JP5649363B2 - ドーム型カメラ - Google Patents

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本発明は、結露を防止することができるドーム型カメラに関する。
従来からドーム型監視カメラは様々な環境下に設置されている。例えば、寒冷地等の屋外に設置される場合、外気温の急激な低下によってドームカバーの内面に結露が生じてしまうことがある。ドームカバーの内面に結露が生じると、ドーム型監視カメラ内のカメラユニットによって撮影される映像の画質が著しく低下してしまうことがある。
このような画質の低下を防止するために、近年、結露防止機構を備えたドーム型監視カメラが知られている。特に撮影方向を変更可能なドーム型監視カメラの中には、この撮影方向の変化に対応することができる結露防止機構を備えたものがある。
特許文献1には、カメラケース内に設けられた送風用のファンと、このファンによる風を吐出するノズルであって、レンズと共に方向を変えるようにレンズの脇に保持されるノズルと、を備えたドーム型監視カメラが開示されている。
特許文献2には、ビデオカメラの光軸をパン方向に回転させるためのパンシャーシと、このパンシャーシに一体的に取り付けられ、ビデオカメラのレンズ前面とドームカバーの内面とに空気を吹き付けるファンと、を備えたドーム型カメラが開示されている。
特開2005−215463号公報 特開2009−135723号公報
しかしながら、特許文献1に開示のドーム型監視カメラは、ノズルをレンズと一体に方向転換させるためにスリップカラーをレンズに保持させる必要があるので、ノズル保持機構が複雑になってしまっていた。
また、特許文献2に開示のドーム型カメラは、パン回転自在なパンシャーシ上にファンが配置されているので、ファンの配線構造が複雑になってしまっていた。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造により、レンズ部の撮影方向の変化に対応してドームカバー内面の結露を防止することができるドーム型カメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のドーム型カメラは、開口部を有する略円筒形の筐体と、前記筐体によってパン回転可能に支持されるレンズ部と、前記開口部に取り付けられ、前記レンズ部を覆うドームカバーと、空気流を生じさせるファンと、前記ファンが生じさせる空気流の向きを変更するガイドを有し、前記ファンは、当該ファンによる空気流が前記筐体の内壁に沿って流れ且つ前記レンズ部のパン回転軸を中心として環状に循環するように、前記筐体内に固定され、前記ガイドは、前記レンズ部と一体でパン回転し、前記環状に循環する空気の流れの向きを前記ドームカバー側に変更することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構造により、レンズ部の撮影方向の変化に対応してドームカバー内面の結露を防止することができる。
本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の斜視図である。 本発明の実施例における、ドームカバー11と上ケース12と内カバー14とを取り外した状態のドーム型カメラ1の斜視図である。 本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の正面図である。 本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の断面図である。 本発明の実施例におけるドーム型カメラ1内部の空気流を示した斜視図である。 本発明の実施例におけるドーム型カメラ1内部の空気流を示した平面図である。 本発明の実施例におけるドーム型カメラ1内部の空気流を示した断面図である。 本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の斜視図である。 本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の正面図である。 本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の断面図である。 本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100内部の空気流を示した斜視図である。 本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100内部の空気流を示した平面図である。 本発明の第2の変形例におけるドーム型カメラ1000内部の空気流を示した平面図である。 本発明の第2の変形例におけるドーム型カメラ1000内部の空気流を示した断面図である。 本発明の第3の変形例におけるドーム型カメラ10000の斜視図である。 本発明の第3の変形例におけるドーム型カメラ10000の正面図である。
(実施例)
以下に、本発明の実施例について図1〜7に基づいて詳細に説明する。
まず、図1について説明する。図1は、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の切り欠き斜視図であり、内部構造を示すためにドームカバー11および上ケース12の一部を切り欠いて示している。
図1におけるドーム型カメラ1は、ドームカバー11と上ケース12と下ケース13とから構成される。まず、ドームカバー11は、ドーム形状の透明なプラスチックで形成されており、カメラユニット21を含む内部構造を覆うものである。このドームカバー11は、不図示のネジなどにより、上ケース12に対して取り付けられる。
次に、上ケース12は下ケース13に対して取り付けられる。この下ケース13は後述するベース24を支持するものである。なお、下ケース13の下面には天井等の設置場所に対する取り付け構造が備えられている。
そして、カメラユニット21は、後述するレンズ部21a及び鏡筒21b及び不図示の撮影素子等を含んで構成される。このカメラユニット21はドームカバー11の内側に配置され、撮影対象を撮影して映像信号を生成するものである。
ここで、内カバー14は、不透明なプラスチックで形成されており、カメラユニット21を覆うものである。この内カバー14は、カメラユニット21の撮影視野を確保するために、カメラユニット21のチルト方向の回転に合わせて切り欠かれた切り欠き部16を有する。すなわち、切り欠き部16は、カメラユニット21がチルト方向に回転しても干渉しないように切り欠かれている。したがって、本発明の実施例における内カバー14は、人がドーム型カメラ1を見た場合にカメラユニット21の撮影方向をわかりにくくすることでき、ドーム型カメラ1の威圧感を低減させることができる。
また、エアガイド15は、ドーム型カメラ1内部の空気流の向きを変更するためのものである。そして、ベース24は、下ケース13によって支持されており、リブ25が設けられている。ここで、リブ25は、後述するファン26によって形成される空気流が内カバー14の内側に直接入り込んでしまうことによって空気流が乱れることを防ぎ、ドーム型カメラ1内部での空気の流れを整えるための整流板である。
更に、ファン26及びヒーター27がベース24に固定されている。ここで、ファン26は、ドーム型カメラ1内部の空気がカメラユニット21のパン回転軸を中心として環状に循環するように、空気流を生じさせるものである。また、ヒーター27は、ファン26によって形成される空気流の中、より詳細に説明すると、ファン26によって形成される環状に循環する空気流の中に配置されるものである。これにより、ヒーター27は効率的にドーム型カメラ1内部の空気を暖めることができる。
続いて、図2について説明する。図2は本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の斜視図であり、ドームカバー11と上ケース12と内カバー14とを取り外した状態のドーム型カメラ1を示すものである。
まず、レンズ部21a及び鏡筒21b及び不図示の撮像素子を含むカメラユニット21は、チルト回転台22によって支持される。また、チルト回転台22はカメラユニット21を支持し、パン回転台23によってチルト回転可能に挟持されるものである。具体的には、パン回転台23は、円形の基台部とこの基台部より夫々垂直に立設された2つの垂直支持部から構成されており、これら2つの垂直支持部によってチルト回転台22を挟持することによってチルト回転台22をチルト回転可能に保持するものである。
次に、ベース24はパン回転台23をパン回転可能に支持している。そして、ベース24にはリブ25が設けられている。このリブ25は、パン回転台23を構成する基台部の外周の一部に沿うようにベース24に設けられており、射出成型によってベース24と一体成型されるものである。そして、ファン26およびヒーター27は、リブ25の近傍に配置されている。より詳細には、リブ25は、ファン26の近傍であって、ファン26により形成される空気流の下流側に設けられている。
続いて、図3について説明する。図3は、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の切り欠き正面図であり、内部構造を示すためにドームカバー11および上ケース12および下ケース13の一部を切り欠いて示している。
図3におけるドームカバー11は、カメラユニット21の可動領域の外周を覆うものである。このドームカバー11の下端部の外周には、フランジ11aが外側に向けて突出して設けられている。また、ドームカバー11は、上ケース12に設けられた円形の中心穴12dに対して挿入され、不図示のネジ等によって上ケース12に取り付けられる。このとき、ドームカバー11のフランジ11aの上面は、上ケース12のフランジ12cの下面に当接する。
そして、上ケース12は、円筒形の円筒部12aと斜面部12bとフランジ12cとから構成されている。ここで、斜面部12bの内周にはフランジ12cが内側に向けて突出して設けられている。すなわち、上ケース12には、フランジ12cによって円形の中心穴12dが形成されていることになる。従って、この中心穴12dは開口部に相当し、上ケース12は略円筒形の筐体に相当する。
また、内カバー14は、面14aと面14bと傾斜面14cとから構成されている。ここで、面14aと面14bとの間には段差があり、具体的には、面14bが面14aよりも一段低くなっている。そして、傾斜面14cは、エアガイド15と対向する位置に設けられており、面14aと面14bとをなだらかにつなぐものである。
次に、エアガイド15は、カメラユニット21に含まれるレンズ部21aの光軸がチルト回転する方向の延長線上であって内カバー14の切り欠き部16の下部に設けられている。また、エアガイド15は、ファン26による空気流が内カバー14の切り欠き部16に向かって流れるようにRがつけられている。つまり、エアガイド15は、その断面が、ファン26によって形成された空気流の下流に向かって高くなるように傾斜する円弧形状をしている。
最後に、プリント回路基板で実装されているメイン実装基板31は、下ケース13に支持されており、カメラユニット21に含まれる撮像素子からの信号を伝送する不図示の伝送ケーブルと接続される。そして、メイン実装基板31は、伝送ケーブルによって伝送された撮像素子からの信号を処理するための映像信号処理回路が搭載されており、処理された映像信号をドーム型カメラ1の外部に出力する。
続いて、図4について説明する。図4は、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の断面図である。
図4に示すように、内カバー14は、カメラユニット21を覆っており、パン回転台23に対して取り付けられている。この内カバー14の切り欠き部16の内周には、リブ16aが垂直方向下側に向けて突出して設けられている。このリブ16aにより、エアガイド15によって向きを変えられた空気流が内カバー14内面の切り欠き部16全体の近傍を通過するようにガイドされる。
続いて、図5〜図7を用い、ドーム型カメラ1の内部における空気の流れを説明する。ここで、図5は本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の斜視図であり、図6は本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の平面図である。また、図7は、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の断面図である。なお、図5及び図6の両方とも、ドーム型カメラ1内部の空気の流れを説明するためにドームカバー11と上ケース12とが図示されていない。
まず、図5および図6に示すように、ファン26によって形成される空気流は、矢印41a、41b、41cに示すように、ドーム型カメラ1の内部を循環する。つまり、ファン26によって形成される空気流は、上ケース12の円筒部12aの内周面に沿って、レンズ部21aのパン回転軸を中心として環状に循環するものである。なお、リブ25は、ファン26によって発生させられた空気の流れが、内カバー14の内側に直接入ってくることを防ぐ。
エアガイド15は、ドーム型カメラ1内部を循環している空気流の一部が、矢印42a、42bで示す方向に流れるように、空気流の流れの向きを変えるものである。エアガイド15によって流れの向きを矢印42a、42bで示す方向に変えられた空気流は、カメラユニット21のレンズ部21aの前面(すなわち、レンズ部前面)を含む、切り欠き部16の切り欠き全体に向かって流れる。
続いて、図7において、エアガイド15は、ドーム型カメラ1内部を循環している空気流の一部が矢印43a、矢印43bで示す方向に流れるように、空気流の流れの向きを変える。そして、エアガイド15によって流れの方向を変えられた空気の流れは、レンズ部21aの前面と切り欠き部16付近のドームカバー11内面(ドームカバー内面)とを通過する。
すなわち、エアガイド15は、レンズ部21aの前面とドームカバー11内面における切り欠き部16全体の近傍との間に空気が流れるように、ドーム型カメラ1内部を循環している空気流の流れの向き変更するものである。
このように変更された空気流によって、ドームカバー11内面における切り欠き部16全体の近傍とレンズ部21aの前面との結露を防止することができる。更には、ドーム型カメラ1内部の空気流はヒーター27によって温められているため、この空気流によりレンズ部21aの前側とドームカバー11内面の切り欠き部16付近とが暖められるので、より効果的に結露を防止することができる。
ファン26によって形成された空気流は、矢印43a、矢印43b、矢印43c、矢印43d、矢印43eに示すように、ドームカバー11内面とレンズ部21の前面と内カバー14の内部とを通過する。そして、これら通過した空気の流れは、図5および図6において矢印41c、矢印41a、矢印41bで示す空気の流れに合流する。このとき、リブ25は、内カバー14の内部を通過する空気が矢印43dで示す向きに流れるように、空気の流れの向きを変更する。
また、矢印43a、矢印43bに示すように流れる空気流の一部が、内カバー14の内部を通過せずに、ドームカバー11内面と内カバー14外面との間を通過することも考えられる。このような、ドームカバー11内面と内カバー14外面との間を通過する空気の流れも、矢印41a、矢印41b、矢印41cに示すように流れる空気流に合流することは言うまでもない。
このような本発明の実施例では、ファン26は、円筒形の筐体の内壁にレンズ部21aのパン回転軸を中心として環状に循環する空気流を生じさせるように、前記筐体内に固定される。そして、エアガイド15は、循環する空気の流れの向きをドームカバー側に変更する。これによれば、レンズ部21aがパン回転可能な場合でも、ドームカバー内部の結露を防止するためのファン26がレンズ部21aと共にパン回転する必要がなく、ファン26の配線構造が複雑化することがない。また、ドームカバー内部の結露を防止するためのノズルが不要であり、ノズル保持機構が複雑化することもない。
また、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1では、ドームカバー11内面の切り欠き部16近傍(すなわち、切り欠き部近傍)に結露が発生しやすい。そのために、エアガイド15は、ドームカバー11内面の切り欠き部16近傍を通過するように、ドーム型カメラ1内部を循環している空気流の向きを変更するので、ドームカバー11内面の切り欠き部16近傍の結露を防止することができる。
また、本発明の実施例では、切り欠き部16は、カメラユニット21のチルト方向に合わせて切り欠かれている。そして、エアガイド15は、ドームカバー11内面の切り欠き部16近傍を通過するように、ドーム型カメラ1内部を循環している空気流の向きを変更する。これによれば、レンズ部21aがチルト回転する可能性のある範囲の結露を防止することができる。
また、本発明の実施例では、ファン26による空気流がエアガイド15によって向きを変更される前に内カバー14の内側に入り込むことを防止するためのリブ25を設けた。これにより、ドーム型カメラ1内部におけるレンズ部21aのパン回転軸を中心として環状に循環する空気の流れが乱れることを防止することができる。
また、本発明の実施例では、エアガイド15は射出成型によって内カバー14と一体成型されるので、部品点数を増やすことがない。
続いて、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の変形例について述べる。この第1の変形例におけるエアガイド150は、上述の実施例におけるエアガイド15に対し、新たに側面部を設けたものである。なお、この第1の変形例では、上述した実施例に対応するものと同一の要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
まず、図8は、本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の斜視図である。図8に示すように、エアガイド150は、レンズ部21aの光軸がチルト回転する方向の延長線上であって内カバー140の切り欠き部16の下部に設けられており、詳細は後述するが、その形状は本発明の実施例におけるエアガイド15と異なっている。
続いて、図9は、本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の切り欠き正面図である。図9は、本発明の実施例における図3と同様に、内部構造を示すためにドームカバー11および上ケース12および下ケース13の一部を切り欠いて示している。
図9に示すように、本発明の第1の変形例におけるエアガイド150は、傾斜部150aと側面部150bとから構成されている。ここで、エアガイド150の傾斜部150aは、ファン26によって形成される空気流の下流に向かうに従って高くなるように円弧状に傾斜している。
続いて、図10は、第1の変形例におけるドーム型カメラ100の断面図である。図10に示すように、エアガイド150は、傾斜部150aの下端と側面部150bとにより、その断面がL字形状に形成されている。なお、後述する図12で示すように、側面部150bは、カメラユニット21のパン回転軸の中心とほぼ同心の円弧形状に形成されている。
続いて、図11および図12を用い、ドーム型カメラ100の内部における空気の流れを説明する。ここで、図11は、本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の斜視図であり、図12は本発明の第1の変形例におけるドーム型カメラ100の平面図である。なお、図11及び図12の両方とも、ドーム型カメラ100内部の空気の流れを説明するためにドームカバー11と上ケース12とが図示されていない。
エアガイド150は、図11及び図12に示すように、円筒部12aの内周面に沿って、カメラユニット21のパン回転軸を中心として環状に循環している空気流の一部を、矢印42a、42bで示す方向に流れるように、空気流の向きを変えるものである。特に、本発明の第1の変形例ではエアガイド150に側面部150bを設けているので、ドーム型カメラ100内部を循環している空気をより多く捉え、より多くの空気を切り欠き部16の全体に向かって流すことができる。
次に、本発明の第1の変形例に引き続き、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の第2の変形例について述べる。この第2の変形例は、上述の第2の変形例におけるエアガイド150を2箇所に設けたことを特徴とするものである。なお、この第2の変形例では、上述した本発明の実施例および第1の変形例に対応するものと同一の要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
ここで、図13は、本発明の第2の変形例におけるドーム型カメラ1000内部の空気流を示した平面図であり、図14は、本発明の第2の変形例におけるドーム型カメラ1000内部の空気流を示した断面図である。
図13に示すように、本発明の第2の変形例におけるカメラユニット210は、チルト方向に−75度から+75度の範囲で回転可能である。すなわち、カメラユニット210のチルト角度範囲は150度となる。
次に、内カバー1400は、このようなカメラユニット210の撮影視野を確保するために、カメラユニット210のチルト方向の回転に合わせて切り欠かれた切り欠き部160を有する。すなわち、切り欠き部160は、カメラユニット210が−75度から+75度の範囲でチルト方向に回転しても干渉しないように切り欠かれている。
また、エアガイド1501は、カメラユニット210に含まれるレンズ部21aの光軸がチルト回転する方向の延長線上であって内カバー1400の切り欠き部160の一方の下部に設けられている。また、エアガイド1502は、カメラユニット210に含まれるレンズ部21aの光軸がチルト回転する方向の延長線上であって内カバー1400の切り欠き部160の他方の下部に設けられている。すなわち、本発明の第2の変形例では、エアガイド1501とエアガイド1502とが、カメラユニット210のパン回転軸を中心として対向するように、内カバー1400に設けられている。
そして、図13及び図14に示すように、ファン26によって形成される空気流は、矢印53a、53b、53cに示すように、ドーム型カメラ1000の内部を環状に循環する。具体的には、ファン26によって形成される空気流は、上ケース12の円筒部12aの内周面に沿って、レンズ部21aのパン回転軸を中心として環状に循環する。
ここで、エアガイド1501は、このように循環する空気流の一部が図13及び図14の矢印54a、矢印55aで示す方向に流れるように、ファン26によって形成される空気流の流れの向きを変更するためのものである。また、エアガイド1502も、エアガイド1501と同様に、このように循環する空気流の一部が図13及び図14の矢印54b、矢印56aで示す方向に流れるように、ファン26によって形成される空気流の流れの向きを変更するためのものである。すなわち、エアガイド1501及びエアガイド1502夫々は、このように循環する空気の流れの向きをドームカバー側に変更する。
図14に示すように、レンズ部21a及び鏡筒21b及び不図示の撮像素子を含むカメラユニット210は、チルト回転台220によって支持される。そして、パン回転台230は、チルト回転台をチルト方向に−75度から+75度の範囲で回転可能に挟持し、ベース24によってパン回転可能に支持される。
また、内カバー1400は、カメラユニット210を覆っており、パン回転台23に対して取り付けられている。この内カバー1400の切り欠き部160の内周には、リブ160aが垂直方向下側に向けて突出して設けられている。このリブ160aにより、エアガイド1501およびエアガイド1502によって向きを変えられた空気流が内カバー1400内面の切り欠き部160全体の近傍を通過するようにガイドされる。
従って、ファン26によって形成された空気流は、矢印55a、矢印55b、矢印55c、矢印55e、矢印56a、矢印56b、矢印56c、矢印56dに示すように、ドームカバー11内面とレンズ部21の前面と内カバー1400の内部とを通過する。次に、矢印55d及び矢印56dで示す空気流は、矢印55eで示す空気の流れに合流する。そして、矢印55eで示す空気流は、図13における矢印53a、矢印53b、矢印53cで示す空気の流れに合流する。このとき、リブ250は、内カバー1400の内部を通過する空気が矢印55dで示す向きに流れるように、空気の流れの向きを変更する。
以上のように、本発明の第2の変形例では、エアガイドを2箇所に設けているので、ドーム型カメラ1000内部を循環している空気をより多く捉え、より多くの空気を切り欠き部160全体に向かって流すことができる。
次に、本発明の第2の変形例に引き続き、本発明の実施例におけるドーム型カメラ1の第3の変形例について述べる。この第3の変形例は、ファン26による空気流をメイン実装基板31に導くことを特徴とするものである。なお、この第3の変形例では、上述した本発明の実施例および第1の変形例および第2の変形例に対応するものと同一の要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
ここで、図15は、本発明の第3の変形例におけるドーム型カメラ10000の切り欠き斜視図であり、内部構造を示すためにドームカバー11および上ケース12および下ケース13の一部を切り欠いて示している。
図15におけるベース240は、面240aと面240bと傾斜面240cと傾斜面240dと開口部240eとから構成されている。ここで、面240aと面240bとの間には段差があり、具体的には、面240bが面240aよりも一段低くなっている。また、傾斜面240c及び傾斜面240d夫々は、面240aと面240bとをなだらかにつなぐものである。
次に、面240bにはファン26とヒーター27とが設けられており、このファン26により形成される空気流は、ベース240に設けられた開口部240eにより、矢印61a及び矢印61bで示す2つの空気流に分岐させられる。ここで、開口部240eは、面240aと面240bと傾斜面240cとに渡って設けられており、矢印61bで示す空気流が通過する。
なお、図15におけるリブ2500は、ファン26によって発生させられた空気の流れが、内カバー14の内側に直接入ってくることを防ぐためのものである。
続いて、図16は、本発明の第3の変形例におけるドーム型カメラ10000の切り欠き正面図であり、内部構造を示すためにドームカバー11及び上ケース12及び下ケース13の一部を切り欠いて示している。
図16における矢印61bに示すように、ファン26により形成される空気流の一部は、開口部240eを通過し、メイン実装基板31へ向かう。なお、矢印61aで示す空気流の一部は、本発明の実施例と同様、上ケース12の円筒部12aの内周面に沿って、レンズ部21aのパン回転軸を中心として環状に循環する。また、矢印61aで示す空気流の別の一部は、本発明の実施例と同様、レンズ部21aの前面と切り欠き部16付近のドームカバー11内面とを通過するように、エアガイド15によって流れの向きが変えられる。
以上のように、本発明の第3の変形例は、ファン26により形成された空気流をメイン実装基板31へも導くので、ドームカバー内面の結露防止のみならず、メイン実装基板31上に搭載された映像信号処理回路等の温度調節も可能となる。なお、本発明の第3の変形例は、上述の第1の変形例および第2の変形例にも同様に適用可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 ドーム型カメラ
11 ドームカバー
12 上ケース
12d 中心穴
13 下ケース
15 エアガイド
21a レンズ部
23 パン回転台
24 ベース
26 ファン

Claims (10)

  1. 開口部を有する円筒形の筐体と、
    前記筐体によってパン回転可能に支持されるレンズ部と、
    前記開口部に取り付けられ、前記レンズ部を覆うドームカバーと、
    空気流を生じさせるファンと、
    前記ファンが生じさせる空気流の向きを変更するガイドを有し、
    前記ファンは、当該ファンによる空気流が前記筐体の内壁に沿って流れ且つ前記レンズ部のパン回転軸を中心として環状に循環するように、前記筐体内に固定され、
    前記ガイドは、前記レンズ部と一体でパン回転し、前記環状に循環する空気流の向きを前記ドームカバー側に変更することを特徴とするドーム型カメラ。
  2. 前記レンズ部を覆い、前記レンズ部と一体でパン回転し、前記レンズ部の撮影視野を確保するための切り欠き部を有する内カバーを更に有し、
    前記ガイドは、前記空気流が前記レンズ部前面と前記ドームカバー内面の前記切り欠き部近傍とを通過するように、該空気流の向きを変更することを特徴とする請求項1に記載のドーム型カメラ。
  3. 前記ガイドは、前記レンズ部の光軸がチルト回転する方向の延長線上に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のドーム型カメラ。
  4. 前記内カバーの下面には開口部が設けられており、該開口部は、前記切り欠き部から前記内カバーの内側を通過する空気流が前記循環する空気流に合流するように設けられていることを特徴とする請求項2乃至3のいずれか一項に記載のドーム型カメラ。
  5. 前記ファンによる空気流が、前記ガイドによって向きを変更される前に、前記内カバーの内側に入り込むことを防止するためのリブを更に有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のドーム型カメラ。
  6. 前記リブは、前記切り欠き部から前記内カバーの内側を通過する空気が前記循環する空気流に合流するように、前記通過する空気の流れの向きを変更することを特徴とする請求項5に記載のドーム型カメラ。
  7. 前記リブは、前記ファンの近傍であって前記空気流の下流側に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のドーム型カメラ。
  8. 前記ガイドは、前記内カバーと一体成型されていることを特徴とする請求項乃至7のいずれか一項に記載のドーム型カメラ。
  9. 前記ファンは、前記筐体内に固定されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のドーム型カメラ。
  10. 前記筐体内を環状に循環する空気流を熱するヒーターを更に設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のドーム型カメラ。
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