JP5834831B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、還元剤供給機構内への排気の吸い込みを極力抑えることのできる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、排気に液状の還元剤を供給する供給通路と、機関停止後に前記供給通路から還元剤を回収する回収手段とを有する還元剤供給機構を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、機関が停止してから還元剤の回収が開始されるまでの時間を機関が停止したときの排気温度に基づいて変更することをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置において、機関が停止してから還元剤の回収が開始されるまでの時間は、前記排気温度が高いときほど長くされることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記排気通路内の温度を検出する温度センサを備えており、機関停止後において、所定の通電周期にて前記温度センサへの通電を行って前記排気通路内の温度を検出し、同温度を検出した後は次の通電周期まで前記温度センサへの通電を中止することをその要旨とする。
以下、この発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
エンジン1には複数の気筒#1〜#4が設けられている。シリンダヘッド2には複数の燃料噴射弁4a〜4dが取り付けられている。これら燃料噴射弁4a〜4dは各気筒#1〜#4の燃焼室に燃料を噴射する。また、シリンダヘッド2には新気を気筒内に導入するための吸気ポートと、燃焼ガスを気筒外へ排出するための排気ポート6a〜6dとが各気筒#1〜#4に対応して設けられている。
排気通路26の途中には、排気圧を利用して気筒に導入される吸入空気を過給するターボチャージャ11が設けられている。同ターボチャージャ11の吸気側コンプレッサと吸気絞り弁16との間の吸気通路3にはインタークーラ18が設けられている。このインタークーラ18によって、ターボチャージャ11の過給により温度上昇した吸入空気の冷却が図られる。
一方、機関停止直後であるときには(S100:YES)、機関が停止したときの第2排気温度TH2に基づいてカウンタ判定値KHが設定される(S110)。このカウンタ判定値KHは、機関停止後、尿素添加弁230の周辺の温度が凍結危険温度DAに低下するまでに要する時間に相当する値である。なお、凍結危険温度DAとは、尿素水が凍結するおそれのある温度である。そして、図3に示すように、カウンタ判定値KHは、機関が停止したときの第2排気温度TH2が高いときほど大きい値が設定される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
(1)機関が停止したときの第2排気温度TH2に基づいてカウンタ判定値KHを設定し、停止後カウンタKSがカウンタ判定値KH以上となったときに回収制御を実行するようにしている。つまり、機関が停止してから尿素水の回収が開始されるまでの時間は、機関が停止したときの第2排気温度TH2に基づいて変更される。そのため、機関の再始動によって尿素水の回収が行われなくなる機会が増える、換言すれば排気の吸い込み頻度が低くなる。従って、尿素水の凍結を抑えつつ、尿素水供給機構200内への排気の吸い込みを極力抑えることができるようになる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した第2実施形態について、図4を参照して説明する。
本処理が開始されるとまず、機関停止中であるか否かが判定される(S200)。そして、機関停止中でないときには(S200:NO)、本処理は一旦終了される。
機関停止後の排気通路26内の温度(第2排気温度TH2)が判定温度FT以下となったときに尿素水の回収を開始するようにしているため、機関停止直後から回収制御を開始する場合と比較して、機関停止後における尿素水の回収タイミングが遅くなる。これにより機関の再始動によって尿素水の回収が行われなくなる機会が増える、換言すれば排気の吸い込み頻度が低くなる。そのため、特に、機関の始動及び停止が短時間の間に繰り返し行われる場合には、従来の装置に比べて排気の吸い込み頻度が非常に低くなる。
(1)機関停止後の排気通路26内の温度(第2排気温度TH2)が判定温度FT以下となったときに尿素水の回収制御を実行するようにしている。そのため、機関の再始動によって尿素水の回収が行われなくなる機会が増える、換言すれば排気の吸い込み頻度が低くなる。従って、尿素水の凍結を抑えつつ、尿素水供給機構200内への排気の吸い込みを極力抑えることができるようになる。
(第3実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した第3実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。
本処理が開始されるとまず、機関停止中であるか否かが判定される(S300)。そして、機関停止中でないときには(S300:NO)、本処理は一旦終了される。
一方、現在の停止後カウンタKSが、前回カウンタ値KPに所定値Aを加算した値であるときには(S320:YES)、現在の停止後カウンタKSの値が前回カウンタ値KPとして制御装置80に記憶されることにより、前回カウンタ値KPが更新される。
まず、本実施形態でも第2実施形態と同様に、機関停止後の排気通路26内の温度(第2排気温度TH2)が判定温度FT以下となったときに尿素水の回収を開始するようにしているため、第2実施形態と同様な作用が得られる。つまり、機関停止直後から回収制御を開始する場合と比較して、機関停止後における尿素水の回収タイミングが遅くなる。これにより機関の再始動によって尿素水の回収が行われなくなる機会が増える、換言すれば排気の吸い込み頻度が低くなる。そのため、特に、機関の始動及び停止が短時間の間に繰り返し行われる場合には、従来の装置に比べて排気の吸い込み頻度が非常に低くなる。
(2)機関停止後において、所定の通電周期にて第2排気温度センサ120への通電を行って排気通路26内の温度を検出し、温度を検出した後は次の通電周期まで第2排気温度センサ120への通電を中止するようにしている。そのため、機関停止中の消費電力を抑えることができるようになる。
・第1実施形態では、第2排気温度TH2をセンサで検出するようにしたが、機関運転状態に基づいて推定するようにしてもよい。また、第2実施形態でも、第2排気温度TH2をセンサで検出するようにしたが、機関停止されるまでの機関運転状態及び機関停止後の経過時間に基づいて第2排気温度TH2を推定するようにしてもよい。
Claims (4)
- 排気通路内に液状の還元剤を供給する供給通路と、機関停止後に前記供給通路から還元剤を回収する回収手段とを有する還元剤供給機構を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
機関が停止してから還元剤の回収が開始されるまでの時間を機関が停止したときの排気温度に基づいて変更する
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 機関が停止してから還元剤の回収が開始されるまでの時間は、前記排気温度が高いときほど長くされる
請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 排気に液状の還元剤を供給する供給通路と、機関停止後に前記供給通路から還元剤を回収する回収手段とを有する還元剤供給機構を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
機関停止後の排気通路内の温度が所定温度以下となったときに還元剤の回収を開始する
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記排気通路内の温度を検出する温度センサを備えており、
機関停止後において、所定の通電周期にて前記温度センサへの通電を行って前記排気通路内の温度を検出し、同温度を検出した後は次の通電周期まで前記温度センサへの通電を中止する
請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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