JP5663534B2 - 排熱回収装置 - Google Patents
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Description
図18(a)に示されるように、排熱回収装置200は、排気ガスが導入される導入口201と、この導入口201に一体的に形成されている分岐部202と、この分岐部202に接続されると共に導入口201の下流に設けられている第1流路203と、この第1流路203内に形成され第1流路203を開閉するバルブ210と、第1流路203の下流に接続され排気ガスを排出する排出口205とからなる。
前記バルブは、前記バルブ室に軸受を介して支持されていると共に回転の中心となるバルブ軸が鉛直に延び、
このバルブ軸の上部には、キャップ部材が取付けられ、
このキャップ部材は、前記バルブ軸の周方向に向かって広がっている底部と、この底部の周縁から立ち下げられている壁部とからなり、
この壁部の内面に通気性を有する筒体が取付けられていることを特徴とする。
この点、本発明ではバルブ軸を鉛直にした。バルブ軸が鉛直であると、弁体は前後又は左右に揺動するため、上下方向にスペースを確保する必要がない。即ち、弁体の開度を考慮せずに排熱回収装置の高さを設定することができる。このことにより、高さ方向にコンパクトな排熱回収装置を提供することができる。
排熱回収装置は、使用中において排気ガスが内部に流れ高温になると共に、停止時には気温と同じ温度まで下がる。排熱回収装置の使用中は、高温であることにより、大気中に多くの水分等が水蒸気として存在する。この水蒸気は、塩等の不純物を含む。不純物を含む水蒸気がバルブ軸と軸受との間に付着することがある。付着した水蒸気に含まれる不純物が、排熱回収装置の停止中に結晶化することがある。結晶化した不純物は、バルブ軸の円滑な回転を阻害する。
また、霧状の塩水が軸や軸受周りに浸入し、腐食生成物により固着し、バルブ軸の円滑な回転を阻害する虞がある。
本発明においては、壁部の内面に通気性を有する筒体が取付けられている。筒体がキャップ部材内からバルブ軸に向かう水蒸気に対して抵抗となる。即ち、バルブ軸に向かう水蒸気に含まれている不純物は、筒体によって捕集される。不純物が捕集されることにより、不純物がバルブ軸と軸受との間に侵入することを防止する。不純物の侵入が防止されることにより、バルブ軸の円滑な回転が確保される。
また、延長部が形成されていることにより、バルブ軸の上端を筒体に接触させることができる。筒体に接触させるため、バルブ軸の上端がキャップ部材に接触することを防止できる。キャップ部材へのバルブ軸の接触を防止することにより、接触時に発生する騒音を抑制することができる。
図1に示されるように、排熱回収装置10は、内燃機関において発生した排気ガスが導入される導入口11と、この導入口11に接続されている分岐部12と、この分岐部12に接続され導入口11の下流に延びている第1流路13と、この第1流路13に沿って分岐部12から延びている第2流路14と、この第2流路14の一部を形成し排気ガスの熱を媒体に伝える熱交換器40と、この熱交換器40に接続されているアクチュエータ支持部材70と、このアクチュエータ支持部材70に支持されるサーモアクチュエータ(詳細は後述)を覆っているアクチュエータカバー130と、第1及び第2流路13,14の下流端が接続されているバルブ室17と、このバルブ室17に接続され排気ガスを排出する排出口18とからなる。バルブ室17は、第1又は第2流路13,14内を通過した排気ガスが合流する合流部を兼ねている。
第1箱状部材31の底部には、導入口11を差込むための導入口差込み穴31aが形成されている。
第2箱状部材32の底部には、流路を差込むための2つの流路差込み穴、即ち、第1及び第2流路差込み穴32a,32bが形成されている。
第3箱状部材61の底部には第1流路13を差込むための第1流路差込み穴61aが形成されている。また、第3箱状部材61の内、第2流路14の接続される部位はバルブ軸51を中心とした円弧形状を呈する。この円弧形状の部位には、第2流路14とバルブ室17とを連通する連通孔64が形成されている。
また、補助弁体54をバルブ軸51の近くに設けることができ、補助弁体54をコンパクトに配置することができる。このため、補助弁体54の回動範囲を覆うように設けられるバルブ室17もコンパクトにすることができる。
図4及び図5において、排熱回収装置10をさらに詳細に説明する。
キャップ部材100と軸受92とにより防振リング94を挟み込むことにより、振動の伝達を抑制することができると共に振動により発生し得る騒音を抑制することができる。
なお、リンク部材120は、部品点数の削減のためにキャップ部材100に一体的に形成されてもよい。
排出穴144近傍の壁部145は、水滴等を排出穴144へ容易に導くことができるよう、排出穴144へ向かって傾斜して設けられている。
なお、防塵板154を第2流路14まで延ばして第2流路14に接合することにより、上部カバー半体150を支持するためのステーとして用いることができる。この場合、別途ステーを設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。
また、防塵板154に代えて、通気孔152にルーバーを被せる構成とすることもできる。
次に、図6に基づいて筒体160の詳細を説明する。
ただし、メッシュ材160の外径を壁部の内径よりも僅かに大きく設定した場合には、溶接等の手間を省くことができ、好ましい。
軸受(図5、符号92)の回り止め構造について図7において詳細を説明する。
本発明により生じる効果について、さらに図9において説明する。
また、霧状の塩水がバルブ軸51や軸受92周りに浸入し、腐食生成物により固着し、バルブ軸51の円滑な回転を阻害する虞がある。
図10以降において本発明による別実施例を説明する。
図10は実施例2の排熱回収装置の断面構成を示し、上記図5に対応させて表している。
図10に示されるように、メッシュ材170は、壁部102の内面に接する一般部171と、この一般部171の上端から底部101に沿ってバルブ軸51に向かって延びている延長部172とからなる。
このような場合においても、本発明所定の効果を得ることができる。
図13は実施例3の排熱回収装置の断面構成を示し、上記図5に対応させて表している。
図13に示されるように、キャップ部材100Aは、壁部102Aが下方に向かって拡径している。
このような場合においても本発明所定の効果を得ることができる。
図16は実施例4の排熱回収装置に用いられる軸受180Aの平面構成を示し、上記図12に対応させて表している。
軸受180Aは、略円筒状を呈し、軸受180Aの上端には、周方向に向かって広がっている鍔部181Aが形成され、この鍔部181Aの上面には、周方向外側に向かって下り勾配に形成されているテーパ面部181Abが全面に渡って形成されている。
さらに、テーパ面部181Abが周方向の前面にわたって形成されていることにより、特に、バルブ軸近傍に溜まった水滴を容易に筒体側に流すことができる。
図17は実施例5の排熱回収装置に用いられる要部を示し、上記図11(a)に対応させて表している。
軸受180Bには、上端の外周縁に沿って上端面180dよりも1段低い段差面180eが形成されている。
加えて、段差面180eが形成されていることにより、軸受180Bの上端面180dと軸受180Bの外周に配置されるメッシュ170との間には隙間が形成される。メッシュ170内の水分が水滴となり、メッシュ170の外部に排出されることがある。少なくとも、メッシュ170と軸受180Bの上端との間に隙間があることにより、メッシュ170から排出される水滴は、矢印(4)で示されるように、メッシュ170と軸受180Bとの間に落下する。軸受180B側への水滴の浸入を抑制することにより、水滴が軸受180Bとバルブ軸51との間に浸入することを抑制する。
また、実施例相互における部材の置換や組合わせも適宜行うことができ、それぞれの実施例に限定されない。
Claims (7)
- 排気ガスが導入されると共に導入された排気ガスを2つに分岐する分岐部と、この分岐部から延びる第1流路と、前記分岐部から前記第1流路に沿うようにして延びる第2流路と、この第2流路に取付けられ排気ガスの熱を媒体に伝達する熱交換器と、前記第1流路の下流側端部に回転可能に設けられ前記第1流路を開閉するバルブと、このバルブを収納するために前記第1流路の下流に形成されるバルブ室とからなる排熱回収装置において、
前記バルブは、前記バルブ室に軸受を介して支持されていると共に回転の中心となるバルブ軸が鉛直に延び、
このバルブ軸の上部には、キャップ部材が取付けられ、
このキャップ部材は、前記バルブ軸の周方向に向かって広がっている底部と、この底部の周縁から立ち下げられている壁部とからなり、
この壁部の内面に通気性を有する筒体が取付けられていることを特徴とする排熱回収装置。 - 前記筒体は、前記壁部の内面に接する一般部と、この一般部の上端から前記底部に沿って前記バルブ軸に向かって延びている延長部とからなることを特徴とする請求項1記載の排熱回収装置。
- 前記軸受は、略円筒状を呈し、
前記軸受の上端には、周方向に向かって広がっている鍔部が形成され、
この鍔部の上面には、平坦面状に形成され前記延長部に接触する平坦面部と、周方向外側に向かって下り勾配に形成され前記延長部に接触しないテーパ面部とが交互に形成されていることを特徴とする請求項2記載の排熱回収装置。 - 前記軸受は、略円筒状を呈し、
前記軸受の上端には、周方向に向かって広がっている鍔部が形成され、
この鍔部の上面には、周方向外側に向かって下り勾配に形成されるテーパ面部が全面に渡って形成されていることを特徴とする請求項2記載の排熱回収装置。 - 前記筒体は、前記延長部の先端と前記軸受との間に隙間を介して配置されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項記載の排熱回収装置。
- 前記軸受には、上端の外周縁に沿って上端面よりも1段低い段差面が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の排熱回収装置。
- 前記底部は、円形状を呈し、
前記壁部は、下方に向かって拡径していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の排熱回収装置。
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