JP5652274B2 - 印刷データ生成装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙を搬送しつつ行う印刷のための印刷データを生成する技術に関する。
用紙上にインクを吐出することによってドットを形成して画像を印刷する印刷装置が広く使用されている。印刷された用紙は、印刷の影響によって変形する場合がある。例えば、用紙の印刷面のインクの付着部分がインクの水分によって伸長して、用紙が印刷面側に凸にたわむ場合がある。このような用紙の変形は、印刷装置における用紙の搬送不良を引き起こす可能性がある。
特許文献1には、用紙の変形による搬送不良を低減するために、用紙上に印刷される画像の方向を変更する技術が開示されている。具体的には、用紙の前半領域に印刷される画像の印字率と、後半領域に印刷される画像の印字率と、が比較される。そして、前半領域に印刷される画像の印字率が後半領域に印刷される画像の印字率より高い場合には、画像を180度回転することにより、用紙の前半領域に印刷される画像と後半領域に印刷される画像とが入れ替えて印刷される。
特開2007−30201号公報 特開2009−262346号公報 特開2009−233891号公報 特開2006−159702号公報 特開2010−100017号公報
しかしながら、上記従来技術では、印刷装置の構造によっては、用紙の変形による搬送不良の発生を抑制できない可能性があった。
本発明の主な利点は、用紙にインクを吐出して印刷を行う印刷装置における用紙の搬送不良の発生を効率良く抑制することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]上流から下流に向かう搬送方向に用紙を搬送する搬送機構と、複数のノズルを有し前記複数のノズルから前記搬送機構により搬送される用紙にインクを吐出する印刷ヘッドと、を備える印刷実行部に印刷を実行させるための印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、前記搬送機構は、前記印刷ヘッドより下流側で用紙を挟持して搬送するための下流側ローラを含み、前記印刷データ生成装置は、前記搬送方向に対する印刷対象の画像の方向である画像方向を、複数種類の画像方向の中から選択する画像方向選択部であって、前記画像を表す画像データの一部である、複数の部分画像を表す複数の部分画像データであって、前記複数種類の画像方向に対応する前記複数の部分画像データを用いて、前記画像方向の選択を行う画像方向選択部と、前記選択された画像方向に従って、前記画像を印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、を備え、前記複数の部分画像データのそれぞれは、対応する前記画像方向で前記画像が印刷される場合に、前記用紙の搬送方向の端から、前記端からの距離が特定距離の位置までの領域に印刷され得る画像を表すデータであり、前記特定距離は、前記印刷ヘッドの前記複数のノズルのうち最上流のノズルと、前記下流側ローラとの距離に応じて決定されている、印刷データ生成装置。
上記構成によれば、特定距離は、最上流のノズルと下流側ローラとの距離に応じて決定されている。この結果、下流側ローラで搬送不良が起こる可能性を判断するのに適切な部分画像データを設定することができる。そして、この部分画像データを用いて画像方向を選択するので、搬送不良が起こりにくい画像方向を効率良く選択して、搬送不良を効率良く抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載の印刷データ生成装置であって、前記印刷実行部は、さらに、前記用紙の搬送を停止した状態で前記印刷ヘッドによって印刷する単位印刷と、前記搬送機構によって単位搬送距離だけ前記用紙を搬送する単位搬送と、を交互に繰り返し実行し、前記特定距離は、さらに、前記単位搬送距離に応じて決定されている、印刷データ生成装置。
上記構成によれば、単位印刷と単位搬送とが繰り返される場合に、適切な部分画像データを設定することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の印刷データ生成装置であって、前記印刷実行部は、さらに、前記用紙の搬送を停止した状態で前記印刷ヘッドによって印刷する単位印刷と、前記搬送機構によって単位搬送距離だけ前記用紙を搬送する単位搬送と、を交互に繰り返し実行し、前記複数の部分画像データのそれぞれは、対応する前記画像方向で印刷される場合に、複数回の前記単位印刷の実行によって印刷される複数の単位画像を表す複数の単位画像データを含み、前記画像方向選択部は、さらに、前記複数の単位画像データのそれぞれに設定される重み付けであって、先行して印刷される前記単位画像を表す前記単位画像データほど大きな前記重み付けを用いて、前記画像方向の選択を行う、印刷データ生成装置。
単位印刷と単位搬送とが繰り返される場合には、先に印刷される単位画像は、後に印刷される単位画像と比べて、搬送不良の発生との関連性が高い。上記構成によれば、先行して印刷される単位画像ほど大きい重み付けを用いて、画像方向を選択するので、搬送不良が起こりにくい画像方向をより適切に選択できる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、前記画像方向選択部は、前記複数種類の画像方向に対応する前記複数の部分画像データを用いて、前記複数の部分画像の印刷に要するインク量である複数の部分インク量を評価し、前記評価の結果に基づいて、前記画像方向の選択を行う、印刷データ生成装置。
搬送不良は、部分画像を印刷に要する部分インク量との関連性が高い。上記構成によれば、部分インク量の評価結果に基づいて画像方向の選択を行うので、搬送不良が起こりにくい画像方向を適切に選択できる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、前記画像方向選択部は、前記複数種類の画像方向のうちの第1の画像方向に対応する第1の部分画像データを用いて、前記第1の部分画像データによって表される第1の部分画像の印刷に要する第1のインク量と相関のある第1の評価値を算出し、前記第1の評価値が、前記第1のインク量がしきい値より少ないことを表す場合には、前記第1の画像方向を選択する、印刷データ生成装置。
上記構成によれば、第1の部分画像の印刷に要するインク量が比較的少ない場合には、画像方向を選択する処理の負荷を軽減することができる。
[適用例6]適用例5に記載の印刷データ生成装置であって、前記画像方向選択部は、さらに、前記第1の評価値が、前記第1のインク量が前記しきい値より多いことを表す場合には、前記複数種類の画像方向のうちの第2の画像方向に対応する第2の部分画像データを用いて、前記第2の部分画像データによって表される第2の部分画像の印刷に要する第2のインク量と相関のある第2の評価値を算出し、前記第2の評価値が、前記第2のインク量が前記しきい値より少ないことを表す場合には、前記第2の画像方向を選択する、印刷データ生成装置。
上記構成によれば、第1の部分画像の印刷に要するインク量が比較的多い場合であっても、第2の部分画像の印刷に要するインク量が比較的少ない場合には、画像方向を選択する処理の負荷を軽減することができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、前記画像方向の選択に用いられる前記部分画像データは、前記部分画像を構成する画素の色を印刷に用いられる複数種類のインク毎の階調値で表す画素データであって、画素毎にドットの形成状態を表すドットデータより階調数が多い前記画素データを含む、印刷データ生成装置。
上記構成によれば、インク色毎の階調値を表す画素データを用いるので、部分画像の印刷に要するインク量を精度良く認識できる。この結果、搬送不良が起こりにくい画像方向をより適切に選択できる。
[適用例8]適用例1ないし適用例6のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、前記画像方向の選択に用いられる前記部分画像データは、前記部分画像を印刷した場合にインクの吐出によって形成されるドットの形成状態を表すドットデータを含む、印刷データ生成装置。
上記構成によれば、ドットの形成状態を表すドットデータを用いるので、部分画像の印刷に要するインク量をより精度良く認識できる。この結果、搬送不良が起こりにくい画像方向をより適切に選択できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷装置、印刷データの生成方法、それらの装置の機能または方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
第1実施例における印刷システムの構成を示すブロック図。 プリンタ部250の概略構成を示す図。 画像処理を示すフローチャート。 複数種類の画像方向と複数の部分画像について説明する図。 高速印刷モードにおける特定距離Wについて説明する図。 高解像度印刷モードにおける特定距離Wについて説明する図。 第1実施例の画像方向選択処理S30(図3)を示すフローチャート。 図3の印刷データ生成処理S40を示すフローチャート。 第2実施例の画像方向選択処理を示すフローチャート。 縁なし印刷を行う際の部分画像について説明する図。
A.第1実施例:
A−1.印刷システムの構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例における印刷システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、印刷システム1000は、パーソナルコンピュータ100と、複合機200を備えている。
パーソナルコンピュータ100は、CPU110と、ROMやRAMなどの内部記憶装置120と、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置130と、外部機器と接続するためのインタフェースを含む通信部140と、マウスやキーボードなどの操作部150と、ディスプレイなどの表示部160とを備えている。通信部140は、外部機器との間でデータ通信を行う。例えば、通信部140は、デジタルカメラ(図示せず)から画像データを受け取ったり、複合機200に印刷データを供給したりする。
内部記憶装置120には、文書作成、画像生成などのアプリケーションM10として機能するコンピュータプログラム(アプリケーションプログラム)と、プリンタドライバM20として機能するコンピュータプログラムと、が格納されている。アプリケーションM10の機能とプリンタドライバM20の機能とは、CPU110が各コンピュータプログラムを実行することによって実現される。なお、各コンピュータプログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。
プリンタドライバM20は、アプリケーションM10から印刷対象の画像を表す画像データを取得して、印刷データを生成し、生成した印刷データを複合機200に供給する。プリンタドライバM20は、画像データ取得部M21と、画像方向選択部M22と、印刷データ生成部M23とを備えている。これらの各機能部M21〜M23が行う処理については、後述する。
複合機200は、複合機200の全体を制御する制御部210と、インクジェット式のプリンタ部250と、フラットベッド式のスキャナ部260と、パーソナルコンピュータ100などの計算機あるいはUSBメモリなどの記憶装置と接続するためのインタフェースを含む通信部270と、操作パネルや各種のボタンを含む操作部280と、を備えている。通信部270は、通信部270のインタフェースに接続された計算機や記憶装置との間でデータ通信を行う。例えば、通信部270は、パーソナルコンピュータ100から印刷データを受け取ったり、USBメモリから画像を表す画像データを受け取ったりする。
制御部210は、CPU211と、RAMやROMなどの内部記憶装置212を備える周知のコンピュータである。内部記憶装置212には、複合機200の制御を行う各種の機能部を実現するための各種のプログラムが格納されており、図1では、本実施例の説明に必要な機能部を選択的に図示している。内部記憶装置212には、画像処理部M30として機能するコンピュータプログラムと、プリンタ部250を制御する印刷制御部M40として機能するコンピュータプログラムとが格納されている。
画像処理部M30は、通信部270のインタフェースに接続された計算機または記憶装置から取得した印刷対象画像データを用いて印刷データを生成して、印刷制御部M40に供給する。図1に示すように、画像処理部M30は、画像データ取得部M31と、画像方向選択部M32と、印刷データ生成部M33とを備えている。画像処理部M30の機能部M31〜M33の各機能は、上述したパーソナルコンピュータ100のプリンタドライバM20の同名の機能部M21〜M33の各機能と同様であるので、説明を省略する。なお、パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバM20から印刷データが供給される場合には、その印刷データは、画像処理部M30を介することなく、印刷制御部M40に供給される。
印刷制御部M40は、画像処理部M30から供給された印刷データ、あるいは、パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバM20から供給された印刷データに基づいて、プリンタ部250を制御して印刷を実行する。
プリンタ部250は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各インクを吐出して印刷を行う。プリンタ部250は、インク吐出機構220と主走査機構230と搬送機構240とを備えている。搬送機構240は、搬送モータ242と該搬送モータ242を駆動する搬送モータドライバ241とを備え、搬送モータ242の動力で用紙を搬送する。インク吐出機構220は、印刷ヘッド222と該印刷ヘッド222を駆動するヘッドドライバ221とを備え、搬送機構240によって搬送される用紙上に印刷ヘッド222からインクを吐出して画像を形成する。主走査機構230は、主走査モータ232と該主走査モータ232を駆動する主走査モータドライバ231とを備え、主走査モータ232の動力で印刷ヘッド222を主走査方向に往復動(主走査)させる。
図2は、プリンタ部250の概略構成を示す図である。図2(a)は、プリンタ部250の全体構成の概略を示し、図2(b)は、図2(a)における下側から見た印刷ヘッド222の構成を示している。プリンタ部250は、さらに、長方形の用紙P(例えば、A4サイズの用紙)を収容するための第1の用紙トレイ20aおよび第2の用紙トレイ20bと、印刷後の用紙Pが排出される排紙トレイ21と、印刷ヘッド222のインクを吐出する面と対向して配置されたプラテン40と、を備えている(図2(a))。なお、本実施例では、第1の用紙トレイ20aには、用紙Pの長手方向が搬送方向に対して平行に搬送されるように、用紙Pが収容されている。また、第2の用紙トレイ20bには、用紙Pの短手方向が搬送方向に対して平行に搬送されるように、用紙Pが収容されている。
搬送機構240は、第1の用紙トレイ20aまたは第2の用紙トレイ20bから、プラテン40上を通り、排紙トレイ21に至る搬送経路に沿って、用紙Pを搬送する。矢印ARは、プラテン40上における用紙Pの搬送方向(図2(a)+X方向)を示している。以下、プラテン40上における用紙Pの搬送方向を、「搬送方向AR」と呼ぶ。また、搬送方向ARの反対方向側を、「上流側」と呼び、搬送方向AR側を「下流側」と呼ぶ。
搬送機構240は、さらに、プラテン40の上流側に配置された上流側挟持部243と、プラテン40の下流側に配置された下流側挟持部244と、第1の用紙トレイ20aまたは第2の用紙トレイ20bから上流側挟持部243に至る上流搬送経路248(図2(a):破線)上に用紙Pを搬送する上流搬送部(図示せず)とを備えている。上流側挟持部243は、搬送モータ242によって回転駆動される上流側搬送ローラ243aと、上流側従動ローラ243bと、を備え、これらのローラによって用紙Pを挟持して搬送方向ARに用紙Pを搬送する。下流側挟持部244は、搬送モータ242の動力によって回転駆動される下流側搬送ローラ244aと、下流側従動ローラ244bと、を備え、これらのローラによって用紙Pを挟持して搬送方向ARに用紙Pを搬送する。なお、各従動ローラ243b、244bに代えて、板部材を採用しても良い。
主走査機構230は、さらに、印刷ヘッド222を搭載するキャリッジ233と、キャリッジ233を主走査方向(図2:Y軸方向)に沿って往復動可能に保持する摺動軸234と、を備えている。主走査機構230は、主走査モータ232の動力を用いて、キャリッジ233を摺動軸234に沿って往復動させる。
図2(b)に示すように、印刷ヘッド222のプラテン40と対向する面には、複数のノズルからなる複数のノズル列、すなわち、上述したC、M、Y、Kの各インクを吐出するノズル列NC、NM、NY、NKが形成されている。これらのノズル列を構成するノズルのうち、最も上流側(図2:−X方向側)に位置するノズルNZaを、最上流ノズルNZaと呼ぶ。また、これらのノズルのうち、最も下流側(図2:+X方向側)に位置するノズルNZbを、最下流ノズルNZbと呼ぶ。
印刷制御部M40(図1)は、インク吐出機構220と、主走査機構230と、搬送機構240とを制御して、単位印刷と単位搬送とを交互に繰り返し実行することにより印刷を行う。単位印刷は、用紙Pをプラテン40上に停止した状態で、主走査を行いつつ、印刷ヘッド222のノズルから用紙P上にインクを吐出して行われる印刷である。単位搬送は、所定の単位搬送距離だけ用紙Pを搬送方向ARに移動させる搬送である。
印刷制御部M40は、高速印刷モードと、高速印刷より印刷速度は遅いものの、搬送方向ARの解像度が高速印刷の2倍である高解像度印刷モードと、の2種類の印刷モードの印刷を実行することができる。
本実施例における印刷制御部M40とプリンタ部250との全体が、特許請求の範囲における印刷実行部に対応する。本実施例におけるパーソナルコンピュータ100と、複合機200の制御部210は、それぞれ、特許請求の範囲における印刷データ生成装置に対応する。
A−2:画像処理:
パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバM20(図1)が実行する画像処理について説明する。図3は、画像処理を示すフローチャートである。
ステップS10では、画像データ取得部M21は、アプリケーションM10から印刷対象画像を表す画像データを取得する。この画像データは、例えば、ビットマップデータ、平面座標系にて図形等を表現したベクトルデータ、文字情報と文字の配置位置を規定したデータ等を含み得る。
ステップS20では、プリンタドライバM20は、印刷モードを認識する。印刷モードは、例えば、アプリケーションM10から指示される。印刷モードは、上述した高速印刷を行うモードと、高解像度印刷を行うモードとのいずれかである。
ステップS30では、画像方向選択部M22は、複数の部分画像を表す複数の部分画像データを用いて、複数種類の画像方向の中から1つの画像方向を選択する画像方向選択処理を実行する。
図4は、複数種類の画像方向と複数の部分画像について説明する図である。本明細書において、「画像方向」は、搬送方向ARに対する印刷対象画像の方向である。図4(a)には、画像データ取得部M21が取得する画像データが表す印刷対象画像の一例が示されている。以下では、図4(a)に示す印刷対象画像G1の上端、下端、左端、右端を、印刷対象画像G1がどのように回転されているかに拘わらず、それぞれ上端UT、下端BT、左端LT、右端RTと呼ぶ。印刷対象画像G1は、図4に示すように、用紙Pの長手方向の両端部分に、それぞれ上端UTおよび下端BTが位置し、短手方向の両端部分に、それぞれ右端RTおよび左端LTが位置するように印刷されるものとして説明する。
複数種類の画像方向は、第1の画像方向E1(図4(a))と第2の画像方向E2(図4(b))と第3の画像方向E3(図4(c))と第4の画像方向E4(図4(d))の4種類である。第1の画像方向E1が選択された場合には、第1の用紙トレイ20aから搬送された用紙Pに、印刷対象画像G1の上端UT側から先に印刷が行われる。第2の画像方向E2が選択された場合には、第1の用紙トレイ20aから搬送された用紙Pに、印刷対象画像G1の下端BT側から先に印刷が行われる。第3の画像方向E3が選択された場合には、第2の用紙トレイ20bから搬送された用紙Pに、印刷対象画像G1の左端LTから先に印刷が行われる。第4の画像方向E4が選択された場合には、第2の用紙トレイ20bから搬送された用紙Pに、印刷対象画像G1の右端RTから先に印刷が行われる。
複数の部分画像は、印刷対象画像G1の一部の画像であり、上述した4種類の画像方向E1〜E4にそれぞれ対応している。図4(a)〜図4(b)には、上述した画像方向E1〜E4にそれぞれ対応する部分画像A1〜A4がハッチングで示されている。
第1の部分画像A1は、第1の画像方向E1で印刷対象画像G1を印刷した場合に、用紙Pにおける仮想線LN1より搬送方向AR側の領域に印刷される画像である(図4(a))。同様に、第2〜第4の部分画像A2〜A4は、それぞれ、第2〜第4の画像方向E2〜E4で印刷対象画像G1を印刷した場合に、用紙Pにおける仮想線LN2〜LN4より搬送方向AR側の領域に印刷される画像である(図4(b)〜(d))。仮想線LN1〜LN4は、4種類の画像方向E1〜E4で印刷対象画像G1を印刷した場合における用紙Pの搬送方向AR側の先端からの距離が特定距離Wである位置をそれぞれ示している。部分画像A2〜A4は、用紙Pの搬送方向AR側の端から、該端からの距離が特定距離Wの位置までの長さを有する。
ここで、部分画像A1〜A4を規定する特定距離Wは、印刷モードごとに予め定められている。図5は、高速印刷モードにおける特定距離Wについて説明する図である。図5(a)は、高速印刷モードにおいて、1回目の単位印刷が行われた状態を示している。図5(b)は、図5(a)に示す状態の後に、1回目の単位搬送が行われた状態を示している。高速印刷モードにおける単位搬送距離L1は、最上流ノズルNZaと最下流ノズルNZbとの間の距離とほぼ等しい。
図5に示す例では、1回目の単位搬送が行われた時点で、用紙Pの搬送方向AR側の端(以下、用紙Pの下流端と呼ぶ。)は、下流側挟持部244(下流側搬送ローラ244aと下流側従動ローラ244b)によって挟持される。
高速印刷モードでは、用紙Pにおける、1回目の単位印刷にて印刷が行われ得る領域の最上流側の位置(図5(a)における最上流ノズルNZaに対応する位置)から下流端までの距離V1が、上述した特定距離Wとして定められている。
図6は、高解像度印刷モードにおける特定距離Wについて説明する図である。図6(a)は、高解像度印刷モードにおいて、1回目の単位印刷が行われた状態を示している。図6(b)は、図6(a)に示す状態の後に、1回目の単位搬送と、2回目の単位印刷が行われた状態を示している。図6(c)は、図6(b)に示す状態の後に、2回目の単位搬送と、3回目の単位印刷が行われた状態を示している。図6(d)は、図6(c)に示す状態の後に、3回目の単位搬送が行われた状態を示している。ドットD1〜D3は、1回目〜3回目の単位印刷においてそれぞれ形成されたドットである。
高解像度印刷モードでは、主走査方向のドット列のうち、搬送方向AR側から数えて奇数番目のドット列と、偶数番目のドット列とが異なる単位印刷によって印刷される。したがって、高解像度印刷モードにおける単位搬送距離L2は、上述した高速印刷モードにおける単位搬送距離L1のほぼ半分である。図6に示す例では、3回目の単位搬送が行われた時点で、用紙Pの下流端は、下流側挟持部244によって挟持される。
この高解像度印刷モードでは、用紙Pにおける、最初から3回目までの3回の単位印刷にて印刷が行われ得る領域の最上流側の位置から下流端までの距離V2(図6(c))が、上述した特定距離Wとして定められている。
なお、特定距離Wは、印刷ヘッド222に形成された最上流ノズルNZaから下流側挟持部244(下流側搬送ローラ244a)までの搬送方向ARに沿った距離R(図5、図6)に応じて異なり得る。例えば、この距離Rが、図6に示す距離より長い場合には、用紙Pの下流端は、3回目の単位搬送が行われた時点で下流側挟持部244によって挟持されず、4回目の単位搬送が行われた時点で下流側挟持部244によって挟持される場合がある。このような場合には、最初から4回目までの4回の単位印刷にて印刷が行われ得る領域の最上流側の位置から用紙Pの下流端までの距離が、特定距離Wとして定められる。
図7は、図3の画像方向選択処理S30を示すフローチャートである。ステップS310、S315、S320、S325では、画像方向選択部M22(図1)は、上述した部分画像A1、A2、A3、A4(図4)の印刷に要するインク量をそれぞれ評価するインク量評価値Ia、Ib、Ic、Idを算出する。
各インク量評価値Ia〜Idは、各部分画像A1〜A4の印刷に要するインク量と正の相関を有する値である。なお、各インク量評価値Ia〜Idの算出については、後述する。
ステップS330では、画像方向選択部M22は、インク量評価値Ia〜Idのうち、最も値が小さい評価値はどれであるかを判断する。言い換えれば、画像方向選択部M22は、各部分画像A1〜A4のうち、最も印刷に要するインク量が少ない部分画像は、どの部分画像であるかを、インク量評価値Ia〜Idに基づいて判断する。
画像方向選択部M22は、上述した4種類の画像方向E1〜E4の中から、インク量評価値が最も小さい部分画像に対応する画像方向を、印刷時の画像方向として選択する。すなわち、画像方向選択部M22は、インク量評価値Iaが最も小さい場合には、第1の画像方向E1を選択し(ステップS335)、インク量評価値Ibが最も小さい場合には、第2の画像方向E2を選択し(ステップS340)、インク量評価値Icが最も小さい場合には、第3の画像方向E3を選択し(ステップS345)、インク量評価値Idが最も小さい場合には、第4の画像方向E4を選択する(ステップS350)。印刷時の画像方向の選択を終えると、画像方向選択部M22は、画像方向選択処理を終了する。
図3のステップS40では、印刷データ生成部M23(図1)は、選択された画像方向に従って、印刷データを生成する印刷データ生成処理を実行する。
図8は、図3の印刷データ生成処理S40を示すフローチャートである。ステップS410では、印刷データ生成部M23は、印刷対象画像G1を表す画像データを、選択された画像方向に回転されたビットマップデータに変換するラスタライズ処理を実行する。このビットマップデータを構成する画素データは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つ要素の階調値(例えば、256階調)で画素の色を表したRGB画素データである。
ステップS420では、印刷データ生成部M23は、ビットマップデータを構成するRGB画素データを、印刷に用いられるインク色である、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4つの要素の階調値(例えば、256階調)で画素の色を表現したCMYK画素データに変換する色変換処理を実行する。色変換処理は、RGB画素データとCMYK画素データとを対応付けたルックアップテーブルを用いて行われる。
ステップS430では、印刷データ生成部M23は、ビットマップデータを構成する各CMYK画素データに対して色補正処理を実行する。色補正処理は、例えば、キャリブレーション処理と、インク量調整処理とを含む。キャリブレーション処理は、色補正処理前のCMYK画素データの各要素の値の変化に対して、実際に用紙Pに印刷される色の濃度がリニアに変化するように、CMYK画素データの各要素の値を補正する処理である。インク量調整処理は、印刷に要するインク量が基準量以下になるように、各CMYK画素データの各要素の値を調整する処理である。ここで、色補正理後のCMYK画素データを補正CMYK画素データとも呼ぶ。
ステップS440では、印刷データ生成部M23は、補正CMYK画素データで構成されたビットマップデータを、各画素毎にインクのドットの形成状態を表すドットデータに変換するハーフトーン処理を実行する。
ステップS450では、印刷データ生成部M23は、ドットデータを単位印刷にて用いられる順番に並べ代えるとともに、各種のプリンタ制御コードや、データ識別コードを付加して、複合機200の印刷制御部M40が解釈可能な印刷データを生成する。
図3のステップS50では、ステップS40にて生成された印刷データが複合機200に供給される。この結果、複合機200において、ステップS30にて選択された画像方向で印刷対象画像G1の印刷が行われる。
ここで、上述したインク量評価値Ia〜Idの算出方法について説明する。上述したステップS310(図7)において、画像方向選択部M22は、第1の部分画像A1を表す第1の部分画像データを用いて、上述したインク量評価値Iaを算出する。具体的には、画像方向選択部M22は、第1の部分画像データに対して、上述した印刷データ生成処理(図8)のうちのステップS410〜S440までの処理と同様の処理を施す。これにより、画像方向選択部M22は、補正CMYK画素データで構成されたビットマップデータ形式の第1の部分画像データを生成する。
画像方向選択部M22は、ビットマップデータ形式の第1の部分画像データを構成する全ての補正CMYK画素データの全要素の値の和をインク量評価値Iaとして算出する。画像方向選択部M22は、第2の部分画像A2を表す第2の部分画像データ、第3の部分画像A3を表す第3の部分画像データ、第4の部分画像A4を表す第4の部分画像データを用いて、同様の方法によって、インク量評価値Ib、Ic、Idをそれぞれ算出する。なお、インク量評価値Ib、Ic、Idの算出のために用いられた補正CMYK画素データは、印刷データ生成処理(図8)による印刷データの生成に用いられても良い。こうすれば、印刷データ生成処理において、部分画像A1〜A4を表す補正CMYK画素データを生成する処理を省略することができる。
以上説明した第1実施例によれば、4種類の画像方向にそれぞれ対応する部分画像A1〜A4を表す部分画像データを用いて、4種類の画像方向の中から印刷時の画像方向を選択している。各部分画像A1〜A4を規定する特定距離Wは、印刷ヘッド222の最上流ノズルNZaと、下流側挟持部244(下流側搬送ローラ244a)との距離Rに応じて決定されている。この結果、プリンタ部250の構造に応じた適切な範囲の部分画像A1〜A4を設定することができる。すなわち、部分画像データを、搬送不良が起こりにくい画像方向を選択するために適切なデータとすることができる。この結果、搬送不良が起こりにくい画像方向を効率良く選択して、搬送不良を効率良く抑制することができる。
さらに、特定距離Wは、印刷モードに応じた単位搬送距離L1、L2(図5)に応じて決定されている。この結果、プリンタ部250の構造に加えて、単位印刷と単位搬送とが繰り返される印刷制御に応じたより適切な部分画像データを設定することができる。この結果、搬送不良をさらに効率良く抑制することができる。
より具体的には、特定距離Wは、1回目の単位印刷から、用紙Pの下流端が下流側挟持部244によって挟持される直前の単位印刷までに用紙Pに印刷され得る画像が、上述した部分画像A1〜A4として規定されるように、決定されている。用紙Pの下流端が下流側挟持部244によって挟持されるまでに印刷される画像(吐出されたインク)は、下流側挟持部244における搬送不良(いわゆるジャム)の原因となり得る。一方で、用紙Pの下流端が下流側挟持部244によって挟持された後に印刷される画像は、下流側挟持部244における搬送不良に影響を与え難い。したがって、特定距離Wを上述のように定めると、下流側挟持部244における搬送不良の可能性を判断するために過不足ない部分画像を規定することができる。
ここで、対応する部分画像の印刷に要するインク量が少ない画像方向にて印刷を行う方が、用紙Pの下流端近傍の変形を抑制できるので、搬送不良が生じる可能性が小さい。本実施例では、各部分画像A1〜A4の印刷に要するインク量を評価するインク量評価値Ia〜Idを算出し、これらの評価値に基づいて、画像方向の選択を行うので、搬送不良が起こりにくい画像方向の選択を適切に行うことができる。
また、画像方向選択部M22は、ハーフトーン処理が行われる直前の画素データである補正CMYK画素データに変換された部分画像データを用いて、インク量評価値Ia〜Idを算出する。処理負荷が高いハーフトーン処理が行われる前の補正CMYK画素データを用いるので、インク量評価値Ia〜Idを算出する処理負荷を抑制できる。また、補正インク色毎の階調値を表す画素データであるCMYK画素データを用いるので、部分画像の印刷に要するインク量を精度良く評価できる。この結果、搬送不良が起こりにくい画像方向をより適切に選択できる。なお、本実施例における補正CMYK画素データに変換された部分画像データは、特許請求の範囲における部分画像データに対応する。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例の画像方向選択処理を示すフローチャートである。第2実施例の画像方向選択処理が、第1実施例の画像方向選択処理と異なる点は、ステップS310とS315との間に、ステップS312が行われる点と、ステップS315とS320との間に、ステップS317が行われる点と、ステップS320とS325との間に、ステップS322が行われる点である。第2実施例の画像方向選択処理のその他の処理ステップは、第1の画像方向選択処理の同名の処理ステップと同一である。
ステップS312では、画像方向選択部M22は、インク量評価値Iaが特定しきい値Ithより小さいか否かを判断する。インク量評価値Iaが特定しきい値Ithより小さい場合には(ステップS312:YES)、画像方向選択部M22は、ステップS315〜S330までの処理を行わずに、第1の画像方向E1を選択する(ステップS335)。インク量評価値Iaが特定しきい値Ith以上である場合には(ステップS312:NO)、ステップS315の処理を実行する。特定しきい値Ithは、部分画像A1〜A4に印刷されるインク量であって、対応する画像方向で印刷を行ったとしても、搬送不良の発生する可能性が十分に低いと判断される程度に少ないインク量の上限を表す値である。
ステップS317では、画像方向選択部M22は、インク量評価値Ibが特定しきい値Ithより小さいか否かを判断する。インク量評価値Ibが特定しきい値Ithより小さい場合には(ステップS317:YES)、画像方向選択部M22は、ステップS320〜S330までの処理を行わずに、第2の画像方向E2を選択する(ステップS340)。インク量評価値Ibが特定しきい値Ith以上である場合には(ステップS317:NO)、ステップS320の処理を実行する。
ステップS322では、画像方向選択部M22は、インク量評価値Icが特定しきい値Ithより小さいか否かを判断する。インク量評価値Icが特定しきい値Ithより小さい場合には(ステップS322:YES)、画像方向選択部M22は、ステップS325〜S330までの処理を行わずに、第3の画像方向E3を選択する(ステップS345)。インク量評価値Icが特定しきい値Ith以上である場合には(ステップS322:NO)、ステップS325の処理を実行する。
以上の説明から解るように、第2実施例の画像方向選択処理では、第1の部分画像A1の印刷に要するインク量がしきい値より少ないと判断される場合には、画像方向選択部M22は、他の部分画像A2〜A4を表す部分画像データを用いてインク量評価値Ib〜Idを算出することなく、搬送不良が起こりにくい画像方向を選択できる。この結果、画像方向選択部M22は、第1の部分画像A1の印刷に要するインク量が比較的少ない場合には、低い処理負荷で、適切な画像方向を選択することができる。
同様に、第2の部分画像A2の印刷に要するインク量がしきい値より少ないと判断される場合には、画像方向選択部M22は、インク量評価値Ic、Idを算出することなく、搬送不良が起こりにくい画像方向を選択できる。この結果、画像方向選択処理の処理負荷を軽減することができる。また、第3の部分画像A3の印刷に要するインク量がしきい値より少ないと判断される場合には、画像方向選択部M22は、インク量評価値Idを算出することなく、搬送不良が起こりにくい画像方向を選択できる。この結果、画像方向選択処理の処理負荷を軽減することができる。
C.変形例:
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
(1)上記実施例における画像方向選択処理は、いわゆる縁なし印刷を行う場合にも用いることができる。縁なし印刷は、余白を設けることなく、用紙Pの端まで画像を形成する印刷である。図10は、縁なし印刷を行う際の部分画像について説明する図である。
図10(a)には縁なし印刷のために用意される画像データが表す印刷対象画像G2と、用紙Pとの位置関係が示されている。縁なし印刷では、用紙Pより僅かに大きい印刷対象画像G2を表す画像データが用意される。搬送中の用紙Pの位置ずれなどが生じても、確実に用紙Pの端まで余白なく印刷を行うためである。縁なし印刷の場合であっても、部分画像は、対応する画像方向で印刷対象画像G2を印刷した場合に、用紙Pの下流端から特定距離Wだけ離れた位置より搬送方向AR側に印刷され得る画像である。例えば、図10(a)に示すように、印刷対象画像G2の第1の部分画像A5は、印刷対象画像G2のうち、上端UTから仮想線LN1までの画像とされ、第2の部分画像A2は、印刷対象画像G2のうち、下端BTから仮想線LN2までの画像とされる。また、図10(b)に示すように、印刷対象画像G2の第3の部分画像A7は、印刷対象画像G2のうち、左端LTから仮想線LN3までの画像とされ、第4の部分画像A8は、印刷対象画像G2のうち、右端RTから仮想線LN4までの画像とされる。
縁なし印刷を行う場合であっても、画像方向選択部M22は、図10に示した複数の部分画像A5〜A8を表す複数の部分画像データを用いて、上記実施例と同様に、効率良く、適切な画像方向を選択することができる。
(2)上記実施例の画像方向選択部M22は、4種類の画像方向の中から、印刷時の画像方向を選択しているが、これに代えて、2種類の画像方向の中から、印刷時の画像方向を選択しても良い。具体的には、図4(a)に示す第1の画像方向E1と、図4(b)に示す第2の画像方向E2と、の中から印刷時の画像方向を選択しても良い。この場合には、例えば、画像方向選択部M22は、第1実施例の画像方向選択処理(図7)の処理ステップから、図7において破線で囲われた処理ステップ(ステップS320、S325、S345、S350)を除いた処理を、画像方向選択処理として実行すれば良い。あるいは、画像方向選択部M22は、第2実施例の画像方向選択処理(図9)の処理ステップから、図9において破線で囲われた処理ステップ(ステップS317、S320、S322、S325、S345、S350)を除いた処理を、画像方向選択処理として実行すれば良い。また、画像方向選択部M22は、図4(c)に示す第3の画像方向E3と、図4(d)に示す第4の画像方向E4と、の中から画像方向を選択しても良い。
こうすれば、画像方向選択部M22は、画像方向が180度異なる2種類の画像方向の中から、搬送不良が起こりにくい画像方向を効率良く、かつ、精度良く実行することができる。この結果、例えば、用紙P(例えば、A4サイズの用紙)を、長手方向を搬送方向ARに対して平行にして搬送することしかできない場合、あるいは、短手方向を搬送方向ARに対して平行にして搬送することしかできない場合でも、搬送不良を効率良く抑制することができる。
(3)上記実施例における高解像度印刷モード(図6)のように、1つの部分画像に複数回の単位印刷によって印刷される画像(以下、単位画像と呼ぶ。)が含まれる場合には、画像方向選択部M22は、複数の単位画像をそれぞれ表す複数の単位画像データのそれぞれに重み付けを設定しても良い。この重み付けは、先行して印刷される単位画像を表す単位画像データほど大きいことが好ましい。画像が印刷されてから、その印刷による影響で用紙Pが変形するまでの時間を考慮すると、先行して印刷される単位画像による用紙Pの変形は、後に印刷される単位画像による用紙Pの変形より、下流側挟持部244における搬送不良を引き起こす原因になりやすいからである。
例えば、1つの部分画像に、1回目からn回目までの単位印刷によって印刷される単位画像が含まれる場合に、この部分画像のインク量評価値Imは、以下の式(1)で表すことができる。
Figure 0005652274
ここで、Iは、k回目の単位印刷によって印刷される単位画像のインク量評価値を表し、Wは、k回目の単位印刷によって印刷される単位画像に対する重み付けを表す。
このように算出された部分画像のインク量評価値Imを用いて、画像方向選択処理を行えば、搬送不良が起こりにくい画像方向をより適切に選択できる。
(4)上記実施例における画像方向選択処理では、部分画像のインク量評価値として、部分画像を構成する画素の補正CMYK画素データを用いているが、これに限られない。例えば、これらの補正CMYK画素データに対してハーフトーン処理を行って生成されるドットデータ(図8:ステップ440の説明を参照)を用いても良い。例えば、ドットデータが、オン(ドットを形成)とオフ(ドットを形成しない。)の2階調である場合には、部分画像を構成する全画素のドットデータによって形成されるドットの総数をインク量評価値として採用しても良い。また、オンを表すドットデータが、小、中、大の3種類のドットの形成状態を表す場合には、ドットの大きさ(形成に必要なインク量)に応じた重み付けを行ってインク量評価値を算出することが好ましい。この場合には、ドットデータに変換された部分画像データが、特許請求の範囲における部分画像データに対応する。
こうすれば、インク量を直接に表すドットデータを用いてインク量評価値を算出するので、部分画像を印刷した場合のインク量をより精度良く評価できる。この結果、搬送不良が起こりにくい画像方向をより適切に選択できる。
また、部分画像を構成する画素のRGB画素データ(図8:ステップ410の説明を参照)を用いて、インク量評価値を算出しても良い。例えば、部分画像を構成する全画素のRGB画素データの全要素の値の和をインク量評価値として採用しても良い。この場合、インク量評価値は、部分画像の印刷に要するインク量と負の相関を有する。つまり、インク量評価値が小さいほど、部分画像の印刷に要するインク量が多いことを示す。したがって、このインク量評価値を用いる場合には、画像方向選択部M22は、上述した画像方向選択処理(図7または図9)のステップS330〜S350において、最も大きいインク量評価値を示す部分画像に対応する画像方向を、印刷時の画像方向として選択すれば良い。また、画像方向選択部M22は、RGB画素データの全要素の値の和が大きいほど小さく、RGB画素データの全要素の値の和が小さいほど大きく設定される画素評価値(例えば、5段階〜10段階程度の評価値)を画素ごとに決定し、部分画像を構成する全画素の画素評価値の和をインク量評価値として算出しても良い。この場合には、RGB画素データで構成された部分画像データが、特許請求の範囲における部分画像データに対応する。
(5)上記実施例では、部分画像を規定する特定距離W(図4)は、距離Rと単位搬送距離L1、L2(図5、図6)との両方に応じて決定されているが、距離Rのみに応じて決定されていても良い。例えば、特定距離Wは、距離Rそのものとされても良い。一般的に言えば、特定距離Wは、印刷ヘッドの複数のノズルのうち最上流のノズルと、印刷ヘッドより下流側で用紙を挟持して搬送するための下流側ローラとの距離に応じて決定されていれば良い。
(6)部分画像を規定する特定距離Wは、上記実施例で示した距離V1、V2(図5、図6)に限らず、最上流ノズルNZaと下流側搬送ローラ244aとの間の距離Rと単位搬送距離Lに応じた様々な値に設定され得る。例えば、特定距離Wは、用紙Pの下流端が下流側搬送ローラ244aによって挟持されるまでに印刷される画像を確実に部分画像に含めて画像方向の選択の精度を向上する第1の観点と、下流側搬送ローラ244aにおける搬送不良とは無関係な画像を部分画像に含めることを避けて画像方向選択処理の処理負荷を軽減する第2の観点と、を考慮して決定され得る。用紙Pの下流端が、下流側搬送ローラ244aから見て、単位搬送距離Lを超える距離だけ離れた上流側に位置している状態から、単位搬送距離Lが実行されても、用紙Pの下流端が下流側搬送ローラ244aによって挟持されない。したがって、特定距離Wは、第1の観点から見て(R−L)より大きいことが好ましい。また、用紙Pの下流端からの距離が(R+L)である用紙P上の位置に最上流ノズルNZaがある場合には、用紙Pの下流端は、下流側搬送ローラ244aによって挟持されている。したがって、特定距離Wは、第2の観点から見て(R+L)より小さいことが好ましい。以上から、例えば、特定距離Wは、(R−L)<W<(R+L)の範囲の任意の距離に決定されることが好ましい。
また、n回目の単位搬送が行われた時点では、用紙Pの下流端は下流側搬送ローラ244aによって挟持されていないが、n+1回目の単位搬送が行われた時点では用紙Pの下流端は下流側搬送ローラ244aによって挟持される場合を考える。このとき、n回目の単位搬送が行われた時点における用紙Pの下流端が、下流側搬送ローラ244aから見て距離Aだけ上流側に位置し、n+1回目の単位搬送が行われた時点における用紙Pの下流端が下流側搬送ローラ244aから見て距離Bだけ下流側に位置するとすると、特定距離Wは、(R−A)<W<(R+B)(ここで、A+B=L)の範囲の任意の距離に決定されることが上述した第1の観点および第2の観点から見て好ましい。
(7)インク量評価値は、部分画像を構成する一部の画素の画素データを用いて算出されても良い。具体的には、実施例において、画像方向選択部M22は、印刷対象画像G1の上端UTに沿った方向に並んだ画素ラインのうち、上端UTから奇数番目の画素ラインの画素データを用い、偶数番目の画素ラインの画素データを用いずに、各インク量評価値Ia〜Idを算出しても良い。このように、画像方向選択部M22は、部分画像を構成する全ての画素のうち、適宜に選択された一部の画素の画素データを用いて、部分画像のインク量評価値を算出しても良い。この場合、画像方向選択部M22は、インク量評価値が、統計的に、部分画像全体の印刷に要するインク量を評価する指標となるように、部分画像全体から万遍なく選択された画素の画素データを用いてインク量評価値を算出することが好ましい。一般的に言えば、画像方向選択部M22は、印刷対象画像G1を表す画像データの一部である複数の部分画像を表す複数の部分画像データであって、複数種類の画像方向に対応する複数の部分画像データを用いて、画像方向の選択を行えば良い。
(8)上記実施例の複合機200のプリンタ部250は、C、M、Y、Kの4色のインクを用いて印刷を行っているが、これに代えて、例えば、この4色に、薄いシアン(LC)、薄いマゼンタ(LM)を加えた6色のインクを用いて印刷を行っても良い。この場合、画像方向選択部M22は、部分画像のインク量評価値を算出する際に用いる部分画像データは、6つのインク色をそれぞれ表す6つの要素を含む画素データ(C、M、Y、K、LC、LMの6つの要素を含む画素データ)で構成されていることが好ましい。
(9)上記実施例における画像方向選択処理では、インク量評価値として、部分画像を構成する画素の画素データの全要素の和、すなわち、部分画像の印刷に要するインクの合計量を評価する評価値が用いられている。これに代えて、部分画像の印刷に要する単位面積当たりのインク量(印刷されるインクの密度)を評価する評価値を採用しても良い。例えば、インク量評価値として、部分画像を構成する画素の画素データの全要素の和を画素数で割った値を用いても良い。
(10)画像方向選択部M22は、インク量評価値に加えて、用紙Pの特性を用いて、画像方向を選択しても良い。例えば、画像方向選択部M22は、用紙Pの特性に応じた特性係数をインク量評価値に乗じた値を用いて画像方向を選択しても良い。
例えば、用紙Pの特性には、いわゆる「紙の目」が採用され得る。「紙の目」は、紙を構成する繊維が線状に延びる方向である。用紙Pに対する印刷は、搬送方向ARと「紙の目」が平行になるように用紙Pを搬送して行う縦目印刷と、搬送方向ARと「紙の目」が垂直になるように用紙Pを搬送して行う横目印刷とがある。縦目印刷は、搬送不良の原因となる用紙Pの変形が生じにくいので、横目印刷と比較して、搬送不良が発生しにくい。したがって、画像方向選択部M22は、縦目印刷の場合には横目印刷の場合と比較してインク量評価値が表すインク量が小さくなるように設定された特性係数を用いれば良い。
(11)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
100...パーソナルコンピュータ、110...CPU、200...複合機、210...制御部、220...インク吐出機構、222...印刷ヘッド、230...主走査機構、240...搬送機構、243...上流側挟持部、244...下流側挟持部、M10...アプリケーション、M20...プリンタドライバ、M21...画像データ取得部、M22...画像方向選択部、M23...印刷データ生成部、M30...画像処理部M30、M31...画像データ取得部、M32...画像方向選択部、M33...印刷データ生成部、M40...印刷制御部

Claims (9)

  1. 上流から下流に向かう搬送方向に用紙を搬送する搬送機構と、複数のノズルを有し前記複数のノズルから前記搬送機構により搬送される用紙にインクを吐出する印刷ヘッドと、を備える印刷実行部に印刷を実行させるための印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、
    前記搬送機構は、前記印刷ヘッドより下流側で用紙を挟持して搬送するための下流側ローラを含み、
    前記印刷データ生成装置は、
    前記搬送方向に対する印刷対象の画像の方向である画像方向を、複数種類の画像方向の中から選択する画像方向選択部であって、前記画像を表す画像データの一部である、複数の部分画像を表す複数の部分画像データであって、前記複数種類の画像方向に対応する前記複数の部分画像データを用いて、前記画像方向の選択を行う画像方向選択部と、
    前記選択された画像方向に従って、前記画像を印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    を備え、
    前記複数の部分画像データのそれぞれは、対応する前記画像方向で前記画像が印刷される場合に、前記用紙の搬送方向の端から、前記端からの距離が特定距離の位置までの領域に印刷され得る画像を表すデータであり、
    前記特定距離は、前記印刷ヘッドの前記複数のノズルのうち最上流のノズルと、前記下流側ローラとの距離に応じて決定されている、
    印刷データ生成装置。
  2. 請求項1に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記印刷実行部は、さらに、前記用紙の搬送を停止した状態で前記印刷ヘッドによって印刷する単位印刷と、前記搬送機構によって単位搬送距離だけ前記用紙を搬送する単位搬送と、を交互に繰り返し実行し、
    前記特定距離は、さらに、前記単位搬送距離に応じて決定されている、印刷データ生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記印刷実行部は、さらに、前記用紙の搬送を停止した状態で前記印刷ヘッドによって印刷する単位印刷と、前記搬送機構によって単位搬送距離だけ前記用紙を搬送する単位搬送と、を交互に繰り返し実行し、
    前記複数の部分画像データのそれぞれは、対応する前記画像方向で印刷される場合に、複数回の前記単位印刷の実行によって印刷される複数の単位画像を表す複数の単位画像データを含み、
    前記画像方向選択部は、さらに、前記複数の単位画像データのそれぞれに設定される重み付けであって、先行して印刷される前記単位画像を表す前記単位画像データほど大きな前記重み付けを用いて、前記画像方向の選択を行う、印刷データ生成装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、
    前記画像方向選択部は、前記複数種類の画像方向に対応する前記複数の部分画像データを用いて、前記複数の部分画像の印刷に要するインク量である複数の部分インク量を評価し、前記評価の結果に基づいて、前記画像方向の選択を行う、印刷データ生成装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、
    前記画像方向選択部は、前記複数種類の画像方向のうちの第1の画像方向に対応する第1の部分画像データを用いて、前記第1の部分画像データによって表される第1の部分画像の印刷に要する第1のインク量と相関のある第1の評価値を算出し、前記第1の評価値が、前記第1のインク量がしきい値より少ないことを表す場合には、前記第1の画像方向を選択する、印刷データ生成装置。
  6. 請求項5に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記画像方向選択部は、さらに、前記第1の評価値が、前記第1のインク量が前記しきい値より多いことを表す場合には、前記複数種類の画像方向のうちの第2の画像方向に対応する第2の部分画像データを用いて、前記第2の部分画像データによって表される第2の部分画像の印刷に要する第2のインク量と相関のある第2の評価値を算出し、前記第2の評価値が、前記第2のインク量が前記しきい値より少ないことを表す場合には、前記第2の画像方向を選択する、印刷データ生成装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、
    前記画像方向の選択に用いられる前記部分画像データは、前記部分画像を構成する画素の色を印刷に用いられる複数種類のインク毎の階調値で表す画素データであって、ハーフトーン処理によって画素毎にドットを形成するか否かを少なくとも示すドットデータに変換される前の前記画素データを含む、印刷データ生成装置。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の印刷データ生成装置であって、
    前記画像方向の選択に用いられる前記部分画像データは、ハーフトーン処理によって生成され、前記部分画像を構成する画素毎にドットを形成するか否かを少なくとも示すドットデータを含む、印刷データ生成装置。
  9. 上流から下流に向かう搬送方向に用紙を搬送する搬送機構と、複数のノズルを有し前記複数のノズルから前記搬送機構により搬送される用紙にインクを吐出する印刷ヘッドと、を備える印刷実行部に印刷を実行させるための印刷データを生成するコンピュータプログラムであって、
    前記搬送機構は、前記印刷ヘッドより下流側で用紙を挟持して搬送するための下流側ローラを含み、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記搬送方向に対する印刷対象の画像の方向である画像方向を、複数種類の画像方向の中から選択する画像方向選択部であって、前記画像を表す画像データの一部である、複数の部分画像を表す複数の部分画像データであって、前記複数種類の画像方向に対応する前記複数の部分画像データを用いて、前記画像方向の選択を行う機能と、
    前記選択された画像方向に従って、前記画像を印刷するための印刷データを生成する機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記複数の部分画像データのそれぞれは、対応する前記画像方向で前記画像が印刷される場合に、前記用紙の搬送方向の端から、前記端からの距離が特定距離の位置までの領域に印刷され得る画像を表すデータであり、
    前記特定距離は、前記印刷ヘッドの前記複数のノズルのうち最上流のノズルと、前記下流側ローラとの距離に応じて決定されている、コンピュータプログラム。
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