JP5646307B2 - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents
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Description
(a)成分:炭素数14〜20の脂肪酸の3〜6価の多価アルコールとのエステル
(b)成分:炭素数15〜22の脂肪族炭化水素基を分子内に1つ有する4級アンモニウム塩
(c)成分:炭素数9〜12の脂肪族炭化水素基を分子内に1つ有する4級アンモニウム塩
本発明に用いる(a)成分は、炭素数14〜20の脂肪酸の3〜6価の多価アルコールとのエステルである。
本発明に用いる(b)成分は、炭素数15〜22の脂肪族炭化水素基を分子内に1つ有する4級アンモニウム塩である。
本発明に用いる(c)成分は、炭素数9〜12の脂肪族炭化水素基を分子内に1つ有する4級アンモニウム塩である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び水を含有してなり、(a)成分と(b)成分の合計含有量が5〜20質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分/(b)成分=95/5〜55/45、(c)成分の含有量が0.5〜3質量%であることを特徴とする。
本発明の液体柔軟剤組成物は、(a)成分を安定に乳化させ組成物粘度を低減させる観点から、分子内にポリオキシアルキレン鎖を有する非イオン界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有することが好ましい。組成物粘度の低減効果の観点から、分子内に炭素数8〜20の炭化水素基を有し且つアルキルオキシド基を10〜150個有する非イオン性界面活性剤が好ましく、特に下記一般式(3)で表される非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上を用いることが好適である。
<(a)成分>
(a−1):ソルビタンモノステアリン酸エステル
(a−2):ペンタエリスリトールモノステアリン酸エステル
(a−3):グリセリンモノステアリン酸エステル
(a−4):ソルビタントリステアリン酸エステル
(a−5):グリセリンステアリン酸エステル(モノグリセライド含量40質量%)
(a−6):グリセリンステアリン酸エステル(モノグリセライド含量55質量%)
<(b)成分>
(b−1):N−アルキル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド(アルキル基はステアリル基とパルミチル基が質量比で、ステアリル基/パルミチル基=70/30である混合アルキル基)
(b−2):N−セチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド
<(b’)成分:(b)成分の比較成分>
(b’−1):N−ステアロイルアミノプロピル−N,N−ジメチルアミン塩酸塩
<(c)成分>
(c−1):N−ラウリル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド
(c−2):N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロリド
<(d)成分>
(d−1):ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物(平均付加モル数20)
<(e)成分>
(e−1):塩化カルシウム
<(f)成分>
(f−1):プロピレングリコール
<(g)成分>
(g−1):トリエタノールアミンと混合脂肪酸(パルミチン酸/ステアリン酸/オレイン酸質量比=30/40/30)とをトリエタノールアミン/混合脂肪酸モル比=1/1.7の条件にてエステル化反応させた後、エタノール存在下、ジメチル硫酸で4級化して得られたジ長鎖アルキル型4級アンモニウム塩(組成(不揮発分中);モノ4級アンモニウム塩/ジアルキル4級アンモニウム塩/トリアルキル4級アンモニウム塩/ジアルキルアミン/トリアルキルアミン/N−メチルトリエタノールアンモニウム・メチルサルフェート/未反応脂肪酸=21質量%/43質量%/14質量%/3質量%/11質量%/3質量%/5質量%)
表1に示す組成の液体柔軟剤組成物を以下の方法で調製した。得られた液体柔軟剤組成物について、下記要領で柔軟性付与効果を評価した。結果を表1に示す。
300mLのガラス製ビーカー(内径7cm、高さ11cm)に、液体柔軟剤組成物出来上がり質量200gとなるのに必要な量の95質量%に相当する量のイオン交換水(60℃)を入れた後、60℃で溶融した(d)成分を投入した。次いで、スリーワンモーター(新東科学(株)製、TYPE HEIDON 1200G)に装着した攪拌羽根(タービン型攪拌羽根、3枚翼、翼長2cm)をガラス製ビーカー底面から1cmの高さに設置し、回転数150r/minで透明な均一溶液になるまで攪拌混合した。次に、(b)成分(あるいは(b’)成分)、(c)成分、(f)成分を投入した後、ウォータ−バスにて、内容物温度が80℃になるまで加温し、回転数150r/minで15分間攪拌した。その後、攪拌羽根の回転数を400r/minに上げ、70℃で溶融させた(a)成分を投入し、10分間攪拌した。次いで、氷水を入れたウォーターバス中で内容物温度が40℃になるまで冷却し、これに(e)成分の10質量%水溶液を投入し、25℃になるまで回転数300r/minで攪拌した。内容物温度が25℃まで下がった後、各成分の濃度が表1記載の値となるのに必要な量のイオン交換水を添加し、25℃、回転数200r/minにて15分間攪拌し、液体柔軟剤組成物を得た。
なお、比較例1の液体柔軟剤組成物(基準柔軟剤1)の調製に関しては、(c)成分を使用しない以外は同様に調製した。また、比較例2の液体柔軟剤組成物(基準柔軟剤2)の調製に関しては、(a)成分、(b)成分及び(c)成分を使用せず、(g)成分を添加することで調製した(ここで(g)成分の添加時期は、上記調製方法における(a)成分の添加時期とした)。
(1)評価タオルの前処理
あらかじめ、非イオン界面活性剤(ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物(平均付加モル数8))を用いて、市販の木綿タオル(武井タオル製、TW−220)24枚を、日立全自動洗濯機NW−6CYで一連の洗濯工程を5回繰り返した(非イオン界面活性剤使用量4.5g、標準コース、水量45L、水温20℃、洗浄時間10分、ため濯ぎ2回)。その後、20℃、43%RHの条件下で乾燥した。
水道水(20℃)に、洗浄剤成分の代表的な化合物であるドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ネオペレックスG−25、花王(株)製、以下、LASと表記)を、水道水中の濃度が12ppmとなるように添加し、モデル濯ぎ水とした。
National製電気バケツ式洗濯機(MiniMini、型番:NA−35)に、上記(2)で調製したモデル濯ぎ水を4.5L注水し、上記(1)の方法で前処理した木綿タオル2枚を投入し、1分間攪拌した。攪拌後、表1記載の液体柔軟剤組成物を、木綿タオル1.5kg当たり7gとなる量にて投入し、攪拌しながら5分間処理した。処理後、脱水槽で2分間脱水し、20℃、43%RHの条件下で乾燥した。
乾燥後の木綿タオルについて、10人のパネラー(30代男性10人)が下記評価基準にて判定し、10人の平均点を算出した。この評価試験では、評価点2.2以上を合格とする。
なお、評価基準に記載の「基準タオル1」は、比較例1の液体柔軟剤組成物(基準柔軟剤1)で処理した木綿タオルを意味し、「基準タオル2」は、比較例2の液体柔軟剤組成物(基準柔軟剤2)で処理した木綿タオルを意味する。
0:基準タオル1と同程度の柔らかさ
1:基準タオル1と基準タオル2の間の柔らかさであるが、基準タオル1に近い柔らかさ
2:基準タオル1と基準タオル2の中間値程度の柔らかさ
3:基準タオル1と基準タオル2の間の柔らかさであるが、基準タオル2に近い柔らかさ
4:基準タオル2と同程度の柔らかさ
5:基準タオル2よりも柔らかい
表2に示す組成の液体柔軟剤組成物を調製し、下記方法で粘度(30℃)を測定した。結果を表2に示す。
表2記載の液体柔軟剤組成物を前記<液体柔軟剤組成物の調製>に記載される方法に従って調製した。得られた液体柔軟剤組成物を、100mLビーカーに100g入れ、水分が蒸散しないように、サランラップ(登録商標)で封をし、30℃のウォーターバスを用いて内容物温度30℃に調温した後、内容物温度を30℃に保ったまま1時間放置した。1時間後、B型粘度計(TOKI SANGYO Co.,LTD製、VISCOMETER TVB−10、No.2ローター、60r/min)を用いて各液体柔軟剤組成物の粘度測定を開始し、1分後の値を読み取った。
Claims (2)
- 下記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び水を含有し、(a)成分と(b)成分の合計含有量が5〜20質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分/(b)成分=95/5〜55/45、(c)成分の含有量が0.5〜3質量%である液体柔軟剤組成物。
(a)成分:炭素数14〜20の脂肪酸の3〜6価の多価アルコールとのエステル
(b)成分:炭素数15〜22の脂肪族炭化水素基を分子内に1つ有する4級アンモニウム塩
(c)成分:炭素数9〜12の脂肪族炭化水素基を分子内に1つ有する4級アンモニウム塩 - 前記(a)成分中、モノ脂肪酸エステルの含有量が50質量%以上である、請求項1記載の液体柔軟剤組成物。
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