JP5646589B2 - シリコン単結晶の引き上げ方法 - Google Patents

シリコン単結晶の引き上げ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5646589B2
JP5646589B2 JP2012284815A JP2012284815A JP5646589B2 JP 5646589 B2 JP5646589 B2 JP 5646589B2 JP 2012284815 A JP2012284815 A JP 2012284815A JP 2012284815 A JP2012284815 A JP 2012284815A JP 5646589 B2 JP5646589 B2 JP 5646589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
pulling
silicon single
protective tube
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012284815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014125402A (ja
Inventor
光朗 日笠
光朗 日笠
俊郎 南
俊郎 南
鹿島 一日児
一日児 鹿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GlobalWafers Japan Co Ltd
Original Assignee
GlobalWafers Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GlobalWafers Japan Co Ltd filed Critical GlobalWafers Japan Co Ltd
Priority to JP2012284815A priority Critical patent/JP5646589B2/ja
Publication of JP2014125402A publication Critical patent/JP2014125402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5646589B2 publication Critical patent/JP5646589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

本発明は、チョクラルスキー法(以下、CZ法と言う。)により育成されたP(リン)ドープのn型シリコン単結晶を高収率で引き上げる方法に関する。
半導体材料として使用されるシリコン単結晶(以下、単に単結晶とも言う。)は、一般に、CZ法により製造されている。CZ法によるシリコン単結晶の製造においては、石英ルツボ内に収容された原料シリコン融液に種結晶を浸漬し、種結晶及びルツボを回転させながら種結晶を引き上げることにより、種結晶の下方にシリコン単結晶を育成する。ここで、引き上げられるシリコン単結晶の抵抗率は、原料シリコン融液に添加されるドーパントによって調節される。ドーパントは、n型用とp型用に大別され、n型用ドーパントとしてはP(リン)が、また、p型用ドーパントとしてはB(ホウ素)が、シリコンに対する偏析係数が大きく単結晶中に取り込まれやすいことから多用されている。
上記のようなドーパント添加によるCZ法によるシリコン単結晶の製造においては、単結晶の引き上げ方向(結晶軸方向)で抵抗率が変動するという問題が生じている。これは、ドーパントの偏析に起因して、ルツボ内のシリコン融液の残液中のドーパントが次第に濃縮され、残液中のドーパント濃度が徐々に高くなり、引き上げられる単結晶の抵抗率が結晶軸方向で連続的に変化する現象が生じるためである。
偏析係数が0.35であるPのドープによるn型シリコン単結晶の場合は、引き上げられる単結晶のトップ部からボトム部にかけてP濃度が高くなり、抵抗率が低下していく。このため、引き上げられた単結晶において抵抗率の規格範囲を満たす部分が、偏析係数が0.8であるBのドープによるp型シリコン単結晶の場合の半分程度と少なくなり、歩留まりの向上が困難となっている。
このような課題を解決するために、例えば、特許文献1には、引き上げられる単結晶の導電型に対応する主ドーパントと反対の導電型となる副ドーパントを、ルツボ内の原料シリコン融液に添加することにより、ドーパントの偏析による結晶軸方向での抵抗率変化を相殺する、いわゆるカウンタードープ法が開示されている。具体的には、特許文献1には、添加された第1のドーパント(主ドーパント)による単結晶の抵抗率の低下を打ち消す第2のドーパント(副ドーパント)を、シリコン融液が充填された石英ルツボの底部の所定の深さ位置に含有させ、単結晶の規格抵抗率の範囲よりも低くなる時に第2のドーパントが溶出するようにする方法が記載されている。
一方、特許文献2,3には、カウンタードープ法ではないものの、シリコン単結晶の引き上げ途中でドーパントを追加添加する方法が開示されている。
具体的には、特許文献2には、チャンバ内に、予め高濃度のドーパントを含むシリコン細棒を装填し、該シリコン細棒の所定量をシリコン融液に浸漬して溶解させる方法が記載されている。
また、特許文献3には、ルツボ内のシリコン融液の液面下では融液が相通じる状態で、融液面を含むその上下にわたって単結晶を引き上げる内側領域とその外側領域とを区分する筒状隔壁を設け、単結晶引き上げ中の任意の時期に、ドーパント供給管を通じてチャンバ上部から外側領域にドーパントを供給する方法が記載されている。
特開平10−29894号公報 特開昭61−163188号公報 特開平4−21585号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたようなカウンタードープ法では、ルツボ底部からのドーパントの溶出量を制御することは非常に困難であり、所望の抵抗率のシリコン単結晶を高収率で得られるとは言い難い。また、ルツボ内へのポリシリコン原料の積載量や積載の仕方で溶融時間が異なるため、シリコン融液の調製時間が変動し、想定どおりの操業時間とならないことがあり、このような場合、ルツボ底部の溶出時間、すなわち、ドーパント供給のタイミングの制御は困難である。
また、引き上げ途中で単結晶に転位が発生した際、引き上げた結晶を再度融液に溶かし込む、いわゆるメルトバックが行われるが、このようなイレギュラーな作業に要する時間を考慮して、ドーパント供給のタイミングを図ってルツボ底部にドーパントを仕込むことは困難である。
また、育成し終わった単結晶を取り出した後、導入管から原料ポリシリコンをルツボ内に再充填する、いわゆるリチャージにより、引き続き、次の単結晶を引き上げる際は、この2本目の単結晶のためのドーパントは、たとえ、ルツボ底部に予め層構造として仕込んだとしても、リチャージに要する時間を考慮してドーパント供給のタイミングを制御することは困難である。
さらに、ルツボ底部の所定深さに所定量のドーパントを層構造等で含有させたルツボを作製することも容易ではない。
一方、特許文献2に記載された方法は、前記シリコン細棒をシリコン融液に浸漬させる際、シリコン細棒に融液の熱が奪われて、融液面とシリコン細棒とが接する部分に結晶が析出する(融液が固化する)可能性が高くなる。このため、シリコン細棒は溶出し難くなり、ドーパント供給が困難となる。また、析出した結晶が成長したシリコン細棒をシリコン融液から引き上げる際、融液面に振動が生じ、単結晶の安定的な引き上げを妨げるおそれがある。このような事態を防止するために、シリコン細棒の浸漬スピードを0.03mm/min.以下に保つことが記載されているが、このような浸漬スピードでは、溶出時間がかかりすぎて、ドーパント供給のタイミングの制御が困難である。
また、この方法では、前記シリコン細棒をシリコン融液に浸漬しながら単結晶を引き上げるため、シリコン細棒を伝って上昇した融液面からシリコン融液が固化し、安定的な単結晶引き上げが困難となるおそれがある。
また、特許文献3に記載された方法では、前記筒状隔壁によって、ドーパント供給の際の内側領域の融液面の波立ちが防止されるとしているが、融液面上に突出している筒状隔壁からの放熱によって、筒状隔壁と融液面との接触部を起点としてシリコン融液の固化が生じやすい。また、筒状隔壁によって、融液の対流制御が妨げられたり、汚染が生じたりすることにより、引き上げられた単結晶は、製品として使用できる部分が少なくなる傾向にあった。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、Pドープのn型シリコン単結晶のCZ法による製造において、単結晶引き上げ方向における抵抗率を目的範囲内に制御することができ、かつ、高収率で所望の抵抗率の単結晶を得ることができるシリコン単結晶の引き上げ方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係るシリコン単結晶の引き上げ方法は、CZ法によりPドープのn型シリコン単結晶を引き上げる際、ルツボ内のPが添加されたシリコン融液の上方に、Al又はInワイヤを筒状の耐熱断熱性の保護管内に挿通させて垂下し、前記シリコン単結晶を引き上げる途中で、前記ワイヤの前記保護管の下端から露出した部分が溶融して落下することにより、前記シリコン融液にAl又はInを添加することを特徴とする。
このようなカウンタードープ法によれば、シリコン融液の固化や対流の乱れ等が生じず、また、シリコン融液の汚染や単結晶の有転位化も防止することができ、所望の抵抗率の無転位シリコン単結晶を高収率で引き上げることができる。
前記ワイヤは、直径が0.1〜2mm、かつ、長さ方向における直径のバラツキが±0.01mm/10mmであることが好ましい。
このようなワイヤを用いることにより、ドーパント量を高精度に制御することができ、かつ、タイミングよく、確実にシリコン融液中に添加することができる。
また、前記ワイヤは、予め所定の添加量分を前記保護管の下端から露出させた状態で垂下し、前記シリコン単結晶を引き上げる途中で、Al又はInの溶融温度帯まで前記保護管とともに降下させることにより、前記保護管の下端から露出した部分が溶融して落下することが好ましい。
このようなドーパントの添加方法によれば、ドーパントの添加量を単結晶の引き上げ途中で調整する必要がなく、正確な添加量をタイミングよく添加することができる。
また、前記Al又はInの添加量は、前記保護管の下端から露出した部分の前記ワイヤの長さによって調整されることが好ましい。
このような調整法によれば、ワイヤの長さのみの制御でドーパントの添加量を決定することができるため、カウンタードープの操作が簡単であり、また、引き上げ時間等の変化に伴う必要ドーパント量の変化にも対応することができる。
さらに、前記保護管の下端位置を、水平方向は前記ルツボの中心から半径の82〜98%の範囲内、かつ、高さ方向は前記シリコン融液の液面から300〜650mmの範囲内として、前記保護管の下端から露出した部分の前記ワイヤを溶融落下させることが好ましい。
保護管を上記のような位置に配置することにより、保護管の下端位置から確実にワイヤを溶融切断させて、ドーパントを確実にシリコン融液に溶け込ませることができ、また、ドーパントの単結晶及びルツボ壁への付着を防止することができる。
前記保護管は、カーボン、SiC、Mo、W、Ta及び石英のうちのいずれかからなることが好ましい。
これらの材質は、耐熱断熱性を確保する上で好適であり、また、偏析係数が非常に小さく、シリコン単結晶に対する不純物汚染の影響を無視することできる。
また、前記保護管の下部に、前記シリコン融液の液面から10mm以上の高さ位置まで、透明石英からなる筒状の風圧カバーを延設することが好ましい。
前記保護管の下端から露出したワイヤが、チャンバ内の気流の影響を受けることなく、より確実に所望の位置にドーパントを落下させることができる。
さらに、上記引き上げ方法においては、アービン曲線に基づいて規格抵抗率の上限値からPの添加量を決定し、該添加量とPの偏析係数から前記シリコン単結晶の引き上げ方向における固化率に対する理論抵抗率を求める工程と、前記理論抵抗率が規格抵抗率の下限値未満となる固化率に到達した時点での前記ルツボ内のシリコン融液において、添加するAl又はInの偏析係数から、規格抵抗を満たすシリコン単結晶の収率が最大となるAl又はInの添加量を算出する工程と、シリコン単結晶の引き上げ途中の前記固化率に対する抵抗率を実行偏析係数から逐次算出し、該抵抗率が規格抵抗率の下限値の+10%となる固化率に到達した時点から規格抵抗率の下限値となる固化率に到達する時点までの間に、前記工程で算出した添加量のAl又はInを添加する工程とを備えていることが好ましい。
このような工程を経ることにより、ドーパントの添加量及び添加のタイミングの精度が向上し、規格抵抗率を満たすシリコン単結晶をより高収率で得ることができる。
本発明に係るシリコン単結晶の引き上げ方法によれば、Pドープのn型シリコン単結晶をCZ法により製造する際、カウンタードープ法によって、単結晶引き上げ方向における抵抗率を目的範囲内に制御することができる。しかも、トップ部からボトム部まで所望の抵抗率の単結晶を高収率で引き上げることができる。
本発明に係る方法で用いられる単結晶引き上げ装置の一例の概略断面図である。 風圧カバーを付設した保護管の下部の概略を示した斜視図である。 実施例1,2に係るシリコン単結晶引き上げにおける固化率と抵抗率の関係を示したグラフである。 比較例1に係るシリコン単結晶引き上げにおける固化率と抵抗率の関係を示したグラフである。
以下、本発明について、より詳細に説明する。
図1に、本発明に係る引き上げ方法を実施するためのCZ法による単結晶引き上げ装置の一例の概略を示す。
図1に示す装置においては、チャンバ1内にシリコン融液4が充填されたルツボ(石英製)2が設置されている。ルツボ2の外側にはヒータ3が配置されている。ルツボ2の内側及び引き上げられるシリコン単結晶7の外側には、引き上げ速度の向上や結晶欠陥の発生の抑制のために、必要に応じて、輻射シールド12が吊り下げられる。
一方、チャンバ1の上部からは、Al又はInワイヤ9が筒状の耐熱断熱性の保護管8内に挿通して垂下される。保護管8は、輻射シールド12又はルツボ収容空間の天井であるシールド置き台16に開けられた貫通孔内を挿通してワイヤ15で吊り下げられる。なお、前記貫通孔の縁部には、保護管8の水平方向における位置を保持するためのガイド14を設けることが好ましい。ワイヤ9及び保護管8は、チャンバ1外の上部のリールによるワイヤ昇降機構10によって昇降可能に構成され、ワイヤ昇降機構10は、その昇降を制御するコントローラ11に接続されている。なお、チャンバ1の側面には、ワイヤ9の垂下状態の観察及び溶融切断の確認をするためののぞき窓13が設置されていることが好ましい。
上記のような装置におけるシリコン単結晶の引き上げは、チャンバ1内を不活性ガス雰囲気とし、単結晶引き上げ用ワイヤの下端に保持された種結晶5をルツボ2内のシリコン融液4に着液させた後、ルツボ2と反対方向に回転させながら徐々に引き上げていき、径の細いネック部6を育成した後、シリコン単結晶7を育成することにより行われる。
本発明に係るシリコン単結晶の引き上げ方法は、CZ法によりPドープのn型シリコン単結晶を引き上げる方法に関するものである。単結晶引き上げの際、ルツボ2内のPが添加された原料シリコン融液4の上方に、Al又はInワイヤ9を筒状の耐熱断熱性の保護管8内に挿通させて垂下し、シリコン単結晶7を引き上げる途中で、ワイヤ9の保護管8の下端から露出した部分が溶融して落下することにより、シリコン融液4にAl又はInを添加する。
このように、本発明においては、シリコン融液に接触する隔壁や管等の融液の放熱を促進する部材を要しないため、このような部材に起因するシリコン融液の固化や対流の乱れ等が生じず、また、シリコン融液の不純物汚染や単結晶の有転位化も防止することができる。
本発明においては、カウンタードープ法により、p型ドーパントを引き上げ途中で添加する。
抵抗率調整のためのカウンタードーパントを単結晶引き上げ前に初期添加すると、シリコン融液を調製するメルト工程時に、原料ポリシリコンやドーパントが想定どおりに溶融しなかった場合、抵抗率の制御が困難となり、また、メルトバックやリチャージ等にも対応できないという不具合が生じることがある。
これに対して、本発明においては、p型ドーパントを引き上げ途中で添加することにより、添加直前までの引き上げ条件を考慮した上で、添加量及び添加のタイミングを調整することができるため、所望の抵抗率のシリコン単結晶を高収率で効果的に引き上げることができる。また、メルトバックやリチャージへの対応も可能である。
ワイヤ9の直径は、0.1〜2mmであることが好ましい。
前記直径を0.1mm未満とすると、輻射熱の影響でワイヤ9が切断しやすくなり、所望のタイミングでドーパントを落下させることができない。また、チャンバ1内の気流の影響で、所望の位置に鉛直下方にドーパントが落下しないおそれがある。
一方、前記直径が2mmを超える場合、ワイヤ9が太すぎて所望の部分で切断しにくくなるため、ドーパントを正確な添加量で、かつ、タイミングよく添加することが困難となる。
前記直径は、ドーパントを所望のタイミングでより確実に落下させる観点から、より好ましくは、0.5〜1mmである。
また、長さ方向における前記直径のバラツキは±0.01mm/10mmであることが好ましい。
前記バラツキが±0.01mm/10mmを超える場合、ドーパント添加量の精度を高めることが難しくなる。
ワイヤ9のAl又はInの純度は、99.9%以上であることが好ましい。
ドーパントをシリコンとの合金とせずに、高純度のドーパントのみを添加することにより、シリコン融液4の不純物汚染を防止することができ、また、添加物量を極力少なくすることができる。したがって、ドーパントのシリコン融液4着液時に生じる融液の温度低下及び液面振動を抑制することができる。
ワイヤ9は、筒状の耐熱断熱性の保護管8内に挿通させて垂下される。
ワイヤ9を保護管8で覆われた状態としておくことにより、チャンバ1内の熱環境によって所望の位置以外でワイヤ9が溶融切断することを防止し、保護管8の下端から露出したワイヤ9のみが溶融切断し、所望の添加量のドーパントをシリコン融液4に添加することができる。また、チャンバ1内の気流の影響によるワイヤ9の振動も防止され、鉛直下方の所望の位置にドーパントを落下させることができる。
なお、ワイヤ9は、輻射シールド12が設けられる場合は、輻射シールド12とルツボ2内壁との間に垂下させる。
本発明において用いられるカウンタードーパントは、Al又はInワイヤ9である。
ワイヤ状のドーパントを用いることにより、ワイヤ径とドーパントの比重(例えば、Alの場合は2.7g/cm3)から、所望の添加量に相当するワイヤの長さを算出し、このワイヤ長さの調整によってドーパント添加量を高精度に制御することができる。
具体的には、ドーパントの添加量は、保護管8の下端から露出した部分のワイヤ9の長さによって調整されることが好ましい。
このような調整法によれば、ワイヤの長さのみの制御でドーパントの添加量を決定することができるため、簡単にドーパントの添加量の精度を高めることができ、また、引き上げ途中での諸条件の変動にもタイムリーに応じることができ、最適な添加量への変更が容易である。
ワイヤ9は、予め所定の添加量分を保護管8の下端から露出させた状態で垂下し、シリコン単結晶7を引き上げる途中で、Al又はInの溶融温度帯まで、保護管8とともに、ワイヤ昇降機構10によって降下させ、保護管8の下端から露出した部分が溶融切断されて落下する。
ドーパントの溶融温度帯においては、ワイヤ9の下端は、溶融状態のドーパントの表面張力により、線香花火のようにワイヤ径の約1.5〜4倍のサイズの玉状になり、この玉状部分の自重によって、保護管8の下端に露出した部分のワイヤが落下する。したがって、保護管8の下端から露出したワイヤ9が所望の位置で確実に溶融切断されて鉛直下方に落下するため、所望の添加量のドーパントをシリコン融液4に添加することができる。また、ドーパントのシリコン融液4着液時の接触面積が小さく、液面振動も抑制される。
また、シリコン融液4の液面に落下するワイヤのほとんどが溶融状態であるため、全て固体のドーパントを添加する場合よりも、シリコン融液4の温度低下や対流の乱れが抑制され、単結晶化率を低下させることなく、安定的にシリコン単結晶7を引き上げることができる。
なお、保護管8の下端から露出したワイヤ9が溶融切断されたことの確認は、ワイヤ9とともに保護管8をワイヤ昇降機構10により上昇させ、のぞき窓13から観察することにより行うことができる。
また、ワイヤ9は、リールによって保護管8の下端から露出する長さが調整されることが好ましい。
保護管8は、WやMo等のシリコン単結晶の引き上げに用いられるワイヤと同様の材質からなるワイヤ15で吊り下げられ、このワイヤ15とドーパントであるAl又はInワイヤ9の2本をワイヤ昇降機構10に接続し、保護管8及びワイヤ9をそれぞれ昇降させる。ワイヤ昇降機構10は、ワイヤ9,15をそれぞれ巻き取るリール及びこのリールを回転させる駆動モータ等を備えている。
ワイヤ9,15は、ワイヤ昇降機構10にリールを適用することにより、繰り出し及び巻き取りをスムーズに行うことができる。したがって、ドーパントのワイヤ径と比重から算出した、所望のドーパント添加量相当のワイヤ9の長さに基づいて、保護管8の下端から露出するワイヤ9の長さ及び保護管8の下端のシリコン融液4の液面からの高さ位置等の調整操作を簡単に行うことができ、シリコン単結晶7の引き上げ時間の変化に伴うドーパント添加量の変化に対しても的確な対応が可能となる。
ところで、ルツボ2内のシリコン融液4の対流は、自然対流と、ルツボ2及び単結晶7の回転による強制対流に起因する。
ルツボ壁付近にワイヤ9を配置すると、シリコン融液4の液面に落下したドーパントは、ルツボ壁付近から単結晶7に向かう自然対流と前記強制対流によって、シリコン融液4と単結晶7との界面に輸送される。このとき、ドーパントがシリコン融液4に完全に溶け込んでいないと、固体のドーパントが単結晶に付着し、有転位化を引き起こすことになる。
このような対流の影響を考慮し、さらに、保護管8の使用、輻射シールド12の使用やチャンバ1内の気流等も考慮すると、保護管8の下端位置は、水平方向については、ルツボの中心から半径の82〜98%の範囲内とすることが好ましい。
保護管8の下端位置がルツボ2の中心から半径の82%よりも内側の場合は、落下したドーパントがシリコン融液4に溶け込む前に引き上げられる単結晶7に付着し、有転位化を招くおそれがある。
一方、保護管8の下端位置がルツボ2の中心から半径の98%よりも外側の場合は、落下したドーパントがルツボ壁に付着し、シリコン融液4に溶け込まないおそれがある。
また、保護管8の下端位置の高さ方向については、シリコン融液4の液面から300〜650mmの範囲内であることが好ましい。
保護管8の下端位置が液面から300mm未満の場合、シリコン融液4からの輻射熱により、保護管8内のワイヤ9も溶融落下するおそれがあり、ドーパント添加量の正確な制御が困難となる。
一方、保護管8の下端位置が液面から650mmを超える場合、ワイヤ9は、保護管8の下端よりも下部で溶融切断されるおそれがある。
保護管8の材質としては、カーボン、SiC、Mo、W、Ta又は石英が好適に用いられる。
これらの材質によれば、耐熱断熱性を確保することができ、また、偏析係数が非常に小さいため、シリコン単結晶7に対する不純物汚染の影響を無視することできる。
また、筒状の保護管8の水平断面形状は、特に限定されるものではなく、内外形状のいずれもが多角形であってもよく、また、内外形状のいずれか一方が円形、他方が多角形であってもよい。保護管8の加工やチャンバ1内の気流の観点からは、内外形状のいずれもが円形であることが好ましい。
保護管8の口径は、外径が40mm以下、内径が10mm以下であることが好ましい。
前記外径が40mmを超える場合、チャンバ1内の気流が乱され、シリコン融液4中にダストが混入したり、シリコン単結晶7が汚染されたり、ヒータ3のパワー制御が困難となる等の不具合が生じる。
一方、前記内径が10mmを超える場合、保護管8の断熱性が不十分となり、保護管8内のワイヤ9が溶融するおそれがある。
保護管8の下部には、シリコン融液4の液面から10mm以上の高さ位置まで、透明石英からなる筒状の風圧カバーを延設することが好ましい。
図2に、保護管8に付設する風圧カバー20を示す。風圧カバー20によって、保護管8の下端から露出したドーパントのワイヤ9がチャンバ1内の気流の影響から保護され、より確実に所望の位置に鉛直下方にドーパントを落下させることができる。
なお、風圧カバー20の水平断面形状は、特に限定されるものではなく、保護管8と同様でよい。
風圧カバー20は、シリコン単結晶7に対する不純物汚染を防止し、ワイヤ9を輻射熱により溶融落下させる観点から、透明石英製であることが好ましい。
また、風圧カバー20の下端は、シリコン融液4の液面から少なくとも10mmの高さ位置となるようにする。
風圧カバー8の下端とシリコン融液4の液面との間隔が10mm未満であると、シリコン融液4が跳ねた際、風圧カバー8に付着し、下端部の筒穴が塞がれるおそれがある。
上記引き上げ方法においては、アービン曲線(ASTM F723−81)に基づいて規格抵抗率の上限値からPの添加量を決定し、該添加量とPの偏析係数からシリコン単結晶7の引き上げ方向における固化率に対する理論抵抗率を求める工程と、前記理論抵抗率が規格抵抗の下限値未満となる固化率に到達した時点でのルツボ2内のシリコン融液4において、添加するAl又はInの偏析係数から、規格抵抗率を満たすシリコン単結晶7の収率が最大となるAl又はInの添加量を算出する工程と、シリコン単結晶7の引き上げ途中の前記固化率に対する抵抗率を実行偏析係数から逐次算出し、該抵抗率が規格抵抗率の下限値の+10%となる固化率に到達した時点から規格抵抗率の下限値となる固化率に到達する時点までの間に、前記工程で算出した添加量のAl又はInを添加する工程を経ることが好ましい。
初期に添加した主ドーパントであるPの添加量と偏析係数から求められるシリコン単結晶7の引き上げ方向の理論抵抗率は、単結晶7の引き上げ速度及び回転数により変化する。このため、変化する単結晶7の引き上げ速度及び回転数を常時計測し、これらの計測値から算出した実行偏析係数に基づいて、副ドーパントであるAl又はInを添加するタイミングを決定することが好ましい。
このような方法は、引き上げられるシリコン単結晶7が規格抵抗率から外れる時点の固化率の指標を判断するのに有効である。この指標を用いて、実行偏析係数から算出した抵抗率を逐次フィードバックさせることにより、ドーパントの添加量及び添加のタイミングを変更調整することができるため、添加量及び添加のタイミングの精度がより向上し、規格抵抗率を満たすシリコン単結晶7を高収率で育成することができる。また、メルトバックやリチャージにも対応することが可能である。
以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明するが、本発明は下記実施例により制限されるものではない。
[実施例1]
図1に示すような単結晶引き上げ装置を用いて、カウンタードープ法によりPドープのn型シリコン単結晶を引き上げた。
まず、アービン曲線に基づいて規格抵抗率(15.5〜25.9Ωcm)の上限値25.9ΩcmからPの添加量を決定し、該添加量とPの偏析係数からシリコン単結晶7の引き上げ方向における固化率に対する理論抵抗率を求めた。
次に、前記理論抵抗率が規格抵抗率の下限値15.5Ωcm未満となる固化率に到達した時点でのルツボ2内のシリコン融液4において、カウンタードーパントとして添加するAlの偏析係数から、前記規格抵抗率を満たすシリコン単結晶7の収率が最大となるAl添加量を算出した。
そして、Alワイヤ9(直径0.5mm、直径バラツキ±0.01mm/10mm、純度99.99%)を該添加量相当の長さ(約90mm)だけカーボン製の保護管8(外径15mm、内径5mm、気孔率10%)の下端から露出するように垂下させた状態でチャンバ1内に配置し、単結晶7の引き上げを開始した。保護管8の下端位置は、水平方向がルツボ壁から20mm(ルツボ2の中心から半径の93%)、高さ方向がシリコン融液4の液面から450mmとなるように配置した。
そして、単結晶7の引き上げ途中の固化率に対する抵抗率を、実際のルツボ回転数(0.1rpm)、引き上げ速度(1.0〜1.3mm/min)及び結晶回転数(15〜23rpm)を考慮して補正した実行偏析係数から1秒毎に算出し、該抵抗率が15.5Ωcm(規格抵抗率の下限値)の+10%となる固化率に到達した時点から15.5Ωcm(規格抵抗率の下限値)となる固化率に到達する時点までの間に、保護管8から露出した部分のAlワイヤ9が溶融落下することにより、シリコン融液4にAlを添加した。
上記のような工程で、直径200mm、長さ2300mmのシリコン単結晶を10本引き上げた。
引き上げた各シリコン単結晶について、四深針による抵抗率測定、PL測定を用いたドーパント濃度の定量により、固化率に応じた抵抗率及びドーパント濃度を確認した。
この固化率と抵抗率の関係を図3のグラフに実線で示す。規格抵抗率は15.5〜25.9Ωcmである。なお、カウンタードープを行わなかった場合の固化率と抵抗率の関係を一点鎖線で示す。
図3に示したグラフから分かるように、Alを途中添加した時点で、抵抗率が上昇することが確認された。また、いずれの単結晶においても、規格抵抗率を満たす単結晶収率がカウンタードープにより約2倍向上することが認められた。
[実施例2]
実施例1において、カウンタードーパントのAlを途中添加する際、実際の引き上げ速度及び結晶回転速度を考慮した実行偏析係数に基づく逐次算出を行うことなく、抵抗率が15.5Ωcm(規格抵抗率の下限値)となる固化率に到達した時点で、保護管8から露出したAlワイヤ9が溶融落下することにより、シリコン融液4にAlを添加した。それ以外の引き上げ条件は実施例1と同様にして、シリコン単結晶を10本引き上げた。
この固化率と抵抗率の関係を図3のグラフに点線で示す。
図3に示したグラフから分かるように、単結晶7の固化率0.9前後、すなわち、引き上げの終盤において、抵抗率が15.5Ωcm(規格抵抗率の下限値)未満となったが、規格抵抗率を満たす平均単結晶収率は、カウンタードープにより約1.6倍向上することが認められた。
[比較例1]
Alワイヤに代えて、シリコン中のアルミの固溶限界(1×1019atoms/cm3)を含むシリコン細棒(底面5mm×5mmの角柱)を用いて、これを直接シリコン融液に浸漬することによりAlを添加した。シリコン細棒は、浸漬前に20分間程度予熱し、浸漬スピードを0.1mm/minとした。それ以外の引き上げ条件は実施例1と同様にして、シリコン単結晶を10本引き上げた。
この固化率と抵抗率の関係を図4のグラフに実線で示す。なお、カウンタードープを行わなかった場合の固化率と抵抗率の関係を一点鎖線で示す。
引き上げを行ったシリコン単結晶の10本中8本は、シリコン細棒の浸漬による融液の固化によって、単結晶に転位が発生した。
また、残りの2本は、転位の発生はなかったが、シリコン細棒の浸漬途中で、シリコン融液面とシリコン細棒とが接する部分に結晶が析出し、該シリコン細棒の溶出が困難となり、規格抵抗率を満たす単結晶を収率よく引き上げることができなかった。
1 チャンバ
2 ルツボ
3 ヒータ
4 シリコン融液
5 種結晶
6 ネック部
7 シリコン単結晶
8 保護管
9 ワイヤ(ドーパント)
10 ワイヤ昇降機構
11 コントローラ
12 輻射シールド
13 のぞき窓
14 ガイド
15 ワイヤ
16 シールド置き台
20 風圧カバー

Claims (8)

  1. チョクラルスキー法によりPドープのn型シリコン単結晶を引き上げる際、ルツボ内のPが添加されたシリコン融液の上方に、Al又はInワイヤを筒状の耐熱断熱性の保護管内に挿通させて垂下し、前記シリコン単結晶を引き上げる途中で、前記ワイヤの前記保護管の下端から露出した部分が溶融して落下することにより、前記シリコン融液にAl又はInを添加することを特徴とするシリコン単結晶の引き上げ方法。
  2. 前記ワイヤは、直径が0.1〜2mm、かつ、長さ方向における直径のバラツキが±0.01mm/10mmであることを特徴とする請求項1記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
  3. 前記ワイヤは、予め所定の添加量分を前記保護管の下端から露出させた状態で垂下し、前記シリコン単結晶を引き上げる途中で、Al又はInの溶融温度帯まで前記保護管とともに降下させることにより、前記保護管の下端から露出した部分が溶融して落下することを特徴とする請求項1又は2に記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
  4. 前記Al又はInの添加量は、前記保護管の下端から露出した部分の前記ワイヤの長さによって調整されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
  5. 前記保護管の下端位置を、水平方向は前記ルツボの中心から半径の82〜98%の範囲内、かつ、高さ方向は前記シリコン融液の液面から300〜650mmの範囲内として、前記保護管の下端から露出した部分の前記ワイヤを溶融落下させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
  6. 前記保護管が、カーボン、SiC、Mo、W、Ta及び石英のうちのいずれかからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
  7. 前記保護管の下部に、前記シリコン融液の液面から10mm以上の高さ位置まで、透明石英からなる筒状の風圧カバーを延設することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
  8. アービン曲線に基づいて規格抵抗率の上限値からPの添加量を決定し、該添加量とPの偏析係数から前記シリコン単結晶の引き上げ方向における固化率に対する理論抵抗率を求める工程と、
    前記理論抵抗率が規格抵抗率の下限値未満となる固化率に到達した時点での前記ルツボ内のシリコン融液において、添加するAl又はInの偏析係数から、規格抵抗を満たすシリコン単結晶の収率が最大となるAl又はInの添加量を算出する工程と、
    シリコン単結晶の引き上げ途中の前記固化率に対する抵抗率を実行偏析係数から逐次算出し、該抵抗率が規格抵抗率の下限値の+10%となる固化率に到達した時点から規格抵抗率の下限値となる固化率に到達する時点までの間に、前記工程で算出した添加量のAl又はInを添加する工程と
    を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のシリコン単結晶の引き上げ方法。
JP2012284815A 2012-12-27 2012-12-27 シリコン単結晶の引き上げ方法 Active JP5646589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284815A JP5646589B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 シリコン単結晶の引き上げ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284815A JP5646589B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 シリコン単結晶の引き上げ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014125402A JP2014125402A (ja) 2014-07-07
JP5646589B2 true JP5646589B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=51405187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012284815A Active JP5646589B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 シリコン単結晶の引き上げ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5646589B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6299543B2 (ja) * 2014-09-18 2018-03-28 信越半導体株式会社 抵抗率制御方法及び追加ドーパント投入装置
JP6304125B2 (ja) * 2015-05-21 2018-04-04 信越半導体株式会社 シリコン単結晶の軸方向の抵抗率制御方法
TWI784689B (zh) * 2020-09-29 2022-11-21 日商Sumco股份有限公司 矽單結晶的製造方法
JP2024018608A (ja) * 2022-07-29 2024-02-08 グローバルウェーハズ・ジャパン株式会社 シリコン単結晶インゴットの評価方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163188A (ja) * 1985-01-14 1986-07-23 Komatsu Denshi Kinzoku Kk シリコン単結晶引上法における不純物のド−プ方法
EP0245510A4 (en) * 1985-11-01 1989-06-21 Nippon Kokan Kk DEVICE FOR PRODUCING A MONOCRISTAL SEMICONDUCTOR.
JP2001240485A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Mitsubishi Materials Silicon Corp 単結晶引上方法及び単結晶引上装置
JP5176101B2 (ja) * 2007-04-24 2013-04-03 Sumco Techxiv株式会社 シリコン単結晶の製造方法および装置並びにシリコン単結晶インゴット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014125402A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6222013B2 (ja) 抵抗率制御方法
JP5104437B2 (ja) 炭素ドープ単結晶製造方法
US9885122B2 (en) Method of manufacturing silicon single crystal
JP5049544B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法、シリコン単結晶の製造制御装置、及びプログラム
JP5646589B2 (ja) シリコン単結晶の引き上げ方法
JP2016060667A (ja) 抵抗率制御方法、追加ドーパント投入装置、並びに、n型シリコン単結晶
JP5399212B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
EP1722014A1 (en) Method for manufacturing nitrogen-doped silicon single crystal
JP5170061B2 (ja) 抵抗率計算プログラム及び単結晶の製造方法
JP5372105B2 (ja) n型シリコン単結晶およびその製造方法
WO2016014805A1 (en) Method of designing a passage through a weir for allowing dilutions of impurities
JP2020114802A (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2007131479A (ja) 単結晶の製造方法
JP6658421B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP3428626B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP5724226B2 (ja) シリコン単結晶の育成方法
JP2018043904A (ja) シリコン単結晶の製造方法
CN105887187B (zh) 一种硅单晶生长掺杂剂浓度稳定控制方法
JP7359241B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
WO2024024155A1 (ja) シリコン単結晶
TWI806139B (zh) 單結晶製造裝置
JP5696710B2 (ja) シリコン単結晶インゴット
WO2022254885A1 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP6759147B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP5053426B2 (ja) シリコン単結晶製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141015

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5646589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20141201

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250