JP5647324B1 - 刃部収納式鋏 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性を向上させることのできる刃部収納式鋏を提供することを課題とする。【解決手段】 長手をなす刃部及び該刃部のそれぞれに取り付けられる操作部を有する一対の鋏本体と、該一対の鋏本体のそれぞれを第一方向でスライド可能に内装するケースとを備えるようにし、ケースが、一方の鋏本体の操作部をケース内で第一方向に案内する案内部と、一対の鋏本体のそれぞれの刃部全体がケースから進出した状態で、他方の鋏本体の操作部を一方の鋏本体の操作部に対して接離可能にする導出部とを備えるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、刃部を有する鋏本体をスライドさせることで、ケースに対して刃部を出退可能とした刃部収納式鋏に関する。
従来から、長手をなす刃部であって、長手方向に先端と該先端とは反対側の基端とを有する刃部及び該刃部の基端に取り付けられる操作部とを有する一対の鋏本体と、該一対の操作部のそれぞれを互いに離間させる方向に付勢する付勢部材と、該一対の鋏本体のそれぞれを第一方向でスライド可能に退避するケースであって、第一方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有するケースとを備える刃部収納式鋏が提供されている。そして、この種の刃部収納式鋏は、ケース内で一対の鋏本体のそれぞれをスライドさせるためのスライド用操作部を備えている(例えば、特許文献1参照)。
一対の鋏本体のそれぞれは、各鋏本体における刃部と操作部との間の部分同士が枢結される。ケースは、該ケースの第一端側に形成される挿通口であって、前記一対の刃部のそれぞれを挿通させる挿通口と、内外に亘って貫通するとともに第一方向で長手をなす案内部とを有する。そして、スライド用操作部は、ケースの外側に配置されるとともに、案内部を介して一対の鋏本体のそれぞれに取り付けられている。
そのため、この種の刃部収納式鋏は、スライド用操作部を案内部に沿って移動させることで、一対の鋏本体のそれぞれを第一方向でスライドさせることができる。これにより、この種の刃部収納式鋏は、一対の鋏本体のそれぞれの刃部をケースに対して出退させることができる。
ところで、この種の刃部収納式鋏を用いて切断作業をする場合、作業者は、各鋏本体の操作部のそれぞれを指先で摘むようにして保持しながら(例えば、親指と人差し指とで各鋏本体の操作部のそれぞれを把持しながら)、各鋏本体の操作部のそれぞれを互いに接離させることになる。
そのため、この種の刃部収納式鋏は、各鋏本体の操作部を指先で保持することが難しく、切断作業に適した姿勢を維持させることが困難であった。特に、刃部収納式鋏は、サイズが小さくなるにつれて、このような問題がより顕著になる。
特開平8−182870号公報
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、操作性を向上させることのできる刃部収納式鋏を提供することを課題とする。
本発明に係る刃部収納式鋏は、長手をなす刃部であって、長手方向に先端と該先端とは反対側の基端とを有する刃部と、該刃部の基端に取り付けられる操作部とを有する一対の鋏本体と、該一対の鋏本体のそれぞれの操作部を互いに離間させる方向に付勢する付勢部材と、一対の鋏本体のそれぞれを第一方向でスライド可能に内装するケースであって、第一方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有するケースとを備え、一対の鋏本体のそれぞれは、刃部と操作部との間の部分同士が枢結されるとともに、各鋏本体の刃部全体がケースから進出する第一の限界位置と、各鋏本体の刃部全体がケース内に退避する第二の限界位置との間でスライド可能に構成され、ケースは、該ケースの第一端側に形成されるとともに第一方向で貫通する挿通口であって、一対の鋏本体のそれぞれの刃部を挿通可能な挿通口と、一方の鋏本体の操作部をケース内で第一方向に案内する案内部と、第一方向で長手をなし且つ第一方向と直交する第二方向で貫通する長穴部と、ケースの第一端側で該長穴部と連続する導出部であって、第二方向で貫通する導出部とを有し、長穴部は、他方の鋏本体の操作部を部分的にケースから露出させつつ第一方向に案内し、導出部は、第一の限界位置に配置された 他方の鋏本体の操作部を一方の鋏本体の操作部に対して接離可能にし、一方の鋏本体の操作部には、凸部又は凹部の何れか一方が形成され、ケースは、第一の限界位置に位置する一方の鋏本体の第一方向での移動を規制可能な第一のロック部であって、該ケース内部に形成される凸部又は凹部の何れか他方によって構成される第一のロック部を有し、第一の限界位置に位置する一方の鋏本体の操作部の凸部又は凹部の何れか一方と、前記第一のロック部を構成する凸部又は凹部の何れか他方とは、互いに嵌合可能に構成される、ことを特徴とする。
上記構成の刃部収納式鋏によれば、ケースは、一対の鋏本体のそれぞれを第一方向でスライド可能に内装することができる。すなわち、ケースは、第一方向で長手をなすように形成されている。
そのため、刃部収納式鋏は、使用者がケースを握るようにして保持しつつ、親指で他方の鋏本体の操作部を操作することで、一対の鋏本体のそれぞれの刃部をケースに対して出退させたり、一対の鋏本体のそれぞれの刃部を互いに接離させたりすることができる。従って、刃部収納式鋏は、容易にケースの姿勢を安定させつつ操作部を操作することができる。
より具体的に説明する。刃部収納式鋏は、ケースを握るようにして保持しつつ、他方の鋏本体の操作部におけるケースから露出した部分を親指でケースの第一端側にスライドさせると、一方の鋏本体の操作部が案内部によってケースの第二端側からケースの第一端側に案内される。
そして、一対の鋏本体のそれぞれが第一の限界位置に配置されると、各鋏本体の刃部全体がケースから進出する。このとき、他方の鋏本体の操作部が導出部と対応する位置に配置されるため、該他方の鋏本体の操作部が導出部を通じて一方の鋏本体に対して接離可能になる。そして、刃部収納式鋏は、ケースを握るようにして保持したまま、親指で他方の鋏本体の操作部を一方の鋏本体の操作部に向かって押し込むことで、一対の鋏本体のそれぞれの刃部を互いに接近させることができ、他方の鋏本体の操作部に対する押しを解除することで、一対の鋏本体のそれぞれの刃部を互いに離間させることができる。
さらに、他方の鋏本体の操作部を一方の鋏本体の操作部に向けて押し込んだ状態で該操作部をケースの第二端側にスライドさせることで、一対の鋏本体のそれぞれを第二の限界位置に配置することができる。これにより、各鋏本体の刃部全体がケース内に退避する。
また、上記構成の刃部収納式鋏は、第一の限界位置において、一対の鋏本体のそれぞれが不用意に移動してしまうことを防止することができる。そのため、上記構成の刃部収納式鋏は、各鋏本体の刃部をケースから進出させている状態において、一対の鋏本体のそれぞれが第一方向で不用意に移動してしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る刃部収納式鋏の他態様として、ケースは、第二の限界位置に位置する一の鋏本体の第一方向での移動を規制可能な第二のロック部を有するようにしてもよい。
このようにすれば、上記構成の刃部収納式鋏は、第二の限界位置において、一対の鋏本体のそれぞれが不用意に移動してしまうことを防止することができる。すなわち、上記構成の刃部収納式鋏は、各鋏本体の刃部をケース内に退避させている状態においても一対の鋏本体のそれぞれが第一方向で不用意に移動してしまうことを防止することができる。
以上のように、本発明の刃部収納式鋏によれば、操作性を向上させることができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る刃部収納式鋏の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る刃部収納式鋏における一対の鋏本体のそれぞれの正面図である。 図3は、同実施形態に係る刃部収納式鋏における一対の鋏本体のそれぞれの背面図である。 図4は、同実施形態に係る刃部収納式鋏における一対の鋏本体のそれぞれの平面図であって、図4Aは、一方の鋏本体の平面図であり、図4Bは、他方の鋏本体の平面図である。 図5は、同実施形態に係る刃部収納式鋏におけるケースの平面図である。 図6は、同実施形態に係る刃部収納式鋏におけるケースの断面図であって、図5のA−A線における断面図である。 図7は、同実施形態に係る刃部収納式鋏におけるケースの断面図であって、図5のB−B線における断面図である。 図8は、同実施形態に係る刃部収納式鋏の平面図であって、一対の鋏本体のそれぞれが第二の限界位置に配置されている状態の平面図である。 図9は、同実施形態に係る刃部収納式鋏の平面図であって、一対の鋏本体のそれぞれが第一の限界位置に配置されている状態の平面図である。 図10は、同実施形態に係る刃部収納式鋏の部分断面正面図であって、図10Aは、一対の鋏本体のそれぞれが第二の限界位置に配置されている状態の部分断面正面図であり、図10Bは、一対の鋏本体のそれぞれが第一の限界位置に配置されている状態の部分断面正面図であり、図10Cは、一対の鋏本体のそれぞれが第一の限界位置に配置され且つ他方の操作部が一方の操作部から離間する方向に移動した状態の部分断面正面図である。 図11は、同実施形態に係る刃部収納式鋏の部分断面背面図であって、図11Aは、一対の鋏本体のそれぞれが第二の限界位置に配置されている状態の部分断面背面図であり、図11Bは、一対の鋏本体のそれぞれが第一の限界位置に配置されている状態の部分断面背面図であり、図11Cは、一対の鋏本体のそれぞれが第一の限界位置に配置され且つ他方の操作部が一方の操作部から離間する方向に移動した状態の部分断面背面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る刃部収納式鋏について、添付図面を参照しつつ説明を行う。
本実施形態に係る刃部収納式鋏は、刃部を有する一対の鋏本体のそれぞれをスライドさせることで、ケースに対して刃部を出退可能としたものである。なお、本実施形態では、一方の鋏本体及び一方の鋏本体が有する構成には、「A」を付し、他方の鋏本体及び他方の鋏本体が有する構成には、「B」を付して以下の説明を行うこととする。
より具体的に説明する。刃部収納式鋏1は、図1に示すように、長手をなす刃部20A,20Bであって、長手方向に先端と該先端とは反対側の基端とを有する刃部20A,20Bと、図2に示すように、該刃部20A,20Bの基端に取り付けられる操作部21A,21Bとを有する一対の鋏本体2A,2Bと、該一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの操作部21A,21Bを互いに離間させる方向に付勢する付勢部材3と、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれを第一方向でスライド可能に内装するケース4であって、第一方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有するケース4とを備える(図5参照)。
図2及び図3に示すように、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれは、刃部20A,20Bと操作部21A,21Bとの間の部分が互いに枢結される。すなわち、刃部収納式鋏1は、一方の鋏本体2Aにおける刃部20Aと操作部21Aの間の部分と、他方の鋏本体2Bにおける刃部20Bと操作部21Bの間の部分とが互いに枢結されている。そのため、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれは、刃部20A,20Bと操作部21A,21Bとの間の部分(互いに枢結されている部分)を中心として回動するようになっている。
一方の鋏本体2Aは、付勢部材3を取り付けるためのバネ受部22Aを有する。そして、図4Aに示すように、操作部21Aは、刃部20Aの基端に取り付けられる本体部210Aと、第一方向と直交する方向(以下、第二方向とする)における一方側に形成される凹部211Aと、第一方向における該凹部211Aの両側に形成される一対の凸部212Aとを有する。さらに、操作部21Aは、第二方向における本体部210Aの他方側に形成される被案内部213Aを有する。
操作部21Aは、凹部211Aの表面と、各凸部212Aの表面とが互いに連続している。そのため、操作部21Aは、凹部211Aと各凸部212Aとが一つの凹みを形成している。
被案内部213Aは、第二方向で延出するとともに、第一方向で長手をなしている。
他方の鋏本体2Bは、付勢部材3を取り付けるためのバネ受部22Bを有する(図2及び図3参照)。そして、図4Bに示すように、操作部21Bは、刃部20Bの基端に取り付けられる本体部210Bと、第二方向における一方側に形成される当接部211Bと、該当接部211Bから第一方向及び第二方向のそれぞれに直交する方向(以下、第三方向とする)に突出する突出部212Bとを有する(図3参照)。
図2及び図3に戻り、本実施形態に係る付勢部材3は、圧縮コイルバネで構成される。また、付勢部材3は、伸縮方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有する。そして、付勢部材3の一端側は、一方の鋏本体2Aのバネ受部23Aに取り付けられ、付勢部材3の他端側は、他方の鋏本体2Bのバネ受部23Bに取り付けられる。
そのため、一方の鋏本体2Aの操作部21Aと、他方の鋏本体2Bの操作部21Bとは、常時において、付勢部材3からの外力(一方の鋏本体2Aの操作部21Aと、他方の鋏本体2Bの操作部21Bとが互いに離間する方向に作用する外力)を受けている。
ケース4は、上述のように、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれを第一方向でスライド可能に内装する(図8及び図9参照)。すなわち、図5に示すように、ケース4は、内部に一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれを収容可能な空間(以下、収容空間Dとする)を有する。
そして、ケース4は、該ケース4の第一端側に形成されるとともに第一方向で貫通する挿通口40であって、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの刃部20A,20Bを挿通可能な挿通口40と、一方の鋏本体2Aの操作部21Aをケース4内で第一方向に案内する案内部41と(図7参照)、第一方向で長手をなし且つ第一方向と直交する第二方向で貫通する長穴部42と、該長穴部42とケース4の第一端側で連続する導出部43であって、第二方向で貫通する導出部43とを有する。
また、図6に示すように、ケース4は、第一の限界位置に位置する一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの第一方向での移動を規制可能な第一のロック部44と、第二の限界位置に位置する一対の鋏本体のそれぞれの第一方向での移動を規制可能な第二のロック部45とを有する。
挿通口40は、第一方向で一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれと並ぶ位置に形成されている。
案内部41は、図7に示すように、ケース4の内部に形成されており、第一方向で長手をなす溝状に形成されている。また、案内部41は、操作部21Aの被案内部213Aと対応する部分に形成されている。そのため、刃部収納式鋏1は、操作部21Aの被案内部213Aがケース4の案内部41に嵌合している。これにより、刃部収納式鋏1は、操作部21Aが案内部41によって、第一方向に案内されるようになっている。従って、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれは、各鋏本体2A,2Bの刃部20A,20B全体がケース4から進出する第一の限界位置と、各鋏本体2A,2Bの刃部20A,20B全体がケース4内に退避する第二の限界位置との間でスライド可能に構成される。
長穴部42は、操作部21B(本体部210B)を部分的にケース4から露出させる(図10A、及び図11A参照)。より具体的に説明する。長穴部42は、図6に示すように、収容空間Dと連続する。そして、第二方向における長穴部42の寸法は、第二方向における他方の操作部21Bの本体部210Bの寸法と同一又は略同一に設定される(図8参照)。
そのため、刃部収納式鋏1は、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれがケース4の第二端側に配置されると、操作部21Bの当接部211Bがケース4における長穴部42を画定する部分(以下、被覆部420とする)の下方に配置される。これにより、刃部収納式鋏1は、操作部21Bの第二方向での移動(操作部21Aから離間する方向への移動)が規制される。
より具体的に説明する。刃部収納式鋏1において、他方の操作部21Bは、常時、付勢部材3から付勢力(一方の操作部21Aから離間する方向に作用する付勢力)を受けている。しかしながら、刃部収納式鋏1は、当接部211Bが被覆部420と対応する位置に配置されていると、該当接部211Bが被覆部420に当接する。これにより、操作部21Bは、操作部21Aから離間する方向への移動が規制される。
そして、被覆部420は、ケース4の内側に位置する部分に形成される凹状の被嵌合部420aを有する。被嵌合部420aは、第二の限界位置に配置されている他方の鋏本体2Bの突出部212Bと対応する部分に形成されている。そのため、刃部収納式鋏1は、他方の鋏本体2Bが第二の限界位置に配置されると、突出部212Bが被覆部420の被嵌合部420aに嵌合する。
導出部43は、ケース4の第一端側で長穴部42と連続するように形成される長穴部42と連続するように形成される。また、導出部43の第二方向における寸法は、操作部21Bの第二方向における寸法(本体部210B及び当接部211Bの寸法)と同一又は略同一に設定される(図9参照)。そのため、操作部21Bは、当接部211Bが導出部43と対応する場所に配置されると、操作部21Aから離間する方向での移動に対する規制が解除される。これにより、他方の操作部21Bは、導出部43を通じて操作部21Aに対して接離可能になる。
図5に戻り、第一のロック部44は、凸状に形成されている。また、第一のロック部44は、ケース4の内部に形成されている。より具体的に説明すると、第一のロック部44は、ケース4の内部における、第一の限界位置に配置されている一方の鋏本体2Aの凹部211Aと対応する部分に形成されている。
第二のロック部45は、凸状に形成されている。また、第二のロック部45は、ケース4の内部に形成されている。より具体的に説明すると、第二のロック部45は、ケース4の内部における、ケース4の第二の限界位置に配置されている一方の鋏本体2Aの凹部211Aと対応する部分に形成されている。
本実施形態に係る刃部収納式鋏1は、以上の通りである。続いて、本実施形態に係る刃部収納式鋏1の動作について、添付図面を参照しつつ説明を行う。
刃部収納式鋏1は、使用者がケース4を握るようにして保持しつつ、親指で他方の鋏本体2Bの操作部21Bを操作することで、図8及び図9に示すように、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの刃部20A,20Bをケース4に対して出退させたり、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの刃部20A,20Bを互いに接離させたりすることができる。
より具体的に説明する。刃部収納式鋏1は、ケース4を握るようにして保持しつつ、操作部21Bのケース4から露出している部分を親指でケース4の第一端側にスライドさせると、図11Aに示すように、一方の鋏本体2Aの操作部21Aが案内部41によって第一方向で案内され、図10Aに示すように、他方の鋏本体2Bの操作部21Bが長穴部42(被覆部420)によって第一方向で案内される。これにより、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれがケース4の第二端側からケース4の第一端側にスライドする。
そして、図10B、図11Bに示すように、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれが第一の限界位置に配置されると、各鋏本体2A,2Bの刃部20A,20B全体がケース4から進出する。このとき、一方の鋏本体2Aの凹部211Aが第一のロック部44に嵌合し、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの第一方向での移動が規制される(図10B参照)。
また、他方の鋏本体2Bの操作部21Bは、導出部43と対応する位置に配置されると、操作部21Aに対して接離可能になる。そのため、操作部21Bに対する操作(操作部21Bに対する押し)を解除すると、図10C及び図11Cに示すように、該操作部21Bが付勢部材3の付勢力によって操作部21Aから離間する方向に移動する。
そして、ケース4を握るようにして保持したまま、親指で他方の鋏本体2Bの操作部21Bを一方の鋏本体2Aの操作部21Aに向けて押すと、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの刃部20A,20Bが互いに接近する。そして、他方の鋏本体2Bの操作部21Bに対する押しを解除すると、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの刃部20A,20Bが互いに離間する。
さらに、他方の鋏本体2Bの操作部21Bを一方の鋏本体2Aの操作部21Aに向けて押しながらケースの第二端側に移動させると、凹部211Aがケース4の第一のロック部44から外れ、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれが第二の限界位置に配置される。これにより、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの刃部20A,20Bのそれぞれがケース4内に退避する。そして、一方の鋏本体2Aの凹部211Aが第二のロック部45に嵌合し、一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれの第一方向での移動が規制される。
以上のように、刃部収納式鋏1は、使用者がケース4を握るようにして保持しつつ、親指で他方の鋏本体2Bの操作部21Bを操作することができる。そのため、刃部収納式鋏1は、刃部20A,20Bをケース4に対して出退させたり、切断作業をしたりするにあたり、容易にケース4の姿勢を安定させることができる。従って、刃部収納式鋏1は、操作性を向上させることができるという優れた効果を奏し得る。
また、刃部収納式鋏1は、第一の限界位置及び第二の限界位置に配置された一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれが不用意に移動してしまうことを防止することができる。すなわち、刃部収納式鋏1は、各鋏本体2A,2Bの刃部20A,20Bをケース4から進出させている状態、及び各鋏本体2A,2Bの刃部20A,20Bをケース4内に退避させている状態で一対の鋏本体2A,2Bのそれぞれが第一方向で不用意に移動してしまうことを防止することができる。
そして、刃部収納式鋏1は、他方の鋏本体2Bの操作部21Bに対する操作のみで(すなわち、一方の鋏本体2Aの操作部21Aを操作することなく)、刃部収納式鋏1は、刃部20A,20Bをケース4に対して出退させたり、切断作業をしたりすることができる。従って、刃部収納式鋏1は、作業者が持ち方を変更することなく、刃部20A,20Bをケース4に対して出退させたり、切断作業をしたりすることができる。
尚、本発明に係る刃部収納式鋏1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
上記実施形態において、被案内部213Aは、本体部210Aの第二方向における他方側に延出していたが、これに限定されるものではなく、例えば、被案内部213Aは、本体部210Aの第二方向における他方側に形成される溝によって構成されていてもよい。ただし、このようにする場合、案内部41をケース4の内部から突出するように形成する必要がある。
上記実施形態において、付勢部材3は、圧縮コイルバネで構成されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、板バネ等で構成されていてもよい。
また、上記実施形態において、特に言及しなかったが、長穴部42は、導出部43よりもケースの第一端側にも延びている。すなわち、導出部43は、第一方向における長穴部42の途中位置と連続している。これにより、上記実施形態に係る刃部収納式鋏1は、他方の操作部21Bが一方の操作部21Aから離れたときに、他方の刃部20Bがケース4に干渉することを防止することができる。
また、上記実施形態において、特に言及しなかったが、第一のロック部44、及び第二のロック部45は、一方の操作部21Aの凹部211A及び各凸部212Aによって形成される凹みよりも大きく形成されていてもよい。このようにすれば、第一のロック部44、及び第二のロック部45は、より確実に、一対の鋏本体2A.2Bのそれぞれの第一方向におけるスライドを規制することができる。
また、上記実施形態において、第一のロック部44、及び第二のロック部45は、ケース4の内部に突出するように形成されていたが、これに限定されるものではなく、第一のロック部44、及び第二のロック部45は、例えば、ケース4の内部に形成した凹みによって構成されていてもよい。ただし、このようにする場合、一方の操作部21Aには、
凹部211A及び凸部212Aに変えて、ケース4の内部に形成した凹みに嵌合可能な突起を形成する必要がある。
1…刃部収納式鋏、2A,2B…鋏本体、3…付勢部材、4…ケース、20A,20B…刃部、21A,21B…操作部、22A,22B…バネ受部、40…挿通口、41…案内部、42…長穴部、43…導出部、44…第一のロック部、45…第二のロック部、210A,210B…本体部、211A…凹部、211B…当接部、212A…凸部、212B…突出部、213A…被案内部、420…被覆部、420a…被嵌合部、D…収容空間

Claims (2)

  1. 長手をなす刃部であって、長手方向に先端と該先端とは反対側の基端とを有する刃部と、該刃部の基端に取り付けられる操作部とを有する一対の鋏本体と、該一対の鋏本体のそれぞれの操作部を互いに離間させる方向に付勢する付勢部材と、一対の鋏本体のそれぞれを第一方向でスライド可能に内装するケースであって、第一方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有するケースとを備え、一対の鋏本体のそれぞれは、刃部と操作部との間の部分同士が枢結されるとともに、各鋏本体の刃部全体がケースから進出する第一の限界位置と、各鋏本体の刃部全体がケース内に退避する第二の限界位置との間でスライド可能に構成され、ケースは、該ケースの第一端側に形成されるとともに第一方向で貫通する挿通口であって、一対の鋏本体のそれぞれの刃部を挿通可能な挿通口と、一方の鋏本体の操作部をケース内で第一方向に案内する案内部と、第一方向で長手をなし且つ第一方向と直交する第二方向で貫通する長穴部と、ケースの第一端側で該長穴部と連続する導出部であって、第二方向で貫通する導出部とを有し、長穴部は、他方の鋏本体の操作部を部分的にケースから露出させつつ第一方向に案内し、導出部は、第一の限界位置に配置された他方の鋏本体の操作部を一方の鋏本体の操作部に対して接離可能にし、一方の鋏本体の操作部には、凸部又は凹部の何れか一方が形成され、ケースは、第一の限界位置に位置する一方の鋏本体の第一方向での移動を規制可能な第一のロック部であって、該ケース内部に形成される凸部又は凹部の何れか他方によって構成される第一のロック部を有し、第一の限界位置に位置する一方の鋏本体の操作部の凸部又は凹部の何れか一方と、前記第一のロック部を構成する凸部又は凹部の何れか他方とは、互いに嵌合可能に構成される、ことを特徴とする刃部収納式鋏。
  2. ケースは、第二の限界位置に位置する一の鋏本体の第一方向での移動を規制可能な第二のロック部を有する請求項1に記載の刃部収納式鋏。
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