JP5674589B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光源から出射された光をポリゴンミラーを用いて像担持体の主走査方向に走査することによって静電潜像を形成する画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、光源が出射した光を、回転駆動しているポリゴンミラーに反射させて感光体ドラムの主走査方向に走査することによって静電潜像を形成する。ポリゴンミラーの各面は反射鏡になっており、面ごとに光を反射させて回転する感光体ドラム上を主走査方向に走査する。このとき、各面の傾きが回転軸に対して等しければ、各面により描かれたラインのピッチ(感光体ドラムの回転方向である副走査方向におけるラインピッチ)は一定となる。
しかし、加工精度上のバラツキ等による回転軸に対する各面の傾きのばらつき(面倒れ)や高速回転による振動によって、ポリゴンミラーの各面によって描かれるラインのピッチにばらつきが生じることがある。その結果、例えば、等間隔の複数の横線からなる画像データを使用したとしても、形成された画像における各横線のピッチにばらつきが出るため、良好な画質の画像が得られないという問題があった。
そこで、特許文献1には、ポリゴンミラーの反射面を特定しつつ、面倒れに対する主走査方向の補正を行う方法が記載されている。
特開2005−96086号公報
しかし、特許文献1の方法では、主走査方向のずれを修正するには効果があるが、副走査方向のラインずれを修正することができず、画質悪化を抑えることはできなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、ポリゴンミラーの面倒れや高速回転による振動があっても、形成される画像の画質悪化を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の画像形成装置は、入力した画像データを、階調情報を持つ画素値がマトリクス状に配置されて構成されるドット画像データに変換するデータ変換手段と、像担持体と、前記ドット画像データのライン毎に前記画素値に従って変調した光を出射することによって前記像担持体上に静電潜像を形成させる光源と、複数の反射面を有する回転多面体と、当該回転多面体を回転駆動する駆動手段を有し、前記駆動手段が前記回転多面体を回転させることによって前記光源が出射した光を前記像担持体の主走査方向に導く偏向手段と、前記回転多面体の各反射面の面倒れ情報を記憶する記憶手段と、前記光源を出射した光が反射する前記反射面の番号を前記ドット画像データのライン毎に割り当てる割当手段と、前記面倒れ情報と、前記割り当てられた前記反射面の番号に基づいて、前記光源が出射する光によって前記像担持体上に静電潜像として形成されるドットの大きさを前記ドット画像データのライン毎に決定する決定手段と、前記光源に前記決定されたドットのサイズの光を出射させる露光制御手段と、を備え、前記決定手段は、前記各反射面において、当該反射面を反射した光と、当該反射面の1つ前の反射面を反射した光の前記像担持体上における副走査方向の間隔が予め定められた基準ピッチより広くなる当該反射面又は前記基準ピッチより狭くなる当該反射面を前記面倒れ情報から特定し、記基準ピッチより広くなる反射面の番号を割り当てられたラインについては前記ドットの大きさを通常のドットサイズより予め定められた値だけ大きくし、前記基準ピッチより狭くなる反射面の番号を割り当てられたラインについては前記ドットの大きさを前記通常のドットサイズより予め定められた値だけ小さくすることに代えて、前記予め定められた値をDとすると、記基準ピッチより広くなる反射面の番号を割り当てられたラインと当該ラインの1つ上のラインの前記ドットの大きさを前記通常のドットサイズよりD/2だけ大きくし、前記基準ピッチより狭くなる反射面番号を割り当てられたラインと当該ラインの1つ上のラインの前記ドットの大きさを前記通常のドットサイズよりD/2だけ小さくする。
この構成によれば、決定手段が回転多面体の面倒れ情報に基づいて各ラインのドットサイズを決定することにより、面倒れによる副走査方向のラインピッチの乱れによって発生する画質悪化を低減することができる。
ラインピッチが基準ピッチより広くなると、本来なら隣接(連結)するはずのドット間に隙間が発生するため、正しい濃度に比べて濃度が薄くなってしまう。逆に、ラインピッチが基準ピッチより狭くなると、ドット同士が重なり合うため、濃度が濃くなってしまう。そこで、基準ピッチより広くなるラインについてはドット間の隙間を埋めるためにドットサイズを予め定められた値だけ大きくし、基準ピッチより狭くなるラインについてはドット同士の重なり合いを少なくするためにドットサイズを予め定められた値だけ小さくする。こうすることで、面倒れによる画質悪化を低減することができる。
この構成によれば、ラインピッチが基準ピッチより広く又は狭くなる2つのラインについて、両方のラインのドットサイズを変更することによって、一方のラインだけのドットサイズを変更する場合に比べてドットサイズの変化量を小さくすることができる。つまり、ドットサイズを変更させたことによって発生する周辺の他のドットへの影響を小さくすることができる。
この発明によれば、決定手段が回転多面体の面倒れ情報に基づいて各ラインのドットサイズを決定することにより、面倒れによる副走査方向のラインピッチの乱れによって発生する画質悪化を低減することができる。
画像形成装置の内部構造の概略図。 ポリゴンミラーの反射面に光ビームを照射した状態を示す模式図。 光ビームの照射制御系を示すブロック図。 ポリゴンミラーに面倒れがない場合と面倒れがある場合の光ビームの照射位置を比較した図。 ドット画像の一例を示した図。 ドット画像の一例を示した図。 ドット画像の一例を示した図。 露光処理の流れを示したフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。尚、本実施の形態では、画像形成装置としてプリンターを例に説明するが、この他にコピー機、ファクシミリ機、これら複数の機能を備えた複合機等、電子写真方式を採用した画像形成装置であればよい。また、本実施の形態で説明する画像形成装置はカラープリンターであるが、モノクロプリンターであっても構わない。
画像形成装置1は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色別の画像形成部2(2M、2C、2Y及び2K)を含むタンデム式のカラープリンターである。各画像形成部2M、2C、2Y及び2Kは、現像装置3、帯電器5、露光装置6、トナー供給部7、クリーナー21及び1次転写ローラー9を含む。
トナー供給部7は、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色のトナーを貯蔵する。現像装置3は、トナー供給部7から供給されるトナーを感光体ドラム4に供給する。
感光体ドラム4は、後述する転写ベルト8の下方に位置し、転写ベルト8の外表面に接触した状態で配設されている。転写ベルト8の回転方向Bの上流側から、マゼンタ用感光体ドラム4、シアン用感光体ドラム4、イエロー用感光体ドラム4、及びブラック用感光体ドラム4が並設されている。また、感光体ドラム4は、a−Si(アモルファスシリコン)等から構成され、図1における時計回りの方向(図示のA方向)に回転する。
感光体ドラム4の対向する位置には、1次転写ローラー9が転写ベルト8の内表面に接触した状態で転写ベルト8を介して配置されている。1次転写ローラー9は、転写ベルト8の回転により従動回転するローラーであり、感光体ドラム4とで転写ベルト8をニップして、感光体ドラム4に形成された各色のトナー像を転写ベルト8に1次転写させる1次転写部Tを構成する。1次転写部Tにおいて、転写ベルト8に各色のトナー像が多重転写される。これにより、転写ベルト8にはカラーのトナー像が形成される。
帯電器5は、感光体ドラム4の周面を一様に帯電する。露光装置6は、外部装置から送信された画像データに基づく光ビームを感光体ドラム4の周面に導くポリゴンミラー28を有している。ポリゴンミラー28は、後述するモーター32によって回転しつつ、各感光体ドラム4の周面上に光ビームを主走査方向に走査して、各周面に静電潜像を形成する。尚、主走査方向とは、光ビームが感光体ドラム4の長手方向に走査される方向である。ポリゴンミラー28は複数の感光体ドラム4間で共用されている。
現像装置3は感光体ドラム4にトナーを供給する。これにより、静電潜像にトナーが付着され、感光体ドラム4にトナー像が形成される。クリーナー21は、各感光体ドラム4の周面上に配置され、周面上の残留トナー等を除去する。
転写ベルト8は、感光体ドラム4の列の上方に配置されると共に、外表面が感光体ドラム4の周面に接触した状態となるように、従動ローラー10と駆動ローラー11との間に張設されている。また、転写ベルト8は、テンションローラー19によって上方に付勢されている。駆動ローラー11は、図略の駆動源による駆動力を受けて回転して、転写ベルト8を回転駆動させる。従動ローラー10は、転写ベルト8の回転によって従動回転する。これにより、転写ベルト8はB方向(反時計回りの方向)に回転する。
また、転写ベルト8は、駆動ローラー11に巻回されている部位が屈曲した状態となっており、この屈曲部位は、転写ベルト8に1次転写されたトナー像が用紙Pに2次転写される2次転写位置P1として設定されている。この2次転写位置P1には、転写ベルト8を介して駆動ローラー11に対向する2次転写ローラー18が設けられている。2次転写ローラー18は、駆動ローラー11との間でニップを形成して、該ニップを通過する用紙Pに、転写ベルト8の外表面上のトナー像を2次転写する。
2次転写位置P1の下方には、一対のレジストローラー17が配設されている。レジストローラー17は、用紙Pを2次転写位置P1に向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。
2次転写位置P1の上方には、2次転写位置P1でトナー像の2次転写が施された用紙Pに対して定着処理を施す定着装置14が設けられている。定着装置14は、加熱ローラー14aと加圧ローラー14bを有しており、この1対のローラーが定着ニップ部NPを形成している。用紙Pが定着ニップ部NPを通過することによって、加熱ローラー14aが用紙Pを加熱しつつ、加圧ローラー14bが用紙Pを押圧することによって、2次転写されたトナー像が用紙P上に定着する。
露光装置6の下方位置には、用紙束を収納する給紙カセット12が配置されている。給紙カセット12と2次転写位置P1との間には、用紙Pを給紙カセット12から2次転写位置P1まで用紙Pを案内する用紙搬送路13が設けられている。用紙搬送路13には、上述のレジストローラー17が配設されている。また、用紙搬送路13には、レジストローラー17の他に、用紙Pを案内するための複数のローラー対が適所に配設されている。
加熱ローラー14a及び加圧ローラー14bは、用紙Pが定着ニップ部NPを通過した後、排出ローラー対151に向けて搬送する。画像形成装置1の上面には、定着装置14によって定着処理が施された用紙Pが排出される排出部16が形成されており、この排出部16と定着装置14との間には、用紙Pを案内するための用紙排出路15が設けられている。用紙Pは排出ローラー対151の駆動によって用紙排出路15に搬送され、排出部16に排出される。
図2は、本実施形態においてポリゴンミラー28の反射面282に光ビームLBを照射した状態を示す模式図である。図3は、本実施形態に係る光ビームの照射制御系を示すブロック図である。尚、図3ではコリメータレンズ及びfθレンズ等の光学部品については図示を省略している。
光ビーム生成部30は、光ビームLBを発光する光源31及び光源31を駆動する駆動回路等から構成される。光源31としては、例えば半導体レーザーが用いられる。
ポリゴンミラー28は、光ビーム生成部30で生成された光ビームLBを反射する。ポリゴンミラー28は、モーター32の駆動によって回転軸281を中心に矢印R1の方向に回転する。ポリゴンミラー28は、例えば正五角形の側面を有しており、5個の側面が反射面282に相当する。
制御部300は、画像形成装置1全体の制御を司るものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、種々のプログラムやその実行に必要なデータ等を予め記憶するROM(Read Only Memory)、ワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)及びその周辺回路等を備えたマイクロコンピューターによって構成され、露光制御部303、ドットサイズ決定部307及び面倒れ情報記憶部309を有する。
ドットサイズ決定部307は、面倒れ情報記憶部309に記憶されているポリゴンミラー28の各反射面282の面倒れ情報を基に、ドット画像データのライン毎にドットサイズを決定する。このドットサイズの決定方法については、後ほど詳しく説明する。
露光制御部303は、ドットサイズ決定部307が決定したドットサイズに従って光ビーム生成部30に光ビームLBを照射させて感光体ドラム4に静電潜像を描画させる制御をする。即ち、露光制御部303は、モーター32によりポリゴンミラー28を回転させながら、記憶部301に記憶されている画像データを光ビーム生成部30に送り、ドットサイズ決定部307が決定したドットサイズに従って、光ビーム生成部30に光ビームLBを出射させる。光源31から出射した光ビームLBは、回転するポリゴンミラー28に照射され、反射面282で偏向されて、感光体ドラム4上に走査ラインSLを主走査方向D1に描画する。1つの反射面282で1本の走査ラインSLが描画される。こうして回転する感光体ドラム4に1本の走査ラインSLの描画を繰り返すことにより、副走査方向に沿って静電潜像が描画される。副走査方向は感光体ドラム4の回転方向R2に対応している。
図3に示すように、タイミング信号生成部305は、BD(Beam Detect)センサー27及びBD信号変換部29を備える。光ビームLBは、感光体ドラム4の主走査方向D1の寸法よりも長い走査範囲内において、主走査方向D1に繰り返し走査される。BDセンサー27はその走査範囲のうち、光ビームLBが感光体ドラム4の走査を開始する前に光ビームLBを受光する位置に設置されている。
BDセンサー27はフォトセンサーであり、反射面282で反射された光ビームLBを受光すると、その受光信号をBD信号変換部29に出力する。BD信号変換部29は、その受光信号を矩形波のタイミング信号BDに整形し、タイミング信号BDを露光制御部303に出力する。
タイミング信号BDは、感光体ドラム4に静電潜像を描画する際の主走査方向D1の書き出し位置を揃えるための基準となる信号である。露光制御部303は、タイミング信号BDを基準として、ドットサイズ決定部307が決定したドットサイズに従って光ビームLBを出射させる。
次に、ポリゴンミラーの面倒れについて説明する。図4は、ポリゴンミラーに面倒れがない場合の感光体ドラム4上での光ビームの照射位置S1と、面倒れがある場合の光ビームの照射位置S2を比較した図である。A、B、C、D及びE面は、ポリゴンミラー28の各反射面282を示している。図中の各直線は、各反射面282における理想的な照射位置(ライン間は正常なラインピッチを示している)を表している。面倒れがないポリゴンミラーの場合は、図4(a)に示すように各反射面により形成されたラインのピッチが一定となる。
一方で、面倒れが存在するポリゴンミラーの場合、図4(b)に示すように反射面によっては光ビームの照射位置S2が理想的な照射位置からずれてしまう。図4(b)によれば、A面、C面及びE面は、面倒れがないが、B面及びD面は照射位置Sが理想位置からずれていることから面倒れがあることが分かる。このような面倒れがあることで、感光体ドラム4上に形成されるラインのピッチにばらつきが生じる。ラインピッチにばらつきがあると、良質な画像を得ることができない。また、ポリゴンミラー28が高速回転することによって振動が発生すると、同様の現象が起こることが分かっている。
図5及び図6は、ドット画像の一例を示した図である。図5は、面倒れが存在しない、理想的なポリゴンミラーを用いて形成されたドット画像であり、図6は、面倒れが存在するポリゴンミラーを用いて形成されたドット画像である。尚、図中の点線は本来形成されない線であるが、各ドットがマトリクス状に配置された画素データに対応して形成されることを分かりやすくするために記載している。
制御部300は、外部装置等から入力した画像データを、階調情報を持つ画素値がマトリクス状に配置されて構成されるドット画像データに変換する。露光制御部303は、このドット画像データを構成する各画素が有する画素値(階調情報)に基づいて変調された光ビームLBを光ビーム生成部30に生成させる。
理想的なポリゴンミラーを用いた場合、図5に示すように、隣接するドット同士が重なり合ったり、離間したりすることなく規則正しいラインピッチでドットが形成される。
一方、面倒れが存在するポリゴンミラーを用いた場合、ラインピッチが乱れるため隣接するドット同士の重なりや離間が発生する。例えば、ポリゴンミラー28のB面及びD面に面倒れがある場合、図6に示すようにライン番号2及び4のドットがずれて形成される。
具体的には、反射面282の1つであるA面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号1)とB面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号2)は隣接するドット同士が重なり合っている。以下、主走査方向のドット位置をカラム番号で示し、副走査方向のドット位置をライン番号で示し、ライン番号X、カラム番号Yのドットを「ドット(X−Y)」と表記する。
また、対角関係にあるドット同士(例えば、ドット1−3とドット2−2)は、本来は角同士が対向する位置に形成されるはずだが、互いの辺の一部が接触した状態となっている。更に、B面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号2)とC面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号3)との間が離間している。
同様に、C面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号3)とD面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号4)の間が離間している。更に、D面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号4)とE面で反射された光ビームLBによって形成されたドット(ライン番号5)は隣接するドット同士が重なり合っている。また、対角関係にあるドット同士(例えば、ドット4−5とドット5−4)は互いの辺の一部が接触した状態となっている。このように、対角関係にあるドット間での辺の接触や離間が発生すると、接触した部分は濃度が濃く、離間した部分は濃度が薄く見えてしまうため、良好な画質の画像を得ることができない。
ポリゴンミラー28の各反射面282の面倒れは、画像形成装置1の工場出荷前に予め測定され、各反射面282を反射した光で形成されるラインの副走査方向のずれ量、ずれる方向が各反射面282に対応付けて面倒れ情報記憶部309に予め記憶される。ドットサイズ決定部307は、ドット画像データのライン毎に出射される光ビームLBが何れの反射面282に反射するのかを算出し、各ラインに反射面番号を割り振る。そして、各ラインに割り振られた反射面番号と面倒れ情報記憶部309に記憶されている各反射面282の面倒れ情報に基づいて、ドットサイズ決定部307は各ラインのドットサイズを決定する。
図7は、図6に示したドット画像について、ライン毎にドットサイズを変化させた後のドット画像を示した図である。また、図8は、制御部300による露光処理の流れを示したフローチャートである。図6〜図8を用いて露光処理について詳しく説明する。
まず、ドットサイズ決定部307は、ドット画像データの各ラインの光ビームLBが何れの反射面282に反射するのかを算出し、各ラインに反射面番号を割り振る(ステップS11)。ポリゴンミラー28については、ホームポジションから画像形成を行わせるために、画像形成前に露光制御部303がモーター32を制御する。ホームポジションとは、例えば、ライン番号1の光ビームLBが照射される反射面を予め設定し、その反射面が光源31の対向位置にある状態をいう。ライン番号1の光ビームLBが照射する反射面が予め決まっているため、ドットサイズ決定部307は、各ラインについて順次反射面番号を割り振っていけばよい。
そして、ドットサイズ決定部307は、変数i(iは2以上の整数)に2を代入して、ライン番号i−1とライン番号iの副走査方向のラインピッチは正常なラインピッチであるか否かを、面倒れ情報記憶部309に記憶されている面倒れ情報を用いて判断する(ステップS13)。ラインピッチが正常であるかについては、ドットサイズ決定部307がライン番号i−1とライン番号iに割り振られた反射面番号を基に面倒れ情報記憶部309から面倒れ情報を読み出し、2つのラインのピッチを算出することによって判断する。
ライン番号i−1とライン番号iのラインピッチが通常のピッチより狭い場合(ステップS13;狭い)、ドットサイズ決定部307はライン番号iのドットサイズを通常のドットサイズより予め定められた値だけ小さく設定し(ステップS14)、ステップS16へ処理を進める。
図6によると、ライン番号1と2のラインピッチは通常より狭く、対角の位置関係にある2つのドットの互いの辺の一部が接触したり、本来ならドット同士が隣接(連結)する位置関係にある上下のドットが重なり合ったりしていることが分かる。具体的には、ドット1−3とドット2−2は、互いの辺の一部が接触した位置関係となっており、ドット1−6とドット2−6はドットが重なり合っている。この接触関係又は重複関係を解消するために、ドットサイズ決定部307はライン番号2のドットサイズを通常より予め定められた値だけ小さく設定する。
一方、ライン番号i−1とライン番号iのラインピッチが通常のピッチより広い場合(ステップS13;広い)、ドットサイズ決定部307はライン番号iのドットサイズを通常のドットサイズより予め定められた値だけ大きく設定し(ステップS15)、ステップS16へ処理を進める。
図6によると、ライン番号3と4のラインピッチは通常より広く、隣接するドット間に隙間が発生している。具体的には、ドット3−3とドット4−2の間、ドット3−5とドット4−5の間等である。このドット間の隙間を少なくするために、ドットサイズ決定部307はライン番号4のドットサイズを通常より予め定められた値だけ大きく設定する。
また、ライン番号i−1とライン番号iのラインピッチが正常である場合(ステップS13;正常)、ドットサイズ決定部307はライン番号iのドットサイズの変更は行わず、ステップS16へ処理を移行する。
ライン番号iが画像データの最後のライン番号でない場合(ステップS16;NO)、ドットサイズ決定部307は変数iをインクリメントして(ステップS17)、ステップS13へ処理を移行する。
ライン番号iが画像データの最後のライン番号である場合(ステップS16;YES)、露光制御部303は、ドットサイズ決定部307から各ラインのドットサイズに関する情報を受け取り、その情報に従って光源31の駆動信号のパルス幅や駆動電圧等を決定する。ドットサイズを変化させる方法としては、例えば光源31の駆動信号において1画素あたりのパルス幅を調整する方法(PWM制御)、又は、光源31の駆動電圧を調整する方法(PAM制御)等が挙げられる。露光制御部303は、決定したパルス幅や駆動電圧を用いて光ビーム生成部30を制御し、光ビームLBを生成させる(ステップS18)。出射された光ビームLBは、ポリゴンミラー28の各反射面282に反射して感光体ドラム4を照射し、感光体ドラム4の周面に静電潜像が形成される。
図6に示すようにドットサイズの調整前はドット1−3とドット2−2は互いの辺の一部が接触していたが、各ラインのドットサイズを調整することで、図7に示すように、ドット1−3とドット2−2の接触関係が解消することができ、ドット1−6とドット2−6の重複領域も少なくすることができる(ドットサイズによっては重複領域をなくすことができる)。
また、ドットサイズの調整前は、ドット3−5とドット4−5は離間していたが、ドットサイズ決定部307がライン番号4のドットサイズを大きくしたことによってドットサイズが大きくなり、ドット3−5とドット4−5の間の隙間を少なくする(接触させる)ことができる。
尚、以上で説明したドットサイズの決定方法は、ライン番号iと1つ上のラインであるライン番号i−1との間のラインピッチを基にライン番号iのドットサイズを決定したが、更に、1つ下のライン(ライン番号i+1)とのラインピッチもドットサイズを決定する際に考慮してもよい。
この他、ドットサイズ決定部307が、ライン番号iのドットサイズを予め定められた値だけ小さくする決定をした場合、予め定められた値をDとすると、ライン番号iのドットサイズをD/2だけ小さくし、更にライン番号i−1のドットサイズをD/2だけ小さくするようにしてもよい。つまり、ドットサイズ決定部307は、ラインピッチが正常ではない2つのラインについて、両方のドットサイズを変化させる。こうすることで、一方のラインだけのドットサイズを変更する場合に比べてドットサイズの変化量を小さくできるため、ドットサイズを変化させたことによって発生する周辺の他のラインのドットへの影響を小さくすることができる。
以上、説明したように、ドットサイズ決定部307は、ドット画像データのライン毎に出射される光ビームLBが何れの反射面282に反射するのかをライン毎に割り振り、ライン毎に割り振られた反射面282の番号と面倒れ情報記憶部309に記憶されている各反射面282の面倒れ情報に基づいて、各ラインのドットサイズを決定する。こうすることで、ラインピッチに応じてドットサイズを変化させることができ、ポリゴンミラー28の面倒れによる画質悪化を抑えることができる。
尚、本実施の形態では、ポリゴンミラー28の各反射面282に面倒れがある場合にドットサイズ決定部307がドットサイズを調整することとして説明した。この面倒れ以外に、ポリゴンミラー28の高速回転時に、振動によって回転軸281が傾き、面倒れと同様の現象が発生する場合がある。そこで、画像形成装置1の工場出荷前にポリゴンミラー28の高速回転時の振動について測定し、振動による面倒れが発生する場合は、各反射面282を反射した光で形成されるラインの副走査方向のずれ量、ずれる方向を測定し、面倒れ情報記憶部309に記憶させる。そして、ポリゴンミラー28を高速回転させて画像形成を行う際は、ドットサイズ決定部307が面倒れ情報記憶部309の面倒れ情報を読み出して、各ラインのドットサイズを決定する。これにより、ポリゴンミラー28の高速回転時に振動が発生しても、画質の悪化を抑えることができる。
1 画像形成装置
2 画像形成部
4 感光体ドラム(像担持体)
6 露光装置
28 ポリゴンミラー(回転多面体、偏向手段)
281 回転軸
282 反射面
27 BDセンサー
29 BD信号変換部
30 光ビーム生成部
31 光源
32 モーター(駆動手段)
300 制御部(データ変換手段)
301 記憶部
303 露光制御部(露光制御手段)
305 タイミング信号生成部
307 ドットサイズ決定部(割当手段、決定手段)
309 面倒れ情報記憶部(記憶手段)

Claims (1)

  1. 入力した画像データを、階調情報を持つ画素値がマトリクス状に配置されて構成されるドット画像データに変換するデータ変換手段と、
    像担持体と、
    前記ドット画像データのライン毎に前記画素値に従って変調した光を出射することによって前記像担持体上に静電潜像を形成させる光源と、
    複数の反射面を有する回転多面体と、当該回転多面体を回転駆動する駆動手段を有し、前記駆動手段が前記回転多面体を回転させることによって前記光源が出射した光を前記像担持体の主走査方向に導く偏向手段と、
    前記回転多面体の各反射面の面倒れ情報を記憶する記憶手段と、
    前記光源を出射した光が反射する前記反射面の番号を前記ドット画像データのライン毎に割り当てる割当手段と、
    前記面倒れ情報と、前記割り当てられた前記反射面の番号に基づいて、前記光源が出射する光によって前記像担持体上に静電潜像として形成されるドットの大きさを前記ドット画像データのライン毎に決定する決定手段と、
    前記光源に前記決定されたドットのサイズの光を出射させる露光制御手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記各反射面において、当該反射面を反射した光と、当該反射面の1つ前の反射面を反射した光の前記像担持体上における副走査方向の間隔が予め定められた基準ピッチより広くなる当該反射面又は前記基準ピッチより狭くなる当該反射面を前記面倒れ情報から特定し、
    記基準ピッチより広くなる反射面の番号を割り当てられたラインについては前記ドットの大きさを通常のドットサイズより予め定められた値だけ大きくし、前記基準ピッチより狭くなる反射面の番号を割り当てられたラインについては前記ドットの大きさを前記通常のドットサイズより予め定められた値だけ小さくすることに代えて、
    前記予め定められた値をDとすると、記基準ピッチより広くなる反射面の番号を割り当てられたラインと当該ラインの1つ上のラインの前記ドットの大きさを前記通常のドットサイズよりD/2だけ大きくし、前記基準ピッチより狭くなる反射面番号を割り当てられたラインと当該ラインの1つ上のラインの前記ドットの大きさを前記通常のドットサイズよりD/2だけ小さくする画像形成装置。
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