JP5652192B2 - 時計用文字板および時計 - Google Patents

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Description

本発明は、時計用文字板および時計に関する。
時計、時計用文字板は、実用品としての機能が求められるとともに、装飾品としての装飾性(美的外観)が求められる。
従来、時計用文字板としては、高級感のある外観を得るために、一般に、金属材料で構成されたものが用いられてきた。そして、純金、純銀等の無垢材料では表現が困難な外観を得るために、複雑な組成を有する合金で構成された文字板を用いる試みもある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の時計用文字板では、表現することのできる外観の範囲が限られており、需要者のニーズに十分に対応することができなかった。
また、例えば、装飾品の中には、毛皮を用いたものがあるが、時計は、精密機器であるため、脱落した毛による弊害等が懸念されることから、毛皮調の時計用文字板を提供することができなかった。
特開2009−222605号公報
本発明の目的は、従来表現することのできなかった毛皮調の外観を呈する時計用文字板を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供することにある。
このような目的は下記の本発明により達成される
本発明の時計用文字板は、光透過性を有する材料で構成され、一方の面に、入射した光を、反射・散乱させる機能を有する凸条が設けられた板状部材と、
一方の主面に多数の角錐状の突部が設けられた層とを備え、
前記層は、前記突部として、三角錐状の突部を有するものであり、
前記層は、前記突部として、時計用文字板を平面視した際に、前記三角錐状の突部の底面の三角形の重心と、当該突部の頂点とが一致しない変形三角錐状突部を備えており、
前記変形三角錐状突部として、底面の三角形の一つの辺を共有する隣接する前記突部との間で、前記辺を含み時計用文字板の法線方向と平行な面を対称面とする対称関係、および/または、前記辺上の点を含み時計用文字板の法線方向と平行な線を対称軸とする対称関係を満足するものを有し、
平面視した際に、前記板状部材と前記層とが重なり合うものであることを特徴とする。
これにより、従来表現することのできなかった毛皮調の外観を呈する時計用文字板を提供することができる。
本発明の時計用文字板では、時計用文字板が備える前記突部のうち前記変形三角錐状突部の数の割合は、80%以上であることが好ましい。
これにより、時計用文字板の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、時計用文字板が備える前記変形三角錐状突部のうち前記対称関係を満足するものの数の割合は、70%以上であることが好ましい。
これにより、時計用文字板の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記突部の底面は、二等辺三角形状をなすものであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記凸条についての接線に垂直な方向でかつ前記板状部材の厚さ方向の断面における前記凸条の平均ピッチは、20μm以上100μm以下であることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記板状部材が有する前記凸条の平均高さは、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記板状部材は、時計用文字板を平面視した際に、同心円状に設けられた複数の前記凸条を有するものであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計は、本発明の時計用文字板を備えたことを特徴とする。
これにより、従来表現することのできなかった毛皮調の外観を呈する時計用文字板を備えた時計を提供することができる。
本発明によれば、従来表現することのできなかった毛皮調の外観を呈する時計用文字板を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供することができる。
本発明の時計用文字板の第1実施形態を示す断面図である。 板状部材が有する凸条の配置パターンの例を模式的に示す平面図である。 板状部材が有する凸条の配置パターンの例を模式的に示す平面図である。 板状部材が有する凸条の配置パターンの例を模式的に示す平面図である。 板状部材が有する凸条の配置パターンの例を模式的に示す平面図である。 板状部材が有する凸条の配置パターンの例を模式的に示す平面図である。 本発明の時計用文字板の第2実施形態を示す断面図である。 図7に示す時計用文字板が備える、角錐状の突部を有する層の拡大平面図である。 本発明の時計(携帯時計)の好適な実施形態を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態の時計用文字板が有する板状部材の一例を示す写真である。 本発明の第1実施形態の時計用文字板が有する層12の一例を示す写真である。 図10に示す板状部材11、および、図11に示す層12を備えた本発明の第1実施形態の時計用文字板を示す写真である。 本発明の第2実施形態の時計用文字板が有する層12の一例を示す写真である。 図10に示す板状部材11、および、図13に示す層12を備えた本発明の第2実施形態の時計用文字板を示す写真である。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の時計用文字板の好適な実施形態について説明する。
<時計用文字板>
(第1実施形態)
図1は、本発明の時計用文字板の第1実施形態を示す断面図、図2〜図6は、板状部材が有する凸条の配置パターンの例を模式的に示す平面図、図10は、本実施形態の時計用文字板が有する層12の一例を示す写真、図11は、図10に示す層12を備えた本実施形態の時計用文字板を示す写真である。
図1に示すように、本実施形態の時計用文字板1は、光透過性を有する板状部材11を備えたものである。板状部材11は、一方の面(第1の面)111に、入射した光を、反射・散乱させる機能を有する凸条113が設けられている。
また、時計用文字板1は、板状部材11の凸条113が設けられた面(第1の面)111とは反対の面(第2の面)112側に、それ単独では、ラメ調の外観を呈する層12を備えている。
そして、平面視した際に、板状部材11と層12とが重なり合うものである。
時計用文字板1が、このような構成を有することにより、従来表現することのできなかった毛皮調の外観を呈することができる。
特に、本実施形態の時計用文字板は、層12として、光を反射する機能を有する粉末121が多数個分散した層(分散層)12を有している。これにより、時計用文字板1の毛皮調の外観を特に優れたものとすることができる。
時計用文字板1は、板状部材11の第1の面111側が観察者側(外表面側)を向くようにして用いられるものである。
[板状部材11]
板状部材11は、光透過性を有する材料で構成されたものである。本発明において、「光透過性を有する」とは、可視光領域(380〜780nmの波長領域)の光の少なくとも一部を透過する性質を有することを指し、好ましくは可視光領域の光の透過率が50%以上であり、より好ましくは可視光領域の光の透過率が60%以上である。このような光の透過率は、例えば、光源として、白色蛍光灯(東芝社製、検査用蛍光灯 FL20S−D65)を用い、1000ルクス下で、測定対象の部材(または時計用文字板)と同一形状のソーラーセル(太陽電池)のみで発電した際の電流値(X)に対する、当該ソーラーセルの光源側の面に測定対象である部材(または時計用文字板)を載せた以外は、前記と同一の状態で発電した際の電流値(Y)の比率((Y/X)×100[%])を、採用することができる。以下、本明細書中において、特に断りのない限り、「光の透過率」とは、このような条件で求められる値のことを指す。
板状部材11を構成する材料としては、例えば、各種プラスチック材料、各種ガラス材料等が挙げられるが、板状部材11は、主としてプラスチック材料で構成されたものであるのが好ましい。プラスチック材料は、一般に、成形性(成形の自由度)に優れており、種々の形状の時計用文字板1の製造に好適に適用することができる。また、板状部材11がプラスチック材料で構成されたものであると、時計用文字板1の製造コスト低減に有利である。また、プラスチック材料は、一般に、光(可視光)の透過性に優れるとともに、電波の透過性にも優れているため、板状部材11がプラスチック材料で構成されたものであると、時計用文字板1を、後述するような電波時計に好適に適用することができる。以下の説明では、板状部材11が主としてプラスチック材料で構成された例を、中心に説明する。なお、本発明では、「主として」とは、対象としている部位(部材)を構成する材料のうち最も含有量の多い成分を指し、その含有量は特に限定されないが、対象としている部位(部材)を構成する材料の60wt%以上であることが好ましく、80wt%以上であることがより好ましく、90wt%以上であることがさらに好ましい。
板状部材11を構成するプラスチック材料としては、各種熱可塑性樹脂、各種熱硬化性樹脂等が挙げられ、例えば、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル−ブタジエンースチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば、ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等として)用いることができる。特に、板状部材11は、主として、ポリカーボネートおよび/またはアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体で構成されたものであるのが好ましい。これにより、時計用文字板1全体としての強度を特に優れたものとすることができる。また、板状部材11の成形の自由度が増す(成形のし易さが向上する)ため、より複雑な形状の時計用文字板1であっても、容易かつ確実に製造することができる。また、ポリカーボネートは、各種プラスチック材料の中でも比較的安価で、時計用文字板1の生産コストのさらなる低減に寄与することができる。また、ABS樹脂は、特に優れた耐薬品性も有しており、時計用文字板1全体としての耐久性をさらに向上されることができる。
なお、板状部材11は、プラスチック材料以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、着色剤(各種発色剤、蛍光物質、りん光物質等を含む)、光沢剤、フィラー等が挙げられる。例えば、板状部材11が着色剤を含む材料で構成されたものであると、時計用文字板1の色のバリエーションを広げることができる。
板状部材11は、各部位でその組成が実質的に均一な組成を有するものであってもよいし、部位によって組成の異なるものであってもよい。
板状部材11の屈折率(絶対屈折率)は、1.500以上1.650以下であるのが好ましく、1.550以上1.600以下であるのがより好ましい。これにより、後に詳述するような光の反射・散乱を好適に生じさせることができ、時計用文字板1の美的外観および光の透過性をいずれも優れたものとすることができる。
上述したように、板状部材11は、第1の面111に、第1の面111側から入射した光を、反射・散乱させる機能を有する凸条113を有するものである。
ところで、板状部材11は、光透過性を有するものであるため、時計用文字板1の外部からの光(図1中上側からの光)の一部は、板状部材11の内部に進入することとなる。板状部材11の内部に進入した光は、第1の面111側から第2の面112側に向かって進行し、その一部は、第2の面112側から出射する(すなわち、板状部材11を透過する)ことになるが、他の一部は、第1の面111に設けられた凸条113により、反射・散乱する。
凸条113は、いかなる配置のものであってもよいが、板状部材11を平面視した際に、規則的に配置されたものであるのが好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
凸条113の配置パターン(平面視した際の配置パターン)としては、例えば、複数の凸条113が同心円状に配置されたパターン(図2参照)、凸条113が渦巻状に配置されたパターン(図3参照)等が挙げられる。また、例えば、一次元方向に多数の凸条113が配置されたパターン(図4参照)、二次元方向に多数の凸条113が配置されたパターン(図5、図6参照)等であってもよい。
中でも、凸条113の配置パターンとしては、複数の凸条113が同心円状に配置されたものであるのが特に好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
凸条113についての接線に垂直な方向でかつ板状部材11の厚さ方向の断面における凸条113のピッチPの平均値(平均ピッチ)は、特に限定されないが、20μm以上100μm以下であるのが好ましく、30μm以上70μm以下であるのがより好ましい。凸条113のピッチPの平均値(平均ピッチ)が前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、凸条113の高さHの平均値(平均高さ)は、特に限定されないが、10μm以上50μm以下であるのが好ましく、15μm以上35μm以下であるのがより好ましい。凸条113の高さHの平均値(平均高さ)が前記範囲内の値であると、時計用文字板1としての光の透過率を十分に高いものとしつつ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、図示の構成では、前記断面における凸条113の断面形状は、二等辺三角形状をなすものである。凸条113の断面形状がこのようなものであると、第1の面111側から入射した光を適度に反射・散乱させることができ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
凸条113の頂点の角度(図中のθ)は、特に限定されないが、70°以上100°以下であるのが好ましく、90°であるのがより好ましい。これにより、第1の面111側から入射した光を適度に反射・散乱させることができ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、板状部材11の第2の面112は、比較的平坦(平滑)なものであってもよいし、放射状や渦目等の文様が設けられていてもよいが、放射状の文様が設けられているのが好ましい。これにより、時計用文字板1の外観を、ミンクの毛皮のような、より高級感に溢れたものとすることができる。第2の面112の表面粗さRaは、0.001μm以上5.0μm以下であるのが好ましく、0.001μm以上2.5μm以下であるのがより好ましい。これにより、上記のような効果はさらに顕著なものとして発揮される。
また、板状部材11の形状、大きさは、特に限定されず、通常、製造すべき時計用文字板1の形状、大きさに基づいて決定される。なお、図示の構成では、板状部材11は、平板状をなすものであるが、例えば、湾曲板状等をなすものであってもよい。
板状部材11の平均厚さは、特に限定されないが、50μm以上700μm以下であるのが好ましく、100μm以上600μm以下であるのがより好ましく、150μm以上500μm以下であるのがさらに好ましい。板状部材11の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1をソーラー時計に適用する場合に、時計用文字板1の光透過性を十分に高いものとしつつ、太陽電池の自色が透けて見えるのをより効果的に防止することができ、美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができる。また、板状部材11の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1が適用される時計が、厚型化するのを効果的に防止しつつ、時計用文字板1の機械的強度、形状の安定性等を十分に優れたものとすることができる。
また、板状部材11は、いかなる方法で成形されたものであってもよいが、板状部材11の成形方法としては、例えば、圧縮成形、押出成形、射出成形、光造形等が挙げられる。また、凹凸の無い板状部材を用意し、これに切削加工等の処理を施し、凸条113が設けられた板状部材11を製造してもよい。また、凸条と溝とは相対的なものであるため、板状部材11に溝が設けられた結果、それ以外の部位が、凸条113となっていてもよい。
[層12]
層12は、それ単独では、ラメ調の外観を呈するものである。このような層12を、板状部材11が備えることにより、板状部材11を透過した光が層12によって反射されることとなるが、層12によって反射された光は、板状部材11が有する凸条113によって引き伸ばされたものとして観察者に認識されるため、動物の毛のような外観を呈するものとなり、時計用文字板1全体としての外観は、光沢感のある動物の毛皮のようなものとなり、高級感に溢れたものとなる。
特に、本実施形態では、層12は、硬化性樹脂の硬化物で構成された硬化部122中に、光を反射する機能を有する鱗片状の粉末(光沢性粉末)121が多数個分散した構成を有している。層12がこのような構成であることにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、層12が上記のような構成を有し、層12全体として光透過性を有するものである場合、層12の内部に入射した光を多数個の粉末121の表面で繰り返し反射をさせつつ、その光の一部を図1中の上側から出射させ、また、その光の他の一部を図1中の下側から出射させることができる。その結果、時計用文字板1の背面側の様子を観察者に直接視認させることを防止することができ、時計用文字板1の美的外観を優れたものとしつつ、時計用文字板1全体としての光の透過性を十分に優れたものとすることができる。このため、時計用文字板1は、その背面に太陽電池を備えたソーラー時計に好適に適用することができる。
図1に示すように、層12中に含まれる多数個の光沢性粉末121のうちの少なくとも一部は、時計用文字板1を平面視した際に重なり合うように配置されているのが好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、光の透過性を特に優れたものとすることができるため、時計用文字板1をソーラー時計により好適に適用することができる。
層12を構成する光沢性粉末121は、鱗片状をなすものであるのが好ましく、特に、略直方体状をなすものであるのがより好ましい。言い換えると、層12を構成する光沢性粉末121は、平面視した際の形状が、略長方形であるのが好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
光沢性粉末121の平均粒径は、30μm以上200μm以下であるのが好ましく、40μm以上180μm以下であるのがより好ましく、50μm以上160μm以下であるのがさらに好ましい。光沢性粉末121の平均粒径が前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、光の透過性を特に優れたものとすることができるため、時計用文字板1をソーラー時計により好適に適用することができる。本発明において、粉末の粒径とは、粉末を平面視したときの周囲長と同じ長さの周囲長を有する真円の直径の値を指す。より具体的に説明すると、粉末の平面視したときの形状が一辺の長さがa[μm]の正方形である場合、当該粉末の粒径は、4a/π[μm]である。
光沢性粉末121の平均厚さは、10μm以上30μm以下であるのが好ましく、12μm以上28μm以下であるのがより好ましく、14μm以上26μm以下であるのがさらに好ましい。光沢性粉末121の平均厚さが前記範囲内の値であると、光沢性粉末121において、入射した光を確実に反射することができるとともに、複数個の光沢性粉末121を、互いに、層12の厚さ方向の座標が異なる部位に、効率よく配置することができる。その結果、層12の内部に入射した光を効率よく、繰り返し反射させることができ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
層12の平均厚さをT[μm]、光沢性粉末121の平均厚さをT[μm]としたとき、0.02≦T/T≦0.50の関係を満足するのが好ましく、0.03≦T/T≦0.45の関係を満足するのがより好ましく、0.04≦T/T≦0.40の関係を満足するのがさらに好ましい。このような関係を満足することにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、光の透過性を特に優れたものとすることができるため、時計用文字板1をソーラー時計により好適に適用することができる。
光沢性粉末121としては、例えば、金属材料等の光輝性を有する材料(光輝性材料)で構成されたものであってもよいし、プラスチック等のような層12中において実質的に光輝性を発揮しない材料で構成された層と、金属材料等の光輝性を有する材料(光輝性材料)で構成された層とを有する積層体で構成されたものであってもよい。
光沢性粉末121を構成する光輝性材料としては、例えば、Fe、Cu、Zn、Ni、Mg、Cr、Mn、Mo、Nb、Al、V、Zr、Sn、Au、Pd、Pt、Agや、これらのうち少なくとも1種を含む合金(例えば、青銅、真鍮、洋白等)等が挙げられるが、中でも、Cu、Al、Au、Pt、Agが好ましい。これにより、製造される時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
層12中における光沢性粉末121の含有率は、5vol%以上40vol%以下であるのが好ましく、7vol%以上35vol%以下であるのがより好ましく、10vol%以上33vol%以下であるのがさらに好ましい。層12中における光沢性粉末121の含有率が前記範囲内の値であると、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、光の透過性を特に優れたものとすることができるため、時計用文字板1をソーラー時計により好適に適用することができる。
硬化部122は、層12において、多数個の光沢性粉末121を分散させる分散媒として機能し、複数個の光沢性粉末121が凝集してしまうのを防止する機能を有している。これにより、層12において、入射した光を効率よく、繰り返し反射させることができ、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。
層12の平均厚さは、25μm以上500μm以下であるのが好ましく、30μm以上400μm以下であるのがより好ましく、40μm以上350μm以下であるのがさらに好ましい。
板状部材11の凸条113が設けられた面と、層12の光を反射する面(本実施形態では、光沢性粉末121の表面)との最短距離Dは、100μm以上1000μm以下であるのが好ましく、150μm以上900μm以下であるのがより好ましく、200μm以上850μm以下であるのがさらに好ましい。これにより、時計用文字板の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
図示の構成では、板状部材11と層12とが、分離して配置されているが、板状部材11と層12とは密着したもの(一体的に形成されたもの等)であってもよい。
また、時計用文字板1は、図示しないコート層を有するものであってもよい。
上述したように、時計用文字板1は、美的外観に優れるとともに、光の透過性にも優れている。このため、時計用文字板1は、ソーラー時計(太陽電池を内蔵する時計)等に好適に適用することができる。
また、時計用文字板1は、耐久性にも優れているため、携帯時計(例えば、腕時計)に好適に適用することができる。
図1中、層12は、それ自体が、時計用文字板1において、独立して存在するものであるが、層12は、例えば、別途用意された基材の表面に設けられたものであってもよい。これにより、層12の厚さが比較的薄いものであっても、時計用文字板1中における層12の形状の安定性を十分に優れたものとすることができる。このため、時計用文字板1の製造に際し、粉末121の使用量等を抑制することができる。
なお、図10に、本実施形態の時計用文字板が有する板状部材11の一例の写真を示し、図11に、本実施形態の時計用文字板が有する層12の一例の写真を示し、図12に、図10に示す板状部材11、および、図11に示す層12を備えた本実施形態の時計用文字板の写真を示した。図10は、板状部材を凸条が設けられた第1の面側から撮影した写真であり、図12は、時計用文字板の板状部材11が設けられた面側から撮影した写真である。
(第2実施形態)
図7は、本発明の時計用文字板の第2実施形態を示す断面図、図8は、図7に示す時計用文字板が備える、角錐状の突部を有する層の拡大平面図、図13は、本実施形態の時計用文字板が有する層12の一例を示す写真、図14は、図10に示す板状部材11、および、図13に示す層12を備えた本実施形態の時計用文字板を示す写真である。
以下、第2実施形態の時計用文字板について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項の説明は省略する。
本実施形態の時計用文字板1では、板状部材11の凸条113が設けられた面111とは反対の面112側に、一方の主面(面)123に多数の角錐状の突部124が設けられた層12を備えている。これにより、時計用文字板1の毛皮調の外観を特に優れたものとすることができる。
また、図示の構成では、層12は、突部として、三角錐状の突部124(124A、124B)を有するものである。このように、層12が、三角錐状の突部124を有するものであることにより、時計用文字板1を、ミンクの毛皮のような、より高級感に溢れた外観を呈するものとすることができる。
また、図示の構成では、層12は、突部124として、時計用文字板1を平面視した際に、三角錐状の突部124の底面の三角形の重心1242と、当該突部124の頂点1241とが一致しない変形三角錐状突部124Bを備えており、変形三角錐状突部124Bとして、底面の三角形の一つの辺1243を共有する隣接する突部124(124B)との間で、当該辺(共有辺)1243を含み時計用文字板1の法線方向と平行な面を対称面125とする対称関係、および/または、前記辺(共有辺)1243上の点を含み時計用文字板1の法線方向と平行な線126を対称軸とする対称関係を満足するものを有する。これにより、時計用文字板1の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
変形三角錐状突部124Bは、時計用文字板1を平面視した際に、底面の三角形の重心1242と頂点1241とが一致しないものであるのが好ましいが、底面の三角形の外周の長さをL[μm]、時計用文字板1を平面視した際の重心1242と頂点1241との距離をΔL[μm]としたとき、1.0≦(ΔL/L)×100≦18.0の関係を満足するのが好ましく、4.0≦(ΔL/L)×100≦15.0の関係を満足するのがより好ましい。これにより、時計用文字板1の外観を、さらに立体感に溢れ、さらに高級感のあるものとすることができる。
時計用文字板1が備える突部124のうち変形三角錐状突部124Bの数の割合は、80%以上であるのが好ましく、82%以上であるのがより好ましく、85%以上であるのがさらに好ましい。これにより、時計用文字板1の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
また、時計用文字板1が備える変形三角錐状突部124Bのうち上述したような対称関係(共有辺1243を含み時計用文字板1の法線方向と平行な面を対称面125とする対称関係、および/または、共有辺1243上の点を含み時計用文字板1の法線方向と平行な線126を対称軸とする対称関係)を満足するものの数の割合は、70%以上であるのが好ましく、73%以上であるのがより好ましく、77%以上であるのがさらに好ましい。これにより、時計用文字板1の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
図示のように、時計用文字板1が備える突部124は、その底面が二等辺三角形状をなすものであるのが好ましく、正三角形状をなすものであるのがより好ましい。これにより、時計用文字板1の外観を、より立体感に溢れ、より高級感のあるものとすることができる。
突部124の傾斜面(三角錐の底面以外の面)の層12に対する傾斜角度θ(層12の法線に垂直な面方向と傾斜面とのなす角θ。0°<θ<90°)の平均値θaveは、20°以上80°以下であるのが好ましく、40°以上75°以下であるのがより好ましい。
また、時計用文字板1は、図7に示すように、互いに高さの異なる突部124を備えるものであるのが好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
突部124の平均高さは、10μm以上500μm以下であるのが好ましく、40μm以上350μm以下であるのがより好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、面123に設けられた多数個の突部124のうち、面123に設けられた多数個の突部124の平均高さとの差の絶対値が100μm以上である高さを有するものの割合は、10%以上70%であるのが好ましく、20%以上50%であるのがより好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、本実施形態の時計用文字板1は、図8に示すように、層12(時計用文字板1)を平面視した際に、多数個の突部124がマトリックス状に配置されている。このように、多数個の突部124が規則的に配置されることにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。
また、層12を平面視した際の、各突部124の平均面積は、1×10μm以上1×1010μm以下であるのが好ましく、1×10μm以上1×10μm以下であるのがより好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、層12が全体として光透過性を有するものである場合には、時計用文字板1全体としての光の透過性を十分に優れたものとすることができ、時計用文字板1をソーラー時計に好適に適用することができる。
なお、図13に、本実施形態の時計用文字板が有する層12の一例の写真を示し、図14に、図10に示す板状部材11、および、図13に示す層12を備えた本実施形態の時計用文字板の写真を示した。図13は、層12の突部124が設けられた面とは反対の面側から撮影した写真であり、図14は、時計用文字板の板状部材11が設けられた面側から撮影した写真である。
<時計>
次に、上述したような本発明の時計用文字板を備えた本発明の時計について説明する。
本発明の時計は、上述したような本発明の時計用文字板を有するものである。上述したように、本発明の時計用文字板は、従来表現することのできなかった毛皮調の外観を呈するものであり、装飾性(美的外観)に優れたものである。また、板状部材11および層12の材料の選択により、上記のような優れた外観を確保しつつ、時計用文字板1全体としての光透過性を優れたものとすることができる。このため、このような時計用文字板を備えた本発明の時計は、ソーラー時計としての求められる要件を十分に満足することができる。なお、本発明の時計を構成する時計用文字板(本発明の時計用文字板)以外の部品としては、公知のものを用いることができるが、以下に、本発明の時計の構成の一例について説明する。
図9は、本発明の時計(携帯時計)の好適な実施形態を示す断面図である。
図9に示すように、本実施形態の腕時計(携帯時計)100は、胴(ケース)82と、裏蓋83と、ベゼル(縁)84と、ガラス板(カバーガラス)85とを備えている。また、ケース82内には、前述したような本発明の時計用文字板1と、太陽電池94と、ムーブメント81とが収納されており、さらに、図示しない針(指針)等が収納されている。時計用文字板1は、太陽電池94と、ガラス板(カバーガラス)85との間に設けられており、板状部材11の第1の面111が、ガラス板(カバーガラス)85側を向くように配置されている。
ガラス板85は、通常、透明性の高い透明ガラスやサファイア等で構成されている。これにより、本発明の時計用文字板1の審美性を十分に発揮させることができるとともに、太陽電池94に十分な光量の光を入射させることができる。
ムーブメント81は、太陽電池94の起電力を利用して、指針を駆動する。
図9中では省略しているが、ムーブメント81内には、例えば、太陽電池94の起電力を貯蔵する電気二重層コンデンサー、リチウムイオン二次電池や、時間基準源として水晶振動子や、水晶振動子の発振周波数をもとに時計を駆動する駆動パルスを発生する半導体集積回路や、この駆動パルスを受けて1秒毎に指針を駆動するステップモーターや、ステップモーターの動きを指針に伝達する輪列機構等を備えている。
また、ムーブメント81は、図示しない電波受信用のアンテナを備えている。そして、受信した電波を用いて時刻調整等を行う機能を有している。
太陽電池94は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する機能を有する。そして、太陽電池94で変換された電気エネルギーは、ムーブメントの駆動等に利用される。
太陽電池94は、例えば、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純物とが選択的に導入され、さらにp型の非単結晶シリコン薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を備えたpin構造を有している。
胴82には巻真パイプ86が嵌入・固定され、この巻真パイプ86内にはりゅうず87の軸部871が回転可能に挿入されている。
胴82とベゼル84とは、プラスチックパッキン88により固定され、ベゼル84とガラス板85とはプラスチックパッキン89により固定されている。
また、胴82に対し裏蓋83が嵌合(または螺合)されており、これらの接合部(シール部)93には、リング状のゴムパッキン(裏蓋パッキン)92が圧縮状態で介挿されている。この構成によりシール部93が液密に封止され、防水機能が得られる。
りゅうず87の軸部871の途中の外周には溝872が形成され、この溝872内にはリング状のゴムパッキン(りゅうずパッキン)91が嵌合されている。ゴムパッキン91は巻真パイプ86の内周面に密着し、該内周面と溝872の内面との間で圧縮される。この構成により、りゅうず87と巻真パイプ86との間が液密に封止され防水機能が得られる。なお、りゅうず87を回転操作したとき、ゴムパッキン91は軸部871と共に回転し、巻真パイプ86の内周面に密着しながら周方向に摺動する。
上記のような携帯時計(腕時計)は、各種時計の中でも特に優れた耐久性(例えば、耐衝撃性等)が求められるものであるため、優れた美的外観とともに、優れた耐久性が得られる本発明を、より好適に適用することができる。
なお、上記の説明では、時計の一例として、ソーラー電波時計としての腕時計(携帯時計)を挙げて説明したが、本発明は、腕時計以外の携帯時計、置時計、掛け時計等の他の種類の時計にも同様に適用することができる。また、本発明は、ソーラー電波時計を除くソーラー時計や、ソーラー電波時計を除く電波時計等、いかなる時計にも適用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記のようなものに限定されるものではない。
例えば、本発明の時計用文字板、時計では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。例えば、各種印刷法により形成された印刷部を有するものであってもよい。
また、前述した実施形態では、板状部材が有する凸条は、第1の面の全体に設けられたものとして説明したが、凸条は、第1の面の一部にのみ選択的に設けられたものであってもよい。
1…時計用文字板 11…板状部材 111…面(第1の面) 112…面(第2の面) 113…凸条 12…層 121…粉末(光沢性粉末) 122…硬化部 123…主面(面) 124…突部 124A…突部 124B…変形三角錐状突部(突部) 1241…頂点 1242…重心 1243…辺(共有辺) 125…対称面 126…線 94…太陽電池 81…ムーブメント 82…胴(ケース) 83…裏蓋 84…ベゼル(縁) 85…ガラス板(カバーガラス) 86…巻真パイプ 87…りゅうず 871…軸部 872…溝 88…プラスチックパッキン 89…プラスチックパッキン 91…ゴムパッキン(りゅうずパッキン) 92…ゴムパッキン(裏蓋パッキン) 93…接合部(シール部) 94…太陽電池 100…腕時計(携帯時計) D…最短距離 H…高さ P…ピッチ

Claims (8)

  1. 光透過性を有する材料で構成され、一方の面に、入射した光を、反射・散乱させる機能を有する凸条が設けられた板状部材と、
    一方の主面に多数の角錐状の突部が設けられた層とを備え、
    前記層は、前記突部として、三角錐状の突部を有するものであり、
    前記層は、前記突部として、時計用文字板を平面視した際に、前記三角錐状の突部の底面の三角形の重心と、当該突部の頂点とが一致しない変形三角錐状突部を備えており、
    前記変形三角錐状突部として、底面の三角形の一つの辺を共有する隣接する前記突部との間で、前記辺を含み時計用文字板の法線方向と平行な面を対称面とする対称関係、および/または、前記辺上の点を含み時計用文字板の法線方向と平行な線を対称軸とする対称関係を満足するものを有し、
    平面視した際に、前記板状部材と前記層とが重なり合うものであることを特徴とする時計用文字板。
  2. 時計用文字板が備える前記突部のうち前記変形三角錐状突部の数の割合は、80%以上である請求項1に記載の時計用文字板。
  3. 時計用文字板が備える前記変形三角錐状突部のうち前記対称関係を満足するものの数の割合は、70%以上である請求項またはに記載の時計用文字板。
  4. 前記突部の底面は、二等辺三角形状をなすものである請求項ないしのいずれかに記載の時計用文字板。
  5. 前記凸条についての接線に垂直な方向でかつ前記板状部材の厚さ方向の断面における前記凸条の平均ピッチは、20μm以上100μm以下である請求項1ないしのいずれかに記載の時計用文字板。
  6. 前記板状部材が有する前記凸条の平均高さは、10μm以上50μm以下である請求項1ないしのいずれかに記載の時計用文字板。
  7. 前記板状部材は、時計用文字板を平面視した際に、同心円状に設けられた複数の前記凸条を有するものである請求項1ないしのいずれかに記載の時計用文字板。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載の時計用文字板を備えたことを特徴とする時計。
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