JP5640100B2 - ビトリファイドボンド超砥粒ホイールおよびそれを用いたウエハの製造方法 - Google Patents

ビトリファイドボンド超砥粒ホイールおよびそれを用いたウエハの製造方法 Download PDF

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本発明は、超砥粒をビトリファイドボンドによって結合した、有気孔のビトリファイドボンド超砥粒ホイールに関するものである。
超砥粒(ダイヤモンド砥粒、CBN砥粒)、一般砥粒(SiC砥粒、AL砥粒)などを砥粒とし、これらをビトリファイドボンドで結合したビトリファイドボンドホイールが知られている。
特開昭54−39292号公報 特開昭59−161269号公報 特開平3−184771号公報
しかしながら、従来のビトリファイドボンド超砥粒ホイールで研削加工を行うと、研削加工を継続するにつれて、研削抵抗値が高くなり、しかも研削抵抗値が安定しない問題が発生することがあった。
また、平均粒径が1μm以下の超微粒の超砥粒を用いたビトリファイドボンド超砥粒ホイールにおいては、超砥粒層の摩耗速度が速く、研削性能が安定しない問題が発生することがあった。
上記の問題点を解決するために、本発明は、超砥粒をビトリファイドボンドによって結合した超砥粒層を有するビトリファイドボンド超砥粒ホイールであって、超砥粒層は、超砥粒をビトリファイドボンドによって結合した第一の超砥粒層と、超砥粒がビトリファイドボンドによってクラスターとなった集合超砥粒からなる第二の超砥粒層とを含み、第一の超砥粒層は、第一の気孔形成材と超砥粒とビトリファイドボンドとを用いて作成されており、第二の超砥粒層は、超砥粒とビトリファイドボンドと第一の気孔形成材より小径の第二の気孔形成材とを用いて作成されており、超砥粒層には、第一の気孔形成材よりも大径の気孔が設けられている、ビトリファイドボンド超砥粒ホイールである。
このように構成されたビトリファイドボンド超砥粒ホイールにおいては、第一および第二の超砥粒層の作用により、安定した研削性能を発揮することが可能となる。
クラスターであるかどうかの判断は、超砥粒層において、ビトリファイドボンドで周りを取り囲まれた超砥粒が、連続的に10ヶ以上接合されている場合にその固まりがクラスターであるとされる。ただし、クラスターの外周部分に存在する超砥粒は、必ずしもビトリファイドボンドに取り囲まれていない。
好ましくは、第一の超砥粒層の結合度は、第二の超砥粒層より結合度が低い。
結合度とは、超砥粒とビトリファイドボンドとの比率を示し、その測定は、断面組織における、超砥粒とボンドとの面積比率で代用する。具体的には、組織断面のSEM(scanning electron microscope)観察から画像の電子データを得て、画像解析ソフトにて超砥粒部、ボンド部および気孔部とを分類し、それぞれの面積比率を求めることで計算できる。
好ましくは、第一の超砥粒層では、超砥粒同士が超砥粒の粒径より小さい太さのボンドブリッジにより結合されている。
ボンドブリッジの寸法に関しては、隣り合う砥粒間で距離が最も近接する箇所を結んで接続線とし、その接続線の中間点で接続線に対する垂線がビトリファイドボンド内で延びる長さがボンドブリッジの寸法とされる。
好ましくは、第二の超砥粒層では、超砥粒同士が超砥粒の粒径より大きい太さのボンドブリッジにより結合されている。
好ましくは、第二の超砥粒層は気孔を取り囲む。
好ましくは、超砥粒層全体の体積に対して、第一の超砥粒層のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は10〜50体積%、第二の超砥粒層のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は5〜30体積%である。
これらの体積に関しては、断面組織において、超砥粒、ビトリファイドボンドおよび気孔の面積比を画像解析によって求め、その面積比が体積比とされる。
好ましくは、ビトリファイドボンドの軟化温度は600〜900℃である。
好ましくは、シリコン、サファイヤおよび化合物半導体の少なくとも一つを含むウエハの研削加工に用いられる。
好ましくは、ウエハの製造方法は、上記のいずれかのビトリファイドボンド超砥粒ホイールを用いてシリコン、サファイヤおよび化合物半導体の少なくとも一つを含むウエハを研削加工する。
この発明の実施の形態に従ったビトリファイドボンド超砥粒ホイールの超砥粒層の一部分を拡大して示す断面図である。 第一の超砥粒層の断面図である。 第二の超砥粒層の断面図である。 ボンドブリッジを説明するために示す断面図である。 平面研削盤によりウエハを研削加工する方式を示す模式図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付す。
図1は、この発明の実施の形態に従ったビトリファイドボンド超砥粒ホイールの超砥粒層の一部分を拡大して示す断面図である。図2は、第一の超砥粒層の断面図である。図3は、第二の超砥粒層の断面図である。図4は、ボンドブリッジを説明するために示す断面図である。
図1から4を参照して、ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1は、超砥粒10をビトリファイドボンド20,30によって結合した超砥粒層13を有し、超砥粒層13では、超砥粒10をビトリファイドボンド20によって結合した第一の超砥粒層11と、超砥粒10がビトリファイドボンドによってクラスターとなった集合超砥粒からなる第二の超砥粒層12が分散配置されている。
第一の超砥粒層11と、超砥粒10がビトリファイドボンド20によってクラスターとなった集合超砥粒からなる第二の超砥粒層12が分散配置されていることにより、ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1の研削特性を広範囲に変化させることが出来る。従って、工作物の種類、研削条件、および研削装置などの種類に最も適合するホイールの仕様を選択することができる。
ビトリファイドボンド20,30としては、公知の組成のビトリファイドボンドを適用することができる。例えば、以下の組成のビトリファイドボンドを適用することが可能である。
SiO:30〜50質量%、Al:2〜10質量%、B:40〜60質量%、RO(ROは、CaO、MgO、およびBaOより選ばれる1種類以上の酸化物):1〜10質量%、RO(ROは、LiO、NaOおよびKOより選ばれる1種類以上の酸化物):2〜5質量%。
なお、言うまでも無く、本発明には上記以外のビトリファイドボンドであっても適用することができる。
ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1において、好ましくは、第一の超砥粒層11の結合度は、第二の超砥粒層12の結合度より低い。
第一の超砥粒層11の結合度は、第二の超砥粒層12の結合度より低いので、第一の超砥粒層11は、研削加工に際して好ましい速度で摩耗して後退させることができる。従って、第二の超砥粒層12だけが突出して研削加工に寄与するので、安定した良好な切れ味を長期間に渡って持続させることができる。
特に、カップ形ホイール(例えば、JIS B4131で規定されている、タイプ6A2など)によって、ロータリーテーブ方式の縦軸平面研削装置で工作物を平面研削加工する際には、第一および第二の超砥粒層11,12と工作物の接触面積が大きくなっても良好な切れ味を長期間に渡って持続させることが可能なホイールの仕様を選択することができる。
ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1において、好ましくは、第一の超砥粒層11においては、超砥粒10同士が超砥粒10の粒径より小さい太さのボンドブリッジにより結合されている。
図4で示すように、ボンドブリッジの寸法に関しては、隣り合う超砥粒10間で距離が最も近接する箇所を結んで接続線18とし、その接続線18の中間点で接続線18に対する垂線がビトリファイドボンド20内で延びる長さLがボンドブリッジの寸法とされる。
第一の超砥粒層11について、第二の超砥粒層12よりも結合度を低くするには、第一の超砥粒層11は、超砥粒10同士が超砥粒10の粒径より小さい太さのボンドブリッジにより結合させる。
ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1において、第二の超砥粒層12は、超砥粒10同士が超砥粒10の粒径より大きい太さのボンドブリッジにより結合されている。
第二の超砥粒層12は、第一の超砥粒層11よりも結合度を高めるために、超砥粒10同士が超砥粒10の粒径より大きい太さのボンドブリッジにより結合させる。より結合度を高めるには、超砥粒10同士の隙間に気孔(空孔)が形成されないようにビトリファイドボンドで隙間を満たすようにする。
ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1において、クラスターは気孔50を内包する。 ここでクラスターとは、複数個の超砥粒10がビトリファイドボンド30により、塊状化または房状化した集合超砥粒のことを意味する。クラスターは研削加工に寄与する第二の超砥粒層12を構成するものであるから、切れ味の向上、クーラントの冷却効果の向上、および切り屑の排出性の向上などが必要なときには、クラスターは気孔50を内包することが好ましい。クラスターであるかどうかの判断は、超砥粒層13において、ビトリファイドボンド30で周りを取り囲まれた超砥粒が、連続的に10ヶ以上接合されている場合にその固まりがクラスターであるとされる。ただし、クラスターの外周部分に存在する超砥粒は、必ずしもビトリファイドボンドに取り囲まれていない。
第一の超砥粒層11では、多数の空孔51が存在する。空孔51の面積と同じ面積を有する円の直径は、超砥粒10の平均粒径よりも小さいものが含まれる。これに対して、気孔50は空孔51よりも大きな径を有する。気孔50の面積と同じ面積を有する円の直径は、超砥粒10の平均粒径よりも大きい。
第一の超砥粒層11には、多数の空孔51が存在するため、超砥粒同士がボンドブリッジにより接合されていない所が存在する。これに対して、第二の超砥粒層12では空孔51が存在しないために、超砥粒10が10ヶ以上連続して接合されている。
ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1において、好ましくは、超砥粒層13全体の体積に対して、第一の超砥粒層11のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は10〜50体積%、第二の超砥粒層12のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は5〜30体積%である。
第一の超砥粒層11のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は20〜40体積%、第二の超砥粒層12のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は10〜30体積%であることがより好ましく、第一の超砥粒層11のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は30〜40体積%、第二の超砥粒層12のうち超砥粒とビトリファイドボンドの合計が占める割合は15〜25体積%であることが最も好ましい。
本発明のビトリファイドボンド超砥粒ホイール1において、好ましくは、ビトリファイドボンド20,30の軟化温度は600〜900℃である。特に、シリコン、サファイヤおよび化合物半導体等の各種ウエハを研削加工する際には、ビトリファイドボンド20,30の軟化温度は600〜800℃であることがより好ましく、600〜700℃であることが最も好ましい。なお、ビトリファイドボンド20,30の軟化温度が600℃未満では超砥粒の保持力が低下するために好ましくなく、900℃を越えると超砥粒が熱損傷を受けるので好ましくない。
ビトリファイドボンド20とビトリファイドボンド30との組成は同じであってもよく、異なっていてもよい。
上記のビトリファイドボンド超砥粒ホイール1によれば、安定した良好な切れ味を長期間に渡って持続させることができる。
(実施例1)
実施例1のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は以下の通りである。
SiO:40.5質量%、Al:6.5質量%、B:48.2質量%
RO(ROは、CaO、MgO、およびBaOより選ばれる1種類以上の酸化物):1.8質量%、RO(ROは、LiO、NaOおよびKOより選ばれる1種類以上の酸化物):3.0質量%。
超砥粒としては、平均粒径1μmのダイヤモンド砥粒を用い、気孔形成材として材質は澱粉、樹脂、形状は塊状もしくは球状で平均粒径5μmのものと20μm、および100μmを用いた。
まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド20体積%と、ダイヤモンド砥粒40体積%と、20μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド30体積%と、ダイヤモンド砥粒30体積%、5μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉60体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉30体積%と、100μmの気孔形成材10体積%を乾式混合したのち、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、実施例1のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、5μmの気孔とその周辺に砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この実施例1のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5は、平面研削盤によりウエハを研削加工する方式を示す模式図である。図5を参照して、研削加工方式100において、テーブル110上にシリコンからなるワークとしてのウエハ120を固定した。テーブル110は矢印110Rで示す方向に回転可能である。ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1は、矢印1Rで示す方向に回転可能である。さらに矢印1Fで示す方向が切込み方向である。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は良好で安定しており、しかも、超砥粒層13の厚み方向の摩耗量も少なかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.5μmであった。また、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は8.8Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.1Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は21.2nmであり、表面粗さRaは2.1nmであった。
(実施例2)
実施例2のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は実施例1と同じである。超砥粒および気孔形成材として実施例1と同じものを用いた。まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド20体積%と、ダイヤモンド砥粒40体積%と、20μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド30体積%と、ダイヤモンド砥粒30体積%と、5μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉50体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉40体積%と、100μmの気孔形成材10体積%を乾式混合したのち、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、実施例2のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、5μmの気孔とその周辺に砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この実施例2のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は良好で安定しており、しかも、超砥粒層13の厚み方向の摩耗量も少なかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.4μmであった。また、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は8.7Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.2Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は20.7nmであり、表面粗さRaは2.2nmであった。
(実施例3)
実施例3のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は実施例1と同じである。超砥粒および気孔形成材として実施例1と同じものを用いた。まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド20体積%と、ダイヤモンド砥粒40体積%と、20μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド40体積%と、ダイヤモンド砥粒20体積%、5μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉60体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉30体積%と、100μmの気孔形成材10体積%を乾式混合したのち、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、実施例3のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、5μmの気孔とその周辺に砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この実施例3のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は良好で安定しており、しかも、超砥粒層13の厚み方向の摩耗量も少なかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.2μmであった。また、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は8.7Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.1Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は21nmであり、表面粗さRaは2nmであった。
(実施例4)
実施例4のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は実施例1と同じである。超砥粒および気孔形成材として実施例1と同じものを用いた。まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド10体積%と、ダイヤモンド砥粒50体積%と、20μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド30体積%と、ダイヤモンド砥粒30体積%と、5μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉60体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉30体積%と、100μmの気孔形成材10体積%を乾式混合したのち、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、実施例4のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、5μmの気孔とその周辺に砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この実施例4のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は良好で安定しており、しかも、超砥粒層13の厚み方向の摩耗量も少なかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.7μmであった。また、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は8.5Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.2Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は22.3nmであり、表面粗さRaは2.3nmであった。
(比較例1)
一方、比較例1のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、実施例1の第二の超砥粒層12の造粒粉を90体積%と100μmの気孔形成材10体積%を混合した。
そして実施例1と同様の研削加工を行ったところ、切れ味は良いが、超砥粒層13の厚み方向の摩耗量も小さかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.1μmであった、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は7.8Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.8Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は39.1nmであり、表面粗さRaは4.1nmであった。
(比較例2)
さらに、比較例2のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、実施例1の第一の超砥粒層11の造粒粉を90体積%と100μmの気孔形成材10体積%を混合した。
そして実施例1と同様の研削加工を行ったところ、超砥粒層13の厚み方向の摩耗は大きいが、切れ味は不安定であった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ3μmであった、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は8.4Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.5Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は20.6nmであり、表面粗さRaは2.2nmであった。
(比較例3)
比較例3のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は実施例1と同じである。超砥粒および気孔形成材として実施例1と同じものを用いた。まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド20体積%と、ダイヤモンド砥粒40体積%と、20μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド50体積%と、ダイヤモンド砥粒50体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。気孔形成材は用いていない。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉60体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉30体積%と、100μmの気孔形成材10体積%を乾式混合したのち、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、比較例3のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。第二の超砥粒層に気孔形成材起因の平均粒径5μm程度の気孔は設けられていなかった。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この比較例3のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は不安定であった。超砥粒層13の厚み方向の摩耗量は少なかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.4μmであった。また、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は9Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.4Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は29.8nmであり、表面粗さRaは3.1nmであった。
(比較例4)
比較例4のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は実施例1と同じである。超砥粒および気孔形成材として実施例1と同じものを用いた。まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド33体積%と、ダイヤモンド砥粒67体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。気孔形成材は用いていない。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド30体積%と、ダイヤモンド砥粒30体積%と、5μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉60体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉30体積%と、100μmの気孔形成材10体積%を乾式混合したのち、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、比較例4のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、5μmの気孔とその周辺に砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。第一の超砥粒層に気孔形成材起因の平均粒径20μm程度の気孔は設けられていなかった。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この比較例4のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は不安定であった。超砥粒層13の厚み方向の摩耗量は少なかった。研削加工終了後に超砥粒層13の厚み方向の摩耗量を測定したところ0.3μmであった。また、研削加工中の主軸モーターの負荷電流値は9.2Aであった。さらに、その負荷電流値のばらつきは0.5Aであった。ワークであるシリコンウエハの加工後の表面における高低差の最大値PV(サンプル内の最高点と最低点との間の高さの差)は25.2nmであり、表面粗さRaは2.8nmであった。
(比較例5)
比較例5のビトリファイドボンド超砥粒ホイールの詳細は以下の通りである。
ビトリファイドボンドの組成は実施例1と同じである。超砥粒および気孔形成材として実施例1と同じものを用いた。まず、第一の超砥粒層11作成のために、ビトリファイドボンド20体積%と、ダイヤモンド砥粒40体積%と、20μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合した後、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
続いて第二の超砥粒層12作成のために、ビトリファイドボンド30体積%と、ダイヤモンド砥粒30体積%と、5μmの気孔形成材40体積%と、公知のバインダーを加えて混合したのち、乾燥粉砕にて所定の造粒粉を得る。
こうして得られた第一の超砥粒層11の造粒粉65体積%と、第二の超砥粒層12の造粒粉35体積%とを乾式混合した。気孔形成材は用いていない。その後、チップ状の成形体にプレスで成形し、脱バインダー処理を行い、引き続いて温度750℃で焼成を行った。
焼成の完了したチップは、接着剤を用いてアルミニウム合金製の台金に接着し、その後、在来砥石を用いてツルーイング・ドレッシングを行い、比較例5のビトリファイドボンドダイヤモンドホイール(ビトリファイドボンド超砥粒ホイール1)を完成させた。
ホイールのサイズは外径200mm、超砥粒層13の幅は4mm、超砥粒層13の厚みは5mmのセグメント型カップホイール(JIS B4131 6A7S型)である。
完成したビトリファイドボンドダイヤモンドホイールは、5μmの気孔とその周辺に砥粒径より大きなボンドブリッジで構成されたクラスターである第二の砥粒層が、砥粒径より小さなボンドブリッジで結合された第一の砥粒層内に適度に分散して存在することを確認した。気孔形成材起因の平均粒径100μm程度の大きな気孔は設けられていなかった。
ここで上述した内容については、予め準備した砥粒層の切断面を走査型電子顕微鏡により観察した結果である。
この比較例5のビトリファイドボンドダイヤモンドホイールを縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付け、シリコンウエハの研削加工を行って、本発明の効果を確認した。
図5で示す研削加工方式100を用いて研削加工を行ったところ、切れ味は早期に不安定になり、加工を停止する必要があった。
実施例および比較例の結果を表1に示す。
Figure 0005640100
表1の判定の欄において「○」は良好な結果を示し、「×」は悪い結果を示す。さらに、「気孔(20μm)」とは、平均粒径20μmの気孔形成材の割合を示し、「気孔(5μm)」とは、平均粒径5μmの気孔形成材の割合を示し、「気孔(100μm)」とは、平均粒径100μmの気孔形成材の割合を示す。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ビトリファイドボンド超砥粒ホイール、10 超砥粒、11 第一の超砥粒層、12 第二の超砥粒層、20,30 ビトリファイドボンド、50 気孔、51 空孔。

Claims (9)

  1. 超砥粒をビトリファイドボンドによって結合した超砥粒層を有するビトリファイドボンド超砥粒ホイールであって、
    前記超砥粒層は、前記超砥粒を前記ビトリファイドボンドによって結合した第一の超砥粒層と、前記超砥粒が前記ビトリファイドボンドによってクラスターとなった集合超砥粒からなる第二の超砥粒層とを含み、
    前記第一の超砥粒層は、第一の気孔形成材と前記超砥粒と前記ビトリファイドボンドとを用いて作成されており、
    前記第二の超砥粒層は、前記超砥粒と前記ビトリファイドボンドと前記第一の気孔形成材より小径の第二の気孔形成材とを用いて作成されており、
    前記超砥粒層には、前記第一の気孔形成材よりも大径の気孔が設けられている、ビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  2. 前記第一の超砥粒層の結合度は、前記第二の超砥粒層より結合度が低い、請求項1に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  3. 前記第一の超砥粒層では、前記超砥粒同士が前記超砥粒の粒径より小さい太さのボンドブリッジにより結合されている、請求項1または2に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  4. 前記第二の超砥粒層では、前記超砥粒同士が超砥粒の粒径より大きい太さのボンドブリッジにより結合されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  5. 前記第二の超砥粒層は前記気孔を取り囲む、請求項1から4のいずれか1項に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  6. 前記超砥粒層全体の体積に対して、前記第一の超砥粒層のうち前記超砥粒と前記ビトリファイドボンドの合計が占める割合は10〜50体積%、前記第二の超砥粒層のうち前記超砥粒と前記ビトリファイドボンドの合計が占める割合は5〜30体積%である、請求項1から5のいずれか1項に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  7. 前記ビトリファイドボンドの軟化温度は600〜900℃である、請求項1から6のいずれか1項に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  8. シリコン、サファイヤおよび化合物半導体の少なくとも一つを含むウエハの研削加工に用いられる、請求項1から7のいずれか1項に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイール。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載のビトリファイドボンド超砥粒ホイールを用いてシリコン、サファイヤおよび化合物半導体の少なくとも一つを含むウエハを研削加工する、ウエハの製造方法。
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