JP5642085B2 - 冷凍サイクル装置及びそれに適用される情報伝達方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置あるいは空調給湯複合システムに適用される冷凍サイクル装置及びそれに適用される情報伝達方法に関し、システムCOPの向上を図るようにした冷凍サイクル装置及びそれに適用される情報伝達方法に関するものである。
従来から、冷房負荷、暖房負荷及び給湯負荷を同時に供給できる空調給湯複合システムも存在している。そのようなものとして、「1台の圧縮機を備え、該圧縮機と、室外熱交換器、室内熱交換器、蓄冷熱槽および給湯熱交換器とを接続した冷媒回路により構成され、それぞれの熱交換器への冷媒の流れを切り換えることにより、冷暖房・給湯・蓄熱・蓄冷の単独運転およびそれらの複合運転を可能とする冷凍サイクルを構成してなる多機能ヒートポンプシステム」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平11−270920号公報(図1等)
特許文献1に記載されているような空調給湯複合システムを含め、冷房負荷、暖房負荷及び給湯負荷を同時に供給できる空調給湯複合システムにおいては、冷房負荷と、暖房負荷および給湯負荷と、をバランスさせることによりシステムCOPが向上することが従来から知られている。しかしながら、実際には、利用者が必要とする空調負荷、給湯負荷は、時間帯や必要量に差異があるため、必ずしもシステムCOPを向上させた効率のよい運転が実現できているわけではなかった。たとえば、夏季においては、冷房負荷が大きくなるのは主に日中であり、給湯負荷が大きくなるのは風呂やシャワー等が多く利用される夜間であり、空調負荷、給湯負荷に対応する運転時間帯が異なっているのが通常である。
また、従来の空調給湯複合システムにおいては、小容量運転時に、インバーターで低速運転される圧縮機のモーター効率が悪くなるため、エネルギーの消費効率が悪化してしまうという問題もあった。さらに、従来の空調給湯複合システムにおいては、運転条件が暖房過負荷小容量運転となった場合に、高圧圧力が高くなり過ぎるため、運転を継続できなくなってしまうという事態が発生してしまうという問題もあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、負荷バランス(たとえば、冷房負荷と暖房負荷のバランス、冷房負荷と暖房負荷および給湯負荷のバランス)の均衡化を図り、システムCOPを向上させるようにした冷凍サイクル装置及びそれに適用される情報伝達方法を提供することを目的としている。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、少なくとも空調圧縮機及び熱源側熱交換器が搭載された少なくとも1台の熱源ユニットと、少なくとも利用側熱交換器が搭載された複数台の自動運転可能な利用側ユニットと、前記熱源ユニットと前記利用側ユニットとの間に介在し、前記熱源側ユニットで生成された温熱又は冷熱を前記利用側ユニットに伝達する少なくとも1台の中継ユニットとを備えた冷凍サイクル装置であって、前記複数台の自動運転可能な利用側ユニットの中で、停止中または自動運転中のものが1台以上存在するとき、該利用側ユニットが自動運転可能であると判断し、前記複数台の自動運転可能な利用側ユニットのうち停止中または自動運転中の前記利用側ユニットを利用して、前記複数台の利用側ユニットが実行する冷却負荷と加熱負荷とを均衡させるように前記複数台の利用側ユニットを運転させるものであり、前記自動運転中とは、使用者の操作によって設定され、自動で停止してはならない状態であることを特徴とする。
本発明に係る情報伝達方法は、上記の冷凍サイクル装置に適用される情報伝達方法であって、前記熱源ユニットには熱源ユニットコントローラーが、前記中継ユニットには中継ユニットコントローラーが、前記利用側ユニットには利用側ユニットコントローラーが、それぞれ設けられており、各コントローラーの情報伝達によって、前記コントローラーのいずれかで前記複数台の利用側ユニットの負荷バランスを判定可能にしていることを特徴とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、複数台の利用側ユニットが実行する冷却負荷と加熱負荷とを均衡させるように複数台の利用側ユニットを運転させるので、システムCOPを向上させ、省エネを実現しつつランニングコストの低減を図ることが可能になる。
本発明に係る情報伝達方法によれば、上記の冷凍サイクル装置に適用されるので、安定した運転を効率的に継続させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置における情報伝達を説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置の給湯ユニット内における接続状態を模式的に示す模式図である。 熱源ユニットコントローラーが実行する通信・動作処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の別の一例を示す冷媒回路図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の冷媒回路構成の一例を示す冷媒回路図である。図1に基づいて、冷凍サイクル装置100の冷媒回路構成及び動作について説明する。図1では、冷凍サイクル装置100が、冷媒(空調用冷媒)を循環させる冷凍サイクルを利用することで冷房負荷(冷却負荷)、暖房負荷及び給湯負荷(加熱負荷)を同時に供給できる空調給湯複合システムである場合を例に示している。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
冷凍サイクル装置100は、空調用冷凍サイクル1と、給湯用冷凍サイクル2と、給湯用負荷3とで構成されており、空調用冷凍サイクル1と給湯用冷凍サイクル2とは冷媒−冷媒熱交換器41で、給湯用冷凍サイクル2と給湯用負荷3とは熱媒体−冷媒熱交換器51で、互いの冷媒や水が混ざることなく熱交換を行なうように構成されている。また、冷凍サイクル装置100には、給湯ユニットFが搭載されている。
[空調用冷凍サイクル1]
空調用冷凍サイクル1は、熱源ユニットAと、冷房負荷又は暖房負荷を担当する室内ユニットB、室内ユニットCと、給湯用冷凍サイクル2の熱源となる給湯熱源用回路Dと、中継ユニットEと、によって構成されている。このうち、室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯熱源用回路Dは、熱源ユニットAに対して並列となるように接続されて搭載されている。そして、熱源ユニットAと、室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯熱源用回路Dとの、間に設置される中継ユニットEが冷媒の流れを切り換えることで、室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯熱源用回路Dとしてのそれぞれの機能を発揮させるようになっている。
{熱源ユニットA}
熱源ユニットAは、室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯熱源用回路Dに温熱又は冷熱を供給する機能を有している。この熱源ユニットAには、空調用圧縮機101と、四方弁102と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)103と、アキュムレーター104とが直列に接続されて搭載されている。
空調用圧縮機101は、空調用冷媒を吸入し、その空調用冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものである。四方弁102は、空調用冷媒の流れを切り替えるものである。室外熱交換器103は、蒸発器や放熱器(凝縮器)として機能し、図示省略の送風機等から供給される空気と空調用冷媒との間で熱交換を行ない、空調用冷媒を蒸発ガス化又は凝縮液化するものである。アキュムレーター104は、空調用圧縮機101の吸入側に配置され、過剰な空調用冷媒を貯留するものである。なお、アキュムレーター104は、過剰な空調用冷媒を貯留できる容器であればよい。
また、熱源ユニットAには、室外熱交換器103と中継ユニットEとの間における高圧側接続配管106に所定の方向(熱源ユニットAから中継ユニットEへの方向)のみに空調用冷媒の流れを許容する逆止弁105a、及び、四方弁102と中継ユニットEとの間における低圧側接続配管107に所定の方向(中継ユニットEから熱源ユニットAへの方向)のみに空調用冷媒の流れを許容する逆止弁105bが設けられている。
そして、高圧側接続配管106と低圧側接続配管107とは、逆止弁105aの上流側(接続部分a)と逆止弁105bの上流側(接続部分c)を接続する第1接続配管130と、逆止弁105aの下流側(接続部分b)と逆止弁105bの下流側(接続部分d)を接続する第2接続配管131とで接続されている。第1接続配管130には、低圧側接続配管107から高圧側接続配管106の方向のみに空調用冷媒の流通を許容する逆止弁105cが設けられている。第2接続配管131にも、低圧側接続配管107から高圧側接続配管106の方向のみに空調用冷媒の流通を許容する逆止弁105dが設けられている。
{室内ユニットB及び室内ユニットC}
室内ユニットB及び室内ユニットCは、熱源ユニットAからの温熱又は冷熱の供給を受けて暖房負荷又は冷房負荷を担当する機能を有している。室内ユニットB及び室内ユニットCには、空調用絞り手段117と、室内熱交換器(利用側熱交換器)118とが、直列に接続されて搭載されている。また、室内ユニットB及び室内ユニットCには、2台の空調用絞り手段117と、2台の室内熱交換器118とが、それぞれ並列に搭載されている場合を例に示している。
そして、中継ユニットEによって、たとえば室内ユニットBが冷房負荷を、室内ユニットCが暖房負荷を担当するように決定される。なお、便宜的に、中継ユニットEから室内熱交換器118に接続している接続配管を接続配管133と、中継ユニットEから空調用絞り手段117に接続している接続配管を接続配管134と称して説明するものとする。
空調用絞り手段117は、減圧弁や膨張弁として機能し、空調用冷媒を減圧して膨張させるものである。この空調用絞り手段117は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。室内熱交換器118は、放熱器(凝縮器)や蒸発器として機能し、図示省略の送風機等から供給される空気と空調用冷媒との間で熱交換を行ない、空調用冷媒を凝縮液化又は蒸発ガス化するものである。なお、空調用絞り手段117及び室内熱交換器118は、直列に接続されている。
{給湯熱源用回路D}
給湯熱源用回路Dは、熱源ユニットAからの温熱又は冷熱を冷媒−冷媒熱交換器41を介して給湯用冷凍サイクル2に供給する機能を有している。給湯熱源用回路Dには、給湯熱源用絞り手段119と、冷媒−冷媒熱交換器41とが、直列に接続されて構成されている。つまり、空調用冷凍サイクル1と給湯用冷凍サイクル2とは、冷媒−冷媒熱交換器41を介してカスケード接続されているのである。なお、便宜的に、中継ユニットEから冷媒−冷媒熱交換器41に接続している接続配管を接続配管135と、中継ユニットEから給湯熱源用絞り手段119に接続している接続配管を接続配管136と称して説明するものとする。
給湯熱源用絞り手段119は、空調用絞り手段117と同様に、減圧弁や膨張弁として機能し、空調用冷媒を減圧して膨張させるものである。この給湯熱源用絞り手段119は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。冷媒−冷媒熱交換器41は、放熱器(凝縮器)や蒸発器として機能し、給湯用冷凍サイクル2の冷凍サイクルを循環する給湯用冷媒と、空調用冷凍サイクル1の冷凍サイクルを循環する空調用冷媒との、間で熱交換を行なうようになっている。
{中継ユニットE}
中継ユニットEは、利用側ユニット(室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯熱源用回路D)と、熱源ユニットAとを、接続し、第1分配部109の弁手段109a又は弁手段109bの何れかを択一的に開閉することにより、室内熱交換器118を放熱器又は蒸発器とするか、冷媒−冷媒熱交換器41を冷水器又は給湯機とするかを決定する機能を有している。この中継ユニットEは、気液分離器108と、第1分配部109と、第2分配部110と、第1内部熱交換器111と、第1中継機用絞り手段112と、第2内部熱交換器113と、第2中継機用絞り手段114とで、構成されている。
第1分配部109では、接続配管133及び接続配管135が2つに分岐されており、一方(接続配管133b及び接続配管135b)が低圧側接続配管107に接続し、他方(接続配管133a及び接続配管135a)が気液分離器108に接続している接続配管(接続配管132と称する)に接続するようになっている。また、第1分配部109では、接続配管133a及び接続配管135aに開閉制御されて冷媒を導通したりしなかったりする弁手段109aが、接続配管133b及び接続配管135bに開閉制御されて冷媒を導通したりしなかったりする弁手段109bがそれぞれ設けられている。
第2分配部110では、接続配管134及び接続配管136が2つに分岐されており、一方(接続配管134a及び接続配管136a)が第1会合部115で接続され、他方(接続配管134b及び接続配管136b)が第2会合部116で接続されるようになっている。また、第2分配部110では、接続配管134a及び接続配管136aに冷媒の流通を一方のみに許容する逆止弁110aが、接続配管134b及び接続配管136bに冷媒の流通を一方のみに許容する逆止弁110bがそれぞれ設けられている。
第1会合部115は、第2分配部110から第1中継機用絞り手段112及び第1内部熱交換器111を介して気液分離器108に接続している。第2会合部116は、第2分配部110と第2内部熱交換器113との間で分岐し、一方が第2内部熱交換器113を介して第2分配部110と第1中継機用絞り手段112との間における第1会合部115に接続され、他方(第2会合部116a)が第2中継機用絞り手段114、第2内部熱交換器113及び第1内部熱交換器111を介して低圧側接続配管107に接続されている。
気液分離器108は、空調用冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離するものであり、高圧側接続配管106に設けられ、一方が第1分配部109の弁手段109aに接続され、他方が第1会合部115を経て第2分配部110に接続されている。第1分配部109は、弁手段109a又は弁手段109bの何れかが択一的に開閉され、室内熱交換器118及び冷媒−冷媒熱交換器41に空調用冷媒を流入させる機能を有している。第2分配部110は、逆止弁110a及び逆止弁110bによって、空調用冷媒の流れをいずれか一方に許容する機能を有している。
第1内部熱交換器111は、気液分離器108と第1中継機用絞り手段112との間における第1会合部115に設けられており、第1会合部115を導通している空調用冷媒と、第2会合部116が分岐された第2会合部116aを導通している空調用冷媒と、の間で熱交換を実行するものである。第1中継機用絞り手段112は、第1内部熱交換器111と第2分配部110との間における第1会合部115に設けられており、空調用冷媒を減圧して膨張させるものである。この第1中継機用絞り手段112は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。
第2内部熱交換器113は、第2会合部116に設けられており、第2会合部116を導通している空調用冷媒と、第2会合部116が分岐された第2会合部116aを導通している空調用冷媒と、の間で熱交換を実行するものである。第2中継機用絞り手段114は、第2内部熱交換器113と第2分配部110との間における第2会合部116に設けられており、減圧弁や膨張弁として機能し、空調用冷媒を減圧して膨張させるものである。この第2中継機用絞り手段114は、第1中継機用絞り手段112と同様に、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。
以上のように、空調用冷凍サイクル1は、空調用圧縮機101、四方弁102、室内熱交換器118、空調用絞り手段117及び室外熱交換器103が直列に接続されるとともに、空調用圧縮機101、四方弁102、冷媒−冷媒熱交換器41、給湯熱源用絞り手段119及び室外熱交換器103が直列に接続されており、中継ユニットEを介して室内熱交換器118と冷媒−冷媒熱交換器41とが並列に接続されて第1冷媒回路を構成し、この第1冷媒回路に空調用冷媒を循環させることで成立している。
なお、空調用圧縮機101は、吸入した冷媒を高圧状態に圧縮できるものであればよく、特にタイプを限定するものではない。たとえば、レシプロ、ロータリー、スクロールあるいはスクリューなどの各種タイプを利用して空調用圧縮機101を構成することができる。この空調用圧縮機101は、インバーターにより回転数が可変に制御可能なタイプとして構成してもよく、回転数が固定されているタイプとして構成してもよい。また、空調用冷凍サイクル1を循環する冷媒の種類を特に限定するものではなく、たとえば二酸化炭素(CO2 )や炭化水素、ヘリウムなどの自然冷媒、HFC410AやHFC407C、HFC404Aなどの塩素を含まない代替冷媒、若しくは既存の製品に使用されているR22やR134aなどのフロン系冷媒のいずれを使用してもよい。
ここで、空調用冷凍サイクル1の動作について説明する。ここでは、室内ユニットBが冷房負荷を担当し、室内ユニットCが暖房負荷を担当し、給湯熱源用回路Dが給湯負荷を担当する場合における動作について説明する。
まず、空調用圧縮機101で高温・高圧にされた空調用冷媒は、空調用圧縮機101から吐出して、四方弁102を経由し、逆止弁105cを導通し、高圧側接続配管106に導かれ、過熱ガス状態で中継ユニットEの気液分離器108へ流入する。気液分離器108に流入した過熱ガス状態の空調用冷媒は、第1分配部109の弁手段109aが開いている回路に分配される。ここでは、過熱ガス状態の空調用冷媒は、室内ユニットCや給湯熱源用回路Dに流入するようになっている。
室内ユニットCに流入した空調用冷媒は、室内熱交換器118で放熱し(つまり、室内空気を暖め)、空調用絞り手段117で減圧され、第1会合部115で合流する。また、給湯熱源用回路Dに流入した空調用冷媒は、冷媒−冷媒熱交換器41で放熱し(つまり、給湯用冷凍サイクル2に熱を与え)、給湯熱源用絞り手段119で減圧され、室内ユニットCから流出した空調用冷媒と第1会合部115で合流する。
一方、気液分離器108に流入した過熱ガス状態の空調用冷媒の一部は、第1内部熱交換器111で第2中継機用絞り手段114にて低温・低圧に膨張した空調用冷媒と熱交換を行なうことにより過冷却度を得る。それから、第1中継機用絞り手段112を通過して、空調用として利用された空調用冷媒(室内ユニットCや給湯熱源用回路Dに流入し、室内熱交換器118や冷媒−冷媒熱交換器41で放熱した空調用冷媒)と第1会合部115で合流する。
なお、第1中継機用絞り手段112を通る一部の過熱ガス状態の空調用冷媒は、第1中継機用絞り手段112を全閉にして、皆無にしてもよい。その後、第2内部熱交換器113で、第2中継機用絞り手段114にて低温・低圧に膨張した空調用冷媒と熱交換を行なうことにより過冷却度を得る。この空調用冷媒は、第2会合部116側と第2中継機用絞り手段114側とに分配される。
第2会合部116を導通する空調用冷媒は、弁手段109bが開いている回路に分配される。ここでは、第2会合部116を導通する空調用冷媒は、室内ユニットBに流入し、空調用絞り手段117にて低温・低圧に膨張され、室内熱交換器118で蒸発し、弁手段109bを経て低圧側接続配管107で合流する。また、第2中継機用絞り手段114を導通した空調用冷媒は、第2内部熱交換器113及び第1内部熱交換器111で熱交換を行なって蒸発し、低圧側接続配管107で室内ユニットBを流出した空調用冷媒と合流する。そして、低圧側接続配管107で合流した空調用冷媒は、逆止弁105dを通って室外熱交換器103に導かれ、運転条件によっては残留している液冷媒を蒸発させ、四方弁102、アキュムレーター104を経て空調用圧縮機101へ戻る。
[給湯用冷凍サイクル2]
給湯用冷凍サイクル2は、給湯用圧縮機21と、熱媒体−冷媒熱交換器51と、給湯用絞り手段22と、冷媒−冷媒熱交換器41と、によって構成されている。つまり、給湯用冷凍サイクル2は、給湯用圧縮機21、熱媒体−冷媒熱交換器51、給湯用絞り手段22、及び、冷媒−冷媒熱交換器41が冷媒配管45で直列に接続されて第2冷媒回路を構成し、この第2冷媒回路に給湯用冷媒を循環させることで成立している。
給湯用圧縮機21は、給湯用冷媒を吸入し、その給湯用冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものである。この給湯用圧縮機21は、インバーターにより回転数が可変に制御可能なタイプとして構成してもよく、回転数が固定されているタイプとして構成してもよい。また、給湯用圧縮機21は、吸入した冷媒を高圧状態に圧縮できるものであればよく、特にタイプを限定するものではない。たとえば、レシプロ、ロータリー、スクロールあるいはスクリューなどの各種タイプを利用して給湯用圧縮機21を構成することができる。
熱媒体−冷媒熱交換器51は、給湯用負荷3を循環する熱媒体(水等の流体)と、給湯用冷凍サイクル2を循環する給湯用冷媒との、間で熱交換を行なうものである。つまり、給湯用冷凍サイクル2と給湯用負荷3とは、熱媒体−冷媒熱交換器51を介してカスケード接続されている。給湯用絞り手段22は、減圧弁や膨張弁として機能し、給湯用冷媒を減圧して膨張させるものである。この給湯用絞り手段22は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。
冷媒−冷媒熱交換器41は、給湯用冷凍サイクル2を循環する給湯用冷媒と、空調用冷凍サイクル1を循環する空調用冷媒との、間で熱交換を行なうものである。なお、給湯用冷凍サイクル2を循環する冷媒の種類を特に限定するものではなく、たとえば二酸化炭素や炭化水素、ヘリウムなどの自然冷媒、HFC410AやHFC407C、HFC404Aなどの塩素を含まない代替冷媒、若しくは既存の製品に使用されているR22やR134aなどのフロン系冷媒のいずれを使用してもよい。
ここで、給湯用冷凍サイクル2の動作について説明する。
まず、給湯用圧縮機21で高温・高圧にされた給湯用冷媒は、給湯用圧縮機21から吐出して、熱媒体−冷媒熱交換器51に流入する。この熱媒体−冷媒熱交換器51では、流入した給湯用冷媒が、給湯用負荷3を循環している水を加熱することで放熱する。この給湯用冷媒は、給湯用絞り手段22で空調用冷凍サイクル1の給湯熱源用回路Dにおける冷媒−冷媒熱交換器41の出口温度以下まで膨張される。膨張された給湯用冷媒は、冷媒−冷媒熱交換器41で、空調用冷凍サイクル1を構成する給湯熱源用回路Dを流れる空調用冷媒から受熱して蒸発し、給湯用圧縮機21へ戻る。
[給湯用負荷3]
給湯用負荷3は、水循環用ポンプ31と、熱媒体−冷媒熱交換器51と、貯湯タンク32と、によって構成されている。つまり、給湯用負荷3は、水循環用ポンプ31、熱媒体−冷媒熱交換器51、及び、貯湯タンク32が貯湯水循環用配管203で直列に接続されて水回路(熱媒体回路)を構成し、この水回路に給湯用水を循環させることで成立している。なお、水回路を構成する貯湯水循環用配管203は、銅管やステンレス管、鋼管、塩化ビニル系配管などによって構成されている。
水循環用ポンプ31は、貯湯タンク32に蓄えられている水を吸入し、その水を加圧し、給湯用負荷3内を循環させるものであり、たとえばインバーターにより回転数が制御されるタイプのもので構成するとよい。熱媒体−冷媒熱交換器51は、上述したように、給湯用負荷3を循環する熱媒体(水等の流体)と、給湯用冷凍サイクル2を循環する給湯用冷媒との、間で熱交換を行なうものである。貯湯タンク32は、熱媒体−冷媒熱交換器51で加熱された水を貯えておくものである。
ここで、給湯用負荷3の動作について説明する。
まず、貯湯タンク32に蓄えられている比較的低温な水は、水循環用ポンプ31によって貯湯タンク32の底部から引き出されるとともに加圧される。水循環用ポンプ31で加圧された水は、熱媒体−冷媒熱交換器51に流入し、この熱媒体−冷媒熱交換器51で給湯用冷凍サイクル2を循環している給湯用冷媒から受熱する。すなわち、熱媒体−冷媒熱交換器51に流入した水は、給湯用冷凍サイクル2を循環している給湯用冷媒によって沸き上げられて、温度が上昇するのである。そして、沸き上げられた水は、貯湯タンク32の比較的高温な上部へ戻り、この貯湯タンク32に蓄えられることになる。
なお、空調用冷凍サイクル1と給湯用冷凍サイクル2とは、上述したように、それぞれ独立した冷媒回路構成(空調用冷凍サイクル1を構成する第1冷媒回路及び給湯用冷凍サイクル2を構成する第2冷媒回路)になっているため、各冷媒回路を循環させる冷媒を同じ種類のものとしてもよいし、別の種類のものとしてもよい。つまり、各冷媒回路の冷媒は、それぞれ混ざることなく冷媒−冷媒熱交換器41及び熱媒体−冷媒熱交換器51にて互いに熱交換するように流れている。
また、給湯用冷媒として臨界温度の低い冷媒を用いた場合、高温の給湯を行なう際に熱媒体−冷媒熱交換器51における放熱過程での給湯用冷媒が超臨界状態となることが想定される。しかしながら、一般に放熱過程の冷媒が超臨界状態にある場合、放熱器圧力や放熱器出口温度の変化によるCOPの変動が大きく、高いCOPを得る運転を行なうためには、より高度な制御が要求される。一方、一般に、臨界温度の低い冷媒は、同一温度に対する飽和圧力が高く、その分、配管や圧縮機の肉厚を大きくする必要があるので、コスト増の要因ともなる。
さらに、レジオネラ菌等の繁殖を抑えるための貯湯タンク32内に蓄えられる水の推奨温度が60℃以上であることを鑑みると、給湯の目標温度が最低でも60℃以上となることが多いと想定される。以上のことを踏まえ、給湯用冷媒には、最低でも60℃以上の臨界温度を持つ冷媒を採用している。このような冷媒を給湯用冷凍サイクル2の給湯用冷媒として採用すれば、より低コストで、より安定的に、高いCOPを得ることができるからである。冷媒を臨界温度付近で常用する場合、冷媒回路内が高温・高圧になることが想定されるため、給湯用圧縮機21は、高圧シェルを用いたタイプの圧縮機を使用することで、安定した運転が可能となる。
また、空調用冷凍サイクル1において余剰冷媒を受液器(アキュムレーター104)によって貯蔵する場合を示したが、これに限るものではなく、冷凍サイクルにおいて放熱器となる熱交換器にて貯蔵するようにすれば、アキュムレーター104を取り除いてもよい。さらに、図1では、室内ユニットBと室内ユニットCとが2台以上接続されている場合を例に示しているが、接続台数を特に限定するものではなく、たとえば室内ユニットBが1台以上、室内ユニットCがないか若しくは1台以上を接続されていればよい。そして、空調用冷凍サイクル1を構成している各室内機の容量は、全部を同一としてもよく、大から小まで異なるようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態に係る冷凍サイクル装置100では、給湯負荷系統を二元サイクルで構成しているため、高温の給湯需要(たとえば、80℃)を提供する場合に、給湯用冷凍サイクル2の放熱器の温度を高温(たとえば、凝縮温度85℃)にすればよく、他に暖房負荷がある場合に、室内ユニットCの凝縮温度(たとえば、50℃)までも増加させずに済むので、省エネとなる。また、たとえば夏期の空調冷房運転中に高温の給湯需要があった場合、従来はボイラーなどによって提供する必要があったが、従来大気中に排出していた温熱を回収し、再利用して給湯を行なうので、システムCOPが大幅に向上し、省エネとなる。
[給湯ユニットF]
給湯ユニットFには、冷媒−冷媒熱交換器41と、給湯熱源用絞り手段119と、熱媒体−冷媒熱交換器51と、給湯用圧縮機21と、給湯用絞り手段22と、が搭載されている。つまり、給湯ユニットFには、冷媒−冷媒熱交換器41を介して空調用冷凍サイクル1の一部、給湯用冷凍サイクル2の全部、及び、熱媒体−冷媒熱交換器51を介して給湯用負荷3の一部が収容されているのである。
図2は、本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置100における情報伝達を説明するための概略構成図である。図1及び図2に基づいて、冷凍サイクル装置100が実行する情報伝達について説明する。なお、図2では、1台の熱源ユニットAに対して、2台の室内ユニット(室内ユニットB、室内ユニットC)と、2台の給湯ユニットF(給湯ユニットF1、給湯ユニットF2)と、が接続されている状態の冷凍サイクル装置100を例に示している。
図1で説明したように、冷凍サイクル装置100においては、熱源ユニットAと中継ユニットEとは、冷媒配管5(高圧側接続配管106、低圧側接続配管107)で接続され、中継ユニットEと利用側ユニットとは、冷媒配管6(接続配管133、接続配管134、接続配管135、接続配管136)で接続され、1つの冷媒回路系(空調用冷凍サイクル1)を構成している。また、熱源ユニットAには熱源ユニットコントローラー61が、中継ユニットEには中継ユニットコントローラー62が、室内ユニットB及び室内ユニットCには室内ユニットコントローラー(利用側ユニットコントローラー)63が、給湯ユニットFには給湯ユニットコントローラー(利用側ユニットコントローラー)64が、それぞれ設けられている。
そして、冷凍サイクル装置100においては、熱源ユニットAは熱源ユニットコントローラー61で、中継ユニットEは中継ユニットコントローラー62で、室内ユニットB及び室内ユニットCは室内ユニットコントローラー63で、給湯ユニットFは給湯ユニットコントローラー64で、それぞれ制御される。
熱源ユニットコントローラー61と中継ユニットコントローラー62とは、伝送線7を介して相互に情報伝達可能に接続されている。中継ユニットコントローラー62と室内ユニットコントローラー63とは、伝送線8を介して相互に情報伝達可能に接続されている。同様に、中継ユニットコントローラー62と給湯ユニットコントローラー64とは、伝送線8を介して相互に情報伝達可能に接続されている。室内ユニットコントローラー63及び給湯ユニットコントローラー64はそれぞれリモートコントローラー65と伝送線9を介して相互に情報伝達可能に接続されている。
また、熱源ユニットコントローラー61は、他の冷媒系統の熱源ユニットコントローラー(図示省略)と伝送線10を介して接続されている。伝送線10には、さらに冷凍サイクル装置100を集中管理するための集中コントローラー66が接続されている。
熱源ユニットコントローラー61、中継ユニットコントローラー62、室内ユニットコントローラー63、給湯ユニットコントローラー64、リモートコントローラー65、及び、集中コントローラー66は、各々ユニークなアドレスを付与され、手動設定処理または自動判別処理によってシステム起動時には通信相手のアドレスを把握するようになっている。また、熱源ユニットコントローラー61は、システム起動時の通信によって、中継ユニットEに接続されている全ての室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯ユニットFの運転能力を把握するようになっている。
図3は、本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の給湯ユニットF内における接続状態を模式的に示す模式図である。図3に基づいて、給湯ユニットF内における接続状態について説明する。図1で説明したように、給湯ユニットFには貯湯タンク32が設けられている。この貯湯タンク32には、図示省略の給水口に備えられた給水バルブ33と、図示省略の排水口に備えられた排水バルブ34と、貯湯タンク32に蓄えられた水や湯等の温度を検知する水温センサー35と、貯湯タンク32に蓄えられた水や湯等の量(水位)を検知する水量センサー36と、が設けられている。
そして、給湯ユニットコントローラー64は、水温センサー35及び水量センサー36と接続され、これらから伝達される情報に基づいて貯湯タンク32の水温及び水量を把握することができるようになっている。また、給湯ユニットコントローラー64は、給水バルブ33と接続され、給水バルブ33の開閉を制御するようになっている。つまり、給湯ユニットコントローラー64は、給水バルブ33を開くことにより貯湯タンク32内に冷水を補充できるようになっている。さらに、給湯ユニットコントローラー64は、排水バルブ34と接続され、排水バルブ34の開閉を制御するようになっている。つまり、給湯ユニットコントローラー64は、排水バルブ34を開くことにより貯湯タンク32外に温水を排出できるようになっている。
図4は、熱源ユニットコントローラー61が実行する通信・動作処理の流れを示すフローチャートである。図4に基づいて、熱源ユニットコントローラー61が実行する通信・動作処理の流れについて説明する。なお、図4に示すステップS100〜ステップS106は、熱源ユニットコントローラー61が実行する処理を示している。また、給湯ユニットF1を例に説明する。
まず、給湯ユニットF1の設定温度設定時の通信内容について説明する。
使用者は、リモートコントローラー65を操作し、給湯ユニットF1に対しての設定温度の設定を行なう。このとき、使用者は、二値の設定温度を設定可能とする。二値の設定温度とは、給湯ユニットF1が本来必要とする給湯温度(第一設定温度)、及び、システム全体の省エネまたは安定運転継続を目的として給湯ユニットF1を自動的に運転する際の温度(第二設定温度)のことである。なお、第二設定温度は、第一設定温度よりも高い値にする。たとえば、使用者は、第一設定温度として55℃、第二設定温度として60℃というように設定する。
リモートコントローラー65は、設定温度が入力された際に、設定された二値の設定温度をメモリーに保存し、伝送線9を介して給湯ユニットコントローラー64に送信する。設定された二値の設定温度を受信した給湯ユニットコントローラー64は、受信した二値の設定温度をメモリーに保存し、伝送線8を介して中継ユニットコントローラー62に送信する。この二値の設定温度は、さらに伝送線8、伝送線7、及び、伝送線10を経由して集中コントローラー66に送信される。また、二値の設定温度を受信した中継ユニットコントローラー62は、各給湯ユニットFの二値の設定温度を伝送線7を介して熱源ユニットコントローラー61に送信する。
使用者は、給湯ユニットFの自動運転をさせたくない場合には、第二設定温度を設定しないようにすればよい。あるいは、給湯ユニットFにおける自動運転の可否を、たとえば熱源ユニットAに設けられているディップスイッチ等を介して設定可能としておく方法もある。なお、使用者は、集中コントローラー66を操作することによっても二値の設定温度を設定可能とする。この場合、集中コントローラー66は、設定された二値の設定温度をメモリーに保存し、伝送線10、伝送線7、及び、伝送線8を経由して給湯ユニットコントローラー64に送信する。
そして、設定された二値の設定温度を受信した給湯ユニットコントローラー64は、受信した二値の設定温度を伝送線8を介して中継ユニットコントローラー62に送信し、さらに伝送線9を経由してリモートコントローラー65にも送信する。このような通信によって、熱源ユニットコントローラー61は、冷媒回路上に接続された全ての給湯ユニットFに関して、自動運転の可否情報を所有することができる。
次に、熱源ユニットコントローラー61の運転時の制御内容について説明する。
まず、熱源ユニットコントローラー61は、新たに受信した通信の解析処理を行なう(ステップS101)。ここで受信する通信は、冷媒回路上に接続された全ての室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯ユニットFの運転・停止状態、及び、自動運転の可否情報である。解析処理実施後、熱源ユニットコントローラー61は、自動運転の可否状態を判断する(ステップS102)。たとえば、自動運転可能な給湯ユニットFの中で、停止中または自動運転中のものが1台以上存在する場合に、自動運転が可能と判断する。これは、自動運転可能と設定されている給湯ユニットFであっても、使用者の操作によって通常運転を開始している場合は、自動で停止してはならないという使い方も想定できるためである。
自動運転が可能な場合(ステップS102;Y)、熱源ユニットコントローラー61は、冷媒回路上に接続された全ての室内ユニットB、室内ユニットC及び給湯ユニットFの運転・停止状態、圧力、温度、圧縮機運転周波数、電流等の種々のデータから運転容量、負荷状態、システムCOP等の分析を行なう(ステップS103)。たとえば、冷房サーモONしている室内ユニットB及び室内ユニットCの合計容量と、暖房サーモONしている室内ユニットB及び室内ユニットCの合計容量と、サーモONしている給湯ユニットFの合計容量から、冷房負荷と、暖房負荷及び給湯負荷と、のバランスを判定する。また、冷房負荷なしの状態で暖房負荷も小さく、圧縮機運転周波数の低い場合には暖房小容量運転と判定することができ、更に外気温度、室内温度が共に高く、高圧圧力が高い場合には暖房過負荷小容量運転と判定することができる。
分析処理の実施後、熱源ユニットコントローラー61は、自動運転が可能な給湯ユニットFを運転・停止させることによって運転状態を改善できるかどうか判定する(ステップS104)。たとえば、冷房負荷が暖房負荷及び給湯負荷に比較して大きい場合、自動運転可能な給湯ユニットFを運転することにより冷房負荷と暖房負荷及び給湯負荷の差異が小さくなる場合には、給湯ユニットFを運転させることによってシステムCOPが向上すると判定できる。また、その状態から、運転操作によって暖房運転する室内ユニットCが増加し、暖房負荷及び給湯負荷が冷房負荷に比較して大きくなった場合には、自動運転させた給湯ユニットFを停止させることによって冷房主体運転から暖房主体運転に切り替わることを抑制しながら、システムCOPが向上すると判定できる。
さらに、暖房小容量運転状態の場合、自動運転可能な給湯ユニットFを運転させることによって空調用圧縮機101のモーター効率を改善し省エネ運転となると判断できる。さらにまた、その状態から、運転操作によって暖房運転する室内ユニットCが増加し、暖房容量が大きくなった場合には、自動運転させた給湯ユニットFを停止させることによって消費電力を小さくすることができると判定できる。暖房過負荷小容量運転の状態の場合、自動運転可能な給湯ユニットFを運転させることによって高圧圧力を低下させ、安定した運転を継続できると判定できる。その後、運転台数の変化等により充分に高圧圧力が低下した場合には、自動運転させた給湯ユニットFを停止させることによって消費電力を小さくすることができると判定できる。
ここで、自動運転可能な給湯ユニットFが複数台存在し、その内の一部の給湯ユニットFのみを変化させることによって、最も運転状態を改善できる場合には、あらかじめ設定された優先順位に従って、変化させる給湯ユニットFを決定する。ここで優先順位とは、たとえば予め手動設定する方法が考えられる。この優先順位は、たとえばホテルの客室と従業員室等の用途によって設定するとよい。または、給湯ユニットコントローラー64のアドレスによって優先順位を設定する方法も可能であり、この場合は優先順位に従ってアドレスの数値を昇順または降順で設定することで実現可能となる。
さらに、各給湯ユニットFの運転積算時間によって優先順位を判定する方法もある。この方法の場合、運転積算時間の小さい給湯ユニットFを優先して動かすことにより、運転積算時間を平準化させ、特定の給湯ユニットFのみの製品寿命が短くなるという問題を回避することが可能となる。またさらに、各給湯ユニットFの貯湯タンク32の水温と設定温度の差の値によって優先順位を判定する方法もある。この方法の場合、温度差が大きい給湯ユニットFから動かすことによって、長時間運転継続可能となる。
自動運転が可能な給湯ユニットFを運転・停止させることによって運転状態を改善できると判定した場合(ステップS104;Y)、熱源ユニットコントローラー61は、運転・停止させる給湯ユニットFの情報を中継ユニットコントローラー62に送信する(ステップS105)。送信処理完了後、熱源ユニットコントローラー61は、たとえばセンサー入力の取り込み、アクチュエーター制御等の通常の処理を行なう(ステップS106)。ところで、熱源ユニットコントローラー61は、自動運転が不可能であると判断した場合(ステップS102;N)、あるいは、自動運転が可能な給湯ユニットFを運転・停止させることによって運転状態を改善できないと判定した場合(ステップS104;N)にも通常の処理を行なう(ステップS106)。
次に、中継ユニットコントローラー62の動作について説明する。
中継ユニットコントローラー62は、熱源ユニットコントローラー61から給湯ユニットFの自動運転・停止指令を受信した場合、対象となる給湯ユニットコントローラー64に自動運転・停止指令を送信する。また、中継ユニットコントローラー62は、室内ユニットコントローラー63または給湯ユニットコントローラー64から運転状態の変化を受信した場合には、熱源ユニットコントローラー61に運転状態の変化を送信する。
次に、給湯ユニットコントローラー64の動作について説明する。
給湯ユニットコントローラー64は、中継ユニットコントローラー62から自動運転・停止指令を受信した場合、指令に従って運転状態を変化させ、運転状態の変化をリモートコントローラー65及び集中コントローラー66に送信する。また、給湯ユニットコントローラー64は、リモートコントローラー65または集中コントローラー66から通常運転・停止指令を受信した場合、指令に従って運転状態を変化させ、運転状態の変化を中継ユニットコントローラー62に送信する。さらに、給湯ユニットコントローラー64は、自分自身の運転状態を、通常運転と自動運転に識別して保持し、リモートコントローラー65及び集中コントローラー66に対しても識別してその情報を送信する。
給湯ユニットコントローラー64は、通常運転の場合は水温を第一設定温度に到達させることを目標に運転し、水温が第一設定温度に到達した際にはサーモOFF状態とするが、自動運転の場合は水温が第二設定温度に到達するまではサーモONを継続する。これは、システム全体の省エネまたは安定運転継続を目的として、給湯ユニットFを長時間運転継続可能とするためである。ここで、水温が第二設定温度に近付いた場合、貯湯タンク32の容量に空きがあれば、給水バルブ33を開き、冷水を補充することにより水温を下げて、運転を継続する。また、貯湯タンク32の容量に空きがない場合、排水バルブ34を開き一定量の温水を排出した後、冷水を補充して運転を継続する。ここで、この冷水の排出制御は、自動運転継続との優先順位判定手段を別途備えることで選択可能とする。
次に、リモートコントローラー65及び集中コントローラー66の動作について説明する。
リモートコントローラー65及び集中コントローラー66は、給湯ユニットコントローラー64から自動運転・停止状態の変化を受信した場合、情報を認識して表示に反映させる。このとき、表示に関しても通常運転と自動運転を識別して表示するとよい。この目的は、使用者に自動運転を実施していることを認識させ、リモコン(リモートコントローラー65)の切り忘れ等と区別させるためである。また、リモートコントローラー65及び集中コントローラー66は、使用者によって運転・停止を行なわれた場合、情報を認識して表示に反映させ、情報を給湯ユニットコントローラー64に送信する。
なお、図4では給湯ユニットFを運転させる手段を熱源ユニットコントローラー61に備えている場合を例に示しているが、その他のコントローラーに給湯ユニットFを運転させる手段を備えるようにしてもよい。給湯ユニットFを運転させる手段を熱源ユニットコントローラー61に備える方式の利点としては、熱源ユニットAが自分自身の圧力、温度、圧縮機運転周波数、電流等のデータを用いて制御判定を行なえるために通信量が抑制できることである。また、給湯ユニットFを運転させる手段を集中コントローラー66に備えることも可能である。この方式の利点としては、集中コントローラー66が保持しているシステム全体のスケジュール設定情報を用いて判定を行なうことにより、給湯ユニットFの最適な運転スケジュールを予測して作成することができることである。
給湯ユニットFを運転させる手段を室内ユニットコントローラー63に備えることも可能である。この方式の利点としては、室内ユニットB及び室内ユニットCの運転・停止に連動させて給湯ユニットFを運転・停止させるというような、簡易的なアルゴリズムによる制御ができることである。また、給湯ユニットFを運転させる手段を給湯ユニットコントローラー64自身に備えることも可能である。この方式の利点としては、給湯ユニットFが自律制御により水温の変更を抑制しつつ、省エネに寄与できるということがある。
以上のように、冷凍サイクル装置100によれば、暖房負荷及び給湯負荷に対して冷房負荷が大きい場合には、給湯負荷を運転させることにより、システムCOPを向上させ、省エネを実現しつつ、ランニングコストを低減することが可能となる。また、冷凍サイクル装置100によれば、暖房小容量運転時に給湯負荷を運転させることにより、空調用圧縮機101のモーター効率を改善し、省エネを更に実現しつつ、ランニングコストを低減することが可能となる。さらに、冷凍サイクル装置100によれば、暖房過負荷小容量運転となった場合に給湯負荷を運転させることにより、高圧圧力を低下させ、安定した運転を継続できる。
なお、本実施の形態では、給湯ユニットFの二次側冷媒(温水)を蓄熱媒体として用いるようにした冷凍サイクル装置100を例に説明したが、冷凍サイクル装置100の構成をこれに限定するものではない。たとえば、図5に示すような空気調和装置(直膨空調から他の2次冷媒に熱移動させる方式のもの)でも同様に考えることができるのは言うまでもない。また、本実施の形態では、給湯ユニットFがある場合を例に説明したが、給湯ユニットFがない場合であっても、室内ユニットB及び室内ユニットC全体の空調負荷をバランスさせればよいことは言うまでもない。
図5は、本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Aと称する)の冷媒回路構成の別の一例を示す冷媒回路図である。図5に基づいて、冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路構成及び動作について説明する。図5では、冷凍サイクル装置100Aが、冷媒(熱源用冷媒)を循環させる冷凍サイクルを利用することで冷房負荷、及び、暖房負荷(又は給湯負荷)を同時に供給できる空気調和装置である場合を例に示している。なお、図5では図1との相違点を中心に説明し、図1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図5に示すように、熱源ユニットAと中継ユニット(以下、中継ユニットE1と称する)とが、中継ユニットE1に備えられている熱媒体間熱交換器71a及び熱媒体間熱交換器71bを介して冷媒配管5(高圧側接続配管106、低圧側接続配管107)で接続されている。また、中継ユニットE1と室内ユニット(以下、室内ユニットB1と称する)とも、熱媒体間熱交換器71a及び熱媒体間熱交換器71bを介して冷媒配管6で接続されている。なお、図5に示す室内ユニットの全部を便宜的に室内ユニットB1と称している。
[室内ユニットB1]
室内ユニットB1には、それぞれ室内熱交換器118が搭載されている。つまり、室内ユニットB1は、空調用絞り手段117が搭載されていない点で室内ユニットBと相違している。この室内熱交換器118は、冷媒配管6によって中継ユニットE1の熱媒体流量調整装置75と第2熱媒体流路切替装置76に接続するようになっている。この図5では、4台の室内ユニットB1が中継ユニットE1に接続されている場合を例に示しているが、室内ユニットB1の接続台数を4台に限定するものではない。
[中継ユニットE1]
中継ユニットE1には、2つの熱媒体間熱交換器71と、2つの絞り装置72と、2つの開閉装置73と、2つの第2冷媒流路切替装置74と、2つのポンプ80と、4つの第1熱媒体流路切替装置77と、4つの第2熱媒体流路切替装置76と、4つの熱媒体流量調整装置75と、が搭載されている。
2つの熱媒体間熱交換器71(熱媒体間熱交換器71a、熱媒体間熱交換器71b)は、凝縮器(放熱器)又は蒸発器として機能し、熱源側冷媒と熱媒体とで熱交換を行ない、熱源ユニットAで生成され熱源側冷媒に貯えられた冷熱又は温熱を熱媒体に伝達するものである。熱媒体間熱交換器71aは、絞り装置72aと第2冷媒流路切替装置74aとの間に設けられており、冷房暖房混在運転モード時において熱媒体の冷却に供するものである。また、熱媒体間熱交換器71bは、絞り装置72bと第2冷媒流路切替装置74bとの間に設けられており、冷房暖房混在運転モード時において熱媒体の加熱に供するものである。
2つの絞り装置72(絞り装置72a、絞り装置72b)は、減圧弁や膨張弁としての機能を有し、熱源側冷媒を減圧して膨張させるものである。絞り装置72aは、冷房運転時の熱源側冷媒の流れにおいて熱媒体間熱交換器71aの上流側に設けられている。絞り装置72bは、冷房運転時の熱源側冷媒の流れにおいて熱媒体間熱交換器71bの上流側に設けられている。2つの絞り装置72は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
2つの開閉装置73(開閉装置73a、開閉装置73b)は、二方弁等で構成されており、冷媒配管5を開閉するものである。開閉装置73aは、熱源側冷媒の入口側における冷媒配管5に設けられている。開閉装置73bは、熱源側冷媒の入口側と出口側の冷媒配管5を接続した配管に設けられている。2つの第2冷媒流路切替装置74(第2冷媒流路切替装置74a、第2冷媒流路切替装置74b)は、四方弁等で構成され、運転モードに応じて熱源側冷媒の流れを切り替えるものである。第2冷媒流路切替装置74aは、冷房運転時の熱源側冷媒の流れにおいて熱媒体間熱交換器71aの下流側に設けられている。第2冷媒流路切替装置74bは、全冷房運転時の熱源側冷媒の流れにおいて熱媒体間熱交換器71bの下流側に設けられている。
2つのポンプ80(ポンプ80a、ポンプ80b)は、冷媒配管6を導通する熱媒体を循環させるものである。ポンプ80aは、熱媒体間熱交換器71aと第2熱媒体流路切替装置76との間における冷媒配管6に設けられている。ポンプ80bは、熱媒体間熱交換器71bと第2熱媒体流路切替装置76との間における冷媒配管6に設けられている。2つのポンプ80は、たとえば容量制御可能なポンプ等で構成するとよい。
4つの第1熱媒体流路切替装置77は、三方弁等で構成されており、熱媒体の流路を切り替えるものである。第1熱媒体流路切替装置77は、室内ユニットB1の設置台数に応じた個数(ここでは4つ)が設けられるようになっている。第1熱媒体流路切替装置77は、三方のうちの一つが熱媒体間熱交換器71aに、三方のうちの一つが熱媒体間熱交換器71bに、三方のうちの一つが熱媒体流量調整装置75に、それぞれ接続され、室内熱交換器118の熱媒体流路の出口側に設けられている。
4つの第2熱媒体流路切替装置76は、三方弁等で構成されており、熱媒体の流路を切り替えるものである。第2熱媒体流路切替装置76は、室内ユニットBの設置台数に応じた個数(ここでは4つ)が設けられるようになっている。第2熱媒体流路切替装置76は、三方のうちの一つが熱媒体間熱交換器71aに、三方のうちの一つが熱媒体間熱交換器71bに、三方のうちの一つが室内熱交換器118に、それぞれ接続され、室内熱交換器118の熱媒体流路の入口側に設けられている。
4つの熱媒体流量調整装置75は、たとえばステッピングモーターを用いた二方弁等で構成されており、熱媒体流路となる冷媒配管6の開度を変更可能にし、熱媒体の流量を調整するものである。熱媒体流量調整装置75は、室内ユニットB1の設置台数に応じた個数(ここでは4つ)が設けられるようになっている。熱媒体流量調整装置75は、一方が室内熱交換器118に、他方が第1熱媒体流路切替装置77に、それぞれ接続され、室内熱交換器118の熱媒体流路の出口側に設けられている。なお、熱媒体流量調整装置75を室内熱交換器118の熱媒体流路の入口側に設けてもよい。
よって、冷凍サイクル装置100Aでは、熱源ユニットAと中継ユニットE1とが、中継ユニットE1に設けられている熱媒体間熱交換器71a及び熱媒体間熱交換器71bを介して接続され、中継ユニットE1と室内ユニットB1とも、熱媒体間熱交換器71a及び熱媒体間熱交換器71bを介して接続されている。すなわち、冷凍サイクル装置100Aでは、熱媒体間熱交換器71a及び熱媒体間熱交換器71bで空調用冷凍サイクル1を循環する熱源側冷媒と熱媒体循環回路(たとえば、図1で説明した給湯用冷凍サイクル2)を循環する熱媒体とが熱交換するようになっている。
以上のような構成の冷凍サイクル装置100Aによれば、暖房負荷(又は給湯負荷)に対して冷房負荷が大きい場合には、給湯負荷を運転させることにより、システムCOPを向上させ、省エネを実現しつつ、ランニングコストを低減することが可能となる。また、冷凍サイクル装置100Aによれば、暖房小容量運転時に暖房負荷(又は給湯負荷)を運転させることにより、空調用圧縮機101のモーター効率を改善し、省エネを更に実現しつつ、ランニングコストを低減することが可能となる。さらに、冷凍サイクル装置100Aによれば、暖房過負荷小容量運転となった場合に暖房負荷(又は給湯負荷)を運転させることにより、高圧圧力を低下させ、安定した運転を継続できる。
1 空調用冷凍サイクル、2 給湯用冷凍サイクル、3 給湯用負荷、5 冷媒配管、6 冷媒配管、7 伝送線、8 伝送線、9 伝送線、10 伝送線、21 給湯用圧縮機、22 給湯用絞り手段、31 水循環用ポンプ、32 貯湯タンク、33 給水バルブ、34 排水バルブ、35 水温センサー、36 水量センサー、41 冷媒熱交換器、45 冷媒配管、51 冷媒熱交換器、61 熱源ユニットコントローラー、62 中継ユニットコントローラー、63 室内ユニットコントローラー、64 給湯ユニットコントローラー、65 リモートコントローラー、66 集中コントローラー、71 熱媒体間熱交換器、71a 熱媒体間熱交換器、71b 熱媒体間熱交換器、72 絞り装置、72a 絞り装置、72b 絞り装置、73 開閉装置、73a 開閉装置、73b 開閉装置、74 冷媒流路切替装置、74a 冷媒流路切替装置、74b 冷媒流路切替装置、75 熱媒体流量調整装置、76 第2熱媒体流路切替装置、77 第1熱媒体流路切替装置、80 ポンプ、80a ポンプ、80b ポンプ、100 冷凍サイクル装置、100A 冷凍サイクル装置、101 空調用圧縮機、102 四方弁、103 室外熱交換器、104 アキュムレーター、105a 逆止弁、105b 逆止弁、105c 逆止弁、105d 逆止弁、106 高圧側接続配管、107 低圧側接続配管、108 気液分離器、109 第1分配部、109a 弁手段、109b 弁手段、110 第2分配部、110a 逆止弁、110b 逆止弁、111 内部熱交換器、112 第1中継機用絞り手段、113 内部熱交換器、114 第2中継機用絞り手段、115 第1会合部、116 第2会合部、116a 第2会合部、117 空調用絞り手段、118 室内熱交換器、119 給湯熱源用絞り手段、130 第1接続配管、131 第2接続配管、132 接続配管、133 接続配管、133a 接続配管、133b 接続配管、134 接続配管、134a 接続配管、134b 接続配管、135 接続配管、135a 接続配管、135b 接続配管、136 接続配管、136a 接続配管、136b 接続配管、203 貯湯水循環用配管、A 熱源ユニット、B 室内ユニット、B1 室内ユニット、C 室内ユニット、D 給湯熱源用回路、E 中継ユニット、E1 中継ユニット、F 給湯ユニット、F1 給湯ユニット、F2 給湯ユニット、a 接続部分、b 接続部分、c 接続部分、d 接続部分。

Claims (8)

  1. 少なくとも空調圧縮機及び熱源側熱交換器が搭載された少なくとも1台の熱源ユニットと、
    少なくとも利用側熱交換器が搭載された複数台の自動運転可能な利用側ユニットと、
    前記熱源ユニットと前記利用側ユニットとの間に介在し、前記熱源側ユニットで生成された温熱又は冷熱を前記利用側ユニットに伝達する少なくとも1台の中継ユニットとを備えた冷凍サイクル装置であって、
    前記複数台の自動運転可能な利用側ユニットの中で、停止中または自動運転中のものが1台以上存在するとき、該利用側ユニットが自動運転可能であると判断し、
    前記複数台の自動運転可能な利用側ユニットのうち停止中または自動運転中の前記利用側ユニットを利用して、前記複数台の利用側ユニットが実行する冷却負荷と加熱負荷とを均衡させるように前記複数台の利用側ユニットを運転させるものであり、
    前記自動運転中とは、使用者の操作によって設定され、自動で停止してはならない状態である
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 加熱負荷運転を実行している利用側ユニットの負荷の合計に対して、冷却負荷運転を実行している利用側ユニットの負荷の合計が大きいとき、
    前記複数台の利用側ユニットのうち停止中または自動運転中の前記利用側ユニットで加熱負荷運転を実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 冷却負荷なしの状態で加熱負荷も小さく、圧縮機運転周波数が所定値よりも低いとき、あるいは、外気温度及び室内温度が共に所定値よりも高く、高圧圧力が所定値よりも高いとき、
    加熱負荷運転を実行している利用側ユニットの負荷の合計に対して、冷却負荷運転を実行している利用側ユニットの負荷の合計が大きいと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記利用側ユニットが実行する加熱負荷運転が暖房運転又は給湯運転であり、
    前記利用側ユニットが実行する冷却負荷運転が冷房運転である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記利用側ユニットに対して、前記利用側ユニットが本来必要とする第一設定温度と、
    前記利用側ユニットを自動的に運転する際の第二設定温度との2つの温度を設定可能とし、
    前記第二設定温度が設定されている前記利用側ユニットを自動運転可能な利用側ユニットと判断している
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記いずれの運転も実行していない利用側ユニットが複数台あるとき、
    予め設定されている優先順位に基づいて加熱負荷運転を実行させる
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記いずれの運転も実行していない利用側ユニットがないとき、
    冷水を補充することによって加熱負荷運転を継続させる
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置に適用される情報伝達方法であって、
    前記熱源ユニットには熱源ユニットコントローラーが、前記中継ユニットには中継ユニットコントローラーが、前記利用側ユニットには利用側ユニットコントローラーが、それぞれ設けられており、
    各コントローラーの情報伝達によって、前記コントローラーのいずれかで前記複数台の利用側ユニットの負荷バランスを判定可能にしている
    ことを特徴とする情報伝達方法。
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