JP5661516B2 - 携帯通信端末 - Google Patents
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Description
また、携帯通信端末には、筐体内にアンテナを内蔵しているものがある。筐体内にアンテナを内蔵する携帯通信端末では、使用時にロッドアンテナを筐体外に突出させるといった手間が不要であり、利便性に優れる。ところが、筐体内には種々の導電性部品が配置されており、導電性部品の近傍にアンテナを配置するとアンテナ特性が劣化することがある。
ところで、携帯通信端末が備えている2つの筐体を金属製の連結アームによって連結し、2つの筐体の位置関係を変化させて形態変化させたいという要請がある。連結アームは、例えば、2つのアーム部を有するコの字型とされ、形態変化に伴い、2つのアーム部が筐体の側壁に接近したり、側壁から離間したりする場合がある。一方、アンテナは筐体内の導電性部品との干渉を避けるために筐体の側壁近傍に配置されており、上記形態変化に伴い、アンテナと連結アームとの距離が大きく変化して、アンテナ特性が変化するという問題がある。特に、アンテナに連結アームが接近した状態では、アンテナ特性が大幅に劣化する傾向にある。
[実施形態]
<概要>
以下、本発明に係る携帯通信端末の一実施形態として、通話機能とWeb閲覧機能と映像再生機能とを有し、第1形態と第2形態とに変形自在な携帯電話機100について説明する。
同図に示されるように、携帯電話機100は、第1筐体110と、第2筐体120と、第1筐体110と第2筐体120とを連結する連結アーム130とを備えている。第1筐体110と第2筐体120とは、樹脂製であり、扁平な直方体形状をしており、それぞれ矩形状の主表面111、主表面121を有している。
第2形態では、携帯電話機100は、図2に示されるように、第1筐体110と第2筐体120とが横方向(主表面111等の短手方向、あるいは第1側壁112の法線方向)に並べられた形態となる。
同図に示されるように、ユーザは、携帯電話機100を第1形態から第2形態へ変形する場合に、まず、第2筐体120の主表面の向きを保ったまま、第2筐体120を連結アーム130の基端側の部分を中心にして右回りに回転させる(図3の変形中形態1参照)。
最後に、ユーザは、第1筐体110の主表面111と第2筐体120の主表面121とが同一平面となる状態において、第2筐体120を第1筐体110側へスライドさせることで(図3の変形中形態2参照)、携帯電話機100を第2形態とする。
<構成>
図4は、第1筐体110の正投影図である。
同図に示されるように、第1筐体110は、扁平な直方体形状をしており、第2側壁112bの両端に位置する2つの箇所に切り欠き部が形成されている。また、第1筐体110の主表面111は、主として第1ディスプレイ400の表示面によって構成されている。
第1筐体110内において第1側壁112aに隣接する第1領域151には、後述するメインアンテナが配置されている。第1領域151は、切り欠き部、及び、第2側壁112bに対向する第3側壁112cに隣接している。
図5は、第2筐体120の正投影図である。
同図に示されるように、第2筐体120は、小さな直方体の上に大きな直方体が重ね合わせられた形状をしている。第2筐体120は、大きな直方体の主表面に第2ディスプレイ500の表示部とレシーバ開口部510とマイク開口部520とを備え、一方小さな直方体はその側面に挿入孔A530と挿入孔B540とを備えている。
レシーバ開口部510は、第2筐体120内部に設けられている通話音声発生用のレシーバから発せられた音声を、第2筐体120外部に伝えるために設けられた孔である。マイク開口部520は、携帯電話機100を利用するユーザの声等を、第2筐体120内部に配置されているマイクに伝えるために設けられた孔である。
同図に示されるように、連結アーム130は、正面視でコの字型をしており、2つのアーム部131,132と、2つのアーム部131を連結する連結部133とを備えている。連結アーム130は、銅合金、アルミニウム、ステンレス等の金属によって形成されている。
挿入棒A630、B640とは、それぞれ丸軸状の突起であって、それぞれの中心軸が一致するよう配置されている。これら挿入棒A630、B640は、それぞれ、第2筐体120の挿入孔A530、B540に挿入される。これによって連結アーム130に第2筐体120がスライド並びに回動自在に支持される。連結アーム130に対する第2筐体120のスライドは、特に、図3の変形中形態2の状態から、第1形態への変形を可能とするために有効である。
それらの垂下片A650、垂下片B660の対向面(主表面111の長手方向における連結アーム130の中央側の面)に挿入孔C610、挿入孔D620が形成されている。挿入孔C610と挿入孔D620とは、それぞれ円筒状の孔であって、それぞれの中心線が一致するように配置されている。これらの挿入孔C610、D620には、それぞれ第1筐体110の突起A410、突起B420が挿入される。その結果、突起A410、B420を回転軸として第1筐体110に対して回転することができるようになっている。つまり、連結アーム130は、第1筐体110の第2側壁112b側の部分に回動自在に連結されている。この場合、垂下片A650,B660及び突起A410、B420によって、連結アーム130と第1筐体とを回動自在に連結する連結機構が構成されている。なお、前述のように、突起A410と突起B420とは、それぞれの中心線が直線C上に位置するように配置されている。
第1側壁112a側のアーム部131は、第2側壁112bから第1側壁112aの中央まで、第1側壁112aに沿って延びている。
また、アーム部131は、メインアンテナが配置される第1領域151よりも幅が広く、正面視において、第1領域151の第2側壁112b側の半分程度の部分を主表面111側から覆っている。また、この状態において、連結アーム130は、第1筐体110の主表面111に接触している。
なお、携帯電話機100を薄型化するため、2つのアーム部131,132は、第1形態において、2つのディスプレイ400,500と重ならないように、第1筐体110の長手方向の端部(主表面111の短手方向(直線Cに垂直な方向)に沿う第2、第4側壁112b、112d付近)に位置させられている。
後述するバッテリもかなり大きな導電性部品であるが、連結アーム130よりも長さ寸法が小さく、連結アーム130に比してアンテナ特性に対する影響が小さい。
同図に示されるように、携帯電話機100は、第2形態において、第1ディスプレイ400の表示面と第2ディスプレイ500の表示面とが同一平面上において互いに隣接する状態となる。このとき、第1筐体110の主表面111と第2筐体120の主表面とで1つの平面が形成される。また、第1筐体110の第2側壁112bと第2筐体120の第4側壁122dとが互いに接触する状態にされる。
この第2形態において、連結アーム130は、第1筐体110から第2筐体120側に向かって延び、平面視(図1、2において上方から下方を眺める視点)において主表面111を覆わない(重ならない)状態になる。つまり、連結アーム130は、主表面111上から第2側壁112b側に退避させられている。
本携帯電話機100は、メインアンテナ、およびサブアンテナを備えている。メインアンテナは、携帯電話機100が備える送受信回路に接続され、信号の送受信に用いられる。なお、メインアンテナは、800MHz帯と、1.9GHz帯の電波の送受信に用いられる。
なお、800MHz帯の電波は、前半(824〜849MHz)が送信に用いられ、後半(869〜894MHz)が受信に用いられる。1.9GHz帯についても同様である。
なお、メインアンテナとサブアンテナとは構造が類似しているため、以下にメインアンテナの説明を行い、サブアンテナの説明を省略する。ここで、サブアンテナは受信に特化しており、アンテナエレメントの長さが、メインアンテナのアンテナエレメントより短い等、メインアンテナとの若干の違いがある。
図9(a)は、携帯電話機100が第1形態である場合の正面図である。図9(b)は、第1筐体110の底面図である。なお、図9(a),(b)において、壁面の少なくとも一部を切り取って、第1筐体110内部を図示している。
図9(b)に示すように、第1筐体110内には、バッテリ115a、スピーカ115b、USBコネクタ115c等の導電性部品が配置されている。これらの導電性部品は、大物部品とも呼ばれ、第1筐体110内に配置された部品の中でも比較的金属面の面積が大きく、アンテナに対する影響が大きい。このように、導電性部品が、例えば、主たる金属面の大きさが波長の1/40四方(例えば、9mm×9mm)以上、あるいは、主たる金属面の面積が波長の1/20の2乗(例えば、324mm2)以上である場合、アンテナは、これらの導電性部品から波長の1/40程度の距離を隔てて配置される。本実施形態において、アンテナは、これらの導電性部品から所定の離間距離(800MHz帯の波長の1/40である9mm程度)を確保できるように、第1筐体110の短手方向に沿う第1側壁112a付近の第1領域151に配置されている。
図10に示すように、アンテナ700は、アンテナを支持するアンテナ支持体710及び2つのアンテナエレメント740,760(以後、単にエレメントという)を含む。
アンテナ支持体710は、樹脂製であり、第1筐体110の短手方向に長い直方体形状をしている。このアンテナ支持体710は、第1側壁112aに隣接する第1領域151に収容されている。アンテナ支持体710は、第1側壁112aに対向する第1面711、第1筐体110の底壁112eに対向する第2面712、及び第3側壁112cに対向する第3面713を備えている。これら第1面711〜第3面713は、互いのなす角度が略直角である。なお、第1面711と背向する面(第2側壁112b側の面)を第4面714とする。
メインアンテナは、800MHz帯(正確には、824〜894MHz)用の第1アンテナエレメント740(以後、第1エレメントという)と、1.9GHz帯用の第2アンテナエレメント760(以後、第2エレメントという)とからなる。メインアンテナは、モノポールアンテナとして用いられる。
第1導線部741は、アンテナ支持体710の第1面711上に配置された第1部分741a及び第2面712上に配置された第2部分741bを有する。第1部分741aは、第3面713側の端部において第2導線部742と接続されている。第1部分741aと第2部分741bとは、第3面713と反対側に位置する端部で接続されている。
さらに、アンテナ支持体710の下側を通り、アンテナ支持体710の裏側に回り込んでいる部分が、送受信回路との接続端子745を形成している(図11(d))。この接続端子745に送受信回路(図示省略)が接続される。その送受信回路から第1エレメント740に送信電力が供給され、あるいは、第1エレメント740に生じた受信電力が送受信回路によって受信される。
また、図12に示すように、第1部分741aは、アーム部131の先端位置Pと対応する位置を境に折れ曲がり、配置位置が変化している。具体的には、第1面711の長手方向(主表面111の短手方向)において、先端位置Pよりも第3側壁112c側の部分は、第1面711の上辺(第2筐体120側)近傍に配置され、第2側壁112b側の部分は第1面711の下辺(第2筐体120と反対側)近傍に配置されている。これにより、第3側壁112c側において第2エレメント760を迂回しつつ、第2側壁112b側においてアーム部131から可及的に離間して配置されている。しかしながら、携帯電話機100の小型化、薄型化のため、第1部分741aの第2側壁112b側の部分でも、アーム部131と9mm以上の離間距離を確保することができない場合もあるため、第1面711の短手方向における離間距離が5mm程度にされている。
ここで、第2導線部742の幅(紙面の奥行き方向の寸法)は、第1導線部741の幅の約2.5倍にされている。このように第2導線部742の幅を、第1導線部741の幅に比して大きくすることにより、第2導線部742における波長短縮効果によって電気長の増加が図られている。その結果、第2導線部742における単位長さ当たりの電気長は、第1導線部741における単位長さ当たりの電気長よりも長くなる。
第2エレメント760は、1.9GHz帯の電磁波の波長の1/4となる電気長(約39.4mm)を有している。また、第2アンテナ760は、物理的なアンテナ長がアンテナ支持体710の長さよりも短くされている。第2アンテナ760についても、第1エレメント740と同様に、アンテナ支持体710の裏側に接続端子が形成されている。また、接続端子765は、1.9GHz帯用の送受信回路に接続されている。
図13に、比較例のアンテナ800(メインアンテナ)を示す。図13(a)は、アンテナ800の斜視図である。図13(b)は、アンテナ800と連結アーム130との位置関係を模式的に示す側面図である。
アンテナ800は、アンテナ支持体810、第1アンテナエレメント840(以後、第1エレメントと略記する)、及び第2アンテナエレメント860(以後、第2エレメントと略記する)からなる。アンテナ支持体810は、アンテナ支持体710と形状が若干異なるが、長手方向における長さはアンテナ支持体710と同じである。また、アンテナ800は、第1筐体110に、アンテナ700と同じ向きで収容される。
(i) 本実施形態の第1エレメント740では、端部746と第4面714との間に導線部が配置されていない。一方、比較例の第1エレメント840は、端部746に相当する位置から第4面814との間に導線部848が配置されている。
図14(a)は、第1形態(閉状態)及び第2形態(開状態)におけるメインアンテナの平均放射効率と、重なり量dとの関係を示すグラフである。なお、メインアンテナの平均放射効率は、820MHzから900MHzまで10MHz毎に測定した放射効率を平均した値である。この放射効率は、例えば[%]を単位として表示される場合もある。このグラフにおいて、実測値をマーカ(丸、四角)で示し、参考のために近似曲線を記載している。なお、このグラフでは、近似曲線が比較的マッチしているが、傾向を示すために近似曲線でなく近似直線を用いても構わない。
第1形態(閉状態)では、重なり量dが25mm〜19mmの間において平均放射効率の変動が大きいものの、全体として重なり量dが少ないほど平均放射効率が向上している。
図14(b)は、第1形態(閉状態)及び第2形態(開状態)のそれぞれにおける第1エレメント740の放射効率と、周波数との関係を示すグラフである。なお、図14(b)では、重なり量dが25mmと9mmとの場合について比較している。
ここで、第2形態(開状態)における放射効率を比較すると、これについても、全ての周波数において重なり量dが9mmと少ない方が効率が向上している。しかしながら、第2形態では連結アーム130の大部分は第1エレメントから離間しており、放射効率の差が連結アーム130によるものだとは考えにくい。
図15は、各重なり量について、第1形態における放射効率を示すグラフである。
(i)800MHz帯の低周波側(820〜850MHz)では、重なり量dが25mmと19mmの効率が非常に低い。なお、重なり量dが19mmのデータは、図14(a)に示したように、誤差が大きいため、その影響により効率が余計に低くなっているものと考えられる。
(iii)このグラフから、重なり量dを17mm以下にすることで、第1形態における放射効率の大幅な低下を防止できると考えられる。
図16は、各重なり量について、第2形態における放射効率を示すグラフである。
(i)800MHz帯の低周波側では、重なり量dが21mm〜25mmの効率が非常に低い。
(ii)800MHz帯の高周波側では、重なり量dが9mm、11mm、15mmの効率が他と比して高い。しかしながら、高周波側では、全般的に効率が高く、重なり量dが25mmでも問題はないと考えられる。
(iii)このグラフから、重なり量dを19mm以下にすることで、第2形態における放射効率(特に低周波側)を良好に保つことができると考えられる。
また、重なり量dが17mmの場合、第1エレメント740のうちの連結アーム130と重なる部分の線路長さを35mm(17×2+導線間の連絡部の長さ)、アンテナエレメント長さを71.5mmとする。この場合、第1エレメント740のうちの連結アーム130と重ならない部分の線路長さは、全体の約51%になる。同様に、重なり量dが15mmの場合、連結アーム130と重なる部分の線路長さを31mm、アンテナエレメント長さを68.5mmとすると、連結アーム130と重ならない部分の線路長さは、全体の約55%になる。重なり量dが13mmの場合、連結アーム130と重なる部分の線路長さを27mm、アンテナエレメント長さを65.5mmとすると、連結アーム130と重ならない部分の線路長さは、全体の約59%になる。
図17(a),(b)は、それぞれ重なり量dが25mm、9mmの場合におけるVSWR(電圧定在波比:Voltage Standing Wave Ratio)のグラフである。
図18に、各重なり量dにおける帯域幅のセンター値を示す。
図18において、データのばらつきはあるものの、重なり量dの減少に伴い第1形態と第2形態との帯域幅のセンター値の差が小さくなる傾向が認められる。
本実施形態において、離間距離Rは、第1エレメント740の第2側壁112b側の端部と、第1側壁112aの第2側壁112b側の端部との、主表面111の短手方向における離間距離に相当する。
(a)前記実施形態および変形例の説明は本発明の例示にすぎず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができる。
(b)上記実施形態において、アンテナ支持体710に2つのエレメント740,760が配置されていたが、第1エレメント740だけを配置してもよい。その場合、第2導線部742を形成してもよいし、形成しなくともよい。第2導線部742を形成しない場合、アンテナ支持体710の第1面711、第2面712に第1エレメント740を配置することで、離間距離Rを大きくすることができる。
また、重なり量dを17mm以下の範囲で任意に設定することもできる。例えば、重なり量dを9mm未満にしてもよい。重なり量dが小さいほどアンテナ特性が向上するが、第1アンテナの配置スペースの制約などに応じて、重なり量dを調節することができる。
なお、上記実施形態の図12において、アンテナ支持体710の長さを42.5mm、アンテナ支持体710と連結アーム130との重なり長さを25mmとする。この場合、アンテナ支持体710の約60%が連結アーム130と重なっている。つまり、第1領域151の約60%が連結アーム130に覆われている。このアンテナ支持体710が連結アーム130と重なる長さを、設計変更により、50%〜65%に変更してもよい。この範囲内であると、第1、第2筐体110,120を相対移動させやすく、第1エレメント740と連結アーム130との重なり量dを低減することが比較的容易である。
また、サブアンテナを省略し、メインアンテナだけで信号の送受信を行ってもよい。
(f)上記実施形態において第2導線部の線幅は第1導線部の線幅よりも広いものであったが、第2導線部の線幅を第1導線部の線幅以下にしてもよい。この場合、第1導線部の線幅よりも広い場合よりも、重なり量dを小さくするために、第2導線部の線路長さをより長くすることとなる。
(1)本実施形態に係る携帯通信端末は、矩形状の主表面を有する第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体に、前記主表面の一辺に沿う直線回りに回動自在に連結されるとともに、前記第1筐体と前記第2筐体とを、それらの位置関係が互いに異なる第1形態と第2形態とに形態変更自在に連結する金属製の連結アームと、前記第1筐体内において、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向に沿う第1側壁に隣接する領域に配置されているアンテナエレメントと、を備え、前記連結アームは、前記第1筐体のうち、前記直線に平行な方向に沿う第2側壁側の部分に連結され、前記第1形態において、前記第1側壁に隣接する領域の少なくとも一部を前記主表面側から覆う状態となり、かつ、前記第2形態において、前記第2側壁側の部分から前記第1筐体と反対側に延びる状態となり、前記アンテナエレメントの長さは、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向における前記第1側壁の長さよりも長く、前記アンテナエレメントは、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向に沿って、前記第2側壁に対向する第3側壁に向かって延びている第1導線部と、前記第1導線部の前記第3側壁側の一端部から延び出して前記第3側壁に沿って配置されている第2導線部とを有しており、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向において、前記アンテナエレメントのうち、前記第2側壁に最も近い部分は、前記第1側壁の前記第2側壁側端部から、前記第2導線部の長さに応じた距離離間していることを特徴とする。
連結アームは、全てが完全に金属で構成されていなくともよい。連結アームは、例えば、90%以上が金属部分で、他の部分が樹脂製であってもよい。
なお、「前記主表面の、前記直線に垂直な方向において、前記アンテナエレメントのうち、前記第2側壁に最も近い部分は、前記第1側壁の前記第2側壁側端部から、前記第2導線部の長さに応じた距離離間している」に代えて、「前記主表面の、前記直線に垂直な方向において、前記アンテナエレメントのうち、前記第2側壁に最も近い部分は、前記第1側壁の前記第2側壁側端部から所定の距離離間している」としてもよい。この場合、所定の距離は、例えば、8mm以上、10mm以上等とすることができる。
(2)本実施形態に係る携帯通信端末を、前記第2導線部は、前記直線に平行な方向に延びており、前記アンテナエレメントのうち、最も前記第2側壁側に位置する部分は、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向において前記第1側壁の前記第2側壁側端部から、前記直線に平行な方向における前記第2導線部の長さ以上の距離離間している、こととしてもよい。
(3)本実施形態に係る携帯通信端末は、さらに、前記第1側壁に隣接する領域に設置され、前記アンテナエレメントを支持する支持体を備え、前記第1筐体は、前記主表面の反対側に位置する底壁を備え、前記支持体は、前記第1側壁に対向する第1面と、前記底壁に対向する第2面と、前記第3側壁に対向する第3面とを有し、前記第1面及び第2面上に配置された前記第1導線部及び前記第3面上に配置された前記第2導線部を支持している、こととしてもよい。
(4)本実施形態に係る携帯通信端末は、前記アンテナエレメントを第1アンテナエレメントとし、さらに、共振周波数が前記第1アンテナエレメントよりも高く、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向における前記第1側壁の長さよりも短い第2アンテナエレメントを備え、前記第2アンテナエレメントは、前記支持体の前記第1面及び第2面上の、前記第1形態において前記連結アームと重ならない位置に配置されている、こととしてもよい。
(5)本実施形態に係る携帯通信端末は、前記アンテナエレメントの長さの50%以上は、前記第1形態の場合に、前記主表面と垂直な方向において、前記連結アームと重ならない領域に配置されている、こととしてもよい。
(6)本実施形態に係る携帯通信端末は、前記第1導線部は、前記第1形態において、前記連結アームと重なる部分が、前記連結アームと重ならない部分よりも、前記主表面と垂直な方向において前記連結アームから離間した位置に配置されている、こととしてもよい。
(7)本実施形態に係る携帯通信端末は、前記アンテナエレメントの前記第2側壁側の端部は、前記第1形態において、前記連結アームと重なる領域よりも前記第3側壁側に位置する、こととしてもよい。
(8)本実施形態に係る携帯通信端末は、前記第1筐体内には、導電性部品が配置されており、前記第2導線部は、前記導電性部品との離間距離が所定の距離以上になる範囲に配置されている、こととしてもよい。
本項は、第1側壁に隣接する領域のうち、連結アームによって覆われる領域を規定したものである。
本項は、連結アームの構成を明確にしたものである。
本項のアンテナエレメントは、800MHz帯(824MHz〜894MHz)の電波を送受信し得るものである。このアンテナエレメントが連結アームと重なる長さ(線路長さ)が35mm以下であると、アンテナ特性が良好になる。
110 第1筐体
111,121 主表面
112a 第1側壁
112b 第2側壁
112c 第3側壁
112d 第4側壁
112e 底壁
115a バッテリ
120 第2筐体
130 連結アーム
131,132 アーム部
133 連結部
151 第1領域
152 第2領域
400 ディスプレイ
410 突起A
420 突起B
500 ディスプレイ
650 垂下片A
660 垂下片B
700 アンテナ(メイン)
702 アンテナ(サブ)
710 アンテナ支持体
710a 板状部
711 第1面
712 第2面
713 第3面
714 第4面
740 第1アンテナエレメント
741 第1導線部
741a 第1部分
741b 第2部分
742 第2導線部
746 端部
760 第2アンテナエレメント
765 接続端子
800 アンテナ(メイン)
840 第1アンテナエレメント
Claims (11)
- 矩形状の主表面を有する第1筐体と、
第2筐体と、
前記第1筐体に、前記主表面の一辺に沿う直線回りに回動自在に連結されるとともに、前記第1筐体と前記第2筐体とを、それらの位置関係が互いに異なる第1形態と第2形態とに形態変更自在に連結する金属製の連結アームと、
前記第1筐体内において、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向に沿う第1側壁に隣接する領域に配置されているアンテナエレメントと、
を備え、
前記連結アームは、
前記第1筐体のうち、前記直線に平行な方向に沿う第2側壁側の部分に連結され、
前記第1形態において、前記第1側壁に隣接する領域の少なくとも一部を前記主表面側から覆う状態となり、かつ、
前記第2形態において、前記第2側壁側の部分から前記第1筐体と反対側に延びる状態となり、
前記アンテナエレメントの長さは、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向における前記第1側壁の長さよりも長く、
前記アンテナエレメントは、
前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向に沿って、前記第2側壁に対向する第3側壁に向かって延びている第1導線部と、前記第1導線部の前記第3側壁側の一端部から延び出して前記第3側壁に沿って配置されている第2導線部とを有しており、
前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向において、前記アンテナエレメントのうち、前記第2側壁に最も近い部分は、前記第1側壁の前記第2側壁側端部から、前記第2導線部の長さに応じた距離離間し、
前記連結アームは、前記第1形態において、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向に沿う2つの側壁に沿って、前記第2側壁側から前記第1側壁の中央まで延びる2つのアーム部を有する
ことを特徴とする携帯通信端末。 - 前記第2導線部は、前記直線に平行な方向に延びており、
前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向において、前記アンテナエレメントのうち、最も前記第2側壁側に位置する部分は、前記第1側壁の前記第2側壁側端部から、前記直線に平行な方向における前記第2導線部の長さ以上の距離離間している
請求項1に記載の携帯通信端末。 - さらに、前記第1側壁に隣接する領域に設置され、前記アンテナエレメントを支持する支持体を備え、
前記第1筐体は、前記主表面の反対側に位置する底壁を備え、
前記支持体は、
前記第1側壁に対向する第1面と、前記底壁に対向する第2面と、前記第3側壁に対向する第3面とを有し、
前記第1面及び第2面上に配置された前記第1導線部及び前記第3面上に配置された前記第2導線部を支持している
請求項2に記載の携帯通信端末。 - 前記アンテナエレメントを第1アンテナエレメントとし、
さらに、共振周波数が前記第1アンテナエレメントよりも高く、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向における前記第1側壁の長さよりも短い第2アンテナエレメントを備え、
前記第2アンテナエレメントは、前記支持体の前記第1面及び第2面上の、前記第1形態において前記主表面を平面視した場合に前記連結アームと重ならない位置に配置されている
請求項3に記載の携帯通信端末。 - 前記アンテナエレメントの長さの50%以上は、前記第1形態の場合に、前記主表面と垂直な方向において、前記連結アームと重ならない領域に配置されている
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。 - 前記第1導線部は、前記第1形態において、前記主表面を平面視した場合に前記連結アームと重なる部分が、前記主表面を平面視した場合に前記連結アームと重ならない部分よりも、前記主表面と垂直な方向において前記連結アームから離間した位置に配置されている
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。 - 前記アンテナエレメントの前記第2側壁側の端部は、前記第1形態において、前記主表面を平面視した場合に前記連結アームと重なる領域よりも前記第3側壁側に位置する
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。 - 前記第1筐体内には、導電性部品が配置されており、
前記第2導線部は、前記導電性部品との離間距離が所定の距離以上になる範囲に配置されている
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。 - 前記連結アームは、前記第1形態において、前記第1側壁に隣接する領域のうち、前記主表面に平行かつ前記直線に垂直な方向における前記第2側壁側の50%以上かつ65%以下の部分を覆う
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。 - 前記連結アームは、前記2つのアーム部を連結して、前記2つのアーム部の相対動を抑止する連結部を更に有する
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。 - 前記アンテナエレメントは、一端部に給電され、他端部が開放されているとともに、共振周波数が824MHz以上かつ894MHz以下であり、
前記アンテナエレメントは、前記主表面と垂直な方向において、前記第1形態における前記連結アームと重なる長さは35mm以下である
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
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