JP5652334B2 - ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ - Google Patents

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本発明は、ワイヤハーネスに含まれる複数の電線同士を短絡させるために用いられるジョイントコネクタに関するものである。
従来、ワイヤハーネスに含まれる複数の電線同士を短絡させるためのジョイントコネクタとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このジョイントコネクタは、複数の電線の端末にそれぞれ圧着される複数の雌型の端子と、これらの端子を保持するハウジングと、このハウジング内に設けられる短絡用のバスバーとを備える。このバスバーは、平坦な金属板からなり、前記各端子に嵌合される複数の雄型の嵌合部と、これらの嵌合部同士を連結する連結部とを有する。前記ハウジングは、前記各端子が互いに同一の方向に挿入可能な複数の端子挿入孔を有し、前記各端子は前記ハウジングの外部から前記各端子挿入孔に挿入され、これによりその挿入方向に沿って前記バスバーの各嵌合部と嵌合する。これらの嵌合により前記バスバーを媒介とした前記端子同士の短絡すなわち前記電線同士の短絡が達成される。
特開2010−49881号公報
前記ジョイントコネクタでは、対象となる各電線の端末に雌型端子を装着(圧着)する作業と、これらの雌型端子をそれぞれハウジング内に挿入して短絡用のバスバーに個別に嵌合する作業とが必要であり、その迅速化及び自動化には著しい限界がある。また、前記ハウジングは、前記バスバーと前記各雌型端子との嵌合のための構造さらには当該雌型端子を係止するための構造(例えばランス)を内蔵しなければならず、構造の小型化及び簡素化にも制約がある。
そこで、本発明は、簡素且つコンパクトな構造で、ワイヤハーネスに含まれる複数本の電線同士の短絡を効率よく行うことを可能にするワイヤハーネス用ジョイントコネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、ワイヤハーネスに含まれる複数の電線であってそれぞれが導体及びこれを被覆する絶縁被覆を有する電線を相互短絡させるためのジョイントコネクタを提供する。このジョイントコネクタは、前記各電線に対応して設けられ、当該電線がその軸方向と直交する方向から挿入可能な形状を有し、その挿入された電線の絶縁被覆に対して両側から切り込むことにより当該電線の導体と接触する一対の圧接刃を含む複数の圧接端子と、これらの圧接端子が同一平面上に並びかつ各圧接端子に対する前記各電線の挿入方向が相互合致する姿勢でこれらの圧接端子を保持するコネクタハウジングと、前記各圧接端子に対して前記各電線が挿入される側と反対の側で前記圧接端子同士を相互短絡する短絡部材と、を備え、前記各圧接端子は前記短絡部材に接続される接続部を有する。
このジョイントコネクタでは、それぞれの圧接端子に対して共通する方向から電線が挿入されて当該圧接端子に圧接される(当該電線の絶縁被覆に当該圧接端子の圧接刃が切り込んで当該電線の導体と接触する)ことにより、これらの電線とこれに対応する圧接端子との電気的接続が一括して効率よく行われることが可能であり、さらにはその自動化も可能である。そして、このように各圧接端子に圧接された電線は当該圧接端子及びこれらの圧接端子が接続される短絡部材を経由して相互に短絡される。従って、従来のように各電線の端末に雌型端子を圧着する作業やその雌型端子をコネクタハウジングに挿入する作業は不要である。また、各圧接端子は互いに同一平面上に並びかつ当該圧接端子に対する各電線の挿入方向が相互合致する姿勢でハウジングに保持される一方、前記短絡部材はその挿入側と反対の側で圧接端子同士を短絡させるから、その短絡は簡素且つコンパクトな構造で実現される。
さらに、この出願の第1の発明では、前記短絡部材が、特定の圧接端子同士を短絡させる形状の導体パターンを含む回路基板を含み、前記各圧接端子の各接続部が前記回路基板に向かって突出して当該回路基板の前記導体パターンに接続される。
このような回路基板により構成される短絡部材は、単なるバスバーと異なり、複雑な短絡回路を構築することが可能である。例えば、前記圧接端子が、それぞれが複数の圧接端子を含む複数のグループに分類される一方、前記回路基板が各グループに対応する複数の導体パターンを含んで各導体パターンが当該導体パターンに対応するグループに所属する圧接端子同士を相互接続することも可能である。
また、前記各圧接端子と前記回路基板との接続については、例えば、前記回路基板が前記各導体パターンにそれぞれ対応する複数の位置にスルーホールを有し、前記各圧接端子の接続部が前記スルーホールに挿入されることにより当該スルーホールに対応する導体パターンと電気的に接続されるものが、好適である。この構造は、前記ハウジングへの前記回路基板の装着作業と、当該回路基板と各圧接端子との接続作業とが一括して行われることを可能にする。
また、この出願の第2の発明では、このジョイントコネクタは、前記圧接端子として、対応する電線が第1の方向を向く姿勢で挿入されるように前記コネクタハウジングに保持される複数の第1の圧接端子と、対応する電線が前記第1の方向と反対の第2の方向を向く姿勢で挿入されるように前記コネクタハウジングに保持される複数の第2の圧接端子とを含み、前記コネクタハウジングは、前記第1の圧接端子が第1の列に沿って並び、前記第2の圧接端子が前記第1の列と平行な第2の列に沿って並ぶように前記第1の圧接端子及び前記第2の圧接端子を保持する。
このジョイントコネクタは、互いに逆の方向から当該ジョイントコネクタに集められる電線群(第1の方向を向く電線群と第2の方向を向く電線群)をコンパクトな構造で一括して相互短絡させることができる。また、前記特許文献1に記載されるような従来のジョイントコネクタでは、ワイヤハーネスの本体(例えば幹線)から互いに逆の方向に引き出される電線同士を短絡させる場合でも、各電線の端末に圧着された端子はコネクタハウジングに対して同一の方向からしか挿入されないから、当該挿入のために少なくとも一部の電線の向きを大きく反転させる必要があり、これにより当該ワイヤハーネスの本体から前記ジョイントコネクタまでの電線の余長を大きく取る必要があるが、本発明に係るジョイントコネクタは、その圧接端子に対して対応する電線がその軸方向と直交する方向に挿入されてそのまま圧接刃に接続されるものであるから、電線の向きを大きく変更する必要がなく、よって各電線に求められる余長を著しく削減することが可能になる。
このジョイントコネクタは、さらに、前記圧接端子として、前記第1の圧接端子及び前記第2の圧接端子とは別の圧接端子、例えば、対応する電線が前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する方向を向く姿勢で挿入されるように前記コネクタハウジングに保持される複数の第3の圧接端子を含んでいてもよい。その場合、コネクタハウジングは、前記第3の圧接端子が前記第1の列及び前記第2の列と直交する列に沿って並ぶようにこれらの第3の圧接端子を保持すればよい。
また、この出願の第3の発明に係るジョイントコネクタは、それぞれが前記コネクタハウジングを構成する複数のユニットハウジングを具備する。そして、これらのユニットハウジングが前記短絡部材とともに各ユニットハウジングにおける圧接端子の配列方向と直交する方向に積層された状態で相互に結合されることにより、コンパクトな構造で多くの圧接端子の短絡を行うことが可能になる。一方、各圧接端子が、短絡部材に接続される接続部を含み、前記ユニットハウジングのうち前記短絡部材に最も近いユニットハウジングを除くユニットハウジングに保持される圧接端子の接続部が当該圧接端子よりも前記短絡部材に近いユニットハウジングを貫通して当該短絡部材に至る形状を有することにより、全てのユニットハウジングにおける圧接端子を共通の短絡部材に接続することが可能になる。
以上のように、本発明によれば、簡素且つコンパクトな構造で、ワイヤハーネスに含まれる複数本の電線同士の短絡を効率よく行うことを可能にするワイヤハーネス用ジョイントコネクタが提供される。
本発明の第1の実施の形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。 前記ジョイントコネクタにおけるコネクタハウジングに保持された各圧接端子にそれぞれ電線が接続された状態を示す平面図である。 前記圧接端子の斜視図である。 前記コネクタハウジングの斜視図である。 前記ジョイントコネクタにおける短絡部材を構成する回路基板の平面図である。 (a)は図2に示される状態を示す一部断面斜視図、(b)は(a)に示されるコネクタハウジングにさらにカバーが装着された状態を示す一部断面側面図である。 (a)は前記圧接端子の接続部であるプレスフィット部とこのプレスフィット部が圧入される回路基板のスルーホールとを示す斜視図、(b)はその圧入状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。 図8に示されるジョイントコネクタにおけるユニットハウジングの斜視図である。 (a)は前記ユニットハウジングの平面図、(b)はその側面図である。 図8に示されるジョイントコネクタにおける回路基板の斜視図である。 図11に示される回路基板の平面図である。 図8に示されるジョイントコネクタのユニットハウジング同士が積層された積層状態を示す斜視図である。 前記積層状態を示す一部断面正面図である。 図14のXV−XV線に沿った断面を簡略化して示した図である。 (a)は図15の16A−16A線断面図、(b)は図15の16B−16B線断面図、(c)は図15の16C−16C線断面図である。 図8に示されるジョイントコネクタに含まれる各種圧接端子を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。 図18に示されるジョイントコネクタの組立状態を下から見た斜視図である。 図18に示されるジョイントコネクタにおけるユニットハウジングを示す斜視図である。 図20に示されるユニットハウジングに複数の圧接端子が保持されかつ各圧接端子に電線が接続された状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るジョイントコネクタを用いて構築されるワイヤハーネスの例を示す配線図である。 本発明の第4の実施の形態に係る複数のジョイントコネクタがワイヤハーネスの本体の周囲に配置された状態を示す斜視図である。 図23に示された状態を示す側面図である。 図24の25−25線断面図である。 図23に示すジョイントコネクタに電線支持板を追加した変形例を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。 図27に示すジョイントコネクタがワイヤハーネスの本体の周囲に巻き付けられた状態を示す斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図6を参照しながら説明する。
この第1の実施の形態に係るジョイントコネクタJC1は、複数本の電線を含む図略のワイヤハーネスの幹線から第1の方向(図1では左から右に向かう方向)に引き出された複数本の電線W1と、前記第1の方向とは逆の第2の方向(図1では右から左に向かう方向)に引き出された複数本の電線W2とを集結して相互短絡させるためのものであり、前記電線W1にそれぞれ接続される複数の第1の圧接端子11と、前記電線W2にそれぞれ接続される複数の第2の圧接端子12と、これらの圧接端子11,12を一括して保持するハウジング20と、当該圧接端子11,12同士を短絡させるための短絡部材を構成する回路基板30と、カバー40とを備える。
前記各電線W1,W2は、それぞれ、導体と、この導体を被覆する絶縁被覆を有し、それらの端末が全て前記ジョイントコネクタJCに集結するように前記ワイヤハーネスの幹線から引出される。
前記圧接端子11,12は、いずれも、図3に示すような形状を有する。すなわち、各圧接端子11,12は、上方からみて略矩形の底壁13と、この底壁13の左右両側からそれぞれ立ち上がる一対の圧接部14,14と、前記底壁13の下面から下方に延びる接続部16と、を一体に有する。
前記各圧接部14は、正面から見て上向きに開放された略U字状をなし、その内側縁は一対の圧接刃14aを構成する。これらの圧接刃14aは、前記電線W1またはW2が水平な姿勢で圧接部14に対して上から挿入されたとき(すなわち電線W1,W2がその軸方向と直交する方向である下向きの方向に挿入されたとき)に当該電線W1またはW2の絶縁被覆に対して両側から切り込んでその内側の導体に圧接し、これにより当該導体と電気的に導通可能な状態となる。
前記接続部16は、前記回路基板30に接続される部分である。この接続部16は、前記底壁13から下方に延びる軸部16aと、この軸部16aの下端に形成されたプレスフィット部16bとを有する。プレスフィット部16bは、好ましくは図7(a)(b)に示すような形状を有するのがよい。これらの図に示されるプレスフィット部16bは、前記軸部16aの長手方向と直交する特定の幅方向に中間部が膨らんだ形状を有し、その中間部にその幅方向の寸法を減らす方向に当該中間部が弾性変形するのを許容するための貫通孔16cが設けられている。
前記コネクタハウジング20は、合成樹脂などの絶縁材料により成形され、この実施の形態では次の条件を満たすように前記各圧接端子11,12を保持する。
1)各圧接端子11,12が同一平面(図例では水平面)上に並びかつ各圧接端子11,12に対する前記各電線W1,W2の挿入方向が相互合致する姿勢、この実施の形態では全ての圧接端子11,12の圧接部14が上を向いて接続部16が下を向く姿勢で、これらの圧接端子11,12を保持する。
2)前記第1の圧接端子11が第1の列(この実施の形態では電線W1の軸方向と直交する水平方向である左右方向の列;図2では上下方向の列)に沿って並び、前記第2の圧接端子が前記第1の列と平行な第2の列に沿って並ぶように前記第1の圧接端子11及び前記第2の圧接端子12を保持する。
3)前記第1の圧接端子11に圧接接続される電線W1の端面と、前記第2の圧接端子12に圧接接続される電線W2の端面とが一定の間隔をおいて互いに対向する。
具体的に、この実施の形態に係るコネクタハウジング20は、図4に示すように、左右方向に延びる底壁22と、この底壁22の左右両端から立ち上がる一対の側壁24と、両側壁24同士の間の領域で前記底壁22から立ち上がる複数の仕切り壁26とを一体に有する。前記底壁22には、前記第1の列と前記第2の列との間に介在して当該底壁22を貫通する長孔23が形成される。
前記各仕切り壁26は、前記長孔23の両側の領域で左右方向に等間隔で並び、隣接する仕切り壁26同士の間に前記圧接端子11,12がそれぞれ格納される格納室25を形成する。前記底壁22には、前記格納室25ごとに、当該底壁22を貫通する接続部挿通孔27が形成される。前記各圧接端子11,12は、それに対応する格納室25に上から挿入され、当該圧接端子の接続部16が前記接続部挿通孔27に上から挿通されながら、当該圧接端子の底壁13の下面が底壁22に固定される。これにより、各圧接端子11,12は、その接続部16が前記底壁22の下面よりも下方に突出する状態で共通のコネクタハウジング20に保持される。
前記回路基板30は、前記コネクタハウジング20の下側(つまり電線W1,W2が挿入される側と反対の側)に設けられて前記圧接端子11,12の中の特定の圧接端子同士を相互に短絡させるものであり、図5に示すように、合成樹脂からなる基板本体32と、この基板本体32に形成された短絡用の複数の(ここでは5枚の)導体パターン34A,34B,34C,34D,34Eとを有する。
前記基板本体32には、前記コネクタハウジング20の底壁22の長孔23に対応する長孔33が形成されるとともに、前記各圧接端子11,12の接続部16のプレスフィット部16bが圧入可能な複数のスルーホール36が設けられている。これらのスルーホール36の孔径は前記プレスフィット部16bの変形前の幅寸法よりも小さく、よって当該プレスフィット部16bはその幅方向の圧縮変形を伴いながら前記スルーホール36内に圧入される。
この実施の形態では、第1及び第2の圧接端子11,12からなる圧接端子群が複数の圧接端子をそれぞれ含む5つのグループに分けられ、各グループに属する圧接端子同士を短絡するように、前記導体パターン34A〜34Eが基板本体32に配線されている。具体的には、各導体パターン34A〜34Eは、当該導体パターンに対応するグループに属する圧接端子のプレスフィット部16bが圧入される複数のスルーホール36を跨いで、当該スルーホール36に圧入されたプレスフィット部16b同士を短絡するように形成される。
この回路基板30は、好ましくは前記コネクタハウジング20の底壁22の下面に固定される。また、この回路基板30における長孔33及び前記底壁22の長孔23は、その内側に圧接接続用金型(各電線W1,W2を一括して各圧接端子11,12の圧接部14に圧接接続するための金型)が挿入されるのを許容する。
前記カバー40は、前記コネクタハウジング20に対して上から装着されるもので、その装着状態で前記各圧接端子11,12と前記各電線W1,W2との接続部位を上から覆う形状、具体的には矩形状の天壁42とこの天壁42の前後縁(図1では左右の縁)から下方に延びる一対の側壁44とを有する。この側壁44の適所には、当該カバー40の内外を前記各電線W1,W2が通るのを許容するための切欠46が形成されている。
次に、このジョイントコネクタJC1を用いて電線W1,W2を短絡させる要領を説明する。
まず、図略のワイヤハーネスの本体(例えば幹線)から短絡対象となる複数の電線W1及び複数の電線W2が引き出される。このうち電線W1は、前記幹線から第1の方向すなわち図1の左から右に向かう方向に引き出され、電線W2は前記第1の方向と逆の第2の方向すなわち図1の右から左に向かう方向に引き出される。そして、これら電線W1,W2の端末は図1に示すジョイントコネクタJC1の配設場所に相当する場所に集められる。
一方、ジョイントコネクタJC1については、そのコネクタハウジング20に全ての圧接端子11,12が保持され、かつ、各圧接端子11,12が回路基板30に接続された状態(当該圧接端子11,12の接続部16のプレスフィット部16bが回路基板30の各接続部挿入孔36内に圧入された状態)で、当該ジョイントコネクタJC1が前記各電線W1,W2の端末の下方に配置され、かつ、当該電線W1,W2の端末が略水平状態のまま対応する圧接端子11,12の圧接部14に上から軽く挿入される。この状態から、当該電線W1,W2の端末と当該ジョイントコネクタJC1とが上下の金型で上下方向に挟み込まれることにより、各電線W1,W2の端末が対応する圧接部14の圧接刃14a間に押し込まれ、当該圧接部14に一括して圧接接続される。これにより、各配線パターン34A〜34Eがこれに対応するグループに属する圧接端子に接続された電線同士を短絡させる短絡回路が一度に構築される。その後はカバー40が前記コネクタハウジング20に装着されて各接続部位を保護する。
このように、前記ジョイントコネクタJC1では、それぞれの圧接端子11,12に対して共通する方向から(この実施の形態では上から)各電線W1,W2が挿入されて当該圧接端子11,12に圧接されるので、当該各電線W1,W2と各圧接端子11,12との電気的接続が一括して効率よく行われ、さらにこの接続作業の自動化も実現可能となる。従って、前記特許文献1に記載される従来のジョイントコネクタのように各電線の端末に雌型端子を圧着する作業やその雌型端子をコネクタハウジングに挿入する作業は不要である。
また、前記ジョイントコネクタJC1の各圧接端子11,12は互いに同一の平面上に並びかつ当該圧接端子11,12に対する各電線W1,W2の挿入方向(前記実施の形態では下方向)が相互合致する姿勢でコネクタハウジング20に保持される一方、短絡部材を構成する前記回路基板30はその挿入側と反対の側(この実施の形態では下側)の位置で各圧接端子11,12同士を短絡させるから、その短絡は簡素且つコンパクトな構造で実現される。
本発明において、前記短絡部材は回路基板30以外のもの、例えば金属製のバスバーのみで構成されることも可能であるが、前記回路基板30のように特定の圧接端子同士を短絡させる形状の複数の導体パターン34A〜34Eを含むものは、複雑な短絡回路(この実施の形態では5つのグループのそれぞれにおいて当該グループに属する圧接端子同士を短絡させる回路)をコンパクトな構造で構築することを可能にする。
本発明に係るジョイントコネクタは、例えば、当該ジョイントコネクタに対して全ての電線が同一の方向から導入されるものでもよいが、前記実施の形態のように、互いに逆の方向(第1の方向及び第2の方向)からそれぞれ集められる電線群(第1の方向を向く複数の電線W1と第2の方向を向く複数の電線W2)とを相互短絡させる場合に、特に顕著な効果を発揮する。
例えば、前記特許文献1に記載されるジョイントコネクタ、すなわち、各電線の端末に圧着端子が圧着されてこれらの圧着端子が共通のコネクタハウジングに対して共通の方向から挿入されるジョイントコネクタと比べると、この従来のジョイントコネクタでは、ワイヤハーネスの本体(例えば幹線)から互いに逆の方向に引き出される電線同士を短絡させる場合でも、各電線の端末に圧着された端子はコネクタハウジングに対して同一の方向からしか挿入されないから、当該挿入のために少なくとも一部の電線の向きを大きく反転させる必要があり、これにより当該ワイヤハーネスの本体から前記ジョイントコネクタまでの電線の余長を大きく取る必要がある。これに対して前記ジョイントコネクタC1では、その圧接端子11,12に対して対応する電線W1,W2がその軸方向と直交する方向に挿入されてそのまま圧接刃14aに接続されるから、電線W1,W2の方向を大きく変更する必要がなく、よって各電線W1,W2に求められる余長を著しく削減することが可能である。
本発明の第2の実施の形態を図8〜図16を参照しながら説明する。
この実施の形態に係るジョイントコネクタJC2は、それぞれがコネクタハウジングを構成する複数の(図例では5つの)ユニットハウジング20A,20B,20C,20D,20Eを具備し、これらのユニットハウジング20A〜20Eが下から順に積層され、その積層状態で相互結合される。そして、その最下段に短絡部材である回路基板302が配設される。
各ユニットハウジング20A〜20Eの構成は、基本的に前記第1の実施の形態に係るコネクタハウジング20と同等である。すなわち、各ユニットハウジング20A〜20Eは、図9及び図10(a)(b)に示すように(これらの図では代表して最下段のユニットハウジング20Aを図示)、底壁22と、この底壁22から立ち上がる左右一対の側壁24と、両側壁24の間で2列にわたり配列される複数枚の仕切り壁26とを一体に有し、互いに隣接する仕切り壁26同士の間に圧接端子を格納するための格納室25が形成されている。
各ユニットハウジング20A〜20Eの側壁24は、その側面の上側部分に位置する保持部24aと、下側部分に位置する被保持部24bとを一体に有する。各ユニットハウジング20A〜20Eの保持部24aは、これらのユニットハウジング20A〜20E同士が積層される際に直上のユニットハウジングの被保持部24bと係合することによりこれを保持し、これにより両ユニットハウジング同士を結合して前記積層状態を維持する。
前記ユニットハウジング20Aは、前記第1の実施の形態に係る第1の圧接端子11と同様に第1の方向を向く電線W1が圧接接続される複数の第1の圧接端子11Aと、前記第1の方向とは逆の第2の方向を向く電線W2が圧接接続される複数の第2の圧接端子11Bとを、これらが互いに平行な第1の列及び第2の列に沿って並ぶように保持する。同様に、ユニットハウジング20Bは、複数の第1の圧接端子11Bと複数の第2の圧接端子12Bとを保持し、ユニットハウジング20Cは、複数の第1の圧接端子11Cと複数の第2の圧接端子12Cとを保持し、ユニットハウジング20Dは、複数の第1の圧接端子11Dと複数の第2の圧接端子12Dとを保持し、ユニットハウジング20Eは、複数の第1の圧接端子11Eと複数の第2の圧接端子12Eとを保持する。
前記各圧接端子11A〜11E,12A〜12Eは、前記第1の実施の形態に係る圧接端子と同じく、底壁13と、この底壁13から立ち上がる一対の圧接部14と、前記底壁13から下方に延びる接続部を有する。しかし、各圧接端子の接続部については、前記ユニットハウジング20A〜20Eのうち前記短絡部材に最も近いユニットハウジング20Aを除くユニットハウジング20B〜20Eにそれぞれ保持される圧接端子の接続部が当該圧接端子よりも前記回路基板302に近い(この実施の形態では下側の)ユニットハウジングを貫通して当該回路基板302に至る形状を有しており、これにより、全てのユニットハウジング20A〜20Eにおける圧接端子11A,…12Eを共通の回路基板302に接続することが可能となっている。
具体的に、最下段のユニットハウジング20Aに保持される第1の圧接端子11A及び第2の圧接端子12Aは、そのユニットハウジング20Aの底壁22のみを貫通してその直下の回路基板302に至る程度の短い(第1の実施の形態に係る接続部16と略同等の長さを有する)接続部16Aを有するのに対し、その一段上のユニットハウジング20Bに保持される第1の圧接端子11B及び第2の圧接端子12Bは、そのユニットハウジング20Bの底壁22さらにはその下側のユニットハウジング20Aの底壁22を貫通して前記回路基板302に至る長さの接続部16Bを有する。同様に、ユニットハウジング20Cに保持される第1の圧接端子11C及び第2の圧接端子12Cは、そのユニットハウジング20Cの底壁22さらにはその下側のユニットハウジング20A,20Bの底壁22を貫通して前記回路基板302に至る長さの接続部16Cを有し、ユニットハウジング20Dに保持される第1の圧接端子11D及び第2の圧接端子12Dは、そのユニットハウジング20Dの底壁22さらにはその下側のユニットハウジング20A,20B,20Cの底壁22を貫通して前記回路基板302に至る長さの接続部16Dを有し、ユニットハウジング20Eに保持される第1の圧接端子11E及び第2の圧接端子12Eは全てのユニットハウジング20A〜20Eの底壁22を貫通して前記回路基板302に至る長さの接続部16Eを有する。
図8及び図15に示されるように、最下段の圧接端子11A,12Aの位置と、その上の圧接端子11B,12Bの位置と、その上の圧接端子11C,12Cの位置と、その上の圧接端子11D,12Dの位置と、その上の圧接端子11E,12Eの位置は、前者から後者の順に次第に中央側(長孔23側)に近づくようにずらされている。これにより、全ての接続部16A〜16Eが互いに干渉することなく最下段の回路基板302に到達することが可能となっている。また、各ユニットハウジング20A〜20Eの底壁22には、これを貫通することが必要な接続部の当該貫通を許容するための貫通孔(第1の実施の形態に係る接続部挿通孔27に相当する孔)28が設けられている。
前記回路基板302は、図11に示すように、前記第1の実施の形態に係る回路基板30と同様、基板本体32と、この基板本体32に形成される複数の(ここでは12枚の)導体パターン34F,34G,34H,34I,34J,34K,34L,34M,34N,34O,34P,34Qとを有し、前記基板本体32には、全ての圧接端子11A,12A,11B,12B,…,11E,12Eに対応するスルーホール36が設けられており、各スルーホール36にそれぞれ対応する接続部の先端部分(例えば図7に示すプレスフィット部16bと同様の部分)が圧入される。この実施の形態では、前記圧接端子11A,12A,11B,12B,…,11E,12Eからなる圧接端子群が複数の圧接端子をそれぞれ含む12のグループに分けられ、各グループに属する圧接端子同士を短絡するように、前記導体パターン34F〜34Qが基板本体32に配線されている。すなわち、各導体パターン34F〜34Qは、当該導体パターンに対応するグループに属する圧接端子の接続部が圧入される複数のスルーホール36を跨いで、当該スルーホール36に圧入された接続部同士を短絡するように形成される。
この実施の形態に係るジョイントコネクタJC2は、それぞれが前記第1の実施の形態に係るジョイントコネクタJC1におけるコネクタハウジング20と同等の構成を有する5つのユニットハウジング20A〜20Eを備えるから、単純計算にして当該ジョイントコネクタJC1の5倍の本数の電線同士を短絡させる回路を構築することができる。しかも、前記ユニットハウジング20A〜20Eは当該ユニットハウジングにおける圧接端子の配列方向と直交する方向(図では上下方向)に相互積層されて結合されるものであるから、必要面積をほとんど増やすことなく短絡可能な電線の本数を著しく増加させることができる。しかも、その増加された電線Wにそれぞれ対応する圧接端子11A,…12Eは全て最下段の共通の回路基板30に接続されるから、当該電線Wの大幅な増数にかかわらず短絡回路の大型化はほとんど発生しない。
本発明の第3の実施の形態を図18〜図21を参照しながら説明する。
この実施の形態に係るジョイントコネクタJC3は、前記第2の実施の形態に係るジョイントコネクタJC2と同じく5つのユニットハウジング50A,50B,50C,50D,50Eを備えるが、各ユニットハウジング50A〜50Eは、第1の圧接端子11A〜11E及び第2の圧接端子12A〜12Eに加え、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する方向(この実施の形態では互いに逆の2方向)を向く電線W3,W4がそれぞれ挿入される第3の圧接端子および第4の圧接端子を保持する。
具体的に、最下段のユニットハウジング50Aは、図21に示すように、第1の方向を向く複数の電線W1がそれぞれ圧接される複数の第1の圧接端子11Aと、前記第1の方向とは逆の第2の方向を向く複数の電線W2がそれぞれ圧接される複数の第2の圧接端子12Aとに加え、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向を向く電線W3が圧接される複数の第3の圧接端子13Aと、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交しかつ前記第3の方向と逆の第4の方向を向く電線W4が圧接される複数の第4の圧接端子14Aとを、これらの圧接端子13A,14Aが前記第1及び第2の圧接端子11A,12Aが並ぶ第1の列及び第2の列と直交する第3の列及び第4の列に並ぶように保持する。同様の配列で、その上の段のユニットハウジング50B〜50Eも第1及び第2の方向を向く電線W1,Wが圧接される第1及び第2の圧接端子に加えて第3及び第4の方向を向く電線W3,W4が圧接される第3及び第4の圧接端子を保持する。
すなわち、各ユニットハウジング50A〜50Eは、四方から集められる電線W1〜W4を受け入れてこれらを短絡させるように第1〜第4の圧接端子を保持している。具体的には、ユニットハウジング20Aを代表として図20に例示するように、各ユニットハウジングは、底壁22と、この底壁の四隅から立ち上がる隅壁24′と、互いに隣り合う隅壁24′同士の間に配列されて複数の格納室25を形成する仕切り壁26とを有し、各列の格納室25にそれぞれ第1〜第4の圧接端子が格納される。そして、前記第2の実施の形態と同様、各ユニットハウジング50A〜50Eにおける圧接端子の接続部16A〜16Eが、前記第1及び第2の実施の形態と同様に、最下段の共通の回路基板303に接続される。また、図に示される各ユニットハウジング50A〜50Eは上からみて正方形の形状を有する。
このようなジョイントコネクタJC3は、例えば図22に示すような幹線部分62と支線部分64A〜64Cを有するワイヤハーネス60の当該幹線部分62と各支線部分64A〜64Cとの交差部分(円66,68でそれぞれ囲まれる部分)を構築するのに有効に利用されることが可能である。このジョイントコネクタの利用は、ワイヤハーネス60全体の配線構造の大幅な簡素化に寄与する。
このように、本発明は、ユニットハウジングが第1の圧接端子及び第2の圧接端子に加えて他の圧接端子を保持することを妨げない。また、第1の圧接端子及び第2の圧接端子に加えて第3の圧接端子や第4の圧接端子を保持する構造は、前記第1の実施の形態に示すジョイントコネクタJC1のように単一のコネクタハウジング20のみを有するジョイントコネクタの当該コネクタハウジング20にも適用することが可能である。
本発明に係るジョイントコネクタは、ワイヤハーネスの本体(例えば幹線)に固定されてもよいし、当該本体から垂下されてもよい。前者の場合、その固定のための具体的手段は限定されない。例えば、当該ジョイントコネクタが他の電線の束とまとめてテープ巻きにより固定されてもよいし、既にテープ巻きされた幹線の周囲に配置されてもよい。
図23〜図25に示す第4の実施の形態では、それぞれが前記第1の実施の形態に係るジョイントコネクタJC1と同じ構成をもつ4個のジョイントコネクタJC4が用いられ、これらがワイヤハーネスの幹線70の周囲を取り巻くように相互合体して配置されている。これらのジョイントコネクタJC4は、各ジョイントコネクタJC4が前記幹線70の表面に接触する状態で当該幹線70を取り囲み、かつ、互いに隣接するジョイントコネクタJC4の端部同士が結合されるようにして合体する。
さらに、図26に示す変形例では、前記各ジョイントコネクタJC4のコネクタハウジングに、電線W1,W2を内側から支持する電線支持板52が追加されている。
また、本発明に係るジョイントコネクタは、そのコネクタハウジングが適当に変形するものであってもよい。この場合、当該コネクタハウジングは、その変形前の段階(すなわち圧接作業の段階で)複数の圧接端子をこれらの圧接端子が同一平面上に並ぶように保持すればよい。図27及び図28に第5の実施の形態として示すジョイントコネクタJC5は、第1の実施の形態のジョイントコネクタJC1と同様、第1の方向を向く電線W1を保持する第1の圧接端子11と、第2の方向を向く電線W2を保持する第2の圧接端子12と、これらの圧接端子11,12を保持するコネクタハウジング205と、前記圧接端子11,12を相互短絡させる短絡部材である回路基板305と、カバー405とを備えるが、前記コネクタハウジング205、前記回路基板305及び前記カバー405はいずれも前記圧接端子11,12の配列方向と平行な方向に長尺であって図28に示すようにワイヤハーネスの幹線を取り囲む環状に丸められることが可能な可撓性を有している。また、コネクタハウジング205の長手方向の一方の端部には、他方の端部と係合して環状を保持する係合部54が設けられ、さらに当該他方の端部には、図28に示すように、前記幹線70を例えば車体内部で支持するためのブラケット72に係止される被係止部56が設けられている。
このように、本発明に係るジョイントコネクタのコネクタハウジングの形状や構造は、その仕様に応じて幅広く変更されることが可能である。
JC1〜JC5 ジョイントコネクタ
W,W1,W2,W3,W4 電線
11,11A,11B,11C,11D,11E 第1の圧接端子
12,12A,12B,12C,12D,12E 第2の圧接端子
13A 第3の圧接端子
14A 第4の圧接端子
14 圧接部
14a 圧接刃
16,16A,16B,16C,16D,16E 接続部
20 コネクタハウジング
20A〜20E,50A,50B ユニットハウジング
27 接続部挿通孔
30,302,303,304,305 回路基板
32 基板本体
34A〜34Q 導体パターン
36 スルーホール

Claims (6)

  1. ワイヤハーネスに含まれる複数の電線であってそれぞれが導体及びこれを被覆する絶縁被覆を有する電線を相互短絡させるためのジョイントコネクタであって、
    前記各電線に対応して設けられ、当該電線がその軸方向と直交する方向から挿入可能な形状を有し、その挿入された電線の絶縁被覆に対して両側から切り込むことにより当該電線の導体と接触する一対の圧接刃を含む複数の圧接端子と、
    これらの圧接端子が同一平面上に並びかつ各圧接端子に対する前記各電線の挿入方向が相互合致する姿勢でこれらの圧接端子を保持するコネクタハウジングと、
    前記各圧接端子に対して前記各電線が挿入される側と反対の側で前記圧接端子同士を相互短絡する短絡部材と、を備え、
    前記短絡部材は、特定の圧接端子同士を短絡させる形状の導体パターンを含む回路基板を含み、前記各圧接端子の各接続部が前記回路基板に向かって突出して当該回路基板の前記導体パターンに接続される、ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
  2. 請求項記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタにおいて、
    前記圧接端子は、それぞれが複数の圧接端子を含む複数のグループに分類され、
    前記回路基板は、各グループに対応する複数の導体パターンを含んで各導体パターンが当該導体パターンに対応するグループに所属する圧接端子同士を相互接続する、ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
  3. 請求項1または2記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタにおいて、
    前記回路基板は、前記各導体パターンにそれぞれ対応する複数の位置にスルーホールを有し、前記各圧接端子の接続部が前記スルーホールに挿入されることにより当該スルーホールに対応する導体パターンと電気的に接続される、ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
  4. ワイヤハーネスに含まれる複数の電線であってそれぞれが導体及びこれを被覆する絶縁被覆を有する電線を相互短絡させるためのジョイントコネクタであって、
    前記各電線に対応して設けられ、当該電線がその軸方向と直交する方向から挿入可能な形状を有し、その挿入された電線の絶縁被覆に対して両側から切り込むことにより当該電線の導体と接触する一対の圧接刃を含む複数の圧接端子と、
    これらの圧接端子が同一平面上に並びかつ各圧接端子に対する前記各電線の挿入方向が相互合致する姿勢でこれらの圧接端子を保持するコネクタハウジングと、
    前記各圧接端子に対して前記各電線が挿入される側と反対の側で前記圧接端子同士を相互短絡する短絡部材と、を備え、
    前記圧接端子として、対応する電線が第1の方向を向く姿勢で挿入されるように前記コネクタハウジングに保持される複数の第1の圧接端子と、対応する電線が前記第1の方向と反対の第2の方向を向く姿勢で挿入されるように前記コネクタハウジングに保持される複数の第2の圧接端子とを含み、前記コネクタハウジングは、前記第1の圧接端子が第1の列に沿って並び、前記第2の圧接端子が前記第1の列と平行な第2の列に沿って並ぶように前記第1の圧接端子及び前記第2の圧接端子を保持する、ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
  5. 請求項記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタにおいて、
    前記第1の圧接端子及び前記第2の圧接端子に加えてさらに、対応する電線が前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する方向を向く姿勢で挿入されるように前記コネクタハウジングに保持される複数の第3の圧接端子を備え、前記コネクタハウジングは、前記第3の圧接端子が前記第1の列及び前記第2の列と直交する列に沿って並ぶようにこれらの第3の圧接端子を保持する、ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
  6. ワイヤハーネスに含まれる複数の電線であってそれぞれが導体及びこれを被覆する絶縁被覆を有する電線を相互短絡させるためのジョイントコネクタであって、
    前記各電線に対応して設けられ、当該電線がその軸方向と直交する方向から挿入可能な形状を有し、その挿入された電線の絶縁被覆に対して両側から切り込むことにより当該電線の導体と接触する一対の圧接刃と前記短絡部材に接続される接続部とを含む複数の圧接端子と、
    これらの圧接端子が同一平面上に並びかつ各圧接端子に対する前記各電線の挿入方向が相互合致する姿勢でこれらの圧接端子を保持するコネクタハウジングをそれぞれが構成する複数のユニットハウジングと、
    前記各圧接端子に対して前記各電線が挿入される側と反対の側で前記圧接端子同士を相互短絡する短絡部材と、を備え、
    前記複数のユニットハウジングが前記短絡部材とともに各ユニットハウジングにおける圧接端子の配列方向と直交する方向に積層された状態で相互に結合され、前記ユニットハウジングのうち前記短絡部材に最も近いユニットハウジングを除くユニットハウジングに保持される圧接端子の接続部が当該圧接端子よりも前記短絡部材に近いユニットハウジングを貫通して当該短絡部材に至る形状を有する、ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
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