JP5651535B2 - 取付構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの状態を検出する機能を有する機能部品をタイヤの内面に取り付ける取付構造体に関する。
従来、1対のビードコアと、1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層と、カーカス層に隣接して配置されるベルト層と、ビードコア、カーカス層及びベルト層を被覆するゴム層とを備えるタイヤが知られている。
タイヤは、ビードコアを有するビード部と、接地面を構成するトレッド部と、タイヤの側面を形成するサイドウォール部と、サイドウォール部とトレッド部との間に跨って設けられるショルダー部とを備える。
また、タイヤの内面を構成するゴム層(インナーライナー)に取り付けられる機能部品が知られている。機能部品は、例えば、タイヤの内部の温度や圧力などを計測するセンサモジュールである。一般的には、機能部品は、ゴムパッチなどによってインナーライナーに取り付けられる(例えば、特許文献1)。
特開2007-055347号公報
近年では、タイヤと路面との間の摩擦によって生じる高周波振動を検出するセンサを機能部品としてタイヤの内面に取り付ける要望が存在する。しかしながら、上述した技術では、ゴムパッチの張力によって機能部品をタイヤの内面に取り付けているため、タイヤの振動によって機能部品が動いてしまい、高周波振動を検出することが難しい。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、高周波振動などを検出できるように機能部品をタイヤの内面に取り付けることを可能とする取付構造体を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る取付構造体は、タイヤの状態を検出する機能を有する機能部品を前記タイヤの内面に取り付ける構造体である。取付構造体は、弾性部材によって構成されており、前記タイヤの内面に接着される台座下面と、前記台座下面の反対側に設けられる台座上面とを有する台座と、所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記台座上面に配置される枠体下面及び前記枠体下面の反対側に設けられる枠体上面を有する底板を有する枠体と、所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記機能部品が載置される基体と、所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記枠体に挿入される挿入片とによって構成される。前記枠体上面は、第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とによって定義される。前記枠体は、前記枠体上面において、前記第1方向に沿って延びており、前記枠体上面に対する垂直方向に立設する1対の第1方向側壁と、前記第2方向に沿って延びており、前記枠体上面に対する垂直方向に立設する1対の第2方向壁体とを有する。前記1対の第1方向側壁は、前記枠体上面に対する垂直方向の先端として、他の第1方向側壁側に向けて曲がる側壁係止片を有する。前記基体は、前記1対の第1方向側壁の間に嵌合し、前記1対の第2方向壁体の間に嵌合するように、前記枠体上面に配置される。前記挿入片は、前記基体と前記側壁係止片との間に嵌合するように、前記第1方向に沿って挿入される。
第1の特徴において、前記挿入片は、前記第1方向に沿って延びる1対のアーム部と前記1対のアーム部の根本を連結する連結部とによって構成されるU字形状を有する。前記第1方向において、前記1対のアーム部の長さは、前記1対の第1方向側壁の長さと略等しい。前記1対のアーム部は、前記1対のアーム部の先端として、前記挿入片の外側に折り返される先端折返し片を有する。
第1の特徴において、前記垂直方向において、前記枠体上面から前記側壁係止片までの高さは、前記基体の高さ及び前記1対のアーム部の高さの合計と等しい。
第1の特徴において、前記連結部は、前記1対のアーム部の根本から前記挿入片の外側に張り出す張り出し部分を有する。
第1の特徴において、前記垂直方向において、前記1対の第1方向側壁の高さは、前記1対の第2方向壁体のいずれか一方の高さよりも大きい。
第1の特徴において、前記1対のアーム部において、前記第1方向に対する直交方向の厚みは、前記垂直方向における高さよりも小さい。
第1の特徴において、前記機能部品と前記基体との間に首部が設けられる。前記第1方向に対する直交方向において、前記首部のサイズは、前記機能部品及び前記基体のサイズよりも小さい。前記側壁係止片は、首部の位置で曲がっており、前記機能部品と前記基体との間に嵌合するように配置される。
本発明によれば、高周波振動などを検出できるように機能部品をタイヤの内面に取り付けることを可能とする取付構造体を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るタイヤ100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るタイヤ100を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る取付構造体200を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る枠体220を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る枠体220を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る枠体220を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る挿入片250を示す図である。 図8は、第1実施形態に係る挿入片250を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る取付構造体200の組み付けを説明するための図である。 図10は、第1実施形態に係る取付構造体200の組み付けを説明するための図である。 図11は、第1実施形態に係る取付構造体200の組み付けを説明するための図である。 図12は、変更例1に係る機能部品240の首振り運動を説明するための図である。 図13は、変更例1に係る取付構造体200を示す図である。 図14は、変更例1に係る枠体220を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係る取付構造体について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る取付構造体は、タイヤの状態を検出する機能を有する機能部品を前記タイヤの内面に取り付ける構造体である。取付構造体は、弾性部材によって構成されており、前記タイヤの内面に接着される台座下面と、前記台座下面の反対側に設けられる台座上面とを有する台座と、所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記台座上面に配置される枠体下面及び前記枠体下面の反対側に設けられる枠体上面を有する底板を有する枠体と、所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記機能部品が載置される基体と、所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記枠体に挿入される挿入片とによって構成される。前記枠体上面は、第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とによって定義される。前記枠体は、前記枠体上面において、前記第1方向に沿って延びており、前記枠体上面に対する垂直方向に立設する1対の第1方向側壁と、前記第2方向に沿って延びており、前記枠体上面に対する垂直方向に立設する1対の第2方向壁体とを有する。前記1対の第1方向側壁は、前記枠体上面に対する垂直方向の先端として、他の第1方向側壁側に向けて曲がる側壁係止片を有する。前記基体は、前記1対の第1方向側壁の間に嵌合し、前記1対の第2方向壁体の間に嵌合するように、前記枠体上面に配置される。前記挿入片は、前記基体と前記側壁係止片との間に嵌合するように、前記第1方向に沿って挿入される。
実施形態では、基体は、1対の第1方向側壁の間に嵌合し、1対の第2方向壁体の間に嵌合するように、枠体上面に配置される。挿入片は、基体と側壁係止片との間に嵌合するように、第1方向に沿って挿入される。すなわち、枠体及び挿入片によって、第1方向、第2方向及び垂直方向の基体の動きが規制されるため、基体に載置される機能部品がタイヤの振動によって動かない。従って、高周波振動などを検出できるように機能部品をタイヤの内面に取り付けることができる。
[第1実施形態]
(タイヤの構成)
以下において、第1実施形態に係るタイヤの構成について説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係るタイヤ100を示す図である。
第1に、タイヤ100は、図1に示すように、ビード部10と、サイドウォール部20と、ショルダー部30と、トレッド部40とを有する。
ビード部10は、タイヤ100を構成する部位のうち、タイヤ径方向において、最も内側に設けられる。ビード部10は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。ビード部10は、タイヤ100をリムに固定するための部位である。なお、ビード部10は、ゴムによって被覆されている。
サイドウォール部20は、タイヤ100を構成する部位のうち、タイヤ径方向において、ビード部10よりも外側に設けられる。サイドウォール部20は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。サイドウォール部20は、タイヤ100の側面を構成する。なお、サイドウォール部20は、ゴムによって被覆されている。
ショルダー部30は、タイヤ100を構成する部位のうち、サイドウォール部20とトレッド部40との間に跨って設けられる。ショルダー部30は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。なお、ショルダー部30は、ゴムによって被覆されている。
トレッド部40は、タイヤ100を構成する部位のうち、路面に接地する接地面を構成する部位である。トレッド部40は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。トレッド部40の接地面には、例えば、タイヤ周方向に沿って延びる溝(周方向溝)やタイヤ幅方向に沿って延びる(幅方向溝)などによって形成されるトレッドパターンが設けられている。
第2に、タイヤ100は、図1及び図2に示すように、ビードコア110と、カーカス層120と、ベルト層130とを有する。
ビードコア110は、ビードコア110A及びビードコア110Bを有しており、ビード部10を構成する。ビードコア110は、リング状形状を有しており、ビードワイヤー(不図示)によって構成される。
カーカス層120は、ビードコア110Aとビードコア110Bとの間に跨るトロイダル形状を有する。カーカス層120は、例えば、タイヤ径方向(或いは、タイヤ幅方向)に沿って延びる複数のカーカスコード(不図示)によって構成される。カーカス層120は、ビードコア110でタイヤ幅方向の外側に向けて折り返されている。
ベルト層130は、ベルト層130A及びベルト層130Bを有しており、トレッド部40を構成する。ベルト層130は、カーカス層120に対して、タイヤ径方向の外側に配置される。ベルト層130は、ベルトコードがゴムで被覆された構成を有する。ベルト層130Aに設けられるベルトコードは、ベルト層130Bに設けられるベルトコードと交錯していてもよい。
(取付構造体の構成)
以下において、第1実施形態に係る取付構造体の構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る取付構造体200を示す図である。ここで、取付構造体200は、タイヤ100の内面に接着されることに留意すべきである。詳細には、取付構造体200は、タイヤ周方向に沿って延びるタイヤ100の内面、すなわち、トレッド部40を構成するタイヤ100の内面に接着される。
図3に示すように、取付構造体200は、台座210と、枠体220と、基体230と、機能部品240と、挿入片250とを有する。
台座210は、弾性部材(エラストマー)によって構成される。例えば、台座210は、天然ゴムや合成ゴムによって構成される。台座210は、タイヤ100の内面に接着される台座下面と、台座下面の反対側に設けられる台座上面とを有する。例えば、台座210は、加硫接着によってタイヤ100の内面に接着される。台座210の台座上面には、枠体220及び基体230を介して機能部品240が設けられる。
枠体220は、所定の剛性を有する部材によって構成される。枠体220は、台座210の台座上面に配置される。例えば、枠体220の表面には、真鍮メッキが施されており、台座210は、コバルトを含んでおり、枠体220は、加硫接着によって台座210に接着される。
第1実施形態では、枠体220は、基体230を収容する箱形形状を有する。なお、枠体220の詳細については後述する(図4〜図6を参照)。
基体230は、所定の剛性を有する部材によって構成される。基体230には、機能部品240が載置される。第1実施形態では、基体230は、略直方体形状を有しており、枠体220に収容される。
機能部品240は、タイヤ100の状態を検出する機能を有する。機能部品240は、例えば、タイヤ100の内圧を検出する圧力センサ、タイヤ100の内部温度を検出する温度センサ、タイヤ100の回転速度を検出する加速度センサなどである。
挿入片250は、所定の剛性を有する部材によって構成される。挿入片250は、枠体220に挿入され、枠体220に収容される基体230の動きを規制する。第1実施形態では、挿入片250は、U字形状を有しており、タイヤ100の内面に対する垂直方向において基体230の動きを規制する。なお、挿入片250の詳細については後述する(図7及び図8を参照)。
(枠体の構成)
以下において、第1実施形態に係る枠体の構成について説明する。図4は、第1実施形態に係る枠体220を示す図である。
図4に示すように、枠体220は、底板221と、1対の第1壁体222(第1壁体222A及び第1壁体222B)と、1対の側壁係止片223(側壁係止片223A及び側壁係止片223B)と、第2壁体224と、第2壁体225とを有する。
底板221は、台座上面に配置される枠体下面及び枠体下面の反対側に設けられる枠体上面を有する。枠体上面は、第1方向と、第1方向に交差する第2方向とによって定義される。底板221の枠体上面上には、基体230が載置される。なお、第1実施形態では、底板221は、板状形状を有しており、矩形形状の枠体上面を有する。
第1壁体222A及び第1壁体222Bは、底板221に設けられる。第1壁体222A及び第1壁体222Bは、底板221に対する垂直方向に立設する形状を有する。第1壁体222A及び第1壁体222Bは、第1方向に沿って延びる。第1壁体222A及び第1壁体222Bは、第1方向に交差する第2方向において間隔を空けて設けられる。
第1実施形態において、第1壁体222Aは、底板221に対する垂直方向の先端として、第2方向において第1壁体222B側に向けて曲がる側壁係止片223Aを構成する。側壁係止片223Aは、第1方向に沿って延びる。同様に、第1壁体222Bは、底板221に対する垂直方向の先端として、第2方向において第1壁体222A側に向けて曲がる側壁係止片223Bを構成する。側壁係止片223Bは、第1方向に沿って延びる。
第2壁体224は、底板221に設けられる。第2壁体224は、底板221に対する垂直方向に立設する形状を有する。第2壁体224は、第2方向に沿って延びる。第1実施形態では、第2壁体224は、板状形状を有しており、第1方向において底板221の一端に設けられる。
第2壁体225は、底板221に設けられる。第2壁体225は、底板221に対する垂直方向に立設する形状を有する。第2壁体225は、第2方向に沿って延びる。第1実施形態では、第2壁体225は、板状形状を有しており、第1方向において底板221の他端に設けられる。
なお、第2壁体224及び第2壁体225は、第1方向において間隔を空けて設けられる。第1実施形態では、第1方向に沿って基体230を挿入するために、垂直方向において、第2壁体224及び第2壁体225のうち、少なくとも一方の高さは、第1壁体222の高さよりも小さいことが好ましい。
このように、第1実施形態では、底板221、第1壁体222、第2壁体224及び第2壁体225によって箱形形状が構成される。
第1実施形態では、第1方向がタイヤ幅方向となるように、取付構造体200がタイヤ100に接着されるケースについて例示する。以下においては、説明を明確にするために、第1方向をタイヤ幅方向と称し、第2方向をタイヤ周方向と称し、垂直方向をタイヤ径方向と称する。
(枠体の寸法)
以下において、第1実施形態に係る枠体の寸法について説明する。図5及び図6は、第1実施形態に係る枠体220を示す図である。なお、図5及び図6は、基体230が枠体220に収容された状態を示している。
図5に示すように、タイヤ径方向において、枠体220の枠体上面から側壁係止片223までの高さはH223である。タイヤ径方向において、基体230の高さはH230である。高さH223と高さH230との差分は、Dである。タイヤ周方向において、基体230の長さは、L230である。
第1実施形態において、タイヤ周方向において、1対の第1壁体222の間隔は、基体230の長さL230と等しい。従って、1対の第1壁体222によって、タイヤ周方向に対する基体230の動きが規制される。言い換えると、基体230は、1対の第1壁体222の間に嵌合するように枠体220の枠体上面に配置される。
なお、後述するように、タイヤ径方向において、差分Dは、挿入片250に設けられる1対のアーム部の高さと等しい。従って、1対のアーム部によって、タイヤ径方向に対する基体230の動きが規制される。
図6に示すように、タイヤ径方向において、第2壁体224及び第2壁体225の高さは、H225である。タイヤ幅方向において、基体230の幅は、W230である。
第1実施形態において、タイヤ幅方向において、第2壁体224及び第2壁体225の間隔は、基体230の幅W230と等しい。従って、第2壁体224及び第2壁体225によって、タイヤ幅方向に対する基体230の動きが規制される。
第1実施形態では、高さH223と高さH225との差分は、基体230の高さH230よりも大きいことが好ましい。これによって、タイヤ幅方向に沿って基体230を枠体220内に挿入することが容易である。
(挿入片の構成)
以下において、第1実施形態に係る挿入片の構成について説明する。図7及び図8は、第1実施形態に係る挿入片250を示す図である。なお、図7は、枠体220に挿入片250を取り付けた後の状態を示しており、図8は、枠体220に挿入片250を取り付ける前の状態を示している。
図7及び図8に示すように、挿入片250は、1対のアーム部251(アーム部251A及びアーム部251B)と、1対の先端折返し片252(先端折返し片252A及び先端折返し片252B)と、連結部253と、1対の張り出し部分254(張り出し部分254A及び張り出し部分254B)とを有する。
アーム部251A及びアーム部251Bは、タイヤ幅方向に沿って延びる。また、アーム部251A及びアーム部251Bは、タイヤ周方向において可撓性を有する。例えば、アーム部251A及びアーム部251Bは、タイヤ周方向の厚みがタイヤ径方向の厚みよりも小さい平板形状を有する。
アーム部251Aの先端は、タイヤ周方向において挿入片250の外側に曲がる先端折返し片252Aを構成する。同様に、アーム部251Bの先端は、タイヤ周方向において挿入片250の外側に曲がる先端折返し片252Bを構成する。
アーム部251の本体と先端折返し片252とによって形成される角度θは、鋭角であることが好ましい。すなわち、角度θが鋭角となるようにアーム部251の先端(先端折返し片252)が折り返される。
先端折返し片252は、枠体220に挿入片250を取り付けた後において、第1壁体222に引っ掛かるように構成される。すなわち、先端折返し片252は、タイヤ幅方向に沿って挿入片250が抜けることを防止する機能を有する。
先端折返し片252は、枠体220に挿入片250を取り付けた後において、挿入片250がタイヤ幅方向のA側に抜けることを抑制する。
連結部253は、アーム部251A及びアーム部251Bの根本を連結する部位である。連結部253は、アーム部251Aの根本からタイヤ周方向において挿入片250の外側に曲がる張り出し部分254Aを有する。同様に、連結部253は、アーム部251Bの根本からタイヤ周方向において挿入片250の外側に曲がる張り出し部分254Bを有する。
アーム部251の本体の延長線と張り出し部分254とによって形成される角度θは、鋭角であることが好ましい。すなわち、角度θが鋭角となるように、アーム部251の根本に連続する部位(張り出し部分254)が折曲げられる。
張り出し部分254は、枠体220に挿入片250を取り付けた後において、挿入片250がタイヤ幅方向のB側に入り込むことを防止する機能を有する。一方で、枠体220から挿入片250を外す際には、タイヤ幅方向のB側に挿入片250を動かすことによって、先端折返し片252の引っ掛かりを外すことができる。
ここで、タイヤ周方向において先端折返し片252の長さはL252である。タイヤ周方向において張り出し部分254の長さはL254である。長さL252は、長さL254と等しいことが好ましい。これによって、枠体220から挿入片250が抜けにくい。
また、タイヤ幅方向において、アーム部251の長さは、W251である。アーム部251の長さW251は、タイヤ幅方向における第1壁体222の長さと等しいことが好ましい。これによって、枠体220から挿入片250が抜けにくい。
なお、図8に示すように、枠体220に挿入片250を取り付ける前において、アーム部251の先端の間隔Gtipは、アーム部251の根本の間隔Grootよりも大きいことが好ましい。アーム部251が有する可撓性によって、枠体220から挿入片250が抜けにくい。
(取付構造体の組み付け)
以下において、第1実施形態に係る取付構造体の組み付けについて説明する。図9〜図11は、第1実施形態に係る取付構造体200の組み付けを説明するための図である。
図9に示すように、機能部品240が載置された基体230を台座210の台座上面に取り付けられた枠体220に配置する。続いて、タイヤ幅方向に沿って挿入片250を挿入する。詳細には、挿入片250は、第1壁体222と機能部品240との間においてアーム部251がタイヤ幅方向に沿って挿入されるように配置される。これによって、図10に示すように、取付構造体200の組み付けが完了する。
なお、図11に示すように、タイヤ径方向において、枠体220の枠体上面から側壁係止片223までの高さH223は、基体230の高さH230及びアーム部251の高さH251の合計と等しいことが好ましい。すなわち、アーム部251の高さH251は、高さH223と高さH230との差分Dと等しい。
(作用及び効果)
第1実施形態では、基体230は、1対の第1方向側壁(第1壁体222A及び第1壁体222B)の間に嵌合し、1対の第2方向壁体(第2壁体224及び第2壁体225)の間に嵌合するように、枠体220の枠体上面に配置される。挿入片250は、基体230と側壁係止片223との間に嵌合するように、タイヤ幅方向に沿って挿入される。すなわち、枠体220及び挿入片250によって、タイヤ幅方向、タイヤ周方向及びタイヤ径方向の基体230の動きが規制されるため、基体230に載置される機能部品240がタイヤ100の振動によって動かない。従って、高周波振動などを検出できるように機能部品240をタイヤ100の内面に取り付けることができる。
具体的には、枠体220の枠体上面から側壁係止片223までの高さH223は、基体230の高さH230及びアーム部251の高さH251の合計と等しい。従って、挿入片250は、枠体220の枠体上面と側壁係止片223との間で、タイヤ径方向において基体230の動きを規制する。
第1実施形態では、挿入片250は、先端折返し片252及び張り出し部分254を有する。従って、挿入片250が枠体220から外れることを抑制することができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する差異について主として説明する。
変更例1では、機能部品と基体との間に首部が設けられる。タイヤ周方向において、首部のサイズは、機能部品及び基体のサイズよりも小さい。
(首振り運動)
以下において、変更例1に係る機能部品の首振り運動について説明する。図12は、変更例1に係る機能部品240の首振り運動を説明するための図である。なお、図12では、簡略化のために、枠体220、基体230及び挿入片250が省略されている。
図12に示すように、タイヤ100の内面に取付構造体200が接着された状態において、タイヤ100が路面に接地した際に、タイヤ100の回転に伴って生じる向心力が取付構造体200の部位によって異なる。
具体的には、タイヤ周方向(回転方向)において、取付構造体200の前部分に相当するタイヤ100が路面に接地しており、取付構造体200の後部分に相当するタイヤ100が路面に接地していないケースについて考える。このようなケースにおいて、取付構造体200の前部分において向心力は、取付構造体200の後部分の向心力に比べて小さい。従って、タイヤ周方向(回転方向)において、取付構造体200に対して前側に倒れ込む応力が加わる。
同様に、タイヤ周方向(回転方向)において、取付構造体200の前部分に相当するタイヤ100が路面に接地しておらず、取付構造体200の後部分に相当するタイヤ100が路面に接地しているケースについて考える。このようなケースにおいて、取付構造体200の後部分において向心力は、取付構造体200の前部分の向心力に比べて小さい。従って、タイヤ周方向(回転方向)において、取付構造体200に対して後側に倒れ込む応力が加わる。
タイヤ100の回転に伴って、前側に倒れ込む応力や後側に倒れ込む応力が取付構造体200に対して繰り返し加わると、取付構造体200が前後に首を振るような挙動が生じる。
このような挙動に対して十分な剛性を保つために、変更例1に係る取付構造体200は、以下に示す構成を有する。
(取付構造体の構成)
以下において、変更例1に係る取付構造体の構成について説明する。図13は、第1実施形態に係る取付構造体200を示す図である。
図13に示すように、取付構造体200は、図3に示す構成に加えて、首部260を有する。
タイヤ周方向において、首部260のサイズは、基体230及び機能部品240のサイズよりも小さい。なお、首部260は、基体230の一部と考えてもよく、機能部品240の一部と考えてもよい。
上述した1対のアーム部251は、図14に示すように、タイヤ幅方向において、首部260の外側に挿入される。
図14に示すように、タイヤ径方向において、首部260の高さがH260である。タイヤ径方向において、側壁係止片223の厚みがT223である。タイヤ径方向において、アーム部251の高さがH251である。
ここで、側壁係止片223は、首部260の位置で曲がっており、基体230と機能部品240との間に配置される。首部260の高さH260は、アーム部251の高さH251及び側壁係止片223の厚みT223の合計と等しいことが好ましい。これによって、機能部品240が側壁係止片223を押さえる機能を果たすため、上述した首振り運動に対して十分な剛性を保つことができる。言い換えると、側壁係止片223がタイヤ径方向に持ち上がってタイヤ周方向の外側に拡がってしまうことが抑制される。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、第1方向がタイヤ幅方向となるように、取付構造体200がタイヤ100に接着されるケースについて例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。第2方向がタイヤ周方向となるように、取付構造体200がタイヤ100に接着されてもよい。このようなケースでは、第1方向がタイヤ周方向であり、第2方向がタイヤ幅方向である。
実施形態では、寸法の表現として、「等しい」という用語を用いたが、寸法誤差を許容することが可能であることは勿論である。
実施形態で用いる「所定の剛性」は、台座を構成する部材(弾性部材)の剛性よりも少なくとも大きいことに留意すべきである。
実施形態では、枠体220の枠体上面の形状は、矩形形状である。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。具体的には、枠体220の枠体上面の形状は、三角形状や他の形状であってもよい。
10…ビード部、20…サイドウォール部、30…ショルダー部、40…トレッド部、100…タイヤ、110…ビードコア、120…カーカス層、130…ベルト層、200…取付構造体、210…台座、220…枠体、221…底板、222…第1壁体、223…側壁係止片、224…第2壁体、225…第2壁体、230…基体、240…機能部品、250…挿入片、251…アーム部、252…先端折返し片、253…連結部、254…張り出し部分、260…首部

Claims (7)

  1. タイヤの状態を検出する機能を有する機能部品を前記タイヤの内面に取り付ける取付構造体であって、
    弾性部材によって構成されており、前記タイヤの内面に接着される台座下面と、前記台座下面の反対側に設けられる台座上面とを有する台座と、
    所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記台座上面に配置される枠体下面及び前記枠体下面の反対側に設けられる枠体上面を有する底板を有する枠体と、
    所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記機能部品が載置される基体と、
    所定の剛性を有する部材によって構成されており、前記枠体に挿入される挿入片とによって構成されており、
    前記枠体上面は、第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とによって定義されており、
    前記枠体は、前記枠体上面において、前記第1方向に沿って延びており、前記枠体上面に対する垂直方向に立設する1対の第1方向側壁と、前記第2方向に沿って延びており、前記枠体上面に対する垂直方向に立設する1対の第2方向壁体とを有しており、
    前記1対の第1方向側壁は、前記枠体上面に対する垂直方向の先端として、他の第1方向側壁側に向けて曲がる側壁係止片を有しており、
    前記基体は、前記1対の第1方向側壁の間に嵌合し、前記1対の第2方向壁体の間に嵌合するように、前記枠体上面に配置されており、
    前記挿入片は、前記基体と前記側壁係止片との間に嵌合するように、前記第1方向に沿って挿入されることを特徴とする取付構造体。
  2. 前記挿入片は、前記第1方向に沿って延びる1対のアーム部と前記1対のアーム部の根本を連結する連結部とによって構成されるU字形状を有しており、
    前記第1方向において、前記1対のアーム部の長さは、前記1対の第1方向側壁の長さと略等しく、
    前記1対のアーム部は、前記1対のアーム部の先端として、前記挿入片の外側に折り返される先端折返し片を有することを特徴とする請求項1に記載の取付構造体。
  3. 前記垂直方向において、前記枠体上面から前記側壁係止片までの高さは、前記基体の高さ及び前記1対のアーム部の高さの合計と等しいことを特徴とする請求項2に記載の取付構造体。
  4. 前記連結部は、前記1対のアーム部の根本から前記挿入片の外側に張り出す張り出し部分を有することを特徴とする請求項2に記載の取付構造体。
  5. 前記垂直方向において、前記1対の第1方向側壁の高さは、前記1対の第2方向壁体のいずれか一方の高さよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の取付構造体。
  6. 前記1対のアーム部において、前記第1方向に対する直交方向の厚みは、前記垂直方向における高さよりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の取付構造体。
  7. 前記機能部品と前記基体との間に首部が設けられており、
    前記第1方向に対する直交方向において、前記首部のサイズは、前記機能部品及び前記基体のサイズよりも小さく、
    前記側壁係止片は、首部の位置で曲がっており、前記機能部品と前記基体との間に嵌合するように配置されることを特徴とする請求項2に記載の取付構造体。
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