JP5651914B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

この発明は電気機器に関し、より詳細には、基板ユニットが筐体ユニットに嵌合保持される構造を有する電気機器において、筐体ユニットと基板ユニットとの隙間を遮光するために用いる遮光部材を用いた電気機器に関する。
近年、家庭用のコージェネレーションシステムとして、ガスエンジンや燃料電池などで発電を行なうとともに、その際に発生する排熱を回収して温水を生成して給湯に利用する発電機能付きの給湯システムが提供されている。
ところで、この種の給湯システムにおいては、発電中に余剰電力が生じると、余剰電力を利用して電気ヒータを発熱させて貯湯タンク内の温水を加熱等するように構成されているが、電気を効率的に利用するためにはできるだけ余剰電力が生じないように電力を使用(消費)するのが望ましいことから、この種の給湯システムのリモコンの表示部には、給湯運転に関する情報と併せて発電運転に関する情報が表示されている。
ここで、この表示部の発電運転に関する情報の表示としては、単に発電機の状態(発電中か否か)のみを表示させることも考えられるが、それだけでは上述した情報表示の目的を十分に果たすことができないことから、発電中か否かの表示だけにとどまらず、たとえば、現在の発電電力量や使用電力量など様々な情報が表示される。そのため、これら発電運転に関する情報を表示する表示部としては、液晶表示パネルや蛍光表示管(VFD)などドットマトリクスによって文字(記号、数字を含む)や絵柄(アイコン)の表示が可能な表示デバイスが好適に使用されている。
特開2004−79454号公報
しかしながら、このように文字や絵柄で発電運転に関する情報を表示するように構成した場合には以下の問題があり、その改善が望まれていた。
(1) すなわち、通常、給湯システムのリモコンとしては小型のリモコンが用いられることから、その表示部の画面サイズは小さく、文字や絵柄を使って多くの情報を表示しようとすると自ずと文字や絵柄は小さく表示されるため、離れた位置からでは表示内容が確認しづらいという問題があった。
(2) また、通常の給湯システムにおけるリモコンにおいては、給湯運転スイッチがオフにされたり、或いは給湯待機状態(出湯がない状態)が一定時間継続するなど給湯運転状態が所定の条件を満たすと省電力モードに移行するようにされており、この省電力モードに移行すると、表示部の表示を停止させるなどの省電力制御(たとえば、液晶表示パネルのバックライトを消灯させたり、蛍光表示管の蛍光管を消灯させたり、さらには表示制御用のマイコンをスリープモードにするなど消費電力を抑制する制御)が行われている。しかし、表示部に発電運転に関する情報も表示させる場合、給湯運転が停止していても発電運転が行われていれば表示部の表示を停止させることができないため、省電力モードに移行することができず、表示部の消費電力の低減化を図ることができないという問題があった。
そのため、出願人はこのような問題を解決するために、発電運転に関する情報と給湯運転に関する情報を報知する表示手段を備えた発電機能付きの給湯システムにおいて、上記表示手段として、文字、絵柄又は文字と絵柄の組み合わせにより発電運転に関する情報と給湯運転に関する情報の双方を表示する第1表示手段と、点灯手段の発光態様によって発電運転に関する情報を表示する第2表示手段とを設け、上記第1表示手段は給湯運転状態に基づいて省電力制御を実施するとともに、上記第2表示手段は発電運転状態に基づいて点灯手段の点灯制御を実施するようにした給湯システムのリモコンを提案するに至った。
すなわち、このリモコンでは、たとえば、発電運転に関する情報のうち、現在発電中か否かや発電電力と使用電力のどちらが大きいかなど文字情報によらずに報知できる情報は第2表示手段を構成する点灯手段の発光態様(具体的には、たとえば、点灯手段の輝度、発光色、発光点滅周期、点灯手段を構成する発光素子の発光数又はこれらの組み合わせを状況に合わせて変えること)で表示する一方、現在の発電電力や使用電力など文字(数字)によらなければ報知できない情報は第1表示手段によって文字や絵柄を用いて表示するように構成している。
そして、このリモコンでは、上述したとおり、第1表示手段と第2表示手段とは独立して制御されるので、発電運転中であっても給湯運転状態に基づいて第1表示手段の省電力制御を実行することができる一方、給湯運転中(第1表示手段が表示中)であっても、発電運転状態に基づいて第2表示手段の点灯手段を消灯させることができる。つまり、給湯運転スイッチがオフされた場合などにおいては、第1表示手段の表示を停止させて第1表示手段での電力消費を抑制することができ、その際に発電運転がなされていれば、その状況(少なくとも文字を用いずに表示できる発電運転の概要)は第2表示手段により確認することができる。なお、この第2表示手段は、文字等を表示することなく発光態様によって情報を表示するものであるから、表示制御用のマイコンを必要とする第1表示手段に比べて消費電力が少なく、第1表示手段を省電力制御することによる省エネ効果は十分に期待することができる。
しかし、このような給湯システムのリモコンでは、さらに以下のような問題があることが判明した。
すなわち、この種のリモコンにおいては、基板ユニットが筐体ユニットに嵌合保持される構造を有するところ、上述したように表示手段として、文字、絵柄等により情報を表示する第1表示手段と、点灯手段の発光態様によって情報を表示する第2表示手段とを設ける場合、これらはいずれも基板ユニット上に実装されることになるから、筐体ユニットの背面部と基板ユニットとの間に隙間があると、この隙間を通じて第2表示手段から発せられる光が第1表示手段側に漏れ、第1表示手段の視認性を損ねるという問題が生じる。
ところで、このような光の漏れについての対策としては、たとえば、第1表示手段と第2表示手段との間に遮光板を設けて上記隙間をこの遮光板で遮断することが考えられるが、上述したように、基板ユニットは筐体ユニットに嵌合保持される構造であるため、遮光板を基板ユニットまたは筐体ユニットのいずれの側に設けるにしても、組み立て精度や部品交差等を考慮すると、遮光板には筐体ユニット(または基板ユニット)との間にある程度のクリアランスを設定しておく必要があり、上記隙間を完全に遮断するのは困難であった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単な作業で筐体ユニットと基板ユニットの隙間を確実に遮光できる遮光部材を用いた電気機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気機器は、第1表示手段と第2表示手段とが隣接して設けられた基板ユニットが筐体ユニットに嵌合保持される構造を有する電気機器において、基板ユニットに実装される上記第1表示手段に隣接して設けられた上記第2表示手段から上記第1表示手段側に漏れる光を遮光するために、一端が上記基板ユニットに固定される固定端とされるとともに他端が自由端とされた板状の部材で構成され、上記固定端と自由端との間に断面形状が略く字状となる折り目部分からなる折り曲げ部が設けられ、この折り曲げ部によって上記自由端に復元力が付与されるとともに、内側の折り目部分が上記固定端を上記第1表示手段に固定する際に上記第1表示手段の側壁上端縁に当接されることによって固定端の位置決めに供される位置決め部を構成してなり、かつ、上記固定端には接着層が両面に形成された両面テープが備えられて、この両面テープによって上記固定端が上記第1表示手段の側壁に接着固定され、上記筐体ユニットの背面部に上記基板ユニットを嵌合させたときに上記自由端が上記復元力によって上記筐体ユニットの背面部に当接されて上記筐体ユニットの背面部と上記基板ユニットとの隙間を遮光する遮光部材を備えていることを特徴とする
すなわち、本発明に係る電気機器では、遮光部材固定端を基板ユニットに固定し、この状態で基板ユニットを筐体ユニットに嵌合させる。これにより、折り曲げ部によって復元力が付与された自由端の先端が筐体ユニットの背面部(裏面)に当接されるとともに、基板ユニットの嵌合に伴って遮光部材の自由端がその復元力に抗して折り曲げられることとなって、自由端の先端が筐体ユニットの背面部と密接し、遮光部材によって筐体ユニットの背面部と基板ユニットとの隙間が遮断される。
つまり、この遮光部材においては、筐体ユニットへの嵌合に伴って復元力に抗して折り曲げられることを予め考慮して自由端の長さを設定しておくことにより、基板ユニットの嵌合によって上記隙間を確実に遮光することができる。
なお、この遮光部材は少なくともその自由端が遮光性を有することにより、上記隙間を確実に遮光することができる。この遮光性の付与にあたっては、遮光部材自体を遮光性を有する材料(有色の材料)で構成することができるのは勿論のこと、遮光部材の表面に遮光性のある膜やシールなどを塗布または接着等することによって遮光性を持たせることも可能である。また、この遮光部材は基板ユニットに取り付けられるものであるので絶縁性を有することが望ましく、この絶縁性の付与にあたっても遮光部材を構成する材料自体に絶縁材料を用いることができるほか、絶縁性の膜やシールを塗布・接着等することにより絶縁性を付与することも可能である。そして、この遮光部材は、樹脂の一体成形品として構成することによって安価に製作することができる。
そのため、本発明に係る電気機器では、遮光部材の固定端を、接着層が両面に形成された両面テープにより第1表示手段の側壁に接着固定することができるので、筐体ユニットの背面部と基板ユニットとの間に生じた隙間を簡単に遮光することができる。
本発明によれば、基板ユニットが箱状の筐体ユニットに嵌合保持される構造を有する電気機器において、遮光部材の固定端を基板ユニットに固定した状態で基板ユニットを筐体ユニットに嵌合させるだけで、筐体ユニットの背面部と基板ユニットとの隙間を確実に遮光することができる。
しかも、遮光部材の位置決めは、遮光部材の折り曲げ部を表示器の側壁上端縁に当接させることで容易に行なえるので、組立作業を効率よく迅速に行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明を適用したリモコンの外観構成の一例を示す。このリモコン1は、発電機能と給湯機能(ふろ機能を含む)を有する給湯システムのリモコンであって、図示のように、その正面パネル6aに表示手段として、発電運転に関する情報と給湯運転に関する情報の双方を表示する第1表示手段2と、発電運転に関する情報を表示する第2表示手段3とが備えられている。
上記正面パネル6aは、各種電装部品が備えられた基板ユニット4を収容する略箱状の筐体ユニット5の外側に配設された化粧パネルユニット6の一部を構成するもので(図2参照)、この正面パネル6aには、上記第1及び第2表示手段2,3の他に、複数の操作スイッチ7が備えられている。図示例では、この操作スイッチ7として、給湯待機状態(給湯栓の開栓により温水の出湯が可能な状態)と給湯停止状態(給湯栓が開栓されても温水を出湯しない状態)とに切り替える給湯運転スイッチ7aと、浴槽への自動湯張りを行わせるふろ自動スイッチ7bと、ふろの追い焚きを行わせる追いだきスイッチ7cとが設けられている。そして、この正面パネル6aの下方には、上記化粧パネルユニット6の一部を構成する隠し蓋6bが設けられており、この隠し蓋6bの内側にも複数の操作スイッチ8が設けられている(操作スイッチ8の詳細は省略する)。
上記第1表示手段2は、図示のように、文字、絵柄又は文字と絵柄の組み合わせにより情報を表示する表示手段であって、この第1表示手段2としては、たとえば、ドットマトリクス方式により文字等を表示する液晶表示パネルや蛍光表示管(VFD)等の表示器9が使用される。
図2は、リモコン1における第1表示手段2及び第2表示手段3の内部構造の概要を示す断面図である。この図2に示すように、上記表示器9は筐体ユニット5内に収容される基板ユニット4上に装着されており、上記筐体ユニット5においてこの表示器9の画面に対向する部分には開口部5aが形成されている。また、それに伴って化粧パネルユニット6(正面パネル6a)の対応部位6cは透明に形成され、リモコン1の正面から表示器9の表示部が視認できるようにされている。
そして、この第1表示手段2は、上述したように、上記第2表示手段3とともに発電運転に関する情報を表示する表示部を構成しているが、本実施形態では、この第1表示手段2は、上記第2表示手段3による表示を補完する表示部として用いられる。すなわち、後述するように、上記第2表示手段3は発電運転に関する情報を点灯手段の発光態様によって表示するため、第2表示手段3で表示できる情報には自ずと限界がある。そのため、この第1表示手段2は、上記第2表示手段3で表示しきれない情報(具体的には、数値として表現される情報)を含めた発電運転に関する情報が表示される。
より具体的には、この第1表示手段2には、たとえば、発電装置の状態(発電中か否か)の他、発電電力量、使用電力量、発電電力量と使用電力量の比較などの様々な情報が表示される。図1では、これら発電運転に関する情報として、現在発電中であることを示す「発電中」の文字を含んだ絵柄と、使用電力量を示す「使用電力20.0kW」の文字が表示された状態を図示しているが、その表示内容は上記操作スイッチ8の所定操作によって適宜変更することができる。
なお、この第1表示手段2には、このような発電運転に関する情報の他にも、給湯運転に関する情報(たとえば、給湯設定温度や貯湯タンク内の湯量など)やその他の情報(たとえば、現在時刻など)も表示されるが、それらについての説明は省略する。
一方、第2表示手段3は、点灯手段(光源部)の発光態様によって発電運転に関する情報を表示する表示手段であって、図示例では、正面パネル6aの下端縁がこの第2表示手段3として用いられている。
すなわち、上記正面パネル6aは、その全体が薄板状の樹脂製パネルで構成されており、上述した表示器9(第1表示手段2)の表示部との対向部位6cが透明部とされるとともに、その下端縁部が適度に透光性を有するように構成され(具体的には、半透明または透光性を有するように白色などの淡い色の樹脂板で構成され)、筐体ユニット5内に収容された点灯手段(本実施形態では三色発光ダイオード10)からの光がこの正面パネル6aの下端縁を透過して外部に現れるように構成されている。
具体的には、正面パネル6aの下端縁の背面(裏面)には、上記点灯手段を構成する三色発光ダイオード10から放射される光を上記正面パネル6aの下端縁の背面(裏面)に導くための導光部材11が設けられている。より詳細には、この導光部材11は、図2に示すように、断面略く字形状の透明なブロック体で構成されており、その下端面11bが上記三色発光ダイオード10に対面するように配置されて光入射面とされ、その上端面11aが上記正面パネル下端縁の背面(裏面)に対面するように配置されて光放射面とされている。
そして、点灯手段となる上記三色発光ダイオード10は、本実施形態では、上記基板ユニット4上において、正面パネル下端縁の長手方向に沿って所定間隔で適当数(具体的には2個)設けられる。そのため、上記導光部材11は、これら三色発光ダイオード10を光源とする光が拡散しつつ正面パネル6aに導かれるように、正面パネル下端縁の略全長にわたる幅寸法を有するように構成されている。
なお、上記導光部材11の側面(具体的には、筐体ユニット5の内側部分)には、導光部材11の光入射面に入射した光が筐体ユニット5と基板ユニット4との間の空間に漏れないように遮光シール12が貼付されている。
ところで、本実施形態において、上記点灯手段として三色発光ダイオード10を用いているのは、第2表示手段3の発光態様(発色)にできるだけ多くのバリエーションを持たせるためである。したがって、この点灯手段としては三色発光ダイオード以外の発光素子(たとえば、単色の発光ダイオード)を用いることも可能である。
また、この三色発光ダイオード10を所定間隔で2個設けたのは、上記同様に発光態様にバリエーションを持たせるためである。すなわち、左右に配置した発光ダイオード10の光りの強さ(輝度)を制御することによって導光部材11を介して正面パネル6aを透過する光が、正面パネル6aの下端縁の略全長にわたる一本の棒状の光となって現れるように表現したり、下端縁の中央付近が暗く両端が明るく現れるように表現したりすることができるようにするためである。したがって、この発光ダイオード10は、第2表示手段3で表現する発光態様に応じて、少なくとも1個設けられればよく、また適宜2個以上設けることも可能である。
このように、本発明に係るリモコン1の第2表示手段3は、点灯手段の輝度、発光色、さらには発光点滅周期、点灯手段を構成する発光素子の発光数又はこれらの組み合わせによって様々な発光態様を表現できる。
そして、この第2表示手段3において、発電運転の状態をどのような発光態様で表示させるかはリモコン1の制御部(図示せず)を構成するマイコンにあらかじめ設定(初期設定)される。なお、この初期設定はリモコン1のスイッチ操作によってユーザが適宜選択できるようにしておくこともでき、その場合、たとえば、発光ダイオードの輝度を調節したり、発光色の設定を変更したり、点滅周期の長短を変更したりすることができるようにされる。
しかして、このように構成されたリモコン1においては、第1表示手段2の表示器9と第2表示手段3の三色発光ダイオード10とが隣接して設けられることから、このままでは、図2の矢符に示すように、三色発光ダイオード10からの光が第1表示手段2側に漏れると、表示中の第1表示手段2の視認性が損なわれたり、第1表示手段2を消灯(表示停止)しているときなどに三色発光ダイオード10からの光が開口部5aおよび正面パネル6aの対応部位6cを介して外部に漏れて美観が損ねられたりする。
そのため、本実施形態に示すリモコン1においては、以下に述べる遮光部材13によって第1表示手段2と第2表示手段3との間、つまり、基板ユニット4の背面部と筐体ユニット5の間の隙間を遮光するようにしている。ここで、図3(a)はこの遮光部材13の斜視図を、図3(b)はその右側面図をそれぞれ示している。また、図4は、この遮光部材13を用いた遮光構造を示している。
上記遮光部材13は、図3に示すように、断面形状が略く字状とされる遮光性を有する薄い板状の部材(たとえば、厚さ0.2mm程度)で構成される。具体的には、この遮光部材13は、一端が基板ユニット4に固定される固定端13aとされるとともに、他端が筐体ユニット5の背面部に当接される自由端13bとされており、上記固定端13aと自由端13bとの間に折り曲げ部13cが形成されており、この折り曲げ部13cによって、上記自由端13bには上方から力が作用したときにその力に抗して元の形に復元しようとする復元力(弾発力)が付与されている。
そして、この遮光部材13は、少なくとも上記自由端13bが遮光性を有するように構成されており、また、その全体が絶縁性を有するように構成されている。本実施形態では、絶縁性を有する有色(たとえば、白色)の樹脂による一体成形品として構成されている。なお、ここで、遮光性の付与にあたっては、上記のように遮光部材13自体を遮光性を有する材料(有色の材料)で構成することができるのは勿論のこと、遮光部材13の表面に遮光性のある膜やシールを塗布または接着等することによって遮光性を持たせるようにしてもよい。さらに、この絶縁性の付与にあたっても、上記のとおり遮光部材13自体を絶縁材料で構成することができるほか、絶縁性のある膜やシールを塗布・接着等することにより絶縁性を付与してもよい。
しかして、このように構成された遮光部材13は、図4に示すように、まず、遮光部材13の固定端13aを表示器9の側壁に接着固定する。この接着は、接着層が両面に形成されたいわゆる両面テープを用いて接着するのが作業を迅速に行なう上で好ましいが、両面テープに代えて、たとえば、速乾性の接着剤等を用いることも可能である。
また、この接着時における遮光部材13の位置決めは、遮光部材13の折り曲げ部13cによって形成される内側の折り目部分を表示器9の側壁上端縁に当接することにより行なう。つまり、折り目部分を表示器9の側壁上端縁に当てることで、遮光部材13の位置決めを迅速かつ容易に行なうことができる。
このようにして、固定端13aの接着固定が完了すると、次に、基板ユニット4を筐体ユニット5に嵌合する。これにより、折り曲げ部13cによって復元力が付与された自由端13bの先端が、筐体ユニット5の背面部(裏面)に当接されるとともに、基板ユニットの嵌合に伴って自由端13bの先端がその復元力に抗して折り曲げ部13cを起点として折り曲げられることとなって、自由端13bの先端がその復元力によって筐体ユニット5の背面部側に付勢され、自由端13bの先端と筐体ユニット5の背面部とが密接し、遮光部材13の自由端13bによって筐体ユニット5の背面部と基板ユニット4との隙間が遮断・遮光される。
ここで、この図4から理解できるように、遮光部材4は、基板ユニット4の筐体ユニット5への押し込み(嵌合)に伴って自由端13bが筐体ユニット5側からの圧力で折り曲げられることによって遮光するように構成されているので、遮光部材13各部の長さ寸法の設定にあたってはこの点を考慮して行なわれる。
すなわち、固定端13aの上下方向の寸法L1は、固定端13aを接着する対象(本実施形態では表示器9の側壁上端縁)の高さ寸法よりも短く設定される。これは、この寸法L1が長すぎると、固定端13aの下端縁が基板ユニット4に当たってしまい上述した折り曲げ部13cによる位置決めができなくなるからである。また、自由端13bの上下方向の寸法L3は、基板ユニット4を筐体ユニット5に完全(正しい位置)に嵌合させたときに、自由端13bの先端が筐体ユニット5の背面部と密着する(つまり、クリアランスが0以下となる)ように設定される。なお、その際本実施形態では、固定端13aを接着する対象が表示器9であり、この表示器9の画面に対向する部分には開口部5aが形成されていることから、基板ユニット4を筐体ユニット5に完全に嵌合させたときに、自由端13bの先端が上記開口部5aに突出しないように自由端13bの長さ寸法L2が設定される。
また、この遮光部材13は、少なくとも上記三色発光ダイオード10の配設位置に合わせて適宜配設されればよいが、本実施形態では、この遮光部材13は、上記第2表示手段3の長手方向の寸法に合わせて筐体ユニット5の内側の幅寸法と略同寸に設定されている。つまり、本実施形態では、単一の遮光部材13によって基板ユニット4と筐体ユニット5との隙間の遮光が行なわれるようにされている。
このように、本発明の遮光部材13を用いれば、簡単な作業を行なうだけで筐体ユニット5の背面部と基板ユニット4との隙間を確実に遮光することができる。しかも、遮光部材の位置決めは、遮光部材の折り曲げ部を表示器の側壁上端縁に当接させることで容易に行なえるので、組立作業を効率よく迅速に行なうことができる。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、本発明の遮光部材を給湯システムのリモコンに適用した場合を示したが、本発明は電装品が備えられた基板ユニットが筐体ユニットに嵌合保持される構造の電気機器であれば、他の電気機器に対しても適用可能である。
また、上述した実施形態では、遮光部材13の自由端13bを表示器9側に折り曲げるようにした遮光構造について説明したが、表示器9とは反対側に折り曲げられるようにして使用することも可能である。
さらに、上述した実施形態では、単一の遮光部材13によりリモコン1の全体の遮光を行なうように構成した場合を示したが、三色発光ダイオード10の配設位置に応じて複数の遮光部材13を配設するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、遮光部材13の固定端13aを表示器9の側壁に接着固定する場合を示したが、遮光部材13は第1表示手段2と光源部との間に配設されていればよく、基板ユニット4の他の部品に接着するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、遮光部材13を樹脂により一体成形品した場合を示したが、遮光部材13は一体成形品でなくともよく、たとえば、薄い板状の部材を金型で打ち抜いて製作してもよい。
本発明に係る遮光部材が適用される給湯システムのリモコンの一例を示す外観構成図である。 同給湯システムのリモコンにおける第1表示手段及び第2表示手段の内部構造の概要を示す断面図である。 本発明に係る遮光部材の外観構成を示す説明図であり、図3(a)は同遮光部材の斜視図を、図3(b)は同遮光部材の右側面図を示している。 同遮光部材を用いた遮光構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 リモコン(電気機器)
2 第1表示手段
3 第2表示手段
4 基板ユニット
5 筐体ユニット
6 化粧パネルユニット
6a 正面パネル
7,8 操作スイッチ
9 表示器
10 三色発光ダイオード
11 導光部材
12 遮光シール
13 遮光部材
13a 固定端
13b 自由端
13c 折り曲げ部(位置決め部)

Claims (4)

  1. 第1表示手段と第2表示手段とが隣接して設けられた基板ユニットが筐体ユニットに嵌合保持される構造を有する電気機器において、基板ユニットに実装される前記第1表示手段に隣接して設けられた前記第2表示手段から前記第1表示手段側に漏れる光を遮光するために、
    一端が前記基板ユニットに固定される固定端とされるとともに他端が自由端とされた板状の部材で構成され、前記固定端と自由端との間に断面形状が略く字状となる折り目部分からなる折り曲げ部が設けられ、この折り曲げ部によって前記自由端に復元力が付与されるとともに、内側の折り目部分が前記固定端を前記第1表示手段に固定する際に前記第1表示手段の側壁上端縁に当接されることによって固定端の位置決めに供される位置決め部を構成してなり、かつ、前記固定端には接着層が両面に形成された両面テープが備えられて、この両面テープによって前記固定端が前記第1表示手段の側壁に接着固定され、
    前記筐体ユニットの背面部に前記基板ユニットを嵌合させたときに前記自由端が前記復元力によって前記筐体ユニットの背面部に当接されて前記筐体ユニットの背面部と前記基板ユニットとの隙間を遮光する遮光部材を備えている
    ことを特徴とする電気機器
  2. 前記遮光部材は、少なくとも前記自由端が遮光性を有するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器
  3. 前記遮光部材は、絶縁性を有するように構成されていることをと特徴とする請求項1または2に記載の電気機器
  4. 前記遮光部材は、樹脂の一体成形品で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電気機器
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