JP5644370B2 - 無線送信装置、無線受信装置、クロック同期方法および無線通信システム - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、クロック同期方法および無線通信システム Download PDF

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本発明は、無線送信装置、無線受信装置、クロック同期方法および無線通信システムに関し、特にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex) 方式を用いたFPU(Field Pick Up) 送受信装置等の無線送信装置、無線受信装置、クロック同期方法および無線通信システムに関する。
本発明に関連するOFDM方式を用いたFPU送受信装置は移動体として使用されるため、受信装置のクロック同期回路には引き込み速度が比較的素早く、かつジッタ量が比較的少ないクロック特性が要求される。
一方、本発明に関連する技術の一例として、複数の送信アンテナから同時にAGC(Automatic Gain Control)用プリアンブルを送信し、これを同数の受信アンテナで受信するとともに、受信側において、受信したAGC用プリアンブルのA/D(Analog to Digital )変換後のレベルを用いて可変利得増幅器に対する利得制御を再度行う技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、本発明に関連する技術の他の一例として、複数の送信アンテナ毎に、有効シンボル期間がTだけ段階的に遅延したシンボルを送信し、遅延時間Tを適切に設定することにより、伝搬路に影響されることなく、周波数ダイバーシチ効果やマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる無線送信機が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
さらに、本発明に関連する技術の他の一例として、複数の送信アンテナ毎に、同一のトレーニングシンボルを時間シフトして多重伝送し、受信機では、時間シフトして送信されたトレーニングシンボルから送信アンテナ毎の伝搬路を推定する通信システムが開示されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2006−339887号公報 特開2009−022031号公報 特開2009- 049882号公報
しかし、関連するOFDM方式を用いたFPU送受信装置では、FFT(Fast Fourier Transform)サイズが大きくなるほど、クロック同期回路の比較周波数が遅くなり、引き込み速度やジッタが劣化してしまうという課題がある。
一方、特許文献1に記載の発明は、高精度のAGCを行い、A/D変換を適切に行うことを目的としている。これに対し、本発明の目的は、クロック同期を素早く行いかつジッタ量を少なくすることであり、同文献に記載の発明はその目的が本発明と異なり、その目的達成のための構成も本発明と異なる。よって、特許文献1に記載の発明によって本発明と同様の効果を奏することはできない。
また、特許文献2に記載の発明は、複数の送信アンテナ毎に、シンボルをTだけ段階的に遅延して送信させる点で本発明と構成が共通する。しかし、周波数ダイバーシチ効果やマルチユーザダイバーシチ効果を得ることを目的としている点で本発明と目的が異なり、その目的達成のための構成も異なる。よって、特許文献2に記載の発明によって本発明と同様の効果を奏することはできない。
また、特許文献3に記載の発明は、送信アンテナ毎に、同一のシンボルを時間シフトして多重伝送する点で本発明と構成が共通する。しかし、送信アンテナ毎の伝搬路を推定することを目的としている点で本発明と目的が異なり、その目的達成のための構成も異なる。よって、特許文献3に記載の発明によって本発明と同様の効果を奏することはできない。
そこで本発明の目的は、受信装置のクロック同期回路の引き込み速度を関連技術に比べ素早く、かつジッタ量を少なくすることが可能な無線送信装置、無線受信装置、クロック同期方法および無線通信システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明による無線送信装置は、ストリーム信号を複数の系統に分離するストリーム分離部と、前記複数の系統の各々に設けられ、1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量を生成し、その遅延量を各系列のストリーム信号に段階的に付与する遅延部と、前記遅延部からのストリーム信号を送信するアンテナとを含み、前記ストリーム信号を受信する受信装置にて、前記ストリーム信号を元にクロック同期が行われることを特徴とする。
また本発明による無線受信装置は、1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量で複数のストリーム信号が段階的に無線送信装置から送信され、その送信された複数のストリーム信号を送信された信号と同数の系統の各々で受信する無線受信装置であり、前記系統の各々に設けられ、受信クロックで同期を取り前記無線送信装置からのストリーム信号をA/D変換するA/D変換部と、前記複数の系統に共通に設けられ、各A/D変換部から出力されるストリーム信号を入力し、それらに付与された前記遅延量に応じて各ストリーム信号の相関値を算出し、各々の相関値を基準クロックと比較して両者の差が小さくなるよう制御して前記受信クロックを送信クロックに同期させるクロック同期部とを含むことを特徴とする。
また本発明によるクロック同期方法は、1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量で複数のストリーム信号が段階的に無線送信装置から送信され、その送信された複数のストリーム信号を送信された信号と同数の系統の各々で受信する無線受信装置のクロック同期方法であり、前記系統の各々に設けられ、受信クロックで同期を取り前記無線送信装置からのストリーム信号がA/D変換されるA/D変換ステップと、前記複数の系統に共通に設けられ、各A/D変換ステップにてA/D変換されたストリーム信号が入力され、それらに付与された前記遅延量に応じて各ストリーム信号の相関値が算出され、各々の相関値が基準クロックと比較され両者の差が小さくなるよう制御されることにより前記受信クロックが送信クロックに同期されるクロック同期ステップとを含むことを特徴とする。
また本発明による無線通信システムは、前記無線送信装置と、前記無線受信装置とを含んで構成されることを特徴とする。
また本発明によるプログラムは、1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量で複数のストリーム信号が段階的に無線送信装置から送信され、その送信された複数のストリーム信号を送信された信号と同数の系統の各々で受信する無線受信装置のクロック同期方法のプログラムであり、前記無線受信装置のコンピュータに、前記系統の各々に設けられ、受信クロックで同期を取り前記無線送信装置からのストリーム信号がA/D変換されるA/D変換ステップと、前記複数の系統に共通に設けられ、各A/D変換ステップにてA/D変換されたストリーム信号が入力され、それらに付与された前記遅延量に応じて各ストリーム信号の相関値が算出され、各々の相関値が基準クロックと比較され両者の差が小さくなるよう制御されることにより前記受信クロックが送信クロックに同期されるクロック同期ステップとを実行させるためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、受信装置のクロック同期回路の引き込み速度を関連技術に比べ素早く、かつジッタ量を少なくすることが可能となる。
本発明に係る無線通信システムの一例の構成図である。 本発明に係る無線送信装置における各アンテナの出力波形の一例を示す図である。 本発明に係る無線受信装置のクロック(CLK)同期部10の一例の構成図である。 本発明に係る加算部103の出力相関波形の一例を示す図である。 本発明に係るアンテナ間の干渉状態の一例を示す図である。 本発明に係るアンテナ間の干渉がある場合の相関波形の一例を示す図である。 本発明に係る復調部12の一例の構成図である。
本発明は、送受信装置で複数のアンテナを利用することで関連するシステムよりもクロック同期の比較周波数、つまり引き込み速度やジッタを改善できることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る無線通信システムの一例の構成図である。同図(A)は無線送信装置の一例の構成を示し、同図(B)は無線受信装置の一例の構成を示している。
まず、無線送信装置の一例の構成について説明する。同図(A)を参照すると、本発明に係る無線送信装置の一例は、TS(Transport Stream)分離部1と、マッピング部2と、OFDMフレーム構成部3と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部4と、ガードインターバル付加部5と、直交変調部6と、遅延部7と、アンテナ50とを含んで構成される。
なお、マッピング部2からアンテナ50までの受信系統は複数(本実施形態では、一例として4系統)設けられている。また、便宜上、アンテナ50を除き各系統の構成要素には同一番号を付している。アンテナ50には各系統に対応させて50−1〜50−4の番号を付している。なお、受信系統および後述する送信系統は4系統に限定されるものではなく、2以上の任意の系統に本発明を適用することが可能である。
次に、無線受信装置の一例の構成について説明する。同図(B)を参照すると、本発明に係る無線受信装置の一例は、アンテナ60と、A/D変換部8と、直交復調部9と、クロック(CLK)同期部10と、FFT部11と、復調部12と、TS多重部13とを含んで構成される。
なお、アンテナ60から直交復調部9までの受信系統およびFFT部11の受信系統は複数(本実施形態では、一例として4系統)設けられている。また、便宜上、アンテナ60を除き各系統の構成要素には同一番号を付している。アンテナ60には各系統に対応させて60−1〜60−4の番号を付している。
さらに、本発明に係る無線受信装置の一例は、上記構成に加え、A/D変換部8からTS多重部13までの構成部分を制御する主制御部21と、後述するクロック同期方法のプログラムが格納されるプログラム格納部22とを含んでいる。この主制御部21およびプログラム格納部22については後述する。
すなわち、本発明に係る通信システムは、無線送信装置の各アンテナ50−1〜50−4を介して送信されるストリーム信号を、各アンテナ60−1〜60−4を介して無線受信装置で受信するものである。
次に、本発明に係る通信システムの回路動作について説明する。まず、無線送信装置の動作から説明する。同図(A)を参照すると、TSストリームがTS分離部1で、一例として4系統に分離される。各系統に入力されるTSストリームはマッピング部2でIQデータにマッピングされて、OFDMフレーム構成部3へ出力される。
OFDMフレーム構成部3では、IQデータはCP(Continual pilot) と、TMCC(Transmission and Multiplex Configuration Control)と、AC(Auxiliary Channel) とともにキャリア配列される。次に、OFDMフレーム構成部3の出力信号はIFFT部4でIFFT変換される。また、IFFT部4の出力信号にはガードインターバル付加部5でガードインターバルが付加される。また、ガードインターバル付加部5の出力信号は直交変調部6で直交変調される。
そして、直交変調部6の出力信号は遅延部7で1シンボル区間をアンテナ数(本実施形態では、一例として“4”)で分割した遅延量だけ遅延される。また、アンテナ50−1からは水平偏波のLOWERモード、アンテナ50−2からは水平偏波のUPPERモード、アンテナ50−3からは垂直偏波のLOWERモード、アンテナ50−4からは垂直偏波のUPPERモードで信号がそれぞれ出力される。
図2は本発明に係る無線送信装置における各アンテナの出力波形の一例を示す図である。同図を参照すると、ガードインターバル長1/8における送信アンテナ50−1〜50−4の出力の一例が示されている。すなわち、送信アンテナ50−1〜50−4の各々から出力される信号は、1シンボル区間をアンテナ数(本実施形態では、一例として“4”)で分割した遅延量だけ段階的に遅延されている。
次に、無線受信装置の動作について説明する。図1(B)を参照すると、まず、無線送信装置から送信された信号は無線受信装置の各アンテナ60−1〜60−4で受信される。以下、アンテナ60−1で受信される信号を一例として説明するが、他のアンテナ60−2〜60−4で受信される信号についてもアンテナ60−1と同様に説明できる。
アンテナ60−1で受信された信号はA/D変換部8でA/D変換される。A/D変換部8でA/D変換された信号は直交復調部9で直交復調してIQ信号に変換される。直交復調部9で直交復調されIQ信号に変換された信号はクロック(CLK)同期部10で無線送信装置のクロックに同期される。
クロック(CLK)同期部10から出力された信号はFFT部11でFFT変換される。FFT部11でFFT変換された信号は復調部12で復調される。復調部12で復調された信号は他の系列の信号とともにTS多重部13で多重され1つのTSストリームとして出力される。
次に、本発明の主回路であるクロック(CLK)同期部10の構成および動作の詳細について図3を参照しながら説明する。図3は本発明に係る無線受信装置のクロック(CLK)同期部10の一例の構成図である。同図には受信アンテナ60−1の系統の構成と、受信アンテナ60−4の系統の構成とが表示されているが、他の系統もこれらの系統と同様である。また、便宜上、各系統の対応する構成部分には同一番号を付している。
まず、クロック(CLK)同期部10の構成について説明する。同図を参照すると、クロック(CLK)同期部10の受信アンテナ60−1の系統は、遅延部101と、相関値演算部102と、相関ピーク値演算部109とを含み、クロック(CLK)同期部10の受信アンテナ60−4の系統は、遅延部101と、相関値演算部102と、相関ピーク値演算部109とを含んでいる。また、各々の相関値演算部102の出力信号は加算部103に入力される。
さらに、クロック(CLK)同期部10は、カウンタ104と、クロック(CLK)誤差算出部105と、ループフィルタ部106と、D/A(Digital to Analog )変換部107と、VCO(Voltage Controlled Oscillator )部108とを含んでいる。そして、加算部103の出力信号がクロック(CLK)誤差算出部105へ入力される。
次に、クロック(CLK)同期部10の動作について説明する。直交復調部9からの出力信号は遅延部101でガードインターバル長だけ遅延される。直交復調部9からの出力信号と遅延部101で遅延された信号との相関値が相関値演算部102で演算される。各アンテナ系統の相関値は加算部103で加算される。
次に、カウンタ104で生成される基準位置と、加算部103から出力される相関ピーク位置との誤差がクロック(CLK)誤差算出部105で算出される。クロック(CLK)誤差算出部105で算出された信号はループフィルタ部106に入力されループフィルタ処理される。ループフィルタ部106でループフィルタ処理された信号はD/A(Digital to Analog )変換部107でアナログ信号に変換される。
D/A(Digital to Analog )変換部107でアナログ信号に変換された信号はVCO(Voltage Controlled Oscillator )部108に入力され、所定のクロックが生成される。VCO(Voltage Controlled Oscillator )部108で生成された所定のクロックはA/D変換部8に入力される。A/D変換部8はこのクロックを用いて受信したストリーム信号をA/D変換する。すなわち、クロック同期部10では、クロック誤差算出部105で算出された誤差が小さくなるようにVCO部108でクロックの制御が行われる。
図4は本発明に係る加算部103の出力相関波形の一例を示す図である。同図を参照すると、各アンテナの信号は無線送信装置の遅延部7で時間的に(段階的に)遅延されているため(各アンテナの「相関値演算部出力」参照)、加算部103の出力波形は「加算部出力」に示すようになり、相関ピークの周期(比較周波数)は関連技術の4倍に改善される。
図5は本発明に係るアンテナ間の干渉状態の一例を示す図、図6は本発明に係るアンテナ間の干渉がある場合の相関波形の一例を示す図である。本システムでは無線送受信装置に複数のアンテナを用いて信号を伝送しているため、図5に示すように各受信アンテナで得られた受信信号は主信号と干渉信号とが含まれている。このようなシステムの場合、各受信アンテナの信号を正常に復調するためにはこの干渉信号を算出して除去する必要があり、関連技術ではこの干渉成分の算出には送受信機で複雑な信号処理が必要になっていた。
これに対し、本システムの場合、図2に示すように各信号をアンテナ毎に時間をずらして送信しているため、干渉成分があると図6に示すように相関ピークとして現れるのを利用して等化するための伝送路応答を算出することができる。
次に、復調部12の構成について説明する。図7は本発明に係る復調部12の一例の構成図である。同図を参照すると、復調部12は各系統に設けられるパイロット復調&補間部121および伝送路応答算出部122と、全ての系統に共通に設けられる等化部123とを含んで構成される。
次に、復調部12の動作について説明する。一例として、受信アンテナ60−1の系統の動作について説明する。まず、図3に戻り、クロック(CLK)同期部10の相関ピーク値演算部109で主波成分のピーク値H' 11と、干渉成分のピーク値H' 21、H' 31、H' 41とを算出して復調部12に渡す。
また、図1(B)のFFT部11でFFT変換された受信信号は、パイロットキャリアを基に図7のパイロット復調&補間部121でパイロットを復調してキャリア方向と時間方向に補間することで伝送路応答が算出される。この伝送路応答は主波成分と干渉成分が含まれた信号で、H11+H21+H31+H41と表される。
そこで、クロック(CLK)同期部10のD/U比、H' 11、H' 21、H' 31、H' 41を基に、伝送路応答算出部122にて各伝送路応答H11、H21、H31、H41を下記の式にて容易に算出することができる。
H11=(H11+H21+H31+H41)*(H' 11/(H' 11+H' 21+H' 31+H' 41)) ・・・(1)
H21=(H11+H21+H31+H41)*(H' 21/(H' 11+H' 21+H' 31+H' 41)) ・・・(2)
H31=(H11+H21+H31+H41)*(H' 31/(H' 11+H' 21+H' 31+H' 41)) ・・・(3)
H41=(H11+H21+H31+H41)*(H' 41/(H' 11+H' 21+H' 31+H' 41)) ・・・(4)
上記と同様の計算で受信アンテナ60−2〜60−4についても伝送路応答を求めることができるため、等化部123では伝送路応答の逆特性を積算することで受信信号を正常に復調することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、送受信アンテナ数を増やした分だけ比較周波数を改善することが可能となる。また、相関ピークを用いて各アンテナ間の干渉成分の伝送路応答を算出することが可能となる。
次に、本発明の他の実施の形態として、クロック同期方法のプログラムについて説明する。前述のように、図1(B)の無線受信装置の一例は、A/D変換部8からTS多重部13までの構成部分を制御する主制御部21と、クロック同期方法のプログラムが格納されるプログラム格納部22とを含んでいる。
プログラム格納部22には、前述の無線受信装置の動作で説明したクロック同期方法を主制御部21(“コンピュータ”)に実行させるためのプログラムが格納されている。主制御部21はプログラム格納部22からそのプログラムを読み出し、そのプログラムに従ってA/D変換部8からTS多重部13までの構成部分を制御する。その制御内容については既に述べたので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本発明の他の実施の形態によれば、送受信アンテナ数を増やした分だけ比較周波数を改善することが可能で、かつ相関ピークを用いて各アンテナ間の干渉成分の伝送路応答を算出することが可能なクロック同期方法のプログラムが得られる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) クロック同期部から出力される各々の系統の直交復調信号を復調する復調部を含み、前記復調部は前記クロック同期部から出力される主波成分のピーク値と干渉成分のピーク値を元に所定の伝送路応答を算出し、さらに前記伝送路応答の逆特性を積算して受信信号を復調することを特徴とする無線受信装置。
(付記2) 前記クロック同期部から出力される各々の系統の直交復調信号を多重する送信ストリーム多重部を含み、前記送信ストリーム多重部は前記復調部にて復調される各々の系統の復調信号を多重することを特徴とする付記1記載の無線受信装置。
(付記3) クロック同期ステップでは、各々のアンテナに対応する直交復調信号の相関値およびその加算値が算出され、その加算値と基準クロックから相関ピーク位置と前記基準クロックの基準位置との誤差が算出され、その誤差に基づき前記相関ピーク位置に同期した受信クロックが生成されA/D変換ステップへ出力されることを特徴とするクロック同期方法。
(付記4) 前記クロック同期ステップから出力される各々の系統の直交復調信号が復調される復調ステップを含み、前記復調ステップでは前記クロック同期部から出力される主波成分のピーク値と干渉成分のピーク値を元に所定の伝送路応答が算出され、さらに前記伝送路応答の逆特性が積算されて受信信号が復調されることを特徴とする付記3記載のクロック同期方法。
(付記5) 前記クロック同期ステップから出力される各々の系統の直交復調信号が多重される送信ストリーム多重ステップを含み、前記送信ストリーム多重ステップでは前記復調ステップにて復調される各々の系統の復調信号が多重されることを特徴とする付記4記載のクロック同期方法。
(付記6) クロック同期ステップでは、各々のアンテナに対応する直交復調信号の相関値およびその加算値が算出され、その加算値と基準クロックから相関ピーク位置と前記基準クロックの基準位置との誤差が算出され、その誤差に基づき前記相関ピーク位置に同期した受信クロックが生成されA/D変換ステップへ出力されることを特徴とするプログラム。
(付記7) 前記クロック同期ステップから出力される各々の系統の直交復調信号が復調される復調ステップを含み、前記復調ステップでは前記クロック同期部から出力される主波成分のピーク値と干渉成分のピーク値を元に所定の伝送路応答が算出され、さらに前記伝送路応答の逆特性が積算されて受信信号が復調されることを特徴とする付記6記載のプログラム。
(付記8) 前記クロック同期ステップから出力される各々の系統の直交復調信号が多重される送信ストリーム多重ステップを含み、前記送信ストリーム多重ステップでは前記復調ステップにて復調される各々の系統の復調信号が多重されることを特徴とする付記7記載のプログラム。
1 TS(Transport Stream)分離部
2 マッピング部
3 OFDMフレーム構成部
4 IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部
5 ガードインターバル付加部
6 直交変調部
7 遅延部
8 A/D変換部
9 直交復調部
10 クロック(CLK)同期部
11 FFT部
12 復調部
13 TS多重部
21 主制御部
22 プログラム格納部
50 アンテナ
60 アンテナ
101 遅延部
102 相関値演算部
103 加算部
104 カウンタ
105 クロック(CLK)誤差算出部
106 ループフィルタ部
107 D/A(Digital to Analog )変換部
108 VCO(Voltage Controlled Oscillator )部
109 相関ピーク値演算部
121 パイロット復調&補間部
122 伝送路応答算出部
123 等化部

Claims (7)

  1. 1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量で複数のストリーム信号が段階的に無線送信装置から送信され、その送信された複数のストリーム信号を送信された信号と同数の系統の各々で受信する無線受信装置であり、
    前記系統の各々に設けられ、受信クロックで同期を取り前記無線送信装置からのストリーム信号をA/D変換するA/D変換部と、
    前記複数の系統に共通に設けられたクロック同期部とを含み、
    前記クロック同期部は、前記A/D変換部から出力されるストリーム信号を入力し、それらに付与された前記遅延量に応じて各ストリーム信号の相関値を算出する相関値演算部と
    各前記相関値演算部が出力した各前記相関値を入力して加算して相関ピーク位置を出力する加算部と、
    前記加算部から出力される前記相関ピーク位置と基準クロックに基づく基準位置との誤差を算出するクロック誤差算出部とを含み、前記クロック同期部は、前記誤差に基づき前記相関ピーク位置に同期した受信クロックを生成し前記A/D変換部へ出力する、
    ことを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記クロック同期部から出力される各々の系統の直交復調信号を復調する復調部とを含み、
    前記復調部は前記クロック同期部から出力される主波成分のピーク値と干渉成分のピーク値を元に所定の伝送路応答を算出し、さらに前記伝送路応答の逆特性を積算して受信信号を復調する、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量で複数のストリーム信号が段階的に無線送信装置から送信され、その送信された複数のストリーム信号を送信された信号と同数の系統の各々で受信する無線受信装置のクロック同期方法であり、
    前記系統の各々に設けられ、受信クロックで同期を取り前記無線送信装置からのストリーム信号がA/D変換されるA/D変換ステップと、
    前記複数の系統に共通に設けられ、各A/D変換ステップにてA/D変換されたストリーム信号が入力され、それらに付与された前記遅延量に応じて各ストリーム信号の相関値算出するステップと、
    各前記相関値を加算して相関ピーク位置を出力するステップと、
    出力された前記相関ピーク位置と基準クロックに基づく基準位置との誤差を算出するステップと、
    前記誤差に基づき前記相関ピーク位置に同期した受信クロックを生成するステップと、を含む、
    ことを特徴とするクロック同期方法。
  4. 出力された各々の系統の直交復調信号を復調するステップと、
    前記復調するステップは前記相関ピーク位置を出力するステップから出力される主波成分のピーク値と干渉成分のピーク値を元に所定の伝送路応答を算出し、さらに前記伝送路応答の逆特性を積算して受信信号を復調するステップと、を更に含む、
    請求項3に記載のクロック同期方法。
  5. ストリーム信号を複数の系統に分離するストリーム分離部と、
    前記複数の系統の各々に設けられ、1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量を生成し、その遅延量を各系列のストリーム信号に段階的に付与する遅延部と、前記遅延部からのストリーム信号を送信するアンテナとを含み、
    前記複数の系統の各々に設けられ、
    前記ストリーム分離部で分離した信号にガードインターバルを付加するガードインターバル付加部と、
    前記ガードインターバルを付加した信号を直交変調する直交変調部とを含み、
    前記直交変調部で変調されたストリーム信号が前記遅延部に出力される無線送信装置と、請求項1に記載の無線受信装置とを含んで構成されることを特徴とする無線通信システム。
  6. 1シンボル区間をアンテナ数で分割した遅延量で複数のストリーム信号が段階的に無線送信装置から送信され、その送信された複数のストリーム信号を送信された信号と同数の系統の各々で受信する無線受信装置のクロック同期方法のプログラムであり、
    前記無線受信装置のコンピュータに、
    前記系統の各々に設けられ、前記無線送信装置からのストリーム信号がA/D変換されるA/D変換部の受信クロックを制御するA/D変換制御ステップと、
    前記複数の系統に共通に設けられ、A/D変換されたストリーム信号が入力され、それらに付与された前記遅延量に応じて各ストリーム信号の相関値算出するステップと、
    各前記相関値を加算して相関ピーク位置を出力するステップと、
    出力された前記相関ピーク位置と基準クロックに基づく基準位置との誤差を算出するステップと、
    前記誤差に基づき前記相関ピーク位置に同期した受信クロックを生成し前記A/D変換ステップへ出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  7. 出力された各々の系統の直交復調信号を復調するステップと、
    前記復調するステップは前記相関ピーク位置を出力するステップから出力される主波成分のピーク値と干渉成分のピーク値を元に所定の伝送路応答を算出し、さらに前記伝送路応答の逆特性を積算して受信信号を復調するステップと、を更に含む、
    請求項6に記載のプログラム。
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