JP5672139B2 - 内燃機関のegrシステム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された内燃機関のEGR(Exhaust Gas Recirculation排出ガス再循環)システムに関し、特に、EGRクーラの内部を洗浄するために液体を噴射する液体噴射手段を備える内燃機関のEGRシステムに関する。
車両用内燃機関の排気浄化性能に対する要求の高度化に伴って、NOx低減および燃費向上に効果的な排出ガス再循環を行うEGRシステムを搭載した内燃機関が普及してきている。EGRシステムでは、高温のEGRガスが多量に吸気に混合されると、吸気充填効率が低下して内燃機関の出力が下がってしまうおそれがある。このため、再循環される排気の温度を下げるEGRクーラが多用されている。
EGRクーラは、一般に、ケース内にステンレス製の冷却管を設けて構成される。そして、冷却管の内部に排気再循環される排出ガスを流通させるとともに、冷却管の外部に冷却水を流通させる。そして、冷却管の壁部を介在して、排出ガスと冷却水との間で熱交換が行われ、これにより吸気側に再循環される排出ガスが冷却されるようになっている。
近年ではEGRガスの導入量の更なる増加に伴い、EGRクーラの冷却能力の向上が望まれている。そこで、EGRクーラの冷却能力を高めるために、冷却管の内部に適宜な一定量の水を噴射する液体噴射手段を備えたEGRクーラが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
このEGRクーラによれば、液体噴射手段により噴射された水が、高温のEGRガスに晒されて瞬時に蒸発する。この時の水の気化潜熱によりEGRガスの温度が大幅に低下されるので、EGRクーラの冷却能力を大幅に強化することができる。しかも、冷却管に水が直接噴射されることにより、冷却管の内壁に付着している煤が洗い流される。これにより、冷却管の内壁に煤が堆積することによる熱交換効率の低下が防止される。
一方、排出ガスは、水蒸気(HO)および炭酸ガス(CO)を多く含み、その他に亜硫酸ガス(SO)や窒素酸化物(NO)などを含んでいる。冷却管において高温の排出ガスが冷却されることにより、排出ガス中の水蒸気が凝縮されて凝縮水となり冷却管の内部で結露する。
そして、凝縮水に亜硫酸ガスが溶解することにより、硫酸(HSO)や無水硫酸(SO)が生成される。あるいは、凝縮水に窒素酸化物が溶解することにより、硝酸(NHO)が生成される。
また、内燃機関の燃料であるガソリンには原則として塩素(Cl)は含まれないものの、国や地域によってはガソリンに塩素が含まれている場合がある。このため、ガソリンに塩素が含まれる場合、塩素は内燃機関の燃焼室で排出ガス中に残留し、これにより排出ガス中に塩素が含まれていることがある。そして、EGRクーラにおいて排出ガス中の塩素が凝縮水に溶解した場合は、塩酸(HCl)が生成される。
これら硫酸、硝酸および塩酸のような強酸性の凝縮水が冷却管に接触することにより、冷却管が腐食されるおそれがある。このため、上述した液体噴射手段から噴射される水により、凝縮水が洗い流されることが期待される。
特開2010−48113号公報
しかしながら、上述のような従来のEGRシステムにあっては、液体噴射手段から一定量の水が噴射されるだけであるので、冷却管に付着した凝縮水を効果的に洗浄することができないという問題があった。
すなわち、例えば、ステンレス製の冷却管の表面部に形成されている酸化クロム(CrO)膜は、硝酸に対しては高い耐食性を有するが、硫酸や塩酸などに対しては高い耐食性を有していない。このように、凝縮水の含む腐食成分の種類や割合や濃度によって凝縮水の冷却管を腐食する強さは異なるので、一定量の水を噴射する液体噴射手段により凝縮水を洗浄するためには、洗浄時には液体噴射手段から一律に多量の水を噴射することが考えられる。
しかし、液体噴射手段から一律に多量の水を噴射するのでは洗浄に用いる多量の水を貯留しておくタンクが必要になり、大きな設置空間を要してしまう。このため、例えば凝縮水の腐食する力が小さいときは噴射する水量を少なくするなど、凝縮水の腐食する強さに応じて、水の噴射量を適量に調整することが望まれる。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、EGRクーラ内に発生した凝縮水の腐食成分の種類や割合や濃度に対応して、液体噴射手段からEGRクーラ内に噴射する洗浄液の液量を調整できる内燃機関のEGRシステムを提供する。
本発明に係る内燃機関のEGRシステムは、上記目的達成のため、(1)ケースと、前記ケースに冷却媒体を流入させる冷却媒体流入管と、前記ケースから前記冷却媒体を流出させる冷却媒体流出管と、前記ケースに収容される管からなるとともに、内燃機関の排気装置から排出された排出ガスを内部に流通させ、外部を流通する前記冷却媒体と前記排出ガスとで熱交換して前記排出ガスを冷却する排出ガス冷却管と、前記ケースの外部で前記排出ガス冷却管の前記排出ガスの流通方向の上流側端部に連結される排出ガス流入管と、前記ケースの外部で前記排出ガス冷却管の前記排出ガスの流通方向の下流側端部に連結されるとともに、前記排出ガス冷却管で冷却された前記排出ガスを前記内燃機関の吸気装置に供給する排出ガス流出管と、を有するEGRクーラと、前記排出ガス冷却管の内部を洗浄するよう前記内部に液体を噴射する液体噴射手段と、を備える内燃機関のEGRシステムにおいて、前記内燃機関の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により取得された前記位置情報に基づいて、予め設定した位置−燃料成分マップを参照して前記現在位置で使用される前記燃料成分の種類を推定する成分推定部と、前記成分推定部により推定された前記燃料成分の種類に基づいて、前記液体噴射手段から噴射される前記液体の液量を調整する噴射量調整部とを有する噴射量調整手段と、を備えることを特徴とする。
この構成により、噴射量調整部が成分推定部により推定された燃料成分の種類に基づいて液体の噴射量を調整するので、凝縮水に含まれる腐食成分の種類やその割合および濃度に対応した適切な量の液体を噴射することができるようになる。すなわち、凝縮水の腐食する強さが大きいほど液体の噴射量を多くする一方、凝縮水の腐食する強さが小さいほど液体の噴射量を少なくする。これにより、液体を貯留する大型タンクを用いることなく、必要最小限の液体の液量で凝縮水を効率よく洗浄することができるようになる。
ここで、内燃機関の燃料は国や地域によって成分を異にする。本発明に係る内燃機関のEGRシステムによれば、位置情報取得手段が内燃機関の現在位置の位置情報(国や地域など)を取得する。そして、得られた位置情報に基づいて成分推定部が、位置−燃料成分マップを参照して燃料成分を推定することにより、凝縮水の腐食成分を推定することができる。
例えば、位置情報取得手段が内燃機関の現在位置をA国と推定する。この結果に基づいて、成分推定部が位置−燃料成分マップを参照し、燃料成分には例えば塩素が含有されていることを推定する。この場合、凝縮水に塩素が含まれていることにより、発生した凝縮水は塩酸になっている可能性があると推定できる。この推定を受けて、噴射量調整部が、噴射する液体の液量を多量に設定し、液体噴射手段が多量の液体を噴射して、凝縮水を洗浄することができる。
上記(1)に記載の内燃機関のEGRシステムにおいては、(2)前記位置情報取得手段は、GPS情報を用いることにより前記位置情報を取得するGPS受信機から構成されることが好ましい。この構成により、高精度な位置情報を得ることができるようになる。
上記(1)または(2)に記載の内燃機関のEGRシステムにおいては、(3)前記EGRクーラで前記排出ガスが冷却されることにより発生した凝縮水の水量を検出する水量検出手段を備えるとともに、前記噴射量調整部は、前記成分推定部により推定された前記燃料成分の前記種類と、前記水量検出手段により検出された前記凝縮水の前記水量とに基づいて、前記液体噴射手段から噴射される前記液体の液量を調整することが好ましい。
この構成により、噴射量調整部は、成分推定部により推定された燃料成分の種類と、水量検出手段により検出された凝縮水の水量とに基づいて、液体の噴射量を調整するので、より最適な液量の液体により凝縮水を洗浄することができるようになる。
上記(3)に記載の内燃機関のEGRシステムにおいては、(4)前記水量検出手段は、貯留した前記凝縮水を前記EGRクーラの外側から視認可能な透過窓と、前記透過窓の外側に設けられた水滴センサとを備えることが好ましい。この構成により、EGRクーラの内部で実際に貯留している凝縮水を水滴センサが直接検出するので、凝縮水の水量を高精度に検出することができるようになる。
上記(1)から(4)に記載の内燃機関のEGRシステムにおいては、(5)前記排出ガス冷却管は、前記排出ガス流出管側を前記排出ガス流入管側より上方に位置するように傾斜して設けられるとともに、前記液体噴射手段は、前記排出ガス流出管側から前記排出ガス流入管側に向けて前記液体を噴射するものであることが好ましい。
この構成により、排出ガス冷却管の内部で凝縮水が発生した場合は、凝縮水は傾斜により排出ガス流入管に流れて貯留する。そして、液体噴射手段が駆動して液体を噴射すると、洗浄水は排出ガス流出管から排出ガス冷却管を経て排出ガス流入管に流通する。さらに、洗浄水は排出ガス流出管に貯留した凝縮水を排気装置にまで押し流し、排気装置において排出ガスとともに外部に放出させる。これにより、EGRクーラの中から腐食性のある凝縮水を押し流して、EGRクーラを洗浄することができる。
また、通常は排出ガス流出管に連続してEGRバルブが連結される。このため、排出ガス流出管側を排出ガス流入管側より上方に位置させることにより、液体噴射手段を作動させているか否かに関係なく、凝縮水がEGRバルブに流れ込むことを防止できる。
上記(5)に記載の内燃機関のEGRシステムにおいては、(6)前記液体は、窓ガラスを洗浄するウインドウォッシャ液であることが好ましい。この構成により、液体は、ウインドウォッシャ液と兼用されることにより、ウインドウォッシャ液タンクに貯留されるようになる。このため、液体を貯留するタンクをウインドウォッシャ液タンクとは別に設ける場合に比べて、省スペース化を図ることができる。
本発明によれば、燃料成分の種類を推定する成分推定部と、推定された燃料成分の種類に基づいて液体の噴射量を調整する噴射量調整部とを備えるので、EGRクーラ内に発生した凝縮水の腐食成分の種類や割合や濃度に対応して、液体噴射手段からEGRクーラ内に噴射する液体の液量を調整できる内燃機関のEGRシステムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関のEGRシステムが搭載された内燃機関を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る内燃機関のEGRシステムに使用されるEGRクーラを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る内燃機関のEGRシステムの主要部を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る内燃機関のEGRシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の内燃機関のEGRシステムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施の形態に係る内燃機関(以下、単にエンジンと呼ぶ)の構成について説明する。本実施の形態のエンジンは、車両に搭載されるもので、ピストンが2往復する間に吸気行程と圧縮行程と膨張行程と排気行程とからなる一連の4行程を行う4サイクルのガソリンエンジンによって構成されている。
図1に示すように、エンジン1は、エンジン本体2と、吸気装置3と、排気装置4と、EGRシステム5とを備えている。
エンジン本体2は、複数のシリンダ(図示せず)と、ウォータジャケット(図示せず)とを有している。ウォータジャケットは、各シリンダの周囲に設けられ、内部に冷却水20を流通させることによりエンジン本体2を冷却するようになっている。
吸気装置3は、吸気管30と、エアクリーナ31と、スロットルバルブ(図示せず)と、吸気マニホールド32とを含んで構成されている。エアクリーナ31は、フィルタにより吸入空気を浄化するようになっている。スロットルバルブは、吸気管30の下流部に設けられるとともに、電子制御式で各シリンダに供給される吸入空気の吸入空気量を調節するようになっている。
吸気マニホールド32は、吸気管30と各シリンダとを接続している。吸入空気は、吸気管30からエアクリーナ31および吸気マニホールド32を経て各シリンダに流入されるようになっている。また、吸気マニホールド32と各シリンダとの接続により、エンジン本体2と吸気装置3とが接続されている。
排気装置4は、排気マニホールド40と、触媒コンバータ41と、排気管42と、排気マフラ43と、テールパイプ44とを順に連結して構成されている。
排気マニホールド40は、各シリンダから排出された排出ガス45を流通させる。この排気マニホールド40と各シリンダとの接続により、エンジン本体2と排気装置4とが接続されている。
触媒コンバータ41は、酸化触媒と還元触媒と助触媒とからなる三元触媒を含んで構成されている。触媒コンバータ41は、例えば、排出ガス45のNOxを還元してNOやNOにし更に炭化水素や一酸化炭素と反応させて窒素ガスにしたり、あるいは排出ガス45の炭化水素や一酸化炭素を酸化して水や二酸化炭素にすることができる。このように、触媒コンバータ41により、排出ガス45の一酸化炭素や窒素酸化物や炭化水素などの有害物質が浄化されるようになっている。
排気マフラ43は、排出ガス45の圧力により排出ガス45の通路面積を調整可能な可変バルブ(図示せず)を備えている。可変バルブは、アイドリング時やエンジン1の低回転時には閉じていて、排出ガス45の通路を縮小して消音効果を高める。また、可変バルブは、エンジン1の高回転時には開いていて、排出ガス45の通路を拡大して低背圧になって排出効率を高めるようになっている。
テールパイプ44の下流側端部は大気に開放されている。このため、排気マフラ43から排出された排出ガス45は、テールパイプ44を経て大気に放出されるようになっている。
EGRシステム5は、上流管50と、EGRクーラ51と、洗浄液噴射システム52と、中間管53と、EGRバルブ54と、下流管55とを含んで構成されている。上流管50と、EGRクーラ51と、中間管53と、EGRバルブ54と、下流管55とは順に連結されている。
上流管50は、排気装置4の排気管42に連結される。また、下流管55は、吸気装置3の吸気マニホールド32に連結されている。すなわち、EGRシステム5は、排気装置4の排出ガス45の一部を吸気装置3に還流させる排気再循環装置として機能するようになっている。
図2に示すように、EGRクーラ51は、ケース60と、冷却媒体流入管61と、冷却媒体流出管62と、排出ガス冷却管63と、排出ガス流入管64と、排出ガス流出管65とを備えている。冷却媒体としては、エンジン1の冷却水20を使用している。
EGRクーラ51は、排出ガス流出管65を排出ガス流入管64より上方に位置するように傾斜して設けられている。本実施の形態では、水平線Hに対して傾斜角θだけ傾斜するようにしている。傾斜角θは車種に応じて適宜設定される。
ケース60は、略円筒形状のケース本体70と、上流側支持プレート71と、下流側支持プレート72とを備えている。ケース本体70の内部では、軸方向に沿って冷却水20が流通する(図2中、白矢頭矢印で示す)。
上流側支持プレート71は、ケース本体70の冷却水20の流通方向の上流側の端部に、該端部を塞ぐように設けられている。上流側支持プレート71は、複数の貫通孔71aを有している。下流側支持プレート72は、ケース本体70の冷却水20の流通方向の下流側の端部に、該端部を塞ぐように設けられている。下流側支持プレート72は、複数の貫通孔72aを有している。上流側支持プレート71の貫通孔71aと下流側支持プレート72の貫通孔72aとは、同数設けられるとともに、ケース本体70を挟んでそれぞれ対向する位置に設けられている。
排出ガス冷却管63はステンレス製で、上流側端部73と、下流側端部74と、壁部75とを備えている。排出ガス冷却管63は排出ガス45を流通させるようになっている(図2中、黒矢頭矢印で示す)。排出ガス冷却管63は、対向する一組の上流側支持プレート71の貫通孔71aおよび下流側支持プレート72の貫通孔72aに貫通される。上流側端部73は、上流側支持プレート71の貫通孔71aに圧入されて、上流側支持プレート71により支持される。上流側端部73には、排出ガス流入管64から排出ガス45が供給される。下流側端部74は、下流側支持プレート72の貫通孔72aに圧入されて、下流側支持プレート72により支持される。下流側端部74から排出ガス流出管65に排出ガス45が排出される。
壁部75は、上流側端部73および下流側端部74の間に設けられるとともに、排出ガス45が流通される方向に延在した環状に形成されている。排出ガス冷却管63では、内部を流通する排出ガス45が、外部を流通する冷却水20との間で熱交換されて冷却される。また、排出ガス冷却管63の内部で排出ガス45が冷却されることにより、排出ガス冷却管63の内部で凝縮水21が発生する場合がある。EGRクーラ51は排出ガス流出管65を排出ガス流入管64より上方に位置するように傾斜して設けられているので、排出ガス冷却管63の内部で発生した凝縮水21は、排出ガス流入管64の方向に流れて排出ガス流入管64に貯留するようになっている。
冷却媒体流入管61は、ケース本体70の冷却水20の流通方向の上流側の端部付近の下部に設けられている。冷却媒体流入管61は、ケース60に冷却水20を流入させるようになっている。冷却媒体流入管61の上流側端部は、冷却媒体供給管76に連結されている。冷却媒体供給管76の上流側端部は、エンジン本体2のウォータジャケットを介して冷却水20の供給ポンプ(図示せず)に連結されている。
冷却媒体流出管62は、ケース本体70の冷却水20の流通方向の下流側の端部付近の上部に取り付けられている。冷却媒体流出管62は、ケース60から冷却水20を流出させるようになっている。冷却媒体流出管62の下流側端部は、冷却媒体排出管77に連結されている。冷却媒体排出管77の下流側端部は、例えばラジエータ(図示せず)に連結されている。
排出ガス流入管64は、ケース本体70の排出ガス45の流通方向の上流側の端部に取り付けられて、排出ガス冷却管63に連結されている。排出ガス流入管64の上流側端部は、上流管50に連結されている。
排出ガス流出管65は、ケース本体70の排出ガス45の流通方向の下流側の端部に取り付けられて、排出ガス冷却管63に連結されている。排出ガス流出管65の下流側端部は、中間管53に連結されている。排出ガス流出管65の上部には、透孔を有する洗浄液噴射孔部65aが形成されている。
図3に示すように、洗浄液噴射システム52は、液体噴射手段80と、位置情報取得手段81と、水量検出手段82と、噴射量調整手段としてのECU83とを含んで構成されている。
液体噴射手段80は、洗浄液タンク90と、洗浄液ポンプ91と、第1の洗浄液管92と、三方弁93と、第2の洗浄液管94とを備えている。洗浄液タンク90は、液体としての洗浄液86を貯留する。本実施の形態では、洗浄液86は、窓ガラスを洗浄するウインドウォッシャ液からなるようにしている。また、洗浄液タンク90はウインドウォッシャ液タンクと兼用するとともに、洗浄液ポンプ91はウインドウォッシャ液ポンプと兼用している。洗浄液ポンプ91は、ウインドウォッシャモータ(図示せず)と、ウインドウォッシャモータにより回転されるインペラ(図示せず)とを備えている。
第1の洗浄液管92は、洗浄液ポンプ91と三方弁93とを連結している。第2の洗浄液管94は、三方弁93と排出ガス流出管65とを連結している。第2の洗浄液管94の排出ガス流出管65への取付端部には、先細のノズル94aが設けられている(図2参照)。ノズル94aは、排出ガス流出管65の上部に形成された洗浄液噴射孔部65aに固着されている。三方弁93は、第1の洗浄液管92および第2の洗浄液管94の他に、窓ガラス(図示せず)に洗浄液86を供給するためのウインドウォッシャ管95に連結されている。
三方弁93が第1の洗浄液管92の流路と第2の洗浄液管94の流路とを連通して、洗浄液ポンプ91が駆動することにより、洗浄液タンク90に貯留された洗浄液86が、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→第2の洗浄液管94という順に流通して、ノズル94aから排出ガス流出管65の内部に噴射される。
また、三方弁93が第1の洗浄液管92の流路とウインドウォッシャ管95の流路とを連通して、洗浄液ポンプ91が駆動することにより、洗浄液タンク90に貯留された洗浄液86が、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→ウインドウォッシャ管95という順に流通して、窓ガラスに噴射される。
位置情報取得手段81は、GPS受信機からなるものとしている。このため、位置情報取得手段81は、GPS情報を用いることによりエンジン1の現在位置の位置情報を取得することができるようになっている。
水量検出手段82は、透過窓96と、水滴センサ97とを備えている。透過窓96は、排出ガス流入管64の下部に設けられている。透過窓96は透明なガラス製としている。これにより、透過窓96は、凝縮水21の有無をEGRクーラ51の外側から視認可能なようになっている。
水滴センサ97は、透過窓96の外側、すなわち排出ガス流入管64の下側に設けられている。水滴センサ97は、いわゆるレインセンサと呼ばれるものとしている。水滴センサ97は、例えばLEDなどの発光素子と、例えばフォトダイオードなどの受光素子とを備えている。そして、発光素子から照射された赤外線が、透過窓96の内側に付着した凝縮水21により反射して受光素子で受光されることにより、凝縮水21の存在を検知する構造となっている。
ECU83は、成分推定部84と、噴射量調整部85とを備えている。また、ECU83は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)と、固定されたデータの記憶を行うROM(Read Only Memory)と、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)と、書き換え可能な不揮発性のメモリからなるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、入出力インターフェース回路とを含んで構成されている。
成分推定部84は、位置情報取得手段81により得られた位置情報に基づいて、予め設定した位置−燃料成分マップ(図示せず)を参照して、当該位置(国または地域)で使用される燃料成分の種類を推定するようになっている。
噴射量調整部85は、成分推定部84により推定された燃料成分の種類と、水量検出手段82により検出された凝縮水21の水量とに基づいて、液体噴射手段80から排出ガス流出管65へ噴射される洗浄液86の液量を調整して設定するようになっている。噴射量の設定においては、凝縮水21の腐食の強度が大きいほど、洗浄液86の噴射量を多く設定する。逆に、凝縮水21の腐食の強度が小さいほど、洗浄液86の噴射量を少なく設定する。この設定の際は、燃料成分の種類と凝縮水21の水量との他に、エンジン1の回転数や走行時間などの運転条件を参照するようにしてもよい。
また、洗浄液86の噴射量は、例えば、凝縮水21の水量を1としたときに、3〜5とすることができる。ただし、この比率に限られないことは勿論である。
図1に示すように、EGRバルブ54は、ステッピングモータ54aと、バルブ本体(図示せず)とを備えている。バルブ本体は、ステッピングモータ54aの駆動により開閉するようになっている。ステッピングモータ54aの回転のステップ数に応じてEGRバルブ54の開度が調整され、排気管42から吸気管30への排出ガス45の流量が調整されるようになっている。EGRバルブ54における排出ガス45の流量の調整は、機関回転速度と機関負荷率に基づいたマップによって決定される。
次に、本実施の形態における内燃機関のEGRシステム5の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。このフローチャートは、ECU83のCPUによって、RAMを作業領域として実行されるEGRシステム5の作動プログラムの実行内容を表す。
まず、ECU83が、エンジン1が始動しているか否かを検出する(ステップS1)。ECU83がエンジン1の始動を検出しなかったときは(ステップS1;NO)、再度エンジン1の始動が検出される(ステップS1)。
ECU83がエンジン1の始動を検出したときは(ステップS1;YES)、ECU83が三方弁93を作動させて、第1の洗浄液管92の流路とウインドウォッシャ管95の流路とを連通させる(ステップS2)。これにより、洗浄液タンク90の洗浄液86は、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→ウインドウォッシャ管95という順で窓ガラスにまで流通可能となる。
そして、ECU83が、EGRバルブ54は全閉か否かを検出する(ステップS3)。ECU83がEGRバルブ54は全閉であると検出したときは(ステップS3;YES)、位置情報取得手段81が現在の位置情報を測定する(ステップS4)。ECU83の成分推定部84は、位置情報取得手段81により得られた位置情報に基づき、位置−燃料成分マップを参照して、現在位置(国や地域)における燃料成分を推定する(ステップS5)。
さらに、水量検出手段82が、排出ガス流入管64における凝縮水21の水量を検出する(ステップS6)。ECU83の噴射量調整部85は、燃料成分と凝縮水21の水量とに基づき、EGRクーラ51内の洗浄が必要かを判定する(ステップS7)。
ECU83の噴射量調整部85がEGRクーラ51内の洗浄は必要であると判断した場合は(ステップS7;YES)、噴射量調整部85は燃料成分および凝縮水21の水量に基づき、必要に応じて運転条件も参照して、洗浄液86の噴射量を設定する(ステップS8)。噴射量の設定においては、凝縮水21の腐食の強度が大きいほど、洗浄液86の噴射量を多くする。すなわち、例えば燃料成分に塩素が含まれると推定され凝縮水21に塩酸が含まれている可能性がある場合、噴射量調整部85は凝縮水21の腐食の強度が大きいと判断して、洗浄液86の噴射量を多く設定する。逆に、凝縮水21の腐食の強度が小さいほど、洗浄液86の噴射量を少なく設定する。
そして、ECU83が三方弁93を作動させて、第1の洗浄液管92の流路と第2の洗浄液管94の流路とを連通させる(ステップS9)。これにより、洗浄液タンク90の洗浄液86は、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→第2の洗浄液管94という順でEGRクーラ51にまで流通可能となる。
ECU83は、ウインドウォッシャスイッチがオンされているか否かを検出する(ステップS10)。ECU83がウインドウォッシャスイッチのオンを検出したときは(ステップS10;YES)、ECU83が三方弁93を作動させて、第1の洗浄液管92の流路とウインドウォッシャ管95の流路とを連通させる(ステップS11)。これにより、洗浄液タンク90の洗浄液86は、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→ウインドウォッシャ管95という順で窓ガラスにまで流通可能となる。
そして、ECU83が、洗浄液ポンプ91の駆動を開始する(ステップS12)。これにより、洗浄液タンク90の洗浄液86は、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→ウインドウォッシャ管95を順に経て、窓ガラスに噴射される。よって、窓ガラスが洗浄される。
そして、操作者により設定された要求量のウインドウォッシャ液が噴射された後、ECU83は洗浄液ポンプ91を停止させる(ステップS13)。さらに、ECU83が三方弁93を作動させて、第1の洗浄液管92の流路と第2の洗浄液管94の流路とを連通させる(ステップS14)。これにより、洗浄液タンク90の洗浄液86は、洗浄液ポンプ91→第1の洗浄液管92→三方弁93→第2の洗浄液管94という順でEGRクーラ51にまで流通可能となる。
ステップS14において第1の洗浄液管92の流路と第2の洗浄液管94の流路とを連通させた後、あるいはステップS10においてECU83がウインドウォッシャスイッチのオンを検出しなかったときは(ステップS10;NO)、ECU83が洗浄液ポンプ91の駆動を開始する(ステップS15)。
このとき、第1の洗浄液管92の流路と第2の洗浄液管94の流路とが連通されている。このため、洗浄液タンク90の洗浄液86は、第1の洗浄液管92→三方弁93→第2の洗浄液管94を順に経て、ノズル94aから排出ガス流出管65の内部に噴射される。
また、EGRクーラ51は、排出ガス流出管65を排出ガス流入管64より高くして傾斜している。しかも、この時点ではEGRバルブ54が閉じているので(ステップS3参照)、EGRクーラ51における排出ガス45の流通はない。
このため、排出ガス流出管65の内部に流入された洗浄液86は、洗浄液86の水圧および傾斜によって排出ガス冷却管63の内部に流れ込み、排出ガス流入管64の内部にまで至る(図2中、一点鎖線矢印で示す)。排出ガス流入管64では、凝縮水21が貯留している場合は、凝縮水21は洗浄水86により押し流される。これにより、EGRクーラ51の凝縮水21が洗浄される。洗浄水86は、さらに上流管50に流れ込み、排気管42に流れ込む。排気管42に流れ込んだ洗浄水86は、排気マフラ43を経てテールパイプ44から外部に放出される。
さらに、ECU83は、洗浄液ポンプ91の駆動中にウインドウォッシャスイッチがオンされたか否かを検出する(ステップS16)。ECU83がウインドウォッシャスイッチのオンを検出したときは(ステップS16;YES)、洗浄液ポンプ91を一旦停止する(ステップS17)。そして、洗浄液86により窓ガラスを洗浄して(ステップS11〜ステップS14)、続いてEGRクーラ51を洗浄する(ステップS15)。再びECU83は、洗浄液ポンプ91の駆動中にウインドウォッシャスイッチがオンされたか否かを検出する(ステップS16)。
また、ECU83がウインドウォッシャスイッチのオンを検出しなかったときは(ステップS16;NO)、洗浄液86をステップS8において設定した噴射量だけ噴射した後、ECU83は洗浄液ポンプ91を停止させる(ステップS18)。
洗浄液ポンプ91が停止された後、あるいはステップS3においてECU83がEGRバルブ54は全閉でないと検出したときは(ステップS3;NO)、ECU83はエンジン1が停止したか否かを判断する(ステップS19)。エンジン1が停止したと判断されない場合は(ステップS19;NO)、再度ECU83が三方弁93を作動させて、第1の洗浄液管92の流路とウインドウォッシャ管95の流路とを連通させる(ステップS2)。エンジン1が停止したと判断された場合は(ステップS19;YES)、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態に係る内燃機関のEGRシステム5によれば、噴射量調整部85は、成分推定部84により推定された燃料成分の種類と、水量検出手段82により検出された凝縮水21の水量とに基づいて、洗浄液86の液量を調整する。このため、EGRクーラ51内に貯留する凝縮水21の腐食成分の種類や割合や濃度や量に対応して、最適な液量の洗浄液86により凝縮水21を洗浄することができるようになる。これにより、洗浄液86を貯留する大型タンクを用いることなく、必要最小限の洗浄液86の液量で凝縮水21を効率よく洗浄することができるようになる。
また、本実施の形態に係る内燃機関のEGRシステム5によれば、位置情報取得手段81がエンジン1の現在位置の位置情報(国や地域など)を取得する。そして、得られた位置情報に基づいて成分推定部84が、位置−燃料成分マップを参照して燃料成分を推定するので、凝縮水21の腐食成分を推定することができるようになる。
また、本実施の形態に係る内燃機関のEGRシステム5によれば、位置情報取得手段81は、GPS情報を用いることにより位置情報を取得するGPS受信機から構成されるので、高精度な位置情報を得ることができるようになる。
また、本実施の形態に係る内燃機関のEGRシステム5によれば、水量検出手段82は、図2に示すように、透過窓96および水滴センサ97を備えている。このため、EGRクーラ51の内部で実際に貯留している凝縮水21を水滴センサ97が直接検出することにより、凝縮水21の水量を高精度に検出することができるようになる。
また、本実施の形態に係る内燃機関のEGRシステム5によれば、排出ガス冷却管63は、排出ガス流出管65側を排出ガス流入管64側より上方に位置するように傾斜して設けられている。このため、排出ガス冷却管63の内部で発生した凝縮水21は、排出ガス冷却管63の傾斜によって排出ガス流入管64に流下して貯留する。
また、EGRバルブ54はEGRクーラ51の排出ガス流出管65側に接続されているので(図1参照)、凝縮水21がEGRバルブ54に流れ込むことを防止できる。さらに、洗浄液86は、排出ガス流出管65から排出ガス冷却管63を経て排出ガス流入管64に流通して凝縮水21を洗浄する。このため、洗浄時に排出ガス冷却管63を流通する洗浄液86および凝縮水21の混合液での腐食の強さは、排出ガス流出管65に凝縮水21が貯留する場合に比べて小さく抑えられる。よって、洗浄時においても排出ガス冷却管63の腐食を抑えることができる。
また、本実施の形態に係る内燃機関のEGRシステム5によれば、洗浄液86はウインドウォッシャ液であるようにしている。このため、洗浄液86はウインドウォッシャ液タンク90に貯留されているので、洗浄液86を貯留するタンクをウインドウォッシャ液タンク90とは別に設ける場合に比べて、省スペース化を図ることができる。
上述した本実施の形態の内燃機関のEGRシステム5においては、噴射量調整部85は、成分推定部84により推定された燃料成分の種類と、水量検出手段82により検出された凝縮水21の水量とに基づいて、洗浄液86の液量を調整する。しかしながら、本発明に係る内燃機関のEGRシステムにおいては、これに限られず、例えば噴射量調整部85は、成分推定部84により推定された燃料成分の種類のみに基づいて、洗浄液86の液量を調整するようにしてもよい。この場合もEGRクーラ51内に貯留する凝縮水21の腐食成分の種類や割合や濃度に対応して、最適な液量の洗浄液86により凝縮水21を洗浄することができるようになる。
また、上述した本実施の形態の内燃機関のEGRシステム5においては、水量検出手段82は透過窓96および水滴センサ97を備えているが、本発明に係る内燃機関のEGRシステムにおいては、これに限られず、他の方式の水量検出センサを利用するものであってもよい。
また、上述した本実施の形態の内燃機関のEGRシステム5においては、図2に示すように、排出ガス冷却管63は、排出ガス流出管65側を排出ガス流入管64側より上方に位置するように傾斜して設けられている。しかしながら、本発明に係る内燃機関のEGRシステムにおいては、これに限られず、例えば排出ガス冷却管63が水平、あるいは排出ガス流出管65側を排出ガス流入管64側より下方に位置するように傾斜して設けるようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態の内燃機関のEGRシステム5においては、洗浄液86はウインドウォッシャ液タンクに貯留されるようにしているが、本発明に係る内燃機関のEGRシステムにおいては、これに限られず、洗浄液86の専用のタンクに貯留するようにしてもよい。また、洗浄液86としては、ウインドウォッシャ液に限られず、真水などを使用してもよい。
以上説明したように、本発明に係る内燃機関のEGRシステムは、EGRクーラの内部を洗浄するために液体を噴射する液体噴射手段を備える場合に好適な内燃機関のEGRシステムに有用である。
1 エンジン(内燃機関)
3 吸気装置
4 排気装置
5 EGRシステム
20 冷却水(冷却媒体)
21 凝縮水
45 排出ガス
51 EGRクーラ
52 洗浄液噴射システム
60 ケース
61 冷却媒体流入管
62 冷却媒体流出管
63 排出ガス冷却管
64 排出ガス流入管
65 排出ガス流出管
80 液体噴射手段
81 位置情報取得手段(GPS)
82 水量検出手段
83 ECU(噴射量調整手段)
84 成分推定部
85 噴射量調整部
86 洗浄液(液体)
96 透過窓
97 水滴センサ

Claims (6)

  1. ケースと、前記ケースに冷却媒体を流入させる冷却媒体流入管と、前記ケースから前記冷却媒体を流出させる冷却媒体流出管と、前記ケースに収容される管からなるとともに、内燃機関の排気装置から排出された排出ガスを内部に流通させ、外部を流通する前記冷却媒体と前記排出ガスとで熱交換して前記排出ガスを冷却する排出ガス冷却管と、前記ケースの外部で前記排出ガス冷却管の前記排出ガスの流通方向の上流側端部に連結される排出ガス流入管と、前記ケースの外部で前記排出ガス冷却管の前記排出ガスの流通方向の下流側端部に連結されるとともに、前記排出ガス冷却管で冷却された前記排出ガスを前記内燃機関の吸気装置に供給する排出ガス流出管と、を有するEGRクーラと、
    前記排出ガス冷却管の内部を洗浄するよう前記内部に液体を噴射する液体噴射手段と、を備える内燃機関のEGRシステムにおいて、
    前記内燃機関の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された前記位置情報に基づいて、予め設定した位置−燃料成分マップを参照して前記現在位置で使用される前記燃料成分の種類を推定する成分推定部と、前記成分推定部により推定された前記燃料成分の種類に基づいて、前記液体噴射手段から噴射される前記液体の液量を調整する噴射量調整部とを有する噴射量調整手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関のEGRシステム。
  2. 前記位置情報取得手段は、GPS情報を用いることにより前記位置情報を取得するGPS受信機から構成されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGRシステム。
  3. 前記EGRクーラで前記排出ガスが冷却されることにより発生した凝縮水の水量を検出する水量検出手段を備えるとともに、
    前記噴射量調整部は、前記成分推定部により推定された前記燃料成分の前記種類と、前記水量検出手段により検出された前記凝縮水の前記水量とに基づいて、前記液体噴射手段から噴射される前記液体の液量を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のEGRシステム。
  4. 前記水量検出手段は、貯留した前記凝縮水を前記EGRクーラの外側から視認可能な透過窓と、前記透過窓の外側に設けられた水滴センサとを備えることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のEGRシステム。
  5. 前記排出ガス冷却管は、前記排出ガス流出管側を前記排出ガス流入管側より上方に位置するように傾斜して設けられるとともに、
    前記液体噴射手段は、前記排出ガス流出管側から前記排出ガス流入管側に向けて前記液体を噴射するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関のEGRシステム。
  6. 前記液体は、窓ガラスを洗浄するウインドウォッシャ液であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の内燃機関のEGRシステム。
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