2、温度 30℃
[Ag−Se合金めっき]
めっき液:KCN 150g/l、K2CO3 15g/l、KAg[CN]2 75g/l、Na2O3Se・5H2O 5g/l
めっき条件:電流密度 2A/dm2、温度 50℃
[Snめっき]
めっき液:SnSO4 80g/l、H2SO4 80g/l
めっき条件:電流密度 2A/dm2、温度 30℃
[Auめっき]
めっき液:KAu(CN)2 14.6g/l、C6H8O7 150g/l、K2C6H4O7 180g/l
めっき条件:温度 40℃
[Ptめっき]
めっき液:Pt(NO2)(NH3)2 10g/l、NaNO2 10g/l、NH4NO3 100g/l、NH3 50ml/l
めっき条件:温度 80℃
[Agめっき]
めっき液:AgCN 50g/l、KCN 100g/l、K2CO3 30g/l
めっき条件:電流密度 1A/dm2、温度 30℃
[Ag−Se合金めっき]
めっき液:KCN 150g/l、K2CO3 15g/l、KAg[CN]2 75g/l、Na2O3Se・5H2O 5g/l
めっき条件:電流密度 2A/dm2、温度 50℃
[Snめっき]
めっき液:SnSO4 80g/l、H2SO4 80g/l
めっき条件:電流密度 2A/dm2、温度 30℃
得られた各電気接点材料に関して、以下の試験条件で各種の特性を試験、評価した。結果を表2に示す。
(1A)導電性基体の平均結晶粒径(GS):
FIBにより導電性基体の断面試料を3視野作製後、SIM像観察を行って、1視野当り3箇所について粒径を測定し、その平均値を表1に示した。
FIBにより導電性基体の断面試料を3視野作製後、SIM像観察を行って、1視野当り3箇所について粒径を測定し、その平均値を表1に示した。
(1B)厚さ測定:第1貴金属層、第2貴金属層、および下地金属層の厚さは、エスアイアイナノテクノロジー製蛍光X線膜厚計(商品名:SFT9400)によって測定した。コリメータ径0.5mmを使用して任意の箇所10点を測定し、その平均値を算出することで被覆厚とした。結果を表1に示した。
(1C)硬さ測定:JIS Z 2244:2009に従って、測定荷重を0.005Nとした際の第1貴金属層のビッカース硬さ(Hv)を測定した。なお、第2貴金属層を被覆する前の硬さである。結果を表1に示した。
(1D)算術平均粗さRa:算術平均粗さRaは、小坂研究所株式会社製表面粗さ計(商品名:サーフコーダSE3500)によって測定した。触針先端半径2μm、測定力0.75N以下の測定条件において、第1貴金属層の算術平均粗さRa=(A)μmと第2貴金属層の算術平均粗さRa=(B)μmとを測定した。結果を表1に示した。
(2A)動摩擦係数測定:摺動試験装置(HEIDON Type:14FW、商品名、新東科学社製)を用いて、動摩擦係数測定を行った。測定条件は、以下の通りである。
R=2.0mm 鋼球プローブ、摺動距離 10mm、摺動速度 100mm/分、摺動回数 往復100回、荷重 100gf
上記摺動試験において、往復摺動回数が1回、50回、100回後の各々の動摩擦係数を測定し、表2に示した。
R=2.0mm 鋼球プローブ、摺動距離 10mm、摺動速度 100mm/分、摺動回数 往復100回、荷重 100gf
上記摺動試験において、往復摺動回数が1回、50回、100回後の各々の動摩擦係数を測定し、表2に示した。
(2B)磨耗深さ:前記摺動試験終了後の磨耗深さについて、マイクロスコープ(VH8000、商品名、キーエンス社製)を用いて、摺動痕中央断面の深さ(μm)を測定した。その最も深いところを磨耗深さとして表2に示した。
(2C)接触抵抗測定:耐食性の指標として、以下の通り接触抵抗を測定、評価した。4端子法にて、最表層(前記第2貴金属層)を形成後に接触抵抗を測定した。測定は、最表層形成直後(初期)、二酸化硫黄試験(SO2 10ppm、40℃、80%RH、168時間)後、硫化水素試験(H2S 3ppm、40℃、80%RH、168時間)後の3水準で行った。評価は、半径2mmのAgプローブを使用し、10mA通電、荷重10gfで測定点10点の接触抵抗を測定し、その平均値を算出して接触抵抗とした。評価としては、10mΩ以下を「優」として「A」で、10mΩを超えて50mΩ以下を「良」として「B」で、50mΩを超えて100mΩ以下を「可」として「C」で、100mΩを超えたものを「不可」として「D」で表2に示した。実用レベルを「C」もしくは「B」もしくは「A」として判定する。
(2D)曲げ加工性:各試料について、曲げ加工半径0.9mm(R/t=3)にてV曲げ試験を圧延筋に対して直角方向に実施後、その頂上部をマイクロスコープ(VH8000、商品名、キーエンス社製)にて観察倍率200倍で観察した。割れが認められなかったものを「優」として「A」でを示し、軽微な割れが生じているものを「可」として「B」で示し、比較的大きな割れが生じたものを「不可」として「C」で表2に示した。実用レベルを「B」もしくは「A」として判定する。
(2E)半田濡れ性:前記めっき処理によって得た各試験片をMODEL SAT−5100(商品名、レスカ社製)を用いて、Sn−3Ag−0.5Cu半田浴に、浴温245℃、浸漬距離10mm、浸漬速度25mm/秒の条件下で、イソプロピルアルコール−25質量%ロジンフラックスを使用して浸漬した。試験片浸漬から濡れの力がゼロをよぎるまでの時間(ゼロクロスタイム)を測定した。その結果のゼロクロスタイム(秒)を表2に示した。ゼロクロスタイムが1秒未満だったものを「優」、1秒以上3秒以内だったものを「可」、3秒を超えたものを「不可」として、半田濡れ性を評価する。
上記の結果より、各発明例では100gfの高摺動荷重下でも安定した動摩擦係数を示して摺動特性が良好であり、磨耗深さで示される耐磨耗性に優れ、接触抵抗で示される耐食性に優れ、曲げ加工性と半田濡れ性も良好であったことがわかる。
これに対して、各比較例と従来例ではいずれかの特性に劣った結果であった。
比較例1は、導電性基体の母相の平均結晶粒径が大きすぎ、また、第2貴金属層の表面粗度Ra(B)が高すぎた為、100gfの高摺動荷重下で数摺動回数が50回から100回になると接触抵抗が増大しており、また、曲げ加工性が悪かった。比較例2は、導電性基体の母相の平均結晶粒径が大きすぎ、また、第1貴金属層の硬度が低すぎた為、100gfの高摺動荷重下で数摺動回数が50回から100回になると接触抵抗が増大しており、また、耐摩耗性が悪かった。従来例1は第2貴金属層の被覆厚が第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=(A)μmよりも薄かった為、100gfの高摺動荷重下で数摺動回数が50回から100回になると接触抵抗が増大した。これらの比較例と従来例は、いずれも実用レベルを満たさなかった。
これに対して、各比較例と従来例ではいずれかの特性に劣った結果であった。
比較例1は、導電性基体の母相の平均結晶粒径が大きすぎ、また、第2貴金属層の表面粗度Ra(B)が高すぎた為、100gfの高摺動荷重下で数摺動回数が50回から100回になると接触抵抗が増大しており、また、曲げ加工性が悪かった。比較例2は、導電性基体の母相の平均結晶粒径が大きすぎ、また、第1貴金属層の硬度が低すぎた為、100gfの高摺動荷重下で数摺動回数が50回から100回になると接触抵抗が増大しており、また、耐摩耗性が悪かった。従来例1は第2貴金属層の被覆厚が第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=(A)μmよりも薄かった為、100gfの高摺動荷重下で数摺動回数が50回から100回になると接触抵抗が増大した。これらの比較例と従来例は、いずれも実用レベルを満たさなかった。
本発明の電気接点材料は、通常の接触式の電気接点であればどのようなタイプでも好適に用いることができる。特に耐磨耗性と耐食性に優れることから、例えば、自動車車載向けの屋内外摺動接点や、リードスイッチ、モータ用コミュテータ接点およびブラシ材、カメラマウント接点用スイッチなどの電気接点用の材料として特に好適に用いることができる。
本発明をその実施態様とともに説明したが、我々は特に指定しない限り我々の発明を説明のどの細部においても限定しようとするものではなく、添付の請求の範囲に示した発明の精神と範囲に反することなく幅広く解釈されるべきであると考える。
1 導電性基体
2 第1貴金属層
3 第2貴金属層
4 下地金属層
2 第1貴金属層
3 第2貴金属層
4 下地金属層
Claims (9)
- 導電性基体の表面上に第1貴金属層を有し、前記第1貴金属層の表面上に第2貴金属層を有する電気接点材料であって、
前記第1貴金属層の表面の算術平均粗さRa=AμmがA<1であり、かつ該第1貴金属層の硬度Hvが150以上であり、
前記第2貴金属層の厚さがAμmを超えて1μm以下であり、かつ該第2貴金属層の表面の算術平均粗さRa=BμmがB≦0.1であり、
前記第1貴金属層および第2貴金属層が、それぞれ金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金、パラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなり、
前記導電性基体の母相の平均結晶粒径が5μm以下であることを特徴とする電気接点材料。 - 前記Aの値が0.001以上0.500未満である請求項1に記載の電気接点材料。
- 前記第1貴金属層がパラジウム、パラジウム合金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリジウム合金のうちいずれかからなる請求項1または2に記載の電気接点材料。
- 前記第2貴金属層が金、金合金、銀、銀合金、白金、白金合金、インジウム、インジウム合金、錫、錫合金のうちいずれかからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接点材料。
- 前記導電性基体と前記第1貴金属層との間に少なくとも1層の下地金属層を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接点材料。
- 前記下地金属層がニッケル、ニッケル合金、コバルト、コバルト合金のうちいずれかからなる請求項5に記載の電気接点材料。
- 前記下地金属層の厚さが0.05〜3.00μmである請求項5または6に記載の電気接点材料。
- 前記導電性基体が、銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金のうちいずれかからなる請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気接点材料。
- 前記第1貴金属層及び第2貴金属層の少なくとも一層を電気めっき法で設けることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気接点材料の製造方法。
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