JP5659523B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板上に複数のメモリセルが配設された半導体装置に関し、特に液晶を駆動するLCOS装置に適用して好適である。
従来より、電子化されたデータ画像を投影するプロジェクタの表示画面、又は携帯型電話機の表示画面等に、いわゆるLCOS(Liquid Clystal On Silicon)装置が用いられている。
LCOS装置は、半導体基板上に複数のメモリセルがマトリクス状に配設されており、その上方に各メモリセルと適宜接続された透明電極を備え、当該半導体基板とガラス基板との間に液晶が注入されてなる画像表示装置である(特許文献1,2を参照)。
LCOS装置のメモリセルは、メモリトランジスタ、アクセストランジスタ及びリードトランジスタを備えて構成される。メモリトランジスタは、例えばL又はHの2値の情報を記憶するDRAMトランジスタ等のトランジスタである。アクセストランジスタは、当該メモリセルのメモリトランジスタを選択するためのトランジスタである。リードトランジスタは、メモリトランジスタに書き込まれた記憶情報を読み出すためのトランジスタである。
特表2008−546013号公報 特開平7−199215号公報
LCOS装置では、そのメモリセルのリードトランジスタの活性領域に結晶欠陥が発生し、リードトランジスタのリーク電流が増大する。その結果、リードトランジスタの誤動作の原因となるという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、リードトランジスタのリーク電流の発生を抑止して誤動作を防止する、信頼性の高い半導体装置を提供することを目的とする。
半導体装置の一態様は、半導体基板と、前記半導体基板上に配設された複数のメモリセルとを備える。前記メモリセルは、前記半導体基板の表面に素子分離構造が形成されて閉じた環状の活性領域が画定され、前記活性領域に、情報を記憶する第1トランジスタと、前記第1のトランジスタから記憶情報を読み出すための第2トランジスタとを有している。当該一態様では、前記素子分離構造の前記閉じた環状の活性領域で囲まれた部分内に、前記半導体基板の前記表面の高さと同じ高さの前記半導体基板の突起が設けられている
上記の態様によれば、リードトランジスタのリーク電流の発生を抑止して誤動作を防止する、信頼性の高い半導体装置が実現する。
比較例によるLCOS装置のメモリセルアレイを示す概略平面図である。 第1の実施形態によるLCOS装置のメモリセルアレイを示す概略平面図である。 図2の一部を拡大し、メモリセル周辺を上層の各配線と共に示す概略平面図である。 図3のメモリセルアレイにおける1つのメモリセルを示す結線図である。 図3のメモリセルの一部を示す概略断面図である。 第1の実施形態によるLCOS装置のリードトランジスタのゲート電極の応力について、従来のLCOS装置のリードトランジスタのゲート電極との比較に基づいて説明するための模式的平面図である。 第2の実施形態によるLCOS装置のメモリセルアレイを示す概略平面図である。 図7のメモリセルアレイの一部を示す概略断面図である。 第2の実施形態により形成された素子分離構造のうち、メモリトランジスタ及びリードトランジスタの活性領域のみを示す概略平面図である。 第2の実施形態によるLCOS装置のリードトランジスタの活性領域を確定する素子分離構造の応力について、従来のLCOS装置のリードトランジスタの活性領域を確定する素子分離構造との比較に基づいて説明するための模式的断面図である。 第3の実施形態によるLCOS装置のメモリセルアレイを構成するメモリセルにおいて、メモリトランジスタ及びリードトランジスタの形成部分のみを示す概略平面図である。 従来のLCOS装置(図1)のメモリセルアレイを構成するメモリセルにおいて、メモリトランジスタ及びリードトランジスタの形成部分のみを示す概略平面図である。
諸実施形態を開示するに先立って、LCOS装置の一般的な構成を比較例として例示して説明する。
図1は、比較例によるLCOS装置のメモリセルアレイを示す概略平面図である。
このLCOS装置では、図1に示すように、半導体基板1上に複数のメモリセルMC(図1中、破線で囲む領域)が例えばマトリクス状に配設され、メモリセルアレイが構成される。そして、メモリセルアレイの上方に、各メモリセルMCと適宜接続された透明電極を備え、半導体基板1とガラス基板との間に液晶が注入され、更にカラーフィルタ等が配設されてLCOS装置が構成される。
メモリセルMCは、メモリトランジスタMTr、アクセストランジスタATr及びリードトランジスタRTrを備えて構成される。メモリトランジスタMTrは、例えばL(データ"1")又はH(データ"0")の2値の情報を記憶するDRAMトランジスタ等のトランジスタである。アクセストランジスタATrは、メモリセルアレイのうちで当該メモリセルMC1のメモリトランジスタMTrを選択するためのトランジスタである。リードトランジスタRTrは、メモリトランジスタMTrに書き込まれたデータを読み出すためのトランジスタである。
メモリトランジスタMTr、アクセストランジスタATr及びリードトランジスタRTrは、それぞれ、ゲート電極及びソース/ドレイン領域を備えて構成される。リードトランジスタRTrのゲート電極を4とする。
半導体基板1上の素子分離領域に、所定の素子分離法、例えばLOCOS法又はSTI法により素子分離構造2が形成され、半導体基板1上で活性領域が画定される。ここでは、閉塞した環状の活性領域3aと、島状の活性領域3bとが形成される。活性領域3aにはメモリトランジスタMTr及びリードトランジスタRTrが、活性領域3bにはアクセストランジスタATrが形成される。リード1トランジスタRTrのゲート電極4は、並設、ここでは列方向に並ぶ、複数のメモリセルMCに共有され、列方向に並ぶ複数の活性領域3a上に延在している。1本のゲート電極4は、例えば数mmに亘るゲート幅に形成される。
上記のLCOS装置では、リードトランジスタRTrが、その活性領域3aにおいて大きな応力(ストレス)を受けることが判明した。この応力に起因して、当該活性領域3aに結晶欠陥が発生し、リードトランジスタRTrのリーク電流が増大して、リードトランジスタRTrの誤動作を招来する。
即ち、リードトランジスタRTrのゲート電極4は、上記のように、列方向に並ぶ複数のメモリセルMCに共有され、列方向に並ぶ複数の活性領域3a上に延在している。このようにゲート電極4は長いため、その全体では当該ゲート電極4の熱膨張等による大きな機械的応力が発生し、当該応力が活性領域3aのリードトランジスタRTrの形成部位に印加される。
また、活性領域3aは、上記のように閉塞した環状とされる。そのため、活性領域3aは素子分離構造2から当該素子分離構造2の熱膨張等による大きな機械的応力を受ける。活性領域3aは連続した環状であるため、大きな応力がそのまま直接的に活性領域3aのリードトランジスタRTrの形成部位に印加される。
以下の諸実施形態では、上記の活性領域3aの結晶欠陥が、リードトランジスタRTrのゲート電極4の構造、又はリードトランジスタRTrが形成される活性領域3aを画定する素子分離構造2に起因することに着目する。そして、両者の構造の一方又は双方を、当該結晶欠陥の発生の原因となる機械的応力を緩和する構造(応力緩和構造)とする。
以下、好適な諸実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態によるLCOS装置について説明する。本実施形態では、上記の比較例に対応する構成部材等については同符号を付す。
図2は、第1の実施形態によるLCOS装置のメモリセルアレイを示す概略平面図である。図3は、図2の一部を拡大し、メモリセル周辺を上層の各配線と共に示す概略平面図である。図3では、1つのメモリセルに対応する配線のみを図示する。図4は、図3のメモリセルアレイにおける1つのメモリセルを示す結線図である。図5は、図3のメモリセルの一部を示す概略断面図である。
このLCOS装置では、図2及び図3に示すように、半導体基板1上に複数のメモリセルMC(図3中、破線で囲む領域)が例えばマトリクス状に配設され、メモリセルアレイが構成される。そして、メモリセルアレイの上方に、各メモリセルMCと適宜接続された透明電極を備え、半導体基板1とガラス基板との間に液晶が注入され、更にカラーフィルタ等が配設されてLCOS装置が構成される。
メモリセルMCは、図4に示すように、メモリトランジスタMTr、アクセストランジスタATr及びリードトランジスタRTrを備えて構成される。メモリトランジスタMTrは、例えばL(データ"1")又はH(データ"0")の2値の情報を記憶するDRAMトランジスタ等のトランジスタである。アクセストランジスタATrは、メモリセルアレイのうちで当該メモリセルMCのメモリトランジスタMTrを選択するためのトランジスタである。リードトランジスタRTrは、メモリトランジスタMTrに書き込まれたデータを読み出すためのトランジスタである。
図3の破線I−I'に沿った断面を図5(a)に、図3の破線II−II'に沿った断面を図5(b)に、図3の破線III−III'に沿った断面を図5(c)にそれぞれ示す。図5(a)は、アクセストランジスタATrのゲート幅方向に沿った断面を示す。図5(b)は、リードトランジスタRTrのゲート幅方向に沿った断面を示す。図5(c)は、リードトランジスタRTrのゲート長方向に沿った、ゲート電極の分断部位の断面を示す。
メモリトランジスタMTr、アクセストランジスタATr及びリードトランジスタRTrは、それぞれ、ゲート電極及びソース/ドレイン領域を備えて構成される。
図3に示すように、半導体基板1上の素子分離領域に、所定の素子分離法、例えばLOCOS(local oxidation of silicon)法又はSTI(shallow trench isolation)法により素子分離構造が形成され、半導体基板1上で活性領域が画定される。LOCOS法は、半導体基板上の素子分離領域に熱酸化によるフィールド酸化膜からなる素子分離構造を形成する手法である。STI法は、半導体基板上の素子分離領域に分離溝を形成し、この分離溝内を絶縁物で充填してなる素子分離構造を形成する手法である。本実施形態では、STI法で形成した素子分離構造2を例示する。素子分離構造2の形成により、閉塞した環状の活性領域3aと、島状の活性領域3bとが画定される。活性領域3aにはメモリトランジスタMTr及びリードトランジスタRTrが、活性領域3bにはアクセストランジスタATrが形成される。
アクセストランジスタATrでは、図3及び図5(a)に示すように、半導体基板1上にゲート絶縁膜11を介して、例えば多結晶シリコン膜からなるゲート電極4bが形成されている。半導体基板1のゲート電極4bの両側には、所定の導電型の不純物、ここではリン(P)又は砒素(As)等のN型不純物がイオン注入され、ソース/ドレイン領域12bが形成されている。
リードトランジスタRTrでは、図3及び図5(b)に示すように、半導体基板1上にゲート絶縁膜11を介して、例えば多結晶シリコン膜からなるゲート電極4cが形成されている。半導体基板1のゲート電極4cの両側には、所定の導電型の不純物、ここではリン(P)又は砒素(As)等のN型不純物がイオン注入され、ソース/ドレイン領域12cが形成されている。
メモリトランジスタMTrでも同様に、図3に示すように、ゲート電極4a及びソース/ドレイン領域12aが形成されている。
図3に示すように、リードトランジスタRTrのゲート電極4cは、並設、ここでは列方向に並ぶ、複数のメモリセルMCに共有されている。本実施形態では、ゲート電極4cが応力緩和構造とされている。即ち、ゲート電極4cは、例えば列方向で隣り合う活性領域3a間の素子分離構造2上で各ゲート電極10に分断されている。各ゲート電極10は、長手方向の長さ(ゲート幅)が100μm以下とされている。各ゲート電極10のゲート幅が100μmよりも大きいと、十分な応力緩和の効果が得られない。ここでは、各ゲート電極10は、列方向に並ぶ例えば10個の活性領域3a上に延在するように例えば0.35μm程度のゲート幅とされている。後述するように、各ゲート電極10は、その上方で配線接続(裏打ち接続)されている。
ゲート電極4cを形成するには、先ず、ゲート絶縁膜11上にCVD(chemical vapor deposition)法等により例えば多結晶シリコン膜を堆積する。この多結晶シリコン膜(及びゲート絶縁膜)をリソグラフィー及びドライエッチングでパターニングする。これにより、ゲート長部分で対向するように列方向に並ぶ各ゲート電極10からなるゲート電極4cが形成される。
ゲート電極4cをシリサイドゲートとしても良い。また、ゲート電極4c及びソース/ドレイン領域12a〜12cの各表層をシリサイド化し、いわゆるサリサイド構造としても好適である。ゲート電極4cをシリサイドゲートとするには、各ゲート電極10上にCo又はNi等のシリサイド金属をスパッタ法等により堆積し、熱処理することで各ゲート電極10の表層をシリサイド化すれば良い。未反応のシリサイド金属はウェットエッチングにより除去される。
図3及び図5(a)〜(c)に示すように、メモリセルアレイ上には、層間絶縁膜13内に形成されたタングステン(W)等からなる第1導電プラグと、層間絶縁膜15内に形成されたアルミニウム(Al)合金等からなる第1配線とが積層形成されている。
第1導電プラグは、図5(a)に示す第1導電プラグ14a,14b、図5(c)に示す第1導電プラグ14c等がある。第1導電プラグ14aは、アクセストランジスタATrのソース/ドレイン領域12bの一方と接続されている。第1導電プラグ14bは、アクセストランジスタATrのソース/ドレイン領域12bの他方と接続されている。第1導電プラグ14cは、分断された各ゲート電極10とそれぞれ接続されている。
第1配線は、図5(a)に示す第1配線5a,5b、図5(b)に示す第1配線5c、図5(c)に示す第1配線5d等がある。第1配線5aは、第1導電プラグ14aと接続されている。第1配線5bは、第1導電プラグ14bと接続されている。第1配線5cは、不図示の第1導電プラグを介してメモリトランジスタMTrのソース/ドレイン領域12aの一方と接続されている。第1配線5dは、第1導電プラグ14cと接続されている。
図3及び図5(a)〜(c)に示すように、第1配線上には、層間絶縁膜16内に形成されたタングステン(W)等からなる第2導電プラグと、層間絶縁膜18内に形成されたアルミニウム(Al)合金等からなる第2配線とが積層形成されている。
第2導電プラグは、図5(a)に示す第2導電プラグ17a、図5(c)に示す第2導電プラグ17b等がある。第2導電プラグ17aは、第1配線5aと接続されている。第2導電プラグ17bは、第1配線5dと接続されている。
第2配線は、図5(a)に示す第2配線6a、図5(b)に示す第2配線6b、図5(c)に示す第2配線6c等がある。第2配線6aは、第2導電プラグ17aと接続されている。第2配線6bは、不図示の第2導電プラグと接続されている。第2配線6cは、第2導電プラグ17bと接続されている。
図3及び図5(a)〜(c)に示すように、第2配線上には、層間絶縁膜19内に形成されたタングステン(W)等からなる第3導電プラグと、層間絶縁膜21内に形成されたアルミニウム(Al)合金等からなる第3配線とが積層形成されている。
第3導電プラグは、図5(c)に示す第3導電プラグ20a等がある。第3導電プラグ20aは、第2配線6cと接続されている。
第3配線は、図5(a)に示す第3配線7a、図5(b),(c)に示す第3配線7b等がある。第3配線7aは、それぞれ不図示の第3導電プラグと接続されている。第3配線7bは、第3導電プラグ20aと接続されている。
図5(c)に示すように、分断された各ゲート電極10は、第3配線7bにより電気的に接続(裏打ち接続)されている。即ち、隣り合うゲート電極10同士が、各ゲート電極10上に形成された第1導電プラグ14c、第1配線5d、第2導電プラグ17b、第2配線6c、及び第3導電プラグ20aを介して、第3配線7bにより裏打ち接続されている。この裏打ち接続により、ゲート長部分で対向するように列方向に並ぶ各ゲート電極10は実質的に、列方向に並ぶ複数の活性領域3a上に延在する1本のゲート電極4cとして機能する。
図4に示すように、各メモリセルMCは、以下のように動作する。
データの書き込み時には、メモリセルアレイのうち、所望のメモリセルMCのアクセストランジスタATrを選択する。当該メモリセルMCのメモリトランジスタMTrにデータ"1"を書き込む場合には、メモリトランジスタMTrをオンにする。これにより、メモリトランジスタMTrのドレインには"L"の電圧が印加され、メモリトランジスタMTrにデータ"1"が記憶される。一方、当該メモリセルMCのメモリトランジスタMTrにデータ"0"を書き込む場合には、メモリトランジスタMTrをオフにする。これにより、メモリトランジスタMTrのドレインには"H"の電圧が印加され、メモリトランジスタMTrにデータ"0"が記憶される。
データの読み出し時には、メモリセルアレイのうち、所望のメモリセルMCのリードトランジスタRTrを選択する。メモリトランジスタMTrのドレインに印加されている"L"又は"H"の電圧により、データ"1"又はデータ"0"が読み出される。
図6は、第1の実施形態によるLCOS装置のリードトランジスタのゲート電極の応力について、従来のLCOS装置のリードトランジスタのゲート電極との比較に基づいて説明するための模式的平面図である。(a)が従来のゲート電極、(b)が第1の実施形態によるゲート電極をそれぞれ示す。
本実施形態では、リードトランジスタRTrのゲート電極4cが応力緩和構造とされている。即ち、リードトランジスタRTrにおいて、列方向に並ぶ複数の活性領域3a上に延在する1本のゲート電極に相当する多結晶シリコン膜が分断され、各々ゲート幅が100μm以下とされたゲート電極10が形成されている。
図6(a)に示すように、従来のリードトランジスタRTrのゲート電極4は、列方向に並ぶ複数の環状の活性領域上に長く延在しており、その全体では熱膨張による大きな応力(矢印A1で示す)が発生する。
図6(b)に示すように、本実施形態のゲート電極4cでは、分断されたゲート電極10ごとの熱膨張は小さく、その応力(矢印A2で示す)もゲート電極4の応力に較べて小さいものとなる。この応力緩和構造により、活性領域3aでは結晶欠陥の発生が抑止され、リードトランジスタRTrにリーク電流が発生することなく誤動作が防止されて、信頼性の高いLCOS装置が実現する。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態によるLCOS装置について説明する。本実施形態では、上記の第1の実施形態に対応する構成部材等については同符号を付して詳しい説明を省略する。
図7は、第2の実施形態によるLCOS装置のメモリセルアレイを示す概略平面図である。図8は、図7のメモリセルアレイの一部を示す概略断面図であって、図7の破線I−I'に沿った断面に対応する。図7では上層の各配線を省略し、図8では素子分離構造から下方のみを示す。リードトランジスタRTrのゲート電極は、図1と同様であるため、これをゲート電極4として図示する。
このLCOS装置では、第1の実施形態による図2及び図3と同様に、半導体基板1上に複数のメモリセルMCが例えばマトリクス状に配設され、メモリセルアレイが構成される。そして、メモリセルアレイの上方に、各メモリセルMCと適宜接続された透明電極を備え、半導体基板1とガラス基板との間に液晶が注入され、更にカラーフィルタ等が配設されてLCOS装置が構成される。
本実施形態では、図7及び図8に示すように、メモリトランジスタMTr及びリードトランジスタRTrが形成される環状の活性領域3aを画定する素子分離構造22が応力緩和構造とされている。素子分離構造22は、第1の実施形態による素子分離構造2と同様にLOCOS法又はSTI法等、ここではSTI法により形成されている。
本実施形態では、素子分離構造22は、第1の実施形態と同様に活性領域3a,3bを画定すると共に、活性領域3aで囲まれた領域である分離溝22a内、例えば分離溝22a内の中央部分に、半導体基板1の突起23が形成されるように、形成されている。突起23は、素子分離構造22が存在せず、図7の平面視では活性領域3aから島状に孤立した、半導体基板1の表面の一部が露出する領域である。
図9は、第2の実施形態により形成された素子分離構造のうち、メモリトランジスタ及びリードトランジスタの活性領域3aのみを示す概略平面図である。図9では、アクセストランジスタATrの活性領域3bの図示は省略する。
素子分離構造22をSTI法で形成するには、先ず、半導体基板1の素子分離領域に分離溝を形成する。図8及び図9では、環状の活性領域3aを画定するための分離溝22aを示す。分離溝22aは、活性領域3a内部の領域に半導体基板1の一部が突起23として残るように形成される。例えばCVD法により、分離溝22a内を絶縁物、例えばシリコン酸化物等で埋め込むように半導体基板1上に堆積する。堆積された絶縁物を例えばCMP(chemical mechanical polishing)法により研磨して平坦化する。以上により、分離溝22aを含む分離溝内を絶縁物で充填し、活性領域3a,3bを画定する素子分離構造22が形成される。
図10は、第2の実施形態によるLCOS装置のリードトランジスタの活性領域を確定する素子分離構造の応力について、従来のLCOS装置のリードトランジスタの活性領域を確定する素子分離構造との比較に基づいて説明するための模式的断面図である。図10は図8と同様に図7の破線I−I'に沿った断面に対応しており、(a)が従来の素子分離構造、(b)が第2の実施形態による素子分離構造をそれぞれ示す。
図10(a)に示すように、従来の素子分離構造2は、活性領域3aを閉塞した環状に確定することから、その熱膨張等により活性領域3aに大きな応力(矢印A1で示す)を及ぼす。
図10(b)に示すように、本実施形態の素子分離構造22は、閉塞した環状に確定した活性領域3aで囲まれた分離溝22a内に半導体基板1の突起23が形成されるように、形成されている。この構成では、活性領域3aで囲まれた領域内では、図示の断面形状で見れば素子分離構造22が突起23で言わば分断されている。素子分離構造22の突起23で分断された各部分の個々の熱膨張は小さく、その応力(矢印A2で示す)も素子分離構造2の応力に較べて小さいものとなる。活性領域3aに直接的に印加される応力は、矢印A1で示す応力との関係で矢印A2で示す程度の値である。この応力緩和構造により、活性領域3aでは結晶欠陥の発生が抑止され、リードトランジスタRTrにリーク電流が発生することなく誤動作が防止されて、信頼性の高いLCOS装置が実現する。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態によるLCOS装置について説明する。本実施形態では、上記の第1の実施形態に対応する構成部材等については同符号を付して詳しい説明を省略する。
図11は、第3の実施形態によるLCOS装置のメモリセルアレイを構成するメモリセルにおいて、メモリトランジスタ及びリードトランジスタの形成部分のみを示す概略平面図である。リードトランジスタRTrのゲート電極は、図1と同様であるため、これをゲート電極4として図示する。
このLCOS装置では、第1の実施形態による図2及び図3と同様に、半導体基板1上に複数のメモリセルMCが例えばマトリクス状に配設され、メモリセルアレイが構成される。そして、メモリセルアレイの上方に、各メモリセルMCと適宜接続された透明電極を備え、半導体基板1とガラス基板との間に液晶が注入され、更にカラーフィルタ等が配設されてLCOS装置が構成される。
本実施形態では、図11に示すように、メモリトランジスタMTr及びリードトランジスタRTrが形成される環状の活性領域24を画定する素子分離構造25が応力緩和構造とされている。活性領域24は、第1の実施形態による活性領域3aに対応している。素子分離構造25は、第1の実施形態による素子分離構造2と同様にLOCOS法又はSTI法等、ここではSTI法により形成されている。
本実施形態では、素子分離構造25は、第1の実施形態と同様に活性領域3bと共に、所定部位で開放された(図11の平面視で分断された)非閉塞の環状の活性領域24を画定するように、形成されている。活性領域24は、例えば4箇所で分断されており、4つの活性領域24a,24b,24c,24dから構成される。素子分離構造25と共に、メモリトランジスタMTrについて、そのゲート電極のレイアウトが図11(b)のゲート電極4aから例えばゲート電極4dのように変更される。図11にはアクセストランジスタATrは図示していないが、図2のアクセストランジスタATrと同様のレイアウトとされる。
図11では、図5の層間絶縁膜13内に形成された各第1導電プラグを、第1導電プラグ26として示す。第1導電プラグ26のうち、素子分離構造25を挟んで隣り合う活性領域24aの第1導電プラグ26と活性領域24bの第1導電プラグ26とは、図5の層間絶縁膜15内に形成された第1配線により接続されている。素子分離構造25を挟んで隣り合う活性領域24bの第1導電プラグ26と活性領域24cの第1導電プラグ26とは、他の第1配線により接続されている。素子分離構造25を挟んで隣り合う活性領域24cの第1導電プラグ26と活性領域24dの第1導電プラグ26とは、他の第1配線により接続されている。素子分離構造25を挟んで隣り合う活性領域24dの第1導電プラグ26と活性領域24aの第1導電プラグ26とは、他の第1配線により接続されている。
素子分離構造25をSTI法で形成するには、先ず、半導体基板1の素子分離領域に分離溝を形成する。図11では、各々分断された活性領域24a〜24dからなる環状の活性領域24を画定するための分離溝25aを示す。例えばCVD法により、分離溝25a内を絶縁物、例えばシリコン酸化物等で埋め込むように半導体基板1上に堆積する。堆積された絶縁物を例えばCMP法により研磨して平坦化する。以上により、分離溝25aを含む分離溝内を絶縁物で充填し、活性領域24,3bを画定する素子分離構造25が形成される。
図12は、従来のLCOS装置(図1)のメモリセルアレイを構成するメモリセルにおいて、メモリトランジスタ及びリードトランジスタの形成部分のみを示す概略平面図である。
図12に示すように、従来の素子分離構造2は、活性領域3aを閉塞した環状に確定することから、その熱膨張等により活性領域3aに大きな応力を及ぼす。
図11に示すように、本実施形態の素子分離構造22は、環状の活性領域24を4つの活性領域24a〜24dに分断するように確定する。各活性領域24a〜24dが素子分離構造22の熱膨張により受ける応力は、素子分離構造2から受ける応力に較べて小さいものとなる。この応力緩和構造により、活性領域3aでは結晶欠陥の発生が抑止され、リードトランジスタRTrにリーク電流が発生することなく誤動作が防止されて、信頼性の高いLCOS装置が実現する。
なお、上述した第1〜第3の実施形態を、適宜組み合わせた応力緩和構造を採用しても良い。これらの場合、リードトランジスタRTrの形成される活性領域に対する更なる応力緩和の効果が得られる。
第1の実施形態及び第2の実施形態を組み合わせた場合には、ゲート電極4cを各ゲート電極10に分断すると共に、活性領域3aで囲まれた分離溝22a内に半導体基板1の突起23を設けるように素子分離構造22を形成する。第1の実施形態及び第3の実施形態を組み合わせた場合には、ゲート電極4cを各ゲート電極10に分断すると共に、メモリトランジスタMTr及びリードトランジスタRTrが形成される環状の活性領域24を分断するように素子分離構造25を形成する。第2の実施形態及び第3の実施形態を組み合わせた場合には、活性領域3aで囲まれた分離溝22a内に半導体基板1の突起23を設けると共に、環状の活性領域24を分断するように、素子分離構造を形成する。第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態を組み合わせた場合には、ゲート電極4cの分断、及び分離溝22a内に突起23を形成する共に活性領域24を分断する素子分離構造の形成を行う。
以下、半導体装置の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)半導体基板と、
前記半導体基板上に配設された複数のメモリセルと
を備え、
前記メモリセルは、前記半導体基板の表面に素子分離構造が形成されて環状の活性領域が画定され、前記活性領域に、情報を記憶する第1トランジスタと、前記第1のトランジスタから記憶情報を読み出すための第2トランジスタとを有しており、
前記第2トランジスタのゲート電極は、所定方向に並ぶ複数の前記メモリセルに共有されており、
前記ゲート電極は、複数の部分に分断されていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記ゲート電極の分断された前記各部分は、第1配線により接続されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記ゲート電極の分断された前記各部分は、その長手方向の長さが100μm以下であることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4)半導体基板と、
前記半導体基板上に配設された複数のメモリセルと
を備え、
前記メモリセルは、前記半導体基板の表面に素子分離構造が形成されて環状の活性領域が画定され、前記活性領域に、情報を記憶する第1トランジスタと、前記第1トランジスタから記憶情報を読み出すための第2トランジスタとを有しており、
前記素子分離構造の前記活性領域で囲まれた部分内に、前記半導体基板の突起が設けられていることを特徴とする半導体装置。
(付記5)前記突起は、前記素子分離構造の前記活性領域で囲まれた領域内の中央部分に設けられていることを特徴とする付記4に記載の半導体装置。
(付記6)半導体基板と、
前記半導体基板上に配設された複数のメモリセルと
を備え、
前記メモリセルは、前記半導体基板の表面に素子分離構造が形成されて環状の活性領域が画定され、前記活性領域に、情報を記憶する第1トランジスタと、前記第1トランジスタから記憶情報を読み出すための第2トランジスタとを有しており、
前記素子分離構造は、前記活性領域を分断して非閉塞構造とする形状に形成されていることを特徴とする半導体装置。
(付記7)前記活性領域の分断された各部分は、第2配線により接続されていることを特徴とする付記6に記載の半導体装置。
(付記8)前記素子分離構造は、前記半導体基板の素子分離領域に形成された溝内を絶縁物で充填してなることを特徴とする付記1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
1 半導体基板
2,22,25 素子分離構造
3a,3b,24,24a,24b,24c,24d 活性領域
4,4a,4b,4c,4d,10 ゲート電極
5a,5b,5c,5d 第1配線
6a,6b,6c 第2配線
7a,7b 第3配線
11 ゲート絶縁膜
12a,12b,12c ソース/ドレイン領域
13,15,16,18,19,21 層間絶縁膜
14a,14b,14c,26 第1導電プラグ
17a,17b 第2導電プラグ
20a 第3導電プラグ
23 突起
MC メモリセル
MTr メモリトランジスタ
RTr リードトランジスタ
ATr アクセストランジスタ

Claims (1)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に配設された複数のメモリセルと
    を備え、
    前記メモリセルは、前記半導体基板の表面に素子分離構造が形成されて閉じた環状の活性領域が画定され、前記閉じた環状の活性領域に、情報を記憶する第1トランジスタと、前記第1トランジスタから記憶情報を読み出すための第2トランジスタとを有しており、
    前記素子分離構造の前記閉じた環状の活性領域で囲まれた部分内に、前記半導体基板の前記表面の高さと同じ高さの前記半導体基板の突起が設けられていることを特徴とする半導体装置。
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