JP5668851B2 - 監視処理装置、電子システム、電子システムの制御方法、監視処理装置の制御プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、監視処理装置、電子システム、電子システムの制御方法、監視処理装置の制御プログラムに関する。
従来、電子部品が発する熱によって電子部品そのものが劣化してしまうことを防ぐために、電子部品を冷却する冷却ファンを複数有する情報処理装置が知られている。
このような情報処理装置が有する冷却ファンは、回転速度に応じて、特定の周波数成分が多い音を発生させる。このため、情報処理装置は、自身が有する各冷却ファンの回転速度をそれぞれ同じ回転速度に設定した場合には、特定の周波数成分の音量が大きくなり、騒音を発生させてしまう。
このような騒音などを低減するため、冷却ファンの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定する情報処理装置が知られている。このような情報処理装置は、自身が有する各冷却ファンの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定することで、各冷却ファンが発生させる音の周波数成分のピークをずらし、騒音を低減する。
しかしながら、情報処理装置が有する複数の冷却ファンの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定する技術では、複数の情報処理装置を同時に動作させる場合には、適切に騒音を低減することができないという問題がある。
例えば、複数の情報処理装置を有し、かつ、異なるメーカーの情報処理装置が混在する情報処理システム全体から発生する騒音を事前に予測することは困難である。このため、情報処理システムを実際に稼働させなければ、情報処理システムから発生する騒音を確認することができない。この結果、上述した技術では、各情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度の設定に対して、情報処理システムが発生させる騒音に基づくフィードバック制御を行うことができない。また、情報処理システムを実際に稼働させなければ、各情報処理装置から発生する騒音や、特定の周波数成分が強調されることにより情報処理装置の一部分から発生する騒音を事前に予測できない。
また、データセンター等の情報処理システムが設置される計算機室においては、騒音はあまり問題とはならないが、情報処理システムが設置される建物の構造により、計算機室の周辺に特定の周波数成分が伝播して、騒音が発生する場合がある。このような情報処理システムが発生させる騒音を情報処理システムの設置前に予測することは困難である。
1つの側面では、本発明は、複数の電子装置を有するシステムにおいて、騒音の低減を図ることを目的とする。
1つの側面では、筺体内部を冷却する冷却ファンと冷却ファンを制御するファン制御部とをそれぞれ備える複数の電子装置を制御する監視処理装置である。このような監視処理装置は、各電子装置の温度測定部が測定する電子装置の筺体内部の温度情報と、音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報とに基づいて、筺体内部の温度が他の電子装置よりも低い優先制御対象の電子装置のファン制御部に対し、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御する。
本願に開示の技術は、一つの態様によれば、騒音の低減を図ることができる。
以下に添付図面を参照して本願に係る監視処理装置、電子システム、電子システムの制御方法、監視処理装置の制御プログラムについて説明する。
以下の実施例1では、図1を用いて、情報処理システムの一例を説明する。図1は、実施例1に係る情報処理システムの一例を説明するための図である。図1に示す例では、情報処理システム1は、監視サーバ10、複数の音響測定装置20、20a、20b、複数の情報処理装置30、30a、30bを有する。
監視サーバ10は、ファン回転速度テーブル記憶部11、温度情報収集部12、温度解析部13、音響情報収集部14、音響解析部15、ファン回転速度決定部16、ファン回転速度設定部17、温度音響記憶部18を有する。また、情報処理装置30は、温度測定部31、ファン回転速度制御部32、冷却ファン33を有する。また、情報処理装置30aは、温度測定部31a、ファン回転速度制御部32a、冷却ファン33aを有する。また、情報処理装置30bは、温度測定部31b、ファン回転速度制御部32b、冷却ファン33bを有する。
なお、図1では省略したが、情報処理システム1は、音響測定装置20〜20b以外にも、複数の音響測定装置を有しても良い。また、情報処理システム1は、情報処理装置30〜30b以外にも、複数の情報処理装置を有してもよい。
まず、情報処理システム1が有する各音響測定装置20〜20b、各情報処理装置30〜30bが有する各部について説明する。なお、以下の説明においては、情報処理装置30aが有する各部31a〜33aと情報処理装置30bが有する各部31b〜33bとは、情報処理装置30が有する各部31〜33とそれぞれ同様の機能を発揮するものとして、説明を省略する。
各音響測定装置20〜20bは、各情報処理装置30〜30bの近傍に設置される音響測定装置である。具体的には、各音響測定装置20〜20bは、各情報処理装置30〜30bから発せられる音を測定し、測定した音を示す波形データを生成する。そして、音響測定装置20〜20bは、監視サーバ10が有する音響情報収集部14から音響情報の送信要求を受信した場合には、生成した波形データを音響情報として音響情報収集部14へ送信する。
温度測定部31は、情報処理装置30内における温度を測定し、測定した温度を示す情報を温度情報収集部12へ送信する。例えば、温度測定部31は、熱電対等を利用した温度測定装置を用いて、情報処理装置30内の温度を測定し、測定した温度を示す情報を生成する。そして、温度測定部31は、監視サーバ10が有する温度情報収集部12から温度情報の送信要求を受信した場合には、生成した温度を示す情報を温度情報収集部12へ送信する。
ファン回転速度制御部32は、冷却ファン33の回転速度を制御する制御部である。具体的には、ファン回転速度制御部32は、監視サーバ10が有するファン回転速度設定部17から冷却ファン33の回転速度を指示する情報を受信した場合には、冷却ファン33の回転速度を、受信した情報が示す回転速度に設定する。
冷却ファン33は、情報処理装置30が有する各種電子機器等を冷却する冷却ファンである。具体的には、冷却ファン33は、定格回転速度の範囲内で任意の回転速度を設定することができる冷却ファンであり、ファン回転速度制御部32によって設定された回転速度でファンを回転させ、情報処理装置30の筺体内に含まれる各種電子機器等を冷却する。
次に、監視サーバ10が有する各部10〜17について説明する。ファン回転速度テーブル記憶部11は、各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファンの回転速度を示す複数の回転速度テーブルを記憶する記憶部である。具体的には、ファン回転速度テーブル記憶部11は、初期状態における各冷却ファン33〜33bの回転速度を示す回転速度テーブルを「パターン1」の回転速度テーブルとして記憶する。
また、ファン回転速度テーブル記憶部11は、「パターン1」の回転速度テーブルよりも低い回転速度を示す複数の回転速度テーブルの組を「パターン2」の回転速度テーブルのグループとして記憶する。また、ファン回転速度テーブル記憶部11は、「パターン1」の回転速度テーブルよりも高い回転速度を示す複数の回転速度テーブルの組を「パターン3」の回転速度テーブルのグループとして記憶する。すなわち、以下の説明においては、複数の回転速度テーブルの組を回転速度テーブルのグループと称する。
以下、図2〜図4を用いて、ファン回転速度テーブル記憶部11が記憶する各回転速度テーブルについて説明する。まず、図2を用いて、パターン1の回転速度テーブルについて説明する。図2は、実施例1に係る回転速度テーブルの一例を説明するための第1の図である。図2に示す回転速度テーブルは、「パターン1」としてファン回転速度テーブル記憶部11に記憶された回転速度テーブル11aである。「パターン1」の回転速度テーブル11aには、各情報処理装置30〜30bを示す情報と、各情報処理装置30〜30bが有する冷却ファン33〜33bの回転速度とが対応付けて格納されている。
図2に示す例では、「パターン1」の回転速度テーブル11aは、情報処理装置30が有する冷却ファン33の回転速度を「L」(回転/秒)とし、情報処理装置30aが有する冷却ファン33aの回転速度を「M」(回転/秒)とすることを示す。また、「パターン1」の回転速度テーブル11aは、情報処理装置30bが有する冷却ファン33bの回転速度を「N」(回転/秒)とすることを示す。つまり、「パターン1」の回転速度テーブル11aは、各情報処理装置30〜30aが有する各冷却ファン33〜33bの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定することを示す。
また、後述するように、監視サーバ10は、情報処理システム1の起動時に、各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファン33〜33bの回転速度を「パターン1」の回転速度テーブル11aが示す回転速度に設定する。つまり「パターン1」の回転速度テーブル11aは、各冷却ファン33〜33bの回転速度の初期値を示す回転速度テーブルである。
図3は、実施例1に係る回転速度テーブルの一例を説明するための第2の図である。図3に示すテーブルは、「パターン2」の回転速度テーブルのグループとして記憶された複数の回転速度テーブルである。図3に示す例では、「パターン2」の回転速度テーブルのグループとして記憶された複数の回転速度テーブル11b、11c・・・には、「パターン1」の回転速度テーブル11aと同様に、各情報処理装置30〜30bと、各冷却ファン33〜33bの回転速度とが対応付けて格納されている。
なお、ファン回転速度テーブル記憶部11は、図3に示す「パターン2−1」の回転速度テーブル11b、および、「パターン2−2」の回転速度テーブル11c以外にも、複数のテーブルを「パターン2」のグループに含まれる回転速度テーブルとして記憶しているものとする。
例えば、図3に示す「パターン2−1」の回転速度テーブル11bは、「パターン1」の回転速度テーブル11aに格納された各冷却ファン33〜33bの回転速度を、それぞれ変更前の95パーセントに減少させたテーブルである。また、図3に示す「パターン2−2」の回転速度テーブル11cは、「パターン1」の回転速度テーブル11aに格納された各冷却ファン33〜33bの回転速度を、それぞれ変更前の90パーセントに減少させたテーブルである。
図4は、実施例1に係る回転速度テーブルの一例を説明するための第3の図である。図4に示すテーブルは、「パターン3」の回転速度テーブルのグループとして記憶された複数のテーブルである。「パターン3」の回転速度テーブルのグループとして記憶された複数のテーブルには、「パターン1」の回転速度テーブル11aと同様に、各情報処理装置30〜30bと、各冷却ファン33〜33bの回転速度とが対応付けて格納されている。
なお、ファン回転速度テーブル記憶部11は、図4に示す「パターン3−1」の回転速度テーブル11d、および、「パターン3−2」の回転速度テーブル11e以外にも、複数のテーブルを「パターン3」のグループとして記憶しているものとする。
例えば、図4に示す「パターン3−1」の回転速度テーブル11dは、「パターン1」の回転速度テーブル11aに格納された各冷却ファン33〜33bの回転速度を、それぞれ変更前の105パーセントに増加させた回転速度テーブルである。また、図4に示す「パターン3−2」の回転速度テーブル11eは、「パターン1」の回転速度テーブル11aに格納された各冷却ファン33〜33bの回転速度を、それぞれ変更前の110パーセントに増加させたテーブルである。
図1に戻って、温度情報収集部12は、一定時間ごとに、各温度測定部31〜31bに対して、温度情報の送信要求を送信する。そして、温度情報収集部12は、各温度測定部31〜31bから温度情報を受信した場合には、受信した温度情報を温度解析部13へ送信する。
温度解析部13は、温度情報収集部12が各情報処理装置30〜30bから受信した温度情報を解析し、各情報処理装置30〜30bの温度を取得する。そして、温度解析部13は、取得した各情報処理装置30〜30bの温度を示す情報を、ファン回転速度決定部16に送信する。また、温度解析部13は、取得した各情報処理装置30〜30bの温度を示す情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
音響情報収集部14は、一定時間ごとに、各音響測定装置20〜20bに対して、音響情報の送信要求を送信する。そして、音響情報収集部14は、各音響測定装置20〜20bから音響情報を受信した場合には、受信した音響情報を音響解析部15へ送信する。
音響解析部15は、音響情報収集部14から音響情報を受信した場合には、受信した音響情報を解析し、各音響測定装置20〜20bが測定した音について、各周波数成分の音圧レベルを算出する。そして、音響解析部15は、各周波数成分の音圧レベルを示す音響情報をファン回転速度決定部16へ送信する。また、音響解析部15は、各周波数成分の音圧レベルを示す音響情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
ファン回転速度決定部16は、各音響測定装置20〜20bが測定した音、および、各温度測定部31〜31bが測定した温度に基づいて、各情報処理装置30〜30が有する冷却ファン33〜33bの回転速度を決定する。具体的には、ファン回転速度決定部16は、情報処理システム1の起動時に、ファン回転速度テーブル記憶部11に記憶されたテーブルのうち、「パターン1」の回転速度テーブル11aを参照する。
そして、ファン回転速度決定部16は、参照した「パターン1」の回転速度テーブル11aが示す冷却ファン33の回転速度「L」、冷却ファン33aの回転速度「M」、冷却ファン33bの回転速度「N」をファン回転速度設定部17に通知する。また、ファン回転速度決定部16は、「パターン1」を冷却ファン33、冷却ファン33a及び冷却ファン33bの現在の設定として記憶するとともに、「パターン1」を設定した旨の情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
また、ファン回転速度決定部16は、温度解析部13から、各情報処理装置30〜30bの温度を示す情報を受信する。また、ファン回転速度決定部16は、各情報処理装置30〜30bの温度を示す情報に基づいて、各情報処理装置30〜30bに温度が所定の閾値よりも高い情報処理装置が存在するか否かを判別する。そして、ファン回転速度決定部16は、温度が所定の閾値よりも高い情報処理装置が存在すると判別した場合には、温度に問題があると判別する。
また、ファン回転速度決定部16は、音響解析部15から、各音響測定装置20〜20bが測定した音について、各周波数成分の音圧レベルを示す情報を受信する。また、ファン回転速度決定部16は、受信した各周波数成分の音圧レベルを示す情報に基づいて、各周波数成分の平均の音圧レベルが所定の閾値よりも大きいか否か、または、各周波数成分の最大音圧レベルであるピーク値が所定の閾値よりも大きいか否か、を判別する。そして、ファン回転速度決定部16は、いずれかの周波数成分の音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分のピーク値が所定の閾値よりも大きいと判別した場合には、音響に問題があると判別する。
そして、ファン回転速度決定部16は、温度に問題があると判別した場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を増加させる。詳細には、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン1」である際に温度に問題があると判別した場合には、「パターン3」の回転速度グループとしてファン回転速度テーブル記憶部11に記憶された回転速度テーブルのうち、設定された回転速度が最も低い「パターン3−1」の回転速度テーブル11dを参照する。
そして、ファン回転速度決定部16は、「パターン3−1」の回転速度テーブル11dが示す各冷却ファン33〜33bの回転速度をファン回転速度設定部17に通知する。つまり、ファン回転速度決定部16は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を初期回転速度から5パーセント増加させる。また、ファン回転速度決定部16は、参照した「パターン3−1」を現在の設定として記憶するとともに、「パターン3−1」を設定した旨の情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
また、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン3−1」である際に、再度温度に問題があると判別した場合には、ファン回転速度テーブル記憶部11に記憶された「パターン3−2」の回転速度テーブル11eを参照する。そして、ファン回転速度決定部16は、「パターン3−2」の回転速度テーブル11eが示す各冷却ファン33〜33bの回転速度をファン回転速度設定部17に通知する。
つまり、ファン回転速度決定部16は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を初期回転速度から10パーセント増加させる。このように、ファン回転速度決定部16は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を初期回転速度から増加させたにも係らず、再度温度に問題があると判別した場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度をさらに所定の割合だけ増加させる。
一方、ファン回転速度決定部16は、温度に問題がないと判別し、かつ、音響に問題があると判別した場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を減少させる。詳細には、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン1」である際に温度に問題が無いと判別した場合には、「パターン2」のグループとしてファン回転速度テーブル記憶部11に記憶された回転速度テーブルのうち、最も回転速度が高い「パターン2−1」の回転速度テーブル11bを参照する。
そして、ファン回転速度決定部16は、「パターン2−1」の回転速度テーブル11bが示す各冷却ファン33〜33bの回転速度をファン回転速度設定部17に通知する。つまり、ファン回転速度決定部16は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を初期回転速度から5パーセント減少させる。また、ファン回転速度決定部16は、参照した「パターン2−1」を現在の設定として記憶するとともに、「パターン2−1」を設定した旨の情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
また、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン2−1」である際に、温度に問題が無いと判別し、かつ、音響に問題があると判別した場合には、「パターン2−2」の回転速度テーブル11cを参照する。そして、ファン回転速度決定部16は、参照した「パターン2−2」の回転速度テーブル11cが示す各冷却ファン33〜33bの回転速度をファン回転速度設定部17に通知する。つまり、ファン回転速度決定部16は、各冷却ファンの回転速度を初期回転速度から10パーセント減少させる。また、ファン回転速度決定部16は、参照した「パターン2−2」を現在の設定として記憶するとともに、「パターン2−2」を設定した旨の情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
また、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン3」のグループである際に、温度に問題がないと判別し、かつ、音響に問題がないと判別した場合には、以下の処理を行う。すなわち、ファン回転速度決定部16は、新たな温度情報と音響情報とを受信するまで、各冷却ファン33〜33bの回転速度を維持する。
また、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン3」のグループである際に、温度に問題が無いと判別し、かつ、音響に問題があると判別した場合には、現在の設定よりも各冷却ファン33〜33bの回転速度が一段階低いパターンを参照する。例えば、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン3−2」である際に、温度に問題がないと判別し、かつ、音響に問題があると判別した場合には、「パターン3−1」の回転速度テーブル11dを参照する。そして、ファン回転速度決定部16は、新たに参照した「パターン3−1」の回転速度テーブル11dが示す回転速度をファン回転速度設定部17に通知し、現在の設定を「パターン3−1」に更新する。また、ファン回転速度決定部16は、「パターン3−1」を選択した旨の情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
また、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン2」のグループである際に、温度に問題があると判別した場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度が一段階高いパターンを参照する。例えば、ファン回転速度決定部16は、現在の設定が「パターン2−2」の回転速度テーブル11cである際に、温度に問題があると判別した場合には、「パターン2−1」の回転速度テーブル11bを参照する。そして、ファン回転速度決定部16は、新たに参照した「パターン2−1」の回転速度テーブル11bが示す回転速度をファン回転速度設定部17に通知し、現在の設定を「パターン2−1」に更新する。また、ファン回転速度決定部16は、「パターン2−1」を設定した旨の情報を温度音響記憶部18に記憶させる。
ファン回転速度設定部17は、各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファン33〜33bの回転速度をファン回転速度決定部16から通知された回転速度に設定する。具体的には、ファン回転速度設定部17は、ファン回転速度決定部16から、各冷却ファン33〜33bの回転速度の通知を取得する。そして、ファン回転速度設定部17は、取得した各冷却ファン33〜33bの回転速度を各ファン回転速度制御部32〜32bへ送信する。
ここで、図5を用いて、各冷却ファン33〜33bに設定される回転速度について説明する。図5は、実施例1に係る情報処理システムの起動時に各冷却ファンに対して設定される回転速度を説明するための図である。図5に示す例では、監視サーバ10のファン回転速度設定部17は、ファン回転速度制御部32に回転速度「L」(回転/秒)を通知し、ファン回転速度制御部32aに回転速度「M」(回転/秒)を通知し、ファン回転速度制御部32bに回転速度「N」(回転/秒)を通知する。この結果、各ファン回転速度制御部32〜32bは、各冷却ファン33〜33bに対して、それぞれ異なる回転速度を設定することとなる。この結果、情報処理システム1は、情報処理システム1の全体から発せられる騒音を軽減することができる。
すなわち、冷却ファンは、回転速度に応じた周波数特定を有する音を発生させる。このため、従来の情報処理システムは、複数の冷却ファンを同一の回転速度で稼働させた場合には、特定の周波数において音圧レベルが増大し、騒音を発生させてしまう。一方、情報処理装置1は、各冷却ファン33〜33bの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定する。この結果、各冷却ファン33〜33bから発生する音の周波数特定が、各冷却ファン33〜33bごとにそれぞれ異なるため、情報処理装置1は、特定の周波数における音圧レベルの増大を防ぎ、騒音を防ぐことができる。
ここで、図6は、実施例1に係る各情報処理装置から発せられる音の周波数特定を説明するための図である。例えば、図6に示す例では、情報処理装置30から発せられる音の周波数特定と、情報処理装置30aから発せられる音の周波数特定と、情報処理装置30bから発生される音の周波数特定が表されている。
ここで、図6中(A)は、情報処理装置30bが発する各周波数の音のうち、音圧レベルが最も高いピークを示し、図6中(B)は、情報処理装置30aが発する各周波数の音のうち、音圧レベルが最も高いピークを示す。また、図6中(C)は、情報処理装置30が発する各周波数の音のうち、音圧レベルが最も高いピークを示す。図6に示すように、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファン33〜33bの回転速度をそれぞれ異なる回転速度とすることで、各情報処理装置30〜30bから発せられる音のピークを異なる周波数にずらすことができる。
図7は、実施例1に係る情報処理システムから発せられる音の周波数特性を説明するための図である。図7に示すグラフのうち、実線で示すグラフは、各冷却ファン33〜33bの回転速度を同じにした際に情報処理装置30〜30bが発する各周波数の音圧を合成したものであり、点線で示すグラフは、各冷却ファン33〜33bの回転速度をずらした際に情報処理装置30〜30bが発する各周波数の音圧を合成したものである。また、図7中(D)は、情報処理装置30〜30bが発する各周波数の音圧を合成した波形のピークを示す。
図7中点線で示すグラフに示すように、情報処理装置30〜30bが同一装置であり、ファン33〜33bの回転速度が同一の場合は、情報処理装置30〜30bが発する各周波数の音圧は同一の特性になるため、それらの合成した波形は、同一周波数のピークが重なることによりさらに強調され、騒音が発生する。また、図7中点線で示すグラフに示すように、各周波数領域におけるピーク値の差分が大きい箇所についても、耳障りな音、すなわち騒音を生じさせる原因となる。
それに対して、図7中実線で示すグラフに示すように、情報処理装置30〜30bが発する各周波数の音圧がそれぞれ異なれば、それらの合成した波形は、ピークが重なることなく波形がならされるため、特定周波数の音の音圧レベルが他の周波数の音の音圧レベルよりも高くなることで発生する耳障り音を防ぐことができる。
次に、回転速度に応じて、冷却ファンから発せられる音のピークの周波数が変化する点について、図8、図9を用いて説明する。図8は、実施例1に係る情報処理装置の前面から発せられる音の一例を説明するための図である。また、図9は、実施例1に係る情報処理装置の背面から発せられる音の一例を説明するための図である。なお、図8、図9に示すグラフの横軸は、周波数(Hz)を示し、縦軸は、音圧レベル(dB(A))を示す。
図8には、冷却ファン33を駆動するパルスのデューティー比であるFAN Dutyを変化させた際に、情報処理装置30の前面から発生する音の周波数特性を示した。詳細には、図8には、冷却ファンのFAN Dutyを「35%」、「50%」、「55%」、「70%」、「80%」と変化させた際に情報処理装置33の前面から発生する音の周波数特性を示した。なお、FAN Dutyと冷却ファンの回転速度との間には、FAN Dutyが大きくなるにしたがって、冷却ファンの回転速度が速くなるという相関関係を有する。
例えば、図8に示す例では、FAN Dutyが「80%」の際には、630Hz付近の音が最も大きいが、FAN Dutyが「35%」の際には、400Hz付近の音が最も大きい。また、図8に示す例では、FAN Dutyを大きくするに従って、情報処理装置30から発せられる音圧レベルのピーク値も大きくなる。
また、図9には、FAN Dutyを変化させた際に、情報処理装置30の背面から発生する音の周波数特性を示した。詳細には、図9には、冷却ファンのFAN Dutyを「35%」、「50%」、「55%」、「70%」、「80%」と変化させた際に情報処理装置30の背面から発生する音の周波数特性を示した。図9に示す例においても、FAN Dutyが「80%」の際には、630Hz付近の音が最も大きいが、FAN Dutyが「35%」の際には、400Hz付近の音が最も大きい。また、図9に示す例においても、FAN Dutyを大きくするに従って、情報処理装置30から発せられる音圧レベルのピーク値も大きくなる。
このため、情報処理システムは、各情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度を同じにした場合には、同じ周波数の騒音を重ね合わせてしまい、さらに大きな騒音を発生させてしまう。また、情報処理システムは、各情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度を大きくするに従って、重ね合わせた騒音の音圧レベルのピーク値を大きくしてしまう。しかし、情報処理システム1は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を変えることによって、各情報処理装置30〜30bから発せられる音のピークをそれぞれ異なる周波数にずらすことができる。この結果、情報処理システム1は、耳障り音、すなわち騒音を削減することができる。
また、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bの温度を収集し、いずれかの情報処理装置の温度が所定の閾値よりも大きい場合には、温度に問題があると判別する。また、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bから発せられる音を測定し、測定した音の各周波数成分のうち、いずれかの周波数成分における音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分のピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、音響に問題があると判別する。
そして、情報処理システム1は、温度に問題があると判別した場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を増加させ、温度に問題が無く、かつ、音響に問題がある場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を減少させる。このため、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bの温度が高くなることによる異常を防止するとともに、各情報処理装置30〜30bの温度に余裕がある場合には、冷却ファン33〜33bの回転速度を減少させ、音の大きさを小さくすることができる。
また、情報処理システム1は、段階的に回転速度を変えた回転速度テーブルを有し、各情報処理装置30〜30bの温度と各情報処理装置30〜30bから発せられた音とに応じて、使用する回転速度テーブルを変えるので、最適な冷却ファンの制御を行う事ができる。すなわち、情報処理システム1は、各回転速度テーブルの設定を順次試行し、温度と音響とに問題が発生しない回転速度テーブルを選択するので、最適な冷却ファンの制御を行う事ができる。
また、情報処理システム1は、設定した各回転速度パターンと温度情報と音響情報とを温度音響記憶部18に随時記憶させる。このため、情報処理システム1は、各回転速度パターンにおける各情報処理装置30〜30bの温度と各情報処理装置30〜30bから発した音の音圧レベルとを利用者に確認させることができる。この結果、温度音響記憶部18に記憶させた情報に基づいて、情報処理システム1に適した回転速度テーブルを作成することができるので、最適な冷却ファン33〜33bの制御を行う事ができる。
例えば、温度情報収集部12、温度解析部13、音響情報収集部14、音響解析部15、ファン回転速度決定部16、ファン回転速度設定部17、温度監視部31〜31b、ファン回転速度制御部32〜32bとは、電子回路である。ここで、電子回路の例として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路などを適用する。
また、ファン回転速度テーブル記憶部11、温度音響記憶部18とは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスクなどの記憶装置である。
[監視サーバ10の処理]
次に、図10を用いて、監視サーバ10が実行する処理の一例について説明する。図10は、実施例1に係る監視サーバが実行する処理の一例を説明するための図である。図10に示す例では、監視サーバ10は、情報処理システム1が起動されたことをトリガとして、処理を開始する。
次に、図10を用いて、監視サーバ10が実行する処理の一例について説明する。図10は、実施例1に係る監視サーバが実行する処理の一例を説明するための図である。図10に示す例では、監視サーバ10は、情報処理システム1が起動されたことをトリガとして、処理を開始する。
まず、監視サーバ10は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を、「パターン1」の回転速度テーブル11aが示す各回転速度を各ファン回転速度制御部32〜32bに指示する(ステップS101)。次に、監視サーバ10は、情報処理システム1の環境が安定するのを待ち、温度情報と音響情報と設定したパターンとを記憶する(ステップS102)。
次に、監視サーバ10は、温度と音響とに問題があるか否かを判別する(ステップS103)。つまり、監視サーバ10は、温度が所定の閾値よりも高い情報処理装置があるか否かを判別するとともに、所定の閾値よりも大きい音圧レベルの音が測定されたか否か、または、各周波数成分のピーク値が所定の閾値よりも大きいか否かを判別する。そして、監視サーバ10は、温度と音響とに問題がないと判別した場合には(ステップS103肯定)、「グループ2」の最初のパターンである「パターン2−1」の回転速度テーブル11bを参照し、各冷却ファン33〜33bの回転速度を設定する(ステップS104)。
次に、監視サーバ10は、情報処理システム1の環境が安定するのを待ち、温度情報と音響情報と設定したパターンとを記憶する(ステップS105)。次に、監視サーバ10は、温度と音響とに問題があるか否かを判別する(ステップS106)。つまり、監視サーバ10は、各冷却ファン33〜33bの回転速度を下げたことにより、温度と音響とに問題が発生したか否かを判別する。そして、監視サーバ10は、問題があると判別した場合には(ステップS106否定)、一つ前に設定したパターンを再度参照し、参照したパターンが示す回転速度を指示する(ステップS107)。また、監視サーバ10は、情報処理システム1の環境が安定するのを待ち、温度情報と音響情報と設定したパターンとを記憶する(ステップS108)。
一方、監視サーバ10は、温度と音響とに問題がないと判別した場合には(ステップS106肯定)、参照したパターンが「パターン2」のグループのうち最後のパターン、すなわち、設定された回転速度がもっとも低いパターンであるか否かを判別する(ステップS109)。そして、監視サーバ10は、参照したパターンが「グループ2」のグループの最後のパターンであると判別した場合には(ステップS109肯定)、パターンの変更を行わず、処理を終了する。
一方、監視サーバ10は、参照したパターンが「パターン2」のグループの最後のパターンではないと判別した場合には(ステップS109否定)、「パターン2」のグループの次のパターン、すなわち、現在設定中のパターンよりもさらに低い回転速度が設定されたパターンを参照し、参照したパターンが示す回転速度を指示する(ステップS110)。その後、監視サーバ10は、再度、情報処理システム1の環境が安定するのを待ち、温度情報と音響情報と設定したパターンとを記憶する(ステップS105)。
また、監視サーバ10は、温度または音響に問題があると判別した場合には(ステップS103否定)、温度に問題があるか否かを判別する(ステップS111)。そして、監視サーバ10は、温度に問題が無いと判別した場合には(ステップS111否定)、音響に問題があるということであり、「パターン2」のグループの最初のパターンである「パターン2−1」の回転速度テーブル11bを参照し、各冷却ファン33〜33bの回転速度を設定する(ステップS104)。
一方、監視サーバ10は、温度に問題があると判別した場合には(ステップS111肯定)、「パターン3」のグループの最初のパターン、すなわち「パターン3−1」の回転速度テーブル11dを参照し、参照した「パターン3−1」の回転速度テーブル11dが示す回転速度を指示する(ステップS112)。次に、監視サーバ10は、情報処理システム1の環境が安定するのを待ち、温度情報と音響情報と設定したパターンとを記憶する(ステップS113)。次に、監視サーバ10は、温度および音響に問題があるか否かを判別し(ステップS114)、問題がないと判別した場合には(ステップS114肯定)、そのまま処理を終了する。
一方、監視サーバ10は、温度または音響に問題があると判別した場合には(ステップS114否定)、設定したパターンが「パターン3」のグループのうち、最も回転速度が高いパターン、すなわち、最後のパターンであるか否かを判別する(ステップS115)。そして、監視サーバ10は、設定したパターンが「パターン3」のグループの最後のパターンではないと判別した場合には(ステップS115否定)、「パターン3」のグループの次のパターンを参照し、各冷却ファン33〜33bの回転速度を設定する(ステップS116)。その後、監視サーバ10は、情報処理システム1の環境が安定するのを待ち、温度情報と音響情報と設定したパターンとを記憶する(ステップS113)。一方、監視サーバ10は、温度と音響とに問題がないと判別した場合には(ステップS114肯定)、そのまま処理を終了する。また、監視サーバ10は、設定したパターンが「パターン3」のグループのうち、最も回転速度が高い最後のパターンであると判別した場合には(ステップS115)、そのまま処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述したように、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファンの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定する。このため、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bが発する音のピークの周波数をずらすことで、音圧レベルのピークが重なりを抑止するとともに、各周波数成分の音圧レベルの差を小さくできるため、騒音を低減することができる。
上述したように、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファンの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定する。このため、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bが発する音のピークの周波数をずらすことで、音圧レベルのピークが重なりを抑止するとともに、各周波数成分の音圧レベルの差を小さくできるため、騒音を低減することができる。
また、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bの温度を収集し、いずれかの情報処理装置の温度が所定の閾値よりも大きい場合には、温度に問題があると判別する。また、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bから発せられる音を測定し、測定した音の各周波数成分のうち、いずれかの周波数成分における音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分のピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、音響に問題があると判別する。
そして、情報処理システム1は、温度に問題があると判別した場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を増加させ、温度に問題が無く、かつ、音響に問題がある場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を減少させる。このため、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bの温度が高くなることによる異常を防止することができる。また、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bの温度に余裕がある場合には、冷却ファンの回転速度を減少させ、音圧レベルのピーク値を小さくすることができる。
また、情報処理システム1は、段階的に回転速度を変えた回転速度テーブルを有し、各情報処理装置30〜30bの温度と各情報処理装置30〜30bから発せられた音とに応じて、使用する回転速度テーブルを変えるので、最適な冷却ファンの制御を行う事ができる。
また、情報処理システム1は、設定した各回転速度パターンと温度情報と音響情報とを温度音響記憶部18に随時記憶させる。このため、情報処理システム1は、各回転速度パターンにおける各情報処理装置30〜30bの温度と各情報処理装置30〜30bから発した音の音圧レベルとを利用者に確認させることができる。この結果、温度音響記憶部18に記憶させた情報に基づいて、情報処理システム1に適した回転速度テーブルを作成することができるので、最適な冷却ファンの制御を行う事ができる。
また、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bのそれぞれに温度測定部31〜31bを有する。このため、情報処理システム1は、情報処理装置30〜30bごとの温度を把握し、各情報処理装置30〜30bの温度が高温になることによる各情報処理装置の異常の発生を防止することができる。
実施例2では、アクティブ音源を用いて、騒音を減少させる情報処理システム1aについて説明する。図11は、実施例2に係る情報処理システムの一例を説明するための図である。なお、以下の説明において、実施例1の各部と同様の処理を実行するものについては、同一の符号を付し、説明を省略する。
図11に示す例では、情報処理システム1aは、情報処理システム1と同様の構成に加えて、複数のアクティブ音源21〜21bを有する。また、監視サーバ10aは、ファン回転速度決定部16a、アクティブ音源制御部19を有する。
ファン回転速度決定部16aは、ファン回転速度決定部16と同様の処理を実行し、各冷却ファン33〜33bの回転速度を決定する処理を実行する。また、ファン回転速度決定部16aは、いずれかの情報処理装置について測定された温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、以下の処理を実行する。
すなわち、ファン回転速度決定部16aは、温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい情報処理装置を示す情報と、この情報処理装置から発せられる音を測定している音響測定装置から取得した音を示す情報をアクティブ音源制御部19へ送信する。また、ファン回転速度決定部16aは、測定された温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、現在の設定よりも高い回転速度を示す回転速度テーブルを新たに選択する。
アクティブ音源制御部19は、情報処理装置を示す情報とファン回転速度決定部16aから測定された音を示す情報を受信した場合には、受信した情報から測定された音の位相を反転させた音を示す情報を生成する。そして、アクティブ音源制御部19は、生成した情報を受信した情報が示す情報処理装置の近傍に位置するアクティブ音源へ送信する。
各アクティブ音源21〜21bは、アクティブ音源制御部19から測定された音の位相を反転させた音を示す情報を受信した場合には、受信した情報が示す音を発生させる。つまり、各アクティブ音源21〜21bは、各音響測定装置20〜20bが測定した音の位相を反転させた音を発生させることで、騒音の音圧レベルを下げる。
[実施例2の効果]
このように、情報処理システム1aは、測定された温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を上げると同時に、各アクティブ音源21〜21bを用いて、騒音の音圧レベルを下げる。このため、情報処理システム1aは、各情報処理装置30〜30bの温度が高くなった場合にも、騒音の音圧レベルを下げつつ、冷却ファン33〜33bの回転速度を上げ、適切な冷却を行う事ができる。
このように、情報処理システム1aは、測定された温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を上げると同時に、各アクティブ音源21〜21bを用いて、騒音の音圧レベルを下げる。このため、情報処理システム1aは、各情報処理装置30〜30bの温度が高くなった場合にも、騒音の音圧レベルを下げつつ、冷却ファン33〜33bの回転速度を上げ、適切な冷却を行う事ができる。
実施例1、実施例2では、情報処理システム1、1aについて説明したが、本実施例はこれに限定されるものではない。そこで、以下では実施例3として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)冷却ファンの設定の仕方について
図12は、実施例3に係る情報処理装置の一例を説明するための図である。図12に示す情報処理システム1bは、複数の情報処理装置30c〜30eを有する。各情報処理装置30c〜30eは、それぞれ冷却ファン33c〜33eを有する。各情報処理装置30c〜30eが有する各冷却ファン33c〜33eは、予めそれぞれ異なる回転速度が設定されている。つまり、冷却ファン33cには回転速度「L」(回転/秒)が、冷却ファン33dには回転速度「M」(回転/秒)が、冷却ファン33eには回転速度「N」(回転/秒)が設定されている。
図12は、実施例3に係る情報処理装置の一例を説明するための図である。図12に示す情報処理システム1bは、複数の情報処理装置30c〜30eを有する。各情報処理装置30c〜30eは、それぞれ冷却ファン33c〜33eを有する。各情報処理装置30c〜30eが有する各冷却ファン33c〜33eは、予めそれぞれ異なる回転速度が設定されている。つまり、冷却ファン33cには回転速度「L」(回転/秒)が、冷却ファン33dには回転速度「M」(回転/秒)が、冷却ファン33eには回転速度「N」(回転/秒)が設定されている。
すなわち、情報処理システム1bは、各冷却ファン33c〜33eの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定することができるならば、任意の方法で設定を行う事ができ、図12に示すように、あらかじめ固定の回転速度が適用されるようにしてもよい。各冷却ファン33c〜33eの回転速度をそれぞれ異なる回転速度に設定すれば、同一周波数成分のピークが協調されることなく、騒音を防止することができるからである。
(2)異なる回転速度の適用の仕方について
図13は、実施例3に係る情報処理装置のグループを説明するための図である。図13に示す例では、情報処理システム1cは、複数の情報処理装置30f〜30kを有する。情報処理装置30fと情報処理装置30gが第1グループとして、情報処理装置30hと情報処理装置30iとが第2グループとして、情報処理装置30jと情報処理装置30kが第3グループとして対応付けられている。
図13は、実施例3に係る情報処理装置のグループを説明するための図である。図13に示す例では、情報処理システム1cは、複数の情報処理装置30f〜30kを有する。情報処理装置30fと情報処理装置30gが第1グループとして、情報処理装置30hと情報処理装置30iとが第2グループとして、情報処理装置30jと情報処理装置30kが第3グループとして対応付けられている。
図13に示すように、情報処理システム1cは、複数の情報処理装置を1つのグループとして対応付け、各グループに異なる回転速度を設定するものとしてもよい。つまり、情報処理システム1cは、第1グループに含まれる情報処理装置30f、30gの冷却ファン33f、33gに回転速度「L」(回転/秒)を設定し、第2グループに含まれる情報処理装置30h、30iの冷却ファン33h、33iに回転速度「M」(回転/秒)を設定する。
また、情報処理システム1cは、第3グループに含まれる情報処理装置30j、30kの冷却ファン33j、33kに回転速度「N」(回転/秒)を設定する。このように、情報所システム1cは、複数の情報処理装置を1つのグループとして対応付け、各グループに異なる冷却ファンの回転速度を設定することとした場合には、各冷却ファン33f〜33kの設定を容易に行う事ができる。
また、図14は、実施例3に係る情報処理装置のグループに対して、回転速度を設定する処理を説明するための図である。図14に示す例では、情報処理システム1dは、情報処理装置30l、30mを第1グループとして、情報処理装置30n、30oを第2グループとして、情報処理装置30p、30qを第3グループとして対応付けている。なお、各情報処理装置30l〜30qが有する各ファン回転速度制御部32l〜32q、および、冷却ファン33l〜33qは、実施例1に係るファン回転速度制御部および冷却ファンと同様の機能を有するものとして、以下の説明を省略する。
また、情報処理システム1dは、監視サーバ10と同様の機能を発揮する監視サーバ10bを有する。また、監視サーバ10bは、ファン回転速度設定部17と同様の機能を発揮するファン回転速度設定部17aを有する。このようなファン回転速度設定部17aは、各グループに異なる回転速度を設定する。例えば、ファン回転速度設定部17aは、第1グループの情報処理装置30l、30mが有する冷却ファン33l、33mに回転速度「L」(回転/秒)を設定し、第2グループの情報処理装置30n、30oが有する冷却ファン33n、33oに回転速度「M」(回転/秒)を設定する。また、ファン回転速度設定部17aは、第3グループの情報処理装置30p、30qが有する冷却ファン33p、33qに回転速度「N」(回転/秒)を設定する。
このように、外部からの指示で各冷却ファン33l〜33qの回転速度を設定することで、情報処理システム1dの導入、稼働開始後であっても、装置外部からの指示で各冷却ファン33l〜33qの回転速度を変更することができる。
(3)優先順位について
上述した情報処理システム1は、いずれかの情報処理装置において温度が閾値よりも高くなった場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を高めていた。しかし、実施例はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理システムは、各情報処理装置が設置された位置に応じて、温度を優先するか否かを示す温度優先情報を設定し、温度優先情報に従って、各情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度を制御することとしてもよい。
上述した情報処理システム1は、いずれかの情報処理装置において温度が閾値よりも高くなった場合には、各冷却ファン33〜33bの回転速度を高めていた。しかし、実施例はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理システムは、各情報処理装置が設置された位置に応じて、温度を優先するか否かを示す温度優先情報を設定し、温度優先情報に従って、各情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度を制御することとしてもよい。
図15aは、各情報処理装置の優先順位を説明するための図である。図15aに示す例では、情報処理システム1eは、複数の情報処理装置#1〜#16と、監視サーバ10cとを有する。また、情報処理システム1eは、各情報処理装置が設置された位置に応じて優先順位1のグループ2、優先順位2のグループ3、優先順位なしのグループ4を設定する。なお、各グループ2〜4は、上述した第1グループ〜第3グループと対応するものであってもよい。また、情報処理システム1eは、情報処理装置#1〜#16以外にも、情報処理装置を有するものとする。
優先順位1のグループ2に含まれる情報処理装置#9〜#16は、騒音が問題とならない位置に設置されており、温度を最優先する優先順位1の温度優先情報が設定されている。また、優先順位2のグループ3に含まれる情報処理装置#5〜#8は、騒音をある程度抑えたい位置に設置されており、所定の閾値以上の温度となった際に、温度を優先する優先順位2の温度優先情報が設定されている。また、優先順位なしのグループ4に含まれる情報処理装置#1〜#4は、騒音が問題となる位置に設置されており、温度を優先する温度優先情報は設定されていない。
図15bは、実施例3に係る情報処理システムの一例を説明するための図である。なお、図15bが有する各部11〜15、17、18は、監視サーバ10が有する各部11〜15、17、18と同様の機能を発揮するものとして、説明を省略する。また、監視サーバ10cは、ファン回転速度決定部16bとグループ情報記憶部18aとを有する。
グループ情報記憶部18aは、各情報処理装置#1〜#16がどの優先順位のグループに含まれるかを示すグループ情報を記憶する。図15cは、実施例3に係るグループ情報の一例を説明するための図である。例えば、図15cに示す例では、グループ情報記憶部18aは、優先順位1のグループとして、情報処理装置#9〜#16を示す情報を記憶し、優先順位2のグループとして、情報処理装置#5〜#8を示す情報を記憶し、優先順位なしのグループとして、情報処理装置#1〜#4を示す情報を記憶する。
ファン回転速度決定部16bは、グループ情報記憶部18aに記憶されたグループ情報に基づいて、情報処理装置#1〜#16を含むグループを判別する。例えば、ファン回転速度決定部16bは、図15cに示すグループ情報に基づいて、情報処理装置#9が優先順位1のグループに含まれると判別し、情報処理装置#5が優先順位2のグループに含まれると判別し、情報処理装置#4が優先順位なしのグループに含まれると判別する。そして、ファン回転速度決定部16bは、判別したグループごとに異なる冷却ファンの回転速度を決定する。その後、ファン回転速度設定部17は、ファン回転速度決定部16bが決定したグループ毎に異なる冷却ファンの回転速度を設定する。
図15dは、実施例3に係る監視サーバが各グループの情報処理装置が有する冷却ファンに対して設定する回転速度を説明するための図である。例えば、図15dに示す例では、監視サーバ10cは、優先順位1のグループの情報処理装置#9について、測定された温度が30度以上である場合には、冷却ファンの回転速度を「5000」(回転/分)に設定する。また、監視サーバ10cは、優先順位1のグループの情報処理装置#9について、測定された温度が25度以上30度未満である場合には、冷却ファンの回転速度を「4000」(回転/分)に設定する。また、監視サーバ10cは、優先順位1のグループの情報処理装置#9について、設定された温度が25度未満である場合には、冷却ファンの回転速度を「3000」(回転/分)に設定する。
また、監視サーバ10cは、優先順位2のグループの情報処理装置#5について、測定された温度が30度以上である場合には、冷却ファンの回転速度を「4000」(回転/分)に設定する。また、監視サーバ10cは、優先順位2のグループの情報処理装置#5について、測定された温度が30度未満である場合には、起動時に設定された回転速度のままにする。また、監視サーバ10cは、優先順位なしのグループの情報処理装置#4については、測定された温度に係らず、冷却ファンの回転速度を起動時に設定された回転速度のままにする。
このように、監視サーバ10cは、情報処理装置#1〜#16が設置された位置に応じて温度優先情報を設定することにより、情報処理装置#1〜#16が設置された位置に応じた最適な冷却ファンの制御を行う事ができる。
また、情報処理システムは、騒音の防止を優先する旨を示す音響優先情報を設定しても良い。図16は、音響優先情報を設定する情報処理システムの一例を説明するための図である。なお、図16に示す情報処理システム1fは、情報処理システム1eと同様に、複数の情報処理装置#1〜#16を有するものとし、監視サーバ10dが有する各部12〜15、17、18は、監視サーバ10cが有する各部12〜15、17、18と同様の機能を発揮する。また、情報処理システム1fは、音響優先情報記憶部18bを有する。
音響優先情報記憶部18bは、情報処理システム1fが有する複数の情報処理装置とを対応付けて記憶する。例えば、音響優先情報記憶部18bは、図15aに示した優先順位1のグループ2に含まれる情報処理装置#9〜#16を示す情報と、優先順位1の音響優先情報とを対応付けて記憶する。また、音響優先情報記憶部18bは、図15aに示した優先順位2のグループ3に含まれる情報処理装置#5〜#8を示す情報と、優先順位2の音響優先情報とを対応付けて記憶する。また、音響優先情報記憶部18bは、図15aに示した優先順位なしのグループ4に含まれる情報処理装置#1〜#4を示す情報を、音響を優先しない旨の情報とを対応付けて記憶する。
ファン回転速度決定部16bは、各情報処理装置#1〜#16について、音響優先情報記憶部18bを参照し、各情報処理装置#1〜#16がどのグループに含まれるかを判別する。そして、ファン回転速度決定部16は、判別したグループに応じて、異なる回転数を決定する。
図17は、実施例3に係る監視サーバ10dが音響優先情報に基づいて実行する処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、監視サーバ10dは、各情報処理装置#1〜#16について、以下の処理を実行する。なお、以下の説明における「X」および「Y」は、予め設定される所定の閾値である。
まず、監視サーバ10dは、音響優先情報記憶部18bを参照し、処理の対象となる情報処理装置が優先順位1のグループに含まれるか否かを判別する(ステップS201)。つまり、監視サーバ10dは、情報処理装置に優先順位1の音響優先情報が設定されているか否かを判別する。そして、監視サーバ10dは、情報処理装置が優先順位1のグループに含まれると判別した場合には(ステップS201肯定)、情報処理装置から発せられる音圧レベルのピーク値のうち、最大のピーク値と最小のピーク値が「X」デシベル以上であるか否かを判別する(ステップS202)。そして、監視サーバ10dは、音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上であると判別した場合には(ステップS202肯定)、情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度を現回転速度の90パーセントに設定し(ステップS203)、処理を終了する。
一方、監視サーバ10dは、音圧レベルのピーク値が「X」デシベル未満であると判別した場合には(ステップS202否定)、各ピーク値のうち、最大の値と最小の値との差であるピーク差が「Y」デシベル以上であるか否かを判別する(ステップS204)。そして、監視サーバ10dは、音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上であると判別した場合には(ステップS204肯定)、情報処理装置が有する冷却ファンの回転速度を現回転速度の95パーセントに設定し(ステップS205)、処理を終了する。また、監視サーバ10dは、音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル未満であると判別した場合には(ステップS204否定)、冷却ファンの回転速度を変更せず(ステップS209)、処理を終了する。
また、監視サーバ10dは、情報処理装置が優先順位1のグループに含まれないと判別した場合には(ステップS201否定)、優先順位2のグループに含まれるか否かを判別する(ステップS206)。つまり、監視サーバ10dは、情報処理装置に優先順位2の音響優先情報が設定されているか否かを判別する。そして、監視サーバ10dは、情報処理装置が優先順位2のグループに含まれると判別した場合には(ステップS206肯定)、音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上であるか否かを判別する(ステップS207)。また、監視サーバ10dは、音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上であると判別した場合には(ステップS207肯定)、冷却ファンの回転速度を現回転速度の95パーセントに設定し(ステップS208)、処理を終了する。
一方、監視サーバ10dは、音圧レベルのピーク値が「X」デシベル未満であると判別した場合には(ステップS207否定)、冷却ファンの回転速度を変更せず(ステップS209)、処理を終了する。また、監視サーバ10dは、情報処理装置が優先順位2のグループに含まれないと判別した場合には(ステップS206否定)、回転速度を変更せず、処理を終了する。
(4)音響測定装置の設置位置について
上述した実施例1では、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bから発せられた音を測定するため、各情報処理装置30〜30bの近傍に音響測定装置20〜20bを設置していた。しかし、実施例は、これに限定されるものではない。
上述した実施例1では、情報処理システム1は、各情報処理装置30〜30bから発せられた音を測定するため、各情報処理装置30〜30bの近傍に音響測定装置20〜20bを設置していた。しかし、実施例は、これに限定されるものではない。
図18は、音響測定装置の設置位置を説明するための第1の図である。例えば、図18に示すように、音響測定装置20c〜20fは、それぞれ複数の情報処理装置から発せられる音を測定る位置に設置されていてもよい。また、図19は、音響測定装置の設置位置を説明するための第2の図である。例えば、図19に示すように、音響測定装置20c〜20fは、複数の情報処理装置が設置された計算機室の外側に設置されても良い。また、図20は、音響測定装置の設置位置を説明するための第3の図である。図20に示すように、計算機室が建物の1階に設置されている際に、音響測定装置20cを建物の2階に設置し、音響測定装置20dを地下1階に設置しても良い。
すなわち、計算機室に近接する部屋や、計算機室の上下階の部屋には、建物の構造に応じて、不測の騒音が伝達する場合がある。このような不測の騒音について、図21、図22を用いて、不測の騒音について説明する。図21は、計算機室内において測定された音の周波数成分を説明するための図である。また、図22は、計算機室外において測定された音の周波数成分を説明するための図である。なお、図21、図22には、冷却ファンの回転速度を「中」に設定した際に発生した音の周波数成分と、冷却ファンの回転速度を「低」に設定した際に発生した音の周波数成分とを示した。
図21に示すように、冷却ファンの回転速度を「低」に設定した場合には、計算機室内において「86」デシベルの音圧のピークが測定され、冷却ファンの回転速度を「中」に設定した場合には、計算機室内における音に「90」デシベルの音圧のピークが測定された。つまり、計算機室内においては、冷却ファンの回転速度を「中」に設定した際に冷却ファンの回転速度を「低」に設定した際よりも、大きな騒音が発生している。
一方、図22に示す例では、冷却ファンの回転速度を「低」に設定した場合には、計算機室外において「32」デシベルの音圧のピークが測定され、冷却ファンの回転速度を「中」に設定した場合には、計算機室外における音に「25」デシベルの音圧のピークが測定された。つまり、計算機室外においては、冷却ファンの回転速度を「低」に設定した際に冷却ファンの回転速度を「中」に設定した際よりも、大きな騒音が発生している。
このように、計算機室外においては、冷却ファンの回転速度を単純に遅くすれば騒音が小さくなるとは限らない。このため、音響測定装置20c〜20fを、計算機室の内側ではなく、外側に設置することにより、より適切な騒音対策を行う事ができる。なお、音響測定装置20c〜20fは、可動式とすることで、任意の位置に設置するようにしてもよい。
(5)冷却ファンの回転速度について
上述した実施例1では、情報処理システム1は、各回転速度テーブル11a〜11eが示す回転速度を各冷却ファン33〜33bに設定した。しかし、実施例は、これに限定されるものではなく、例えば、情報処理システムは、その都度、音圧レベルのピーク値に応じて、冷却ファンの回転速度を算出することとしてもよい。
上述した実施例1では、情報処理システム1は、各回転速度テーブル11a〜11eが示す回転速度を各冷却ファン33〜33bに設定した。しかし、実施例は、これに限定されるものではなく、例えば、情報処理システムは、その都度、音圧レベルのピーク値に応じて、冷却ファンの回転速度を算出することとしてもよい。
図23は、実施例3に係る情報処理システムが新たな冷却ファンの回転速度を算出する処理を説明するためのフローチャートである。例えば、情報処理システム1gは、情報処理装置30〜30bを有し、以下の処理を各情報処理装置30〜30bに対して個別に実行する。
例えば、情報処理システム1gは、情報処理装置30の温度が所定の閾値を超えているか否かを判別することで、情報処理装置30の温度に問題があるか否かを判別する(ステップS301)。そして、情報処理システム1gは、温度に問題が無いと判別した場合には(ステップS301否定)、情報処理装置30から発せられる音の音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上であるか否かを判別する(ステップS302)。また、情報処理システム1gは、音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上であると判別した場合には(ステップS302肯定)、情報処理装置30が有する冷却ファン33の回転速度を現回転速度の90パーセントに設定する(ステップS303)。そして、情報処理システム1gは、情報処理装置30に対する処理を終了する。
一方、情報処理システム1gは、情報処理装置30から発せられる音の音圧レベルのピーク値が「X」デシベル未満であると判別した場合には(ステップS302否定)、音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上であるか否かを判別する(ステップS304)。そして、情報処理システム1gは、音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上であると判別した場合には(ステップS304肯定)、情報処理システム1は、冷却ファン33の回転速度を現回転速度の95パーセントに設定し(ステップS305)、処理を終了する。また、情報処理システム1gは、音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル未満であると判別した場合には(ステップS304否定)、冷却ファン33の回転速度を変更せず(ステップS306)、処理を終了する。また、情報処理システム1gは、温度に問題があると判別した場合には(ステップS301肯定)、温度に余裕がないため、冷却ファン33の回転速度を変更せず(ステップS306)、処理を終了する。
情報処理システム1gは、このような処理を各情報処理装置30〜30bが有する各冷却ファン33〜33bに対して行うことで、各冷却ファン33〜33bの回転速度を適切に変更し、温度異常を防止しつつ、騒音を少なくすることができる。
(6)温度と音響とに応じた処理について
実施例1に係る情報処理システムは、各情報処理装置に、温度を優先するか、音響を優先するか予め設定し、温度を優先するか音響を優先するかに応じて、異なる処理を実行することとしてもよい。例えば、情報処理システム1hは、各情報処理装置30〜30bを有し、各情報処理装置30〜30bのうち、温度を優先する情報処理装置に温度優先情報を設定し、音響を優先する情報処理装置に音響優先情報を設定する。
実施例1に係る情報処理システムは、各情報処理装置に、温度を優先するか、音響を優先するか予め設定し、温度を優先するか音響を優先するかに応じて、異なる処理を実行することとしてもよい。例えば、情報処理システム1hは、各情報処理装置30〜30bを有し、各情報処理装置30〜30bのうち、温度を優先する情報処理装置に温度優先情報を設定し、音響を優先する情報処理装置に音響優先情報を設定する。
そして、情報処理システム1hは、温度優先情報を設定した情報処理装置に対しては、図24に示すテーブルに従って、冷却ファンの回転速度を設定する。なお、図24は、温度を優先する情報処理装置の冷却ファンに対する制御の一例を説明するための図である。
具体的には、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が30度以上である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を5%増加させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が30度以上である際に測定された音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル未満である場合には、冷却ファンの回転速度を5%増加させる。それ以外の場合は、冷却ファンの回転速度を10%増加させる。
また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度以上30度未満である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上でも音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上でもない場合に、回転速度を5%増加させる。また、情報処理システム1hは、温度と音響の関係が、上述した状態以外の場合には、冷却ファンの回転速度をそのままにする。
また、情報処理システム1hは、音響優先情報を設定した情報処理装置に対しては、図25に示すテーブルに従って、冷却ファンの回転速度を設定する。なお、図25は、音響を優先する情報処理装置の冷却ファンに対する制御の一例を説明するための図である。
具体的には、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が30度以上である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を5%減少させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が30度以上である際に測定された音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を5%減少させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が30度以上である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル未満で音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル未満である場合には、冷却ファンの回転速度をそのままにする。
また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度以上30度未満である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を5%減少させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度以上30度未満である際に測定された音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を5%減少させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度以上30度未満である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル未満で音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル未満である場合には、冷却ファンの回転速度をそのままにする。
また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度未満である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を10%減少させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度未満である際に測定された音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル以上である場合には、冷却ファンの回転速度を5%減少させる。また、情報処理システム1hは、情報処理装置の温度が25度未満である際に測定された音圧レベルのピーク値が「X」デシベル未満で音圧レベルのピーク差が「Y」デシベル未満である場合には、冷却ファンの回転速度をそのままにする。
このように、情報処理システム1hは、温度を優先するか、または、音響を優先するかによって、異なる処理を実行することで、冷却ファンの回転速度をよりきめ細かく制御することができる。
(7)処理を実行するタイミングについて
上述した各情報処理システム1〜1hは、各冷却ファンの回転速度を設定する処理を、任意のタイミングで行う事ができる。例えば、各情報処理システム1〜1hは、情報処理システム1〜1hの電源投入時に各冷却ファンの回転速度を設定することとしてもよい。また、各情報処理システム1〜1hは、情報処理システム1〜1hの再起動発生時に各冷却ファンの回転速度を設定することとしてもよい。また、各情報処理システム1〜1hは、一定時間おきに、各冷却ファンの回転速度を設定することで、常に最適な回転速度を維持するようにしてもよい。
上述した各情報処理システム1〜1hは、各冷却ファンの回転速度を設定する処理を、任意のタイミングで行う事ができる。例えば、各情報処理システム1〜1hは、情報処理システム1〜1hの電源投入時に各冷却ファンの回転速度を設定することとしてもよい。また、各情報処理システム1〜1hは、情報処理システム1〜1hの再起動発生時に各冷却ファンの回転速度を設定することとしてもよい。また、各情報処理システム1〜1hは、一定時間おきに、各冷却ファンの回転速度を設定することで、常に最適な回転速度を維持するようにしてもよい。
また、各情報処理システム1〜1hは、温度、音響を一定時間おきに測定し、測定した温度と音響に基づいて温度または音響に異常が発生した際に各冷却ファンの回転速度を設定することとしてもよい。例えば、図26は、情報処理システムが異常を検知する処理の流を説明するためのフローチャートである。
例えば、情報処理システム1iは、温度と音響とを測定し、測定した温度と音響とを記憶する(ステップS401)。そして、情報処理システム1iは、前回の測定結果と今回の測定結果とを比較し(ステップS402)、急激な温度の上昇や、音圧レベルの情報等の異常な兆候が検出されるか否かを判別する(ステップS403)。また、情報処理システム1iは、異常な兆候が検出されなかった場合には(ステップS403否定)、一定時間待機し(ステップS404)、その後、再度温度、音響を測定し、記憶する(ステップS401)。また、情報処理システム1iは、異常な兆候が検出された場合には(ステップS403肯定)、冷却ファンの回転速度を変更する(ステップS405)。なお、冷却ファンの回転速度を変更する処理については、上述した種々の処理を適用することができる。
このように、情報処理システム1iは、異常の兆候が現れた際に冷却ファンの回転速度を変更する処理を実行することで、異常な状態の発生を事前に回避することができる。
(8)時間ごとに異なる回転速度を設定する処理について
上述した各情報処理システム1〜1iは、各情報処理装置の温度および測定された音響に基づいて、冷却ファンの回転速度を変更した。しかし、実施例は、これに限定されるものではなく、例えば、時間に応じて異なる回転速度を設定してもよい。以下、時間に応じて異なる回転速度を設定する情報処理システム1jについて説明する。
上述した各情報処理システム1〜1iは、各情報処理装置の温度および測定された音響に基づいて、冷却ファンの回転速度を変更した。しかし、実施例は、これに限定されるものではなく、例えば、時間に応じて異なる回転速度を設定してもよい。以下、時間に応じて異なる回転速度を設定する情報処理システム1jについて説明する。
図27は、温度ごとに異なる回転速度を設定する回転速度テーブルを説明するための図である。例えば、情報処理システム1jは、図27に示すように、午前8時から午後6時までの回転速度を設定するための回転速度テーブル11fと、午後6時から午前8時までの回転速度を設定するための回転速度テーブル11gとを有する。そして、情報処理システム1jは、午前8時から午後6時までの間は、各情報処理装置の温度に応じて、冷却ファンの回転速度を回転速度テーブル11fが示す回転速度に設定する。また、情報処理システム1jは、午後6時から午前8までの間は、冷却ファンの回転速度を回転速度テーブル11gが示す回転速度に設定する。
このように、情報処理システム1jは、時間ごとに異なる回転速度テーブルを用いて冷却ファンの回転速度を設定することによって、適切に冷却ファンの回転速度を設定することができる。例えば、情報処理システム1jは、作業者が帰宅した後は、音響を考慮しない設定を行い、作業者がいる時間帯においては、音響を考慮した設定を行う事ができる。
(9)アクティブ音源について
上述した情報処理システム1aは、測定された温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、冷却ファン33〜33bの回転速度を増加させるとともに、各アクティブ音源21〜21bを用いて、騒音を減少させていた。しかし、実施例は、これに限定されるものではない。例えば、情報処理システム1aは、各音響測定装置20〜20bが測定した音の反位相の音を常時アクティブ音源21に発生させることで、騒音を減少させることとしてもよい。
上述した情報処理システム1aは、測定された温度が所定の閾値よりも高く、かつ、音圧レベルが所定の閾値よりも大きい、または、各周波数成分の音圧レベルのピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、冷却ファン33〜33bの回転速度を増加させるとともに、各アクティブ音源21〜21bを用いて、騒音を減少させていた。しかし、実施例は、これに限定されるものではない。例えば、情報処理システム1aは、各音響測定装置20〜20bが測定した音の反位相の音を常時アクティブ音源21に発生させることで、騒音を減少させることとしてもよい。
(10)情報処理装置について
上述した各監視サーバ10〜10dは、複数の情報処理装置が有する各冷却ファンの回転速度を設定した。しかし、実施例はこれに限定されるものではない。すなわち、監視サーバ10〜10dは、回転速度を設定可能な冷却ファンを有し、筐体内の冷却を行う電子装置であれば、任意の電子装置が有する冷却ファンの回転速度を設定することとしてよい。
上述した各監視サーバ10〜10dは、複数の情報処理装置が有する各冷却ファンの回転速度を設定した。しかし、実施例はこれに限定されるものではない。すなわち、監視サーバ10〜10dは、回転速度を設定可能な冷却ファンを有し、筐体内の冷却を行う電子装置であれば、任意の電子装置が有する冷却ファンの回転速度を設定することとしてよい。
(11)プログラム
ところで、上述した監視サーバ10、10aは、ハードウェアを利用して各種の処理を実現する場合を説明した。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図28を用いて、コンピュータに実行させることで、実施例1に示した監視サーバ10と同様の機能を有する監視サーバの制御プログラムの一例を説明する。図28は、監視サーバの制御プログラムを実行する監視サーバの一例を説明するための図である。
ところで、上述した監視サーバ10、10aは、ハードウェアを利用して各種の処理を実現する場合を説明した。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図28を用いて、コンピュータに実行させることで、実施例1に示した監視サーバ10と同様の機能を有する監視サーバの制御プログラムの一例を説明する。図28は、監視サーバの制御プログラムを実行する監視サーバの一例を説明するための図である。
図28に例示された監視サーバ100は、HDD(Hard Disk Drive)110、ROM(Read Only Memory)130、CPU(Central Processing Unit)140、RAM(Random Access Memory)150がバス170で接続される。また、図28に例示された監視サーバ100は、各情報処理装置が有するファン回転速度制御部に回転速度を示す情報を送信したり、温度情報および音響情報を受信するためのI/O(Input/Output)160が接続される。
HDD110には、回転速度指示テーブル111があらかじめ保存される。回転速度指示テーブル111は、実施例1に係る各回転速度テーブル11a〜11eと同様の情報を有している。ROM130には、冷却ファン制御プログラム131があらかじめ保持される。CPU140が冷却ファン制御プログラム131を読み出して実行することによって、冷却ファン制御プロセス141として機能するようになる。なお、冷却ファン制御プロセス141は、図1に示した各部12〜17と同様の機能を発揮する。
なお、本実施例で説明した冷却ファン制御プログラムは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読取可能な記録媒体に記録される。また、このプログラムは、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
また、本実施例で説明した監視サーバの制御プログラムは、制御サーバ10だけではなく、各制御サーバ10a〜10dが実行する処理と同様の機能を発揮するように、監視サーバ100を制御することも可能である。
1〜1j 情報処理システム
2 優先順位1のグループ
3 優先順位2のグループ
4 優先順位なしのグループ
10〜10d、100 監視サーバ
11 ファン回転速度テーブル記憶部
11a〜11g 回転速度テーブル
12 温度情報収集部
13 温度解析部
14 音響情報収集部
15 音響解析部
16〜16b ファン回転速度決定部
17〜17a ファン回転速度設定部
18 温度音響記憶部
19 アクティブ音源制御部
20〜20f 音響測定装置
21〜21b アクティブ音源
30〜30q 情報処理装置
31〜31b 温度測定部
32〜32b、32l〜32q ファン回転速度制御部
33〜33q 冷却ファン
110 HDD(Hard Disk Drive)
111 回転速度指示テーブル
130 ROM(Read Only Memory)
131 冷却ファン制御プログラム
140 CPU(Central Processing Unit)
141 冷却ファン制御プロセス
150 RAM(Random Access Memory)
160 I/O(Input/Output)
170 バス
2 優先順位1のグループ
3 優先順位2のグループ
4 優先順位なしのグループ
10〜10d、100 監視サーバ
11 ファン回転速度テーブル記憶部
11a〜11g 回転速度テーブル
12 温度情報収集部
13 温度解析部
14 音響情報収集部
15 音響解析部
16〜16b ファン回転速度決定部
17〜17a ファン回転速度設定部
18 温度音響記憶部
19 アクティブ音源制御部
20〜20f 音響測定装置
21〜21b アクティブ音源
30〜30q 情報処理装置
31〜31b 温度測定部
32〜32b、32l〜32q ファン回転速度制御部
33〜33q 冷却ファン
110 HDD(Hard Disk Drive)
111 回転速度指示テーブル
130 ROM(Read Only Memory)
131 冷却ファン制御プログラム
140 CPU(Central Processing Unit)
141 冷却ファン制御プロセス
150 RAM(Random Access Memory)
160 I/O(Input/Output)
170 バス
Claims (13)
- 筺体内部を冷却する冷却ファンと前記冷却ファンを制御するファン制御部とをそれぞれ備える複数の電子装置を制御する監視処理装置において、
各電子装置の温度測定部が測定する電子装置の筺体内部の温度情報と、音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報とに基づいて、筺体内部の温度が他の電子装置よりも低い優先制御対象の電子装置のファン制御部を、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御するファン速度制御部を有することを特徴とする監視処理装置。 - 前記ファン速度制御部は、
前記温度測定部が測定する温度情報が所定温度よりも高いか、又は、前記音圧測定装置が測定する音圧情報が所定音圧よりも大きいかに基づいて、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項1記載の監視処理装置。 - 前記監視制御装置はさらに、
各電子装置が何れのグループに含まれるかを示すグループ情報を保持するグループ情報記憶部を有し、
前記ファン速度制御部は、
音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報と、前記グループ情報記憶部が保持するグループ情報とに基づいて、各電子装置のファン制御部に対し、いずれかのグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度が、他のグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項1記載の監視処理装置。 - 複数の電子装置と、各電子装置を制御する監視処理装置とを含む電子システムにおいて、
各電子装置が発する音の音圧情報を測定する音圧測定装置を有し、
各電子装置は、
筺体内部を冷却する冷却ファンと、
前記冷却ファンを制御するファン制御部と、
を有し、
前記監視処理装置は、
音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報に基づいて、各電子装置のファン制御部に対し、いずれかの電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御するファン速度制御部を有することを特徴とする電子システム。 - 各電子装置はさらに、
各電子装置の筺体内部の温度情報を測定する温度測定部を有し、
前記ファン速度制御部は、
各温度測定部が測定する電子装置の筺体内部の温度情報と、前記音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報とに基づいて、筺体内部の温度が他の電子装置よりも低い優先制御対象の電子装置のファン制御部に対し、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項4記載の電子システム。 - 前記ファン速度制御部は、
各温度測定部が測定する温度情報が所定温度よりも高いか、又は、前記音圧測定装置が測定する音圧情報が所定音圧よりも大きいかに基づいて、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項5記載の電子システム。 - 前記監視制御装置はさらに、
各電子装置が何れのグループに含まれるかを示すグループ情報を保持するグループ情報記憶部を有し、
前記ファン速度制御部は、
前記音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報と、前記グループ情報記憶部が保持するグループ情報とに基づいて、各電子装置のファン制御部に対し、いずれかのグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度が、他のグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項4記載の電子システム。 - 冷却ファンと前記冷却ファンを制御するファン制御部とをそれぞれ備える複数の電子装置と、前記複数の電子装置を制御する監視処理装置とを有する電子システムの制御方法において、
音圧測定装置が、各電子装置が発する音の音圧情報を測定し、
前記監視処理装置が有するファン速度制御部が、各電子装置の温度測定部が測定する電子装置の筺体内部の温度情報と、前記音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報とに基づいて、筺体内部の温度が他の電子装置よりも低い優先制御対象の電子装置のファン制御部を、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする電子システムの制御方法。 - 前記電子システムの制御方法において、
前記ファン速度制御部は、
前記温度測定部が測定する温度情報が所定温度よりも高いか、又は、前記音圧測定装置が測定する音圧情報が所定音圧よりも大きいかに基づいて、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項8記載の電子システムの制御方法。 - 前記電子システムの制御方法において、
前記ファン速度制御部は、
音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報と、各電子装置が備えるグループ情報記憶部が保持する、各電子装置が何れのグループに含まれるかを示すグループ情報とに基づいて、各電子装置のファン制御部に対し、いずれかのグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度が、他のグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御することを特徴とする請求項9記載の電子システムの制御方法。 - 筺体内部を冷却する冷却ファンと前記冷却ファンを制御するファン制御部とをそれぞれ備える複数の電子装置を制御する監視処理装置の制御プログラムにおいて、
前記監視処理装置が有する演算処理装置に、
音圧測定装置が測定した各電子装置が発する音の音圧情報を取得させ、
各電子装置が備えるファン制御部に対し、各電子装置の温度測定部が測定する電子装置の筺体内部の温度情報と、前記音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報とに基づいて、筺体内部の温度が他の電子装置よりも低い優先制御対象の電子装置のファン制御部を、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御させることを特徴とする監視処理装置の制御プログラム。 - 前記監視処理装置の制御プログラムにおいて、
前記演算処理装置に、
各電子装置が備えるファン制御部に対し、前記温度測定部が測定する温度情報が所定温度よりも高いか、又は、前記音圧測定装置が測定する音圧情報が所定音圧よりも大きいかに基づいて、前記優先制御対象の電子装置の冷却ファンの回転速度が、他の電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御させることを特徴とする請求項11記載の監視処理装置の制御プログラム。 - 前記監視処理装置の制御プログラムにおいて、
前記演算処理装置に、
各電子装置が備えるファン制御部に対し、音圧測定装置が測定する各電子装置が発する音の音圧情報と、各電子装置が備えるグループ情報記憶部が保持する、各電子装置が何れのグループに含まれるかを示すグループ情報とに基づいて、各電子装置のファン制御部に対し、いずれかのグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度が、他のグループに含まれる電子装置の冷却ファンの回転速度と異なるように制御させることを特徴とする請求項12記載の監視処理装置の制御プログラム。
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