JP5643986B2 - 階段用床材 - Google Patents

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Description

本発明は、マンション、オフィスビルなどの各種構造物の階段に敷設される階段用床材に関する。
従来、階段昇降時に歩行者が滑らないように、階段の踏み面と蹴上げ面に跨る断面視略L字状の階段用床材が敷設されている。
例えば、特許文献1には、踏み面部21の前方領域、段鼻部22及び蹴上げ部23の上方領域に亘って複数の突起1が幅方向に間隔を開けて突設されていると共に、この複数の突起1の間に、踏み面部21、段鼻部22及び蹴上げ部23に亘って凹状の隙間部が形成されている略L字状の階段用床材が開示されている(同文献の[0041]及び図2など)。
この階段用床材においては、踏み面部21に付着した雨水が突起1の間に設けられた凹状の隙間部を通じて蹴上げ部23に導かれ、雨水は下段の踏み面部に流れていく。
一方、上記突起1の表面に付着した水は、蹴上げ部23に対応する突起1の表面を伝って前記突起1の下端部に至り、下段の踏み面部へと流れていく。
そして、段鼻部22の突起1の高さHは、水没する可能性を特に減少させ、防滑機能がより高まることで、昇降時の安全性を大きく向上させるために、すべての突起1の高さHの平均以上となっている(同文献の[0045]及び図2(b))。
しかしながら、特許文献1の階段用床材にあっては、蹴上げ部23において突設された突起1の下端部が、略直角状に形成されている(同文献の図2(b)参照)。このため、突起1の表面を伝って突起1の下端部に至った水は、その多くが蹴上げ部の表面に至らずに、その略直角状の下端部から水滴となって下段の踏み面部上に落下する。
このように水滴が落下すると、水跳ねによって歩行者の靴が汚れる虞がある。さらに、これを長期間放置しておくと、下段の踏み面部の表面に液滴痕が生じ、階段の外観が悪くなっていく。
また、突起1の下端に水が長時間残存し、カビなどを生じる原因となる。さらに、突起1の下端部が略直角状に形成さているので、歩行者が階段を登る際に、突起1の下端部に足先が引掛かり、床材の蹴上げ部が階段下地から剥離するという問題がある。
特開2004−197316号公報
本発明の目的は、雨水の水跳ね、液滴痕やカビの発生を防止でき、歩行者の昇段時の足先の引掛かりによる階段下地から剥離を防止できる階段用床材を提供することである。
本発明の第1の階段用床材は、踏み面と蹴上げ面とが段鼻部において略直交状に構築された階段に敷設される階段用床材であって、前記階段の踏み面の少なくとも前方部に敷設される踏み面敷設部と、前記階段の蹴上げ面の少なくとも上方部に敷設される蹴上げ面敷設部と、を有し、前記踏み面敷設部と蹴上げ面敷設部が屈曲部を介して略L字状に連設されており、前記踏み面敷設部の前方領域から屈曲部を含んで蹴上げ面敷設部の上方領域に亘って突設された突部が幅方向に複数並設され、前記複数の突部の間には、前記踏み面敷設部の前方領域から蹴上げ面敷設部の上方領域に亘る溝部が形成されており、前記屈曲部に対応する突部の表面が、湾曲面を有し、且つ、前記蹴上げ面敷設部に対応する突部の表面が、前記屈曲部から蹴上げ面敷設部の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜した傾斜面を有し、前記湾曲面と傾斜面が、角部を有することなく連続し、前記傾斜面が、幅方向に対して直交する方向の線を含む断面における、傾斜面の各点での接線と蹴上げ面敷設部の下方領域の表面との成す角が150度以上180度未満の範囲内の一定の角度となるように、直線的に形成されている。
本発明の第2の階段用床材は、踏み面と蹴上げ面とが段鼻部において略直交状に構築された階段に敷設される階段用床材であって、前記階段の踏み面の少なくとも前方部に敷設される踏み面敷設部と、前記階段の蹴上げ面の少なくとも上方部に敷設される蹴上げ面敷設部と、を有し、前記踏み面敷設部と蹴上げ面敷設部が屈曲部を介して略L字状に連設されており、前記踏み面敷設部の前方領域から屈曲部を含んで蹴上げ面敷設部の上方領域に亘って突設された突部が幅方向に複数並設され、前記複数の突部の間には、前記踏み面敷設部の前方領域から蹴上げ面敷設部の上方領域に亘る溝部が形成されており、前記屈曲部に対応する突部の表面が、湾曲面を有し、且つ、前記蹴上げ面敷設部に対応する突部の表面が、前記屈曲部から蹴上げ面敷設部の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜した傾斜面を有し、前記湾曲面と傾斜面が、角部を有することなく連続し、前記傾斜面が、幅方向に対して直交する方向の線を含む断面における、傾斜面の各点での接線と蹴上げ面敷設部の下方領域の表面との成す角が150度以上180度未満の範囲内で連続的に変化するように、曲線的に形成されている。
本発明の好ましい階段用床材は、突部の幅が、3cm〜10cmである。
本発明の階段用床材は、突部の傾斜面が屈曲部から蹴上げ面敷設部の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜し、この傾斜面が、蹴上げ面敷設部の下方領域の表面に対して一定の角度又は連続的に変化するように、直線的又は曲線的に形成されているので、雨水が、傾斜面から蹴上げ面敷設部の下方領域の表面を伝い、下方に流れていく。従って、本発明の階段用床材を階段に敷設した際に、下段の踏み面に液滴痕が生じたり、水跳ねが生じることを防止できる。
さらに、本発明の階段用床材は、突部の下端に水が残存せず、従って、カビなどが生じることも防止できる。また、歩行者が階段を登る際に、突部の下端に足先が引掛かることを防止できる。
本発明の階段用床材の平面図。 同右側面図。 同正面図。 図1のA−A線で切断した中央部省略拡大断面図。 図1のB−B線で切断した中央部省略拡大断面図。 階段用床材の突部の傾斜面形状の変形例を示す、図1のA−A線と同じ方向で切断した中央部省略拡大断面図。 本発明の階段用床材を階段に敷設した状態を示す参考断面図。 従来の階段用床材を用いた場合の水滴の落下状態を示す参考側面図。
以下、本発明について図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書において、便宜上、方向を示す用語として、「上」は、階段を登っていく側を、「下」は、これと反対に階段を降りていく側を、「前」は、蹴上げ面から離れる側を、「後」は、これと反対に蹴上げ面に近づく側を、「幅方向」は、上下方向と前後方向の双方に直交する方向を、それぞれ意味する。なお、階段用床材については、階段に敷設されたときを基準として前記方向を示す用語を使用している。
図1乃至図5において、1は、本発明の階段用床材を示す。
この階段用床材1は、マンション、オフィス、一般住宅などの各種構造物の階段に敷設される。
施工対象である階段は、周知の構造であり、踏み面と蹴上げ面とが段鼻部において略直交状に構築され、この踏み面と蹴上げ面が多段状に連なった構造を有する。段鼻部は、踏み面の前端と蹴上げ面の上端の接続部分である。
なお、前記略直交とは、踏み面と蹴上げ面との成す内角が90度という厳密な意味に解してはならず、前記内角が90度±10度を含む。一般的な階段は、前記内角が、80度〜90度である場合が多い。
階段用床材1は、前記階段の踏み面に対して敷設される踏み面敷設部2と、前記階段の蹴上げ面に対して敷設される蹴上げ面敷設部3と、前記階段の段鼻部に対して敷設される屈曲部4と、を有する。
踏み面敷設部2は、階段の踏み面全体及び上段の蹴上げ面を覆うことができる長さに形成されている。このような長さの踏み面敷設部2は、階段の入り隅部に対応する箇所にて折り曲げられる。
蹴上げ面敷設部3は、階段の蹴上げ面の上方部を覆うことができる長さに形成されている。例えば、蹴上げ面敷設部3の上下方向長さは、3cm〜10cmである。
屈曲部4は、踏み面敷設部2の前端と蹴上げ面敷設部3の上端の接続部分であり、踏み面敷設部2と蹴上げ面敷設部3は全体として略L字状を成している。なお、屈曲部4は、図示したように円弧状に曲げられている。
踏み面敷設部2の裏面の延長線と蹴上げ面敷設部3の裏面の延長線との成す内角は、例えば、90度±10度であり、好ましくは階段の踏み面と蹴上げ面との成す内角と同じであり、より好ましくはその内角よりも小さく、特に好ましくはその内角よりも5度程度小さい。
合成樹脂成形品から形成された階段用床材1は、力を加えると踏み面敷設部2と蹴上げ面敷設部3との間の角度を若干拡げることができる。従って、踏み面敷設部2と蹴上げ面敷設部3との成す内角が階段の踏み面と蹴上げ面との成す角の内角よりも小さい階段用床材1は、その施工時に、蹴上げ面敷設部3を蹴上げ面に押し当てながら引っ張ることにより、蹴上げ面敷設部3を蹴上げ面に十分に密着させて敷設できる。
踏み面敷設部2、屈曲部4及び蹴上げ面敷設部3は、合成樹脂成形品から一体的に形成されている。
具体的には、階段用床材1の層構成は、図2、図4及び図5に示すように、階段用床材1の全体を形成する略L字状の第1形成層51と、階段用床材1の屈曲部4から踏み面敷設部2の前端部及び蹴上げ面敷設部3の上端部に対応する前記第1形成層51の表面側に設けられ且つ前記第1形成層51よりも短い略L字状の第2形成層52と、を有する。
第1形成層51は、柔軟性のある合成樹脂層514と、繊維を含む補強層と、を少なくとも有し、全体として略L字状に形成されている。前記補強層は、1層でもよいが、別個独立して2層設けられていることが好ましい。以下、2つの補強層を区別するために、第1の補強層、第2の補強層という。
第1の補強層511及び第2の補強層512は、同種又は同一でもよいが、異なっていることが好ましい。材質などが異なる第1の補強層511及び第2の補強層512を用いることにより、合成樹脂層514の曲げ強度及び引張り強度をより向上させることができる。第1の補強層511の繊維及び第2の補強層512の繊維の材質は特に限定されず、例えば、ポリエステル系、ポリオレフィン系などの合成樹脂繊維;ガラス、カーボンなどの無機繊維;天然繊維などが挙げられる。
本実施形態では、第1形成層51は、表層と、内部に第2の補強層512が埋設された合成樹脂層514と、第1の補強層511と、が上から順に積層された層構成から構成されている。
表層は、従来公知の層であり、例えば、上から順に、透明な表面保護層と意匠層とを有する。ただし、表層は、図示していない。
合成樹脂層514は、主成分として樹脂を含み、人力で簡単に屈曲可能な柔軟な層である。合成樹脂層514は、一般的には、軟質の熱可塑性樹脂シートが用いられる。
前記熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル系樹脂;オレフィン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体などの酢酸ビニル系樹脂;エチレン−メタクリレート樹脂などのアクリル系樹脂;アミド系樹脂;エステル系樹脂;オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマーなどの各種エラストマーなどの各種エラストマー;ゴムなどが挙げられる。
優れた柔軟性を有することから、塩化ビニル系樹脂が好ましい。塩化ビニル系樹脂を主成分とする合成樹脂層514を有する階段用床材1は、歩行感が良好であり、さらに、階段の入り隅部に沿うように容易に折り曲げることができる。また、塩化ビニル系樹脂は、安価である上、これを用いると、階段用床材1の製造も容易である。
なお、合成樹脂層514には、例えば、充填剤、可塑剤、難燃剤、安定剤、酸化防止剤、滑剤、着色剤、発泡剤などの添加剤が含まれていてもよい。
合成樹脂層514は、非発泡でもよいし、或いは、発泡されていてもよい。
合成樹脂層514が発泡樹脂である場合、その発泡倍率は特に限定されないが、好ましくは1.5倍〜2倍である。発泡倍率が余りに低いと、実質的に階段用床材1にクッション性を付与できず、一方、発泡倍率が余りに高いと、階段用床材1の耐久性が低下し、長期間使用している間に靴底による傷付きが生じるおそれがある。
合成樹脂層514の厚みは特に限定されないが、通常、0.5mm〜5mmである。
第2の補強層512は、合成樹脂層514の全体に設けられている。従って、第2の補強層512は、踏み面敷設部2の後端から蹴上げ面敷設部3の下端にまで設けられている。
第2の補強層512の形成材料は、繊維を含んでいれば特に限定されず、例えば、不織布(フェルトを含む)、織布、ガラスマット及び紙などが挙げられ、好ましくは第1の補強層511とは異なるものが用いられ、より好ましくはガラス織布、ガラス不織布、及びガラスマットなどのガラス繊維からなる基材である。第2の補強層512をガラス繊維から構成することにより、寸法安定性に優れた階段用床材1を構成できる。特に、ガラス織布を用いることで、残留凹み値を著しく改善することができる。
第2の補強層512の厚みは、特に限定されないが、通常、0.02mm〜0.5mm、好ましくは0.1mm〜0.3mmである。第2の補強層512の厚みが厚すぎると床材表面から第2の補強層512を構成する繊維が見えたり、繊維層の層間で剥離しやすくなるなどの弊害が生じる場合がある。一方、第2の補強層512の厚みが薄すぎると、十分な補強効果が得られないだけでなく、製造時にそれが切れる場合がある。
第1の補強層511は、階段用床材1の全体に設けられておらず、屈曲部4を含むその周辺領域のみに対応して設けられている。
すなわち、第1の補強層511は、屈曲部4に繋がる踏み面敷設部2の一部領域及び屈曲部4に繋がる蹴上げ面敷設部3の一部領域又は全部に対応して設けられており、前記一部領域以外の踏み面敷設部2の領域には、第1の補強層511は設けられていない。
第1の補強層511は、図示したように、蹴上げ面敷設部3の全部に設けられていることが好ましいが、屈曲部4に繋がる蹴上げ面敷設部3の一部領域に設けられていてもよい。例えば、第1の補強層511が蹴上げ面敷設部3の上方領域に設けられ、且つ蹴上げ面敷設部3の下方領域において第1の補強層511が設けられていなくてもよい。
以下、第1の補強層511が設けられた踏み面敷設部2の一部領域及び屈曲部4に繋がる蹴上げ面敷設部3の一部領域又は全部を、「屈曲部周辺領域」という場合があり、第1の補強層511が設けられていない踏み面敷設部の領域を、「残部領域」という場合がある。
上記屈曲部周辺領域における合成樹脂層514は、第1の補強層511及び第2の補強層512で補強されているので、第2の補強層512だけで補強されている残部領域における合成樹脂層514に比して、曲げ強度及び引張り強度に優れている。
階段用床材1の屈曲部周辺領域は、階段の段鼻部の周辺に敷設される領域である。この段鼻部の周辺は、歩行者が階段を昇降する際、最も大きな衝撃及び荷重が加わりやすいが、屈曲部周辺領域は、第1の補強層511の存在によって曲げ強度及び引張り強度に優れているので比較的高い剛性を有し、よって、長期間の使用によっても破損し難い。さらに、屈曲部周辺領域が高い剛性を有するので、蹴上げ面敷設部3を階段の蹴上げ面に引掛けながら階段用床材1を施工するときに、屈曲部周辺領域が変形することによる階段用床材1の位置ずれが生じにくい。
一方、階段用床材1の残部領域は、階段の踏み面に敷設され、さらに、入り隅部で折り曲げて上段の蹴上げ面にも敷設される。この踏み面などには不陸が存在するが、残部領域は、屈曲部周辺領域に比して曲げ強度及び引張り強度が低いので、適度に伸張又は比較的簡単に略直角状に折り曲げることができ、よって、不陸を吸収させながら敷設でき、又、入り隅部に沿わせて敷設できる。
図2に示すように、踏み面敷設部2の一部領域における第1の補強層511の長さL2は、3cm〜15cmであり、好ましくは、5cm〜15cmであり、より好ましくは5cm〜12cmである。前記第1の補強層511の長さL2が余りに短いと、第1の補強層511を設けた意義がなくなり、一方、余りに長いと、相対的に残部領域の面積が小さくなり、施工時に、踏み面の不陸吸収効果などが十分に得られないおそれがある。
また、蹴上げ面敷設部3における第1の補強層511の長さH3は、3cm以上であり、好ましくは、5cm以上である。前記第1の補強層511の長さH3が余りに短いと、第1の補強層511を設けた意義がなくなる。一方、前記第1の補強層511の長さH3の上限は、蹴上げ面敷設部3の下端である。この上限の場合とは、蹴上げ面敷設部3の下端にまで第1の補強層511が設けられる場合である。
第1の補強層511は、合成樹脂層514内に埋設されていてもよいが、図示したように、合成樹脂層514の裏面に固着されていることが好ましい。第1の補強層511を合成樹脂層514の裏面に設けることにより、屈曲部周辺領域において、合成樹脂層514が第1の補強層511と第2の補強層512の間に挟まれる。この2つの補強層511,512で挟まれた合成樹脂層514は、曲げ強度及び引張り強度が高くなるため、温度変化による収縮も極めて生じ難くなる。
第1の補強層511の形成材料は、繊維を含んでいれば特に限定されず、例えば、不織布(フェルトを含む)、織布、ガラスマット及び紙などが挙げられ、好ましくは不織布、ガラスマット又は織布であり、より好ましくは不織布である。
第1の補強層511として不織布を用い、且つ第2の補強層512としてガラスマットなどのガラス繊維からなる基材を用いることにより、曲げ強度及び引張り強度を向上させることができる。
不織布としては、ポリエステル繊維などからなるスパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、ケミカルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布などが挙げられる。これらは、1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。中でも、スパンボンド不織布を用いることが好ましい。スパンボンド不織布は長繊維を重ね合わせて熱接着などにより固定した隙間のある不織布である。
特に、第2の補強層512をガラス繊維からなる基材によって構成し、第1の補強層511をポリエステル繊維を含むスパンボンド不織布によって構成することにより、ガラス繊維基材が全体の寸法安定性に大きく寄与し、これに積層されている合成樹脂層514の反りとポリエステル繊維不織布の収縮力による反りの拮抗のバランスによって、床材1の反りを防止できる。このため、階段用床材1の屈曲部周辺領域の形状を維持することできる。
また、不織布の繊維は、短繊維又は長繊維の何れでもよいが、引張り強度の観点から、長繊維が好ましい。長繊維の長さは、例えば、100mm以上である。
前記不織布は、前記繊維が無秩序に絡み合ったものでもよいし、或いは、繊維がある程度の規則性を以て結合されたものでもよい。繊維がある程度規則性を以て結合された不織布としては、例えば、ほぼ一方向に並べられた複数の長繊維の第1層と、前記一方向と直交する方向に並べられた複数の長繊維の第2層と、が上下交互に積層され、且つその第1層及び第2層の繊維の交点が結合された不織布などが挙げられる。繊維の一部を露出させ易いことから、第1の補強層511として、前記繊維がある程度の規則性を以て結合された不織布を用いることが好ましい。
第1の補強層511として用いられる不織布の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.1mm〜0.5mmであり、より好ましくは0.2mm〜0.4mmであり、さらに好ましくは0.25mm〜0.35mmである。また、前記不織布の目付け量は、特に限定されないが、好ましくは20g/m〜100g/mであり、より好ましくは30g/m〜50g/mである。第1の補強層511として用いられる不織布が薄すぎると、曲げ強度及び引張り強度を十分に向上できず、一方、厚すぎると、相対的に合成樹脂層514が薄くなる上、合成樹脂層514の樹脂が十分に含浸しないおそれがある。
また、第1の補強層511の裏面において、第1の補強層511の繊維の一部が露出した部分を有することが好ましい。このように繊維の一部が露出している部分を有することにより、第1の補強層511の裏面に凹凸が存在する。そして、階段用床材1を施工するときに用いる接着剤などが、前記第1の補強層511の凹凸に入り込み、露出した繊維に接着するので、階段用床材1の屈曲部周辺領域を階段に強固に固定できる。
第1の補強層511として不織布を用いた場合、合成樹脂層514を構成する樹脂が不織布の表面から含浸し、不織布と合成樹脂層514を一体化できる一方で、不織布の裏面にまで前記樹脂が含浸しないようにすることにより、第1の補強層511の裏面において繊維の一部が露出した部分を形成できる。
次に、第2形成層52は、合成樹脂成形品からなる。第2形成層52は、上記合成樹脂層514と同様に柔軟な合成樹脂から形成されていてもよいし、合成樹脂層514よりも硬質な合成樹脂から形成されていてもよい。
第2形成層52を形成する熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル系樹脂;オレフィン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体などの酢酸ビニル系樹脂;エチレン−メタクリレート樹脂などのアクリル系樹脂;アミド系樹脂;エステル系樹脂;ウレタン系樹脂;オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマーなどの各種エラストマー;ゴムなどが挙げられる。
第2形成層52は、非発泡でもよいし、或いは、発泡されていてもよい。
階段用床材1の屈曲部周辺領域の踏み面敷設部側は、歩行者の足裏が階段から滑り落ちることを防止する部分である。従って、この部分にグリップ性を付与するために、第2形成層52にはノンスリップ加工が必要となる。第2形成層52のノンスリップ加工としては、グリップ性に寄与する凹凸を第2形成層52に形成するのが望ましく、凹凸形成にはエンボス加工が最も好適である。エンボス加工としては、特に、第2形成層52の強度を損ねずに高いグリップ性を得ることができるメカニカルエンボス加工が最適である。
第2形成層52を発泡樹脂とする場合には、メカニカルエンボス加工の他にケミカルエンボス加工によって前記凹凸を形成できる。第2形成層52を発泡樹脂とした場合の発泡倍率は特に限定されないが、好ましくは2倍〜3倍である。発泡倍率がこの範囲内であると、必要な強度を保持しつつ衝撃緩衝性を高めることができる。
第2形成層52は、略L字状に形成されている。第2形成層52は、階段用床材1の屈曲部4から踏み面敷設部2の前端部及び蹴上げ面敷設部3の上端部に対応する、第1形成層51の表面に、第2形成層52を形成する樹脂組成物などを積層し、加熱固化させることにより、第1形成層51と強固に一体化されている。このように加熱固化による固着方法により両層51,52一体形成すると、歩行時の衝撃などにより層間で剥離を生じることがない。もっとも、充分な強度が得られるのであれば、第1形成層51と第2形成層52を別々に成形し、その後、両層51,52を接着剤などの接着手段を用いて固着してもよい。
第2形成層52の表面は、階段用床材1の踏み面敷設部2の前端部、屈曲部4及び蹴上げ面敷設部3の少なくとも上端部を構成している。
さらに、第2形成層52の表面には、幅方向に所定間隔を開けて複数並設された幅広な突部61と、幅方向に所定間隔を開けて複数並設された点状の突部62と、が突設されている。以下、幅広な突部を「第1の突部」といい、点状の突部を「第2の突部」という。
具体的には、第1の突部61は、階段用床材1の幅方向に所定幅を以て拡がった凸状であり、踏み面敷設部2の前方領域から蹴上げ面敷設部3の上方領域に亘って突設されている。第1の突部61の幅は、特に限定されないが、通常、3cm〜10cmである。
また、第1の突部61の突出高さは、特に限定されないが、1mm〜4mmが好適である。第1の突部61の突出高さが余りに低いと、実質的に凸状とならず、一方、突出高さが余りに高いと、歩行者が躓くおそれがある。なお、前記第1の突部61の突出高さは、踏み面敷設部2の表面(本実施形態の場合には、表層の表面)から第1の突部61の表面までの高さである。
第1の突部61の表面は、全体として略平滑であるが、図示したように、踏み面敷設部2に対応する第1の突部61の後方には、幅方向に延びる低い長状突起63が突設されている。この長状突起63は、足裏に対するグリップ性を高めるために設けられている。この長状突起63は設けられていなくてもよいが、次の理由から、これが設けられていることが好ましい。長状突起63は歩行者の歩行安定性を高めるとともに、第1の突部61に降った雨水を横方向に逃がして溝部7へと導く作用がある。このように、長状突起63によって、第1の突部61の屈曲部4から下方に流れる雨水の量を少なくできるので、第1の突部61の傾斜面61aに多量の雨水が一時に流れることを防止でき、前記傾斜面61aを雨水が伝って下方に流れる本発明の効果をより確実に発揮できる。従って、長状突起63は、第1の突部61の傾斜面61aと協働して、本発明の水跳ねなどの防止効果を高め得る。
複数の第1の突部61は、踏み面敷設部2の前方領域から、屈曲部4及び蹴上げ面敷設部3の上方領域に跨って形成され、且つ幅方向に所定間隔を開けて並んでいる。
この複数の第1の突部61の間には、幅方向に溝部7が並設されている。この溝部7は、突設された第1の突部61間に相対的に生じる溝である。従って、溝部7も、第1の突部61と同様に、踏み面敷設部2の前方領域から、屈曲部4及び蹴上げ面敷設部3の上方領域に亘って形成されている。
蹴上げ面敷設部3に対応する第1の突部61の表面は、屈曲部4から蹴上げ面敷設部3の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜した傾斜面61aを有する。この傾斜面61aの下端と蹴上げ面敷設部3の下方領域の表面3aは、境界なく連続している。
前記傾斜面61aは、なだらかに傾斜していれば直線的あってもよいし、曲線的であってもよい。
傾斜面61aが直線的である場合、図4に示すように、幅方向に対して直交する方向の線を含む断面における、傾斜面61aの各点での接線T1と蹴上げ面敷設部3の下方領域の表面3aとの成す角αが、150度以上180度未満の範囲内の一定の角度となるように、傾斜面61aを形成することが好ましい。このような角度の傾斜面61aであれば、第1の突部61に付着した雨水が傾斜面61aから蹴上げ面敷設部3の下方領域を伝って流れていく。
また、傾斜面61aが曲線的である場合、図6に示すように、幅方向に対して直交する方向の線を含む断面における、傾斜面61aの各点での接線T2と蹴上げ面敷設部3の下方領域の表面3aとの成す角βが150度以上180度未満の範囲内で連続的に変化するように、傾斜面61aを形成することが好ましい。
第2の突部62は、踏み面敷設部2のうち、前記第1の突部61の後方の所定範囲に設けられている。第2の突部62の平面視形状は特に限定されないが、踏み面敷設部2に付着した雨水を溝部7に導くために、前記溝部7に連通する間隙部を有するように前記複数の第2の突部62は形成される。
本発明の階段用床材1は、階段の踏み面及び蹴上げ面に施工される。
図7は、階段用床材1を階段11に敷設した状態を示す縦断面図である。
階段用床材1の屈曲部4を階段11の段鼻部14に当て、階段用床材1の蹴上げ面敷設部3が、階段11の蹴上げ面13の上方部に敷設され、階段用床材1の踏み面敷設部2は、階段11の踏み面12及び上段の蹴上げ面13に敷設される。ただし、蹴上げ面敷設部3の裏面と蹴上げ面13の間には、下段に敷設された階段用床材1の踏み面敷設部2の後方部が介在している。
図中、91は、蹴上げ面敷設部3の裏面を接着するための粘着テープを示し、92は、踏み面敷設部2の裏面を接着するための接着剤を示し、93は、蹴上げ面敷設部3の下端と下方の踏み面敷設部2の表面の間に生じる段差を埋めるコーキングシール部を示す。
上記階段用床材1は、第1の突部61の表面が、屈曲部4から蹴上げ面敷設部3の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜した傾斜面61aを有し、この傾斜面61aの下端と蹴上げ面敷設部3の下方領域の表面3aが境界なく連続している。このため、第1の突部61の表面に付着した雨水は、傾斜面61aから蹴上げ面敷設部3の下方領域の表面を伝い、下方に流れていく。
従来の階段用床材は、雨水が段鼻部の突起から排水されることを重視して突起の高さを高く構成していた。このため、図8に示すように、蹴上げ部において突設された突起の下端部が、略直角状に形成されており、この突起の表面に付着した雨水が、下段の踏み面部側に排水されるときに、突起の下端部から水滴となって落下し、踏み面部の表面に液滴痕が生じたり、水跳ねが生じる。また、上記水跳ねにより、下段の踏み面上に水滴が溜まり、滑り易くなる。
この点、本発明の階段用床材1によれば、第1の突部61に付着した雨水が下段の踏み面部側に排水されるときには、第1の突部61の下端部形状に従って面伝いで下方に流れるので、上記液滴痕や水跳ねの発生を効果的に防止できる。
さらに、通常、階段の踏み面には、階段の幅方向両側に設けられた排水溝等に水を導くために、踏み面中央を頂点として踏み面の幅方向両端に向かってなだらかな傾斜がつけられている。
本発明の階段用床材1によれば、第1の突部61の下端部形状に従って面伝いで下方に流れた雨水を、水跳ねを生じさせることなく面伝いに階段の入り隅部に流し、当該入り隅部の雨水を、さらに、前記踏み面のなだらかな傾斜に従って階段両側の排水溝等に導くことができる。
また、通常、階段の踏み面は、前方下がりに若干勾配が付いているので、踏み面敷設部2に付着した雨水は、溝部7から蹴上げ面敷設部3の表面を伝って下方に流れると共に、前記なだらかな傾斜に従って排水溝等から流れていく。
さらに、本発明の階段用床材1は、傾斜面61aの下端と蹴上げ面敷設部3の下方領域の表面3aが境界なく連続しているので、第1の突部61の下端において水が残存しない。このため、カビなどが生じることもなく、また、第1の突部61の下端に長時間水が残存し、当該部分の表面を侵食して白化させることにより生じる水滴痕の発生を抑制できる。さらに、第1の突部61の下端部形状に段部がないので、ブラシやスポンジなどの清掃具が均質に当接するから、第1の突部61の下端部の清掃も容易に行える。
また、歩行者が階段を登る際に、第1の突部61と踏み面敷設部2の下方領域の境界において足先が引っ掛かるおそれもない。このため、歩行者の足先の蹴り上げによる、階段用床材1の階段下地からの剥離を抑制することができる。
さらに、歩行者が階段を登る際、第1の突部61と蹴上げ面敷設部3の下方領域の境界に凹凸に起因する陰影が強く見えることがない。このため、歩行者の目視が、階段の段鼻部よりも下方に向かず、段鼻部の先端に向きやすくなるので、歩行時の安全性を確保できる上、又、意匠性にも優れている。
本発明の階段用床材1は、上記実施形態に限定されず、本発明の意図する範囲で適宜設計変更できる。
例えば、上記実施形態の階段用床材1においては、踏み面敷設部2が階段の踏み面から上段の蹴上げ面にまで敷設できる長さに形成されているが、踏み面敷設部2は、階段の踏み面から上段の蹴上げ面の下方部に敷設できる長さに形成されていてもよいし、或いは、階段の踏み面の全部又は前方部のみに敷設できる長さに形成されていてもよい。踏み面敷設部2は、階段の踏み面の少なくとも前方部に敷設可能であればよい。
また、上記実施形態の階段用床材1においては、蹴上げ面敷設部3が階段の蹴上げ面の上方部に敷設できる長さに形成されているが、蹴上げ面敷設部3は、階段の蹴上げ面の全部に敷設できる長さに形成されていてもよい。蹴上げ面敷設部3は、階段の蹴上げ面の少なくとも上方部に敷設可能であればよい。
さらに、上記実施形態の階段用床材1においては、第1形成層51と第2形成層52が別体であるが、第2形成層52を設けずに、第1形成層51の表面から第1の突部61などを直接突設してもよい。
本発明の階段用床材は、一般住宅、集合住宅、マンション、商業施設、教育施設、医療福祉施設、オフィスビルなどの各種構造物の階段に施工して利用できる。
1…階段用床材、2…踏み面敷設部、3…蹴上げ面敷設部、4…屈曲部、511…補強層(第1の補強層)、512…第2の補強層、514…合成樹脂層、61…突部、61a…突部の傾斜面、7…溝部、11…階段、12…階段の踏み面、13…階段の蹴上げ面、14…階段の段鼻部

Claims (3)

  1. 踏み面と蹴上げ面とが段鼻部において略直交状に構築された階段に敷設される階段用床材であって、
    前記階段の踏み面の少なくとも前方部に敷設される踏み面敷設部と、前記階段の蹴上げ面の少なくとも上方部に敷設される蹴上げ面敷設部と、を有し、前記踏み面敷設部と蹴上げ面敷設部が屈曲部を介して略L字状に連設されており、
    前記踏み面敷設部の前方領域から屈曲部を含んで蹴上げ面敷設部の上方領域に亘って突設された突部が幅方向に複数並設され、
    前記複数の突部の間には、前記踏み面敷設部の前方領域から蹴上げ面敷設部の上方領域に亘る溝部が形成されており、
    前記屈曲部に対応する突部の表面が、湾曲面を有し、且つ、前記蹴上げ面敷設部に対応する突部の表面が、前記屈曲部から蹴上げ面敷設部の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜した傾斜面を有し、前記湾曲面と傾斜面が、角部を有することなく連続し、
    前記傾斜面が、幅方向に対して直交する方向の線を含む断面における、傾斜面の各点での接線と蹴上げ面敷設部の下方領域の表面との成す角が150度以上180度未満の範囲内の一定の角度となるように、直線的に形成されていることを特徴とする階段用床材。
  2. 踏み面と蹴上げ面とが段鼻部において略直交状に構築された階段に敷設される階段用床材であって、
    前記階段の踏み面の少なくとも前方部に敷設される踏み面敷設部と、前記階段の蹴上げ面の少なくとも上方部に敷設される蹴上げ面敷設部と、を有し、前記踏み面敷設部と蹴上げ面敷設部が屈曲部を介して略L字状に連設されており、
    前記踏み面敷設部の前方領域から屈曲部を含んで蹴上げ面敷設部の上方領域に亘って突設された突部が幅方向に複数並設され、
    前記複数の突部の間には、前記踏み面敷設部の前方領域から蹴上げ面敷設部の上方領域に亘る溝部が形成されており、
    前記屈曲部に対応する突部の表面が、湾曲面を有し、且つ、前記蹴上げ面敷設部に対応する突部の表面が、前記屈曲部から蹴上げ面敷設部の下方領域に向かうに従ってなだらかに傾斜した傾斜面を有し、前記湾曲面と傾斜面が、角部を有することなく連続し、
    前記傾斜面が、幅方向に対して直交する方向の線を含む断面における、傾斜面の各点での接線と蹴上げ面敷設部の下方領域の表面との成す角が150度以上180度未満の範囲内で連続的に変化するように、曲線的に形成されていることを特徴とする階段用床材。
  3. 前記突部の幅が、3cm〜10cmである請求項1または2に記載の階段用床材。
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