JP5640550B2 - 色変換指示装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、色変換処理の複数の対象色の設定を含む処理設定を受け付け、該受け付けた対象色に関する色変換を画像処理装置に指示する色変換指示装置およびプログラムに関する。
従来より、この種の色変換指示装置としては、カラー画像中の所定の色を除去するドロップアウト処理が可能な画像処理装置に対して処理の対象色を指示するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、色空間を複数の色空間領域に分割して各色空間領域の代表色をカラーパレットとして並べて受付画面に表示する。そして、受付画面上でカラーパレットから代表色が指定されると、指定された代表色の色空間領域に含まれる色をドロップアウト処理の対象色として画像処理装置に指示するものとしている。
特開2006−339874号公報
上述した装置は、カラーパレットから1つの代表色の選択を受け付けて指示するものであるため、複数の色をドロップアウト処理の対象色として受け付けて一度に指示することはできない。このため、対象色として複数の色を画像処理装置に指示する場合には、1つの対象色の指定を受け付けて指示を出力した後に、受付画面を介して再び次の対象色の指定を受け付ける必要があり、ユーザーの操作が煩雑なものとなってしまう。一方で、複数の対象色の指定を受け付けるためにカラーパレットを複数並べて表示することも考えられるが、受付画面が大型化してしまう。
本発明の色変換指示装置およびプログラムは、受付画面の大型化を防止しつつ色変換処理における複数の対象色の設定を操作性よく受け付けることを主目的とする。
本発明の色変換指示装置およびプログラムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の色変換指示装置は、
色変換処理の複数の対象色の設定を含む処理設定を受け付け、該受け付けた対象色に関する色変換を画像処理装置に指示する色変換指示装置であって、
前記複数の対象色の指定を切り替える指定切替欄と、連続的に変化する色相が帯状に表示される色相表示部および前記複数の対象色の各色相範囲を設定する複数の範囲設定部により構成される色相範囲設定欄と、前記各色相範囲のそれぞれに従属する従属項目を設定する従属項目設定欄とがレイアウトされた受付画面を表示する受付画面表示手段と、
前記指定切替欄の対象色の指定の切り替えに伴って、前記色相範囲設定欄の複数の範囲設定部のうち前記切り替えられた対象色に対応する範囲設定部を色相範囲の設定が可能となるようアクティブ表示に切り替えて残りの範囲設定部を色相範囲の設定が不能となるよう前記アクティブ表示とは異なる表示に切り替えると共に前記従属項目設定欄のうち前記アクティブ表示に切り替えられた範囲設定部に対応する従属項目の設定が可能となるよう表示を切り替える表示切替手段と、
前記色相範囲設定欄における前記アクティブ表示に切り替えられた範囲設定部を用いた色相範囲の設定を受け付けると共に前記従属項目設定欄における従属項目の設定を前記受け付けた色相範囲の設定に従属させて受け付ける設定受付手段と
を備え、
前記受付画面は、前記帯状の色相表示部の長手方向に直交する方向の領域に前記指定切替欄と前記従属項目設定欄とがレイアウトされてなることを特徴とする。
この本発明の色変換指示装置では、受付画面には、連続的に変化する色相が帯状に表示される色相表示部および複数の対象色の各色相範囲を設定する複数の範囲設定部により構成される色相範囲設定欄がレイアウトされ、また、複数の対象色の指定を切り替える指定切替欄と各色相範囲のそれぞれに従属する従属項目を設定する従属項目設定欄とが色相表示部の長手方向に直交する方向の領域にレイアウトされている。そして、指定切替欄の対象色の指定の切り替えに伴って、色相範囲設定欄の複数の範囲設定部のうち切り替えられた対象色に対応する範囲設定部を色相範囲の設定が可能となるようアクティブ表示に切り替えて残りの範囲設定部を色相範囲の設定が不能となるようアクティブ表示とは異なる表示に切り替えて、色相範囲の設定を受け付ける。また、従属項目設定欄のうちアクティブ表示に切り替えられた範囲設定部に対応する従属項目の設定が可能となるよう表示を切り替えて、受け付けた色相範囲の設定に従属させて従属項目の設定を受け付ける。これにより、複数の対象色の色相範囲の設定と各色相範囲に従属する従属項目の設定とを1つの受付画面を介して受け付けることができる。また、色相が帯状に表示された色相表示部を用いるから、色相がパレット状に表示されるものや色相が環状に表示される色相環を用いるものに比して、複数の対象色を指定する場合の必要なスペースを小さくすることができ、受付画面が大型化するのを防止することができる。この結果、受付画面の大型化を防止しつつ色変換処理の複数の対象色の設定を操作性よく受け付けることができる。ここで、色変換処理としては、カラー画像から対象色を除去するドロップアウト処理や、ドロップアウト処理とは逆に対象色を強調する色強調処理などが挙げられる。
こうした本発明の色変換指示装置において、前記受付画面は、前記複数の範囲設定部毎に前記色相範囲の両端位置を示す2本1組の境界線が前記色相表示部上にレイアウトされ、前記表示切替手段は、前記範囲設定部のアクティブ表示として、前記アクティブ表示とは異なる表示の範囲設定部により設定される他の色相範囲と重なる範囲を含めて前記色相表示部上の全範囲を前記2本1組の境界線の各々がスライド可能な表示に切り替える手段であり、前記設定受付手段は、前記他の色相範囲と重なる範囲を含めて前記2本1組の境界線に挟まれる範囲を前記色相範囲として設定を受け付ける手段であるものとすることもできる。こうすれば、色相範囲の重複を許容して対象色の指定を受け付けることができるから、重複した色相範囲においてそれぞれ別個の従属項目を設定することができる。この態様の本発明の色変換指示装置において、前記受付画面は、前記色相表示部がその両端が連続した色相となるよう形成され、前記表示切替手段は、前記スライド可能な表示に切り替えられた2本1組の境界線のうち一方の境界線が前記色相表示部の一端を超えてスライドされた場合には、前記一方の境界線が他端側に表れるよう表示を切り替える手段であり、前記設定受付手段は、前記他端から前記一方の境界線までの範囲と前記一端から他方の境界線までの範囲とを前記色相範囲として設定を受け付ける手段であるものとすることもできる。こうすれば、省スペース化を目的として帯状の色相表示部を用いた場合であっても、両端で色相の連続性が途切れることがないから、操作性が損なわれることはない。
また、本発明の色変換指示装置において、前記受付画面は、前記従属項目設定欄が前記各色相範囲のそれぞれの設定に共用される欄としてレイアウトされ、前記設定受付手段は、前記共用される従属項目設定欄を用いて設定された従属項目を前記アクティブ表示に切り替えられた範囲設定部により設定される色相範囲に従属する項目として受け付ける手段であるものとすることもできる。こうすれば、従属項目設定欄に必要とされるスペースを少なくすることができるから、受付画面の大型化をさらに防止することができる。
そして、カラー画像を構成する画素の階調値から色相と明度とを取得し該取得した色相が前記設定される対象色の色相範囲に該当する画素を処理対象画素として前記取得した明度を用いた色変換処理を行なう画像処理装置に対して、前記対象色に関する色変換を指示する上述したいずれかの態様の本発明の色変換指示装置であって、前記受付画面は、前記従属項目設定欄として、前記各色相範囲毎に前記処理対象画素とされる画素の明度を調整可能な項目がレイアウトされてなるものとすることもできる。ここで、このような明度の調整としては、感度の調整が挙げられる。
本発明のプログラムは、コンピューターを上述したいずれかの本発明の色変換指示装置として機能させるためのものである。このプログラムは、コンピューターが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピューターから別のコンピューターへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムをコンピューターに実行させれば、上述した色変換指示装置と同様の効果を得ることができる。
スキャンシステム10の構成の概略を示す構成図。 画質調整画面40の一例を示す説明図。 ドロップアウト色設定画面60の一例を示す説明図。 複数の対象色の色相範囲を設定する様子を示す説明図。 ドロップアウト処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 対象画素の設定処理の一例を示すフローチャート。 ドロップアウト用色変換処理の一例を示すフローチャート。 明度変換処理に用いる変換曲線L1,L2を示す説明図。 色変換用の基準係数d1,d2,d3の一例を示す説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるスキャンシステム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のスキャンシステム10は、ユーザーコンピューター(ユーザーPC)20と、ユーザーPC20にUSBケーブル12を介して接続されるプリンター30とにより構成されている。
ユーザーPC20は、各種制御を実行するCPU22や各種制御プログラムを記憶するROM23,データを一時的に記憶するRAM24などを備えたコントローラー21と、各種アプリケーションプログラムや各種ドライバー,データファイルなどを記憶するハードディスクドライブ(HDD)25と、キーボードやマウスなどの操作部26と、ディスプレイとしての表示部27とを備え、これらがバス29を介して電気的に接続された汎用のパーソナルコンピューターである。このユーザーPC20のHDD25には、ユーザーPC20とプリンター30との間で印刷データやスキャンデータなどのデータの送受信や印刷処理やスキャン処理に関する各種設定を行なうために用いられるドライバー(プリンタードライバーおよびスキャナードライバー)25aが記憶されている。このドライバー25aは、スキャン処理する際に、ある特定の色を除去するいわゆるドロップアウト処理を行なうドロップアウト機能と、ドロップアウト処理とは逆にある特定の色を強調するいわゆる色強調処理を行なう色強調機能とを有している。
プリンター30は、装置全体の制御を司るコントローラー31と、着色剤としてインクを用紙Sに吐出することにより印刷を行なう印刷機構32と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データを生成するスキャナー機構33とを備え、これらが図示しないバスを介して電気的に接続されているマルチファンクションプリンターである。なお、印刷機構32は、図示しない印刷ヘッドから用紙SへC(シアン),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(B)の各色のインクを吐出することにより印刷を行なう周知のインクジェット方式のカラープリンター機構として構成されている。また、スキャナー機構33は、周知のイメージスキャナーとして構成され、原稿に向かって発光したあとの反射光をレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色に分解したRGBデータをスキャン画像とする周知のカラーイメージセンサーを備える。なお、RGBデータは、縦横のマトリックス状に画素が配置され、配置される画素の各値は濃淡に応じて値0〜255の256階調(8ビット)で表されるものとする。
次に、こうして構成された本実施形態のスキャンシステム10の動作、特に、ドロップアウト処理を伴ってスキャン処理する際の動作について説明する。ユーザーの操作部26の操作によりスキャン処理が選択されると、ユーザーPC20のCPU22は、HDD25からドライバー25aを読み出して、メイン画面を表示部27に表示させ、そのメイン画面から「ドロップアウト/色強調」タブが選択されると、画質調整画面40に切り替える。図2は、画質調整画面40の一例を示す説明図である。なお、本実施形態では、「ドロップアウト/色強調」タブの選択により画質調整画面40に切り替えるものとしたが、メイン画面に画質調整画面40が含まれる画面構成としても構わない。以下、この画質調整画面40について説明する。
この画質調整画面40は、スキャン処理した画像データの出力を設定する出力設定欄41と、画像データの画質を調整する画質調整欄45と、各種ボタンからなるボタン群50とにより構成されている。出力設定欄41には、カラーかグレー,モノクロのいずれの画像を出力するかを選択的に設定可能なラジオボタン42a〜42cと、プルダウン形式で出力画像の解像度を設定可能なリストボックス43とがレイアウトされている。この出力設定欄41における設定は、CPU22によりRAM24に登録される。また、画質調整欄45には、ドロップアウト処理か色強調処理のいずれを行なうかを選択的に設定可能なラジオボタン46a,46bと、プルダウン形式でドロップアウト処理の対象色を設定可能なリストボックス47aと、プルダウン形式で色強調処理の対象色を設定可能なリストボックス47bと、出力画像の明るさの調整が可能でその調整値が数値ボックス48aに表示される明るさ用スライドバー48と、出力画像のコントラストの調整が可能でその調整値が数値ボックス49aに表示されるコントラスト用スライドバー49とがレイアウトされている。なお、明るさ用スライドバー48やコントラスト用スライドバー49では、数値ボックス48a,49aに数値を入力することによっても設定が可能となっている。そして、ボタン群50には、スキャン画像をプレビュー表示させるためのプレビューボタン51と、本スキャンを行なうための本スキャンボタン52と、ヘルプ画面を読み出すためのヘルプボタン53と、各種環境設定を行なうための環境設定ボタン54と、処理を終了するための閉じるボタン55とがレイアウトされている。
ここで、ドロップアウト処理や色強調処理の対象色を設定するリストボックス47a,47bでは、対象色として赤、青、緑などの既定の色やユーザーがカスタマイズ可能な「ユーザー設定」色を選択することができる。ドロップアウト処理の対象色を設定するリストボックス47aにおいて「ユーザー設定」が選択されると、CPU22は、ドロップアウト色設定画面60を読み出して表示部27に表示させる。ここで、図3は、ドロップアウト色設定画面60の一例を示す説明図である。以下、このドロップアウト色設定画面60について説明する。なお、ドロップアウト色設定画面60を読み出す際に画像のプレスキャンが行なわれていなければ、CPU22はプリンター30のスキャナー機構33にスキャン指示を出力してプレスキャンを行なう。また、色強調処理の対象色を設定するリストボックス47bにおいて「ユーザー設定」が選択された場合には色強調色設定画面が表示されるが、ドロップアウト色設定画面60と同様な画面であるため、その図示および説明は省略する。
このドロップアウト色設定画面60は、登録済みの色設定を呼び出したり新たな色設定を登録したりする設定登録欄61と、ドロップアウト処理の対象となる複数の対象色の指定を切り替えたり各対象色について色相範囲を調整したり調整された色相範囲に対して感度や強度を調整したりする調整欄65と、処理対象の画像から対象色を抽出するための抽出欄75と、各種ボタンからなるボタン群80とにより構成されている。
設定登録欄61には、プルダウン形式で登録済みの色設定を選択可能なリストボックス62と、現在の色設定を登録するための保存ボタン63と、リストボックス62のプルダウンメニューから登録済みの色設定を削除するための削除ボタン64とがレイアウトされている。この設定登録欄61では、ユーザーの操作部26の操作により設定名が入力され保存ボタン63が押下(クリック)されると、CPU22は、そのときの調整欄65の設定内容をHDD25の所定領域に記憶して、以降はリストボックス62のプルダウンメニューからの読み出しを可能とする。また、調整欄65には、指定色番号(本実施形態では、値1〜5)に対応して対象色の指定を切替可能なラジオボタン65a〜65eと、新たな対象色を指定するための追加ボタン66と、指定された対象色の設定を削除するための削除ボタン67と、0°から360°までの色相が連続的に表示されると共に両端部における色相が連続する帯状の色相バー68と、色相バー68に重ねて表示され両端を示す2本の境界線により囲まれる範囲を対象色の色相範囲として設定可能なスライダー69と、スライダー69の左端の境界線の位置が表示される数値ボックス70aと、スライダー69の右端の境界線の位置が表示される数値ボックス70bと、感度の調整が可能であってその調整値が数値ボックス71aに表示される感度用スライドバー71と、強度の調整が可能であってその調整値が数値ボックス72aに表示される強度用スライドバー72と、各種設定をリセットするリセットボタン73とがレイアウトされている。なお、スライダー69は、2本の境界線をそれぞれスライドさせることにより色相範囲の設定が可能で、数値ボックス70a,70bに数値を入力することによっても設定が可能となっている。また、感度用スライドバー71や強度用スライドバー72も同様に数値ボックス71a,72aに数値を入力することによっても設定が可能となっている。そして、抽出欄75には、プレスキャンされた画像をプレビュー画像Pとして表示するためのプレビュー領域76と、プレビュー領域76に表示されたプレビュー画像Pから所望の色を抽出(選択)するためのスポイトを模した抽出アイコン77と、抽出アイコン77による抽出位置78aが拡大表示された拡大表示領域78とがレイアウトされている。そして、ボタン群80には、チェックを入れることによりプレビュー画像Pのプレビュー領域76への表示を指示可能なチェックボックス81と、ヘルプ画面を読み出すためのヘルプボタン82と、ドロップアウト色設定画面60を閉じるための閉じるボタン83とがレイアウトされている。
ここで、ユーザーの操作部26の操作により追加ボタン66が押下されると、CPU22は、ラジオボタン65a〜65eのうち未登録のラジオボタンに切り替える。そして、抽出アイコン77が操作されてプレビュー画像Pからユーザーがドロップアウトを所望する色が選択されると、その色に対応する範囲のスライダー69を新たに色相バー68上に表示する。ここで、抽出アイコン77により選択される色に対応する範囲は、抽出位置78aに含まれる画素のRGBデータから色相を取得してそのヒストグラムを作成し、作成したヒストグラムにおける色相のピーク値を中心とする所定範囲などに設定することができる。なお、RGBデータから色相の取得については後述する。このように、本実施形態では、プレビュー画像Pからユーザーによる色の選択を受けてスライダー69が色相バー68上に表示されるから、カラーパレットなどから単に色を選択するものに比してより所望の色に近い対象色を選択することができる。本実施形態では、ドロップアウト処理の対象色として、指定色番号1〜5の最大5色が設定可能となっており、ラジオボタン65a〜65eの切り替えに伴って指定色番号1〜5の各対象色に対応する色相範囲をスライダー69を用いて設定できるようになっている。なお、本実施形態では、最大5色を設定可能としているが、6色以上を設定可能としても構わない。以下、この複数の対象色の色相範囲の設定について説明する。図4は、複数の対象色の色相範囲を設定する様子を示す説明図である。なお、図4では、ラジオボタン65a〜65cを用いて指定色番号1〜3の3つの色が設定される様子を示し、指定色番号1〜3に対応する色相の範囲をそれぞれ色相範囲HR1〜HR3とする。
まず、図4(a)に示すように、指定色番号1に対応するラジオボタン65aが選択されている場合には、CPU22により指定色番号1に対応するスライダー69aが図中実線で示すアクティブ表示とされる。このため、スライダー69aの両端の境界線をユーザーの操作部26の操作によりスライドさせて指定色番号1の色相範囲HR1が設定可能となる。また、数値ボックス70a,70bには、スライダー69aの両端の境界線に対応する数値がそれぞれ表示される。一方、指定色番号2,3に対応するラジオボタン65b,65cは非選択とされるため、指定色番号2,3に対応するスライダー69b,69cが図中点線で示す非アクティブ表示とされる。このため、スライダー69b,69cの両端の境界線がスライド不能となり、色相範囲HR2や色相範囲HR3の設定が不能となる。ここで、アクティブ表示されたスライダー69aは、他の色相範囲HR2,HR3を含めて色相バー68上の全ての範囲をスライド可能となっている。
次に、図4(b)に示すように、図4(a)の状態からスライダー69aの図中右端の境界線がスライドされると、色相範囲HR1が右方向に拡大されると共に数値ボックス70bの値が変化する。このとき、拡大された色相範囲HR1は色相範囲HR2と重複したものとなっている。本実施形態では、このように色相範囲HRが互いに重複するのを許容しており、CPU22は、他の色相範囲と重複する範囲を含む範囲を指定色番号1の色相範囲HR1として受け付けてRAM24に登録する。なお、本実施形態では、色相範囲HRは、各スライダー69の両端の境界線で指定される範囲をそのまま受け付けて登録するものとした。また、図4では図示は省略したが、感度用スライドバー71による感度の調整や強度用スライドバー72による強度の調整がなされていれば、CPU22は、それぞれ感度パラメーターTs,強度パラメータTdとして受け付けて色相範囲HR1に従属させて登録する。なお、それらの調整がなされていない場合には、各パラメーターにはデフォルト値が登録される。
そして、図4(c)に示すように、ラジオボタン65aから指定色番号3に対応するラジオボタン65cに選択が切り替えられると、CPU22によりスライダー69aがアクティブ表示から非アクティブ表示に切り替えられると共に指定色番号3に対応するスライダー69cが非アクティブ表示からアクティブ表示に切り替えられる。なお、スライダー69bは非アクティブ表示のままとされる。また、数値ボックス70a,70bは、それぞれスライダー69cの両端の境界線に対応する数値の表示に切り替えられる。これにより、スライダー69cによる指定色番号3の色相範囲HR3の設定が可能となり、感度や強度の調整がなされていれば、感度パラメーターTs,強度パラメータTdを色相範囲HR3に従属させて登録する。このように、各スライダー69a〜69cにより設定された各色相範囲HR1〜HR3を登録することができると共に感度パラメーターTs,強度パラメータTdを各色相範囲HR1〜HR3にそれぞれに従属させて登録することができる。このような複数の色相範囲の設定を、帯状の色相バー68とそれに重ねて表示されるスライダー69とを用いて行なうものとしている。また、調整欄65には、帯状の色相バー68の長手方向に直交する方向の領域に、ラジオボタン65a〜65eや感度用スライドバー71,強度用スライドバー72をレイアウトするものとしている。これらのことから、複数の対象色を指定可能な場合であっても、色相が環状に表示される色相環や色相がパレット状に表示されるものを用いる場合に比して効率のよいレイアウトを可能として、調整欄65の省スペース化を図ることができる。また、感度と強度の調整においては、感度用スライドバー71と強度用スライドバー72とを各色相範囲に共用するものとしたから、調整欄65の更なる省スペース化を図ることができる。したがって、ドロップアウト色設定画面60が大型化するのを防止することができる。また、各色相範囲HR1〜HR3の重複を許容するから、重複する色相範囲HRにおいて感度パラメーターTsや強度パラメータTdに異なる値を設定することもできる。
さらに、アクティブ表示とされたスライダー69cにおいて図中右端の境界線が色相バー68の右端を超えてスライドされると、図4(d)に示すように、CPU22は、右端の境界線(図4(d)中、(R)と表示)を色相バー68の左端側に表示する。ここで、上述したように、色相バー68は両端の色相が連続したものとなっている。このため、図4(d)に示す場合には、CPU22は、スライダー69cの左端の境界線(図4(d)中、(L)と表示)と色相バー68の右端までの範囲と、スライダー69cの右端の境界線と色相バー68の左端までの範囲とを合わせた色相範囲HR3を、色相が連続した範囲として受け付けることができる。このように、色相バー68として帯状のバーを用いた場合であっても、色相バー68の両端で色相の連続性が途切れるものではないから操作性よく色相範囲HRを設定することができる。
こうして、ドロップアウト処理の対象色の設定を受け付けて閉じるボタン83が押下されると、CPU22はドロップアウト色設定画面60を閉じる。そして、画質調整画面40において、本スキャンボタン52が押下されると、ドロップアウト処理が開始される。この処理は、CPU22によりドロップアウト処理ルーチンが読み出されて実行される。図5は、ドロップアウト処理ルーチンの一例を示す説明図である。なお、本実施形態では、画質調整画面40の出力設定欄41において、出力画像としてグレーやモノクロが設定された場合について説明する。
このルーチンが開始されると、CPU22は、まず、画像データ(RGBデータ)を入力する(ステップS100)。ここでは、本スキャンボタン52の押下に伴って、プリンター30のスキャナー機構33へスキャン指示が出力されており、そのスキャン指示を受けて駆動したスキャナー機構33によりスキャンされた画像データを入力するものとした。なお、プレスキャンした画像データを入力するものなどとしてもよい。画像データを入力すると、ドロップアウト処理の対象となるドロップアウト対象画素を設定する(ステップS110)。この処理は、図6に示す対象画素の設定処理により行なわれる。ここで、ドロップアウト処理ルーチンの説明を中断して、対象画素の設定処理について説明する。
この対象画素の設定処理では、まず、判定画素を選定し(ステップS300)、選定した判定画素のRGB値を入力する(ステップS310)。ここで、判定画素の選定は、画像データを構成する画素のうち左上の画素から順に右方向に選定し、右方向に未選定の画素がなくなると一段下の左端の画素から順に右方向に選定することにより行なわれる。次に、入力したRGB値に対し色空間の変換処理を行なって色相Hを取得する(ステップS320)。ここで、RGB値から色相Hの取得は、次式(1)〜(3)によりRGB表色系の階調値をYCbCr表色系に変換し、変換したYCbCr表色系を次式(4)〜(6)によりLCH表色系に変換することにより行なうことができる。なお、上述したように、ドロップアウト色設定画面60の抽出アイコン77により色が選択された際に抽出位置78aに含まれる画素のRGBデータから色相を取得する場合も、これらの式(1)〜(6)により行なうことができる。
Y=0.2990×R+0.5870×G+0.1140×B (1)
Cb=−0.1687×R−0.3313×G+0.5000×B (2)
Cr=0.500×R−0.4187×G−0.0813×B (3)
H=180/π×tan(Cb/Cr) (4)
C=(Cr^2+Cb^2)^(1/2) (5)
L=Y (6)
こうして判定画素の色相Hを取得すると、変数nに値1をセットして(ステップS330)、指定色番号nの色相範囲HRnを読み込む(ステップS340)。ここで、番号nは、ドロップアウト色設定画面60における指定色番号に対応するものであり、本実施形態では値1〜5までの数となる。そして、取得した色相Hが読み込んだ色相範囲HRnの範囲内にあるか否かを判定して(ステップS350)、範囲内にあると判定した場合には、指定色番号nのドロップアウト対象画素に設定する(ステップS360)。一方、取得した色相Hが色相範囲HRnの範囲内にないと判定した場合には、変数nを値1だけインクリメントして(ステップS370)、変数nが最大値nmax(値5)を超えたか否かを判定する(ステップS380)。ステップS380で変数nが最大値nmaxを超えていないと判定した場合には、再びステップS340に戻って新たな指定色番号nの色相範囲HRnを読み込んで、続くステップS350で色相Hが新たに読み込んだ色相範囲HRnの範囲内にあるか否かを判定する。こうしたステップS340〜S380の処理を繰り返し行なって、ステップS380で変数nが最大値nmaxを超えたと判定した場合には、選定された判定画素を非対象画素に設定する(ステップS390)。
こうして判定画素をドロップアウト対象画素か非対象画素かのいずれかに設定すると、未判定の画素があるか否かを判定し(ステップS400)、未判定の画素があればステップS300に戻り処理を繰り返す。一方、未判定の画素がなければ本処理を終了する。なお、CPU22は、各画素についてドロップアウト対象画素か非対象画素かの設定と共に色空間の変換処理により得られたLCH表色系の各値をRAM24に登録する。
ドロップアウト処理ルーチンに戻って、こうしてドロップアウト対象画素を設定すると、処理画素を選定し(ステップS120)、選定した処理画素がドロップアウト対象であるか否かを判定する(ステップS130)。ここで、処理画素の選定は、上述した判定画素の選定と同様に左上の画素から順に選定するものとした。また、ドロップアウト対象であるか否かの判定は、ドロップアウト対象画素か非対象画素かのいずれに設定されているかを判定することにより行なうものとした。ステップS130で処理画素がドロップアウト対象であると判定した場合には、ドロップアウト用色変換処理を行なってRGB値をR”G”B”値に変換し(ステップS140)、上述した式(1)のRGB値に変換したR”G”B”値をそれぞれ代入してグレースケール化処理を行なう(ステップS150)。なお、R”G”B”への変換を行なうドロップアウト用色変換処理の詳細については後述する。
一方、ステップS130で処理画素がドロップアウト対象画素でない即ち非対象画素であると判定した場合には、ステップS150で上述した式(1)により処理画素のRGB値をそのまま用いてグレースケール化処理を行なう。こうしてステップS150でグレースケール化処理を行なうと、未処理画素があるか否かを判定し(ステップS160)、未処理画素があればステップS120に戻り処理を繰り返す。一方、ステップS160で未処理画素がなければ、出力画像としてモノクロかグレーかのいずれが設定されているかを判定する(ステップS170)。ステップS170でモノクロが設定されていると判定すれば、グレースケール化した各画素の階調値を2値化処理して(ステップS180)、2値画像を出力して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS170でグレーが設定されていれば、グレースケール画像を出力して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。以下、ドロップアウト用色変換処理の詳細について説明する。図7は、ドロップアウト用色変換処理の一例を示すフローチャートである。
このドロップアウト用色変換処理では、まず、処理画素のLCH表色系の各値を読み込んで(ステップS500)、色相範囲HRnに対応付けて登録された感度パラメータTsを読み込む(ステップS510)。次に、読み込んだ感度パラメータTsに応じて変換曲線L1,L2の交点Qの位置を変更して交点Qの位置が変更された変換曲線L1,L2を用いて明度Lの明度変換処理を行なう(ステップS520)。ここで、図8は、明度変換処理に用いる変換曲線L1,L2を示す説明図である。図8(a)に示すように、入力の明度Lを横軸にとり出力の明度L’を縦軸にとり、高明度側の明度Lを明度L’に変換するための変換曲線L1と低明度側の明度Lを明度L’に変換するための変換曲線L2との交点を交点Qと称する。また、この交点Qは、感度パラメータTsの値に応じて図中左右方向に平行移動させることができる。即ち、交点Qの位置を座標(TIn,K(Kは定数))で表すと、TInの値を感度パラメータTsによって調整できるものとなっている。より具体的には、図8(b)に示すように、感度パラメータTsを高くするほどTInの値が小さくなり交点Qが図中左方向に移動する(例えば、交点Q’)。この場合には、変換曲線L1’により特に低明度側の明度Lがより高い明度L’に変換されることになる。一方、感度パラメータTsを低くするほどTInの値が大きくなり交点Qが図中右方向に移動する(例えば、交点Q”)。この場合には、変換曲線L2”により特に低明度側の明度Lがより低い明度L’に変換されることになる。このように、変換曲線L1,L2を用いた明度変換処理は、明度Lのヒストグラムのレンジを圧縮する色域圧縮処理となることがわかる。そして、例えば、画像の背景などに色のグラデーションがあって一律にドロップアウトしたい場合には、感度パラメータTsを高く設定することで低明度側の明度Lが高明度側の明度L’に変換されるから、背景の画素の明度を均一な明度に変換することができる。これにより、背景の画素を一律にドロップアウトすることができる。また、画像中の文字をドロップアウトさせたくない場合には、同じ色相であっても文字は背景より低明度であることが多いから、感度パラメータTsを低く設定することで文字のある低明度側の明度Lをより低明度側の明度L’に変換することができる。これにより、画像中の文字をドロップアウトさせずに残すことができる。このような感度パラメータTsの調整を、各色相範囲毎に設定可能なものとしたから、ドロップアウト処理の対象色毎に、ユーザーの所望するドロップアウト効果を与えることができる。
こうして明度変換処理を行なうと、色空間の逆変換処理を行なう(ステップS530)。この逆変換処理は、明度変換処理後の明度L’と彩度C,色相Hとから次式(7)〜(9)によりYCbCr表色系(Y’Cb’Cr’)に変換し、変換したY’Cb’Cr’を次式(10)〜(12)によりRGB表色系(R’G’B’)に変換することにより行なわれる。
Y'=L' (7)
Cb'=C×sin(H×π/180) (8)
Cr'=C×cos(H×π/180) (9)
R'=Y'+1.402Cr' (10)
G'=Y'−0.344Cb'−0.714Cr' (11)
B'=Y'+1.773Cb' (12)
こうして色空間の逆変換処理を行なうと、色相範囲HRnに対応付けて登録された強度パラメータTdを読み込む(ステップS540)。次に、読み込んだ強度パラメータTdに基づいて変換行列の係数を調整し調整した変換行列を用いて色変換処理を行なう(ステップS550)。ここでは、まず、次式(13)に示す調整用行列(dIntensity)に強度パラメータTdを入力して調整用行列(dIntensity)の値を定める。次に、次式(14)により調整用行列(dIntensity)を後述する基準係数d1,d2,d3に乗じて変換行列の各係数d1’,d2’,d3’を算出する。そして、次式(15)により、ステップS530の逆変換処理で得られたR’G’B’に変換行列を乗じてR”G”B”を得る。このようにしてステップS550の色変換処理が行なわれ、この処理で得られたR”G”B”は、上述したドロップアウト処理ルーチンのステップS150のグレースケール化処理に用いられる。
ここで、色変換用の基準係数d1,d2,d3の一例を図9に示す。図示するように、各色に応じて基準係数d1,d2,d3の値が定められている。例えば、赤や桃の場合には、基準係数d1が値1に定められ基準係数d2,d3が値0に定められている。赤や桃の場合にはもとよりR(R’)の値が高いため、上述した式(13)〜(15)から、R(R’)の高い値をより反映させた色変換処理が行なわれることがわかる。即ち、グレースケール化されたときの階調値がより高くなるよう係数値が定められている。また、他の色についても同様に定められている。一方、調整用行列(dIntensity)についても、強度パラメータTdが大きくなるほどより高い階調値が得られるように変換行列の係数d1’,d2’,d3’を導き出す行列となっている。このため、強度パラメータTdを大きくするほどグレースケール化処理された画素の階調値が一律に高くされてドロップアウトされやすくなる。このような強度パラメータTdの調整を、各色相範囲毎に設定可能なものとしたから、ドロップアウト処理の対象色毎に、ユーザーの所望するドロップアウト効果を一律に与えることができる。ここで、色相範囲HRnが主にどの色を示すものであるかは、例えば色相範囲HRnの中央値と各色の代表的な色相範囲の中央値とを比較して最も近い色に定めるなど、色相の値を用いて定めることができるため、色相範囲HRnが示す色に応じて図9の基準係数d1,d2,d3を選択するものなどとすればよい。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のドライバー25aを読み出してドロップアウト色設定画面60を表示部27に表示するCPU22が本発明の「受付画面表示手段」に相当し、ラジオボタン65a〜65eの操作に伴ってドロップアウト色設定画面60の調整欄65の表示を切り替えるCPU22が「表示切替手段」に相当し、ドロップアウト色設定画面60の調整欄65における色相バー68上のスライダー69や感度用スライドバー71,強度用スライドバー72の各種設定を受け付けるCPU22が「設定受付手段」に相当する。
以上詳述した本実施形態のスキャンシステム10によれば、ドロップアウト色設定画面60の調整欄65には、連続的に変化する色相が帯状に表示される色相バー68および複数の対象色の色相範囲を設定する複数のスライダー69がレイアウトされ、また、複数の対象色の指定を切り替えて指定色番号1〜5に対応するラジオボタン65a〜eと感度を設定するための感度用スライドバー71と強度を設定するための強度用スライドバー72とが色相バー68の長手方向に直交する方向の領域にレイアウトされている。そして、ラジオボタン65a〜eの切り替えに伴って、指定色番号に対応するスライダー69を色相範囲HRの設定が可能となるようアクティブ表示に切り替えると共に残りの指定色番号に対応するスライダー69を非アクティブ表示に切り替えて、指定色番号に対応する色相範囲HRの設定を受け付ける。また、感度用スライドバー71や強度用スライドバー72を介して感度パラメータTsや強度パラメータTdの設定を受け付け、受け付けた設定を色相範囲HRに従属させて登録する。これにより、複数の対象色の色相範囲HRの設定と各色相範囲HRに従属する感度パラメータTsや強度パラメータTdの設定とをドロップアウト色設定画面60の調整欄65を介して受け付けることができる。また、色相が帯状に表示された色相バー68を用いるから、複数の対象色を指定する場合の調整欄65に必要とされるスペースを小さくすることができる。この結果、ドロップアウト色設定画面60の大型化を防止しつつドロップアウト処理の複数の対象色の設定を操作性よく受け付けることができる。
なお、本発明は上述した実施態様に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、ドロップアウト色設定画面60の調整欄65における色相バー68を長手方向が左右方向になるようレイアウトするものとしたが、これに限られず、長手方向が上下方向になるようレイアウトするものとしてもよい。
上述した実施形態では、ドロップアウト色設定画面60の調整欄65における色相バー68上に非アクティブ表示でスライダー69を表示するものとしたが、これに限られず、アクティブ表示とされるスライダー69以外は非表示とするものとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU22がドロップアウト機能を有するドライバー25aを読み出してドロップアウト処理を伴ってスキャン処理するものとしたが、これに限られるものではなく、ドロップアウト機能を有するアプリケーションソフトを読み出して処理を行なうものとしてもよい。あるいは、ドロップアウト機能がプリンター30に組み込まれ、このプリンター30のコントローラー31がドロップアウト機能を読み出して処理を行なうものとしてもよい。その場合、ドロップアウト色設定画面60をプリンター30の表示部に表示するものなどとすればよい。
上述した実施形態では、ドロップアウト色設定画面60において感度や強度を調整できるものとしたが、これに限られず、他のパラメータを調整できるものとしてもよい。あるいは、そのようなパラメータの調整を受け付けないものとしてもよい。その場合、ドロップアウト処理においては、例えば、ドロップアウト対象に設定された画素の画素値を単に白画素の画素値や背景画素の画素値に置換するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、ドロップアウト処理を行なう場合を例示したが、色強調処理を行なう場合に適用するものとしてもよい。また、出力画像としてグレーやモノクロを出力する場合を例示したが、カラーの画像を出力する場合に適用するものとしてもよい。
上述した実施形態では、プリンター機構32やスキャナー機構33を備える複合機としてのプリンター30を例として説明したが、プリンター機構32を備えずにスキャナー機構のみを備えるスキャナー単体機であってもよい。また、上述した実施形態では、インクジェット方式のプリンター機構32を例として説明したが、レーザー方式のプリンター機構であってもよい。さらに、上述した実施形態では、原稿に向かって発光したあとの反射光をレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色に分解したRGBデータをスキャン画像とする周知のカラーイメージセンサーを備えるスキャナー機構33を例として説明したが、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色の光源およびモノクロイメージセンサーを備えるCIS(コンタクトイメージセンサー)方式のスキャナー機構であってもよい。
10 スキャンシステム、12 USBケーブル、20 ユーザーコンピューター(ユーザーPC)、21 コントローラー、22 CPU、23 ROM、24 RAM、25 ハードディスクドライブ(HDD)、25a ドライバー、26 操作部、27 表示部、29 バス、30 プリンター、31 コントローラー、32 印刷機構、33 スキャナー機構、40 画質調整画面、41 出力設定欄、42a,42b,42c ラジオボタン、43 リストボックス、45 画質調整欄、46a,46b ラジオボタン、47a,47b リストボックス、48 明るさ用スライドバー、48a,49a 数値ボックス、49 コントラスト用スライドバー、50 ボタン群、51 プレビューボタン、52 本スキャンボタン、53 ヘルプボタン、54 環境設定ボタン、55 閉じるボタン、60 ドロップアウト色設定画面、61 設定登録欄、62 リストボックス、63 保存ボタン、64 削除ボタン、65 調整欄、65a,65b,65c,65d,65e ラジオボタン、66 追加ボタン、67 削除ボタン、68 色相バー、69,69a,69b,69c スライダー、70a,70b 数値ボックス、71 感度用スライドバー、71a,72a 数値ボックス、72 強度用スライドバー、73 リセットボタン、75 抽出欄、76 プレビュー領域、77 抽出アイコン、78 拡大表示領域、78a 抽出位置、80 ボタン群、81 チェックボックス、82 ヘルプボタン、83 閉じるボタン、HR1,HR2,HR3 色相範囲、L1,L1’,L1”,L2,L2’,L2” 変換曲線、P プレビュー画像、Q,Q’,Q” 交点、S 用紙。

Claims (7)

  1. 色変換処理の複数の対象色の設定を含む処理設定を受け付け、該受け付けた対象色に関する色変換を画像処理装置に指示する色変換指示装置であって、
    前記複数の対象色の指定を切り替える指定切替欄と、連続的に変化する色相が帯状に表示される色相表示部および該色相表示部上で両端を指定することにより囲まれる範囲を各対象色の色相範囲としてそれぞれ設定する複数の範囲設定部により構成される色相範囲設定欄と、前記各色相範囲のそれぞれに従属する従属項目を設定する従属項目設定欄とがレイアウトされた受付画面を表示する受付画面表示手段と、
    前記指定切替欄の対象色の指定の切り替えに伴って、前記色相範囲設定欄の複数の範囲設定部のうち前記切り替えられた対象色に対応する範囲設定部を色相範囲の設定が可能となるようスライド可能とするアクティブ表示に切り替えて残りの範囲設定部を色相範囲の設定が不能となるようスライド不能とする非アクティブ表示に切り替えると共に前記従属項目設定欄のうち前記アクティブ表示に切り替えられた範囲設定部に対応する従属項目の設定が可能となるよう表示を切り替える表示切替手段と、
    前記色相範囲設定欄における前記アクティブ表示に切り替えられた範囲設定部を用いた色相範囲の設定を受け付けると共に前記従属項目設定欄における従属項目の設定を前記受け付けた色相範囲の設定に従属させて受け付ける設定受付手段と
    を備え、
    前記受付画面は、前記帯状の色相表示部の長手方向に直交する方向の領域に前記指定切替欄と前記従属項目設定欄とがレイアウトされてなることを特徴とする
    色変換指示装置。
  2. 請求項1記載の色変換指示装置であって、
    前記受付画面は、前記複数の範囲設定部として、前記色相範囲の両端位置を示す2本1組の境界線が前記色相表示部上に複数組レイアウトされ、
    前記表示切替手段は、前記範囲設定部のアクティブ表示として、前記アクティブ表示の範囲設定部により設定される他の色相範囲と重なる範囲を含めて前記色相表示部上の全範囲を前記2本1組の境界線の各々がスライド可能な表示に切り替える手段であり、
    前記設定受付手段は、前記他の色相範囲と重なる範囲を含めて前記2本1組の境界線に挟まれる範囲を前記色相範囲として設定を受け付ける手段である
    色変換指示装置。
  3. 請求項2記載の色変換指示装置であって、
    前記受付画面は、前記色相表示部がその両端が連続した色相となるよう形成され、
    前記表示切替手段は、前記スライド可能な表示に切り替えられた2本1組の境界線のうち一方の境界線が前記色相表示部の一端を超えてスライドされた場合には、前記一方の境界線が他端側に表れるよう表示を切り替える手段であり、
    前記設定受付手段は、前記他端から前記一方の境界線までの範囲と前記一端から他方の境界線までの範囲とを前記色相範囲として設定を受け付ける手段である
    色変換指示装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の色変換指示装置であって、
    前記受付画面は、前記従属項目設定欄が前記各色相範囲のそれぞれの設定に共用される欄としてレイアウトされ、
    前記設定受付手段は、前記共用される従属項目設定欄を用いて設定された従属項目を前記アクティブ表示に切り替えられた範囲設定部により設定される色相範囲に従属する項目として受け付ける手段である
    色変換指示装置。
  5. カラー画像を構成する画素の階調値から色相と明度とを取得し該取得した色相が前記設定される対象色の色相範囲に該当する画素を処理対象画素として前記取得した明度を用いた色変換処理を行なう画像処理装置に対して、前記対象色に関する色変換を指示する請求項1ないし4いずれか1項に記載の色変換指示装置であって、
    前記受付画面は、前記従属項目設定欄として、前記各色相範囲毎に前記処理対象画素とされる画素の明度を調整可能な項目がレイアウトされてなる
    色変換指示装置。
  6. カラー画像から前記対象色をドロップアウトする処理を前記色変換処理として行なう画像処理装置に対して、前記対象色に関する色変換を指示する請求項1ないし5いずれか1項に記載の色変換指示装置。
  7. コンピューターを、請求項1ないし6いずれか1項に記載の色変換指示装置として機能させるためのプログラム。
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