JP5644733B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、エアフローセンサーやインマニ圧センサーで検出されたエンジンの運転状態に基づき、スロットルバルブと点火プラグとを制御するトルクベース制御装置が記載されている。この技術では、吸気量制御部が吸入空気量を制御し、点火時期制御部が点火時期を制御している。
なお、これらの目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
また、本件における「目標点火時期」は、点火プラグで実際に点火するための実行点火時期とは別個の点火時期であり、実行点火時期と同一の数値となる必要はない。すなわち「目標点火時期」は、実行点火時期の目標値という一般的な意味ではなく、目標空気量を算出するために必要な情報であって、目標運転点における点火時期を意味し、過去の目標空気量に基づいて演算される。
また「過去の目標空気量」とは、例えば前回の演算周期で得られた目標空気量や、二つ前の演算周期で得られた目標空気量等を含む。さらに「過去の目標空気量に基づく」とは、例えば目標空気量の前回値をそのまま用いることや、前回値及び前々回値の平均値を用いること等、過去の目標空気量に対して種々の演算を施したものを用いることを含む。
前記目標空燃比演算手段で演算される前記目標空燃比は、目標空気量を算出するために必要な情報であって、目標運転点における空燃比を意味し、過去の目標空気量に基づいて演算される。
前記目標排気還流率演算手段で演算される前記目標排気還流率は、目標空気量を算出するために必要な情報であって、目標運転点における排気還流率を意味し、過去の目標空気量に基づいて演算される。
(5)また、前記エンジンの筒内に導入された実空気量に基づき、点火プラグで実際に点火する時期に対応する実行点火時期を演算する実行点火時期演算手段を備えることが好ましい。例えば、前記目標空気量が変化する過渡運転時においては、前記目標点火時期演算手段が、前記実行点火時期とは独立に空気量演算用の前記目標点火時期を演算することが好ましい。
[1−1.エンジン]
本実施形態のエンジンの制御装置は、図1に示す車載のガソリンエンジン10に適用される。ここでは、多気筒のエンジン10に設けられた複数のシリンダーのうちの一つを示す。ピストン16は、中空円筒状に形成されたシリンダー19の内周面に沿って往復摺動自在に内装される。ピストン16の上面とシリンダー19の内周面及び頂面に囲まれた空間は、エンジンの燃焼室26として機能する。
ピストン16の下部は、コネクティングロッドを介して、クランクシャフト17の軸心から偏心した中心軸を持つクランクアームに連結される。これにより、ピストン16の往復動作がクランクアームに伝達され、クランクシャフト17の回転運動に変換される。
シリンダー19の周囲には、その内部をエンジン冷却水が流通するウォータージャケット27が設けられる。エンジン冷却水はエンジン10を冷却するための冷媒であり、ウォータージャケット27とラジエータとの間を環状に接続する冷却水循環路内を流通している。
吸気ポート11内には、燃料を噴射するインジェクター18が設けられる。インジェクター18から噴射される燃料量は、後述するエンジン制御装置1によって制御される。また、インジェクター18よりも吸気流の上流側には、インテークマニホールド20(以下、インマニと呼ぶ)が設けられる。このインマニ20には、吸気ポート11側へと流れる空気を一時的に溜めるためのサージタンク21が設けられる。サージタンク21よりも下流側のインマニ20は、各シリンダー19の吸気ポート11に向かって分岐するように形成され、サージタンク21はその分岐点に位置する。サージタンク21は、各々のシリンダーで発生しうる吸気脈動や吸気干渉を緩和するように機能する。
スロットルボディ22のさらに上流側には吸気通路24が接続され、吸気通路24のさらに上流側にはエアフィルター25が介装される。これにより、エアフィルター25で濾過された新気が吸気通路24及びインマニ20を介してエンジン10の各シリンダー19に供給される。
吸気通路24とエキマニ30との間は還流路40で接続され、その中途に冷却器29及び還流弁28が設けられる。還流路40は、いわゆるEGR(Exhaust Gas Recirculation)通路であり、排気の一部を吸気通路24側へと再循環させるものである。図1中の還流路40は、一端が排気ポート12と近接する位置(エキマニ30)に接続され、他端がスロットルバルブ23よりも下流側(サージタンク21側)に接続されている。以下、還流路40を通って再び吸気側へ導入される排気ガスのことを、EGRガスとも呼ぶ。
スロットルバルブ23の下流側には、圧力を検出するインマニ圧センサー31が設けられる。インマニ圧センサー31はスロットルバルブ23よりも下流側の吸気圧力(サージタンク21内の圧力)を下流圧PIMとして検出するものである。また、エンジン制御装置1の内部又は車両の任意の位置には、大気圧センサー32が設けられる。
例えば、エンジン10の実回転速度Neや吸気流量QINに応じた吸気通路入口からスロットルバルブ23までの吸気系圧損値をエンジン制御装置1に予め記憶させておき、大気圧PBPから吸気系圧損値を減算することによってスロットルバルブ23の上流圧PTHUを得ることができる。
上記の各種センサー31〜38で取得(又は演算)された大気圧PBP,上流圧PTHU,下流圧PIM,吸気流量QIN,実回転速度Ne,油温OT,冷却水温WT,外気温AT,アクセル開度APSの各情報は、エンジン制御装置1に伝達される。
上記のエンジン10を搭載する車両には、エンジン制御装置1(Engine Electronic Control Unit,制御装置)が設けられる。このエンジン制御装置1は、例えばマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして構成され、車両に設けられた車載ネットワーク網の通信ラインに接続される。なお、車載ネットワーク上には、例えばブレーキ制御装置,変速機制御装置,車両安定制御装置,空調制御装置,電装品制御装置といったさまざまな公知の電子制御装置が、互いに通信可能に接続される。エンジン制御装置1以外の電子制御装置のことを外部制御システムと呼び、外部制御システムによって制御される装置のことを外部負荷装置と呼ぶ。
なお、本実施形態でトルクを表現するために用いる記号Piは、図示平均有効圧(エンジン10の指圧線図に基づいて算出される仕事を行程容積で割った圧力値)を意味し、ここでは図示平均有効圧Piを用いてトルクの大きさを表現している。本実施形態では、エンジン10で生じる力のモーメントのことだけでなく、エンジン10のピストン16に作用する平均有効圧(例えば、図示平均有効圧Piや正味平均有効圧Pe)で表現されたトルク相当量(トルクに対応する圧力)のことも便宜的に「トルク」と呼ぶ。
エンジン制御装置1で実施される吸入空気量制御及び点火時期制御のそれぞれの概要を、制御用パラメーター(以下、単にパラメーターと呼ぶ)の演算の流れに着目して説明する。
これに対し、吸入空気量制御では、吸気制御用目標トルクPiETVをスロットルバルブ23の開度制御によって確保すべきエンジントルクの目標値とし、この吸気制御用目標トルクPiETVをエンジン10で発生させるのに必要十分な燃焼反応を生じさせる筒内空気量の目標値を算出する。本実施形態では、筒内空気量に相当するパラメーターである実充填効率Ecの目標値、すなわち目標充填効率EcTGTを使用する。
そこで、本エンジン制御装置1では、吸入空気量制御内で演算された目標充填効率EcTGTを用いて熱効率Kpiを求め、これを新たに算出される目標充填効率EcTGTの値に反映させることとする。なお、本実施形態では、エンジン10の熱効率に相当するパラメーターとして、熱効率係数Kpiを用いる。
図1に示すように、エンジン制御装置1の入力側には、インマニ圧センサー31,大気圧センサー32,エアフローセンサー33,冷却水温センサー34,エンジン回転速度センサー35,エンジン油温センサー36,アクセル開度センサー37及び外気温度センサー38が接続される。また、エンジン制御装置1の出力側には、トルクベース制御の制御対象である点火プラグ13,インジェクター18,スロットルバルブ23,還流弁28等が接続される。
目標トルク演算部2は、トルクベース制御に係る目標トルクを所定の演算周期で演算するものである。ここではまず、運転者から要求されるトルクや、外部制御システムから要求されるトルク等に基づいて、四種類の要求トルクが演算され、エンジン10の運転状態に即した目標トルクがこれらの四種類の要求トルクの中から目標トルクが選択される。四種類の要求トルクとは、アクセル要求トルクPiAPS、アイドル要求トルクPiNeFB、応答性の異なる二種類の要求トルク(点火制御用要求トルクPiEXT_SA,吸気制御用要求トルクPiEXT)である。
これらの四種類の要求トルクを用いて、目標トルク演算部2は二種類の制御目標としての目標トルク、すなわち点火制御用目標トルクPiTGTと吸気制御用目標トルクPiETVとを演算する。
第一選択部2aは、点火制御用要求トルクPiEXT_SA,アクセル要求トルクPiAPS及びアイドル要求トルクPiNeFBのうちの何れか一つを点火制御用のトルクの目標値として選択するものである。また、第二選択部2bは、吸気制御用要求トルクPiEXT,アクセル要求トルクPiAPS及びアイドル要求トルクPiNeFBのうちの何れか一つを吸気制御用のトルクの目標値として選択するものである。
具体的な吸気遅れ補正部2cでの遅れ処理の手法は、スロットルバルブ23の制御態様に応じて種々考えられる。例えば、入力されたトルク値に対して一次遅れ処理や二次遅れ処理を施すことによって、実現したいトルク変動の軌跡を生成してもよい。簡便な手法としては、吸気遅れ補正部2cからの出力値と吸気遅れ補正部2cへの入力値との差に所定のフィルター係数を乗じたものを、入力値に加算すればよい。また、可変動弁機構の作動状態(吸気弁14,排気弁15のバルブリフト量やバルブタイミング,オーバーラップ量等)に応じて吸気遅れ特性が変化する場合には、その作動状態に応じて吸気制御用目標トルクPiETVの変動を遅延させる演算を加えてもよい。ここで演算された吸気制御用目標トルクPiETVの値は、目標充填効率演算部4に伝達される。
点火時期制御部3(実行点火時期演算手段)は、目標トルク演算部2で演算された点火制御用目標トルクPiTGTに基づいて、所定の演算周期で点火時期制御を実施するものである。点火時期制御部3での演算プロセスを図4に例示する。点火時期制御部3には、実充填効率演算部3a,MBT演算部3b,実MBTトルク演算部3c,点火指標演算部3d,リタード量演算部3e及び減算部3fが設けられる。
目標充填効率演算部4(目標充填効率演算手段)は、吸入空気量制御に用いられる目標充填効率EcTGTを所定の演算周期で演算するものである。目標充填効率EcTGTとは、制御対象のシリンダー19内に導入すべき目標空気量に対応する充填効率である。ここでは、エンジン10のその時点で目標とする運転点における熱効率を表す熱効率係数Kpiを用いて、吸気制御用目標トルクPiETVを発生させるために要する空気量に対応する充填効率が目標充填効率EcTGTとして演算される。
標準条件吸気目標トルク演算部4aは、目標トルク演算部2で演算された吸気制御用目標トルクPiETVを、標準条件でのトルク値に換算した標準条件吸気目標トルクPiETV_STDを演算するものである。ここでは、吸気制御用目標トルクPiETVを熱効率係数Kpiで除算したものが、標準条件吸気目標トルクPiETV_STDとして演算される。標準条件でのトルク値とは、空燃比が理論空燃比であってEGRガスを含まない吸入空気をMBTで点火した(熱効率係数KpiがKpi=1である)場合のトルク値を意味する。
なお、熱効率係数Kpiの値は、後述する熱効率係数演算部7で演算されたものが用いられる。ここで演算された標準条件吸気目標トルクPiETV_STDの値は、変換係数演算部4bに伝達される。
記憶部4dは、トルク変換部4cで演算された目標充填効率EcTGTを記憶するものである。ここでは、今回の演算周期で演算された目標充填効率EcTGTだけでなく、過去の演算周期で演算された目標充填効率EcTGTも併せて記憶される。ここに記憶される目標充填効率EcTGTの数は、今回値を除いて少なくとも一つ以上である。本実施形態では、目標充填効率EcTGTの今回値及び前回値の二つが記憶される場合を例示する。
吸気量制御部5は、目標充填効率演算部4で演算された目標充填効率EcTGTを用いて、所定の演算周期で吸入空気量制御を実施するものである。吸気量制御部5での演算プロセスを図6に例示する。吸気量制御部5には、目標筒内空気量演算部5a,吸気進み補償部5b,目標流量演算部5c,流速演算部5d及びスロットル開度演算部5eが設けられる。
上記の通り、充填効率は標準状態でのシリンダー19内の気体体積(単位行程あたりの体積)をシリンダー容積VENGで除算したものである。したがって、標準状態でのシリンダー19内の気体体積は、充填効率にシリンダー容積VENGを乗算することで算出される。
目標値演算部6は、制御目標とするエンジン10の現在の運転状態である運転点ではなく、目標充填効率演算部4で演算された目標充填効率EcTGTに対応する運転点における熱効率係数Kpiを算出するためのパラメーターを演算するものである。この目標充填効率EcTGTは,図5に示すように、実回転速度Ne及び吸気制御用目標トルクPiETVに基づいて演算された値である。したがって、エンジン回転速度及び出力トルクを横軸及び縦軸に配置した座標平面(いわゆるエンジン性能曲線グラフが描かれる平面)を用意して、エンジン10の運転点をこの座標平面上の点として定義すると、ここでいう「目標充填効率EcTGTに対応する運転点」の座標成分は、目標充填効率EcTGTが演算された時点での実回転速度Ne及び吸気制御用目標トルクPiETVに相当する。以下、このような目標充填効率EcTGTに対応する運転点のことを、目標運転点と呼ぶ。
目標点火時期演算部6A(目標点火時期演算手段)は、目標運転点における点火時期を目標点火時期SAMAIN_TGTとして演算するものである。この目標点火時期SAMAIN_TGTは、実際の点火時期制御では使用されないという点で、実行点火時期SAACTとは異なるものである。つまり、目標点火時期SAMAIN_TGTは熱効率係数Kpiを算出するための点火時期であり、シリンダー19内への吸入空気量を演算するための点火時期(吸入空気量制御用の便宜的な点火時期)である。
目標空燃比演算部6B(目標空燃比演算手段)は、目標運転点における空燃比を目標空燃比AFTGTとして演算するものである。この目標空燃比AFTGTは、実際の燃料制御では使用されないパラメーターであって、熱効率係数Kpiを算出するための空燃比であり、シリンダー19内への吸入空気量を演算するための空燃比(吸入空気量制御用の便宜的な空燃比)である。
目標EGR率演算部6C(目標排気還流率演算手段)は、目標運転点におけるEGR率(排気還流率)を目標EGR率REGR_TGTとして演算するものである。目標EGR率REGR_TGTは、実際のEGR制御では使用されないパラメーターであって、熱効率係数Kpiを算出するためのEGR率であり、シリンダー19内への吸入空気量を演算するためのEGR率(吸入空気量制御用の便宜的なEGR率)である。
熱効率係数演算部7(熱効率演算手段)は、目標値演算部6で演算された目標点火時期SAMAIN_TGT,目標空燃比係数KAF_TGT(目標空燃比AFTGT)及び目標還流率係数REGR_TGT(目標還流率EGRTGT)に基づいて、熱効率係数Kpiを演算するものである。ここでは、目標運転点における点火時期のMBTからのリタード量に応じた大きさの熱効率係数Kpiが演算されるとともに、目標空燃比係数KAF_TGT及び目標還流率係数REGR_TGTでこれが補正され、最終的な熱効率係数Kpiが演算される。ここで演算された熱効率係数Kpiは、前述の目標充填効率演算部4の標準条件吸気目標トルク演算部4aに入力され、次回の演算周期での吸入空気量制御で使用される。
このように、本実施形態のエンジン制御装置1によれば、以下のような作用,効果が得られる。
(1)上記のエンジン制御装置1では、前回の演算周期で演算された目標充填効率EcTGT_PREに基づいて現在の演算周期の目標点火時期SAMAIN_TGTが演算され、この目標点火時期SAMAIN_TGTに基づいて演算された熱効率Kpiからシリンダー19内に導入すべき吸入空気量が演算される。このような演算により、目標充填効率EcTGTに対する実充填効率Ecの遅延時間の長短に関わらず、適切に吸入空気量を制御することができ、エンジンの運転点が変化する際に、目標とするエンジン運転点へ迅速かつ精度よく収束させることができる。
また、このような遅延時間によらない安定した吸入空気量制御が期待できることから、駆動遅れ時間の比較的大きい安価な電子制御のスロットルバルブ23を用いたとしても制御応答性や制御安定性を確保することができ、製品コストを削減しつつ機能性を高めることができる。
上記のエンジン制御装置10で実施される制御の変形例は、多種多様に考えられる。例えば、上述の実施形態では、吸入空気量制御と点火時期制御とを実施するトルクベース制御を例示したが、これらに加えて点火時期制御やEGR量制御,可変動弁機構制御等を同時に実施する構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、熱効率係数Kpiを演算するために目標充填効率EcTGTと実回転速度Neとを用いたものを例示したが、実回転速度Neに代えて、エンジン回転速度の変化分を見込んだ予測エンジン回転速度を用いてもよい。
2 目標トルク演算部
3 点火時期制御部(実行点火時期演算手段)
4 目標充填効率演算部(目標充填効率演算手段)
5 吸気量制御部
6 目標値演算部
6A 目標点火時期演算部(目標点火時期演算手段)
6B 目標空燃比演算部(目標空燃比演算手段)
6C 目標EGR率演算部(目標排気還流率演算手段)
7 熱効率係数演算部(熱効率演算手段)
EcTGT 目標充填効率
EcTGT_PRE 前回値
Kpi 熱効率係数
Claims (5)
- エンジンの筒内に導入すべき空気量を算出するための目標点火時期を演算する目標点火時期演算手段と、
前記目標点火時期に基づき、前記エンジンの熱効率を演算する熱効率演算手段と、
前記熱効率に基づき、前記筒内に導入すべき空気量の目標値である目標空気量を演算する目標空気量演算手段とを備え、
前記目標点火時期演算手段が、前記目標空気量演算手段において過去の演算周期で演算された前記目標空気量に基づき、現在の演算周期の時点における前記目標点火時期を演算する
ことを特徴とする、エンジンの制御装置。 - 前記過去の演算周期で演算された前記目標空気量に基づき、現在の演算周期の時点における目標空燃比を演算する目標空燃比演算手段を備え、
前記熱効率演算手段が、前記目標空燃比に基づき、前記エンジンの熱効率を補正する
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの制御装置。 - 前記過去の演算周期で演算された前記目標空気量に基づき、現在の演算周期の時点における目標排気還流率を演算する目標排気還流率演算手段を備え、
前記熱効率演算手段が、前記目標排気還流率に基づき、前記エンジンの熱効率を補正する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジンの制御装置。 - 前記目標点火時期演算手段が、直前の演算周期で演算された前記目標空気量に基づき、現在の演算周期の前記目標点火時期を演算する
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 前記エンジンの筒内に導入された実空気量に基づき、点火プラグで実際に点火する時期に対応する実行点火時期を演算する実行点火時期演算手段を備え、
前記目標点火時期演算手段が、前記実行点火時期とは独立に空気量演算用の前記目標点火時期を演算する
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
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