JP2005353491A - 電気機器用スイッチ - Google Patents

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矢枝 長島
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英二 津森
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Abstract

【課題】 実用性を有しつつ高いイルミネーション効果を発揮しうる視覚に優れたスイッチとする。
【解決手段】 透光体または半透光体からなり当該電気機器用スイッチ1を収容可能な外枠を構成するスイッチプレート2と、該スイッチプレート2の外周側に向け当該スイッチプレートの内周面2bに光を照射する光源と、スイッチプレート2の枠内収容部に設置され電気機器のオンオフを切り換える操作スイッチ部4と、該操作スイッチ部4および光源を覆うシート材10とを備えている。スイッチプレート2の内周面であって少なくとも光が入射する部分には、当該入射光を拡散させる拡散部が形成されていることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は電気機器用スイッチに関する。さらに詳述すると、本発明は、電気機器をオンオフするため例えば浴室の壁面等に設置される手動スイッチの構造に関する。
照明器具等の電気機器用スイッチであって例えば浴室の壁面等に設置されるものとしては種々のものが提案されている。このようなスイッチとしては、例えば室内が暗い場合であってもスイッチの位置をわかりやすくするため、ホタルスイッチなどと呼ばれる省電力の豆スイッチを付属したものなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−55141号公報
しかしながら、従来の電気機器用スイッチはあくまで使い勝手に着目し、実用性を追求して考案ないしは設計されているというものが多い。これに対し、実用性はもちろんのことビジュアル的にも優れた電気機器用スイッチ、特に、光との調和・融合を図って視覚面からの独自性を強くアピールできるようにした電気機器用スイッチといったものは見当たらないのが現状である。
本発明は、このような現状に鑑み、実用性を有することはもちろん併せて高いイルミネーション効果を発揮しうる視覚に優れた電気機器用スイッチを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、部屋や浴室の壁面等に設けられる電気機器用スイッチにおいて、透光体または半透光体からなり当該電気機器用スイッチを収容可能な外枠を構成するスイッチプレートと、該スイッチプレートの外周側に向け当該スイッチプレートの内周面に光を照射する光源と、スイッチプレートの枠内収容部に設置され電気機器のオンオフを切り換える操作スイッチ部と、該操作スイッチ部および光源を覆うシート材とを備えることを特徴としている。
本発明にかかる電気機器用スイッチにおいては、光源から照射された光がスイッチプレートの内周面から入射し、外周面側へ向かって透過する。すなわち、この電気機器用スイッチにおける光はスイッチのユーザ側に向けて照射されているのではなく、あくまでスイッチの外枠に向けて照射されていることになり、設置される壁面と平行に(つまりユーザから見れば手前方向ではなく上下左右方向に)、当該スイッチプレート内で反射するなどしながら透過することになる。この結果、必要部分のみ光らせる構成の従来のようなスイッチとは異なり、スイッチ装置の外枠を構成する部分までもが全体的に光って見える。また、この透過光は、スイッチプレート内において光の強い部分と弱い部分とのコントラストを作り出すことによって高いイルミネーション効果を発揮する。
この場合において、スイッチプレートの内周面であって少なくとも光が入射する部分には、請求項2に記載のように当該入射光を拡散させる拡散部が形成されていることが好ましい。このような電気機器用スイッチにおいては、光源からの光が、スイッチプレートに入射する際に拡散部を通過することによって拡散しスイッチプレート内を広がりを見せながら透過するようになる。このように拡散した光はスイッチプレートの各面で反射等し、スイッチプレート自体が全体として光って見えるように作用する。
また、スイッチプレートの外周面には、請求項3に記載のように、スイッチプレートに入射した光の一部を乱反射させる微細な凹凸が形成されていることが好ましい。
さらには、請求項4に記載のように、シート材に表記されて操作スイッチ部を表示するシンボルマークの少なくとも一部が光透過性となっていることも好ましい。
また、この請求項4に記載の電気機器用スイッチにおいては、光源を、請求項5に記載のように電気機器のオンオフに連動して点灯しあるいは消灯するものとすることもできる。
さらには、請求項6に記載のように、光源として複数色発光する発光ダイオードを用いることも好ましい。
また、請求項7に記載のように、スイッチプレートの背面に夜光塗料を塗布することもできる。
請求項1に記載の電気機器用スイッチは、装置が全体的に光って見えることから間接照明のごとく機能し、単なるスイッチにとどまらない高い装飾的効果を有する製品となりうる。しかも、入射光や反射光が織りなす光の強弱が高いイルミネーション効果を発揮し、光と調和・融合した視覚的に優れたものとなる。このような電気機器用スイッチであれば従来スイッチにはなかった独自の存在感をアピールすることが可能となり、高い付加価値を発揮することにより、インテリアデザインの向上、製品競争力強化などの効果を発揮することが期待できる。
また、内周面に拡散部を形成した請求項2の電気機器用スイッチによれば、拡散光が織りなすイルミネーション効果を発揮することが可能となる。また、光が拡散することによって明暗の偏りが少なくなることから、全体として柔らかい調子で光って見えるという効果も期待できる。
請求項3に記載の電気機器用スイッチは、スイッチプレートの外周面に形成された微細な凹凸が入射光の一部を乱反射させることによって光を全面的に展開させることから、スイッチプレート本体が全体的に光るようになり、また、外周面も光って見える。これにより、スイッチ本体がぼんやりと柔らかく光って見えるというような違った雰囲気を作り出すことが可能となる。
請求項4に記載の電気機器用スイッチにおいては、入射光の一部が、操作スイッチ部を表示するシンボルマークを透過して正面側(ユーザ側)に漏れる。このため、シンボルマークを構成する図形や文字群が光って見えるようになり、例えば室内が暗い場合であれば特にこれらシンボルマーク部分が浮かび上がって見えるという効果が期待できる。
請求項5に記載の電気機器用スイッチによると、電気機器のオンオフに連動して光源が点灯しあるいは消灯することから、スイッチ全体が点灯しているかあるいは消灯しているかによって電気機器のオンオフ状態を目で確かめることができる。しかも、スイッチ全体としてオンオフ状態を表示することから視認性が非常に高く、一目で確認できる。
また、光源として複数色発光する発光ダイオードを用いた請求項6の電気機器用スイッチによると、複数色の光によるさらなるイルミネーション効果が期待できる。
さらに、スイッチプレートの背面に夜光塗料を塗布した請求項7の電気機器用スイッチによると、それまでとは異なる装飾効果、間接照明効果が期待できるだけでなく、暗室においてスイッチの位置を示すといういわゆるホタルスイッチとしての機能も発揮することが可能となる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7に本発明の一実施形態を示す。本発明にかかる電気機器用スイッチ1は例えば部屋や浴室の壁面等に設けられるスイッチであり、本実施形態においては、透光体からなり当該スイッチを収容可能な外枠を構成するスイッチプレート(パネル)2と、該スイッチプレート2の外周面2aに向け当該スイッチプレート2の内周面2bに光を照射する光源3と、スイッチプレート2の枠内収容部9に設置され電気機器のオンオフを切り換える操作スイッチ部4と、該操作スイッチ部4および光源3を覆うシート材10とを備えたものとして構成されている。また、スイッチプレート2の内周面2bであって少なくとも光が入射する部分には当該入射光を拡散させる拡散部5が形成されている。
この電気機器用スイッチ1は上述したように部屋や浴室など主として屋内の壁面に設置され、各種電気機器に通電したり通電を切ったりするために操作されるオンオフ用の手動スイッチである。一例として、以下に示す実施形態では、本発明にかかる電気機器用スイッチ1がいわゆるジェットバス付きの浴室内のスイッチとして使用される場合について説明する(図1等参照)。この電気機器用スイッチ1は、バスタブ内のジェット噴流のスイッチ、同じくバスタブ内のバブル発生装置のスイッチ、そしてバスタブ内の照明(浴槽内の水中照明)のスイッチという3つのスイッチが一つのスイッチプレート2上にまとめられた状態で壁面に設置されているものである(図1参照)。
電気機器用スイッチ1を収容する外枠を構成するスイッチプレート2は、透光体または半透光体の材料によって形成されている。例えば本実施形態では光透過性材質である透明アクリル板を所定の形状に加工してスイッチプレート2として使用することとしている。ただしこれは一例に過ぎず、例えばガラス板など他の透光体または半透光体を使用することができる。
また、本実施形態のスイッチプレート2は、正面からみると横長であって薄い矩形枠形状に形成されている(図1〜図3参照)。この場合、電気機器用スイッチ1としての大きさや細部の形状は特に限定されるものではないが、例えば規格品のボックスに嵌め込み可能な大きさと形状とすれば汎用性を備えたものとなり、電気機器用スイッチ1の本体部取付の簡略化が可能となる利点がある。なお、図1におけるスイッチプレート2の左右両側面、上面および底面の4面を本明細書ではスイッチプレート2の「外周面」と呼び符号2aで示すことにする。さらにスイッチプレート2の中央部分には、光源3、操作スイッチ部4、基板8(図4と図5に想像線にて図示)等を収容可能な凹部である収容部9が形成されている(図4等参照)。
また本実施形態では、スイッチプレート2の正面周りの4辺すべてを面取りする加工を施している(図2、図3参照)。このように面取り加工を施した場合、スイッチプレート2自体が立体的に見えるようになり、ユーザら看者に奥行き感を与えることができる。特に本実施形態では、所定の屈折率を有する透明アクリル板を使用し、尚かつこのような面取りを施すことによって、見る角度によってはスイッチプレート2から漏れる光が二重、三重に見えるというような視覚的な趣向を凝らす結果となっている(図7参照)。また、図示するように面取り部分には特に丸みを付したりせず直線基調とすることによって電気機器用スイッチ1が全体的にシャープに見えるような意匠的効果も奏することとしている。本実施形態のようにスイッチプレート2の材質が透明である場合、このようにシャープな造形と相俟ってクリスタル調の雰囲気を醸し出すことも可能となる。
また、上述したように横長形状であるスイッチプレート2の正面部分には、3つの操作スイッチ部4が横一列に配置されている(図1等参照)。本実施形態ではこれら3つの操作スイッチ部4を指で押圧する度に電気機器のオンオフを切り換えるボタン型のスイッチで構成し、電気機器用スイッチ1がいわばタッチパネルのように機能するようにしている。また、これら操作スイッチ部4および光源3は防水性のシート材10で覆われている(図1参照)。このシート材10とスイッチプレート2とにより、収容部9への水(さらには塵や埃)の侵入を防止する防水構造をとることによって本実施形態の電気機器用スイッチ1は浴室内でも使用可能となっている。シート材10としては、塩化ビニル製透明シートのように防水性を備えており、尚かつスイッチ操作のために部分的に押圧された場合に適度な可撓性と耐久性を有するものの使用が好ましいが、材質に特に限定されるものではない。このシート剤10には、各操作スイッチ部4の存在と対応する操作対象などを表示する手段例えば図形や文字群からなるシンボルマーク7が所定箇所に印刷などで備えられている。
例えば、上述したように、3つの操作スイッチ部4をそれぞれバスタブ内のジェット噴流のスイッチ、バスタブ内のバブル発生装置のスイッチ、そしてバスタブ内の照明のスイッチとして機能させている本実施形態においては、ジェット噴流、バブルそして照明をそれぞれ簡潔に図案化し、これら図案化した図形をシート材10上であって当該スイッチに該当する部分にそれぞれ表示することにより、これら図形部分を押圧すれば操作スイッチ部4が作動することを一目で認識できるようにしている(図1等参照)。特に本実施形態での各図形部分は、図1に示すように外部を円で囲まれたデザインであるため、看者(ユーザ)からすれば当該円形部分のいずれかを指で押せばスイッチとしてオンオフできるということを解りやすく示すいわばGUI的なインターフェースとして機能している。しかも、本実施形態ではこれら各図形の下に「jet」、「babblo」、「light」という理解しやすい英単語からなる文字群を併せて表記することにより、デザイン性に配慮しつつも看者(ユーザ)が誤認しないことも考慮したシンボルマーク7を構成している。
加えて、本実施形態においてはシンボルマーク7からスイッチプレート2の正面側に光が漏れることによってこのシンボルマーク7を構成する図形や文字群が光って見える構成としている。具体的には、シート材10のシンボルマーク7の部分を光透過性とし、光源3が光を発しているときは該光源3と対向している部分から光が漏れて当該シンボルマーク7少なくとも一部分が光って見えるようにしている(図6参照)。このような構成とするための一例を挙げれば、もともと光透過性であるシート材10に対してシンボルマーク7以外の部分を光を通しにくい色や素材で印刷して不透光性とし、シンボルマーク7のみを光が透過し易い色や素材、厚みで印刷表示ないしは印刷しないことで透光性としている。通常、白っぽい色でシンボルマーク7を表示すれば、発光させていないときにも、室内の明かりなどでシンボルマーク7はその表示内容を視認することができる。上述のように図形や文字群から光が漏れる構成とした場合、浴室内の照明が点灯しているときであっても当該図形等の部分が光って見えることはもちろん、浴室内を消灯して暗くしているときであれば特にこの図形等部分がぼんやりと浮かび上がって見えることになり、浴室内に独特の雰囲気を演出するのに効果的である。なお、本実施形態では操作スイッチ部4における図形等部分のみを光透過性としているが、シンボルマーク7を構成する図形および文字群のすべてを光透過性としても構わないのはもちろんであり、こうした場合には図形部分のみならず併せて文字群からも光が漏れることによって光って見えるようになる。
光源3はスイッチプレート2に光を照射して電気機器用スイッチ1を全体的に光らせるために設置されており、本実施形態ではこの光源3として、切れにくいことからおおよそメンテナンスフリーであり、尚かつ消費電力が少ないためランニングコストが低廉な例えば白色のLED(発光ダイオード)を用いている。本実施形態における光源3は、対応する操作スイッチ部4を操作して電気機器をオンにすると点灯し、オフにすると消灯するというようにスイッチ操作に連動して点灯あるいは消灯するものとなっている。また光源3は、基板8上に設置され、この基板8ごとスイッチプレート2の収容部9内に収容されている。基板8には、この光源3の他、上述の操作スイッチ部4(本実施形態でいえばボタン型スイッチ)、配線コード11などが設置されあるいは接続されている(図4等参照)。
ここで、光源3の個数や配置は特に限定されるものではないが、一例として本実施形態では光源3の個数を操作スイッチ部4ひとつあたり3個とし、各操作スイッチ部4の近傍にこれら3個(計9個)の光源3を配置するとともに、そのうちの少なくとも1個はシンボルマーク7の真裏(例えば図形部分の真裏)に配置している(図3参照)。これにより、上述したように操作スイッチ部4上のシンボルマーク7から光が漏れる構成とし、当該シンボルマーク7を構成する図形が光って見えるようにしている。さらに、本実施形態では残りの2つの光源3が発する直接光を上方向または下方向に向けて発し、かつこれら光をシート材10で遮ることによってシンボルマーク7の極く周辺から光が漏れないようにし、尚かつ、操作スイッチ部4のオンオフがシンボルマーク7で明瞭に表示できるようにすると共に、シート材10の周囲のスイッチプレート2部分が照明されることで電気機器用スイッチ1がいわば間接照明のように機能するようにしている。具体的には、図示するように光源3をシート材10の背後に配置して光源3が発する光が直接光としてスイッチ正面側に照射されるのを遮るようにしている(図2、図3参照)。
また、光源3の少なくとも一部はスイッチプレート2の内周面2bから外周面2aに向け、スイッチプレート2の正面とほぼ平行に光を照射するように設置されている。例えば本実施形態では、3個(計9個)の光源3のうちの1個(計3個)を上向き、別の1個(計3個)を下向きに配置することにより(図2参照)、スイッチプレート2内を上下に伸びる光の筋が視認できるような構成としている(図1、図6参照)。なお、図中では光源3からスイッチプレート2に向けて照射され、当該スイッチプレート2内で拡散して見える光部分あるいは光の筋を符号14で示している(図1等参照)。例えば、指で操作スイッチ部4を押す際、シンボルマーク7を構成する図形や文字群の大部分が指先で隠れて見えなくなるが、本実施形態のように外周面2aを向いて光を照射するように光源3を設置していれば、操作スイッチ部4を押した瞬間に外側へと照射される光14を見てオンになったことを確認できるし、その逆に電気機器を切断する場合であれば外側へと照射されていた光14が消えるのを見てオフになったことを確認することもできる。また、このようにスイッチプレート2自体を照明する上下に伸びて見える光14の筋は光の強い部分と弱い部分とが交錯するという光のコントラストを作り出し、間接照明効果を与えると共に光を媒体にした商品としてのデザイン性を強調することにつながる。
さらに本実施形態においては、基板8を収容するスイッチプレート2の収容部9を形成する内周面2bの光源3と対向する面、即ち光源3からの光14のスイッチプレート2への入射面の少なくとも一部に、当該入射光を拡散させる拡散部5を形成することとしている。具体的には、スイッチプレート2の内周面2b(すなわち収容部9の周囲を構成する周回面)の一部に微細な凹凸を形成し、これにより、光源3の光がスイッチプレート2に入射する際に拡散するようにしている(図3参照)。この凹凸が構成する拡散部5の作用により、本実施形態の電気機器用スイッチ1においては、図1に示すように上下に放たれる光14が広がり和らいで見える(図1、図6参照)。拡散した光14は特にスイッチプレート2の外周面2a(より詳しくは上面と底面)を全体的に照らすように作用する。また、横に広がりながら上方に伸びる光14は、外周面2aのうち上面をライトアップするように照らす(図6参照)。またこれらの光14はスイッチプレート2の正面部分も照らす。なお、本実施形態においてはスイッチプレート2の内周面2bに微細な凹凸を形成しているが、この凹凸はスイッチプレート2の面に形成されるものには限られない。例えば、微細な凹凸を表面に有する別部材を光源3とスイッチプレート2との間に介在させこの別部材によって入射光を拡散させることもでき、要は、入射光に適度な広がりを持たせることができるものであれば拡散部5として機能することができる。
さらに本実施形態においては、スイッチプレート2の外周面2aにも微細な凹凸6が形成されている。なお、本実施形態における凹凸6は外周面2aのすべてに形成されているものであるが、図2および図3においては外周面2aの一部にのみ図示している。この外周面2aにおける凹凸6はスイッチプレート2に入射した光14の一部を乱反射させるもので、光14を全面的に行き渡らせるようにしてスイッチプレート2を全体的に光らせることによって間接照明の効果を向上させている。以上のような微細な凹凸6は、例えばブラスト加工を施すなど面の肌を粗く処理することによって形成することができる。なお、本実施形態では外周面2aのみに凹凸6を形成しており、面取りして形成された傾斜面2cにはこの凹凸6を形成していない。したがって、本実施形態における当該傾斜面2cはスイッチプレート2の内部が透けて見えるほど透明な面となっている。ただしこれは一例に過ぎず、この傾斜面2cにも微細な凹凸を付して光14の一部をこの面でも乱反射させるようにして構わない。
また、スイッチプレート2の背面(すなわち壁面に取り付けられる側の面)には背景を設けることができる。例えば本実施形態では、スイッチプレート2の裏面に銀色の背景シート12を貼付し、正面から見たスイッチプレート2の背景が美麗かつ銀一色となるようにしている。このような光沢を有する背景とした場合、スイッチプレート2の内部で拡散し乱反射する光14をさらに反射し、スイッチプレート2が全体的にぼんやりと光っているように見えるという視覚的効果を奏することができる利点がある。この背景シート12はスイッチプレート2の背面へ印刷(裏印刷)によって形成されるものでもよいし、別途シールやフィルムを貼付することによって形成されるものでもよい。
この電気機器用スイッチ1に例えばメーカ名やホテル名称といったロゴを記入する場合には、例えば当該ロゴを印刷しておいた背景シート12を貼り付けるなど、スイッチプレート2の背面側に配置されることが好ましい(図中では、このロゴを矩形枠にて符号13で示している)。このようにスイッチプレート2の背面側に背景シート12やロゴ13を印刷等する構造とした場合、外部から傷付きにくいため劣化防止という面でも効果的である。また、全体的に光るスイッチプレート2の内部に装飾的なロゴ13を配置しておくといった印象的な製品を構成することで顧客の要望に応じたオリジナル化を図り、他商品とのさらなる差別化を図っていくことが可能となる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば上述した実施形態においてはスイッチプレート2の材質として透光体(透明アクリル板)を用いたが半透光体でももちろん構わない。ここでいう半透光体は透光体ほどではないが光を透過させる材質のことで、例えば乳白色など着色されているものが含まれる。
また、本実施形態では操作スイッチ部4として指で押圧するボタン型のスイッチを例示したがこれも一例に過ぎず、例えば防水構造のシーソー型スイッチなど他の構造である場合にもこの電気機器用スイッチ1として適用可能である。
さらに本実施形態ではスイッチプレート2の内周面2bの一部に微細な凹凸を直接形成することによって拡散部分を構成する例を示したがこれも一例に過ぎない。例えば、光源3とスイッチプレート2との間にこれらとは別部材のグレーティング材を介在させるように拡散部5を構成してもよい。あるいは、入射光を適度に拡散させるという観点からすれば適度な曲率を有する凹レンズを適用することも可能である。
また、本実施形態ではスイッチプレート2の背面に背景シート12を貼付して銀色の光沢を有する背景を設けたがこれも好適な一例であって、スイッチとしての用途やロケーション、意図する装飾的効果などに応じて適宜背景を変えることができる。一例として、暗い中でのぼんやり光るというイルミネーション効果を強調したいような場合であれば、スイッチプレート2の背面に夜光塗料を塗布することも好ましい。こうした場合には本実施形態の場合とはまた異なる装飾効果、間接照明効果が期待できるだけでなく、暗室において電気機器用スイッチ1の位置を示すといういわゆるホタルスイッチとしての機能も発揮することができる。
さらに、本実施形態では光源3にLEDによる白色光のみを採用していたが複数の発光色としてもよい。例えば、各操作スイッチ部4ごとに発光色を変えることもできる。複数の発光色を採用した場合には色によって操作スイッチ部4の種別を表示することができるし、また、赤色LEDと緑色のLEDとを用い両色を重ね合わせてアンバー(橙色)とするといったように各色の光を混ぜてカクテルライトのような装飾効果を奏することもできる。さらには、単色の光源3のみならず、フルカラーLEDを採用するなどして光色を何通りにも変化させることもできる。この場合には簡単なプログラムが内蔵された処理装置を併設し、色が自動的に変わるような仕組みとすればさらなるイルミネーション効果を発揮することが期待できる。さらには、光源3を点滅させたり一定周期で明るさを緩やかに変化させたりといった変化を加えることもできる。
また本実施形態では、すべての光源3を、対応する操作スイッチ部4を操作して電気機器をオンにすると点灯し、オフにすると消灯するというようにスイッチ操作に連動して点灯あるいは消灯するものとしたがこれも好適な実施形態の一例に過ぎない。これ以外の形態、例えば、操作スイッチ部4ひとつあたり3個配置された光源3のうち、操作スイッチ部4のシンボルマーク7を照明する光源以外の上下の光源3は常に点灯させておき、シンボルマーク7の照明用の光源3(すなわちシンボルマーク7の真裏に配置された光源3)のみをスイッチ操作に連動して点灯あるいは消灯させるようにすることもできる。こうした場合、スッチプレート2を常時イルミネーションのように光らせて間接照明器具として機能させておくとともに、シンボルマーク7が光っているかどうかによって対応する電気機器(バスタブ内のバブル発生装置など)のオンオフ状態を視認することができる。
また、本実施形態では3つの操作スイッチ部4のうちの一つをバスタブ内の照明(浴槽内の水中照明)のスイッチとして機能させたが、単に水中照明を点灯あるいは消灯させるのみならず、室内照明と連動させるようにすることもできる。例えば、バスタブ内の水中照明を点灯すると同時に室内照明が消えるように連動させれば、スイッチひとつで浴室内の雰囲気を一変させることが可能となる。この場合、ぼんやりと浮かび上がって見える電気機器用スイッチ1がさらにイルミネーション効果を発揮し、間接照明器具として機能する。また、このように連動するスイッチとした場合には入浴中に室内全部が真っ暗となることがないから、例えば何か物を取ろうとしたときに誤って身体の一部をぶつけてしまうといった危険性もない。
また、本実施形態で説明した電気機器用スイッチ1はスイッチプレート2の全体がぼんやりと浮かび上がって見えるというイルミネーション効果の高い間接照明として機能するスイッチ装置であったが、このように電気機器用スイッチ1として用いるばかりでなく、例えばスイッチ部4を省いたり別個に設けたりすることによって薄く透明性の高いプレート型の間接照明装置として機能させることもできる。すなわち、スイッチ部4以外は本実施形態で説明したものと同様の構造をもつ装置を、浴室内はもとより室内、玄関などの間接照明装置として設置するという用い方ができる。この場合、光源3を点灯ないし消灯させるためのスイッチはこのプレート上あるいはその他の箇所に別途設置すればよい。また、本実施形態ではスイッチ部4を表示するために簡潔に図案化したシンボルマーク7をスイッチの前面に設けていたが、この部分を他の装飾的なデザインとすることによっていわゆるオブジェ的な照明装置とすることができる。
本発明にかかる電気機器用スイッチの一実施形態を示す正面図である。 図1に示した電気機器用スイッチの右側面図である。 図1に示した電気機器用スイッチの底面図である。 図1に示した電気機器用スイッチのIV-IV線における断面図である。 図1に示した電気機器用スイッチのV-V線における断面図である。 発光した状態における電気機器用スイッチを示す正面からの撮影画像である。 発光した状態における電気機器用スイッチを示す正面斜め下からの撮影画像である。
符号の説明
1 電気機器用スイッチ
2 スイッチプレート
2a スイッチプレートの外周面
2b スイッチプレートの内周面
3 光源
4 ボタン型スイッチ(操作スイッチ部)
5 拡散部
6 凹凸
7 シンボルマーク
9 収容部
10 シート材

Claims (7)

  1. 部屋や浴室の壁面等に設けられる電気機器用スイッチにおいて、透光体または半透光体からなり当該電気機器用スイッチを収容可能な外枠を構成するスイッチプレートと、該スイッチプレートの外周側に向け当該スイッチプレートの内周面に光を照射する光源と、前記スイッチプレートの枠内収容部に設置され前記電気機器のオンオフを切り換える操作スイッチ部と、該操作スイッチ部および前記光源を覆うシート材とを備えることを特徴とする電気機器用スイッチ。
  2. 前記スイッチプレートの内周面であって少なくとも前記光が入射する部分に当該入射光を拡散させる拡散部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器用スイッチ。
  3. 前記スイッチプレートに入射した光の一部を乱反射させる微細な凹凸が当該スイッチプレートの外周面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器用スイッチ。
  4. 前記シート材に表記されて前記操作スイッチ部を表示するシンボルマークの少なくとも一部が光透過性となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかひとつに記載の電気機器用スイッチ。
  5. 前記光源は前記電気機器のオンオフに連動して点灯しあるいは消灯するものであることを特徴とする請求項4に記載の電気機器用スイッチ。
  6. 前記光源として複数色発光する発光ダイオードが用いられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかひとつに記載の電気機器用スイッチ。
  7. 前記スイッチプレートの背面に夜光塗料が塗布されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかひとつに記載の電気機器用スイッチ。
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