JP2005046539A - セーフティカッターナイフ - Google Patents

セーフティカッターナイフ Download PDF

Info

Publication number
JP2005046539A
JP2005046539A JP2003284127A JP2003284127A JP2005046539A JP 2005046539 A JP2005046539 A JP 2005046539A JP 2003284127 A JP2003284127 A JP 2003284127A JP 2003284127 A JP2003284127 A JP 2003284127A JP 2005046539 A JP2005046539 A JP 2005046539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting
engagement
spring
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003284127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3716261B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Watanabe
俊之 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olfa Corp
Original Assignee
Olfa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olfa Corp filed Critical Olfa Corp
Priority to JP2003284127A priority Critical patent/JP3716261B2/ja
Publication of JP2005046539A publication Critical patent/JP2005046539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3716261B2 publication Critical patent/JP3716261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Knives (AREA)

Abstract

【課題】 刃先の前方に飛び出してロックされるガード部材を備えたセーフティカッターナイフにおいて、切断開始時には刃先のみがカッターナイフのハウジング外に位置していて、切断終了直後にハウジング内からガード部材が飛び出して、刃先前方にロックされるように構成したセーフティカッターナイフを提供する。
【解決手段】 カッターナイフのブレード40は、刃先40aがハウジングから突出する切断準備位置へ向けて付勢されつつ、当該付勢力に抗して、刃先40aと切断対象との摩擦係合力で更に引き出されて切断位置までスライド可能である。ブレード40が切断準備位置から切断位置へとスライドするとき、それに連動してハウジング内から突出する保護プレート部51を設ける。保護プレート部51が上記刃先40aを超えて突出したとき、ブレード40と保護プレート部51との相対スライドを禁止する係合手段37、66をさらに設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、ある程度の剛性を有する段ボール紙等の厚紙を切るのに使用するセーフティカッターナイフに関する。
例えば段ボール紙等の厚紙をカッターナイフで切断する場合、ナイフブレードの刃先を段ボール紙に突き刺し、カッターナイフを強く握って手前に引くことで切断作業を行なう。この場合、刃先が段ボール紙から離れた瞬間に、ガード部材が刃先前方に飛び出してロックされるように構成し、安全性を高めたカッターナイフが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6,233,832号明細書(図4〜図6)
特許文献1に開示されたカッターナイフにおいては、ナイフブレード自体はハウジングから突出した位置に固定されている。そして、非切断時にブレード刃先を覆う突出位置(ガード位置)に位置するとともに、切断作業中は、カッターナイフのハウジング内に退避するガード部材が設けられている。
ガード部材は、突出位置に向かって付勢されるとともに、通常は突出位置にロックされている。カッターナイフのフィンガーグリップ部を握ると、ガード部材は、ロックが解除されてハウジング内に退避可能となり、したがって、フィンガーグリップ部を握って切断作業を行なうことができる。ナイフブレードが段ボール紙から離れると、上記付勢されたガード部材が突出位置へと飛び出す。このとき、ガード部材が、再度突出位置でロックされる。
しかしながら、上記カッターナイフにおいては、切断作業を開始する時には、ガード部材がナイフブレードの前方に位置していて、これを切断対象である段ボール紙で押し退けることで切断を開始する。したがって、ブレードの刃先をピンポイントで思い通りの位置に突き刺すことが難しいという問題がある。
本発明は、このような問題を有効に解決するために創案されたものであって、刃先の前方に飛び出してロックされるガード部材を備えたセーフティカッターナイフにおいて、切断開始時には刃先のみがカッターナイフのハウジング外に位置していて、切断終了直後にハウジング内からガード部材が飛び出して、刃先前方にロックされるように構成したセーフティカッターナイフを提供することを目的としている。
本発明のセーフティカッターナイフは、「刃先がハウジングから突出する切断準備位置へ向けて付勢されつつ、当該付勢力に抗して、刃先と切断対象との摩擦係合力で更に引き出されて切断位置までスライド可能なブレード」と「ブレードが切断準備位置から切断位置へとスライドするとき、それに連動してハウジング内から突出する保護プレート部」と「保護プレート部が上記ブレード刃先を超えて突出したとき、ブレードと保護プレート部との相対スライドを禁止する係合手段」とを備えたことを特徴としている。
上記構成を備えた本発明のセーフティカッターナイフにおいては、切断が開始される切断準備位置にブレードがある時は、保護プレート部は、カッターナイフのハウジング内に退避している。したがって、ブレード刃先を特定の箇所にピンポイントで突き刺したい場合に、ガード部材が障害となってそれを妨げることがない。
次に、ブレード刃先が切断対象と係合して切断が開始されると、当該係合による摩擦係合力によってブレードが更に引き出され切断位置へとスライドする。このスライド移動に連動して、保護プレート部がハウジング内から突出し、ブレード刃先を超えた位置にまで突出したとき、ブレードと保護プレート部との相対スライドが禁止される(すなわち、刃先を覆ってガードするガード位置に保護プレート部がロックされる)。つまり、刃先が切断対象から離れると同時に、ハウジング内から保護プレート部が突出し、刃先を覆った位置(ガード位置)でロックされることで、安全性を確保することができる。
第1実施形態(図1〜図6)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセーフティカッター10の分解斜視図を示している。セーフティカッター10は、「ブレード40を保持するブレードトレー30」、「ブレード40の刃先40aを覆う保護プレート部51を備えたガード部材50、60」、および「ブレードトレー30をスライド操作するスライダ70」をハウジング11a、11b内に収容してなる。各部材の機能は以下の通りである。
(1)ブレードトレー30
ブレードトレー30は、その突起部31においてブレード40を保持する。ブレードトレー上の係合突起32およびハウジング11a内面の係合突起12に第1スプリング42が掛けられていて、この第1スプリング42により、ブレードトレー30は、カッター本体内の収納位置(図2)へと付勢される。収納位置においては、ブレードトレー30が保持するブレード40は、ハウジング内に完全に収納される。
収納位置から、ブレードトレー30は、スライダ70によって、第1スプリング42に抗して切断準備位置(図3)へとスライド可能で、さらにブレード40が切断対象に食い込んだ際の保持力(摩擦係合力)により切断位置(図4)にまでスライド可能である。
また、ブレードトレー30の押圧突起35は、ブレードトレー30が切断準備位置から切断位置へとスライドするとき、後述の第1係合レバー65を押圧して、当該レバー65とハウジング11a内面の係合突起14との係合を解く。
(2)スライダ70
スライダ70は、ブレードトレー30に相対スライド可能に係合し、第1スプリング42に抗して、ブレードトレー30を収納位置(図2)から切断準備位置(図3)まで運ぶ。スライダ70は、ハウジング上を、ブレードトレー30の収納位置に対応する位置(図2)と、切断準備位置に対応する位置(図3)との間においてスライド可能である。
(3)ガード部材(保護カバー部材50+フック係合部材60)
ガード部材は、保護カバー部材50と、保護カバー部材50に回動可能に連結されたフック係合部材60と、で構成される。
保護カバー部材50は、ブレード40の刃先40aを覆う保護プレート部51と、フック係合部材60を回動可能に保持する保持部52と、を備える。後述するように、保護プレート部51は、ガード部材とブレードトレー30とが相対スライド不可となった場合に、ブレード40の刃先40aを覆って安全を確保する。
フック係合部材60は、その柱状部分61において、保護カバー部材50の保持部52に回動可能に連結される。フック係合部材60は、第1係合レバー65および第2係合レバー66を備えている。
ブレードトレー30上の係合突起33およびフック係合部材60上の係合突起63に第2スプリング43が掛けられていて、この第2スプリング43により、ガード部材は、ブレードトレー30に向かう方向に付勢されている。
ガード部材は、後述するように、最初は第1係合レバー65がハウジングと係合することで、図2に示す退避位置にある。しかし、ブレード40が切断準備位置から切断位置へとスライドするとき、第1係合レバー65とハウジングとの係合が解かれ、それに連動して、ガード部材の保護プレート部51がハウジング内から刃先40a前方に向かって飛び出す。そして、第2係合レバー66と係合突起37とが係合して、ブレードトレー30とガード部材とが相対スライド不可となったとき、保護プレート部51が刃先40aを覆って安全を確保する。
次に、図2〜図6を参照して実際の切断作業時における各部の機能を説明する。以下に詳しく説明するが、ブレードトレー30は、ブレード40がハウジング内に収まる収納位置(図2)と、刃先40aがハウジングから突出する切断準備位置(図3)と、刃先40aと切断対象との摩擦係合力によりブレード40がさらに引き出された切断位置(図4)と、の間でスライド移動する。
(1)使用前の状態(図2:ブレードトレーは収納位置、ガード部材は退避位置)
ハウジング内において、ブレードトレー30は、第1スプリング42によって収納位置に付勢されている。
また、ガード部材(保護カバー部材50+フック係合部材60)は、第2スプリング43によって、ブレードトレー30へ向かう方向に付勢されている。しかし、フック係合部材60の第1係合レバー65が、第2スプリング43の付勢力によりハウジング内の係合突起14と係合している(すなわち、ハウジングと係合している)ので、ガード部材は図2に示す退避位置に留まっている。
(2)スライダ操作後(図3:ブレードトレーは切断準備位置、ガード部材は退避位置)
スライダ70は、ハウジング上方にスライド可能に保持されていて、図2の位置と図3の位置との間でスライド可能となっている。スライダ70を指で操作することで、ブレードトレー30を収納位置(図2)から切断準備位置(図3)へとスライド移動させることができる。なお、スライダ70とブレードトレー30とは相対移動可能となっていて、後述するように、ブレードトレー30は、切断準備位置(図3)よりもさらに左側の切断位置(図4)へとスライドすることができる(これに対して、スライダ70は、切断準備位置よりも左側へはスライドできない)。
すなわち、ブレードトレー30は、収納位置(図2)、切断準備位置(図3)、切断位置(図4)の3つの位置間をスライド可能であるが、スライダ70は、ブレードトレー30を、第1スプリング42に抗して、ブレードトレー30を収納位置(図2)から切断準備位置(図3)へとスライド移動させる。
また、図3の状態では、フック係合部材60の第1係合レバー65が、第2スプリング43の付勢力により未だハウジング内の係合突起14と係合していて、ガード部材は図2に示した退避位置から動いていない。
(3)切断中(図4:ブレードは切断位置、ガード部材は突出を開始)
ユーザは、スライダ70を操作してブレード40の刃先40aを突出させた後、当該刃先40aを段ボール箱の箱壁等の切断対象90に突き刺す(矢印A)。次に、セーフティカッター10を手前に引いて切断作業を行なう(矢印B)。この切断作業中の切断対象90による保持力(摩擦係合力)により、ブレード40(およびブレードトレー30)は切断準備位置(図3)からさらに引き出されて、切断位置(図4)へとスライドする。
ブレードトレー30が切断準備位置(図3)から切断位置(図4)へと移動する際に、ブレードトレー30の押圧突起35がフック係合部材60の第1係合レバー65を下方に押圧する。この結果、第1係合レバー65と係合突起14との係合が解かれ、ガード部材(保護カバー部材50+フック係合部材60)が、第2スプリング43の付勢力によって、ブレードトレー30へ向かって図中左側へと移動を始める。したがって、実際には、図4に示した切断状態において、保護プレート部51は切断対象90に圧接した状態となる。
(4)切断終了直後(図5:ブレードは切断準備位置、ガード部材とブレードトレーとが相対スライド不可)
図5は、切断終了直後であって、ユーザが未だスライダ70から指を離していない状態を示している。
図4中の矢印B方向への切断が終了して、刃先40aと切断対象90との摩擦係合が外れると、その瞬間に、ブレード40は、第1スプリング42によって切断準備位置へと引き戻される。一方、ガード部材の保護プレート部51は、第2スプリング43によって、ブレード40の刃先40aを覆うようにその前方に突出する。すなわち、切断終了と同時に、保護プレート部51が刃先40aを外界から遮断して、安全を確保する。なお、このとき、フック係合部材60の第2係合レバー66が、第2スプリング43の付勢力によってブレードトレー30上の係合突起37と係合し、両者の相対移動を禁止する(係合手段)。したがって、例えば、切断終了直後に勢い余って保護プレート部51が身体にぶつかったとしても、保護プレート部51は刃先40aを覆ったままの状態にロックされているので、高い安全性を確保できる。
(5)使用後の状態(図6:図2と同じ初期状態)
切断作業が終了して、ユーザがスライダ70から指を離すと、ブレードトレー30とガード部材(保護カバー部材50+フック係合部材60)は一体となって収納位置へと後退する。その後退途中において、フック係合部材60の第1係合レバー65が係合突起14に押し下げられ、これにより、第2係合レバー66と係合突起37との係合が解かれる(すなわち、ブレードトレー30とガード部材との相対スライド移動が可能となる)とともに、第1係合レバー65と係合突起14とが再度係合して、図2と同じ使用前の状態に戻る。
なお、図5から図6への移行過程において、係合突起14は、第2スプリング43の付勢力に抗して第1係合レバー65を押し下げることとなる。第1スプリング42の付勢力は、この押し下げの際の抵抗力に抗してブレードトレー30およびガード部材を収納位置に引き戻すことができるように、適度な強度を有するように設定されている。
以上に説明した第1実施形態では、切断準備位置(図3)から切断位置(図4)への移行過程においては、上記摩擦係合力によって、ブレード40は、第2スプリング43(および第1スプリング42)に抗して、引き出される。したがって、この引出しを確実とするという観点からは、第2スプリング43のスプリング力はあまり強くない方が好ましい。
しかしながら、切断位置(図4)から切断終了直後(図5)への移行過程においては、第2スプリング43のスプリング力によって引き出されたガード部材の保護プレート部51が刃先40aを覆って安全を確保する。したがって、この引出しを迅速に行なって安全性を高めるという観点からは、第2スプリング43のスプリング力は強い方が好ましい。
以上のように、第1実施形態のセーフティーカッター10においては、第2スプリング43のスプリング力に関して相反する要請が存在し、そのスプリング力を微妙に設定することが必要となってくる。
第2実施形態(図7〜図12)
上のような第1実施形態におけるスプリング力の微妙な設定を回避するために、第2実施形態では、ブレードトレーを相対的にスライド可能な「ブレードトレー本体130a」と「アクチュエータ130b」とから構成している。そして、詳しくは後述するが、
(1)切断準備位置(図9)から切断位置(図10)への移行過程においては、上記摩擦係合力によって、ブレード140は、アームスプリング(第3スプリング)136に抗して、引き出される。
一方、
(2)切断位置(図10)から切断終了直後(図11)への移行過程においては、第2スプリング143のスプリング力によって引き出されたガード部材が、刃先140aを覆って安全を確保する構成としている。
以上のように、摩擦係合力に抗するスプリング力と、ガード部材の引出しのためのスプリング力と、を別々のスプリング手段で付与することで、相反する要請が1つのスプリング材に要求されるのを防止している。
すなわち、アームスプリング136のスプリング力は、摩擦係合力によってブレードが確実に引き出されるように、過度に強くならないように設定している。また、第2スプリング143のスプリング力は、ガード部材が迅速に引き出されるように、適度な強さに設定している。以下に具体的に説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るセーフティカッター100の分解斜視図を示している。セーフティカッター100は、「ブレード140を保持するブレードトレー130」、「ブレード140の刃先140aを覆う保護プレート部151を備えたガード部材150、160」、および「ブレードトレー130をスライド操作するスライダ170」をハウジング111a、111b内に収容してなる。各部材の機能は以下の通りである。
(1)ブレードトレー130
ブレードトレー130は、第1実施形態におけるブレードトレー30に対応するものであるが、相対移動可能に組み合わされた2つの部材で構成されている点でブレードトレー30とは異なる。すなわち、ブレードトレー本体130aとアクチュエータ130bとが相対スライド可能に組み付けられて、ブレードトレー130を構成している。
アクチュエータ130bは、突起部131においてブレード140を保持するとともに、ブレードトレー本体130aに組み合わせられたとき、ブレード140のスライド方向に沿って、ブレードトレー本体130aに対して相対スライド可能であり、かつ、アームスプリング136(第3スプリング)によってブレードトレー本体130a側へ向かって付勢される。アームスプリング136は、ブレードトレー本体130aの裏面側に設けた斜面136a(図10参照)と係合することで、アクチュエータ130bを、ブレードトレー本体130a側に向けて付勢する。
ブレードトレー本体130aに相対移動不可に固定されたスライダ170の係合フック171およびハウジング111a内面の係合フック112に第1スプリング142が掛けられていて、この第1スプリング142により、ブレードトレー130は、カッター本体内の収納位置(図8)へと付勢される。収納位置においては、アクチュエータ130bが保持するブレード140は、ハウジング内に完全に収納される。
収納位置(図8)から、ブレードトレー130は、スライダ170によって、第1スプリング142に抗して切断準備位置(図9)へとスライド可能である。また、ブレード140が切断対象に食い込んだ際の保持力(摩擦係合力)によって、アクチュエータ130bがブレードトレー本体130aに対して相対的にスライドし、その結果、ブレード140を保持するアクチュエータ130bが切断位置(図10)にまでスライドする。
また、アクチュエータ130bの押圧突起135は、アクチュエータ130bが切断準備位置(図9)から切断位置(図10)へとスライドするとき、後述の第2係合レバー166を押圧して、第1係合レバー165とハウジング111a内の係合突起114との係合を解く。
(2)スライダ170
スライダ170は、ブレードトレー本体130aに相対移動不可に固定されていて、第1スプリング142に抗して、ブレードトレー130を切断準備位置まで運ぶ。スライダ170およびブレードトレー本体130aは、ハウジング上を、ブレードトレー130の収納位置に対応する位置と、切断準備位置に対応する位置との間においてスライド可能である。なお、ブレード140は、アクチュエータ130bがブレードトレー本体130aに対して相対スライドすることで、切断準備位置から切断位置までスライドする。
(3)ガード部材(保護カバー部材150+フック係合部材160)
ガード部材は、保護カバー部材150と、保護カバー部材150に回動可能に連結されたフック係合部材160と、で構成される。
保護カバー部材150は、ブレード140の刃先140aを覆う保護プレート部151と、フック係合部材160を回動可能に保持する保持部152と、を備える。後述するように、保護プレート部151は、ガード部材とブレードトレー本体130aとが相対スライド不可となった場合に、ブレード140の刃先140aを覆って安全を確保する。
フック係合部材160は、その柱状部分161において、保護カバー部材150の保持部152に回動可能に連結される。フック係合部材160は、第1係合レバー165および第2係合レバー166を備えている。
ブレードトレー本体上の係合フック132およびフック係合部材160上の係合フック163に第2スプリング143が掛けられていて、この第2スプリング143によって、ガード部材は、ブレードトレー本体130aに向かう方向に付勢されている。
ガード部材は、後述するように、最初は第1係合レバー165がハウジングと係合することで、図8に示す退避位置にある。しかし、ブレード140が切断準備位置(図9)から切断位置(図10)へとスライドするとき、ブレードトレー本体130aに対して相対スライドするアクチュエータ130bの押圧突起135により第1係合レバー165とハウジングとの係合が解かれ、それに連動して、ガード部材の保護プレート部151がハウジング内から刃先140a前方に向かって飛び出す。そして、第2係合レバー166と係合突起133とが係合して、ブレードトレー130とガード部材とが相対スライド不可となったとき、保護プレート部151が刃先140aを覆って安全を確保する。
次に、図8〜図12を参照して実際の切断作業時における各部の機能を説明する。以下に詳しく説明するが、ブレードトレー130は、ブレードトレー本体130aおよびアクチュエータ130bが一体となった状態で、収納位置(図8)と切断準備位置(図9)との間でスライド移動する。収納位置(図8)においては、ブレード140がハウジング内に収まる。また、切断準備位置(図9)においては、刃先140aがハウジングから突出する。
ブレードトレー130が切断準備位置(図9)にある状態で、刃先140aと切断対象との摩擦係合力によりブレード140がさらに引き出されると、ブレード140を保持するアクチュエータ130bがブレードトレー本体130aに対して相対的にスライドし、その結果、アクチュエータ130bおよびブレード140が切断位置(図10)までスライド移動する。
(1)使用前の状態(図8:ブレードトレーは収納位置、ガード部材は退避位置)
ハウジング内において、スライダ170は、第1スプリング142によってカッター本体内に向かう方向に付勢されている。スライダ170とブレードトレー本体130aとは相対移動不可に固定されているので、結局、ブレードトレー130が収納位置に付勢されている。
また、ガード部材(保護カバー部材150+フック係合部材160)は、第2スプリング143によって、ブレードトレー130へ向かう方向に付勢されている。しかし、フック係合部材160の第1係合レバー165が、第2スプリング143の付勢力によりハウジング内の係合突起114と係合している(すなわち、ハウジングと係合している)ので、ガード部材は図8に示す退避位置に留まっている。
(2)スライダ操作後(図9:ブレードトレーは切断準備位置、ガード部材は退避位置)
スライダ170は、ハウジング上方にスライド可能に保持されていて、図8の位置と図9の位置との間でスライド可能となっている。スライダ170を指で操作することで、第1スプリング142に抗して、ブレードトレー130を収納位置から切断準備位置へとスライド移動させることができる(このとき、ブレードトレー130を構成するブレードトレー本体130aとアクチュエータ130bとは相対スライドすることなく、一体となってスライドする)。なお、スライダ170とブレードトレー本体130aとは相対移動不可とされているので、ブレードトレー本体130aは、図9に示す切断準備位置よりもさらに左側へとスライドすることはできない。しかし、アクチュエータ130bがブレードトレー本体130aに対して相対移動可能であるため、アクチュエータ130bに保持されたブレード140は、図10に示した切断位置へと更にスライドすることができる。
また、図9の状態では、フック係合部材160の第1係合レバー165が、第2スプリング143の付勢力により未だハウジング内の係合突起114と係合していて、ガード部材は図8に示した退避位置から動いていない。
(3)切断中(図10:ブレードは切断位置、ガード部材は突出を開始)
ユーザは、スライダ170を操作してブレード140の刃先140aを突出させた後、当該刃先140aを段ボール箱の箱壁等の切断対象190に突き刺す(矢印A)。次に、セーフティカッター100を手前に引いて切断作業を行なう(矢印B)。この切断作業中の切断対象190による保持力(摩擦係合力)により、ブレード140(およびアクチュエータ130b)は切断準備位置(図9)からさらに引き出されて、図10に示される切断位置へとスライドする。
このスライド移動の間、上記摩擦係合力は、アクチュエータのアームスプリング(第3スプリング)136の付勢力に抗して、ブレード140(およびアクチュエータ130b)を引き出す。この間、第2スプリング143の長さは不変である。
すなわち、図10においては、アクチュエータ130bがブレードトレー本体130aに対して相対的に引き出された結果、アームスプリング136がブレードトレー本体裏面側の斜面136aによって押し下げられて下方に撓んでいる(チャージされている)。そして、アームスプリング136が元の形状に復元しようとするスプリング力によって、ブレード140(およびアクチュエータ130b)は、切断準備位置(図9)へ向かう方向に付勢されることとなる。つまり、当該付勢力に抗して、上記摩擦係合力は、ブレード140(およびアクチュエータ130b)を切断準備位置(図9)から切断位置(図10)へと引き出している。第2実施形態は、この点において、第1実施形態と本質的に異なっている。すなわち、第1実施形態では、上記摩擦係合力は、第2スプリング43に抗して、ブレード40(およびブレードトレー30)を切断準備位置から切断位置へと引き出していた。なお、このような相違による第2実施形態の利点は既に説明した通りである。すなわち、摩擦係合力に抗するスプリング力と、ガード部材の引出しのためのスプリング力と、を別々のスプリング手段で付与することで、相反する要請が1つのスプリング材に要求されるのを防止できる。
アクチュエータ130bが切断準備位置(図9)から切断位置(図10)へと、ブレードトレー本体130aに対して相対スライドする際、アクチュエータ130bの押圧突起135がフック係合部材160の第2係合レバー166を上方に押圧する。この結果、第1係合レバー165と係合突起114との係合が解かれ、ガード部材(保護カバー部材150+フック係合部材160)が、第2スプリング143の付勢力によって、ブレードトレー本体130aへ向かって移動を始める。したがって、実際には、図10に示した切断状態において、保護プレート部151は切断対象190に圧接した状態となる。ここから分かるように、第2実施形態では、第2スプリング143の付勢力は、ガード部材を引き出すためにだけ利用されている。
(4)切断終了直後(図11:ブレードは切断準備位置、ガード部材とブレードトレーとが相対スライド不可)
図11は、切断終了直後であって、ユーザが未だスライダ170から指を離していない状態を示している。
図10中の矢印B方向への切断が終了して、刃先140aと切断対象190との摩擦係合が外れると、その瞬間に、アクチュエータ130bおよびそこに保持されたブレード140は、アームスプリング136による上記付勢力によって、ブレードトレー本体130aに向かって引き戻され、その結果、ブレード140は、図9に示した切断準備位置まで戻る。
一方、ガード部材の保護プレート部151は、第2スプリング143によって、ブレード140の刃先140aを覆うようにその前方に突出する。すなわち、切断終了と同時に、保護プレート部151が刃先140aを外界から遮断して、安全を確保する。なお、このとき、フック係合部材160の第2係合レバー166が、第2スプリング143の付勢力によってブレードトレー本体130a上の係合突起133と係合し、両者の相対移動を禁止する(係合手段)。したがって、例えば、切断終了直後に勢い余って保護プレート部151が身体にぶつかったとしても、保護プレート部151は刃先140aを覆ったままの状態にロックされているので、高い安全性を確保できる。
(5)使用後の状態(図12:図8と同じ初期状態)
切断作業が終了して、ユーザがスライダ170から指を離すと、第1スプリング142の付勢力によって、ブレードトレー130とガード部材(保護カバー部材150+フック係合部材160)は一体となって収納位置へと後退する。その後退途中において、フック係合部材160の第1係合レバー165が係合突起114に押し下げられ、これにより、第2係合レバー166と係合突起133との係合が解かれる(すなわち、ブレードトレー130とガード部材との相対スライド移動が可能となる)とともに、第1係合レバー165と係合突起114とが再度係合して、図8と同じ使用前の状態に戻る。
なお、図11から図12への移行過程において、係合突起114は、第2スプリング143の付勢力に抗して第1係合レバー165を押し下げることとなる。第1スプリング142の付勢力は、この押し下げの際の抵抗力に抗してブレードトレー130およびガード部材を収納位置に引き戻すことができるように、適度な強度を有するように設定されている。
本発明の第1実施形態に係るセーフティカッターナイフの分解斜視図である。 図1のセーフティカッターナイフの使用前状態を説明する透視図である。 図2の状態からブレードが切断準備位置まで移動した状態を説明する透視図である。 図3の状態からブレードが切断位置まで移動した状態を説明する透視図である。 図4の状態からブレードが切断準備位置まで戻った状態を説明する透視図である。 図5の状態からブレードが図2と同じ初期状態に戻った状態を説明する透視図である。 本発明の第2実施形態に係るセーフティカッターナイフの分解斜視図である。 図7のセーフティカッターナイフの使用前状態を説明する透視図である。 図8の状態からブレードが切断準備位置まで移動した状態を説明する透視図である。 図9の状態からブレードが切断位置まで移動した状態を説明する透視図である。 図10の状態からブレードが切断準備位置まで戻った状態を説明する透視図である。 図11の状態からブレードが図8と同じ初期状態に戻った状態を説明する透視図である。
符号の説明
10 セーフティカッターナイフ(第1実施形態)
11a、11b ハウジング
11c カバー
12、14 係合突起
30 ブレードトレー
31 突起部
32、33 係合突起
35 押圧突起
37 係合突起
40 ブレード
40a 刃先
42 第1スプリング
43 第2スプリング
50 保護カバー部材
51 保護プレート部
52 保持部
60 フック係合部材
61 柱状部分
63 係合突起
65 第1係合レバー
66 第2係合レバー
70 スライダ
90 切断対象
100 セーフティカッターナイフ(第2実施形態)
111a、111b ハウジング
112 係合フック
114 係合突起
118 ロック部材
130 ブレードトレー
130a ブレードトレー本体
130b アクチュエータ
131 突起部
132 係合フック
133 係合突起
135 押圧突起
136 アームスプリング
136a 斜面
140 ブレード
140a 刃先
142 第1スプリング
143 第2スプリング
150 保護カバー部材
151 保護プレート部
152 保持部
160 フック係合部材
161 柱状部分
163 係合フック
165 第1係合レバー
166 第2係合レバー
170 スライダ
171 係合フック
190 切断対象

Claims (3)

  1. 刃先がハウジングから突出する切断準備位置へ向けて付勢されつつ、当該付勢力に抗して、刃先と切断対象との摩擦係合力によって更に引き出されて切断位置までスライド可能なブレードと、
    ブレードが切断準備位置から切断位置へとスライドするとき、それに連動してハウジング内から突出する保護プレート部と、
    保護プレート部が上記ブレード刃先を超えて突出したとき、ブレードと保護プレート部との相対スライドを禁止する係合手段と、を備えたことを特徴とする、セーフティカッターナイフ。
  2. ハウジング内の収納位置と、刃先がハウジングから突出する切断準備位置と、刃先と切断対象との摩擦係合力でさらに引き出された切断位置と、の間を、ブレードトレーに保持されてスライド移動するブレードと、
    ブレードトレーを収納位置へと付勢する第1スプリングと、
    第1スプリングに抗して、ブレードトレーを収納位置から切断準備位置まで移動させるスライダと、
    第1および第2の係合レバーを備えた係合フック部材を回動可能に保持するとともに、保護プレート部を備えたガード部材と、
    ガード部材をブレードトレーに向かって付勢する第2スプリングと、を備えたセーフティカッターナイフであって、
    ブレードが収納位置から切断準備位置へとスライドするとき、係合フック部材の第1係合レバーがハウジングと係合することで、ガード部材は、第2スプリングに抗してハウジング内の退避位置に留まり、
    ブレードが切断準備位置から切断位置へとスライドするとき、ブレードトレーの押圧突起が第1係合レバーを押圧してハウジングとの上記係合を解き、その結果、ガード部材は、第2スプリングによりブレードトレーに向かってスライド移動し、
    ガード部材の保護プレート部がブレード刃先を超えて突出したとき、係合フック部材の第2係合レバーが、ブレードトレーに設けた係合突起と係合して、これにより、ブレードとガード部材との相対スライド移動が禁止される、ことを特徴とする、セーフティカッターナイフ。
  3. 上記ブレードトレーは、ブレードトレー本体と、ブレードを保持するとともにブレードトレー本体に対して相対スライド可能に組み合わされ、かつ第3スプリングによってブレードトレー本体側へ向かって付勢されたアクチュエータと、から構成され、
    上記収納位置と切断準備位置との間では、ブレードトレーは、ブレードトレー本体とアクチュエータとが一体となってスライド移動してブレードを運び、
    上記切断準備位置と切断位置との間では、アクチュエータが、第3スプリングに抗して、ブレードトレー本体に対して相対スライドすることで、ブレードが切断準備位置から切断位置まで移動し、
    上記押圧突起がアクチュエータに形成されていることを特徴とする、請求項2記載のセーフティカッターナイフ。
JP2003284127A 2003-07-31 2003-07-31 セーフティカッターナイフ Expired - Fee Related JP3716261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003284127A JP3716261B2 (ja) 2003-07-31 2003-07-31 セーフティカッターナイフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003284127A JP3716261B2 (ja) 2003-07-31 2003-07-31 セーフティカッターナイフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005046539A true JP2005046539A (ja) 2005-02-24
JP3716261B2 JP3716261B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=34268826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003284127A Expired - Fee Related JP3716261B2 (ja) 2003-07-31 2003-07-31 セーフティカッターナイフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3716261B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325663A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Olfa Corp セーフティカッターナイフ
JP2011076598A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Shenzhen Futaihong Precision Industrial Co Ltd 携帯式電子装置
FR3001908A1 (fr) * 2013-02-14 2014-08-15 Mure Et Peyrot Dispositif porte lame a mecanisme de rentree de lame automatique en fin de coupe et couteau de securite le comprenant
JP2017023727A (ja) * 2015-07-20 2017-02-02 谷勵企業有限公司 組み合わせ式カッターナイフ
WO2017057468A1 (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 ムラテックKds株式会社 カッター
US20220266461A1 (en) * 2020-10-08 2022-08-25 Allway Tools, Inc. Retractable utility knife

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325663A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Olfa Corp セーフティカッターナイフ
JP2011076598A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Shenzhen Futaihong Precision Industrial Co Ltd 携帯式電子装置
FR3001908A1 (fr) * 2013-02-14 2014-08-15 Mure Et Peyrot Dispositif porte lame a mecanisme de rentree de lame automatique en fin de coupe et couteau de securite le comprenant
WO2014125004A1 (fr) * 2013-02-14 2014-08-21 Mure Et Peyrot Dispositif porte lame a mecanisme de rentree de lame automatique en fin de coupe et couteau de securite le comprenant
JP2017023727A (ja) * 2015-07-20 2017-02-02 谷勵企業有限公司 組み合わせ式カッターナイフ
US10213927B2 (en) 2015-07-20 2019-02-26 Goodly-Ch Enterprise Co., Ltd. Utility knife
WO2017057468A1 (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 ムラテックKds株式会社 カッター
US20220266461A1 (en) * 2020-10-08 2022-08-25 Allway Tools, Inc. Retractable utility knife

Also Published As

Publication number Publication date
JP3716261B2 (ja) 2005-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1864766B1 (en) Safety cutter knife
US6044562A (en) Safety interlocking blade release mechanism for hand held cutting tools
US6785966B2 (en) Box cutter with autoretracting blade
US6148520A (en) Box cutter with autoretracting blade
US9956695B2 (en) Spring back safety and film cutter
US6161290A (en) Utility knife
US6560873B1 (en) Automatic safety knife
US6233832B1 (en) Razor knife with retractable and latchable blade guard
JP4038238B2 (ja) 収納可能な刃を使用したナイフ
US8572852B1 (en) Safety cutting device
US20050193568A1 (en) Long-blade cutter with adjustable blade extension and retractable blade guard
US20110283542A1 (en) Retractable Utility Knife
US8595942B2 (en) Safe utility knife
US7891098B2 (en) Knife with repeating actuation
WO2000064646A2 (en) Cutting tool
US20050065541A1 (en) Guarded surgical scalpel with blade stripper lock to prevent accidental or inadvertent ejection of the blade
CN111872979B (zh) 安全刀具
JP3716261B2 (ja) セーフティカッターナイフ
TW201834799A (zh) 緊固件匣釋放系統
US20060185172A1 (en) Utility knife
AU2011201623B2 (en) A Retractable Utility Knife
US2784489A (en) Utility blade holder
JPH08257255A (ja) カッターナイフ
JP4069878B2 (ja) ヘアーカッター
JP2003071153A (ja) セーフティカッターナイフ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050809

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050829

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees