JP5671910B2 - 積込装置および積込システム - Google Patents
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Description
また、前記「目標の場所」が、例えば、積み込まれたパレットを一個ずつ搬送していく無動力降下装置(例えば、「特許文献2」を参照)によって構成されたエレベーター設備などである場合には、切り出し機能を備える積込装置が設けられる。
そして、前記積込装置からなる上側搬送手段や、該上側搬送手段の下方に配設され該上側搬送手段によって搬送されてきた搬送物(パレット)を引き続き搬送する下側搬送手段や、これらの上側搬送手段と下側搬送手段との間に配設され前記無動力降下装置(以下、「昇降装置」と記載)からなる昇降手段などによって、積込システムは構成される。
図14および図15は、従来の第一の積込装置201および第二の積込装置301において、それぞれの切出しストッパー203・303の動作を経時的に示した部分断面側面図である。
なお、便宜上、図14および図15における矢印Aの方向は、パレット(搬送物)200・300の搬送方向を示すものとして、また図面上の上下方向は積込装置201・301の上下方向を示すものとして各々規定し、以下の説明を行う。
従来の積込装置201は、搬送物である複数のパレット200・200・・・を搬送する搬送シューター202を備え、該搬送シューター202には、これらパレット200・200・・・の搬送の停止、および開放を行う切出しストッパー203が設けられる。
そして、複数のパレット200・200・・・は、これら回転ローラー202a・202a・・・上に載置されることで、自重によって滑動し、搬送方向に向かって搬送される。
前記ストッパー装置203a、および前記突上げ装置203bは、上下方向(側面視において、搬送方向に対する直交方向)に向かってロッドを伸縮させるアクチュエーターにて構成され、これらアクチュエーターのロッド先端部には、ストッパーブロック203c、および当接ローラー203dがそれぞれ配設される。
そして、これらアクチュエーターが作動することで、前記ストッパーブロック203c、および前記当接ローラー203dは、前述した複数の回転ローラー202a・202a・・・より上方に向かって突出、あるいはこれら回転ローラー202a・202a・・・の下方に向かって没入される。
なお、ストッパー装置203aと突上げ装置203bとの間の寸法は、パレット200の搬送方向に対する長さ寸法に比べて短く設定されている。
その後、ストッパーブロック203cが没入されると、パレット200Aは自重によって下流側へと動き出し、当接ローラー203dより落下した後、回転ローラー202a・202a・・・上を滑動しながら、さらに下流側へと搬送される。
つまり、最下流側に位置するパレット200Aのみが、ストッパー装置203aよりも下流側へと搬送され、これらパレット200・200・・・よりパレット200Aが切り出される。
そして、再び、図14(a)に示すように、パレット200Bが前記ストッパーブロック203cと当接することで、複数のパレット200・200・・・は、搬送方向に沿って互いに当接した状態で停止されるのである。
第二の積込装置301は、該積込装置301自身の構成について、前述の第一の積込装置201と同じくし、搬送物である複数のパレット300・300・・・の形状について、前述のパレット200・200・・・と相異点を有する。
なお、以下の説明においては、前述の積込装置201と同じくする箇所(積込装置301の構成)の記載は省略する。
その後、ストッパー装置303aのストッパーブロック303cが没入されると、パレット300Aは自重によって下流側へと動き出し、回転ローラー302a・302a・・・上を滑動しながら、さらに下流側へと搬送される。
つまり、最下流側に位置するパレット300Aのみが、ストッパー装置303aよりも下流側へと搬送され、これらパレット300・300・・・よりパレット300Aが切り出される。
そして、再び、図15(a)に示すように、パレット300Bが前記ストッパーブロック303cと当接されることで、複数のパレット300・300・・・は、搬送方向に沿って互いに当接した状態で停止されるのである。
また、突上げ装置203bによって突き上げられたパレット200Aは、下流側に向かって下方に大きく傾く姿勢となるところ、前記パレット200Aの下面前端部が、互いに隣接される回転ローラー202a・202a間の隙間に入り込み、前記パレット200Aの搬送が妨げられる(流れ不良が生じる)恐れがあった。
また、各パレット300内部の収納スペースは、凹部300aの容積分だけ減少することとなり、積込装置301を備える積込システム全体として、物流効率の低下を引き起こすこととなっていた。
即ち、前記昇降装置は、主に上下方向に対向して配設される2個の大型のスプロケットと、これらスプロケット間に巻回される無端状のチェーン(連結部材)と、該チェーン(連結部材)に等間隔で配設される複数の載荷台(バケット)と、を有して構成されている。
このようなことから、前記昇降装置の設備費は低減し、前記昇降装置を備える積込システム全体の設備費も低減されることとなる。
従って、前記昇降装置を備える積込システム全体として、広範囲な設置スペースが必要となっていた。
また、コンパクトな昇降装置を構築することで、例えば前記積込装置からなる上側搬送手段や、該上側搬送手段の下方に配設され、該上側搬送手段によって搬送されてきた搬送物(パレット)を引き続き搬送する下側搬送手段や、前記昇降装置からなり、これらの上側搬送手段と下側搬送手段との間に配設される昇降手段などからなる積込システム全体のコンパクト化を実現することを課題とする。
即ち、本発明における積込装置によれば、箱形状からなる複数の搬送物(パレット)を連続的に搬送し、これら搬送物を目標の場所に積み込む積込装置であって、搬送物の流れ不良や物流効率の低下を引き起こすことなく、最下流側に位置する搬送物を確実に切り出すことができる積込装置を、低コストにて実現することができる。
また、本発明における積込システムによれば、コンパクトかつ低コストな昇降装置を構築することが可能となり、前記積込装置からなる上側搬送手段や、該上側搬送手段の下方に配設され、該上側搬送手段によって搬送されてきた搬送物(パレット)を引き続き搬送する下側搬送手段や、これらの上側搬送手段と下側搬送手段との間に配設され前記昇降装置からなる昇降手段などからなる積込システム全体のコンパクト化を実現することができる。
先ず、本発明を具現化する積込システム50の構成について、図1および図13を用いて説明する。
なお、便宜上、図1における矢印Aの方向は前方、および搬送物の搬送方向を示すものとして、また図1および図13の上下方向は、それぞれ積込システム50および組立工場の上下方向を示すものとして各々規定し、以下の説明を行う。
つまり、順立て場102の作業者104は、複数ある箱形状のパレット100・100・・・を用いて、組立ライン101に供給される部品群を、該組立ライン101を流れてくる車種の順番に従って峻別する。
また、上昇用エレベーター107の上部には搬出口107bが設けられ、該搬出口107bを介して、上昇用エレベーター107は搬送部109と連通される。
また、下降用エレベーター108の下部近傍には搬出口108bが設けられ、該搬出口108bを介して、下降用エレベーター108は搬出部111と連通される。
そして、搬出口107bに到達したパレット100は、該搬出口107bを介して搬送部109内に導かれ、その後、下降用エレベーター108に向かって搬送される。
そして、搬出口108bに到達したパレット100は、該搬出口108bを介して搬出部111へと導かれ、その後、組立ライン101へと搬送され、作業者105に供給されるのである。
また、搬送部109を構成する前記上側搬送手段と略同等の構造の搬送手段によって投入部110を構成するとともに、下降用エレベーター108を構成する前記昇降手段と異なり、油圧シリンダーなどのアクチュエーターによって昇降かご107cの昇降動作を行う昇降手段によって上昇用エレベーター107を構成する。
図1に示すように、積込システム50は、積込装置1にて構成される上側搬送手段や、供給装置40にて構成される下側搬送手段や、昇降装置10にて構成される昇降手段などによって構成される。
また、積込装置1において、搬送されてきた複数のパレット100・100・・・は、一個ずつ確実に切り出され、昇降装置10に供給されるようになっている。
つまり、供給装置40は積込装置1の下方に配設され、該積込装置1によって搬送されてきたパレット100を、昇降装置10を介して引き続き搬送する装置である。
そして、積込装置1より昇降装置10を介して搬送されてきた複数のパレット100・100・・・は、その最下流部に位置するパレット100がストッパー7aと当接することで、搬送方向に沿って隙間無く並べられた状態となって、供給装置40上に配設される。
昇降装置10は、後述するように、重力を利用して昇降移動を行うバケット12を有して構成され、コンパクトかつ低コストに構築されている。
そして、複数のパレット100・100・・・は、積込装置1によって順に搬送された後、昇降装置10によって下降(下方に移動)され、その後、供給装置40によって、作業者51のもとへ供給されるのである。
次に、積込システム50の上側搬送手段、および投入部110に用いられる前記積込装置1の構成について、図2乃至図4を用いてさらに説明する。
なお、便宜上、図2における矢印Aの方向は前方、および搬送物の搬送方向を示すものとして、また図2乃至図4の上下方向は、それぞれ積込装置1の上下方向を示すものとして各々規定し、以下の説明を行う。
また、以下の説明においては、主に搬送システム106の投入部110(図13を参照)を構成する積込装置1について説明しているが、後述のとおり、積込装置1は、連結バー33の前端部に設けられる当接部位34の構成を、該連結バー33の軸心を中心にして対称的な構成となるように変更しつつ、下流側端部において下降用エレベーター108の上部と連結されることで、積込システム50の上側搬送手段としても用いられるものである。
図2に示すように、積込装置1は、主に搬送シューター2や切出しストッパー3などを有して構成される。
前記搬送シューター2は、搬送方向に向かって複数のパレット100・100・・・を連続的に搬送するための部位である。
また、フレーム21の上部において、これら回転ローラー22・22・・・の左右両側(平面視において、搬送方向に対して直交方向両側。以下同じ。)には、帯状の搬送ガイド24・24(図2においては、断面図であるため、片側の搬送ガイド24のみ記載)が搬送方向に沿って固設される。
また、回転ローラー22・22・・・は、側面視において、緩やかな傾斜角度(水平面に対する傾斜角度。以下同じ。)を有しつつ搬送方向に向かって徐々に下方に傾斜する平面(後述する第一滑動面S1)と、第一滑動面S1の下流側にて前記第一滑動面S1の傾斜角度に比べて急な傾斜角度を有しつつ搬送方向に向かって徐々に下方に傾斜する平面(後述する第二滑動面S2)とに沿ってフレーム21に配設される。
つまり、搬送シューター2は、これら回転ローラー22・22・・・によって形成される滑動面Sを有し、搬送シューター2に投入されたパレット100は、前記滑動面Sを滑動しながら搬送方向に向かって搬送される。
即ち、滑動面Sは第一滑動面S1と、該第一滑動面S1の下流側に設けられる第二滑動面S2とにより構成される。
また、前記第二滑動面S2は、第一滑動面S1に比べて急な傾斜角度θb(θb>θa)を有しつつ、該第一滑動面S1の下流端から搬送方向に向かって徐々に下方に傾斜するようにして形成される。
こうして、滑動面Sは、搬送方向に向かって下方に傾斜する第一滑動面S1と、該第一滑動面S1の下流端より、該第一滑動面S1に比べて搬送方向に向かってさらに下方に傾斜する第二滑動面と、によって構成されるのである。
切出しストッパー3は、搬送シューター2の下流部に配設され、複数のパレット100・100・・・の搬送の停止および開放を行うための部位である。
切出しストッパー3は、前述した第二滑動面S2の下流部に設けられる下流側ストッパー31や、該下流側ストッパー31の上流側、且つ前述した第一滑動面S1の下流部に設けられる上流側ストッパー32などを有して構成され、これら下流側ストッパー31や上流側ストッパー32は、搬送方向に向かって延出する連結バー33によって一体的に連結される。
なお、下流側ストッパー31によりパレット100Aの搬送が開放された状態では、パレット100Aよりも搬送方向上流側に位置するパレット100・100・・・は、後述する上流側ストッパー32により停止されることとなるため、パレット100Aのみを搬送する(パレット100Aを切り出す)ことが可能となっている。
つまり、下流側ストッパー31は、連結バー33の外周面において、該連結バー33の半径方向に延出するようにして固設される。
その結果、パレット100Aの直後に後続するパレット100(図2におけるパレット100B。以下同じ。)は、前面部において、パレット100Aの後下端部と当接して搬送を停止される。この状態においては、下流側ストッパー31による停止位置に位置するパレット100Aの下面後部と第一滑動面S1の下流側端部との間に隙間が形成される。すなわち、第一滑動面S1の下流側端部の上方には、パレット100Aの下面後部と、パレット100Bの前面下部とによって囲まれた空間部(隙間)5が形成されるのである。
前記支持部材32bは、例えば棒状部材より形成され、一方の端部において、同軸上に設けられる当接ローラー32aを軸支するとともに、他方の端部において、連結バー33と直交方向に固設される。
つまり、支持部材32bは、連結バー33の外周面において、該連結バー33の半径方向に延出するようにして固設され、前記支持部材32bの延出端部には、当接ローラー32aが、連結バー33と直交方向に軸心を向けて、回転可能に配設される。
つまり、「閉状態」における上流側ストッパー32は、パレット100Aとパレット100Bとの間隙からなる空間部(隙間)5内に位置するようになっている。
よって、上流側ストッパー32を可動させるための高出力なアクチュエーターなど必要なくなり、積込装置1全体としての設備費の低廉化を図ることができるのである。
即ち、図3に示すように、正面視において、下流側ストッパー31と上流側ストッパー32とは互いに位相をずらして配置されており、下流側ストッパー31の軸心方向と、上流側ストッパー32(より詳しくは、当接ローラー32a)の軸心方向とは、互いに交差するようになっている。
連結バー33は、図2に示すように、搬送シューター2の下流部において、搬送方向に沿って延出するようにして、回転ローラー22・22・・・の下方に配設される。
また、連結バー33の搬送方向中央部は、フレーム21に固定保持されるハウジング23の内径部に、ブッシング23aなどを介して挿嵌される。つまり、連結バー33は、該ハウジング23(ブッシング23a)によって軸支される。
また、積込装置1が搬送システム106の投入部110(図13を参照)を構成するものである場合において、下流側ストッパー31の下流側となる連結バー33の前端部(下流端部)には、当接部位34が設けられる。
下降してきた昇降かご107cが下限位置(搬入口107aを介してパレット100が投入される際の、昇降かご107cの位置。以下同じ。)に位置した状態では、当接部34a(連結バー33)は上流側ストッパー32が「閉状態」となる位置まで回動する。
また、連結バー33の上流側ストッパー32の配設位置よりも上流側に位置する後端部(上流端部)には、ウエイト部35が設けられる。
即ち、ウエイト本体35aは、下流側ストッパー31が「閉状態」(あるいは、上流側ストッパー32が「開状態」)となる状態において、連結バー33の後端部から直下方に垂下されるようにして、支持部35bを介して、該連結バー33に固設される。
その結果、下流側ストッパー31、および上流側ストッパー32は、それぞれ「閉状態」、および「開状態」に維持されるのである。
一方、下降用エレベーター108の昇降かご108cの下部には、積込装置1側に延出する棒状部材(図示せず)が固設される。
そして、昇降かご108cの上昇に伴って前記棒状部材は上昇され、前記棒状部材によって下方より前記当接部を押し上げることで、連結バー33は軸心を中心にして回動され、下流側ストッパー31と上流側ストッパー32とはそれぞれ「閉状態」あるいは「開状態」となるのである。
例えば、連結部材を、搬送方向に沿って延出するとともに、該連結部材の延出方向の中央部における、平面視にて搬送方向と直交する方向に配置された枢支軸を中心に揺動可能に構成して、下流側ストッパー31および上流側ストッパー32を、それぞれ前記連結部材の延出方向の両端部にて固設するのである。
つまり、連結部材は、前記枢支軸を中心にして上下方向に揺動することで、下流側ストッパー31、および上流側ストッパー32のうちのいずれか一方が「閉状態」となり、他方が「開状態」となるような構成としてもよい。
即ち、図4(a)に示すように、積込装置1が積込システム50の上側搬送手段を構成するものである場合において、下流側ストッパー131の下流側となる連結バー133の前端部(下流端部)には、ローラーレバー134が設けられる。
前記支持部材134bは、例えば連結バー133から該連結バー133の半径方向外側に向けて延出する棒状部材より形成され、その先端部に当接ローラー134aが回転可能に軸支されている。当接ローラー134aは、軸心方向を連結バー133と平行にして配設されている。
前記回転リンク135は、軸心方向を連結バー133と平行にして配設されるとともに、フレーム21(図2を参照)に回転可能に支持される回転軸部135Aを有して構成され、該回転軸部135Aの外周面には、ガイドリンク135Bや当接レバー135Cが配設される。
即ち、ガイドリンク135Bは、略上下方向に延出されるとともに、左右方向(平面視において、搬送方向と直交する方向。以下同じ。)に向かって互いに平行に配設される二本のガイド部135a・135a、およびこれらのガイド部135a・135aの下端部において、該ガイド部135a・135aを連結する連結部135bなどによって構成される。
そしてガイドリンク135Bは、二本のガイド部135a・135aによって当接ローラー134aを挟持するようにして配設される。
即ち、支持部135cは、回転軸部135Aの外周面において、該回転軸部135Aの半径方向に突出するようにして固設されている。
また、回転軸部135Aの外周面における、当接レバー135Cが延出する方向は、ガイドリンク135Bの支持部135cに対して、回転軸部135Aの軸回りの角度をずらして設けられる。
つまり、正面視において、これら当接レバー135Cと支持部135cとは、互いに位相をずらして配置されており、当接レバー135Cの軸心方向と、支持部135cの軸心方向(より詳しくは、ガイド部135a・135aの延出方向)とは、互いに交差するようになっている。
そして、図4(a)に示すように、下流側ストッパー131が「閉状態」(あるいは上流側ストッパー132が「開状態」)にある状態において、下降用エレベーター108の昇降かご108c(図13を参照)が上昇すると、該昇降かご108cに固設される押上げバー108dは、これに追従して上昇される。
つまり、ガイドリンク135Bは、回転軸部135Aの軸心を中心にして、正面視時計回りに回転される。
即ち、連結バー133は、回転リンク135によって、下流側ストッパー131が「開状態」(あるいは上流側ストッパー132が「閉状態」)にある状態にて保持されるのである。
昇降かご108c内にパレット100Aが搬入されると、該パレット100Aの重量によって昇降かご108cは下降し、押上げバー108dが当接レバー135Cより離間される。
すると、連結バー133と回転リンク135は、互いに自身の重心位置のバランス(以下、「重量バランス」と記す)の影響によって回転し、図4(a)に示すように、下流側ストッパー131は「閉状態」(あるいは上流側ストッパー132が「開状態」)となって停止するのである。
即ち、上流側ストッパー32が「閉状態」にある状態では、パレット100Aを除く複数のパレット100・100・・・が、搬送方向に沿って互いに当接した状態で、上流側ストッパー32により停止されている。
つまり、「閉状態」にある上流側ストッパー32には、これらパレット100・100・・・の全重量(より詳しくは、これらパレット100・100・・・の全重量における、第一滑動面S1と平行する分力。以下同じ。)が付加されている。
よって、上流側ストッパー32に当接ローラー32aを設けて、上流側ストッパー32を「閉状態」から「開状態」に回動させる際に、該当接ローラー32aの外周面をパレット100Bの前面部に摺動させることで、上流側ストッパー32とパレット100Bとの摺動抵抗が減少するようにしている。これにより、上流側ストッパー32は、「閉状態」から「開状態」へ回動するための原動力として高出力なアクチュエーターなど必要とせず、ウエイト本体35aの自重による小さな出力によって、「閉状態」から「開状態」に容易に移動できるようになっている。
つまり、「閉状態」にある下流側ストッパー31には、これら全てのパレット100・100・・・の全重量(より詳しくは、これらパレット100・100・・・の全重量における、第二滑動面S2と平行する分力。以下同じ。)が付加されている。
しかし、前述したように、下流側ストッパー31を「閉状態」から「開状態」へ回動するための原動力は、上昇用エレベーター107の昇降かご107cであって、大きな回動力を得ることができるため、上流側ストッパー32のように、パレット100との摺動抵抗を減少させるための当接ローラーは設けられていないのである。
次に、積込システム50に備えられた上側搬送手段を構成する積込装置1の動作について、図2、および図5乃至図7を用いて説明する。
なお、便宜上、図5乃至図7における矢印Aの方向は、前方、およびパレット(搬送物)100の搬送方向を示すものとして、また図5乃至図7の上下方向は、積込装置1の上下方向を示すものとして各々規定し、以下の説明を行う。
また、以下の説明においては、主に搬送システム106の投入部110(図13を参照)を構成する積込装置1について説明しているが、前述のとおり、積込装置1は、連結バー33の前端部に設けられる当接部位34の構成を、該連結バー33の軸心を中心にして対称的な構成となるように変更しつつ、下流側端部において下降用エレベーター108の上部と連結されることで、積込システム50の上側搬送手段としても用いられるものである。
即ち、先ず初めに、これらパレット100・100・・・の先頭となって搬送されてきたパレット100Aの前面部が下流側ストッパー31に当接され、パレット100Aは、第二滑動面S2上に停止する。
この際、パレット100Aは、第二滑動面S2上において、パレット100Bの搬送姿勢と比べて前下方に傾倒した状態にて停止しており、パレット100Bは、その前面部がパレット100Aの下面後端部に当接され、第一滑動面S1上の最下流部に停止する。
なお、前述のとおり、これらパレット100A、およびパレット100Bが互いに当接されて停止することで、第一滑動面S1の下流端部の上方には、パレット100Aの下面後部と、パレット100Bの前面下部とによって囲まれた空間部(隙間)5が形成される。
下降する昇降かご107cが下限位置の近くにまで到達し、昇降かご107cの下端部と切出しストッパー3の当接部34aとが当接すると、当接部34aが昇降かご107cにより下方へ押圧される。
そして、図5に示すように、昇降かご107cが下限位置に到達すると、切出しストッパー3は、下流側ストッパー31が「開状態」となり、上流側ストッパー32が「閉状態」となる状態にて保持される。
つまり、下流側ストッパー31は、第二滑動面S2の下方にて完全に傾倒した状態によって保持される。また、上流側ストッパー32は、第一滑動面S1の上方にて当接ローラー32aが空間部(隙間)5内に挿入されるとともに、パレット100Bの前面部が当接した状態で保持される。
そして、下流側へと搬送されたパレット100Aは、上昇用エレベーター107の搬入口107aを通じて、搬送シューター2の下流端部から昇降かご107cへと乗り移る。
つまり、最下流側に位置するパレット100Aのみが下流側へと搬送され、これらパレット100・100・・・よりパレット100Aが切り出される。
昇降かご107cは、昇降かご107cの上昇に伴い、切出しストッパー3の当接部34aより離間する。つまり、昇降かご107cにより切出しストッパー3の当接部34aに付加されていた押圧力が開放される。
そして、図7に示すように、昇降かご107cが当接部34aより完全に離間すると、切出しストッパー3は、再び、下流側ストッパー31が「閉状態」となり、上流側ストッパー32が「開状態」となる状態に保持される。
そして、下流側へと搬送されたパレット100Bは、パレット100Aに変わって、最下流側に位置することなり、その前面部が下流側ストッパー31に当接されて停止する。
パレット100Cが停止すると、パレット100Cに後続する複数のパレット100・100・・・は、搬送シューター2の下流部に搬送されてくるとともに、その前面部が自身の直前に搬送されるパレット100の後面部に当接され、順次、第一滑動面S1上に停止する。
よって、前記空間部(隙間)5内に、上流側ストッパー32(より詳しくは、当接ローラー32a)を挿入しつつ、下流側ストッパー31を「開状態」とすることで、パレット100Aは容易に切り出されることとなる。
従って、本実施例における積込装置1は、従来の積込装置201の突上げ装置203b(図14を参照)のように、パレット100Aの下面後端部を上方に向かって突き上げることもないため、上流側ストッパー32を可動させるための高出力なアクチュエーターなど必要なくなり、積込装置1全体としての設備費の低廉化を図ることができるばかりか、例えば、該パレット100Aの下面前端部が、隣接される回転ローラー22・22間の隙間に入り込み、該パレット100Aの搬送が妨げられる(流れ不良が生じる)恐れもない。
従って、各パレット100内部の収納スペースの減少を招くこともなく、積込装置全体として、物流効率の低下を引き起こすこともない。
また、各パレット100の加工費についても、特殊な形状による費用の増加を招くこともなく、積込装置1を含むシステム全体として、費用が嵩むこともないのである。
よって、上流側ストッパー32とパレット100Bとの間の摺動抵抗は減少し、上流側ストッパー32は、高出力なアクチュエーターなど必要とせず、「閉状態」から「開状態」に容易に移動できる構成となっている。
従って、積込装置1を含むシステム全体として、費用が嵩むこともないのである。
次に、積込システム50の昇降手段に用いられる昇降装置10の構成について、図1および図8乃至図11を用いて説明する。
なお、便宜上、図9乃至図11における矢印Aの方向は前方、および搬送物の搬送方向を示すものとして、また図8および図11の上下方向は、昇降装置10の上下方向を示すものとして各々規定し、以下の説明を行う。
図1に示すように、昇降装置10は、上下方向に延出する直方体形状の躯体構造からなるフレーム11を有して構成され、該フレーム11には、バケット12や昇降機構13や上昇停止機構14などが備えられる。
なお、バケット12は、前述した上昇用エレベーター107や下降用エレベーター108に備えられる昇降かご107c・108cに相当する部位である。
前記落下防止ストッパー15は、パレット100を搭載したバケット12が下降する際、該バケット12よりパレット100が脱落することを防止するための部位である。
従って、バケット12が下降する際において、該バケット12に搭載されたパレット100が、該バケット12より脱落することはない。
そして、パレット100の搬出が完了すると、バケット12の重量は後述するウエイト13cに比べて軽くなり、該バケット12は上昇を開始する。
そのため、パレット100の内容物が、例えば自動車の電子部品などである場合、落下したパレット100が着地する際の衝撃などによって、該電子部品がパレット100より脱落したり、また前記衝撃によって、該電子部品が破損する恐れがあった。
よって、従来の重量バランスを利用した無動力降下装置(昇降装置)とは異なり、パレット100に外部からの衝撃を与えることも少なく、該パレット100の内容物の損傷を防ぐことができるのである。
すると、ストッパー部材15Aは、重量バランスの影響によって再び回転し、図8(a)に示すように、落下防止ストッパー15は「閉状態」となって維持される。
その後、バケット12は上限位置に到達し、積込装置1より該バケット12に、再びパレット100が投入されるのである。
図1に示すように、昇降機構13は、フレーム11内において、バケット12を上昇あるいは下降させるための機構である。
昇降機構13は、フレーム11の上端部において、回動可能に軸支される定滑車13aや、該定滑車13aに巻回され両端部を下方に垂下された連結部材13bや、該連結部材13bの一方の端部に連結されるウエイト13cなどにより構成される。
そして、前記連結部材13bの他方の端部には、バケット12が連結される。
また、バケット12にパレット100が搭載され、該バケット12の重量(Bg)にパレット100の重量(Pg)が加算されると、これら重量の合計は、ウエイト13cの重量(Wg)に比べて重くなるように設定されている(Wg<Bg+Pg)。
つまり、ウエイト13cは、バケット12との重量差(Wg−Bg)がパレット100の重量(Pg)に比べて軽くなる((Wg−Bg)<Pg)ように形成される。
すると、連結部材13bの他方の端部は、定滑車13aを介して上昇することとなり、該他方の端部に連結されるバケット12は上昇する。
すると、連結部材13bの一方の端部は、定滑車13aを介して上昇することとなり、該一方の端部に連結されるウエイト13cは上昇する。
従って、バケット12の昇降動作については、アクチュエーターなどの動力源を設けることもなく、昇降機構13を介して、該バケット12とウエイト13cと間の重量バランスのみによって行われることとなり、設備コストの低減を図ることができる。
即ち、前記昇降装置に備えられる昇降装置は、例えば、上下方向に伸縮する伸縮ロッドを有した油圧シリンダーや、或いは、駆動モータによって回転可能に設けられる動滑車などを有して構成される。
つまり、搬送システム106の上昇用エレベーター107に用いられる昇降装置は、重力バランスの影響によってバケット12の昇降動作を行う昇降装置10と異なり、電力や油圧などを動力源として、バケットの昇降移動を行う構成となっている。
前記緩衝部材16は、例えば低反発ウレタンなどのクッション材料からなり、十分な厚みを有する板状に形成される。
前記調速機構25は、定滑車13aの回転速度を変化させることで、バケット12の上昇時および下降時の速度を変更するための機構である。
各回転ローラー25Aは、軸心方向を上下方向(正面視において、定滑車13aの軸心方向に対して垂直方向)とする主軸25Bによって回転可能に軸支される。また、各回転ローラー25Aの外周面には、ネオプレンゴムなどからなる緩衝材25aが貼設される。
つまり、他方の回転ローラー25Aは、一方の回転ローラー25Aに対して、近接離間方向に移動可能に設けられている。
その結果、定滑車13aと、一方の回転ローラー25Aとの間に発生する抵抗力も増加し、該定滑車13aの回転速度が低下することから、バケット12の上昇時および下降時の速度は減速される。
その結果、定滑車13aと、一方の回転ローラー25Aとの間に発生する抵抗力も減少し、該定滑車13aの回転速度が増加することから、バケット12の上昇時および下降時の速度は増加されるのである。
上昇停止機構14は、積込装置1におけるパレット100の有無に応じて、バケット12の上昇を強制的に停止させるための機構である。
よって、例えば作業者51等が、上流側ストッパー32を強制的に「開状態」としない限り、パレット100は下流側ストッパー31にまで到達することはできず、積込システム50によるパレット100の搬送が停止することとなる。
前記パレット検知部17は、積込装置1におけるパレット100の有無を検知するための部位である。
パレット検知部17は、図10(a)に示すように、検知バー17aや当接ローラー17bや回転軸部17cやストップバー17dなどにより構成される。
また、検知バー17aの後方側(パレット100の搬送方向上流側。以下同じ。)の端部には、連結部材19の一方の端部19aが連結される。
そして、検知バー17aの中途部には回転軸部17cが設けられ、該回転軸部17cを介して、検知バー17aは、水平方向に回転可能に軸支される。
なお、回転軸部17cは、積込装置1のフレーム21に固定支持されている。
つまり、検知バー17aの後方側の端部は、連結部材19によって、常に前方側に向かって引っ張られており、検知バー17aは、平面視にて回転軸部17cの軸心を中心にして、常に時計回り方向(図10(a)における矢印Dの方向)に向かって回転するように付勢されている。
そして、ストップバー17dと当接されることで、連結部材19による検知バー17aの回転動作は停止され、パレット検知部17は、平面視において、該検知バー17aの前方側の端部を積込装置1側に傾斜させ、且つ当接ローラー17bを搬送シューター2の上方に位置させた状態(以下、「空状態」と記す)によって保持されるようになっている。
よって、パレット検知部17は、検知バー17aが回転軸部17cの軸心を中心にして反時計回り方向(図10(b)における矢印Eの方向。以下同じ。)に向かって回転され、検知バー17aの後方側の端部が前記「空状態」に比べて後方側に大きく移動された状態(以下、「実状態」と記す)となる。
そして、パレット検知部17が「実状態」になれば、これにともない、連結部材19の一方の端部19aも後方側に大きく引っ張られることとなり、後述するように、ストッパー部18が動作される。
その結果、連結部材19に付勢される引張力によって、検知バー17aは、再び回転軸部17cの軸心を中心にして、時計回り方向に向かって回転され、パレット検知部17が「空状態」に保持される。
ストッパー部18は、図11(a)に示すように、バケットストッパー18Aや当接ローラー18Bや回転軸部18Cなどにより構成される。
即ち、バケットストッパー18Aは、前後方向に延出されるとともに、上下方向に向かって互いに平行に配設される二本の支持部18a・18aや、これら支持部18a・18aの後端部において、該支持部18a・18aを連結する連結部18bや、該連結部18bの後面部より後方に向かって突設される突出部18cなどにより構成される。
つまり、回転軸部18Cを中心にして、バケットストッパー18Aが回転することで、該バケットストッパー18Aにおける下方側の支持部18aの先端部(より詳しくは、後述する当接ローラー18B)はバケット12側に出没される。
そして、検知バー17aが「空状態」(図10(a)を参照)、あるいは「実状態」(図10(b)を参照)に保持されることで、連結部材19の他方の端部19bが下方、あるいは上方へと移動することとなり、バケットストッパー18Aの姿勢は、回転軸部18Cの軸心を中心にして回転し、保持されるようになっている。
前記当接ローラー18Bは、軸心を左右方向に向けつつ、該支持部18aに回転可能に軸支される。
そして、バケット12の上昇を停止する際は、当接ローラー18Bが、バケット12の突出部材20に当接されるようになっている。
つまり、搬送シューター2上にパレット100が存在しない場合、検知バー17aは、連結部材19によって、ストップバー17dと当接される位置にまで回転されることとなり、パレット検知部17が「空状態」に保持される。
前記突出部材20は、バケット12の後側端部において、後方に向かって突出するようにして配設される。
つまり、バケット12は、上限位置の手前(下方)の位置に保持される。
つまり、パレット検知部17が「実状態」に保持されることで、ストッパー部18は、該バケットストッパー18Aが、回転軸部18Cの軸心を中心にして、後方側にやや傾くとともに、下方側の支持部18aの延出端部(より詳しくは、当接ローラー18B)が、フレーム11内より外側(後方側)に向かって移動した状態(以下、「開状態」と記す。)によって保持される。
つまり、搬送シューター2上にパレット100が存在する場合には、バケット12の上昇は停止されることはないのである。
次に、本発明を具現化する積込システム50の動作について、図12を用いて説明する。
なお、便宜上、図12における矢印Aの方向は、前方および搬送物の搬送方向を示すものとして、また図12の上下方向は、積込システム50の上下方向を示すものとして各々規定し、以下の説明を行う。
なお、この際、バケット12に備えられる落下防止ストッパー15は、「閉状態」となっている。
すると、前記複数のパレット100・100・・・のうち、最下流側に位置するパレット100のみが切り出されて、バケット12に投入される。
よって、バケット12へパレット100を投入する際のタイミングを制御するための検出装置などを別途設ける必要はなく、あるいは、バケット12が上限位置に到達したタイミングを見計らって、該バケット12にパレット100を投入する作業者を設ける必要もなく、積込装置1の設備コスト、あるいは該積込装置1の操作に関わる人件費を低減することができるのである。
その結果、パレット100が搭載されるバケット12と、ウエイト13cとの間における釣り合い関係より、バケット12は下降を開始するとともに、ウエイト13cが上昇を開始する。
すると、上流側ストッパー32によって停止されていたパレット100・100・・・が搬送方向に向かって順に搬送され、これらパレット100・100・・・は、下流側ストッパー31によって、再び搬送方向に沿って隙間なく、積込装置1上に並べられる。
よって、積込装置1の操作に関しては、作業者が関与する部分が全くなく、人件費を低減することができるのである。
すると、バケット12に搭載されるパレット100は、供給装置40へと搬出される。
従って、昇降装置10を備える積込システム50全体の設置スペースを縮小することができるばかりか、該積込システム50の設置費用を低減することも可能となり、該積込システム50を、低コストにて実現することができるのである。
2 搬送シューター
3 切出しストッパー
10 昇降装置(昇降手段)
11a 搬入口
11b 搬出口
12 バケット
13 昇降機構
13a 定滑車
13b 連結部材
13c ウエイト
14 上昇停止機構(停止機構)
17 パレット検知部(検知手段)
18 ストッパー部(ストッパー手段)
31 下流側ストッパー
32 上流側ストッパー
32a 当接ローラー(ローラー部)
40 供給装置(下側搬送手段)
50 積込システム
100 パレット(搬送物)
100A パレット
100B パレット(搬送物)
S 滑動面
S1 第一滑動面
S2 第二滑動面
Claims (4)
- 箱形状の搬送物を搬送し、該搬送物を目標の場所に積み込む積込装置であって、
搬送方向に向かって複数の前記搬送物を連続的に搬送する搬送シューターと、
該搬送シューターの下流部に配設され、前記搬送物の搬送の停止および開放を行う切出しストッパーと、
を備え、
前記搬送シューターは、前記搬送物を滑動させながら搬送する滑動面を有し、
該滑動面は、
搬送方向に向かって下方に傾斜する第一滑動面と、
該第一滑動面の下流端から搬送方向の下流側に向けて設けられ、前記第一滑動面の傾斜角度よりも大きな角度で搬送方向に向かって下方に傾斜する第二滑動面と、
を有し、
前記切出しストッパーは、
前記第二滑動面の下流部にて開閉自在に設けられ、
閉状態において、搬送方向最下流側に位置する第一の搬送物と当接して、該第一の搬送物の搬送を停止するとともに、開状態において前記第一の搬送物の停止状態を開放する下流側ストッパー部と、
前記第一滑動面の下流部にて開閉自在に設けられ、
閉状態において、前記第一の搬送物の直後に後続する第二の搬送物と当接して、前記第一の搬送物を除く全ての搬送物の搬送を停止するとともに、開状態において前記第一の搬送物を除く全ての搬送物の停止状態を開放する上流側ストッパー部と、
を有し、
前記第二滑動面における前記下流側ストッパーの配設位置から上流端部までの長さは、前記搬送物の搬送方向に関する長さに対して短く構成され、
閉状態における前記上流側ストッパーは、前記下流側ストッパーによる停止位置に位置する前記第一の搬送物の下面後部と前記第一滑動面の下流側端部との間に形成される間隙内に位置し、
前記下流側ストッパー部および上流側ストッパー部は、
搬送方向に沿って延出する軸を中心として回動されることで、前記閉状態あるいは前記開状態に変移される、
ことを特徴とする積込装置。 - 前記上流側ストッパーの先端部には、ローラー部が軸支され、
前記上流側ストッパーは、前記ローラー部の外周面を前記第二の搬送物に当接しつつ回転しながら、開閉動作を行う、
ことを特徴とする、請求項1に記載の積込装置。 - 請求項1または請求項2に記載の積込装置によって構成される上側搬送手段と、
該上側搬送手段の下方側に配設され、該上側搬送手段によって搬送されてきた搬送物を、引き続き搬送する下側搬送手段と、
上部にて前記上側搬送手段の下流側端部と連結し、下部にて前記下側搬送手段の上流側端部と連結するとともに、前記上側搬送手段によって搬送されてきた搬送物を、前記下側搬送手段に受け渡す昇降手段と、
を備える積込システムであって、
前記昇降手段は、
前記搬送物を載置するバケットと、
該バケットを上下方向に移動させる昇降機構と、
を有し、
前記昇降機構は、
前記昇降手段の上端部にて回動可能に軸支される定滑車と、
中途部にて該定滑車に巻回されつつ、両端部を下方に垂下させる連結部材と、
該連結部材の一方の端部に連結されるウエイトと、
により構成し、
前記連結部材の他方の端部は、前記バケットと連結されるとともに、
前記ウエイトは、
自身の重量が前記バケットの重量に比べて重く、且つ
前記バケットとの重量差が前記搬送物の重量に比べて軽くなるように形成され、
前記昇降機構によって、前記バケットは、前記上側搬送手段の下流側端部と、前記下側搬送手段の上流側端部との間を往復移動される、
ことを特徴とする積込システム。 - 前記昇降手段には、
上下方向中途部にて前記バケットを停止させる停止機構が備えられ、
該停止機構は、
前記上側搬送手段における搬送物の有無を検知する検知手段と、
該検知手段の検知結果に基づいて出没可能に設けられるとともに、前記バケットと当接されることで前記バケットの上昇を停止するストッパー手段と、
を有し、
前記検知手段は、前記上側搬送手段に搬送物が無いことを検知すると、前記ストッパー手段を出現させ、上昇中の前記バケットを停止させる、
ことを特徴とする、請求項3に記載の積込システム。
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