JP5675898B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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    • B66B5/0037Performance analysers

Description

この発明は、例えばトラクション低下や制動力低下など、システムの状態を監視する状態監視装置を有するエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータの状態監視装置では、かごの絶対位置信号XABSと、モータ(巻上機)の位置信号XIGとが比較され、両者の偏差がある閾値よりも大きくなると、トラクション低下が発生したと判断され、かごが緊急停止される。また、各階床に設けられた既定長の帯状フラグを通過するときのXIGの値と、フラグ長さとが比較され、両者の偏差がある閾値よりも大きくなると、トラクション低下が発生したと判断され、かごが緊急停止される(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の別の状態監視装置では、かご停止指令検出後のモータ移動量とかご移動量とが比較され、モータ移動量が閾値以下であり、かつかご移動量が閾値以上であれば、ロープスリップ(トラクション低下)が発生したと判断される。また、かご停止指令検出後のモータ移動量とかご移動量とに偏差がなく、かつ両者が閾値を超えた場合に、ブレーキ装置の制動力低下が発生したと判断される(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−343696号公報(図2、図4) 特開平11−199153号公報(図2、図3)
上記のような従来の状態監視装置では、検知の即応性、エレベータ運行効率、監視可能範囲、センサへの要求精度、必要なセンサの数、及び判定条件等の点で問題がある。
即ち、上記の第1の装置(特許文献1)によるトラクション低下の監視方法では、昇降路全体の高さを基準としており、かごが昇降路全体を移動しなければデータが取れないため、検知の即応性に問題がある。また、監視を実施しようとすると、エレベータ運行の妨げになる。
さらに、上記の第1の装置によるトラクション低下の別の監視方法では、各階床に設けられたフラグ長さを基準としているため、監視可能な場所が階床近傍(ここで近傍とはフラグ長さに対応する距離のことである)に限定される。また、閾値の基準はフラグ長さに対応するかごとモータとのずれ量であり、フラグ長さは一般的に階床から上下数十cm程度であるので、閾値を小さく設定せざるを得ない。このため、モータ(巻上機)の位置信号を得るためのセンサとして、従来よりも高精度なセンサが要求される。さらにまた、上記の第1の装置によるトラクション低下の監視方法では、かごの絶対位置センサとモータの位置センサとの2つのセンサが必要である。
また、上記の第2の装置(特許文献2)によるロープスリップ及び制動力低下の監視方法では、かごが停止動作に入ったときにしか監視できないという課題がある。さらに、かごを吊り下げているロープは弾性体であるため、人の乗降によって振動するが、停止状態の巻上機はブレーキで保持されているためモータは振動しない。このため、かご停止指令検出後のモータ移動量とかご移動量とに偏差がないという上述の条件は現実的でないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、状態監視をより正確に行うことができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、かご、釣合おもり、かご及び釣合おもりを吊り下げる懸架体、懸架体が巻き掛けられた駆動シーブと、駆動シーブを回転させるモータと、駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキとを有する巻上機、駆動シーブの回転に応じた信号を発生する駆動シーブ側検出手段、巻上機ブレーキの動作・非動作を検出するブレーキ検出手段、及び巻上機ブレーキの動作中の駆動シーブ側検出手段からの速度信号の増速量を、所定の速度閾値と比較し状態監視を行う状態監視装置を備えている。
この発明のエレベータ装置は、巻上機ブレーキが動作してからの駆動シーブの増速量を監視項目とし、速度閾値と比較しているので、かご又は懸架体の振動の影響を受けにくい。また、かごの停止時のみならず、かごの走行中の監視も可能となる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の状態監視装置の構成を示すブロック図である。 図2の判定部の動作を示すフローチャートである。 図2の判定部で使用される位置偏差の閾値のプロファイルF1、F2、F3の第1の例を示すグラフである。 図2の判定部で使用される位置偏差の閾値のプロファイルF1、F2、F3の第2の例を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 図6の状態監視装置の構成を示すブロック図である。 図7の判定部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。 図9の状態監視装置の構成を示すブロック図である。 図10の判定部の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架体としての複数本の主ロープ3により昇降路内に吊り下げられており、巻上機4の駆動力により昇降路内を昇降される。懸架体としては、複数本のベルトを用いてもよい。昇降路内には、かご1及び釣合おもり2の昇降を案内する複数のガイドレール(図示せず)が設置されている。
巻上機4は、主ロープ3が巻き掛けられた駆動シーブ5、駆動シーブ5を回転させるモータ6、及び駆動シーブ5の回転を制動する巻上機ブレーキ7を有している。
巻上機ブレーキ7としては、例えば電磁ブレーキ装置が用いられている。電磁ブレーキ装置においては、制動ばねのばね力によりブレーキシューが制動面に押し付けられて駆動シーブ5の回転が制動され、かご1が制動される。また、電磁マグネットを励磁することによりブレーキシューが制動面から引き離され、制動力が解除される。さらに、巻上機ブレーキ7により印加される制動力は、電磁マグネットのブレーキコイルに流される電流値に応じて変化される。
また、駆動シーブ5の近傍には、主ロープ3が巻き掛けられたそらせ車8が設けられている。さらに、昇降路内の固定部でそらせ車8の近傍には、主ロープ3を把持することでかご1を制動する非常停止装置9が設けられている。
モータ6には、その回転軸の回転、即ち駆動シーブ5の回転に応じた信号を発生する駆動シーブ側検出手段(第1の検出手段)としてのモータエンコーダ11が設けられている。なお、駆動シーブ側検出手段は、駆動シーブ5の回転量を検出できるものであればよく、例えばレゾルバ又はタコジェネレータ等を用いてもよい。
巻上機4の運転は、運行制御装置12により制御される。運行制御装置12は、呼びに応じてかご1を運行、停止させる。また、運行制御装置12は、モータエンコーダ11からの出力を速度に変換した信号に応じて、電力変換装置13、リレー14及び巻上機ブレーキ7に指令信号を与える。
電力変換装置13は、運行制御装置12からの指令に従いモータ6に電力を供給することでかご1を走行させる。運行制御装置12は、緊急度の高い非常制動時には、リレー14を開放して、モータ6への電力供給を遮断し、モータートルクの発生を断つとともに、巻上機ブレーキ7を動作させる。
調速機プーリ20には、調速機ロープ21が巻き掛けられている。調速機ロープ21の両端部は、かご1に連結されている。また、調速機ロープ21の下端部には、調速機ロープ21に張力を与えるための張り車22が吊り下げられている。これにより、調速機プーリ20は、かご1の走行及び主ロープ3の移動に同期して回転される。
調速機プーリ20には、その回転に応じた信号(即ち、かご1及び主ロープ3の移動に応じた信号)を発生する懸架体側検出手段(第2の検出手段)としてのガバナエンコーダ23が設けられている。なお、懸架体側検出手段は、かご1又は主ロープ3の位置(移動量)を検出できるものであればよく、例えばレゾルバ又はタコジェネレータ等を用いてもよい。
モータエンコーダ11及びガバナエンコーダ23の出力信号は、状態監視装置30に入力される。状態監視装置30は、モータエンコーダ11及びガバナエンコーダ23の出力信号に基づいて、トラクション低下を監視する。即ち、状態監視装置30は、主ロープ3と駆動シーブ5との位置偏差によってトラクション低下を監視する回路である。
図2は図1の状態監視装置30の構成を示すブロック図である。ガバナエンコーダ23の出力は、位置変換器31により位置信号D1に変換される。モータエンコーダ11の出力は、位置変換器31により位置信号D2に変換される。
ガバナエンコーダ23の位置信号D1は、速度変換器32により速度信号V1に変換される。速度信号V1は、ローパスフィルタ33により速度信号V2に変換される。ローパスフィルタのカットオフ周波数は、エレベータシステムの持つ固有振動数に応じて変更されるが、一般的には数Hzである。
判定部34は、位置信号D1、D2及び速度信号V1、V2に基づいてエレベータ装置の状態を監視する。また、判定部34は、エレベータ装置に異常状態が発生したと判定すると、その異常状態のレベルに応じて、異常状態に対処するための出力信号L1、L2、L3を出力する。判定部34の機能は、例えばマイクロコンピュータ又はアナログ論理回路により実現することができる。
図3は図2の判定部34の動作を示すフローチャートである。判定部34では、ガバナエンコーダ23からのかご1の速度信号V1がゼロ近傍かつゼロよりも大きい速度閾値Vstart以上であれば監視を開始する(Step1)。監視を開始すると、判定部34は、モータエンコーダ11からの位置信号D2を初期値D0として記憶する(Step2)。
判定部34による監視ループは、以下の3つのステップからなる。即ち、まず、ガバナエンコーダ23からのかご1の位置情報D1と、モータエンコーダ11からの駆動シーブ5の位置情報D2との位置偏差(|D1−D2|)を、駆動シーブ5の移動量(ΔD2=|D2−D0|)を基準とした閾値のプロファイルF3と比較し、位置偏差がF3よりも大きければ、異常と判断して出力信号L3を出力する(Step3)。
次に、位置偏差(|D1−D2|)をプロファイルF2と比較し、位置偏差がF2よりも大きければ、異常と判断して出力信号L2を出力する(Step4)。最後に、位置偏差(|D1−D2|)をプロファイルF1と比較し、位置偏差がF1よりも大きければ、異常と判断して出力信号L1を出力する(Step5)。
位置偏差の判定基準である閾値のプロファイルF1、F2、F3は、トラクションの低下レベルに応じてF3>F2>F1となっている。そして、判定部34は、位置偏差を閾値のプロファイルと比較し、閾値を超えた場合には異常と判断し、超過レベルに応じて出力信号L1、L2、L3を出力する。
出力信号L1は、エレベータ装置の通常運行に支障はない経過観察レベルと判定された場合に運行制御装置12に対して出力される。運行制御装置12では、出力信号L1を受信したことが記録されるが、巻上機4や非常停止装置9に対しては指令を発しない。そして、定期点検時に保守員が運行制御装置12内の出力信号L1の受信履歴を確認し、受信があれば主ロープ3と駆動シーブ5の点検を念入りに行う。
出力信号L2は、着床ずれなど通常運行に支障を起こす可能性のあるサービス停止レベルと判定された場合に運行制御装置12に対して出力される。運行制御装置12では、出力信号L2を受信すると、電力変換装置13を制御してかご1を最寄階に停止させる。その際の停止減速度は、通常の停止減速度よりも小さくしてもよい。この後、リレー14を開放してモータ6への電力供給を遮断し、モータートルクの発生を断つとともに、巻上機ブレーキ7を動作させ、乗客を降ろす。そして、電話回線等を通じて保守員出動の要請を行い、エレベータ装置のサービスを停止する。
出力信号L3は、即時停止が必要な非常停止レベルと判定された場合に非常停止装置9に対して出力される。非常停止装置9は、電源が遮断されると、主ロープ3を把持してかご1を制動させるフェールセーフ型のブレーキ装置であり、非常停止装置9への電力供給は出力信号L3により遮断される。
上記の監視ループ終了後は、かご1の速度信号V2を速度閾値Vendと比較し(Step6)、V2>VendであればStep3に戻り監視ループを繰り返す。また、V2≦Vendであれば監視を終了し、Step1に戻る。
上記において、速度信号V1はフィルタ処理を通さないかご1の速度信号であるため、Step1においてかご1の動き出しを素早く捉えて監視を開始できる。また、駆動シーブ5の回転が停止している場合でも、主ロープ3のスリップにより万一かご1が動き出せば、即座に監視を始めることができる。
一方、監視の終了は、かご1が停止したことを確実に確認した上で行う必要がある。しかし、かご1は弾性体である主ロープ3により吊り下げられているため、かご1の速度は振動しており、そのままではかご1の停止を判断することが難しい。そのため、速度信号V1にローパスフィルタ処理を施した速度信号V2を監視終了の判定速度として用いる。このとき、ローパスフィルタ処理後の速度信号V2もゆっくり振動しているので、速度信号V2は、かご1の停止後にゼロを下回ると考えられる。このため、閾値Vendは、ゼロと設定してよい。
このような監視開始、停止のアルゴリズムを用いれば、位置の偏差を単に常時監視している場合(この場合には、オフセットが積算される)に比較して、停止ごとにオフセットがリセットされるので、より正確な監視が可能となる。また、かご1の起動から停止までのかご1と駆動シーブ5との位置信号偏差を監視対象としたので、監視範囲が限定されない。
図4は図2の判定部34で使用される位置偏差の閾値のプロファイルF1、F2、F3の第1の例を示すグラフである。第1の例におけるF1、F2、F3を式で表すと以下のようになる(式(1)〜式(3))。
F1=α*ΔD2+δ1・・・・・(1)
F2=α*ΔD2+δ2・・・・・(2)
F3=α*ΔD2+δ3・・・・・(3)
ここで、係数αは、駆動シーブ5の移動量に対するエレベータシステムのクリープ率(通常走行状態で生じる駆動シーブ5と主ロープ3との滑り率)の最大値を基準に、誤動作をしない程度に大きく設定される。δ1は、例えば、かご1内で乗客がかご1を既定の力で揺すった場合に生じるかご1の変位振動振幅の最大値を基準に、又はかご加速時のクリープ率の最大値を基準に、誤動作をしない程度に大きく設定される。δ2、δ3はδ1に対して誤動作防止のための余裕をさらに見込んで、δ1<δ2<δ3となるように設定される。
図5は図2の判定部34で使用される位置偏差の閾値のプロファイルF1、F2、F3の第2の例を示すグラフである。第2の例におけるF1、F2、F3を式で表すと以下のようになる(式(4)〜式(6))。
F1=α1*ΔD2+δ・・・・・(4)
F2=α2*ΔD2+δ・・・・・(5)
F3=α3*ΔD2+δ・・・・・(6)
ここで、係数α1は(式1)のαと同じである。α2、α3はα1に対して誤動作をしない程度に余裕を見込んで、α1<α2<α3となるように設定される。δは式(1)のδ1と同じである。
このように、駆動シーブ5の移動量ΔD2に応じて閾値が変化するようなプロファイルを適用したので、監視精度が向上する。また、駆動シーブ5の移動量ΔD2を基準としているので、かご1又は主ロープ3の振動の影響を受けにくい。
なお、実施の形態1では、F1、F2、F3の傾きがΔD2に対して一定の場合(図4)と、変位振動振幅が一定の場合(図5)とを示したが、閾値のプロファイルF1、F2、F3はこれらに限定されるものではなく、駆動シーブ5の移動量ΔD2によって変動するものであれば同様の効果を奏する。
また、F3のような危険レベルの高い閾値のプロファイルを超えると、非常停止装置9が動作するため、誤動作を避けなければならない。そのため、閾値プロファイルをF1、F2と比較して高く設定し、なおかつ駆動シーブ5の移動量ΔD2に依らない一定値としてもよい。
さらに、実施の形態1では、閾値のプロファイルを3段階に設定したが、段階数は3に限定されるものではない。
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、巻上機ブレーキ7には、巻上機ブレーキ7の動作・非動作を検出するブレーキ検出手段(第3の検出手段)としてのブレーキスイッチ45が設けられている。ブレーキスイッチ45は、巻上機ブレーキ7の動作・非動作を巻上機ブレーキ7内の可動部の動きによって判断するスイッチである。また、ブレーキスイッチ45は、巻上機ブレーキ7が動作状態(制動状態)であればON信号を、非動作状態(解除状態)であればOFF信号を出力する。
モータエンコーダ11及びブレーキスイッチ45の出力信号は、状態監視装置40に入力される。状態監視装置40は、モータエンコーダ11及びブレーキスイッチ45の出力信号に基づいて、巻上機ブレーキ7の制動能力の低下を監視する。即ち、状態監視装置40は、駆動シーブ5の増速度によって巻上機ブレーキ7の制動能力の低下を監視する回路である。
図7は図6の状態監視装置40の構成を示すブロック図である。モータエンコーダ11の出力は、位置変換器41及び速度変換器42により速度信号V11に変換される。判定部44は、速度信号V11及びブレーキスイッチ45の出力信号S1に基づいてエレベータ装置の状態を監視する。
また、判定部44は、エレベータ装置に異常状態が発生したと判定すると、その異常状態のレベルに応じて、異常状態に対処するための出力信号L11、L12、L13を出力する。判定部44の機能は、例えばマイクロコンピュータ又はアナログ論理回路により実現することができる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図8は図7の判定部44の動作を示すフローチャートである。判定部44では、ブレーキスイッチ45の出力信号S1がONであれば監視を開始する(Step11)。監視を開始すると、判定部44は、モータエンコーダ11からの駆動シーブ5の速度信号V11を初期速度V0として記憶する(Step12)。
判定部44による監視ループは、以下の3つのステップからなる。即ち、まず、モータエンコーダ11からの駆動シーブ5の速度信号V11の初期速度V0に対する増速量(ΔV11=|V11|−|V0|)を、速度閾値δ13と比較し、増速量ΔV11が閾値δ13よりも大きければ、異常と判断して出力信号L13を出力する(Step13)。
次に、増速量ΔV11を速度閾値δ12と比較し、増速量ΔV11が閾値δ12よりも大きければ、異常と判断して出力信号L12を出力する(Step14)。最後に、増速量ΔV11を速度閾値δ11と比較し、増速量がδ11よりも大きければ、異常と判断して出力信号L11を出力する(Step15)。
上記の監視ループ終了後は、ブレーキスイッチ45の出力信号S1を確認し(Step16)、ONであればStep13に戻り監視ループを繰り返す。また、出力信号S1がOFFであれば監視を終了し、Step11に戻る。
速度閾値δ11は、巻上機ブレーキ7の動作遅れ、判断遅れなどを見込んで、巻上機ブレーキ7が正常動作したときのエレベータシステムの最大増速度を基準に、誤動作をしない程度に大きく設定される。速度閾値δ12、δ13は、δ11に対して誤動作防止のための余裕をさらに見込んで、δ11<δ12<δ13となるように設定される。
即ち、増速量の判定基準である速度閾値δ11、δ12、δ13は、制動能力の低下レベルに応じてδ13>δ12>δ11となっている。そして、判定部44は、駆動シーブ5の増速度を速度閾値と比較し、閾値を超えた場合には異常と判断し、超過レベルに応じて出力信号L11、L12、L13を出力する。
出力信号L11は、エレベータ装置の通常運行に支障はない経過観察レベルと判定された場合に運行制御装置12に対して出力される。運行制御装置12では、出力信号L11を受信したことが記録されるが、巻上機4や非常停止装置9に対しては指令を発しない。そして、定期点検時に保守員が運行制御装置12内の出力信号L11の受信履歴を確認し、受信があれば巻上機ブレーキ7の点検を念入りに行う。
出力信号L12は、通常運行に支障を起こす可能性があるサービス停止レベルと判定された場合に運行制御装置12に対して出力される。運行制御装置12では、出力信号L12を受信すると、電力変換装置13を制御してかご1を最寄階に停止させる。この後、リレー14を開放してモータ6への電力供給を遮断し、モータートルクの発生を断つとともに、巻上機ブレーキ7又は非常停止装置9を動作させ、乗客を降ろす。そして、電話回線等を通じて保守員出動の要請を行い、エレベータ装置のサービスを停止する。
出力信号L13は、即時停止が必要な非常停止レベルと判定された場合に非常停止装置9に対して出力される。非常停止装置9は、電源が遮断されると主ロープ3を把持してかご1を制動させるフェールセーフ型のブレーキ装置であり、非常停止装置9への電力供給は出力信号L3により遮断される。
上記のようなエレベータ装置の状態監視方法によれば、巻上機ブレーキ7が動作してからの駆動シーブ5の増速量を監視項目とし、速度閾値と比較しているので、弾性体である主ロープ3により吊り下げられたかご1の位置や速度を監視した場合と比べ、振動の影響を受けにくい。また、かご1の停止時のみならず、かご1の走行中の監視も可能となる。
なお、実施の形態2では、速度閾値を3段階に設定したが、段階数は3に限定されるものではない。
また、実施の形態2では、信号S1は巻上機ブレーキ7のブレーキスイッチ出力信号としたが、巻上機ブレーキ7を動作させるときの電流変動や電圧変動など、巻上機ブレーキ7の動作・非動作が判別できるものであれば他の信号を利用してもよい。例えば、電流変動を監視する場合、制動動作時にはブレーキコイルへの通電を遮断するので、ブレーキの電流が徐々に低下していくが、ブレーキシューが実際に動き始めると、速度起電力により一旦電流が増える。従って、電流変化を捉えることで、ブレーキ動作を確認できる。電圧変動を監視する場合も同様である。
実施の形態3.
次に、図9はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路内の上部には、上部位置表示プレート(上部マーカ)56が設置されている。上部位置表示プレート56は、通常は最上階の着床位置に固定されている。昇降路内の下部には、下部位置表示プレート(下部マーカ)57が設置されている。下部位置表示プレート57は、通常は最下階の着床位置に固定されている。
かご1には、位置センサ55が搭載されている。位置センサ55は、位置表示プレート56,57を検出することにより、かご1が最上階又は最下階の着床位置に位置することを検出する。検査区間検出手段は、位置センサ55、上部位置表示プレート56及び下部位置表示プレート57により構成され、昇降路内に予め設定された検査区間をかご1が移動したことを検出する。
なお、位置センサ55及び位置表示プレート56,57は、各階の着床位置(ドアゾーン)を検出するために一般的なエレベータ装置にも設置されているものであり、新たに設置する必要はない。
位置センサ55の出力信号は、運行制御装置12に入力される。運行制御装置12は、一定周期ごとにかご呼びとかご1内の負荷状態とを確認する。かご呼びがなく、かご1内が無人であることを確認した場合、運行制御装置12は、位置センサ55が下部位置表示プレート57を認識する位置までかご1を移動させ、検査モード信号C1を出力するとともに、運転モードを通常モードから検査モードに切り替える。
検査モードでは、運行制御装置12は、一旦、位置センサ55が上部位置表示プレート56を認識する位置までかご1を移動させ、再び、位置センサ55が下部位置表示プレート57を認識する位置までかご1を移動させる。このように、予め設定された検査区間の走行が終了すると、運行制御装置12は、かご1を停止させるとともに検査モード信号C1を停止する。即ち、検査モード信号C1は、通常時はOFFとなっており、検査モード中で、かご1が下部位置表示プレート57から上部位置表示プレート56までの間を往復している間にONとなる。
運行制御装置12からの検査モード信号C1は、状態監視装置50に入力される。状態監視装置30は、検査モード信号C1及びモータエンコーダ11の出力信号に基づいて、トラクション低下を監視する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図10は図9の状態監視装置50の構成を示すブロック図である。状態監視装置50は、検査モード信号C1を受信している間、モータエンコーダ11の出力信号を監視する。モータエンコーダ11の出力は、位置変換器51により位置信号D1に変換され、かご1が下部位置表示プレート57から移動し、再び下部位置表示プレート57に戻ってくるまでの位置偏差を積算する。
判定部54は、検査モード開始直後の下部位置表示プレート57での位置信号D11と、検査モード終了直後の下部位置表示プレート57での位置信号D12とを比較し、その差が所定の閾値を超えていた場合に異常と判定する。また判定部54は、異常のレベルに応じて、異常状態に対処するための信号L21,L22,L23を出力する。判定部54の機能は、例えばマイクロコンピュータ又はアナログ論理回路により実現することができる。
図11は図10の判定部54の動作を示すフローチャートである。判定部54では、運行制御装置12からの検査モード信号C1がONであれば、その状態の位置信号D11を記憶する(STEP21及びSTEP22)。次に、検査モード中のかご1の往復運転が終了し、運行制御装置12からの検査モード信号C1がOFFとなれば、その状態の位置信号D12を記憶する(STEP23及びSTEP24)。
検査モードの判定は以下の3つのステップにより行う。即ち、まず、検査モード開始直後のモータエンコーダ11からの駆動シーブの位置信号D11と、検査モード終了直後のモータエンコーダ11からの駆動シーブの位置信号D12との位置差分(ΔD1=|D11−D12|)を、予め設定された閾値TH3と比較し、位置差分ΔD1が閾値TH3よりも大きければ、異常と判断して出力信号L23を出力する(STEP25)。
次に、位置差分ΔD1を閾値TH2と比較し、位置差分ΔD1が閾値TH2よりも大きければ、異常と判断して出力信号L22を出力する(STEP26)。最後に、位置差分ΔD1を閾値TH1と比較し、位置差分ΔD1が閾値TH1よりも大きければ、異常と判断して出力信号L21を出力する(STEP27)。
いずれのステップでも異常と判断されない場合、判定部54は、運行制御装置12に信号を出力せず、STEP21に戻り、エレベータ装置は通常運転となる。
閾値TH1は、かご1がある走行開始位置から無負荷状態で既定の昇降行程を往復して走行開始位置に戻って停止した場合に、巻上機回転数に通常発生しうるクリープを考慮した位置誤差の最大値を基準として、誤動作をしない程度に大きく設定される。閾値TH2及び閾値TH3は、TH1に対して誤動作防止のための余裕をさらに見込んで、TH1<TH2<TH3となるように設定される。
即ち、閾値TH1、TH2、TH3は、トラクションの低下レベルに応じてTH3>TH2>TH1となっている。そして、判定部54は、駆動シーブ5のずれ量を閾値と比較し、閾値を超えた場合には異常と判断し、超過レベルに応じて出力信号L21、L22、L23を出力する。
出力信号L21は、エレベータ装置の通常運行に支障はない経過観察レベルと判定された場合に運行制御装置12に対して出力される。運行制御装置12では、出力信号L21を受信したことが記録されるが、巻上機4や非常停止装置9に対しては指令を発しない。そして、定期点検時に保守員が運行制御装置12内の出力信号L21の受信履歴を確認し、受信があれば主ロープ3及び駆動シーブ5の点検を念入りに行う。
出力信号L22は、通常運行に支障を起こす可能性があるサービス停止レベルと判定された場合に運行制御装置12に対して出力される。運行制御装置12では、出力信号L21を受信すると、電話回線等を通じて保守員出動の要請を行い、エレベータ装置のサービスを停止する。
出力信号L23は、即時停止が必要な非常停止レベルと判定された場合に非常停止装置9に対して出力される。非常停止装置9は、電源が遮断されると主ロープ3を把持してかご1を制動させるフェールセーフ型のブレーキ装置であり、非常停止装置9への電力供給は出力信号L23により遮断される。
また、運行制御装置12は、検査モードに入るためにかご内負荷及びかご呼びの確認を定期的に行うが、定期的な確認を所定回繰り返しても検査モードに入れない場合は、目的階停止して乗客を下ろした後に乗客を乗せず、かご呼びに関係なく強制的に検査モードに入り、検査モード信号C1を出力する。
このようなエレベータ装置の状態監視方法によれば、昇降路内の検査区間をかご1が往復したときの定位置における駆動シーブ位置のずれ量を基に異常判定を行うので、かご1又は主ロープ3の移動量を検出する手段(実施の形態1におけるガバナエンコーダ23)が不要となる。また、無人かつ呼びなしの状態を確認して検査を行うので、エレベータサービスを低下させることがない。さらに、一定期間検査を行わない場合は強制的に検査モードに入るので、より確実に検査を実行できる。
なお、実施の形態3では、閾値を3段階と設定しているが、段階数は3に限定されるものではない。
また、実施の形態3では、上部位置表示プレート56を最上階に配置し、下部位置表示プレート57を最下階に配置したが、検査のための走行区間はこれに限定されるものではない。但し、かご1が一階床を昇降するのに必要な距離以上に設定するのが望ましい。これにより、閾値TH1、TH2、TH3を昇降行程によらず一定値として扱うことができる。
さらに、実施の形態3では、検査区間の始点を下部位置表示プレート57の検出位置としたが、上部位置表示プレート56の検出位置を始点としてもよい。
さらにまた、実施の形態3では、検査時にかご1を往復させたが、所定の検査区間の上昇運転のみ、所定の検査区間の下降運転のみでもよい。この場合、判定部54は、検査モード信号C1受信直後のモータエンコーダ11の位置信号D11と、検査モードC1停止直後のモータエンコーダ11の位置信号D12との差分ΔD1(=|D11−D12|)と、予め計測された検査区間の長さD20との差分ΔD=|D20−ΔD1|を、閾値TH1〜TH3(TH1〜TH3の値は検査方法により異なる値となる)と比較することにより異常を判定する。また、この検査方法において、かご1の上昇運転及び下降運転の両方を行い、検査モードを2回連続で行ってもよい。
また、検査区間検出手段は、実施の形態3の構成に限定されるものではなく、例えば、昇降路内に設置された複数のスイッチと、かご1に搭載されスイッチを操作する操作片とを組み合わせたものでもよい。
さらに、実施の形態1〜3では、主ロープ3を把持するタイプの非常停止装置9を示したが、非常停止装置9は、巻上機4に頼らずかご1を制動する装置であれば他のタイプのものであってもよい。
さらにまた、実施の形態1〜3では、駆動シーブ側検出手段として、モータ6を介して駆動シーブ5の回転に応じた信号を発生するモータエンコーダ11を示したが、これに限らず、例えば駆動シーブ5に直接接触させるローラエンコーダ等であってもよい。
また、実施の形態1〜3を適宜組み合わせて実施してもよい。
さらに、エレベータ装置の全体のレイアウトやローピング方式は実施の形態1〜3に限定されるものではなく、巻上機4、運行制御装置12(制御盤)、状態監視装置30,40,50等の設置場所も特に限定されるものではない。また、複数の巻上機4を用いてかご1を昇降させるタイプや、1つの巻上機4に複数の巻上機ブレーキ7が設けられているタイプのエレベータ装置にもこの発明は適用できる。
1 かご、2 釣合おもり、3 懸架体、4 巻上機、5 駆動シーブ、6 モータ、7 巻上機ブレーキ、11 モータエンコーダ(駆動シーブ側検出手段)、40 状態監視装置、45 ブレーキスイッチ(ブレーキ検出手段)。

Claims (2)

  1. かご、
    釣合おもり、
    前記かご及び前記釣合おもりを吊り下げる懸架体、
    前記懸架体が巻き掛けられた駆動シーブと、前記駆動シーブを回転させるモータと、前記駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキとを有する巻上機、
    前記駆動シーブの回転に応じた信号を発生する駆動シーブ側検出手段、
    前記巻上機ブレーキの動作・非動作を検出するブレーキ検出手段、及び
    前記ブレーキ検出手段が前記巻上機ブレーキの動作を検出したときに、前記駆動シーブ側検出手段により検出された前記駆動シーブの速度信号を初期速度として記憶し、前記駆動シーブ側検出手段により検出される前記駆動シーブの速度信号の絶対値と前記初期速度の絶対値との差により表される増速量を、所定の速度閾値と比較し状態監視を行う状態監視装置
    を備えているエレベータ装置。
  2. 前記状態監視装置には、複数段階の速度閾値が設定されており、
    前記状態監視装置は、少なくとも1つの速度閾値に対して速度信号の増速量が超過すると、異常と判定し、超過した速度閾値の段階に応じて異なる信号を出力する請求項1記載のエレベータ装置。
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