JP5655903B2 - 露光装置の調整方法、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置の調整方法、露光装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光装置の調整方法、露光装置、及びデバイス製造方法に関する。
本願は、2007年07月31日に出願された特願2007−198675号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
フォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置において、例えば下記特許文献に開示されているような、液体を介して基板を露光する液浸露光装置が知られている。
特開2005−12201号公報
露光装置は、露光光が照射される基板を保持する保持部を備えている。露光装置においては、保持部の温度と基板の温度との関係が問題になることがある。また、液浸露光装置においては、基板の温度と液体の温度との関係が問題になることがある。
本発明の態様は、良好に露光動作を実行するための露光装置の調整方法を提供することを目的とする。別の目的は、良好に露光動作を実行できる露光装置、及びその露光装置を用いるデバイス製造方法を提供することである。
本発明の第1の態様に従えば、基板を保持する第1保持部と、第1保持部で基板を保持する前に基板を保持する第2保持部とを有し、第1保持部に保持された基板を液体を介して露光する液浸露光装置の調整方法であって、第1保持部で温度検出器を保持することと、第2保持部で温度検出器を保持することと、第1保持部で保持された温度検出器の検出結果と、第2保持部で保持された温度検出器の検出結果とに基づいて、第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方の温度を調整することと、を含む調整方法が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、基板を保持する保持部を有し、保持部に保持された基板を液体を介して露光する液浸露光装置の調整方法であって、保持部で保持された温度検出器で保持部の温度に関する第1情報を取得することと、温度検出器上に供給された液体の温度に関する第2情報を温度検出器で取得することと、第1情報と第2情報とに基づいて、保持部及び液体の少なくとも一方の温度を調整することと、を含む調整方法が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、上記態様の調整方法で調整された液浸露光装置を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、露光光が照射される位置で基板を保持可能な第1保持部と、第1保持部に保持される前に基板を保持し、かつ基板の温度を調整する第2保持部と、第2保持部で保持された温度検出器を第2保持部から第1保持部へ搬送する搬送装置と、第1保持部で保持された温度検出器の検出結果と、第2保持部で保持された温度検出器の検出結果とに基づいて、第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方の温度を調整する調整装置と、を備えた露光装置が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、露光光が照射される位置に基板を保持可能な保持部と、液体を供給する供給口と、保持部及び液体の少なくとも一方の温度を調整する調整装置と、を備え、調整装置は、保持部で保持された温度検出器上に供給口から液体を供給することによって温度検出器で得られる保持部、及び液体の温度情報に基づいて、保持部及び液体の少なくとも一方の温度を調整する露光装置が提供される。
本発明の第6の態様に従えば、上記態様の露光装置を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の態様によれば、所望の露光動作を実行できる。また、本発明の態様によれば、所望のデバイスを製造できる。
第1実施形態に係る露光装置の一例を示す概略構成図である。 基板ステージ及び計測ステージを上方から見た平面図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するためのフローチャート図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するためのフローチャート図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するためのフローチャート図である。 温度検出器の一例を示す図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る保持部材を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る調整方法を説明するための模式図である。 第3実施形態に係る基板ステージを説明するための模式図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図である。本実施形態においては、露光装置EXが、基板Pを保持する基板ステージと、露光に関する計測を実行可能な計測器(計測部材を含む)を搭載した計測ステージとを備えた露光装置である場合を例にして説明する。なお、基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置は、例えば米国特許第6,897,963号に開示されている。
図1において、露光装置EXは、マスクMを保持しながら移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持するホルダ部2Hを有し、ホルダ部2Hで基板Pを保持しながら移動可能な基板ステージ2と、露光に関する計測器が搭載され、基板を保持せずに基板ステージ2とは独立して移動可能な計測ステージ3と、各ステージ1、2、3の位置情報を計測可能な干渉計システム4と、マスクステージ1に保持されているマスクMを露光光ELで照明する照明系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影光学系PLと、基板ステージ2に基板Pを搬送する搬送装置10と、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置5とを備えている。
なお、ここでいう基板Pは、半導体ウエハ等の基材上に感光材(フォトレジスト)が塗布されたものを含む。マスクMは、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。また、本実施形態においては、マスクとして透過型のマスクを用いるが、反射型のマスクを用いてもよい。
本実施形態の露光装置EXは、液体LQを介して基板Pに露光光ELを照射して、基板Pを露光する液浸露光装置であって、露光光ELの光路空間Kを液体LQで満たすためのノズル部材6を備えている。本実施形態においては、液体LQとして、水(純水)を用いる。
本実施形態のノズル部材6は、投影光学系PLの複数の光学素子のうち、投影光学系PLの像面に最も近い終端光学素子FLの近傍に配置されている。終端光学素子FLの下面(射出面)7と、その終端光学素子FLの下面7と対向する物体の表面との間の露光光ELの光路空間Kが液体LQで満たされるように、ノズル部材6と物体との間に液体LQが保持され、液浸空間LSが形成される。ノズル部材6及び終端光学素子FLの下面7と対向可能な物体は、終端光学素子FLからの露光光ELが照射される位置に移動可能な物体を含む。本実施形態においては、露光光ELが照射される位置に移動可能な物体は、基板P、基板ステージ2、及び計測ステージ3を含む。基板Pが露光されるとき、ノズル部材6及び終端光学素子FLの下面7と基板Pの表面との間に液浸空間LSが形成される。基板Pの表面に露光光ELが照射されるとき、基板Pの表面には、液浸空間LSの液体LQが接触する。
本実施形態においては、基板Pの露光中、基板Pの表面の一部の領域(局所的な領域)が液体LQで覆われるように液浸空間LSが形成される。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、基板Pの露光中に、投影光学系PLの投影領域を含む基板Pの表面の一部の領域が液体LQで覆われるように液浸空間LSを形成する局所液浸方式を採用している。
本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をY軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もY軸方向とする。露光装置EXは、基板Pを投影光学系PLの投影領域に対してY軸方向に移動するとともに、その基板PのY軸方向への移動と同期して、照明系ILの照明領域に対してマスクMをY軸方向に移動しつつ、投影光学系PLと液体LQとを介して基板Pに露光光ELを照射する。これにより、マスクMのパターンの像が基板Pに投影され、基板Pは露光光ELで露光される。
また、本実施形態においては、露光装置EXは、基板ステージ2で基板Pを保持する前に、基板Pを保持する保持部材8を備えている。保持部材8は、基板Pを着脱可能に保持するホルダ部8Hを有する。ホルダ部8Hは、基板Pの裏面と対向可能な保持面を有する。また、露光装置EXは、ホルダ部8Hに保持された基板Pの温度を調整する基板温度調整装置9を備えている。基板温度調整装置9の少なくとも一部は、保持部材8に配置されている。基板温度調整装置9は、制御装置5により制御される。
本実施形態においては、保持部材8は、搬送装置10の搬送路に配置されている。搬送装置10は、基板ステージ2に基板Pを搬送する前に、その基板Pを保持部材8に搬送する。また、搬送装置10は、保持部材8に保持された基板Pを保持部材8から搬出する。搬送装置10は、保持部材8のホルダ部8Hから搬出された基板Pを基板ステージ2のホルダ部2Hへ搬送する。
照明系ILは、マスクM上の所定の照明領域を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びFレーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)等が用いられる。本実施形態においては、露光光ELとして、ArFエキシマレーザ光が用いられる。
マスクステージ1は、リニアモータ等のアクチュエータを含む駆動システム1Dにより、マスクMを保持しながら、X軸、Y軸、及びθZ方向に移動可能である。マスクステージ1(マスクM)の位置情報は、干渉計システム4のレーザ干渉計4Aによって計測される。レーザ干渉計4Aは、マスクステージ1に設けられた計測ミラー1Rを用いて、マスクステージ1のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置情報を計測する。制御装置5は、干渉計システム4の計測結果に基づいて、駆動システム1Dにより、マスクステージ1に保持されているマスクMの位置を制御する。
投影光学系PLは、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で基板Pに投影する。投影光学系PLは、複数の光学素子を有しており、それら光学素子は鏡筒PKで保持されている。本実施形態の投影光学系PLは、その投影倍率が例えば1/4、1/5、1/8等の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。本実施形態においては、投影光学系PLの光軸AXはZ軸方向と平行である。また、投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれであってもよい。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成してもよい。
また、露光装置EXは、投影光学系PLの光学調整を実行可能な光学調整装置を備える。本実施形態においては、露光装置EXは、光学調整装置として、投影光学系PLの結像特性を調整可能な結像特性調整装置11を備えている。結像特性調整装置11の例は、米国特許第4,666,273号公報、米国特許6,235,438号公報、米国特許公開第2005/0206850号公報等に開示されている。本実施形態の結像特性調整装置11は、投影光学系PLの複数の光学素子の一部を移動可能な駆動装置を含む。駆動装置は、投影光学系PLの複数の光学素子のうち特定の光学素子を光軸AX方向(Z軸方向)に移動可能である。また、駆動装置は、特定の光学素子を光軸AXに対して傾斜可能である。結像特性調整装置11は、投影光学系PLの特定の光学素子を動かすことによって、投影光学系PLの各種収差(投影倍率、ディストーション、球面収差等)及び像面位置(焦点位置)等を含む結像特性を調整する。なお、結像特性調整装置11は、鏡筒PKの内部に保持されている一部の光学素子同士の間の空間の気体の圧力を調整する圧力調整装置を含んでもよい。結像特性調整装置11は、制御装置5により制御される。
基板ステージ2は、露光光ELが照射される位置で基板Pを保持可能である。基板ステージ2は、基板Pを着脱可能に保持するホルダ部2Hを有する。ホルダ部2Hは、基板Pの裏面と対向可能な保持面を有する。基板ステージ2は、ホルダ部2Hで基板Pを保持しながら、ノズル部材6及び終端光学素子FLの下面7と対向する位置(露光光ELが照射される位置)を含む所定領域内でXY方向に移動可能である。
基板ステージ2は、リニアモータ等のアクチュエータを含む駆動システム2Dにより、ホルダ部2Hで基板Pを保持しながら、ベース部材13上で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に移動可能である。ホルダ部2Hは、基板ステージ2の凹部2Rに配置されている。ホルダ部2Hは、基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持可能である。本実施形態においては、基板ステージ2の凹部2Rの周囲の上面2Fとホルダ部2Hに保持された基板Pの表面とは、ほぼ同一平面内に配置される(面一である)。
基板ステージ2(基板P)のX軸、Y軸、及びθZ方向の位置情報は、干渉計システム4のレーザ干渉計4Bによって計測される。レーザ干渉計4Bは、基板ステージ2の計測ミラー42Rを用いて、基板ステージ2のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置情報を計測する。また、基板ステージ2のホルダ部2Hに保持されている基板Pの表面の面位置情報(Z軸、θX、及びθY方向に関する位置情報)は、不図示のフォーカス・レベリング検出システムによって検出される。制御装置5は、レーザ干渉計4Bの計測結果及びフォーカス・レベリング検出システムの検出結果に基づいて、駆動システム2Dにより、基板ステージ2に保持されている基板Pの位置を制御する。
計測ステージ3は、基準マークが形成された基準部材(計測部材)、及び各種の光電センサ等、露光処理に関する計測を行う計測器を搭載しており、リニアモータ等のアクチュエータを含む駆動システム3Dにより、ベース部材13上で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に移動可能である。計測ステージ3の位置情報は、干渉計システム4のレーザ干渉計4Cによって計測される。レーザ干渉計4Cは、計測ステージ3の計測ミラー43Rを用いて、計測ステージ3のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置情報を計測する。制御装置5は、レーザ干渉計4Cの計測結果に基づいて、駆動システム3Dにより、計測ステージ3の位置を制御する。
基板ステージ2と計測ステージ3とは、ノズル部材6及び終端光学素子FLの下面7と対向する位置(露光光ELが照射される位置)を含むベース部材13上の所定領域内で、互いに独立して移動可能である。また、本実施形態においては、例えば欧州特許出願公開第1,713,113号パンフレットに開示されているように、液浸空間LSは、基板ステージ2上と計測ステージ3上との間で移動可能である。すなわち、本実施形態においては、制御装置5は、基板ステージ2及び計測ステージ3の少なくとも一方と、ノズル部材6及び終端光学素子FLとの間に液体LQを保持可能な空間を形成し続けるように、基板ステージ2と計測ステージ3とを接近又は接触させた状態で、基板ステージ2と計測ステージ3とを同期移動させる。これにより、液浸空間LSは、基板ステージ2上と計測ステージ3上との間で移動される。
露光装置EXは、露光光ELの光路空間Kに液体LQを供給する供給口14と、液体LQを回収する回収口15とを有している。本実施形態においては、供給口14及び回収口15は、ノズル部材6に設けられている。供給口14には、供給管16を介して液体供給装置17が接続されている。回収口15には、回収管18を介して液体回収装置19が接続されている。本実施形態においては、回収口15には多孔部材(メッシュ)が配置されている。
液体供給装置17は、供給する液体LQの温度を調整する液体温度調整装置20を含む。また、液体供給装置17は、液体LQ中の気体成分を低減する脱気装置、及び液体LQ中の異物を取り除くフィルタユニット等を含む。液体供給装置17は、清浄で温度調整された液体LQを供給可能である。液体回収装置19は、真空系を含み、液体LQを回収可能である。液体供給装置17から送出された液体LQは、供給管16、及びノズル部材6の供給流路を流れた後、供給口14より露光光ELの光路空間K(基板P上)に供給される。また、液体回収装置19が駆動されることにより回収口15から回収された液体LQは、ノズル部材6の回収流路を流れた後、回収管18を介して液体回収装置19に回収される。
制御装置5は、液体供給装置17による液体供給動作と液体回収装置19による液体回収動作とを並行して行って、露光光ELの光路空間Kを液体LQで満たすように液浸空間LSを形成する。基板P上には、投影光学系PLの投影領域を覆うように、投影領域よりも大きく、且つ基板Pよりも小さい液体LQの液浸領域が形成される。
露光装置EXは、少なくともマスクMのパターンの像を基板Pに投影している間、ノズル部材6を用いて、露光光ELの光路空間Kを液体LQで満たすように液浸空間LSを形成する。露光装置EXは、投影光学系PLと液浸空間LSの液体LQとを介してマスクMを通過した露光光ELを基板ステージ2のホルダ部2Hに保持されている基板Pに照射する。これにより、マスクMのパターンの像が基板Pに投影され、基板Pが露光される。
基板温度調整装置9は、ホルダ部8Hで保持した基板Pの温度を調整可能である。基板温度調整装置9の少なくとも一部は、保持部材8の内部に設けられており、制御装置5は、基板温度調整装置9を用いて、少なくともホルダ部8Hの温度を調整可能である。基板温度調整装置9は、ホルダ部8Hの温度を調整することにより、そのホルダ部8Hに保持された基板Pの温度を調整できる。ホルダ部8Hの温度と、そのホルダ部8Hに保持されて温度調整された後の基板Pの温度とは、実質的に等しくなる。
本実施形態においては、基板温度調整装置9は、保持部材8の内部に形成された流路と、その流路に温度調整された流体を流す流体供給機構とを含む。ホルダ部8H(基板P)の温度は、その流路を流れる流体によって調整される。なお、基板温度調整装置9が、ホルダ部8H(基板P)の温度を調整するためのペルチェ素子、ヒータ等を備えていてもよい。
図2は、基板ステージ2及び計測ステージ3を上方から見た平面図である。計測ステージ3の上面3Fの所定位置には、計測器(計測部材)として、パターンの像と基板P上のショット領域との位置合わせ処理(アライメント処理)に用いられる第1、第2基準マークFM1、FM2が形成された基準板21が設けられている。
また、計測ステージ3の上面3Fの所定位置には、開口22が形成されている。そして、この開口22の下方(−Z方向)には、例えば米国特許公開2002/041377号公報等に開示されているような、投影光学系PLの結像特性(光学特性)を計測する空間像計測装置23の少なくとも一部が配置されている。空間像計測装置23は、投影光学系PLと液体LQとを介して形成されるパターンの像の状態を検出可能である。空間像計測装置23を用いてパターンの像の状態を検出するとき、マスクステージ1には、所定のパターン(例えば計測用パターン)が形成されたマスクMが配置される。制御装置5は、終端光学素子FLの下面7と上面3Fの開口22とを対向させ、終端光学素子FLの下面7と開口22を含む上面3Fとの間の露光光ELの光路空間Kを液体LQで満たすように液浸空間LSを形成する。制御装置5は、照明系ILによりマスクMを露光光ELで照明する。マスクMに照射された露光光ELは、そのマスクMを介して、投影光学系PLに入射する。投影光学系PLに入射した露光光ELは、その投影光学系PL及び液体LQを介して、開口22に照射される。開口22には、マスクMのパターンの像が投影光学系PL及び液体LQを介して投影される。これにより、開口22の下方に配置されている空間像計測装置23は、投影光学系PL及び液体LQを介して形成されるパターンの像の状態を検出することができる。なお、空間像計測装置23で像の状態を検出するためのパターンは、マスクステージ1の一部に配置されていてもよい。
次に、上述の構成を有する露光装置EXを調整する方法の一例について、図3、図4、及び図5のフローチャート図を参照しながら説明する。以下の説明においては、基板ステージ2のホルダ部2Hを適宜、第1ホルダ部2H、と称し、保持部材8のホルダ部8Hを適宜、第2ホルダ部8H、と称する。
本実施形態の調整方法は、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とを所定関係にする第1の処理(ステップSA1〜SA7)と、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とを所定関係にする第2の処理(ステップSB1〜SB5)と、光学調整を行う第3の処理(ステップSC1〜SC4)とを含む。
本実施形態においては、上述の第1の処理及び第2の処理の少なくとも一部を実行するときに、図6に示すような温度検出器30が用いられる。温度検出器30は、基材31と、基材31に配置された複数の温度検出部32と、温度検出部32の検出結果を処理する処理部33とを有する。処理部33は、温度検出部32の検出結果を記憶する記憶素子33Mを含む。また、処理部33は、温度検出部32の検出結果を外部の受信装置35に無線で送信する送信装置34を含む。受信装置35は制御装置5に接続されており、温度検出部32の検出結果を制御装置5に出力する。制御装置5は、温度検出部32の検出結果に基づいて、所定の処理を実行する。なお、処理部33は送信装置34を備えていなくてもよく、温度検出器30を露光装置EXから搬出した後に、記憶素子33M(記憶装置)に記憶された情報を読み出してもよい。
温度検出器30の外形は、基板Pの外形とほぼ同じである。第1ホルダ部2H及び第2ホルダ部8Hのそれぞれは、温度検出器30を着脱可能に保持できる。温度検出器30は、第1ホルダ部2Hに保持されたときに第1ホルダ部2Hの温度情報を取得可能であり、第2ホルダ部8Hに保持されたときに第2ホルダ部8Hの温度情報を取得可能である。本実施形態においては、第2ホルダ部8Hに保持された基板Pは、第2ホルダ部8Hとほぼ同じ温度に調整されるので、第2ホルダ部8Hの温度を計測することによって、第2ホルダ部8Hから搬出される、温度調整後の基板Pの温度を計測することが出来る。また、温度検出器30は、温度検出器30上に供給された液体LQの温度情報を取得可能である。
また、基板Pを搬送可能な搬送装置10は、温度検出器30を搬送できる。搬送装置10は、第1ホルダ部2Hと第2ホルダ部8Hとの間で、温度検出器30を搬送できる。
まず、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とを所定関係にするための第1の処理が実行される。第1の処理の開始が指令されると(ステップSA1)、第2ホルダ部8Hに温度検出器30が搬入される(ステップSA2)。本実施形態においては、搬送装置10が、温度検出器30を第2ホルダ部8Hに搬入する。
図7Aの模式図に示すように、第2ホルダ部8Hは、温度検出器30を保持する。第2ホルダ部8Hに保持された温度検出器30は、その第2ホルダ部8Hの温度情報を取得する(ステップSA3)。温度検出器30で取得された第2ホルダ部8Hの温度情報は、処理部33の送信装置34及び受信装置35を介して、制御装置5に出力される。
第2ホルダ部8Hの温度情報が温度検出器30によって取得された後、温度検出器30が、第2ホルダ部8Hから第1ホルダ部2Hへ搬送される(ステップSA4)。本実施形態においては、基板Pを第2ホルダ部8Hから第1ホルダ部2Hへ搬送する搬送装置10によって、温度検出器30が第2ホルダ部8Hから第1ホルダ部2Hへ搬送される。
図7Bの模式図においては、温度検出器30は、第1ホルダ部2Hに保持されている。第1ホルダ部2Hに保持された温度検出器30は、第1ホルダ部2Hの温度情報を取得する(ステップSA5)。温度検出器30で取得された第1ホルダ部2Hの温度情報は、処理部33の送信装置34及び受信装置35を介して、制御装置5に出力される。
制御装置5は、温度検出器30で取得された第1ホルダ部2Hの温度情報、及び温度検出器30で取得された第2ホルダ部8Hの温度情報に基づいて、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが所定関係になるように、基板温度調整装置9を用いて、第2ホルダ部8Hの温度を調整する(ステップSA6)。
本実施形態においては、制御装置5は、第1ホルダ部2Hと第2ホルダ部8Hとの温度差が小さくなるように、基板温度調整装置9を用いて、第2ホルダ部8Hの温度を調整する。すなわち、第2ホルダ部8Hから第1ホルダ部2Hへ搬送される基板Pの温度と第1ホルダ部2Hとの温度差が小さくなるように、第2ホルダ部8Hの温度が調整される。本実施形態において、制御装置5は、第2ホルダ部8Hの温度が第1ホルダ部2Hの温度と実質的に一致するように、基板温度調整装置9を用いて、第2ホルダ部8Hの温度を調整する。
本実施形態においては、第1ホルダ部2Hで温度検出器30を保持したときの温度検出器30の検出結果と、第2ホルダ部8Hで温度検出器30を保持したときの温度検出器30の検出結果とが実質的に一致するまで、温度検出器30を用いた第1ホルダ部2Hの温度情報の取得動作及び第2ホルダ部8Hの温度情報の取得動作と、基板温度調整装置9を用いた第2ホルダ部8Hの温度調整動作とが繰り返される。温度検出器30を用いた第1ホルダ部2Hの温度情報の取得動作と第2ホルダ部8Hの温度情報の取得動作とを繰り返すときには、搬送装置10は、温度検出器30を第1ホルダ部2Hと第2ホルダ部8Hとの間で搬送する。
そして、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが所定関係となったと判断された時点で、すなわち、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが実質的に一致したと判断された時点で、第1の処理が終了する(ステップSA7)。すなわち、第1ホルダ部2Hに保持された直後に温度検出器30を使って検出される第1ホルダ部2Hの温度と、第1ホルダ部2Hに温度検出器30を保持してから所定時間経過した後に温度検出器30を使って検出される第1ホルダ部2Hの温度とがほぼ一致した時点で第1の処理が終了する。第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが実質的に一致したと判断された時点での基板温度調整装置9の制御情報(第2ホルダ部8H内に流す流体の温度など)は、制御装置5に記憶される。
第1の処理が終了した後、すなわち、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とを実質的に一致させる処理が終了した後、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とを所定関係にするための第2の処理が実行される。第2の処理の開始が指令されると(ステップSB1)、温度検出器30が第1ホルダ部2Hに保持される。
制御装置5は、ノズル部材6及び終端光学素子FLの下面7と第1ホルダ部2Hに保持されている温度検出器30とを対向させ、液体供給装置17より液体LQを送出する。液体供給装置17より送出された液体LQは、供給口14より、第1ホルダ部2Hに保持された温度検出器30上に供給される。これにより、図8Aの模式図に示すように、ノズル部材6及び終端光学素子FLの下面7と第1ホルダ部2Hに保持されている温度検出器30との間には液体LQの液浸空間LSが形成され、温度検出器30の表面の一部に液体LQの液浸領域が局所的に形成される(ステップSB2)。温度検出器30は、第1ホルダ部2Hの温度情報を取得する。温度検出器30で取得された第1ホルダ部2Hの温度情報は、処理部33の送信装置34及び受信装置35を介して、制御装置5に出力される。さらに、温度検出器30は、液浸空間LS(液浸領域)の液体LQの温度情報を取得する。温度検出器30で取得された液体LQの温度情報は、処理部33の送信装置34及び受信装置35を介して、制御装置5に出力される(ステップSB3)。
制御装置5は、温度検出器30で取得された第1ホルダ部2Hの温度情報、及び温度検出器30で取得された液体LQの温度情報に基づいて、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とが所定関係になるように、液体温度調整装置20を用いて、供給口14より供給する液体LQの温度を調整する(ステップSB4)。
本実施形態においては、制御装置5は、第1ホルダ部2Hと液体LQとの温度差が小さくなるように、液体温度調整装置20を用いて液体LQの温度を調整する。すなわち、制御装置5は、液体LQの温度が第1ホルダ部2Hの温度と実質的に一致するように、液体温度調整装置20を用いて、液体LQの温度を調整する。
本実施形態においては、図8Bに示すように、温度検出器30の表面の一部に液体LQの液浸領域が局所的に形成される。すなわち、温度検出器30の表面には、液浸領域(液浸空間)の液体LQと接触する部分と、液浸領域(液浸空間)の液体LQと接触しない部分とが存在する。したがって、温度検出器30は、液浸領域の液体LQと接触する部分で液体LQの温度情報を取得し、液浸領域の液体LQと接触しない部分で第1ホルダ部2Hの温度情報を取得することができる。このように、本実施形態においては、温度検出器30は、第1ホルダ部2Hの温度情報と液体LQの温度情報とを同時に取得することができる。なお、第1ホルダ部2Hの温度情報と液体LQの温度情報の取得は、同時でなくてもよい。例えば、温度検出器30の表面に液体LQの液浸領域が形成されていないときに、第1ホルダ部2Hで保持された温度検出器30の検出結果に基づいて第1ホルダ2Hの温度情報を取得し、温度検出器30の表面の一部に液体LQの液浸領域が形成されているときに、第1ホルダ部2Hで保持された温度検出器30(液体LQと接触する部分)の検出結果に基づいて液体LQの温度情報を取得するようにしてもよい。
制御装置5は、温度検出器30から出力される、第1ホルダ部2Hの温度情報と、液体LQの温度情報とをモニタしつつ、液体LQの温度と第1ホルダ部2Hの温度とが実質的に一致するように、液体温度調整装置20を用いて、液体LQの温度を調整する。そして、液体LQと接触しない部分の温度検出部32で検出された検出結果と、液体LQと接触する部分の温度検出部32で検出された検出結果とが実質的に一致するまで、温度検出器30を用いた第1ホルダ部2Hの温度情報の取得動作及び液体LQの温度情報の取得動作と、その取得した温度情報に基づく液体温度調整装置20を用いた液体LQの温度調整動作とが継続される。
また、本実施形態においては、制御装置5は、ノズル部材6及び終端光学素子FLに対して温度検出器30を保持した基板ステージ2をXY方向に移動しながら、温度検出器30を用いた液体LQの温度情報の取得動作及び第1ホルダ部2Hの温度情報の取得動作を実行する。すなわち、本実施形態においては、温度検出器30の表面の複数の位置で液体LQの液浸領域を順次形成して、液体LQの温度情報及び第1ホルダ部2Hの温度情報が順次取得される。制御装置5は、それら順次取得された複数の温度情報を処理し、その処理結果に基づいて、液体LQの温度を調整する。例えば、制御装置5は、複数の温度の平均値と第1ホルダ部2Hの温度とが一致するように液体LQの温度を調整する。
そして、第1ホルダ部2Hの温度と供給口14から供給される液体LQの温度とが実質的に一致したと判断された時点で、第2の処理が終了する(ステップSB5)。第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とが実質的に一致したと判断された時点での液体温度調整装置20の制御情報(液体LQと熱交換を行う流体の温度など)は、制御装置5に記憶される。
第1の処理及び第2の処理が終了した後、すなわち、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度と液体LQの温度とを実質的に一致させる処理が終了した後、光学調整を行う第3の処理が実行される。光学調整は、投影光学系PLの調整を含む。第3の処理の開始が指令されると(ステップSC1)、液体LQを介して形成される像の状態を検出する動作が実行される(ステップSC2)。本実施形態においては、投影光学系PLと液体LQとを介して形成されるパターンの像の状態を検出する動作が、空間像計測装置23を用いて実行される。
図9の模式図に示すように、パターンの像の状態を検出するために、マスクステージ1には、所定の計測パターンが形成されたマスクMが配置される。制御装置5は、終端光学素子FLの下面7と上面3Fの開口22とを対向させ、終端光学素子FLの下面7と開口22を含む上面3Fとの間の露光光ELの光路空間Kを液体LQで満たすように液浸空間LSを形成する。制御装置5は、上述の第2の処理で導出され、記憶された制御量(調整量)に基づいて、液体温度調整装置20を制御する。これにより、計測ステージ3上には、上述の第2の処理によって所望の温度に調整された液体LQが供給される。なお、計測ステージ3の上面3Fの温度と第1ホルダ部2Hの温度とが実質的に一致するように調整されていることが望ましい。すなわち、計測ステージ3の上面3Fの温度とその上面3Fに供給される液体LQの温度とが一致するように、計測ステージ3(上面3F)の温度を調整しておくことが望ましい。
制御装置5は、照明系ILによりマスクMを露光光ELで照明する。マスクMが露光光ELで照明されることにより、開口22には、マスクMのパターンの像が投影光学系PL及び液体LQを介して投影される。開口22の下方に配置されている空間像計測装置23は、投影光学系PL及び液体LQを介して形成されるパターンの像の状態を検出する。
空間像計測装置23の計測結果は制御装置5に出力される。制御装置5は、空間像計測装置23により検出されたパターンの像の状態に基づいて、結像特性調整装置11を用いて、投影光学系PLの光学調整を行う(ステップSC3)。これにより、投影光学系PLの結像特性が最適化される。以上により、第3の処理が終了する(ステップSC4)。なお、マスクMを使わずに、マスクステージ1に設けられた計測用のマークを用いてもよい。
上述のように、基板Pを露光するとき、その露光前の基板Pは、基板ステージ2の第1ホルダ部2Hに保持される前に、保持部材8の第2ホルダ部8Hに保持される。保持部材8は、第2ホルダ部8Hで保持した基板Pの温度を調整する。基板温度調整装置9は、第2ホルダ部8Hの温度を調整することにより、その第2ホルダ部8Hに保持された基板Pの温度を調整する。第2ホルダ部8Hの温度と、その第2ホルダ部8Hに保持されて温度調整された後の基板Pの温度とは実質的に等しくなる。したがって、第1の処理において、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とを実質的に一致させることによって、第1ホルダ部2Hと、第2ホルダ部8Hで温度調整された後の基板Pの温度とを実質的に一致させることができる。すなわち、第1の処理によって、保持部材8の第2ホルダ部8Hで保持されて温度調整された後の基板Pの温度を、基板ステージ2の第1ホルダ部2Hの温度と実質的に一致させることができる。換言すれば、上述の第1の処理によって、第1ホルダ部2Hの温度と、第2ホルダ部8Hの温度と、第2ホルダ部8Hに保持された温度調整された後の基板Pの温度とが実質的に一致される。そのため、その第2ホルダ部8Hで保持されて温度調整された後の基板Pを第1ホルダ部2Hで保持した場合、基板Pと第1ホルダ部2Hとの温度差はほぼ無いので、例えば基板Pと第1ホルダ部2Hとの温度差に起因する基板Pの熱変形等を抑制できる。
また、第2の処理において、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とを実質的に一致させることによって、供給口14から供給される液体LQの温度と、第1ホルダ部2Hに保持される基板Pの温度とを実質的に一致させることができる。そのため、第1ホルダ部2Hに保持された基板Pに液体LQを供給した場合、基板Pと液体LQとの温度差はほぼ無いので、例えば基板Pと供給される液体LQとの温度差に起因する液体LQの光学特性(例えば露光光ELに対する屈折率)の変化,基板Pの熱変形等を抑制できる。
また、本実施形態においては、第1の処理、及び第2の処理が完了した後に、第3の処理を実行しているので、終端光学素子FLの下面7と液体LQとの温度差に起因する結像誤差などが抑制され、基板Pを露光するときに所望のパターン像を基板P上に投影することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、保持部材8の第2ホルダ部8Hの温度と基板ステージ2の第1ホルダ部2Hの温度とを温度検出器30を用いて所望の関係にすることができる。したがって、基板Pと第1ホルダ部2Hとの温度差に起因する露光不良の発生を抑制できる。
また、本実施形態によれば、第1ホルダ部2Hの温度とその第1ホルダ部2Hに保持される基板Pに供給される液体LQの温度とを温度検出器30を用いて所望の関係にすることができる。したがって、基板Pと液体LQとの温度差に起因する露光不良の発生を抑制できる。
なお、本実施形態においては、第3の処理においてパターンの像の状態を検出するために、空間像計測装置23を用いてパターンの空間像を検出しているが、空間像計測装置23を用いることなく、パターン像の状態を検出することができる。例えば、第2の処理後、液体LQを介してテスト基板を露光(テスト露光)し、その露光後のテスト基板を現像処理し、テスト基板に形成されたパターンの状態を、例えばSEM等のパターン形状検出装置で検出することによって、パターン像の状態を検出することができる。また、マスクMを使わずに、マスクステージ1に設けられた計測用のマークを用いて第3の処理を実行してもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
上述のように、温度検出器30は、複数の温度検出部32を備えており、第1ホルダ部2Hの温度分布、第2ホルダ部8Hの温度分布、及び液浸領域(液浸空間)の液体LQの温度分布を検出できる。
本実施形態においては、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とを所定関係にするための第1の処理において、制御装置5は、温度検出器30を用いて、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布情報と、第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布情報とを取得する。そして、制御装置5は、温度検出器30で取得した第1ホルダ部2Hの温度分布情報と、第2ホルダ部8Hの温度分布情報とに基づいて、基板温度調整装置9Bを制御する。
図10は、本実施形態に係る保持部材8Bを示す模式図である。本実施形態においては、基板温度調整装置9Bは、第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布を調整可能である。本実施形態においては、基板温度調整装置9Bは、第2ホルダ部8Hの保持面と平行な平面内に複数配置されたペルチェ素子9Pを有する。ペルチェ素子9Pの温度は、印加される電力(極性、電流量を含む)に応じて変化する。制御装置5は、複数のペルチェ素子9Pのそれぞれに印加する電力を調整することによって、第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布を調整することができる。
例えば、第1ホルダ部2Hの保持面に、図11Aの模式図に示すような温度分布が存在する場合について考える。図11Aの横軸は、第1ホルダ部2Hの保持面の所定方向(例えばY軸方向)に関する位置、縦軸は、第1ホルダ部2Hの保持面の温度である。例えば、駆動システム2D等の影響により、図11Aに示すように、第1ホルダ部2Hが温度分布を有している場合、その第1ホルダ部2Hの温度分布は、温度検出器30で検出できる。
制御装置5は、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布に応じて、基板温度調整装置9Bを用いて、第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布を調整する。第2ホルダ部8Hの温度分布を調整するときには、第2ホルダ部8Hに温度検出器30が保持される。制御装置5は、温度検出器30から出力される、第2ホルダ部8Hの温度分布情報をモニタしつつ、基板温度調整装置9Bの各ペルチェ素子9Pを制御する。本実施形態においては、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布と、第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布とが一致するように、基板温度調整装置9Bを制御する。図11Bは、調整後の第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布を示す模式図であって、横軸は、第2ホルダ部8Hの保持面の所定方向(例えばY軸方向)に関する位置、縦軸は、第2ホルダ部8Hの保持面の温度である。このように、本実施形態においては、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布と、第2ホルダ部8Hの保持面の温度分布とを実質的に一致させる。すなわち、本実施形態においては、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布と、第1ホルダ部2Hに保持される直前の基板Pの温度分布とを実質的に一致させる。これにより、基板Pの温度分布と第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布との差に起因する基板Pの熱変形等の発生を抑制できる。
また、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布に応じて、液体温度調整装置20を用いて、第1ホルダ部2Hに保持された基板P上での液体LQの温度を調整する。すなわち、第1ホルダ部2Hの保持面が、図11Aに示したような温度分布を有する場合、制御装置5は、基板Pを露光するときに、基板P上に供給する液体LQの温度が基板Pの表面の複数の位置のそれぞれで変化するように、液体温度調整装置20を調整する。本実施形態においては、図12の模式図に示すように、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布と、第1ホルダ部2Hに保持された基板Pの表面の複数の位置のそれぞれに供給される液体LQの温度とが実質的に一致するように、液体温度調整装置20を制御する。
以上のように、第2実施形態においては、第1ホルダ部2Hに温度分布が存在する場合にも、基板Pと第1ホルダ部2Hとの温度差に起因する露光不良の発生、及び基板Pと液体LQとの温度差に起因する露光不良の発生を抑制できる。
なお、本実施形態においては、ペルチェ素子9Pを用いて第2ホルダ部8Hの温度調整を行っているが、第1実施形態と同様に、第2ホルダ部8H内の流路に温度調整された流体を流して、第2ホルダ部8Hの温度調整を行ってもよい。
また、基板Pを露光するときに、第1実施形態と同様に、供給口14から供給される液体LQの温度を変えなくてもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図13は、第3実施形態に係る基板ステージ2Bの一例を示す図である。図13において、露光装置EXは、第1ホルダ部2Hの温度を調整する温度調整装置40を備えている。温度調整装置40は、複数のペルチェ素子40Pを含み、第1ホルダ部2Hの保持面の温度分布を調整できる。
本実施形態においては、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが所定関係になるように、温度調整装置40を用いて、第1ホルダ部2Hの温度を調整することができる。例えば、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが実質的に一致するように、温度調整装置40を制御することができる。なお、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とを所定関係にするために、温度調整装置40による第1ホルダ部2Hの温度調整動作だけを実行してもよいし、温度調整装置40による第1ホルダ部2Hの温度調整動作と、基板温度調整装置9による第2ホルダ部8Hの温度調整動作との両方を実行してもよい。
なお、温度調整装置40による第1ホルダ部2Hの温度調整動作だけを実行する場合には、基板温度調整装置9を設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とが所定関係になるように、温度調整装置40を用いて、第1ホルダ部2Hの温度を調整することができる。例えば、制御装置5は、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とが実質的に一致するように、温度調整装置40を制御することができる。なお、第1ホルダ部2Hの温度と液体LQの温度とを所定関係にするために、温度調整装置40による第1ホルダ部2Hの温度調整動作だけを実行してもよいし、温度調整装置40による第1ホルダ部2Hの温度調整動作と、液体温度調整装置20による液体LQの温度調整動作との両方を実行してもよい。なお、温度調整装置40による第1ホルダ部2Hの温度調整動作だけを実行する場合には、液体温度調整装置20を設けなくてもよい。また、本実施形態においては、ペルチェ素子40Pを用いて第1ホルダ部2Hの温度調整を行っているが、第1ホルダ部2H内の流路を設け、その流路に温度調整された流体を流して、第1ホルダ部2Hの温度調整を行ってもよい。
なお、露光装置EXが温度調整装置40を備えている場合には、第2処理を実行した後に、第1処理を実行してもよい。特に第2処理において第1ホルダ部2Hの温度調整を行う場合には、第2処理を実行した後に、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが所定関係になるように第1処理を実行するのが望ましい。
なお、上述の第1〜第3実施形態においては、温度検出器30により取得された温度情報に基づいて、第1ホルダ部2Hの温度と第2ホルダ部8Hの温度とが実質的に一致するように調整されるが、必ずしも一致させなくてもよい。例えば、基板Pが保持部材8から基板ステージ2へ搬送されるまでの間に、基板Pの温度が変化する可能性がある。そのような場合には、その搬送中の基板Pの温度変化量を予め求めておき(予測しておき)、その求めた温度変化量に基づいて、保持部材8で基板Pの温度を調整することができる。なお、搬送中の基板Pの温度変化量は、例えば実験又はシミュレーション等によって予め求めることができる。
すなわち、保持部材8の基板温度調整装置9は、保持部材8から基板ステージ2までの搬送中の基板Pの温度変化量を考慮して、基板ステージ2の第1ホルダ部2Hに保持される直前の基板Pと第1ホルダ部2Hとの温度差が小さくなるように、すなわち、第1ホルダ部2Hに保持される直前の基板Pの温度と第1ホルダ部2Hの温度とが実質的に一致するように、基板Pの温度を調整する。これにより、基板Pと第1ホルダ部2Hとの温度差に起因する基板Pの熱変形等を抑制できる。
また上述の第1〜第3実施形態において、基板温度調整装置9は、保持部材8(8H)の温度を調整することによって、保持部材8(8H)に保持された基板Pの温度を調整しているが、保持部材8(8H)の温度を調整せずに、保持部材8(8H)に保持された基板Pの温度を調整してもよい。例えば、保持部材8(8H)に保持された基板Pに赤外線を照射して、基板Pの温度を調整してもよい。この場合、第1処理においては、保持部材8(8H)に保持された温度検出器30に温度調整動作を実行し、そのときの温度検出器30の検出結果に基づいて、第1ホルダ部2Hに保持される直前の基板Pの温度と第1ホルダ部2Hの温度とが実質的に一致するように、保持部材8(8H)に保持された基板Pの温度調整と第1ホルダ部2Hの温度調整との少なくとも一方を実行すればよい。
また、上述の第1〜第3実施形態において、第1処理と第2処理の一方を実行した後に、他方を実行しているが、どちらか一方のみを行うだけでもよい。
また上述の第1〜第3実施形態においては、第1処理及び第2処理を実行した後に、第3の処理を行っているが、第3の処理を省いてもよい。例えば、終端光学素子FLの下面7と液体LQとの温度差に起因する結像誤差が許容範囲の場合には、第3の処理を省くことができる。第3の処理の替わりに、あるいは第3の処理と並行して、液体LQと終端光学素子FLとの温度差が小さくなるように終端光学素子FLの温度調整を行ってもよい。
また上述の第1〜第3実施形態において、第1ホルダ2Hに保持された基板P、及び基板P上に供給される液体LQの温度が所定の基準温度(例えば、基板Pの露光が行われる空間の温度)と一致するように、液体LQの温度、第1ホルダ2Hと保持部8(8H)の少なくとも一つの温度を調整するようにしてもよい。この場合も、温度検出器30を保持部材8、及び第1ホルダ2Hで保持して、すくなくとも保持部材8の温度、及び液体LQの温度情報を取得し、その結果に基づいて第1ホルダ2Hこの場合も、液体LQの温度、第1ホルダ2Hと保持部8(8H)の少なくとも一つの温度を調整すればよい。
なお、上述の各実施形態の液体LQは水であるが、水以外の液体であってもよい。例えば、液体LQとして、ハイドロフロロエーテル(HFE)、過フッ化ポリエーテル(PFPE)、フォンブリンオイル、セダー油等を用いることも可能である。また、液体LQとして、屈折率が1.6〜1.8程度のものを使用してもよい。
なお、上述の各実施形態においては、投影光学系の終端光学素子の像面(射出面)側の光路空間を液体で満たしているが、国際公開第2004/019128号パンフレットに開示されているように、終端光学素子の物体面(入射面)側の光路空間も液体で満たすことができる。
なお、上述の実施形態においては、投影光学系PLと基板Pとの間に局所的に液体を満たす露光装置を採用しているが、米国特許第5,825,043号などに開示されているような、露光対象の基板の表面全体が液体中に浸かっている状態で露光を行う液浸露光装置を採用可能である。
なお、上述の各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)を採用することができる。
さらに、露光装置EXとして、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光するスティッチ方式の一括露光装置を採用してもよい。また、スティッチ方式の露光装置としては、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置を採用することもできる。
また、露光装置EXとして、例えば米国特許第6,611,316号に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などを採用することができる。また、露光装置EXとして、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどを採用することができる。
また、露光装置EXとして、米国特許6,341,007号、米国特許6,400,441号、米国特許6,549,269号、及び米国特許6,590,634号、米国特許6,208,407号、米国特許6,262,796号等に開示されているような複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置を採用することもできる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の各実施形態においては、レーザ干渉計を含む干渉計システムを用いてマスクステージ、基板ステージ、及び計測ステージの各位置情報を計測するものとしたが、これに限らず、例えば各ステージに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。この場合、干渉計システムとエンコーダシステムとの両方を備えるハイブリッドシステムとし、干渉計システムの計測結果を用いてエンコーダシステムの計測結果の較正(キャリブレーション)を行うことが好ましい。また、干渉計システムとエンコーダシステムとを切り換えて用いる、あるいはその両方を用いて、ステージの位置制御を行うようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、露光光ELとしてArFエキシマレーザ光を発生する光源装置として、ArFエキシマレーザを用いてもよいが、例えば、米国特許7,023,610号に開示されているように、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザなどの固体レーザ光源、ファイバーアンプなどを有する光増幅部、及び波長変換部などを含み、波長193nmのパルス光を出力する高調波発生装置を用いてもよい。さらに、上記実施形態で
は、前述の各照明領域と、投影領域がそれぞれ矩形状であるものとしたが、他の形状、例えば円弧状などでもよい。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6,778,257号公報に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。可変成形マスクは、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)等を含む。また、可変成形マスクとしては、DMDに限られるものでなく、DMDに代えて、以下に説明する非発光型画像表示素子を用いても良い。ここで、非発光型画像表示素子は、所定方向へ進行する光の振幅(強度)、位相あるいは偏光の状態を空間的に変調する素子であり、透過型空間光変調器としては、透過型液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)以外に、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)等が例として挙げられる。また、反射型空間光変調器としては、上述のDMDの他に、反射ミラーアレイ、反射型液晶表示素子、電気泳動ディスプレイ(EPD:Electro Phonetic Display)、電子ペーパー(または電子インク)、光回折型ライトバルブ(Grating Light Valve)等が例として挙げられる。
また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしても良い。この場合、照明系は不要となる。ここで自発光型画像表示素子としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、無機ELディスプレイ、有機ELディスプレイ(OLED:Organic Light Emitting Diode)、LEDディスプレイ、LDディスプレイ、電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)等が挙げられる。また、パターン形成装置が備える自発光型画像表示素子として、複数の発光点を有する固体光源チップ、チップを複数個アレイ状に配列した固体光源チップアレイ、または複数の発光点を1枚の基板に作り込んだタイプのもの等を用い、該固体光源チップを電気的に制御してパターンを形成しても良い。なお、固体光源素子は、無機、有機を問わない。
上述の各実施形態においては、投影光学系PLを備えた露光装置を例に挙げて説明してきたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に採用することができる。このように投影光学系PLを用いない場合であっても、露光光はレンズ等の光学部材を介して基板に照射され、そのような光学部材と基板との間の所定空間に液浸空間が形成される。
また、露光装置EXとして、例えば国際公開第2001/035168号パンフレットに開示されているように、干渉縞を基板P上に形成することによって、基板P上にライン・アンド・スペースパターンを露光する露光装置(リソグラフィシステム)を採用することができる。
本願実施形態の露光装置EXは、各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図14に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態に従って、マスクのパターンの像で基板を露光し、露光した基板を現像する基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
なお、上述のように本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した全ての構成要素を適宜組み合わせて用いることが可能であり、また、一部の構成要素を用いない場合もある。
なお、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置等に関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
2…基板ステージ、2H…第1ホルダ部、5…制御装置、8…保持部材、8H…第2ホルダ部、9…基板温度調整装置、10…搬送装置、11…結像特性調整装置、14…供給口、20…液体温度調整装置、23…空間像計測装置、30…温度検出器、40…温度調整装置、EL…露光光、EX…露光装置、LQ…液体、LS…液浸空間(液浸領域)、P…基板、PL…投影光学系

Claims (16)

  1. 基板を保持する保持部を有し、前記保持部に保持された前記基板を液体を介して露光する液浸露光装置の調整方法であって、
    前記保持部に保持された温度検出器で前記保持部の温度に関する第1情報を取得することと、前記温度検出器上に供給された液体の温度に関する第2情報を前記温度検出器で取得することと、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度を調整することと、を含み、
    前記温度検出器は、前記基板と実質的に同じ外形を有するとともに、互い異なる複数の位置に配置された温度検出部により、前記保持部の温度または前記液体の温度を計測して無線で通信可能である調整方法。
  2. 前記第1情報と前記第2情報の取得は、
    前記温度検出器の表面の一部に前記液体の液浸領域を形成することを含み、
    前記温度検出器における前記液浸領域の前記液体と接触する部分で前記第2情報が取得され、
    前記温度検出器における前記液浸領域の前記液体と接触しない部分で前記第1情報が取得される請求項1記載の調整方法。
  3. 前記温度検出器の表面の複数の位置で前記液浸領域を順次形成して、前記第2情報及び前記第1情報が順次取得される請求項2記載の調整方法。
  4. 前記保持部と前記液体との温度差が小さくなるように、前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度調整が行われる請求項1〜3のいずれか一項記載の調整方法。
  5. 前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度調整は、前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度分布の調整を含む請求項1〜4のいずれか一項記載の調整方法。
  6. 前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度調整を行った後に、前記液体を介して形成される像の状態を検出することと、
    前記検出された像の状態に基づいて、光学調整を行うことと、をさらに含む請求項1〜5のいずれか一項記載の調整方法。
  7. 前記液浸露光装置は、投影光学系を備え、
    前記光学調整は、前記投影光学系の調整を含む請求項6記載の調整方法。
  8. 前記温度検出器は、前記基板の外形とほぼ同じ外形を有する請求項1〜7のいずれか一項記載の調整方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項記載の調整方法で調整された液浸露光装置を用いて基板を露光することと、
    前記露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
  10. 液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    前記露光光が照射される位置に前記基板を保持可能な保持部と、
    前記液体を供給する供給口と、
    前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度を調整する調整装置と、を備え、
    前記調整装置は、前記保持部で保持された温度検出器上に前記供給口から前記液体を供給することによって前記温度検出器で得られる前記保持部、及び前記液体の温度情報に基づいて、前記保持部及び前記液体の少なくとも一方の温度を調整し、
    前記温度検出器は、前記基板と実質的に同じ外形を有するとともに、互い異なる複数の位置に配置された温度検出部により、前記保持部の温度または前記液体の温度を計測して無線により通信可能である露光装置。
  11. 前記温度検出器は、前記供給口から供給された液体と接触する部分で前記液体の温度情報を取得し、前記供給口から供給された液体と接触しない部分で前記保持部の温度情報を取得する請求項10記載の露光装置。
  12. 前記保持部と前記液体との温度差が小さくなるように、前記液体の温度を調整する請求項11記載の露光装置。
  13. 前記液体を介して形成される像の状態を検出する像検出器と、
    前記検出された像の状態に基づいて、光学調整を行う光学調整装置とをさらに含み、
    前記液体の温度調整の後に、前記像検出器を用いて前記像の状態を検出し、該検出の結果に基づいて、前記光学調整装置を用いて前記光学調整を行う請求項11又は12記載の露光装置。
  14. 請求項10〜13のいずれか一項記載の露光装置を用いて基板を露光することと、
    前記露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
  15. 前記第1情報と前記第2情報の取得は、前記温度検出器が前記保持部に保持された状態で並行して計測される請求項1〜8のいずれか一項に記載の調整方法。
  16. 前記保持部の温度情報及び前記液体の温度情報は、前記温度検出器が前記保持部に保持された状態で並行して計測される請求項10〜13のいずれか一項に記載の露光装置。
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