JP5659999B2 - ビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法 - Google Patents
ビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法 Download PDFInfo
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ビスマス置換希土類−鉄ガーネット成分を溶かしたフラックス液面に、ガーネット基板を接触させてビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を成長させるビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法において、
上記フラックスが酸化系フラックスで構成され、ガーネット基板が化学式Gd 3 (ScGa) 5 O 12 で示されるGSGG基板で構成されると共に、ビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜が化学式Bi 1.16 Gd 0.54 Nd 1.30 Fe 5 O 12 で示されるビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜であり、かつ、上記ガーネット基板の板厚をT(μm)、ビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の膜厚をt(μm)としたとき、
膜厚t=100μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが300μm〜350μmであり、
膜厚t=300μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが200μm〜250μmであることを特徴とする。
請求項1に記載のビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法において、
膜厚t=100μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが300μmまたは350μmであり、
膜厚t=300μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが200μmまたは250μmであることを特徴とする。
尚、参考例1、2、7、実施例3〜6と比較例1〜4では、フラックスが酸化系フラックスで構成され、ガーネット基板が化学式Gd3(ScGa)5O12で示される「GSGG基板」により構成され、かつ、RIG膜が化学式Bi1.16Gd0.54Nd1.30Fe5O12で示されるビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜で構成されている。
[RIG膜の育成]
白金坩堝中に、PbO、Bi2O3、B2O3をフラックスとし、RIG成分を溶かし込んだ融液を、電気炉内で820℃に加熱しながら、その融液表面に1インチ径のGSGG基板を接触させ、このGSGG基板を100rpmで回転させて、化学式Bi1.16Gd0.54Nd1.30Fe5O12で示されるRIG膜を育成する。
[評価方法]
育成したRIG膜の評価方法は、実体顕微鏡(40〜50倍)で放射状、直線状のクラック発生の有無を確認する。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が200μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が250μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が300μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が350μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が200μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が250μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が300μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が350μmとして上記育成方法によりRIG膜を100枚育成した。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が180μmとして上記育成方法を試みたところ、基板の板厚が180μmの場合、ガーネットインゴットから切り出すときに割れ易く(加工時のクラック発生有り)、基板を製作する歩留りが極端に悪くなった。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が370μmとして上記育成方法によりRIG膜の育成を試みた。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が180μmとして上記育成方法を試みたところ、基板の板厚が180μmでは、ガーネットインゴットから切り出すときに割れ易く(加工時のクラック発生有り)、基板を製作する歩留りが極端に悪くなった。
ガーネット基板がGSGG、基板の板厚が370μmとして上記育成方法によりRIG膜の育成を試みた。
(1)全ての参考例と実施例では、基板の板厚が200μm以上350μm以下の範囲内で、RIG膜の膜厚が100μm以上300μm以下の範囲内にあり、全基板に対する不良基板の発生率が10%以下と略良好である。
2 RIG膜
Claims (2)
- ビスマス置換希土類−鉄ガーネット成分を溶かしたフラックス液面に、ガーネット基板を接触させてビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を成長させるビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法において、
上記フラックスが酸化系フラックスで構成され、ガーネット基板が化学式Gd 3 (ScGa) 5 O 12 で示されるGSGG基板で構成されると共に、ビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜が化学式Bi 1.16 Gd 0.54 Nd 1.30 Fe 5 O 12 で示されるビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜であり、かつ、上記ガーネット基板の板厚をT(μm)、ビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の膜厚をt(μm)としたとき、
膜厚t=100μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが300μm〜350μmであり、
膜厚t=300μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが200μm〜250μmであることを特徴とするビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法。 - 膜厚t=100μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが300μmまたは350μmであり、
膜厚t=300μmのビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜を育成するときのガーネット基板の板厚Tが200μmまたは250μmであることを特徴とする請求項1に記載のビスマス置換希土類−鉄ガーネット膜の液相エピタキシャル成長方法。
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