JP5641945B2 - 熱交換器及びこの熱交換器を用いた空気調和機 - Google Patents

熱交換器及びこの熱交換器を用いた空気調和機 Download PDF

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この発明は、ヘアピン伝熱管が間引かれた熱交換器およびこの熱交換器を用いた空気調和機に関するものである。
ヘアピン伝熱管が間引かれた従来の熱交換器として、例えば「複数のフィン30には、冷媒管31を挿通させるための複数の穴部40がそれぞれ形成され、これらの複数の穴部40は、冷却される空気の送流方向に沿って3列41、42、43に並べて配置されると共に、任意に選定した相互に隣り合う3つの穴部S1、S2、S3が略正三角形の頂点を構成するようにそれぞれ配置され、複数のヘアピン31は、U字形状における互いに対向する冷媒管のピッチが正三角形の一辺の長さと等しく、隣り合う穴部の列に跨って取り付けられる第1ヘアピン31aと、この第1ヘアピン31aの2倍のピッチを有し、3列のうち中央列を除く両端の列に跨って取り付けられる第2ヘアピン31bとを備える。」というものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば「フィン材1にパイプ2を挿入してなるクロスフィンチューブ形熱交換器のパイプ2を一部ぬいて熱交換器能力を小さくした熱交換器において、空気の入口部のパイプ2を多くぬいた構造を特徴とする熱交換器」というものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、例えば「空気流(A)方向に多数列(I,II,III・・・)で各列に多数設置した伝熱管(1)・・・に対して多数のフィン(2)・・・を所定間隔を置いて直交状に配設してなるクロスフィン型の空気熱交換器において、上記多数列(I,II,III・・・)の伝熱管(1)・・・の内、空気流の最上流側に位置する第1列目1の伝熱管(1)・・・を所定本数間引きしてなる空気熱交換器。」というものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2008−128562号公報(要約、図7) 実開昭50−122056号公報(第1頁、第3図) 実開昭62−34678号公報(第1頁、第1図)
熱交換器は、要求される能力に応じて設計及び製造をすればよいが、それでは手間及び費用が余計にかかる。そこで、特許文献1〜特許文献3のように伝熱管(特許文献1における冷媒管31、特許文献2におけるパイプ2。以下、ヘアピン伝熱管と記載する。)を間引きする技術が提案されている。しかし、特許文献1〜特許文献3に示したようなヘアピン伝熱管を間引きした従来の熱交換器は、ヘアピン伝熱管を間引きされた部分において強度が低下し、フィンの座屈等により熱交換器が変形してしまうという課題があった。また、ヘアピン伝熱管を間引きされた部分において熱交換が行われないため、熱交換効率が低下するという課題があった。
また、特許文献1〜特許文献3の熱交換器は、ヘアピン伝熱管が挿通する穴が3列に形成されたものであるが、熱交換能力を必要としない小能力の空気調和機に多く用いられる熱交換器として、ヘアピン伝熱管が挿通する穴を上下1列で構成したものがある。しかし、その場合、ヘアピン伝熱管を複数列に構成したものよりもさらに、強度の低下及び熱交換効率の低下が課題となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ヘアピン伝熱管が間引かれた熱交換器において、ヘアピン伝熱管を間引く前の熱交換器と比較した場合の強度の低下及び熱交換効率の低下を抑制することができる熱交換器を得るものである。
この発明における熱交換器は、ヘアピン伝熱管が間引きされた熱交換器であって、複数の穴部が上下一列のみ形成された平板状の伝熱フィンと、前記複数の穴部のうち、少なくとも一部の前記穴部に挿通させたU字形状の複数のヘアピン伝熱管と、を備え、前記ヘアピン伝熱管が挿通されていない前記穴部を隣接させないものである。
この発明は、ヘアピン伝熱管が間引かれた熱交換器において、ヘアピン伝熱管が挿通されていない穴部が隣接しないように構成したため、ヘアピン伝熱管を間引く前の熱交換器と比較した場合の強度の低下及び熱交換効率の低下を抑制できるという効果を有する。
この発明の実施の形態1における熱交換器を用いた空気調和機の冷媒回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における熱交換器を用いた空気調和機の室外ユニットの内部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の熱交換器の、ヘアピン伝熱管を間引きする前の状態を示す概略図である。 図3で図示した熱交換器をさらに模式的に示した模式図である。 この発明の実施の形態1の熱交換器を示す模式図である。 この発明の実施の形態2の熱交換器を示す模式図である。 この発明の実施の形態3の熱交換器を示す模式図である。 ヘアピン伝熱管が間引かれた熱交換器の一例を示す模式図である。 ヘアピン伝熱管を間引かれた熱交換器の別の例を示す模式図である。
以下、この発明における熱交換器の例について、図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における熱交換器を用いた冷媒回路の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態1における冷媒回路は、室外ユニット1と室内ユニット2とを有しており、室外ユニット1と室内ユニット2とは、室内外接続バルブ8a及び8bによって接続されている。室外ユニット1には、四方弁4、圧縮機3、室外熱交換器5、絞り部7、ファン10が設けられている。四方弁4は、配管を介して室内外接続バルブ8b、圧縮機3及び室外熱交換器5に接続されている。また、絞り部7は、配管を介して室外熱交換器5及び室内外接続バルブ8aに接続されている。また、ファン10は、室外熱交換器5に隣接して設置されている。なお、冷媒の流れ方向9は冷房運転時の冷媒の流れ方向を示している。
次に、図1に示す冷媒回路の動作の一例として、冷房運転時の動作を説明する。
圧縮機3によって圧縮されて高温・高圧となった冷媒は、圧縮機3の吐出側から四方弁4を介して、室外熱交換器5に送られる。そして、室外熱交換器5に送られた冷媒は、ファン10により送られた外気と熱交換することで放熱し、絞り部7に送られる。絞り部7において膨張し低圧となった冷媒は、室内熱交換器6において蒸発し、その蒸発熱により空気を冷却する。室内熱交換器6を通った冷媒は、四方弁4を介して圧縮機3の吸入側に送られ、再び圧縮機3により圧縮され高温・高圧の冷媒となる。なお、暖房運転時には、四方弁4により冷媒の流路を切替えることで、上記と逆の方向に冷媒が流れる。
図2は、この発明の実施の形態1の熱交換器を用いた空気調和機の室外ユニット1の内部を示す斜視図である。なお、図2のAの矢印が示す方向が、背面側であり、Bが示す方向が左側面側である。なお、以下の図面の説明においても図2の方向に従って説明することとする。
図2に示すように、室外ユニット1には、圧縮機3、室外熱交換器5、ファン10及び室内外接続バルブ8a及び8bが設置されている。
また、図2において、室外熱交換器5は、平面断面が略L字状となるように形成されており、室外ユニット1の図示しない筐体の一方の側面内壁と背面内壁とに沿う形状となっている。また、ファン10は、室外熱交換器5に囲まれる位置に設置されている。そして、ファン10を動作させることにより、室外ユニット1内に外気が流入し、その外気は室外熱交換器5を通過して前面の図示しない通気孔から外に送られる。また、ファン10と壁を隔てた位置に圧縮機3が設置されている。また、右側面の下部には室内外接続バルブ8a及び8bが設置されており、図示しない室内ユニット2に接続されている。なお、本実施の形態1の室外熱交換器5は、平面断面が略直線状となるように形成されていてもよく、その場合、例えば室外ユニット1の図示しない筐体の背面内壁と沿うように配置される。
本実施の形態1における熱交換器は、例えば上述した室外熱交換器5として用いられるものであるが、室内熱交換器6又は空気調和機以外の熱交換器等に用いてもよい。また、図1に示した冷媒回路及び図2に示した室外熱交換器5の構成については、上述した構成に限られるものではない。
また、以下の説明において、室外熱交換器5と室内熱交換器6等の他の熱交換器とを特に区別しない場合は、熱交換器と記載することとする。
次に、本実施の形態1における熱交換器のヘアピン伝熱管15を間引きする前の状態について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1における熱交換器の、ヘアピン伝熱管15を間引きする前の状態を示す概略図であり、(a)は右側面図、(b)は正面図である。図4は、図3で図示した熱交換器をさらに模式的に示した模式図であり、(a)は右側面図、(b)は正面図である。
図3及び図4に示す熱交換器は、平面断面が略直線状となるように形成されており、複数の伝熱フィン11と、これらを挿通するU字形状のヘアピン伝熱管15とを有する。複数の伝熱フィン11は、薄い板状であり、熱交換器を例えば室外ユニット1内に設置した状態において略垂直に設けられ、所定の間隔で複数枚積層されている。ヘアピン伝熱管15は、ヘアピン形状の伝熱管と、ヘアピン形状の伝熱管の両端に連結した2本の略直線形状の伝熱管とにより形成されている。
また、伝熱フィン11には、熱交換器を例えば室外ユニット1内に設置した状態において上下に一列となるように、穴部11aが形成されている。また、ヘアピン伝熱管15が、穴部11aを挿通し、上下に複数段設けられている。そして、上下のヘアピン伝熱管15は、Uベンド管16で接続されている。また、図3の(a)に示す空気の流れ方向18は、この熱交換器を例えば図2で示した室外熱交換器5に用いた場合の、空気が流れる方向を示している。図3及び図4に示すヘアピン伝熱管15を間引きする前の熱交換器は、通常、伝熱フィン11における全ての穴部11aにヘアピン伝熱管15が挿通されている。
図5はこの発明の実施の形態1の熱交換器を示す模式図であり、(a)は右側面図、(b)は正面図である。
図5(a)において、白色で示した穴部11aは、ヘアピン伝熱管15が挿通している部分であり、黒色で示した穴部11aは、ヘアピン伝熱管15が挿通していない部分である。また、図5(b)における破線は、仮にヘアピン伝熱管15を黒色で示した穴部11aに挿通させた場合にヘアピン伝熱管15が存在する部分を示している。なお、以下の全ての図面において、穴部11a及び破線は、上述した内容を示すものとする。
図5に示すように、この発明の実施の形態1の熱交換器は、ヘアピン伝熱管15を間引きしただけでなく、ヘアピン伝熱管15の配置を、間引きする前と変えている。そして、各ヘアピン伝熱管15の間隔を1/2本分づつ空け、その隣接しているヘアピン伝熱管15の間に穴部11aが一つ存在する構成としている。つまり、ヘアピン伝熱管15が挿通していない穴部11aが隣接しない構成となっている。そして、Uベンド管16は、このヘアピン伝熱管15の間隔に合わせた長さのものが用いられている。
次に、本実施の形態1の熱交換器との比較のため、ヘアピン伝熱管15の配置を変えずに間引きした熱交換器について説明する。
図8は、ヘアピン伝熱管が間引かれた熱交換器の一例を示す模式図である。また、図9は、ヘアピン伝熱管が間引かれた熱交換器の別の例を示す模式図である。
なお、図8及び図9に示す熱交換器において、ヘアピン伝熱管を間引きする前の状態は図4に示したものと同じである。
図8及び図9に示す熱交換器は、上下1列に複数の穴部11aが形成された平板状の伝熱フィン11と、伝熱フィン11の穴部11aに挿通されたU字形状の複数のヘアピン伝熱管15とを備えるものである。また、熱交換器の能力を小さくするために、図8に示す熱交換器は、4本のヘアピン伝熱管15が間引きされており、図9に示す熱交換器は、2本のヘアピン伝熱管15が間引きされている。
図8及び図9において、ヘアピン伝熱管15の配置を変えずに間引きをしているので、間引きをしたことによりヘアピン伝熱管15が挿通していない穴部11aが連続して2つ並ぶことになる。よって、この間引きされた部分において、強度の低下及び熱交換率の低下が課題となる。
一方、図5に示した本実施の形態1における熱交換器は、図8で示した熱交換器とヘアピン伝熱管15の数は同じであるが、間引きによって生じたヘアピン伝熱管15の上下方向の間隔は、その最大長さが従来の2/3になる。そのため、ヘアピン伝熱管15の間引きによる強度の低下を抑制できる。
また、ヘアピン伝熱管15同士の上下方向の間隔の最大長さが大きい場合、その間隔においては、熱交換器を通過する空気とヘアピン伝熱管15内を通過する冷媒との熱交換が少なくなる。しかし、本実施の形態1における熱交換器は、上述したようにヘアピン伝熱管15の上下方向の間隔の最大長さが最小限となるため、間引きによる熱交換効率の低下を抑制できる。
以上のように、本実施の形態1におけるヘアピン伝熱管15を間引きした熱交換器は、例えば図8に示した方法で同数間引きした場合と比べ、間引き前に対する強度の低下を抑制できる。そのため、例えば、本実施の形態1における熱交換器を用いた空気調和機の運搬作業において誤って落下させてしまった場合等においても、ヘアピン伝熱管15が存在しない部分で伝熱フィン11が座屈しにくいので熱交換器全体の変形を抑制できる。これにより、品質向上と運搬時間の短縮ができるという効果を有する。
また、本実施の形態1におけるヘアピン伝熱管15を間引きした熱交換器は、例えば図8に示した方法で同数間引きした場合と比べ、間引き前に対する熱交換効率の低下を抑制できる。そのため、ヘアピン伝熱管15を間引きしても熱交換器の性能の低下を抑制することができるという効果を有する。
また、仮に、従来の熱交換器と同じ強度及び同じ熱交換効率を得ようとした場合に、より多くのヘアピン伝熱管を間引くことができるので、コストを削減できるという効果を有する。
なお、熱交換器のコスト削減のために、例えばヘアピン伝熱管の管径を細くして肉厚も薄くしたり、伝熱フィンも幅を小さくし肉厚も薄くする場合がある。このような熱交換器は、強度が低くなるという課題がある。そのため、このような熱交換器においても、本実施の形態1に示した構成を用いることで強度の低下を抑制することできる。
実施の形態2.
以下に、ヘアピン伝熱管15を間引きする位置を上半分と下半分で異なるようにすることで、さらに強度の低下と熱交換効率の低下を抑制する例について説明する。なお、本実施の形態1において、特に説明しない構成及び機能については、実施の形態1と同じであるものとする。
図6はこの発明の実施の形態2の熱交換器を示す模式図であり、(a)は右側面図、(b)は正面図である。
図6に示すように、この発明の実施の形態2の熱交換器は、ヘアピン伝熱管15を間引いた部分が上半分と下半分で異なっている。熱交換器の上半分においては、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが3つあり、下半分にはヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが一つある。
前述したように、従来の熱交換器は、運搬作業中等に誤って落下させてしまった場合等にヘアピン伝熱管15が存在しない部分で伝熱フィン11が座屈し熱交換器全体が変形する場合がある。この際に、熱交換器は、上部よりも下部に掛かる荷重がより大きいので、下部において伝熱フィン11の座屈等により熱交換器が変形する可能性が高い。
そこで、本実施の形態2における熱交換器は、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが上半分よりも下半分が少なくなるように構成し、荷重の大きい下部での強度が高くなるように構成されている。そのため、運搬作業等において変形しにくい熱交換器を得ることができる。
また、本実施の形態2における熱交換器は、実施の形態1における熱交換器と同様に、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが隣接しないように構成されている。これにより、ヘアピン伝熱管15を間引きしない熱交換器と比較した場合の強度の低下及び熱交換効率の低下を抑制できるという効果を有する。
以上のように、本実施の形態2における熱交換器は、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが上半分よりも下半分が少なくなるように構成した。これにより、本実施の形態2における熱交換器を用いた空気調和機が、例えば落下した場合に、より荷重の掛かる下部において強度が高いため、伝熱フィン11の座屈等による熱交換器の変形がしにくいという効果を有する。
また、実施の形態1における熱交換器と同様に、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが隣接しないように構成されている。これにより、ヘアピン伝熱管15を間引きしない熱交換器と比較した場合の強度の低下及び熱交換効率の低下を抑制できるという効果を有する。
実施の形態3.
本実施の形態3においては、従来の熱交換器と比べてヘアピン伝熱管15同士の間隔を空けることなく実施の形態1及び2と同様の効果を得られる熱交換器について説明する。
図7は、この発明の実施の形態3の熱交換器を示す模式図であり、(a)は右側面図、(b)は正面図である。
図7に示す熱交換器は、ヘアピン伝熱管25とヘアピン伝熱管15の2種類の伝熱管が用いられている。ヘアピン伝熱管25は、ヘアピン伝熱管15と同様にヘアピン形状の伝熱管と、ヘアピン形状の伝熱管の両端に連結した2本の略直線形状の伝熱管とにより形成されている。ヘアピン伝熱管25は、ヘアピン伝熱管15と比べて曲げRが大きく、2本の略直線形状の伝熱管の間隔が大きい。そして、略直線形状の伝熱管の間隔は、伝熱フィン11の穴部11a同士の間隔の略2倍となっている。このようなヘアピン伝熱管25を用いた場合、ヘアピン伝熱管25の略直線部分の伝熱管の間、つまり一つのヘアピン伝熱管25の間に穴部11aが一つある構成となる。これにより、実施の形態1と同様に、間引きによって生じた伝熱管の上下方向の間隔は、その最大長さが図8に示す従来の熱交換器の2/3になる。そのため、ヘアピン伝熱管15の間引きによる熱交換器の強度の低下及び熱交換効率の低下を抑制することができる。
また、図7に示すように、ヘアピン伝熱管25は、熱交換器の下半分よりも上半分に多く使われている。これにより、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aが上半分よりも下半分が少なくなるように構成している。そのため、実施の形態2と同様に、下部における強度が高いので、熱交換器に落下等の衝撃が与えられた場合に、変形する可能性の少ない熱交換器を得ることができる。
また、本実施の形態3における熱交換器は、ヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aの数が上半分と下半分で異なるが、ヘアピン伝熱管25及びヘアピン伝熱管15同士の間隔は同じであるため、Uベンド管16は共通のものを用いることができる。
以上のように、本実施の形態3における熱交換器は、実施の形態1及び2と同様の効果を有する。また、ヘアピン伝熱管25及びヘアピン伝熱管15同士の間隔は同じであるため、Uベンド管16は共通のものを用いることができる。
なお、本実施の形態3では、実施の形態2と同様にヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aの数が上半分と下半分で異なる例を示したが、このような例に限られない。例えば、実施の形態1と同様にヘアピン伝熱管15が挿通しない穴部11aの数が上半分と下半分で同じとなるように構成してもよい。その場合、ヘアピン伝熱管15を用いずに、ヘアピン伝熱管25のみを用いればよい。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
1 室外ユニット、2 室内ユニット、3 圧縮機、4 四方弁、5 室外熱交換器、6 室内熱交換器、7 絞り部、8 室内外接続バルブ、9 冷媒の流れ方向、10 ファン、11 伝熱フィン、11a 穴部、15,25 ヘアピン伝熱管、16 Uベンド管、17a 冷媒入口、17b 冷媒出口、18 空気の流れ方向。

Claims (4)

  1. ヘアピン伝熱管が間引きされた熱交換器であって、
    複数の穴部が上下一列のみ形成された平板状の伝熱フィンと、
    前記複数の穴部のうち、少なくとも一部の前記穴部に挿通させたU字形状の複数のヘアピン伝熱管と、
    を備え、
    前記ヘアピン伝熱管が挿通されていない前記穴部を隣接させないことを特徴とする熱交換器。
  2. ヘアピン伝熱管が間引きされた熱交換器であって、
    複数の穴部が上下一列に形成された平板状の伝熱フィンと、
    前記複数の穴部のうち、少なくとも一部の前記穴部に挿通させたU字形状の複数のヘアピン伝熱管と、
    を備え、
    前記ヘアピン伝熱管が挿通されていない前記穴部を隣接させないように、前記複数のヘアピン伝熱管が挿通されており、
    前記ヘアピン伝熱管が挿通されていない前記穴部は、
    前記伝熱フィンにおける下半分より上半分に多くあることを特徴とする熱交換器。
  3. ヘアピン伝熱管が間引きされた熱交換器であって、
    複数の穴部が上下一列に形成された平板状の伝熱フィンと、
    前記複数の穴部のうち、少なくとも一部の前記穴部に挿通させたU字形状の複数のヘアピン伝熱管と、
    を備え、
    前記ヘアピン伝熱管が挿通されていない前記穴部を隣接させないように、前記複数のヘアピン伝熱管が挿通されており、
    前記ヘアピン伝熱管が挿通されていない前記穴部の少なくとも一つは、一つの前記ヘアピン伝熱管の間に配置されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱交換器を用いたことを特徴とする空気調和機。
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