JP5668634B2 - 膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材およびその製造方法 - Google Patents
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Description
しかし、膨張特性を有する製鋼スラグを含む鉄鋼スラグ水和固化体でも、膨張管理された破砕材料を使用すれば、地盤または道路が上下方向あるいは横方向に膨らむ恐れがなく、地盤が変位することもなく、周囲の構造物に損傷を生じる恐れもないため、そのような膨張管理された人口石材が望まれる。
本発明は、前記の課題を有利に解消するようにした、膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材およびその製造方法を提供することを目的とする。
α・β≦9500(%・kg/m3)
ただし、
α:JIS A5015で規定される鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比(%)であり、1.82≦α≦15(%)
β:鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量(kg/m3)
であり、0<β≦2300(kg/m3)
また、第2発明は、第1発明の膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材において、港湾用埋め立て材またはサンドコンパクションパイル材料あるいは道路用路盤材のいずれかであることを特徴とする。
また、第3発明の膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材の製造方法は、製鋼スラグ単体または製鋼スラグと高炉スラグとの混合材のいずれか一方と、高炉水砕スラグ微粉末と水とを主要材料とし、これらを混練し硬化させた鉄鋼スラグ水和固化体を破砕処理して製造される膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材の製造方法であって、製鋼スラグの80℃水浸膨張比αと、単位体積あたりの鉄鋼スラグの配合量βとが下記の式および条件を満足する鉄鋼スラグ水和固化体を製造した後、その鉄鋼スラグ水和固化体を破砕して粒径が50mm以下に粒状化したことを特徴とする。
α・β≦9500(%・kg/m3)
ただし、
α:JIS A5015で規定される鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比(%)であり、1.82≦α≦15(%)
β:鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量(kg/m3)
であり、0<β≦2300(kg/m3)
α・β≦9500(%・kg/m3)
ただし、
α:JIS A−5015で規定される鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比(%)であり、0≦α≦15(%)
β:鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量(kg/m3)
であり、0<β≦2300(kg/m3)
前記のα・β≦9500(%・kg/m3)に設定した理由は、本発明における鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材の膨張率(%)を1.5%以下にするためである。このように、0<β≦2300(kg/m3)とすることで、膨張率(%)、すなわち、(80℃水浸膨張比(%))を1.5%以下にし、施工した場合に、人口石材の膨張による問題が起こることはなく、港湾用埋め立て材またはサンドコンパクションパイル材料あるいは道路用路盤材に用いることができるためである。
また、前記の鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比α(%)を0≦α≦15(%)とした理由は、0≦α(%)であると、収縮による悪影響が防止可能であり、また、αがα≦1.5(%)であると、膨張による周辺への悪影響が回避できるため、αを0≦α≦15(%)に設定している。
また、前記の鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量β(kg/m3)を0<β≦2300(kg/m3)とした理由は、製鋼スラグを配合している鉄鋼スラグ水和固化体とするために0<β(kg/m3)とし、また、β≦2300(kg/m3)とすることにより、製鋼スラグ80℃水浸膨張比α(%)が小さい場合にも、製鋼スラグの単位配合量(β)は最大でも2300kg/m3であることが必要であるためである。
かつ、製鋼スラグの80℃水浸膨張比αと、単位体積あたりの製鋼スラグの配合量βとが下記の式および条件を満足する鉄鋼スラグ水和固化体を製造した後、その鉄鋼スラグ水和固化体を破砕して粒径が50mm以下に粒状化して製造される膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材である。
α・β≦9500(%・kg/m3)
ただし、
α:JIS A−5015で規定される鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比(%)であり、0≦α≦15(%)
β:鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量(kg/m3)
であり、0<β≦2300(kg/m3)
(1)鉄鋼スラグ水和固化体の骨材としては、製鋼スラグ単体、または製鋼スラグと高炉スラグ等との混合材を用いることができる。実験に用いた鉄鋼スラグは、製鋼スラグ単体である。
(2)製鋼スラグとしては、転炉スラグ、溶銑予備処理スラグ、脱炭スラグ、脱燐スラグ、脱硫スラグ、脱珪スラグ、電気炉還元スラグ、電気炉酸化スラグ、二次精錬スラグ、造塊スラグの1種または2種以上を混合したものを用いることができる。実験に用いた製鋼スラグは、転炉スラグを用いた。
(3)製鋼スラグに含まれるMgO含有率は8.5%(質量%)以下である。
(4)製鋼スラグは、膨張率が0.5%〜15%程度(最頻値:3%〜10%)のものを用いた。
また、図2のグラフから、本発明の膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材の80℃水浸膨張比(%)をyとし、製鋼スラグの膨張率(%)と、製鋼スラグの単位体積あたりの配合量(kg/m3)の積をxとした場合、y=0.0002x−0.1618で表せることがわかった。
図3で、白抜きの四角「□」で示した各プロットで示すデータは、本発明における鉄鋼スラグ水和固化体単位体積あたりの製鋼スラグの単位配合量(β)の式、0<β≦2300(kg/m3)と、α・β≦9500(%・kg/m3)と、製鋼スラグの80℃水浸膨張比αの式、0≦α≦15(%)との関係から、α・β≦9500(%・kg/m3)を満足するように、単位体積あたりの製鋼スラグの配合量βと、製鋼スラグの80℃水浸膨張比αの式0≦α≦15(%)とを変化させた場合のグラフである。
Claims (3)
- 製鋼スラグ単体または製鋼スラグと高炉スラグとの混合材のいずれか一方と、高炉水砕スラグ微粉末と水とを主要材料とし、これらを混練し硬化させた鉄鋼スラグ水和固化体であって、製鋼スラグの80℃水浸膨張比αと、単位体積あたりの製鋼スラグの配合量βとが下記の式および条件を満足する鉄鋼スラグ水和固化体を破砕処理したことを特徴とする膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材。
α・β≦9500(%・kg/m3)
ただし、
α:JIS A5015で規定される鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比(%)であり、1.82≦α≦15(%)
β:鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量(kg/m3)
であり、0<β≦2300(kg/m3) - 港湾用埋め立て材またはサンドコンパクションパイル材料あるいは道路用路盤材のいずれかである請求項1に記載の膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材。
- 製鋼スラグ単体または製鋼スラグと高炉スラグとの混合材のいずれか一方と、高炉水砕スラグ微粉末と水とを主要材料とし、これらを混練し硬化させた鉄鋼スラグ水和固化体を破砕処理して製造される膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材の製造方法であって、製鋼スラグの80℃水浸膨張比αと、単位体積あたりの製鋼スラグの配合量βとが下記の式および条件を満足する鉄鋼スラグ水和固化体を製造した後、その鉄鋼スラグ水和固化体を破砕して粒径が1000mm以下に粒状化したことを特徴とする膨張管理された鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材の製造方法。
α・β≦9500(%・kg/m3)
ただし、
α:JIS A5015で規定される鉄鋼スラグ水和固化体に用いる製鋼スラグの80℃水浸膨張比(%)であり、1.82≦α≦15(%)
β:鉄鋼スラグ水和固化体の単位体積あたりの製鋼スラグの配合量(kg/m3)
であり、0<β≦2300(kg/m3)
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