JP5664924B2 - コネクタおよびコネクタの製造方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、端子を後方から挿入する端子挿入孔を有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、前記端子挿入孔の後端開口縁部に前記端子挿入孔の軸心に向かって先細り状に形成され、前記端子挿入孔の延びる方向と交差する交差方向と後方とに開口する誘い込み部とを備えたコネクタの製造方法であって、成形金型に設けられた誘い込み成形部を、前記交差方向に引き抜くことで、前記誘い込み部を成形するところに特徴を有する。
このような構成によると、誘い込み部が端子挿入孔が延びる方向と交差する方向に開口しているので、成形金型に設けられた誘い込み成形部を交差方向に引き抜くことによって、端子挿入孔の後端開口縁部に誘い込み部を成形することができる。これにより、端子挿入孔の延びる方向と交差する方向に型開きする成形金型でありがなら、端子挿入孔の後端開口縁部に誘い込み部を成形することができ、誘い込み部によって端子を端子挿入孔に誘い込んで挿入することができる。
また、本発明のコネクタは、誘い込み部を成形する成形金型を、型抜き溝を通して交差方向に抜き抜くことができる。
前記コネクタハウジングには、前記誘い込み部の後方に臨んだ位置に、前記端子に接続されたケーブルを保持するケーブル保持部が形成されている構成としてもよい。
誘い込み部の後方に臨んだ位置にケーブル保持部が形成されている場合には、前後方向に型開きして誘い込み構造を設けることができなくなってしまう。ところが、上記の構成によると、誘い込み成形部を交差方向に引き抜くことで、誘い込み部を成形することができる。これにより、端子挿入孔とケーブル保持部との間に前後方向にスライドさせる専用金型を設けて、端子挿入孔の後端開口縁部に誘い込み部を成形する場合に比べて、成形金型の構造を簡素化することができる。
このような構成によると、端子挿入孔の延びる方向と交差した方向に延びる型抜き溝を通して誘い込み成形部を抜き抜くことで、端子挿入孔の後端開口縁部における半分の領域に誘い込み部を形成することができる。すなわち、誘い込み成形部を交差方向に引き抜く上で、端子挿入孔の後端開口縁部に誘い込み部を最も大きく形成することができる。
本発明の実施形態について図1乃至図17を参照して説明する。
本実施形態は、光ケーブル(本発明の「ケーブル」の一例)Wの端末に接続される光コネクタ(本発明の「コネクタ」の一例)10を例示している。
キャピラリ21の内部には、光ファイバ心線W2の被覆材を剥ぐことで露出した図示しない光ファイバが挿通されておリ、キャピラリ21の先端に相手側光コネクタに設けられた図示しない相手側フェルールの先端が当接することで光ファイバと、相手側フェルールの相手側光ファイバとが光学的に接続されるようになっている。
キャピラリ収容部32は、嵌合部31の内部空間に突出した形態で嵌合部31の奥部に形成されている。キャピラリ収容部32の内部には、スリーブ23が装着されたキャピラリ21が適合して挿入される一対の端子挿入孔34が幅方向に並んで形成されており、両端子挿入孔34は、キャピラリ収容部32を前後方向に貫通して形成されている。また、両端子挿入孔34は、図7及び図8に示すように、キャピラリ収容部32の後面32Aに円形状に開口した形態をなしている。
天井壁51は、図1及び図12に示すように、略矩形状をなし、天井壁51の内側には、天井壁51の内面から下方(図12の紙面手前側)に向かって突出するフェルール保持部53が形成されている。
フェルール保持部53には、フェルール20のフランジ部22及び軸部24の外形形状に沿って形成された嵌合凹部54が幅方向に2つ並んで形成されており、カバー50がハウジング本体30の上部に組み付けられると、図4に示すように、各嵌合凹部54内にフェルール20のフランジ部22及び軸部24がそれぞれ嵌合され、フランジ収容部33内において2つのフェルール20が保持されるようになっている。
ロック片52には、ロック片52を板厚方向に貫通する係止孔52Aが形成されており、この係止孔52Aにフランジ収容部33のロック突部35が収容されて、ロック突部35とロック片52とが係止することで、カバー50がハウジング本体30に組み付け固定されるようになっている。
このケーブル保持部36は、光ケーブルWのかしめリングRを収容する上下一対の収容溝37と、かしめリングRを後方に抜け止めする抜け止め部38とを備えて構成されている。また、上下一対の収容溝37は、幅方向に2つ並んで形成されている。
誘い込み面39は、図9及び図10を示すように、キャピラリ収容部32の後面32Aから前方に向かうほど、端子挿入孔34の軸心に近づくように先細り状に傾斜した形態をなしている。また、誘い込み面39は、端子挿入孔34の後端開口縁部における端子挿入孔34の軸心よりも下半分の位置に端子挿入孔34を周方向に囲むように形成されている。これにより、図15に示すように、フェルール20のキャピラリ21に装着されたスリーブ23の軸心が端子挿入孔34の軸心よりも下半分に僅かにずれた状態でスリーブ23を端子挿入孔34に挿入しようとした際には、誘い込み面39がスリーブ23の先端を端子挿入孔34に誘い込み、スリーブ23が装着されたキャピラリ21を端子挿入孔34に挿入し易くすることができるようになっている。また、誘い込み面39は、図8に示すように、端子挿入孔34の後端開口縁部における端子挿入孔34の軸心よりも下半分の位置に形成されているので、端子挿入孔の後端開口縁部における幅方向の一部にのみ誘い込み面が形成されている場合に比べて、スリーブ23を端子挿入孔34に誘い込み易くすることができる。
ハウジング本体30は、図16及び図17に示すように、上下に型開きする上型61及び下型62と、前方に型開きするスライド型63とを備えた成形金型60によって成形される。
また、本実施形態によると、端子挿入孔34の延びる前後方向と直交した上下方向に延びる型抜き溝40を通して誘い込み成形部61Aを上方に引き抜くことで、端子挿入孔34の後端開口縁部における下半分の領域に誘い込み面39を形成することができる。これにより、誘い込み成形部61Aを端子挿入孔34の延びる前後方向と交差した方向に引き抜く上で、端子挿入孔34の後端開口縁部に誘い込み面39を最も大きく形成することができる。
まず、ハウジング本体30と、光ファイバ心線W2の端末に接続されたフェルール20を用意し、フェルール20のキャピラリ21にスリーブ23を装着する。
次に、スリーブ23の軸心をハウジング本体30の端子挿入孔34の軸心に合わせて、スリーブ23を端子挿入孔34に挿入し、フェルール20をフランジ収容部33の前端部に配置する。ここで、スリーブ23の軸心が端子挿入孔34の軸心よりも下半分に僅かにずれた状態でスリーブ23を端子挿入孔34に挿入しようとした際には、図15に示すように、誘い込み面39がスリーブ23の先端を端子挿入孔34に誘い込み、スリーブ23が装着されたキャピラリ21を端子挿入孔34に挿入し易くすることができるようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、端子挿入孔34の後端開口縁部の後方にケーブル保持部36を設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、端子挿入孔34の後端開口縁部の後方に端子挿入孔34と対向する背面壁を設けたハウジング本体にも適用できる。
(3)上記実施形態では、誘い込み面39が上方に開口した形態に構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、誘い込み面が左右方向に型開きする成形金型に形成された左右方向に延びる誘い込み成形部によって成形されることで、左方もしくは右方のどちらか一方に開口した形態に形成されてもよい。
20:フェルール(端子)
30:ハウジング本体(コネクタハウジング)
34:端子挿入孔
36:ケーブル保持部
39:誘い込み面(誘い込み部)
40:型抜き溝
60:成形金型
61A:誘い込み成形部
W:光ケーブル(ケーブル)
Claims (4)
- 端子を後方から挿入する端子挿入孔を有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングにおいて前記端子挿入孔の後方に設けられ、前記端子に設けられたフランジ部を収容して保持するフランジ収容部と、
前記端子挿入孔における後端開口縁部に前記端子挿入孔の軸心に向かって先細り状に形成され、前記端子挿入孔が延びる方向と交差する交差方向と後方とに開口する誘い込み部とを備え、
前記誘い込み部は、同誘い込み部の前記交差方向に設けられた型抜き溝を通して前記交差方向に開口しており、
前記端子挿入孔は、前方と前記フランジ収容部側である後方との前後2方向にのみ開口していることを特徴とするコネクタ。 - 前記コネクタハウジングには、前記誘い込み部の後方に臨んだ位置に、前記端子に接続されたケーブルを保持するケーブル保持部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記型抜き溝は、前記端子挿入孔よりも幅広で、かつ、前記端子挿入孔の軸心の両側における前記後端開口縁部の端部の位置から前記交差方向に延びて形成されており、
前記誘い込み部は、前記端子挿入孔の両側に位置する前記型抜き溝の両端部を繋ぐように前記端子挿入孔を周方向に囲んで形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。 - 端子を後方から挿入する端子挿入孔を有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、
前記端子挿入孔の後端開口縁部に前記端子挿入孔の軸心に向かって先細り状に形成され、前記端子挿入孔の延びる方向と交差する交差方向と後方とに開口する誘い込み部とを備えたコネクタの製造方法であって、
成形金型に設けられた誘い込み成形部を、前記交差方向に引き抜くことで、前記誘い込み部を成形することを特徴とするコネクタの製造方法。
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