JP5455782B2 - 表示装置及びその空気冷却方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示部の姿勢を縦横に変更して使用可能な表示装置の放熱構造に関するものである。
近年、平面表示装置は、表示画像に応じて表示部の方向を縦横に変えて使用するニーズが高い。この種の平面表示装置は、表示部筐体内の放熱流路が表示部の姿勢の向きを変更すると変化する。そこで従来の構造では、縦横設置それぞれの放熱に対応すべく、表示部の背面全体に多数の通風孔が設けられている。直方体状をした表示部を横長に設置した状態での空気の流れは、2つの長辺部のうち下方に位置する長辺部に形成した通風孔から装置内に吸気され、上方に位置する長辺部に形成した通風孔から装置外へ排気される。また表示部を縦長に設置した状態での空気の流れは、2つの短辺部のうち下方に位置する短辺部に形成した通風孔から装置内に吸気され、上方に位置する短辺部に形成した通風孔から装置外へ排気される。
また非特許文献1に示すように、空気の流れで装置内の冷却を効果的に行う方法として、温度が高く密度の低い空気ほど上昇し、温度が低く密度が高い空気ほど下降する性質を利用した煙突効果が知られている。その一例として装置の上下面に通風孔をもつ煙突型筐体と側面に通風孔をもつオープンラック型筐体について筐体内の温度分布、風速の比較や放熱効果が記載されている。
特許文献1には、平面表示装置の上部および側面の通風孔に開閉式の蓋を設け、縦横の設置方向に応じて上昇気流を乱す通風孔に蓋をする構造をもつ平面表示装置が開示されている。この平面表示装置では、縦横の設置方向に応じて開閉する蓋を通風孔に設けており、装置筐体の内部における下から上への気流を乱さないための構造をもつ。
特許第3736175号公報
国峰尚樹著「エレクトロニクスのための熱設計完全入門」、日刊工業新聞社、2002年10月、p148
従来の平面表示装置では、表示部を縦横に設置して使用する場合、各姿勢に適した通風孔の配置を得ることが困難であった。前記特許文献1に記載の平面表示装置では、通風孔の設置箇所が平面表示装置の上部および側面に制限され、また通風孔ごとに開閉式の蓋を設けるために配置スペースや機構が必要となる。
そこで本発明は、表示部に係る縦長及び横長の設置状態にそれぞれ適した放熱構造の実現を目的とする。
上述した課題を解決するために本発明に係る装置は、背面又は側面に通風孔が形成された通風孔領域を有する表示部と、該表示部を縦長の設置状態及び横長の設置状態で支持する支持手段を備えた表示装置であって、前記支持手段は前記縦長の設置状態及び前記横長の設置状態にて前記通風孔領域の一部を塞ぐカバー手段を備える。前記通風孔領域のうち前記カバー手段によって覆われた領域よりも下方に位置する下部領域の通風孔から前記表示部内に吸気し、前記カバー手段によって塞がれた領域よりも上方に位置する上部領域の通風孔から前記表示部の外部に排気する構成とした。
本発明によれば、表示部内の上昇気流を乱す通風孔を前記カバー部材で塞ぐことで、縦長、横長の設置状態にそれぞれ適した放熱構造を実現できる。
本発明の第1実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
以下に、本発明の各実施形態に係る表示装置とその表示部の空気冷却方法について添付図面に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る表示装置の構成を例示する。図1(a)は、背面に通風孔(通気孔)を有する表示部101aを、横長の設置状態で示す背面図である。また図1(b)は表示部101aを縦長の設置状態で示す背面図である。図1(c)は、図1(b)のA−A断面図であり、図1(d)は通風孔を示す部分拡大図である。
表示部101aの筐体内には、図1(c)に示すように、表示モジュール101cが配置され、その背面には熱源となる回路基板102c,103cが配置されている。表示部101aは、その支持手段を構成するスタンド部105aに対し、不図示の連結機構によって回動可能に支持されており、ユーザは図1(a)に示す横長の状態と図1(b)に示す縦長の状態で表示部101aを使用できる。
図1(a)に示す設置状態では、表示部101aの背面に形成した通風孔領域の一部が、T字型の通風孔カバー106aによって閉塞されている。通風孔カバー106aはスタンド部105aの一部をなし、背面の中央部領域104aに形成した通風孔を塞いでいる。これに対し、背面の下部領域102aと上部領域103aに形成した通風孔は、通風孔カバー106によって塞がれていない。従って、放熱に関わる空気の流れとしては、矢印A101に示すように下部領域102aの通風孔から表示部101aの筐体内に吸気され、矢印A102に示すように上部領域103aの通風孔から筐体外に排気される。
上記のように通風孔カバー106aにより表示部101aの背面の通風孔領域は、下部領域102aと上部領域103aに分割される。これらの領域の面積を比較すると、下部領域102aの面積よりも上部領域103aの面積の方が大きい。具体的な面積比については後で詳述する。
図1(b)に示す設置状態は、図1(a)に示す表示部101aを回転中心107aの回りに矢印A103のように背面から見て時計回りに90°回転させて、縦長に設置した状態を示す。その際、通風孔カバー106aは回転することなく、図1(a)と同じ状態である。通風孔カバー106aは、表示部101aの背面の中央部領域103bに形成した通風孔を塞ぎ、下部領域101bと通上部領域102bに形成した通風孔は塞いでいない。従って放熱に関わる空気の流れとしては、矢印B101に示すように下部領域101bから表示部101aの筐体内に吸気され、矢印B102に示すように上部領域102bから筐体外に排気される。
図1(b)の状態で表示部101aの背面の通風孔領域は通風孔カバー106aにより、下部領域101bと上部領域102bに分割される。これらの領域の面積を比較すると、下部領域101bの面積よりも上部領域102bの面積の方が大きい。具体的な面積比については後で詳述する。
図1(c)に矢印C101で示すように、表示部101aの筐体内に取り込まれた空気は、下から上への上昇気流となって、矢印C102のように筐体の外部へ排気される。通風孔カバー106aには筐体との間に、弾性を有する密閉部材104cが取り付けられており、該部材は中央部領域103bからの空気の吸気や排気が行われないように通風孔を塞ぐ役割をもつ。矩形断面の密閉部材104cは、例えばスポンジ状の芯をもち、その外側を金属メッシュ等の材料で覆われており、一面が粘着テープで通風孔カバー106aに貼り付けられている。金属メッシュで覆われた密閉部材104cは、その摩擦係数が小さいため、図1(a)と図1(b)との間で設置状態の切り替える場合、表示部101aの背面との摺動面で引掛かることなく円滑に回転動作が行われる。
図1(d)は、表示部101aの背面に一様に設けられた通風孔領域を部分的に拡大して示す図である。Dは通風孔の直径を示し、Pは孔同士の中心間隔を示しており、本例では、隣り合う3つの各通風孔の中心を結ぶ三角形の頂角が60°の千鳥格子状に各孔が配置されている。この場合、単位面積にて通風孔が開けられている割合を示す開口率(%)は、「(90.6×D^2)/(P^2)」で求まり、「^2」は2乗演算を表す。例えば、D=3.5(mm)、P=5(mm)の場合、開口率≒44.4(%)となる。このようにして求められた開口率(%)に対して、通風孔を配置する領域の面積を乗ずることにより、通風孔領域の開口面積が算出される。
矢印A101、B101に示すように、表示部101aの筐体下部から装置内に吸気された空気は、装置内部の温度上昇による膨張のため体積が増加して上昇し、矢印A102、B102に示すように、筐体外に排気される。よって下部領域の面積に比べて上部領域の面積を大きくすることにより、筐体内で下から上への気流を乱さず、効率的な冷却が可能となる。以下、上部領域を下部領域に比べてどの程度の面積比に設計するかについて説明する。気体分子自身の体積や分子間力などの相互作用が無いと考えた場合の理想気体の体積Vは絶対温度Tに比例し、正の定数kを用いて「V=kT」で表される。例えば、装置内で空気温度が30℃上昇した場合の体積増加率は、(273+30)/273≒1.11となる。よって、上部領域の開口面積が下部領域の開口面積に比べて11%程度大きくなるように設計すればよく、前記した開口率を用いて面積計算を行うことができる。
以上のように第1実施形態によれば、表示部101aを支持するスタンド部105aに取り付けた通風孔カバー106aを用いて、表示部101aの筐体背面の中央部領域104a、103bに形成した通風孔を塞ぐことができる。つまり、中央部領域104a、103bに形成した通風孔を通る空気流は、表示部内の上昇気流を乱す原因となる。中央部領域の通風孔が閉塞される結果、表示部101aを図1(a)に示す横長で使用する場合及び図1(b)に示す縦長で使用する場合のいずれにおいても、表示部筐体内の上昇気流を乱さず、効率的な冷却が可能となる。
[第2実施形態]
図2は本発明の第2実施形態に係る表示装置を例示し、該装置の表示部201aにはその上下及び左右の各側面に通風孔が形成されている。図2(a)は、表示部201aを横長に設置した状態を示す背面斜視図である。表示部201aの上面には領域202aに上面通風孔が形成され、下面の領域203aに下面通風孔が形成されている。表示部201aの左右の側面には、その上部領域204a、中央部領域205a、下部領域206aに通風孔がそれぞれ形成されている。また、表示部201aを支持するスタンドは、スタンド台座部207aと、これに連結されるスタンド支柱部208aと、表示部201aとスタンド支柱部208aを連結するスタンド連結部209aから構成される。
側面通風孔カバー210aは、スタンド連結部209aから水平方向に移動可能に支持され、断面形状がL字状をした部材である。図2(a)の状態では、側面通風孔カバー210aの端部が、側面の上部領域204aと下部領域206aに挟まれた中央部領域205aの通風孔を塞いでいる。また側面通風孔カバー211aは、側面通風孔カバー210aとは左右対称に配置され、スタンド連結部209aから水平方向に移動可能に支持されたL字状断面の部材である。側面通風孔カバー211aは、表示部201aの筐体側面にて側面の中央部領域205aが形成された面とは反対側の側面に形成した側面中央部領域の通風孔(図示せず)を塞いでいる。
図2(b)は、図2(a)に示す状態の表示部201aを、回転中心212aの回りに、背面から見て時計回りに90°回転させて縦長に設置した状態を示す。図2(a)から図2(b)へと表示部201aの姿勢を変更する場合、ユーザはまず、図2(a)の側面通風孔カバー210a、211aを水平方向に引き出し、表示部201aの回転動作に干渉しない位置まで移動させる。次にユーザは表示部201aを、回転中心212aの回りに背面から見て時計回りに90°回転させる。最後にユーザが側面通風孔カバー210a、211aを水平方向に移動して内側に戻せば、図2(b)の状態となる。この場合、表示部201aの左右側面のうち、側面通風孔カバー210aが側面の中央部領域205bの通風孔を塞ぎ、反対側の側面中央部領域の通風孔を側面通風孔カバー210aが塞ぐ。なお、図2(a)に示す上部領域202aの面積は、図2(b)に示す側面の上部領域204b、中央部領域205b、下部領域206bを合わせた領域の面積に等しい。
第2実施形態によれば、表示部の上下及び左右の側面に通風孔を有する表示装置において、側面中央部領域に形成した通風孔からの空気の出入りを防ぐことで、表示部内での上昇気流を乱さず、効率的な冷却が可能となる。さらには側面通風孔カバー210a、211aの形状や取付位置に工夫を凝らすことによって、側面通風孔の一部又は全てを塞ぐことができるので、熱源となる筐体内の回路基板や筐体内の空気の流れに応じて放熱を効率的に行える。
[第3実施形態]
図3は本発明の第3実施形態に係る表示装置の構成を例示する。図3(a)は、表示装置の背面部を分解して示す分解斜視図であり、表示部301aと通風孔カバー304a、壁掛金具303a、接続金具302aを示す。図3(b)は、表示装置が設置壁301bに縦長に設置された状態で、表示部301aの断面を概略的に示す。表示部301aは接続金具302aと壁掛金具303aを用いて壁面に取り付けられる。
表示部301aの背面には、2つの矩形枠によって囲まれた四角形状の領域内に多数の通風孔が形成され、その一部を塞ぐように通風孔カバー304aが位置する。通風孔カバー304aには、表示部301aと接する側に密閉部材307aが取り付けられている。また通風孔カバー304aの中央には、壁掛金具303aの一部をなす回転部308aを挿通させるための孔が形成されており、その周囲には複数のねじ孔306aが形成されている。壁掛金具303aは板状部材を屈曲させて形成した基台部308bと、円柱状の回転部308aを備える。基台部308bの側面には引掛部313aがL字状の切欠として形成され、ねじ314aの挿通孔が形成されている。接続金具302aは壁掛金具303aに内嵌される形状をもち、左右の側面部には側方を向いた凸部312aが設けられ、ねじ314aのためのねじ孔315aが形成されている。
以下、表示部301aを設置壁301bに設置する手順について説明する。なお、接続金具302aは、ねじ311aによって設置壁301bに予め取り付けられているとする。
先ず、設置者は壁掛金具303aと通風孔カバー304aを複数本のねじ305aで互いに結合する。設置者は、壁掛金具303aに形成した孔にねじ305aをそれぞれ挿通させて、通風孔カバー304aに形成したねじ孔306aに締結する。
次に設置者は、壁掛金具303aの回転部308aを表示部301aにねじ留めする。回転部308aはその回転軸を中心として基台部308bに対して回転可能であり、外周縁部に設けられた取付部の孔にねじ309aをそれぞれ挿通させて、表示部301aの背面のねじ孔310aに締結される。これにより表示部301aの背面に壁掛金具303aが結合した状態となる。
最後に設置者が接続金具302aの凸部312aに、壁掛金具303aの引掛部313aを引掛けて、ねじ314aをねじ孔315aに締結すれば、設置が完了する。
壁掛で設置される表示部301aの背面において、中央部領域316a(破線枠内参照)の通風孔が、通風孔カバー304aに取り付けられた密閉部材307aによって閉塞される。つまり、中央部領域316aの通風孔からの空気の出入りを防ぐことにより、表示部301aの内部での上昇気流を乱さずに効率的な冷却が可能となる。なお図3(a)では表示部301aを縦長に設置した場合を示したが、回転部308aにより表示部301aを90°回転させることで横長に設置した場合においても同様の効果が得られる。この場合、通風孔カバー304aは回転することなく図3(a)に示す状態のままである。
図3(b)は設置壁301bに取り付けた状態にて回転部308aの回転軸302bを通る縦断面図を示し、空気の流れを矢印B301及びB302で示す。表示部301aの筐体内には、表示モジュール101cと、その背面にて熱源となる回路基板102c、103cが配置されている。放熱に関わる空気の流れとしては、矢印B301に示すように下部領域303bの通風孔から吸気され、矢印B302に示すように上部領域304bの通風孔から排気される。
第3実施形態では、表示部301aを壁に設置する場合、壁掛金具303aに取り付けた通風孔カバー304aによって中央部領域316aの通風孔が閉塞され、表示部内での下から上への気流を乱さず、効率的な冷却が可能となる。
[第4実施形態]
図4は本発明の第4実施形態に係る表示装置の構成を例示する。第4実施形態に係る装置の基本的な構成は第1実施形態の場合と同様であり、以下では相違点を説明する。なお、図1に示す各部と同様の構成要素については、第1実施形態にて既述した部分に付した符号と同一の符号を使用することにより、それらの詳細な説明を省略する。
図4(a)は、表示部101aが横長に設置された状態の表示装置を示す背面図であり、背面の通風孔を略T字形状の通風孔カバー106aが塞いでいる。図1で説明した第1実施形態では、表示部101aの背面にて矩形枠内の全域に亘って通風孔を配置したが、第4実施形態では矩形枠のうち、図に斜線を付して示す領域507aを除いた領域に通風孔が形成されている。つまり表示部101aには、背面から見て略L字状をした領域(以下、L字領域という)503aと、該領域から図の右下に離隔した下部領域504aが設けられている。L字領域503aは、通風孔カバー106aよりも上方に位置する領域と、通風孔カバー106aによって塞がれた領域(左側中央部領域)と、通風孔カバー106aよりも下方に位置する領域とから構成される。また、下部領域504aはその一部が通風孔カバー106aによって閉塞されているが、大半の領域では通風孔が開放された状態である。領域505aはL字領域503aと下部領域504aとの間隙部を示し、通風孔カバー106aで覆われているが、該領域に通風孔は形成されていない。
図4(b)は、図4(a)に示す状態の表示部101aを矢印A103に示すように、回転中心107aの回りに背面から見て時計回り方向に90°回転させた設置状態を示す背面図である。L字領域503aは、通風孔カバー106aよりも上方に位置する領域と、通風孔カバー106aによって塞がれた領域(右側中央部領域)と、通風孔カバー106aよりも下方に位置する領域とから構成される。また、下部領域504aはその一部が通風孔カバー106aによって閉塞されているが、大半の領域では通風孔が開放された状態である。領域501bはL字領域503aと下部領域504aとの間隙部を示し、通風孔カバー106aで覆われているが、該領域に通風孔は形成されていない。
以上のように、第4実施形態では、表示部101aを縦長、横長に設置したいずれの状態でも、通風孔カバー106aで塞がれる領域507a(斜線部参照)には、予め通風孔を設けない構造となっている。図4は、矢印A103のように背面から見て表示部101aを時計回り方向に90°回転させる例を示すが、これに限らず、表示部101a反時計回り方向に90°回転させる形態の場合も同様である。この場合、図4の装置を左右方向にて鏡像反転させた構成、つまり、図4の紙面を裏側から見た構成にすればよい。いずれにしても第4実施形態では、縦長、横長の両設置状態にて通風孔カバー106aで塞がれる領域507aには通風孔が形成されていないことに特徴があり、通風孔カバーや通風孔の配置、形状や大きさを制限するものではない。
第4実施形態によれば、縦長、横長のいずれの設置状態でも通風孔カバー106aによってL字領域503aの一部を塞ぐことにより、表示部101aの筐体内での下から上への気流を乱さず、効率的な冷却が可能となる。
101a 表示部
102a,101b 下部領域
103a,102b 上部領域
103b,104a 中央部領域
104c 密閉部材
105a スタンド部
106a 通風孔カバー
201a 表示部
204a,204b 側面上部領域
205a,205b 側面中央部領域
206a,206b 側面下部領域
210a,211a 側面通風孔カバー
301a 表示部
304a 通風孔カバー
303b 下部領域
304b 上部領域
307a 密閉部材
316a 中央部領域
504a 下部領域
507a 通風孔が形成されていない領域

Claims (7)

  1. 背面又は側面に通風孔が形成された通風孔領域を有する表示部と、該表示部を縦長の設置状態及び横長の設置状態で支持する支持手段を備えた表示装置であって、
    前記支持手段は前記縦長の設置状態及び前記横長の設置状態にて前記通風孔領域の一部を塞ぐカバー手段を備え、
    前記通風孔領域のうち前記カバー手段によって覆われた領域よりも下方に位置する下部領域の通風孔から前記表示部内に吸気し、前記カバー手段によって塞がれた領域よりも上方に位置する上部領域の通風孔から前記表示部の外部に排気する構成としたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記カバー手段は移動可能な状態で前記支持手段に設けられており、前記下部領域と前記上部領域の間に位置する中央部領域を塞ぐことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記カバー手段の密閉部材によって前記表示部の背面に形成された前記通風孔領域の一部を塞ぐことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記カバー手段によって前記通風孔領域の一部が塞がれた状態にて、前記下部領域の開口面積よりも前記上部領域の開口面積の方が大きいことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記上部領域の開口面積と前記下部領域の開口面積との面積比は、前記表示装置内の空気の温度上昇に対応する該空気の体積増加率に基づいて予め算出された面積比である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記表示部の背面にて、前記縦長の設置状態及び前記横長の設置状態のいずれにおいても前記カバー手段で塞がれる領域には通風孔が形成されていないことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 背面又は側面に通風孔が形成された通風孔領域を有する表示部と、該表示部を縦長の設置状態及び横長の設置状態で支持する支持手段を備えた表示装置の空気冷却方法であって、
    前記支持手段が備えるカバー手段によって、前記縦長の設置状態及び前記横長の設置状態にて前記通風孔領域の一部を塞ぐことにより、
    前記通風孔領域のうち前記カバー手段によって覆われた領域よりも下方に位置する下部領域の通風孔から前記表示部内に吸気し、前記カバー手段によって塞がれた領域よりも上方に位置する上部領域の通風孔から前記表示部の外部に排気することを特徴とする空気冷却方法。
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