JP5118460B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの排気を浄化する排気浄化装置に関し、特にアンモニア選択還元型NOx触媒にアンモニアを供給するための尿素水を貯留する尿素水タンクを備えた排気浄化装置に関する。
エンジンの排気中に含まれる汚染物質の1つであるNOx(窒素酸化物)を浄化するための排気浄化装置として、エンジンの排気通路にアンモニア選択還元型NOx触媒を配設し、還元剤としてアンモニアをアンモニア選択還元型NOx触媒に供給することにより、NOxを還元して排気を浄化するようにした排気浄化装置が知られている。
このような排気浄化装置では、アンモニアをアンモニア選択還元型NOx触媒に供給するために、アンモニアに比べて取り扱いが容易な尿素水を排気中に供給するのが一般的である。例えば特許文献1に記載された排気浄化装置では、尿素タンク内に貯留した尿素水を尿素水インジェクタによりアンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気中に噴射するように構成している。
ところで、尿素水インジェクタには、尿素水を圧縮空気と共に噴射する、いわゆるエアアシスト方式と、圧縮空気を用いずに尿素水のみを噴射する、いわゆるエアレス方式とがある。後者のエアレス方式の場合、排気中への尿素水の供給量を調整するためのソレノイドバルブと、実際に尿素水が噴射されるノズルとの間の距離が長いと、ソレノイドバルブを閉じた後にソレノイドバルブとノズルとの間に残留する尿素水が固化して目詰まりを生じる可能性があるため、ソレノイドバルブとノズルとを一体化した尿素水インジェクタが用いられる。従って、ソレノイドバルブとノズルとを一体化した尿素水インジェクタにおいては、ソレノイドバルブ用の駆動ソレノイドが尿素水インジェクタに組み込まれている。
尿素水インジェクタは尿素水を排気中に噴射するために、排気の熱によって高温となる排気通路に装着されるが、駆動ソレノイドの温度が過度に上昇した場合、絶縁不良や焼き付きなどの問題が生じるおそれがある。そこで、駆動ソレノイドの温度が過剰に上昇するのを防止するため、尿素水インジェクタに供給された尿素水の一部を排気中に噴射すると共に、供給された尿素水の残部で尿素水インジェクタを冷却するようにした冷却機構付尿素水インジェクタが開発されている。このような冷却機構付尿素水インジェクタを用いた排気浄化装置においては、尿素水インジェクタの冷却に使用された尿素水が、尿素水を貯留するための尿素水タンクに戻されるようになっている。
特開2005−337112号公報
ところが、上述した冷却機構付尿素水インジェクタを用いて、尿素水タンクから供給された尿素水を排気中に噴射するようにした場合、尿素水インジェクタの冷却に使用されて温度の上昇した尿素水が尿素水タンクに戻されるため、尿素水タンク内の尿素水の温度は徐々に上昇していくことになる。一方、尿素水の消費が進むことにより、尿素水タンク内に残留する尿素水の量が減少していく。従って、尿素水タンク内に少量の尿素水しか残っていない状態で、上述のように温度の上昇した尿素水が尿素水タンクに戻されると、尿素水タンク内の尿素水が過度に上昇する可能性がある。
特に、アンモニア選択還元型NOx触媒の上流側に、排気中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタを配設している排気浄化装置の場合、パティキュレートフィルタの強制再生を行う場合にアンモニア選択還元型NOx触媒に流入する排気の温度が600℃前後まで上昇するため、高温の排気の熱を受けた尿素水が尿素水タンクに戻されることによって尿素水タンク内の尿素水が過度に上昇しやすくなる。
このようにして尿素水タンク内の尿素水の温度が過度に上昇すると、特許文献1の技術では、尿素水インジェクタを効果的に冷却できなくなるという問題が生じるだけでなく、尿素水タンク内の尿素水からアンモニアが生成されてタンク内圧調整機構から大気中に漏れ出してしまうという問題が生じてしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、尿素水タンク内の尿素水の過度な温度上昇を防止することが可能な排気浄化装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、エンジンの排気通路に配設され、アンモニアを還元剤として排ガスに含まれるNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、尿素水を貯留する尿素水タンクと、駆動用ソレノイドが組み込まれて上記排気通路に設けられ、尿素水タンクから供給された尿素水の一部を、アンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気中に噴射すると共に、尿素水の残部を尿素水タンクに戻す尿素水インジェクタと、尿素水タンク内の尿素水の温度を検出する温度検出手段と、尿素水インジェクタを駆動制御する制御手段とを備え、制御手段が、温度検出手段により検出された尿素水の温度が、尿素水タンク内でのアンモニアの生成を抑制可能な温度として予め設定された補充要求温度を越えたときに、運転者に対して尿素水タンクへの尿素水の補充を要求するものである。
従って、排気浄化装置の作動中において、尿素水タンクから尿素水インジェクタに尿素水が供給され、この尿素水はアンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気中に噴射されて排気熱により加水分解されてアンモニアを生成し、生成されたアンモニアが還元剤としてアンモニア選択還元型NOx触媒によるNOx還元に使用される。尿素インジェクタから噴射される尿素水は尿素タンクから供給される全量の一部であり、尿素インジェクタで消費されなかった残部の尿素水は尿素水インジェクタを冷却した後に尿素タンクに戻される。
一方、尿素水タンク内の尿素水の温度は、尿素水インジェクタを冷却後の温度上昇した尿素水が戻されることにより次第に上昇する。例えば、尿素水の温度が所定のフェイル判定温度を越えたときには、排気浄化装置のシステム異常と見なして作動停止等の対処が行われるが、それ以降は排気浄化装置によるNOx浄化作用が得られなくなる。
本発明においては、排気浄化装置がシステム異常に陥る以前の段階、即ち、尿素水の温度が尿素水タンク内でのアンモニアの生成を抑制可能な補充要求温度を越えたと判定した時点で、制御手段により運転者に対して尿素水の補充が要求される。従って、この尿素水の補充要求に呼応して運転者により尿素水タンクに尿素水が補充されることから、尿素水タンク内の尿素水の過度な温度上昇が未然に防止され、システム異常による排気浄化装置の作動停止に伴う不具合、例えば排ガス特性の悪化や運転者に対する走行制限等を回避可能となる。
請求項2の発明は、請求項1において、尿素水タンク内の尿素水の貯留量を検出する貯留量検出手段をさらに備え、制御手段が、尿素水の温度が補充要求温度を越えたときに、貯留量検出手段により検出された尿素水の貯留量と、最も温度上昇し易い運転条件において尿素水の温度を補充要求温度以下に抑制可能な貯留量として予め設定されたフェイル判定貯留量とを比較し、検出された貯留量がフェイル判定貯留量以下のときに運転者に対して尿素水タンクへの尿素水の補充を要求し、検出された貯留量がフェイル判定貯留量を越えているときにはシステム異常の判定を下すものである。
尿素水タンク内の尿素水の温度上昇状況は、エンジン負荷に応じた尿素水インジェクタでの尿素水の受熱量、或いは外気温等の影響を受け、例えば、エンジン負荷増大に伴って尿素水インジェクタでの尿素水の受熱量が増加したり、外気温が上昇したりした場合には、尿素タンク内の尿素水が温度上昇し易く、逆の場合には、尿素水が温度上昇し難い。このような一般的な温度上昇要因を考慮して、最も温度上昇し易い運転条件でも尿素水タンク内の尿素水が補充要求温度以下に抑制される貯留量としてフェイル判定貯留量が設定されている。
従って、尿素水の温度が上記補充要求温度を越えたときに、検出された尿素水の貯留量がフェイル判定貯留量以下であれば、尿素水の温度上昇が尿素水の不足に起因するものと推測でき、尿素水の補充要求に呼応して運転者が尿素水を補充することにより、尿素水タンク内の尿素水の過度な温度上昇が未然に防止される。
一方、尿素水の温度が上記補充要求温度を越えたときに、検出された尿素水の貯留量がフェイル判定貯留量を越えていれば、尿素水の温度上昇が尿素水タンクでの尿素水の不足以外の要因、即ち、排気浄化装置のシステム異常に起因するものと推測できる。よって、請求項1において述べた尿素水温度がフェイル判定温度を越えて排気浄化装置が作動停止される以前の段階でシステム異常の判定が下され、より早期に運転者へのシステム異常の警告や排気浄化装置の作動停止等の対処が行われる。
請求項3の発明は、請求項1において、記補充要求温度を60〜70℃の間の温度に設定したものである。
従って、尿素水タンク内の尿素水は常に60〜70℃の間に設定された温度以下に抑制されて、アンモニアの生成が防止される。
以上説明したように請求項1の発明の排気浄化装置によれば、尿素水の温度が尿素水タンク内でのアンモニアの生成を抑制可能な補充要求温度を越えたと判定した時点で運転者に対して尿素水の補充を要求するため、この補充要求に呼応して運転者により尿素水が補充されることにより尿素水タンク内の尿素水の過度な温度上昇を未然に防止でき、もって過度な温度上昇により排気浄化装置が作動停止したときの種々の不具合を回避することができる。
請求項2の発明の排気浄化装置によれば、請求項1に加えて、尿素水の温度が補充要求温度を越え、且つ、検出された尿素水の貯留量がフェイル判定貯留量を越えているときにシステム異常の判定を下すことから、より早期にシステム異常への対処を行うことができる。
請求項3の発明の排気浄化装置によれば、請求項1に加えて、尿素水タンク内の尿素水を常に60〜70℃の間に設定された温度以下に抑制でき、もってアンモニアの生成を確実に防止することができる。
[第1実施形態]
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の排気浄化装置が適用された4気筒のディーゼルエンジン(以下、エンジンという)の全体構成図を示しており、図1に基づき本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
エンジン1は各気筒共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料を、各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒内に燃料が噴射される。
吸気通路6にはターボチャージャ8が装備されており、図示しないエアクリーナから吸入された吸気は、吸気通路6からターボチャージャ8のコンプレッサ8aへと流入し、コンプレッサ8aで過給された吸気はインタークーラ10及び吸気絞り弁12を介して吸気マニホールド14に導入される。また、吸気通路6のコンプレッサ8aより上流側には、エンジン1への吸入空気流量を検出するための吸気量センサ16が設けられている。
一方、エンジン1の各気筒から排気が排出される排気ポート(図示せず)は、排気マニホールド18を介して排気管20(排気管)に接続されている。なお、排気マニホールド18と吸気マニホールド14との間には、EGR弁22を介して排気マニホールド18と吸気マニホールド14とを連通するEGR通路24が設けられている。
排気管20はターボチャージャ8のタービン8bを経た後、排気絞り弁26を介して排気後処理装置28に接続されている。また、タービン8bの回転軸はコンプレッサ8aの回転軸と連結されており、タービン8bが排気管20内を流動する排気を受けてコンプレッサ8aを駆動するようになっている。
排気後処理装置28は、上流側ケーシング30(排気通路)と、上流側ケーシング30の下流側に連通路32で連通された下流側ケーシング34(排気通路)とで構成されている。上流側ケーシング30内には、前段酸化触媒36が収容されると共に、この前段酸化触媒36の下流側にはDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)38が収容されている。DPF38は、排気中のパティキュレートを捕集することによりエンジン1の排気を浄化するために設けられる。また前段酸化触媒36は、排気中のNO(一酸化窒素)を酸化させてNO(二酸化窒素)を生成するので、このように前段酸化触媒36とDPF38とを配置することにより、DPF38に捕集されて堆積しているパティキュレートは、前段酸化触媒36から供給されたNOと反応して酸化し、DPF38の連続再生が行われるようになっている。
一方、下流側ケーシング34内には、アンモニアを吸着し、吸着したアンモニアを還元剤として排気中のNOx(窒素酸化物)を選択還元して排気を浄化するアンモニア選択還元型NOx触媒(以下SCR触媒という)40が収容されると共に、このSCR触媒40の下流側にはSCR触媒40から流出したアンモニアを除去するための後段酸化触媒42が収容されている。この後段酸化触媒42は、DPF38の強制再生でパティキュレートが焼却される際に発生するCO(一酸化炭素)を酸化し、CO(二酸化炭素)として大気中に排出する機能も有している。
また、連通路32には、連通路32内の排気中に尿素水を噴射供給する尿素水インジェクタ44が設けられている。この尿素水インジェクタ44は、バルブ機構(図示せず)の開閉によって尿素水の噴射を行うものであり、このバルブ機構の開閉を行うための駆動用ソレノイド(図示せず)が組み込まれている。尿素水インジェクタ44は、供給された尿素水の一部をバルブ機構の開閉によって排気中に噴射すると共に残部を冷却に用い、尿素水インジェクタ44の駆動用ソレノイドなどの温度が排気の熱を受けて過剰に上昇しないようにしている。なお、このような尿素水インジェクタ44は既に知られており、ここではその詳細な構成についての説明は省略する。
尿素水インジェクタ44は、尿素水供給パイプ46及び尿素水供給ポンプ52を介して尿素水タンク50の底面に接続され、尿素水タンク50内に貯留された尿素水が尿素水供給ポンプ52により尿素水インジェクタ44を介して尿素水インジェクタ44に所定圧力で供給される。また、尿素水タンク50の側壁上部は尿素水リターンパイプ48を介して尿素水インジェクタ44に接続され、尿素水インジェクタ44から噴射されずに冷却に使用された尿素水が尿素水リターンパイプ48を介して尿素水タンク50内に流入する。
尿素水インジェクタ44から噴射された霧状の尿素水は、排気の熱により加水分解してアンモニアとなり、SCR触媒40に供給される。SCR触媒40は供給されたアンモニアを吸着し、吸着したアンモニアと排気中のNOxとの脱硝反応を促進することにより、NOxを浄化して無害なNとする。なお、このとき、アンモニアがNOxと反応せずにSCR触媒40から流出した場合には、このアンモニアが後段酸化触媒42によって除去されるようになっている。
尿素水タンク50内には上面より尿素水レベルセンサ68が挿入配置され、尿素水レベルセンサ68の下端は尿素水タンク50の底面近傍に位置している。尿素水レベルセンサ68は尿素水タンク50内の尿素水の液面レベルHを検出するように構成され、具体的には、液面レベルHに応じた静電容量の変化を利用した静電容量式、或いはフロートの沈降を利用したフロート式等の原理を利用したレベルセンサ等が用いられている。尿素水タンク50は上下方向の各部位の閉断面積が略等しい形状をなしていることから、尿素水レベルセンサ68により検出される液面レベルHは、尿素水タンク50内の尿素水の貯留量と相関すると見なすことができる。
尿素水レベルセンサ68の下端近傍には尿素水温度センサ70が装着され、この尿素水温度センサ70は尿素水タンク50内に貯留された尿素水の温度Tを検出するようになっている。
一方、車室内には、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えたECU(電子制御ユニット)72が設置されている。ECU21の入力側には、エンジン1の各気筒のインジェクタ4、吸気絞り弁12、EGR弁22、排気絞り弁26、尿素水インジェクタ44、尿素水供給ポンプ52等のデバイス類が接続され、ECU72の出力側には、尿素水レベルセンサ68、尿素水温度センサ70、運転席に設けられた尿素水の補充要求のための補充要求警告灯74、同じく運転席に設けられた排気浄化装置のシステム異常を警告するための異常警告灯76等のセンサ類が接続されている。
例えば、ECU72は、機関回転速度や負荷等のエンジン1の運転状態に基づき、インジェクタ4の噴射量、噴射圧、噴射時期を制御してエンジン1を運転する。また、ECU72は、尿素水インジェクタ44の近傍に配設された図示しない温度センサにより検出される排ガス温度に基づき、尿素水インジェクタ44からの尿素水の噴射状態を制御し、これによりSCR触媒40に浄化作用を発揮させる。また、ECU72は、尿素水レベルセンサ68により検出された液面レベルHを常時監視し、液面レベルHが予め設定された所定値未満まで低下して、尿素水タンク50内の尿素水が残り少なくなったと推測されるときには、補充要求ランプ74を点灯させて運転者に尿素水の補充を促す。
一方、尿素水インジェクタ44の冷却に用いられた尿素水は、尿素水インジェクタ44から奪った熱によって温度が上昇しており、この尿素水が尿素水タンク50に戻されることにより、尿素水タンク50内の尿素水の温度も徐々に上昇していく。特に、DPF38に堆積したパティキュレートを除去するためにDPF38の強制再生を行う際には、DPF38から流出してSCR触媒40に流入する排気の温度が600℃前後まで上昇するため、尿素水タンク50内の尿素水の温度も、DPF38の強制再生が行われない場合に比べ、大きく上昇する。
尿素水タンク50内の尿素水の温度が過度に上昇すると、尿素水インジェクタ44を効果的に冷却できなくなるだけでなく、尿素水からアンモニアが生成され易くなって尿素水タンク50の外に漏れ出す虞がある。そこで本実施形態では、尿素水タンク50内の尿素水がアンモニアを生成し始める以前の段階で運転者に尿素水の補充を促す対策を講じており、以下、この対策のためのECU72の処理ついて説明する。
ECU72はエンジン1の運転中に図2に示す尿素水温度監視ルーチンを所定の制御インターバルで実行している。
まず、ステップS2で尿素水温度センサ70により検出された尿素水の温度Tが予め設定されたフェイル判定温度Tfを越えているか否かを判定し、判定がNo(否定)のときにはステップS4に移行する。ステップS4では尿素水温度センサ70により検出された尿素水の温度Tが予め設定された補充要求温度T0を越えているか否かを判定し、判定がNoのときには一旦ルーチンを終了する。
フェイル判定温度T0は、尿素水タンク50内での尿素水からのアンモニアの生成等により、排気浄化装置の正常な作動を継続不能なときの尿素水温度として設定された閾値である。このフェイル判定温度Tfに対して、補充要求温度T0はより低温域に設定された閾値であり、具体的には、尿素水タンク50内で尿素水が温度上昇に伴ってアンモニアを生成し始める温度より若干低温側に設定されている。このような趣旨を鑑みて、例えば補充要求温度T0は60〜70℃の間の温度に設定される。
ここで、エンジン1の高負荷運転の継続等により尿素水タンク50内の尿素水の温度が低温域から次第に上昇した状況を想定して説明を続ける。図3はこのときの尿素水の温度Tの変化状況と各閾値Tf,T0との関係を示すタイムチャートである。尿素水タンク50内の尿素水の温度Tは、尿素水インジェクタ44を冷却後の温度上昇した尿素水が戻されることにより次第に上昇し、まず補充要求温度T0を越える。このときの尿素水の温度上昇の要因としては、エンジン負荷の増大の他に外気温の上昇等も考えられるが、何れの要因にしても、尿素水タンク50内に十分な量の尿素水が貯留されているときには補充要求温度T0を越えることはなく、尿素水インジェクタ44からの噴射により尿素水タンク50内の尿素水がかなり減少したことと重なって発生するものである。尿素水の温度上昇を受けて、ECU72はステップS4でYes(肯定)の判定を下してステップS6に移行し、このステップS6で補充要求ランプ74を点灯させた後にルーチンを終了する。
従って、補充要求ランプ74の点灯に基づき運転者は尿素水の補充の必要性を認識し、その後、自車の走行ルート上の尿素水ステーションに立ち寄ったとき等に、尿素水タンク50に尿素水を補充する。尿素水ステーション等では常温の尿素水が供給されるため、図3に示すように、この尿素水の補充により尿素水タンク50内の尿素水の温度Tは急激に低下する。
一方、このように尿素水の温度Tが補充要求温度T0を越えても、運転者により適切な尿素水の補充が実行されれば、尿素水の温度Tがさらに上昇してフェイル判定温度T0を越えることはない。しかしながら、運転者が補充要求ランプ74を見逃したり、或いは適切な尿素水ステーションが見つからずに尿素水を補充できなかったりした場合には、尿素水の温度Tがさらに上昇してフェイル判定温度T0を越えてしまうことも起こり得る。このような状況では、ECU72はステップS2でYesの判定を下し、ステップS8に移行して尿素水インジェクタ44の噴射を停止し、続くステップS10で異常警告ランプ76を点灯させた後、ルーチンを終了する。異常警告ランプ76の点灯に基づき運転者は排気浄化装置のシステム異常を認識し、例えば走行中には比較的NOx排出量が少ないエンジン運転域を保つような走行を心がけると共に、可能な限り早期に整備工場に車両を持込む。
以上のように本実施形態の排気浄化装置では、尿素水タンク50内に貯留された尿素水の温度Tが補充要求温度T0を越えた時点で補充要求ランプ74の点灯により運転者に尿素水の補充を促すようにしたため、尿素水の温度Tがさらに上昇したときのステップS8の処理に基づく排気浄化装置の作動停止を未然に防止できる。よって、排気浄化装置の作動停止に伴う不具合、例えば排ガス特性の悪化や上記した運転者に対する車両の走行制限等を未然に回避することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は上記第1実施形態に対してECU72の処理内容を変更したものであり、その他の図1に示す全体構成等は共通している。そこで、共通する構成の箇所は同一部材番号を付して説明を省略し、相違点を重点的に述べる。
本実施形態は、尿素水タンク50内の尿素水の減少以外の要因により、尿素水の温度上昇が生じた場合を想定した対策を講じたものである。このような状況は、排気浄化装置に何らかの異常が生じた場合に発生する。例えば尿素水タンク50内には、尿素水の凍結防止のために内部にエンジン冷却水を循環させるヒータが内蔵されているが、冷却水の循環を制御するバルブが開固着してヒータ内で高温の冷却水が循環し続けたときには、たとえ尿素水タンク50内に十分な量の尿素水が貯留されていても、ヒータの加熱により尿素水の温度Tは補充要求温度T0を越えてしまう可能性がある。
ECU72は、図4に示す尿素水温度監視ルーチンを所定の制御インターバルで実行している。尿素水の温度Tが補充要求温度T0を越えてステップS4の判定がYesになると、ステップS12に移行して尿素水レベルセンサ68により検出された液面レベルHが予め設定されたフェイル判定貯留量H0を越えているか否かを判定する。フェイル判定貯留量H0は、最も温度上昇し易い運転条件において尿素水タンク50内の尿素水の温度Tを補充要求温度T0以下に抑制可能な貯留量として設定された閾値である。
図5は、尿素水タンク50内の尿素水の液面レベルH(上記のように貯留量と相関する)と尿素水の温度Tとの関係を示す特性図である。通常時に発生し得る液面レベルHと温度Tとの関係は図中にハッチングで囲った領域内で成立し、全体として液面レベルHが高いほど温度Tが低温側に抑制される傾向を示している。この特性にエンジン負荷や外気温等の影響を加味することによりハッチング領域の幅が形成されており、ハッチング領域内の右方ほど、エンジン負荷の増大や外気温の上昇等により尿素水が温度上昇し易い運転条件と見なすことができる。
また、エンジン負荷や外気温等以外の要因が重なったときには、図中に破線で示すように、液面レベルHと温度Tとの関係がハッチング領域よりも高レベル・高温側で成立する。上記フェイル判定貯留量H0は、補充要求温度Tに対応する液面レベルHにおいてハッチング領域内の最も高レベル側の位置に設定されており、このフェイル判定貯留量H0以上の液面Hを維持すれば、エンジン負荷や外気温が共に最も高い場合(最も温度上昇し易い運転条件)を含む全ての運転条件において、尿素水の温度Tを補充要求温度T0以下に保持できることを意味する。なお、フェイル判定貯留量H0はハッチング領域内の境界線に一致させることなく、それよりも若干高レベル側に設定してもよい。
ECU72はステップS12の判定がNoのときには、ステップS6に移行して補充要求ランプ74を点灯させる。図6は尿素水の温度T及び液面レベルHの変化状況と各閾値Tf,T0,H0との関係を示すタイムチャートであり、一点鎖線で示すように、このときの液面レベルHはフェイル判定値H0以下であり、尿素水の温度上昇が尿素水タンク50内の尿素水の不足に起因するものと推測できる。よって、補充要求ランプ74の点灯に呼応して運転者が尿素水を補充することにより、尿素水タンク50内の尿素水の過度な温度上昇を未然に防止することができる。
ステップS12の判定がYesのときにはシステム異常の判定を下し、ステップS10に移行して異常警告ランプ76を点灯させる。図6に実線で示すように、このときの液面レベルHはフェイル判定値H0を越えていることから尿素水タンク50内の尿素は十分に貯留されていると見なすことができる。よって、尿素水の温度上昇が尿素水の不足以外の要因にあり、上記した凍結防止用ヒータのバルブの開固着が要因として推測される。そして、尿素水の温度上昇の要因が排気浄化装置のシステム異常にあることから、尿素水の補充では温度上昇を抑制できず、結果としてステップS2でのフェイル判定温度T0に基づく判定と同じく、運転者への警告を行っているのである。
運転者は異常警告ランプ76の点灯により排気浄化装置のシステム異常を認識し、車両を整備工場に持ち込む。また、このような対処が行われなかったときには、尿素水の温度Tがさらに上昇してフェイル判定温度T0を越えた時点で、ステップS8,10の処理により排気浄化装置が作動停止されると共に、再度運転者への警告が実行される。
以上のように本実施形態の排気浄化装置では、尿素水の温度Tが補充要求温度T0を越え、且つ尿素水の液面レベルHがフェイル判定貯留量H0を越えているときには、排気浄化装置のシステム異常の判定を下して運転者への警告を行っている。このようなシステム異常が発生すると、たとえ尿素水を補充したとしても尿素水の温度上昇は解消できず、何れかの時点でフェイル判定温度T0に基づき同様の判断が下されるのであるが、本実施形態では、より早期の時点でシステム異常の判定が下されて運転者への警告が行われる。そして、この時点では排気浄化装置の作動を停止させていないことからSCR触媒40によるNOx浄化機能が支障なく発揮されており、良好な排ガス特性を維持したまま整備工場まで車両を走行させることができる。
なお、ステップS12の判定がYesになったときに、直ちにステップS8,10の処理を実行して排気浄化装置の作動停止と運転者への警告とを行ってもよい。システム異常を抱えている限り、何れかの時点で排気浄化装置を作動停止させる必要が生じ、一方、たとえ尿素水の温度Tがフェイル判定温度T0を越えていなくても、温度上昇に起因する尿素水インジェクタ44の冷却不足や尿素水の適正範囲を越えた濃縮等は避けられない。よって、早期に排気浄化装置の作動を停止させることで、これらの好ましくない現象を未然に防止することができる。
以上で本発明の一実施形態に係る排気浄化装置についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、尿素水インジェクタ44により尿素水のみを排気中に噴射するようにしたが、圧縮空気と共に尿素水を排気中に噴射するようにした尿素水インジェクタを用いる場合であっても、駆動用ソレノイドが尿素水インジェクタに組み込まれたタイプの尿素水インジェクタを用い、尿素水で尿素水インジェクタの冷却を行うようにする場合には、同様に本願発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、上流側ケーシング30内に前段酸化触媒36とDPF38を収容すると共に、下流側ケーシング34内にSCR触媒40と後段酸化触媒42を収容して排気後処理装置28を構成するようにしたが、排気後処理装置28の構成はこれに限定されるものではない。即ち、排気後処理装置28としては、SCR触媒40と、このSCR触媒40の上流側に設けられた尿素水インジェクタ44とを備えていればよい。
更に、上記実施形態では、エンジン1を4気筒のディーゼルエンジンとしたが、エンジン1の気筒数及び形式は、これに限定されるものではない。
本発明の排気浄化装置が適用された4気筒のディーゼルエンジンの全体構成図である。 第1実施形態のECUが実行する尿素水温度監視ルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態における尿素水の温度の変化状況と各閾値との関係を示すタイムチャートである。 第2実施形態のECUが実行する尿素水温度監視ルーチンを示すフローチャートである。 尿素水タンク内の尿素水の液面レベルと尿素水の温度との関係を示す特性図である。 第2実施形態における尿素水の温度及び液面レベルの変化状況と各閾値との関係を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン
30 上流側ケーシング(排気通路)
34 下流側ケーシング(排気通路)
40 SCR触媒(アンモニア選択還元型NOx触媒)
44 尿素水インジェクタ
50 尿素水タンク
68 尿素水レベルセンサ(貯留量検出手段)
70 尿素水温度センサ(温度検出手段)
72 ECU(制御手段)

Claims (3)

  1. エンジンの排気通路に配設され、アンモニアを還元剤として排ガスに含まれるNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、
    尿素水を貯留する尿素水タンクと、
    駆動用ソレノイドが組み込まれて上記排気通路に設けられ、上記尿素水タンクから供給された尿素水の一部を、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気中に噴射すると共に、上記尿素水の残部を上記尿素水タンクに戻す尿素水インジェクタと、
    上記尿素水タンク内の尿素水の温度を検出する温度検出手段と、
    上記尿素水インジェクタを駆動制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記温度検出手段により検出された尿素水の温度が、上記尿素水タンク内でのアンモニアの生成を抑制可能な温度として予め設定された補充要求温度を越えたときに、運転者に対して上記尿素水タンクへの尿素水の補充を要求することを特徴とする排気浄化装置。
  2. 上記尿素水タンク内の尿素水の貯留量を検出する貯留量検出手段をさらに備え、
    上記制御手段は、上記尿素水の温度が上記補充要求温度を越えたときに、上記貯留量検出手段により検出された尿素水の貯留量と、最も温度上昇し易い運転条件において尿素水の温度を上記補充要求温度以下に抑制可能な貯留量として予め設定されたフェイル判定貯留量とを比較し、検出された貯留量が上記フェイル判定貯留量以下のときに運転者に対して上記尿素水タンクへの尿素水の補充を要求し、検出された貯留量が上記フェイル判定貯留量を越えているときにはシステム異常の判定を下すことを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 上記補充要求温度は60〜70℃の間の温度に設定されることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
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