JP2006240495A - センサ取付用パッチ、及び、このセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤ - Google Patents

センサ取付用パッチ、及び、このセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】 空気入りタイヤの回転に伴って様々な方向にセンサが動いた場合であっても、亀裂の延びを抑制可能なセンサ取付用パッチ、及び、このセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 空気入りタイヤ10の内部にセンサモジュール50を取り付けるためのセンサ取付用パッチ40が、インナライナー14に配置される基部41と、所定の繊維を含む不織布によって構成される補強層41aを有し、基部41と一体として形成される被覆部42とを備え、被覆部42は、センサモジュール50の少なくとも一部を被覆するとともに、基部41と被覆部42との間にセンサモジュール50を配置し、補強層42aは、少なくとも基部41と被覆部42との境界部分に配置されることを要旨とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気入りタイヤの内部にセンサモジュールを取り付けるためのセンサ取付用パッチ、及び、このセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤの内部の空気圧(以下、内圧)や温度(以下、内部温度)を測定するセンサ(センサモジュール)を空気入りタイヤに取り付けるためのセンサ取付用パッチが知られている。このセンサ取付用パッチは、空気入りタイヤの内側の面であるタイヤ内側面に配置され、空気入りタイヤの内部にセンサモジュールを保持する。
具体的には、センサ取付用パッチは、タイヤ内側面に配置される基部と、空気入りタイヤ内側からセンサの少なくとも一部を被覆する被覆部とを有する。また、被覆部は、空気入りタイヤの周方向及び幅方向に沿って延びるコードを有するゴムによって構成される。
このように、センサ取付用パッチでは、空気入りタイヤの回転によってセンサモジュールが動いて、空気入りタイヤの周方向及び幅方向に被覆部が引っ張られる場合であっても、被覆部に亀裂が入る可能性を軽減している(例えば、特許文献1)。
特表2002-502765号公報(〔請求項6〕、〔0024〕段落、図6及び図7)
しかしながら、センサモジュールは、空気入りタイヤの回転や空気入りタイヤの変形によって、空気入りタイヤの周方向や幅方向だけではなく、様々な方向に動く場合がある。
上述したセンサ取付用パッチでは、空気入りタイヤの周方向や幅方向以外の方向にセンサが動く場合には、センサ取付用パッチに生じる亀裂が延びてしまう場合があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、空気入りタイヤの回転に伴って様々な方向にセンサが動いた場合であっても、亀裂の延びを抑制可能なセンサ取付用パッチ、及び、このセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、空気入りタイヤの内部にセンサモジュールを取り付けるためのセンサ取付用パッチが、空気入りタイヤの内側の面に配置される基部と、所定の繊維を含む不織布によって構成される補強層を有し、基部と一体として形成される被覆部とを備え、被覆部は、センサモジュールの少なくとも一部を被覆するとともに、基部と被覆部との間にセンサモジュールを配置し、補強層は、少なくとも基部と被覆部との境界部分に配置されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、被覆部が、所定の繊維を含む不織布によって構成される補強層を有することにより、センサ取付用パッチは、空気入りタイヤの回転に伴って様々な方向にセンサモジュールが動いた場合であっても、被覆部に生じる亀裂の延びを抑制することができる。
本発明の第1の特徴において、被覆部は、シート状の形状を有する第1被覆部層及び第2被覆部層をさらに有し、補強層は、第1被覆部層及び第2被覆部層と略等しい形状を有し、第1被覆部層及び第2被覆部層によって挟まれることが好ましい。
本発明の第1の特徴において、所定の繊維は、ポリエチレンテレフタレート、アラミド繊維、ポリエステル、又は、ナイロンであることが好ましい。
本発明の第1の特徴において、不織布の単位面積における所定の繊維の質量は、30g/m以上であることが好ましい。
本発明の第1の特徴において、不織布に含まれる繊維の単位面積当りの質量は、40g/m以上100g/m以下であることが好ましい。
本発明の第2の特徴は、空気入りタイヤの内部にセンサモジュールを取り付けるためのセンサ取付用パッチが、空気入りタイヤの内側の面であるタイヤ内側面に接合される接合部と、接合部と一体として形成され、センサモジュールが取付けられる取付部と、接合部と取付部との境界部分を補強し、所定の繊維を含む不織布によって構成される補強部材とを備え、取付部は、タイヤ内側面と取付部との間にセンサモジュールを配置することを要旨とする。
かかる特徴によれば、所定の繊維を含む不織布によって構成される補強部材が、接合部と取付部との境目部分を補強することにより、センサ取付用パッチは、空気入りタイヤの回転に伴って様々な方向にセンサモジュールが動いた場合であっても、接合部と取付部との境目部分に生じる亀裂の延びを抑制することができる。
本発明の第2の特徴において、補強部材は、シート状の形状を有する補強層であることが好ましい。
本発明の第2の特徴において、接合部及び取付部は、シート状の形状を有する第1被覆部層及び第2被覆部層を有し、補強部材は、第1被覆部層及び第2被覆部層によって挟まれることが好ましい。
本発明の第2の特徴において、接合部は、シート状の形状を有する基部を介してタイヤ内側面に接合され、取付部は、基部と取付部との間にセンサモジュールを配置することが好ましい。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴又は本発明の第2の特徴を有するセンサ取付用パッチを空気入りタイヤが備えることを特徴とする。
本発明によれば、空気入りタイヤの回転に伴って様々な方向にセンサが動いた場合であっても、亀裂の延びを抑制可能なセンサ取付用パッチ、及び、このセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤを提供することができる。
(本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの構成)
以下において、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの構成について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10を示す断面図である。図1に示すように、空気入りタイヤ10は、路面に接地するトレッド11と、トレッド11を補強する複数のベルト(ベルト12a及びベルト12b)と、空気入りタイヤ10の骨格を形成するカーカス13と、空気入りタイヤ10の気密性を高めるインナライナー14とを有する。また、空気入りタイヤ10は、車両に装着される際には、リム20に取り付けられる。
なお、以下においては、空気入りタイヤ10とリム20とによって区切られる空間を空気入りタイヤ10の内部と称する。
空気入りタイヤ10の内側の面(インナライナー14)には、空気入りタイヤ10の内部の空気圧(以下、内圧)や温度(以下、内部温度)を検出するセンサ、センサによって検出された検出値等を車両側に送信するトランスポンダ等を含むセンサユニット30が配置される。
なお、センサユニット30は、接着剤等によってインナライナー14に貼り付けられる。また、センサユニット30は、インナライナー14のどの部分に貼り付けられてもよく、例えば、クラウン部、ショルダー部及びビード部に相当する部分に貼り付けられてもよい。
(本発明の一実施形態に係るセンサユニットの構成)
以下において、上述したセンサユニット30の詳細について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るセンサユニット30を示す斜視図である。
図2に示すように、センサユニット30は、センサ取付用パッチ40と、センサモジュール50とを有する。
センサ取付用パッチ40は、インナライナー14に配置され、シート状の形状を有する基部41と、センサモジュール50の少なくとも一部を空気入りタイヤ10の内側から被覆し、シート状の形状を有する被覆部42とを有する。また、被覆部42は、被覆部42を貫通する貫通孔43を有する。なお、基部41と被覆部42とは一体として形成される。
センサモジュール50は、上述したセンサやトランスポンダを有する本体部51と、本体部51を貫通する貫通孔52と、本体部51から空気入りタイヤ10の内側に突出する突起部53とを有する。
このように、センサ取付用パッチ40は、センサモジュール50の貫通孔52にセンサ取付用パッチ40の被覆部42が挿通され、センサ取付用パッチ40の貫通孔43にセンサモジュール50の突起部53が挿通されることによって、基部41と被覆部42との間にセンサモジュール50を保持する。
以下において、上述したセンサ取付用パッチ40及びセンサモジュール50の詳細について、図面を参照しながら説明する。図3(a)は、本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチ40を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、センサ取付用パッチ40は、上述したように、基部41と被覆部42とを有する。基部41は、基部41の全体に亘って配置される補強層41aと、補強層41aを被覆するゴム層(ゴム層41b及びゴム層41c)とによって構成される。
補強層41aは、ポリエチレンテレフタレート、アラミド繊維、ポリエステル、又は、ナイロン等の繊維が接着樹脂によって結合した不織布によって構成され、各繊維は、様々な方向に配向している。
ゴム層41bは、基部41とインナライナー14との接着性を良くするために、インナライナー14と同様の弾性部材によって構成されることが好ましい。
被覆部42は、被覆部42の全体に亘って配置される補強層42aと、補強層42aを被覆するゴム層(ゴム層42b及びゴム層42c)とによって構成される。
補強層42aは、補強層41aと同様に、ポリエチレンテレフタレート、アラミド繊維、ポリエステル、又は、ナイロン等の繊維が接着樹脂によって結合した不織布によって構成され、各繊維は、様々な方向に配向している。また、補強層42aは、被覆部42(ゴム層41b及びゴム層41c)と略等しい面積を有している。
なお、本実施形態において、補強層41a及び補強層42aは、基部41及び被覆部42の全体に亘って配置されるが、これに限定されるものではなく、少なくとも基部41と被覆部42との境界部分(特に、A部分)に配置されていればよい。
なお、以下において、基部41と被覆部42との境界部分とは、基部41と被覆部42との境界からの距離が所定の範囲内(例えば、3mm以内)である部分である。
ここで、補強層41a及び補強層42aを構成する不織布において、不織布の単位面積における繊維の重量は、30g/m以上であることが好ましい。また、不織布の単位面積における繊維の重量は、40g/m以上100g/m以下であることがさらに好ましい。
なお、本実施形態において、補強層41a及び補強層42aを構成する不織布は、繊維が様々な方向に配向しているものであれば、機械的な圧力によって繊維が絡み合わされたものであっても、水流による圧力によって繊維が絡み合わされたものであってもよい。
図3(b)は、本発明の一実施形態に係るセンサモジュール50を示す斜視図である。図3(b)に示すように、センサモジュール50は、上述したセンサやトランスポンダを有する本体部51と、上述した被覆部42が挿通される貫通孔52と、本体部51から空気入りタイヤ10の内側に突出する突起部53とを有する。
本体部51は、センサやトランスポンダ及びこれらを被覆する合成樹脂によって構成される。また、突起部53は、貫通孔43の径と略等しい径を有する胴体部53aと、貫通孔43の径よりも大きい径を有する頭部53bとを有する。
このように、センサ取付用パッチ40は、突起部53の頭部53bが貫通孔43の径よりも大きい径を有するため、被覆部42からセンサモジュール50が外れることを防止する。
(比較評価)
以下において、本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチ40と従来のセンサ取付用パッチとの比較評価について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチ40と従来のセンサ取付用パッチとの比較評価を示す図である。
この比較評価では、センサ取付用パッチとセンサモジュールとによって構成されるセンサユニットを空気入りタイヤに取り付けた状態で、空気入りタイヤを回転させた場合に、センサ取付用パッチに生じる亀裂長を比較した。
比較評価を行った際の条件については、空気入りタイヤのサイズが「13R22.5」、空気入りタイヤの回転速度が「60km/h」であり、空気入りタイヤに対する負荷が「100%」である。
また、従来のセンサ取付用パッチとして、補強層がないセンサ取付用パッチ(図4に示す「a」)、単一の方向に配向するナイロン(引張強度=1500dt/dx)を含む補強層を有するセンサ取付用パッチ(図4に示す「b」)を用いた。さらに、本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチ40として、不織布の単位面積におけるポリエチレンテレフタレートの質量が100g/mである不織布を補強層として有するセンサ取付用パッチ40(図4に示す「c」)を用いた。
図4に示すように、センサ取付用パッチ「a」では、走行距離(空気入りタイヤの回転量)に比例して亀裂長が長くなり、走行距離が約5,000kmとなった時点で、センサ取付用パッチ「a」が破断した。
また、センサ取付用パッチ「b」では、センサ取付用パッチ「a」の場合に比べて走行距離に対する亀裂長が短くなり、補強層による補強効果が得られたものの、走行距離が約20,000kmとなった時点で、亀裂長が9mmとなった。
一方、センサ取付用パッチ40「c」では、センサ取付用パッチ「b」の場合に比べて走行距離に対する亀裂長が短くなり、補強層による補強効果が充分に得られた。
(本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチの作用及び効果)
本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチ40によれば、基部41が、様々な方向に配向する繊維によって構成される不織布を補強層41aとして有することにより、センサ取付用パッチ40は、空気入りタイヤ10の回転に伴ってセンサモジュール50が様々な方向に動くことによって、基部41に生じる亀裂の延びを抑制することができる。
また、被覆部42が、様々な方向に配向する繊維を含む不織布を補強層42aとして有することにより、センサ取付用パッチ40は、空気入りタイヤ10の回転に伴ってセンサモジュール50が様々な方向に動くことによって、被覆部42に生じる亀裂の延びを抑制することができる。
特に、センサモジュール50が様々な方向に動いた場合に最も応力が加わる部分(A部分)に補強層41aが配置されることにより、センサ取付用パッチ40は、基部41及び被覆部42に生じる亀裂の延びを効果的に抑制することができる。
さらに、補強層42aを構成する不織布が伸縮性を有することにより、センサ取付用パッチ40は、空気入りタイヤ10の回転に伴って様々な方向に動くセンサモジュール50の動きを吸収することができる。
(変更例1)
以下において、上述した実施形態に係るセンサ取付用パッチ40の変更例について、図面を参照しながら説明する。なお、変更例1では、上述した実施形態との差異を主として説明する。
図5は、本発明の一変更例に係るセンサ取付用パッチ60を示す斜視図である。図5(a)に示すように、センサ取付用パッチ60は、インナライナー14に配置され、シート状の形状を有する基部61と、センサモジュール50の少なくとも一部を空気入りタイヤ10の内側から被覆し、シート状の形状を有する一対の被覆部62とを有する。なお、基部61と各被覆部62とは一体として形成される。
一対の被覆部62は、各被覆部62の全体に亘って配置される補強層42aと、補強層42aを被覆するゴム層(ゴム層42b及びゴム層42c)とによって構成される。また、各被覆部62は、被覆部62を貫通する貫通孔63を有する。
また、図5(b)に示すように、センサ取付用パッチ60は、基部61と各被覆部62との境界部分で一対の被覆部62が折り返され、センサモジュール50の突起部53(頭部53b)が各被覆部62の貫通孔63に挿通されることによって、基部61と被覆部62との間にセンサモジュール50を保持する。
なお、センサ取付用パッチがセンサ取付用パッチ60のような形状を有する場合には、センサモジュール50は、上述した貫通孔52を有していなくてもよい。
また、変更例1において、補強層41a及び補強層42aは、基部61及び一対の被覆部62の全体に亘って配置されるが、これに限定されるものではなく、少なくとも基部61と各被覆部62との境界部分(特に、B部分)に配置されていればよい。
(変更例2)
以下において、上述した実施形態に係るセンサ取付用パッチ40の変更例について、図面を参照しながら説明する。なお、変更例2では、上述した実施形態との差異を主として説明する。
図6は、本発明の一変更例に係るセンサ取付用パッチ70を示す斜視図である。図6に示すように、センサ取付用パッチ70は、インナライナー14に配置され、シート状の形状を有する基部71と、センサモジュール50の少なくとも一部を空気入りタイヤ10の内側から被覆する被覆部72とを有する。なお、基部71と被覆部72とは一体として形成される。
基部71は、基部71の全体に亘って配置される補強層41aと、補強層41aを被覆するゴム層(ゴム層41b及びゴム層41c)とによって構成される。
被覆部72は、被覆部72の全体に亘って配置される補強層42aと、補強層42aを被覆するゴム層(ゴム層42b及びゴム層42c)とによって構成される。
また、基部71及び被覆部72は、一体として形成されることによって開口部73を形成し、センサモジュール50がD方向から開口部73に差込まれる。
このように、センサ取付用パッチ70は、センサモジュール50がD方向から開口部73に差込まれることによって、基部71と被覆部72との間にセンサモジュール50を保持する。
なお、センサ取付用パッチがセンサ取付用パッチ70のような形状を有する場合には、センサモジュール50は、上述した貫通孔52や突起部53を有していなくてもよい。
また、変更例2において、補強層41a及び補強層42aは、基部71及び被覆部72の全体に亘って配置されるが、これに限定されるものではなく、少なくとも基部71と被覆部72との境界部分(特に、C部分)に配置されていればよい。
(変更例3)
以下において、上述した実施形態に係るセンサ取付用パッチ40の変更例について、図面を参照しながら説明する。なお、変更例3では、上述した実施形態との差異を主として説明する。
図7は、本発明の一変更例に係るセンサ取付用パッチ80を示す斜視図である。図7に示すように、センサ取付用パッチ80は、インナライナー14に配置され、シート状の形状を有する基部81と、センサモジュール50の少なくとも一部を空気入りタイヤ10の内側から被覆し、シート状の形状を有する被覆部82とを有する。なお、被覆部82は、止め具84によって基部81に固定される。すなわち、基部81と被覆部82とは一体として形成される。
基部81は、基部81の全体に亘って配置される補強層41aと、補強層41aを被覆するゴム層(ゴム層41b及びゴム層41c)とによって構成される。
被覆部82は、被覆部82の全体に亘って配置される補強層42aと、補強層42aを被覆するゴム層(ゴム層42b及びゴム層42c)とによって構成される。また、被覆部82は、被覆部62を貫通する貫通孔83を有し、センサモジュール50の突起部53(頭部53b)は、被覆部82の貫通孔83に挿通される。
このように、センサ取付用パッチ80は、センサモジュール50の突起部53が被覆部82の貫通孔83に挿通されることによって、基部81と被覆部82との間にセンサモジュール50を保持する。
なお、センサ取付用パッチがセンサ取付用パッチ80のような形状を有する場合には、センサモジュール50は、上述した貫通孔52を有していなくてもよい。
また、変更例3において、補強層41a及び補強層42aは、基部81及び被覆部82の全体に亘って配置されるが、これに限定されるものではなく、少なくとも基部81と被覆部82との境界部分(特に、E部分)に配置されていればよい。
(変更例4)
以下において、上述した実施形態に係るセンサ取付用パッチ40の変更例について、図面を参照しながら説明する。なお、変更例4では、上述した実施形態との差異を主として説明する。
図8は、本発明の一変更例に係るセンサ取付用パッチ90を示す斜視図である。図8(a)に示すように、センサ取付用パッチ90は、インナライナー14に配置され、シート状の形状を有する基部91と、センサモジュール50の少なくとも一部を空気入りタイヤ10の内側から被覆し、シート状の形状を有する被覆部92と、離型剤(シリコン等やステアリン酸)が塗布された離型シート94とを有する。
基部91は、インナライナー14に接合されるインシュレーション層95と、インシュレーション層95上に接合されるベースゴム層96とによって構成される。また、ベースゴム層96上には、離型シート94が接合されるとともに、被覆部92が離型シート94上から接合される。
図8(a)、図8(b)に示すように、離型剤が塗布された離型シート94上から被覆部92がベースゴム層96上に接合されるため、被覆部92の一部(取付部分97)は、ベースゴム層96に接合されない状態となる。
被覆部92は、ベースゴム層96に接合されない取付部分97と、ベースゴム層96に接合される接合部分98とを有し、取付部分97は、取付部分97を貫通する貫通孔93を有する。
また、被覆部92は、被覆部92の全体に亘って配置される補強層42aと、補強層42aを被覆するゴム層(ゴム層42b及びゴム層42c)とによって構成される。
図8(c)に示すように、取付部分97は、センサモジュール50の頭部53bが貫通孔93に挿通されることによって、基部91(ベースゴム層96)と取付部分97との間にセンサモジュール50を配置する。
なお、変更例4において、補強層42aは、被覆部92の全体に亘って配置されるが、これに限定されるものではなく、少なくとも基部91と被覆部92との境界部分(すなわち、取付部分97と接合部分98との境界部分(特に、F部分))に配置されていればよい。すなわち、補強層42aは、取付部分97と接合部分98との境界部分(特に、F部分)を補強していればよい。
また、変更例4において、基部91(ベースゴム層96)は、不織布によって構成される補強層を有していないが、これに限定されるものではなく、不織布によって構成される補強層を有していてもよい。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るセンサユニット30を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ取付用パッチ40及びセンサモジュール50を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る比較評価を示す図である。 本発明の変更例1に係るセンサ取付用パッチ60及びセンサモジュール50を示す斜視図である。 本発明の変更例2に係るセンサ取付用パッチ70を示す斜視図である。 本発明の変更例3に係るセンサ取付用パッチ80及びセンサモジュール50を示す斜視図である。 本発明の変更例3に係るセンサ取付用パッチ90及びセンサモジュール50を示す斜視図である。
符号の説明
10・・・空気入りタイヤ、11・・・トレッド、12a,12b・・・ベルト、13・・・カーカス、14・・・インナライナー、20・・・リム、30・・・センサユニット、40・・・センサ取付用パッチ、41・・・基部、41a・・・補強層、41b,41c・・・ゴム層、42・・・被覆部、42a・・・補強層、42b,42c・・・ゴム層、43・・・貫通孔、50・・・センサモジュール、53・・・突起部、51・・・本体部、52・・・貫通孔、53a・・・胴体部、53b・・・頭部、60・・・センサ取付用パッチ、61・・・基部、62・・・被覆部、63・・・貫通孔、70・・・センサ取付用パッチ、71・・・基部、72・・・被覆部、73・・・開口部、80・・・センサ取付用パッチ、81・・・基部、82・・・被覆部、83・・・貫通孔、90・・・センサ取付用パッチ、91・・・基部、92・・・被覆部、93・・・貫通孔、94・・・離型シート、95・・・インシュレーション層、96・・・ベースゴム層、97・・・取付部分、98・・・接合部分

Claims (10)

  1. 空気入りタイヤの内部にセンサモジュールを取り付けるためのセンサ取付用パッチであって、
    前記空気入りタイヤの内側の面上に配置される基部と、
    所定の繊維を含む不織布によって構成される補強層を有し、前記基部と一体として形成される被覆部とを備え、
    前記被覆部は、前記センサモジュールの少なくとも一部を被覆するとともに、前記基部と前記被覆部との間に前記センサモジュールを配置し、
    前記補強層は、少なくとも前記基部と前記被覆部との境界部分に配置されることを特徴とするセンサ取付用パッチ。
  2. 前記被覆部は、シート状の形状を有する第1被覆部層及び第2被覆部層をさらに有し、
    前記補強層は、前記前記第1被覆部層及び前記第2被覆部層と略等しい面積を有し、前記第1被覆部層及び前記第2被覆部層によって挟まれることを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付用パッチ。
  3. 前記所定の繊維は、ポリエチレンテレフタレート、アラミド繊維、ポリエステル、又は、ナイロンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ取付用パッチ。
  4. 前記不織布の単位面積における前記所定の繊維の質量は、30g/m以上であることを特徴とする請求項1又は請求項3のいずれかに記載のセンサ取付用パッチ。
  5. 前記不織布に含まれる繊維の単位面積当りの質量は、40g/m以上100g/m以下であることを特徴とする請求項3に記載のセンサ取付用パッチ。
  6. 空気入りタイヤの内部にセンサモジュールを取り付けるためのセンサ取付用パッチあって、
    前記空気入りタイヤの内側の面であるタイヤ内側面に接合される接合部と、
    前記接合部と一体として形成され、前記センサモジュールが取付けられる取付部と、
    前記接合部と前記取付部との境界部分を補強し、所定の繊維を含む不織布によって構成される補強部材とを備え、
    前記取付部は、前記タイヤ内側面と前記取付部との間に前記センサモジュールを配置することを特徴とするセンサ取付用パッチ。
  7. 前記補強部材は、シート状の形状を有する補強層であることを特徴とする請求項6に記載のセンサ取付用パッチ。
  8. 前記接合部及び前記取付部は、シート状の形状を有する第1被覆部層及び第2被覆部層を有し、
    前記補強部材は、前記第1被覆部層及び前記第2被覆部層によって挟まれることを特徴とする請求項7に記載のセンサ取付用パッチ。
  9. 前記接合部は、シート状の形状を有する基部を介して前記タイヤ内側面に接合され、
    前記取付部は、前記基部と前記取付部との間に前記センサモジュールを配置することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のセンサ取付用パッチ。
  10. 請求項1又は請求項6に記載のセンサ取付用パッチを有する空気入りタイヤ。
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