JP5001793B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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Description
このような排気浄化装置では、アンモニアをアンモニア選択還元型NOx触媒に供給するために、アンモニアに比べて取り扱いが容易な尿素水を排気中に供給するのが一般的である。そして、排気中への尿素水の供給方式には、尿素水を圧縮空気と共に噴射する、いわゆるエアアシスト方式と、圧縮空気を用いずに尿素水のみを噴射する、いわゆるエアレス方式とがある。
従って、尿素水タンク内の尿素水は、尿素水インジェクタの冷却によって温度が上昇した尿素水が尿素水タンクに戻されても、尿素水タンク内の尿素水残留量に拘わらず、アンモニアの生成を抑制可能な温度以下に維持される。
このように構成された排気浄化装置によれば、尿素水タンク内の尿素水は、尿素水インジェクタの冷却によって温度が上昇した尿素水が尿素水タンクに戻されても、尿素水タンク内の尿素水残留量に拘わらず70℃以下の温度となる。
更に、尿素水は水を溶剤とするものであるが、請求項2の排気浄化装置によれば、尿素水タンク内の尿素水は、温度が上昇した尿素水が尿素水タンクに戻されても、70℃を超えることはないので、尿素水の水分の蒸発が抑制され、尿素水の濃縮による適正濃度の逸脱を確実に防止できると共に、尿素水タンク内でのアンモニアの生成も確実に抑制することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気浄化装置が適用された4気筒のディーゼルエンジン(以下、エンジンという)の全体構成図を示しており、図1に基づき本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
エンジン1は各気筒共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料を、各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒内に燃料が噴射される。
排気管20はターボチャージャ8のタービン8bを経た後、排気絞り弁26を介して排気後処理装置28に接続されている。また、タービン8bの回転軸はコンプレッサ8aの回転軸と連結されており、タービン8bが排気管20内を流動する排気を受けてコンプレッサ8aを駆動するようになっている。
上流側ケーシング30内には、前段酸化触媒36が収容されると共に、この前段酸化触媒36の下流側にはパティキュレートフィルタ(以下フィルタという)38が収容されている。フィルタ38は、排気中のパティキュレートを捕集することによりエンジン1の排気を浄化するために設けられる。また前段酸化触媒36は、排気中のNO(一酸化窒素)を酸化させてNO2(二酸化窒素)を生成するので、このように前段酸化触媒36とフィルタ38とを配置することにより、フィルタ38に捕集されて堆積しているパティキュレートは、前段酸化触媒36から供給されたNO2と反応して酸化し、フィルタ38の連続再生が行われるようになっている。
図2は、尿素水タンク50の詳細を示す断面図である。図2に示すように、尿素水タンク50内には尿素水54が貯留されており、尿素水タンク50の上面には、尿素水タンク50に尿素水を補充するための注入口56が設けられている。この注入口56には、尿素水タンク50の内圧を大気圧に維持するための通気機構(図示せず)を有して注入口56を塞ぐキャップ58が装着されている。そして尿素水タンク50の底面には、尿素水タンク50内のゴミを除去するために使用されるドレインポート60が設けられており、このドレインポート60はドレインコック62によって開閉されるようになっている。なお、ゴミの除去などでドレインポート60を使用する場合を除き、ドレインコック62は閉じられている。
また、尿素水タンク50の底面から所定の高さとなる位置の側壁には、尿素水供給パイプ46が接続されるサクションポート66が設けられており、尿素水タンク50内の尿素水54は、サクションポート66から流出した後、尿素水供給ポンプ52により尿素水供給パイプ46を通って尿素水インジェクタ44に供給される。
例えば、上記実施形態では、尿素水インジェクタ44により尿素水のみを排気中に噴射するようにしたが、圧縮空気と共に尿素水を排気中に噴射するようにした尿素水インジェクタを用いる場合であっても、駆動用ソレノイドが尿素水インジェクタに組み込まれたタイプの尿素水インジェクタを用い、尿素水で尿素水インジェクタの冷却を行うようにする場合には、同様に本願発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、上流側ケーシング30内に前段酸化触媒36とフィルタ38を収容すると共に、下流側ケーシング34内にSCR触媒40と後段酸化触媒42を収容して排気後処理装置28を構成するようにしたが、排気後処理装置28の構成はこれに限定されるものではない。即ち、排気後処理装置28としては、SCR触媒40と、このSCR触媒40の上流側に設けられた尿素水インジェクタ44とを備えていればよい。
30 上流側ケーシング(排気通路)
32 連通路(排気通路)
34 下流側ケーシング(排気通路)
40 SCR触媒(アンモニア選択還元型NOx触媒)
44 尿素水インジェクタ
50 尿素水タンク
54 尿素水
66 サクションポート
Claims (2)
- エンジンの排気通路に介装され、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、
尿素水を貯留し、貯留している尿素水を流出させるためのサクションポートを側壁に有する尿素水タンクと、
駆動用ソレノイドが組み込まれて上記排気通路に設けられ、上記尿素水タンクのサクションポートから供給された尿素水の一部を、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気中に噴射すると共に、上記尿素水の残部を上記尿素水タンクに戻す尿素水インジェクタとを備え、
上記尿素水タンクは、上記サクションポートによって排出可能な尿素水の最低水位が、上記尿素水タンク内の尿素水の温度を、上記尿素水タンク内での尿素水からのアンモニアの生成を抑制可能な温度として設定された所定温度以下に保つために必要な尿素水の残留量を確保する水位となるよう、上記サクションポートの位置が定められていることを特徴とする排気浄化装置。 - 上記所定温度は70℃であることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
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