JP5646398B2 - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5646398B2
JP5646398B2 JP2011135374A JP2011135374A JP5646398B2 JP 5646398 B2 JP5646398 B2 JP 5646398B2 JP 2011135374 A JP2011135374 A JP 2011135374A JP 2011135374 A JP2011135374 A JP 2011135374A JP 5646398 B2 JP5646398 B2 JP 5646398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
filament
igbt
film forming
supply unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011135374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013001970A (ja
Inventor
寛 岩田
寛 岩田
原 章文
章文 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2011135374A priority Critical patent/JP5646398B2/ja
Publication of JP2013001970A publication Critical patent/JP2013001970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5646398B2 publication Critical patent/JP5646398B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本発明は、成膜装置に関するものである。
成膜材料をスパッタリングして、基板(対象物)に成膜する成膜装置において、種々のスパッタ方式が採用されている。例えば、下記非特許文献1には、熱電子を放出するフィラメントを用いたDC(直流)スパッタリングとして、三極または四極スパッタが開示されている。このDCスパッタリングでは、チャンバ(成膜室)内にフィラメントを設け、フィラメントとターゲットとに直流電力を供給することで、ターゲットをスパッタし、基板などに成膜している。
麻蒔立男著、「薄膜作成の基礎」日刊工業新聞社、1977年1月30日発行、P160
しかしながら、上記非特許文献1では、スパッタを継続するうちに、チャンバ内部やアノードに絶縁膜が堆積し、放電を安定させつつ、低圧放電により基板の下地層のダメージを減少させることが困難であった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、放電電圧を低下させることで、スパッタリング成膜時における下地層へのダメージを減少させることが可能な成膜装置を提供することを目的とする。
本発明による成膜装置は、一対のターゲットをスパッタリングし対象物に成膜する成膜装置であって、内部にプラズマが形成され、一対のターゲットがスパッタされるチャンバと、チャンバ内に配置され、プラズマが形成される領域に熱電子を供給するフィラメントと、フィラメントを加熱して熱電子を発生させるための加熱用電源部と、一対のターゲットへの電圧を交互に供給する交流電源ユニットと、を有することを特徴としている。
このような成膜装置によれば、プラズマが形成された領域に、熱電子を供給するフィラメントを備えているため、プラズマの放電電圧を低下させることができ、スパッタリング成膜時に下地層へ与えるダメージを低減することができる。例えば、発電層や発光層などの半導体膜を下地層としてスパッタリング成膜する場合において、下地層のダメージを抑制することができる。また、一対のターゲットへの電圧を交互に供給する交流電源ユニットを備えているため、ACデュアルカソードスパッタリング法において、フィラメントから熱電子を放出させることができる。
また、スパッタリングしている時のターゲットの電位とフィラメントの基準電位とが一致するよう制御する制御部を備える構成としてもよい。これにより、マイナスが印加されてスパッタリング現象が起きている側のカソード(ターゲット)へ自動的に熱電子回路が接続され、成膜速度を向上させることができる。その結果、生産効率を向上させることができる。
また、交流電源ユニットは、一対のターゲットにそれぞれ電気的に接続されたサイリスタまたはIGBTを有する構成とすることができる。このようにサイリスタまたはIGBTを用いることで、一対のターゲットに供給される電圧の切り替えを高速で安定的に行うことが可能となる。
本発明によれば、放電電圧を低下させることで、スパッタリング成膜時における下地層へのダメージを減少させることが可能な成膜装置を提供することができる。その結果、下地層へ与えるダメージを低減することが可能であるため、スパッタリング成膜によって作成される各種素子の性能を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る成膜装置を示す概略断面構成図である。 本発明の実施形態に係る成膜装置の交流電源部を示す概略構成図である。
以下、本発明による成膜装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る成膜装置を示す概略断面構成図である。図1に示す成膜装置10は、スパッタリング法による成膜を行う装置であり、真空中でプラズマを発生させて、プラズマ中のプラスイオンを成膜材料(i−ZnOターゲット)に衝突させることで分子及び原子をはじき出し、基板上に付着させて成膜を行うものである。本実施形態の成膜装置10は、CIGS太陽電池を製造するスパッタ装置として利用することができる。
成膜装置10は、成膜処理が行われる成膜室(真空チャンバ)11を備え、この成膜室11の入口側に基板仕込室12が連結され、成膜室11の出口側にベント室13が連結されている。基板仕込室12は、大気圧下にある基板を装置内に取り込み、室内を真空とするためのチャンバである。基板取出室13は、真空中にある基板を大気圧環境下へ取り出すためのチャンバである。
以下、基板仕込室12、成膜室11、基板取出室13を区別しない場合には、チャンバ11〜13と記すこともある。これらのチャンバ11〜13は、真空容器によって構成され、チャンバ11〜13の出入口には、ゲートバルブGVが設けられている。ゲートバルブGVは、真空環境と大気圧環境とを隔てるための比較的大きな弁体を備えたバルブである。ゲートバルブGVの両側の圧力が等しいときにゲートバルブGVを開放することで隣接するチャンバ11〜13を連通させ、基板2を通過させる。
また、各チャンバ11〜13内には、基板2を搬送するための基板搬送ローラ14が設置されていると共に、基板2を加熱するためのヒータ15が設置されている。ヒータ15は、基板温度が例えば50℃〜350℃の範囲で一定となるように加熱する。
さらに、排気室12およびベント室13には、ドライポンプ16が接続され、チャンバ11〜13には、TMP(ターボ分子ポンプ)17が接続されている。ドライポンプ16は、大気圧から1Paまでの排気をするための粘性流領域で使用されるポンプであり、TMP17は、1Pa以下の排気をするための分子流領域で使用されるポンプである。
また、成膜装置10は、成膜室11内にアルゴンガスを供給するアルゴンガス供給装置30を備えている。アルゴンガス供給装置30は、成膜室11内へのアルゴンガス導入量を調節するマスフローコントローラ32、成膜室11に接続されてガスを導入するガス供給経路33を備えている。アルゴンガス導入量を調整するマスフローコントローラ32には、アルゴンガスを供給するアルゴンガスボンベ36が接続されている。アルゴンガス導入量を調節する流量調節器として、サーマルバルブ式、電磁弁式、ピエゾバルブ式の流量調整器を用いることができる。
また、成膜装置10は、成膜室11内に一対のスパッタリングターゲット21A,21Bを備えている。スパッタリングターゲット21A,21Bは、例えば成膜室11下部に配置され、基板2の搬送方向に沿って配置されている。ここで、本実施形態の成膜装置10は、プラズマが形成される領域に熱電子を供給するフィラメント41、フィラメント41に電力を供給する加熱用電源部42、及びスパッタリングターゲット21A,21Bへの電圧を交互に供給する交流電源ユニット50を備えている。
図2は、本発明の実施形態に係る成膜装置の交流電源部を示す概略構成図である。フィラメント41は、電力が供給されて発熱し、熱電子を放出する。フィラメント41は、基板2の搬送方向において、一対のスパッタリングターゲット21A,21B間に配置されている。フィラメント41は、プラズマ放電が形成されている空間に熱電子を放出する。フィラメント41は、導線43A,43Bによって、加熱用電源部42と電気的に接続されている。
加熱用電源部42は、フィラメント41に電力を供給する直流電源である。加熱用電源部42のマイナス側は、導線43Aによってフィラメント41の端子41aに接続されている。加熱用電源部42のプラス側は、導線43Bによってフィラメント41の端子41bに接続されている。また、導線43Bには、交流電源ユニット50の端子50a,50bが接続されている。
交流電源ユニット50は、交流電源51、第1ダイオード52A、第2ダイオード52B、第1IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)53A、第2IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)53B、第3ダイオード54A、第4ダイオード54B、第1サージ防護素子55A、第2サージ防護素子55B、第1抵抗素子56A、第2抵抗素子56Bを有する構成とされている。交流電源ユニット50は、導線44A,44Bによって、一対のスパッタリングターゲット21A,21Bと電気的に接続されている。導線44Aは、スパッタリングターゲット21Aと交流電源ユニット50の端子50cとを接続している。導線44Bは、スパッタリングターゲット21Bと交流電源ユニット50の端子50dとを接続している。
交流電源51は、導線61A,61Bによって、交流電源ユニット50の端子50c,50dと電気的に接続されている。導線61Aは、交流電源51の端子51aと交流電源ユニット50の端子50cとを接続している。導線61Bは、交流電源51の端子51bと交流電源ユニット50の端子50dとを接続している。
交流電源ユニット50は、導線62A,62Bによって、交流電源ユニット50の端子50a,50bと端子50c,50dとが電気的に接続されている。導線62Aは、交流電源ユニット50の端子50aと端子50cとを接続している。導線62Bは、交流電源ユニット50の端子50bと端子50dとを接続している。
第1ダイオード52Aは、導線62Aに直列接続されている。第1ダイオード52Aは、逆方向に電流が流れるのを阻止する機能を有する。第2ダイオード52Bは、導線62Bに直列接続されている。第2ダイオード52Bは、逆方向に電流が流れるのを阻止する機能を有する。
第1IGBT53Aは、入力端子50a、出力端子50c、及び交流電源51の端子51bに電気的に接続されている。第1IGBT53AのゲートGは交流電源51の端子51bに接続され、エミッタは出力端子50cに接続され、コレクタCは第1ダイオード52Aを介して入力端子50aに接続されている。第1IGBT53Aは、スパッタリングターゲット21Aが負の電圧に印加されたときに、フィラメント41がスパッタリングターゲット21Aと同電位となるように電位を調整する機能を有する。
第2IGBT53Bは、入力端子50b、出力端子50d、及び交流電源51の端子51aに電気的に接続されている。第2IGBT53BのゲートGは交流電源51の端子51aに接続され、エミッタは出力端子50dに接続され、コレクタCは第2ダイオード52Bを介して入力端子50bに接続されている。第2IGBT53Bは、スパッタリングターゲット21Bが負の電圧に印加されたときに、フィラメント41がスパッタリングターゲット21Bと同電位となるように電位を調整する機能を有する。
第3ダイオード54Aは、第1IGBT53AのエミッタEとコレクタCとに接続されている。第3ダイオード54Aは、電流を一定方向にしか流さないようにすることで、第1IGBT53Aに逆電圧が掛からないように保護する機能を有する。第4ダイオード54Bは、第2IGBT53BのエミッタEとコレクタCとに接続されている。第4ダイオード54Bは、電流を一定方向にしか流さないようにすることで、第2IGBT53Bに逆電圧が掛からないように保護する機能を有する。
第1サージ防護素子55Aは、第1IGBT53AのゲートGとエミッタEとに接続されている。第1サージ防護素子55Aは、第1IGBT53AのゲートG、エミッタE間電位を絶対定格値以下に抑制する機能を有する。第2サージ防護素子55Bは、第2IGBT53BのゲートGとエミッタEとに接続されている。第2サージ防護素子55Bは、第2IGBT53BのゲートG、エミッタE間電位を絶対定格値以下に抑制する機能を有する。
第1抵抗素子56Aは、第1IGBT53AのゲートGと交流電源51の端子51bとを電気的に接続する導線63Aに直列接続されている。第1抵抗素子56Aは、第1IGBT53AのゲートGに瞬間的に流れようとする電流を抑制する機能を有する。第1抵抗素子56Aは、第1サージ防護素子55Aが担う電力をその定格以下にするために設置されている。第2抵抗素子56Bは、第2IGBT53BのゲートGと交流電源51の端子51aとを電気的に接続する導線63Bに直列接続されている。第2抵抗素子56Bは、第2IGBT53BのゲートGに瞬間的に流れようとする電流を抑制する機能を有する。第2抵抗素子56Bは、第2サージ防護素子55Bが担う電力をその定格以下にするために設置されている。
次に、成膜装置10の動作について説明する。本実施形態に係る成膜装置10を用いた成膜基板の製造方法では、成膜材料であるInターゲットを用いたスパッタリング法により、基板2上に透明導電膜を成膜する成膜工程を行う。この成膜工程は、成膜装置10の成膜室11で実施される。
まず、成膜工程の前処理として、TMP17を用いて、成膜室11内の排気を行い真空状態とする。成膜室11内の圧力は、例えば、5×10−4Pa以下とすることが好ましい。
次に、各ヒータ15をON状態として、その後各チャンバー11〜13内に導入される基板2の温度が50℃〜350℃の範囲内で一定となるように、ヒータ15における設定値を安定させる。
成膜室11内の圧力が所望の真空圧力(5×10−4Pa以下)であることが確認された後に、アルゴンガス供給装置30のマスフローコントローラ32を駆動して、成膜室11内へのアルゴンガスの供給を開始する。マスフローコントローラ32は、成膜室11内の圧力を0.1Pa〜1Paの範囲内で任意の値に維持する。
その後、交流電源ユニット50を作動させて、成膜室11内にプラズマを形成する。第1IGBT53Aは、スパッタリングターゲット21Aが負の電圧に印加されたときに、フィラメント41がスパッタリングターゲット21Aと同電位となるように電位を調整する。第2IGBT53Bは、スパッタリングターゲット21Bが負の電圧に印加されたときに、フィラメント41がスパッタリングターゲット21Bと同電位となるように電位を調整する。交流電源ユニット50は、交流電源51の出力の電圧周期に同期させて、負の電圧が印加されたスパッタリングターゲット21Aまたはスパッタリングターゲット21Bに、フィラメント41が電気的に接続されるように、第1IGBT53A及び第2IGBT53Bを用いて、カソード電位とフィラメント41の基準電位を一致するように制御する。
このとき、第1ダイオード52Aは、逆方向に電流が流れないように、電流を整流する。第2ダイオード52Bは、逆方向に電流が流れないように、電流を整流する。第3ダイオード54Aは、第1IGBT53Aに逆電圧が掛からないように、電流を整流する。第4ダイオード54Bは、第2IGBT53Bに逆電圧が掛からないように、電流を整流する。
第1サージ防護素子55Aは、第1IGBT53AのゲートG、エミッタE間電位を絶対定格値以下に抑制する。第2サージ防護素子55Bは、第2IGBT53BのゲートG、エミッタE間電位を絶対定格値以下に抑制する。第1抵抗素子56Aは、第1IGBT53AのゲートGに瞬間的に流れようとする電流を抑制し、第1サージ防護素子55Aが担う電力をその定格以下にする。第2抵抗素子56Bは、第2IGBT53BのゲートGに瞬間的に流れようとする電流を抑制し、第2サージ防護素子55Bが担う電力をその定格以下にする。
このように本実施形態に係る成膜装置10では、交流電源ユニット50の2端子出力は、一対のデュアルカソード(スパッタリングターゲット21A,21B)に各々接続されている。交流電源ユニット50の第1IGBT53A及び第2IGBT53Bは、マイナスが印加されたスパッタリングターゲット21Aまたはスパッタリングターゲット21Bにフィラメント41が電気的に接続されるように、交流出力の電圧周期を同期させる。交流電源ユニット50は、プラズマ放電空間においてフィラメント41から熱電子を放出する際、フィラメント41の電位をカソード(陰極)として機能しているスパッタリングターゲット21Aまたはスパッタリングターゲット21Bの電位と等しくする制御を行う。
このような成膜装置10では、電源周波数と同期させてスイッチングを行い、スパッタされる側のカソードのみ熱電子効果が有効になる。そのため、スパッタリング時の放電電圧を低下させることができる。有効投入電力を向上させることで、成膜速度を向上させることができる。成膜装置10では、下地層へのダメージを低減させてスパッタリング成膜を行うことが可能であり、生産効率を向上させることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、交流電源ユニット50が第1IGBT53A及び第2IGBT53Bを備える構成としているが、第1IGBT53A及び第2IGBT53Bに代えて、第1サイリスタ及び第2サイリスタを備える構成でもよい。また、IGBTに代えて、主回路のオンオフを司る端子を有するその他の電力制御素子(例えばFET)を備える構成としてもよい。
また、本発明の成膜装置によって成膜される成膜基板は、アモルファスシリコン型の太陽電池に適用してもよく、例えば、微結晶型太陽電池、タンデム型太陽電池、CdTe型太陽電池など、その他の太陽電池に適用することができる。さらに、タッチパネル、液晶ディスプレイなどに使用される基板の成膜に、成膜装置10を適用してもよい。
10…成膜装置(スパッタリング装置)、11…成膜室、21…スパッタリングターゲット、41…フィラメント、42…加熱用電源部、50…交流電源ユニット、51…交流電源、52A…第1ダイオード、52B…第2ダイオード、53A…第1IGBT、53B…第2IGBT、54A…第3ダイオード、54B…第4ダイオード、55A…第1サージ防護素子、55B…第2サージ防護素子、56A…第1抵抗素子、56B…第2抵抗素子。

Claims (3)

  1. 一対のターゲットをスパッタリングし対象物に成膜する成膜装置であって、
    内部にプラズマが形成され、前記一対のターゲットがスパッタされるチャンバと、
    前記チャンバ内に配置され、前記プラズマが形成される領域に熱電子を供給するフィラメントと、
    前記フィラメントを加熱して前記熱電子を発生させるための加熱用電源部と、
    前記一対のターゲットへ電圧を交互に供給する交流電源ユニットと、を備え、
    前記交流電源ユニットは、
    交流電力を出力する交流電源を有し、
    前記交流電源が出力する交流電源の電圧周期に同期させて、前記フィラメントを負の電圧が供給された一方の前記ターゲットへ電気的に接続することを特徴とする成膜装置。
  2. 前記交流電源ユニットは、負の電圧が供給された一方の前記ターゲットの電位を基準電位として、前記フィラメントの電位を調整することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記交流電源ユニットは、前記一対のターゲットにそれぞれ電気的に接続されたサイリスタまたはIGBTを有し、
    前記サイリスタまたは前記IGBTは、接続された前記ターゲットに負の電圧が供給されたときに、前記フィラメントを当該ターゲットへ電気的に接続して、当該ターゲットの電位を前記フィラメントの基準電位とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の成膜装置。
JP2011135374A 2011-06-17 2011-06-17 成膜装置 Expired - Fee Related JP5646398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011135374A JP5646398B2 (ja) 2011-06-17 2011-06-17 成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011135374A JP5646398B2 (ja) 2011-06-17 2011-06-17 成膜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013001970A JP2013001970A (ja) 2013-01-07
JP5646398B2 true JP5646398B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=47670856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011135374A Expired - Fee Related JP5646398B2 (ja) 2011-06-17 2011-06-17 成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5646398B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61238958A (ja) * 1985-04-15 1986-10-24 Hitachi Ltd 複合薄膜形成法及び装置
JPH03271368A (ja) * 1990-03-22 1991-12-03 Ricoh Co Ltd 薄膜形成装置
JPH07116589B2 (ja) * 1990-08-01 1995-12-13 新日本製鐵株式会社 組成変調薄膜の作製方法
JP2000256847A (ja) * 1999-03-04 2000-09-19 Sanyo Shinku Kogyo Kk 薄膜の成膜方法とその装置
JP2004027277A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Sanyo Shinku Kogyo Kk スパッタリング装置
DE10306347A1 (de) * 2003-02-15 2004-08-26 Hüttinger Elektronik GmbH & Co. KG Leistungszufuhrregeleinheit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013001970A (ja) 2013-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI524432B (zh) 沉積薄膜電晶體之方法與系統
US8506771B2 (en) Bipolar pulsed power supply and power supply apparatus having plurality of bipolar pulsed power supplies connected in parallel with each other
US20090183771A1 (en) Plasma processing apparatus, plasma processing method and photoelectric conversion element
TW201402851A (zh) 利用一預穩定電漿之製程的濺鍍方法
JP2008004814A (ja) プラズマ処理装置
US20100314244A1 (en) Ionized Physical Vapor Deposition for Microstructure Controlled Thin Film Deposition
US20120160663A1 (en) Sputter Deposition and Annealing of High Conductivity Transparent Oxides
KR102192566B1 (ko) 스퍼터 증착 소스, 스퍼터 증착 장치, 및 기판 상에 층을 증착하는 방법
JP5646398B2 (ja) 成膜装置
TW201220521A (en) capable of improving adhesion between a glass substrate and a molybdenum layer
Hassan et al. Electrical Properties and Optimum Conditions of A Home-Made Magnetron Plasma Sputtering System
WO2014063000A1 (en) Non-bonded rotatable targets and their methods of sputtering
JP2002359203A (ja) 成膜装置、プラズマcvd装置、成膜方法及びスパッタ装置
JP2008004813A (ja) シリコン系薄膜光電変換素子の製造方法、製造装置およびシリコン系薄膜光電変換素子
US20100314245A1 (en) Ionized Physical Vapor Deposition for Microstructure Controlled Thin Film Deposition
JP2000273617A (ja) 透明導電膜の製造方法
JP2007510311A (ja) 電子ビーム処理装置
KR20170048510A (ko) 기판 상에 재료를 증착하기 위한 어셈블리 및 방법
US20240102152A1 (en) Method of depositing layers of a thin-film transistor on a substrate and sputter deposition apparatus
KR101953946B1 (ko) 플라스마 발생 장치와 증착 장치 및 플라스마 발생 방법
KR101617276B1 (ko) 플라즈마 발생장치 및 이를 구비한 기판 처리장치
JP2014034700A (ja) 成膜方法
JP2012117127A (ja) 成膜装置、成膜基板製造方法、および成膜基板
JP2011096963A (ja) 多接合型太陽電池の製造方法
JP6396223B2 (ja) アーク放電イオンプレーティング装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5646398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees