JP5639266B2 - 車両用ステアリングホイール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、小型のダンパーマスを分散配置する構成でありながら、大きなダンパーマスを設けた場合と同様な、効率の良い振動低減効果を確保することが可能で、設置に必要なスペースの増加やコストアップを招くこともない車両用ステアリングホイール構造に関する。
車両に組み込まれるステアリングホイールの振動を効果的に低減するには、ステアリングホイールのリム部内方に、大きな(重量の重い)ダンパーマスを設ける必要がある。ステアリングホイールのリム部内方の空間は、エアバッグ装置やホーン部品、ハーネス等が組み込まれるため、非常に狭い。狭い空間にダンパーマスを設ける場合、大きなダンパーマスを組み込み得るスペースは確保することができないので、当該大きなダンパーマスを分割した形態の、複数の小型のダンパーマスを分散配置することは合理的である。このようにすれば、リム部内方の狭い空間に、必要重量のダンパーマスを組み込むことができる。
ステアリングホイールのリム部内方の領域に、ステアリングホイールの振動を低減する複数のダンパーマスを分散配置した車両用ステアリングホイール構造は、特許文献1や特許文献2で知られている。
特許文献1の「ステアリングホイールの制振装置」は、ステアリングホイールのステアリング軸方向に垂直な方向の振動のみならず特に回転方向の振動を減衰させることでステアリングホイールの主な振動を低減することができるステアリングホイールの制振装置を供することを課題とし、内部空間を有したハウジングと該ハウジングの前記内部空間に該ハウジングに対して隙間を有して非接着で挿入された重錘とからなる制振手段を、ステアリングのスポーク部であってステアリングホイールの近傍に取り付けている。
特許文献2の「防振装置」は、簡易な構成で、容易に製作・取り付けができ、低コストなステアリングホイール用の防振装置を得ることを課題とし、ステアリングホイールの芯金またはロアカバーと一体に成形した容器状の保持部内に、隙間を有して質量体を収容し、スイッチ取り付け部材に一体に設けた蓋部材で覆ったインパクトダンパを、ボス部の左右位置に対称に配置する。既存部材を利用した簡易な構成で、ステアリングホイールの振動低減効果が容易に得られるとしている。
特開2002−145075号公報 特開2002−323087号公報
分散配置される小型のダンパーマス個々は、やはり振動を減衰する性能が乏しく、大きなダンパーマスを設置した場合ほど、期待した振動低減効果を確保することができなかった。
大きなダンパーマスを設けた場合と同様の振動減衰作用を確保するためには、小型のダンパーマス個々の重量を重くする必要がある。小型のダンパーマスを複数設ける場合、全体として、大きなダンパーマス1個分に相当する質量では、十分な振動減衰作用を得ることはできず、個々の小型のダンパーマスの重量を重くすると、大きなダンパーマスを設ける場合よりも、相対的に重量増加になってしまう。また、重くすると、小型のダンパーマスであっても、その寸法が大きくなり、設置に必要なスペースも増加してしまう。ダンパーマスの材質を、通常用いられる鋳鉄などよりも比重が重い特殊な材質に変更すれば、スペースの増加の問題を解決し得るが、特殊な材質を採用すると、コストアップになってしまうという問題もあった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、小型のダンパーマスを分散配置する構成でありながら、大きなダンパーマスを設けた場合と同様な、効率の良い振動低減効果を確保することが可能で、設置に必要なスペースの増加やコストアップを招くこともない車両用ステアリングホイール構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用ステアリングホイール構造は、ステアリングホイールのリム部内方の領域に分散配置される複数のダンパーマスと、これらダンパーマス同士を連結する連結部材とを含み、該リム部内方の領域に配置されるダンパーモジュールを備えると共に、前記ダンパーモジュールをマウントするマウント部及び前記ステアリングホイールに取り付け固定される取付部を有し、該ダンパーモジュールを該ステアリングホイールに支持するためのブラケットをさらに備え、該ブラケットと該ダンパーモジュールとが減衰部材により接続されていることを特徴とする。
前記連結部材は、減衰部材で被覆されていることが望ましい。
前記ダンパーマスは、前記リム部に沿って、他の表現では、シャフト結合部の周辺領域に、環状に配列して分散配置されることが好ましい。前記連結部材は、前記リム部に沿う閉鎖リング状に形成され、前記ダンパーマスは、該連結部材の周方向に間隔を隔てて配列されることが望ましい。
前記ダンパーマスは、中立位置にある前記ステアリングホイールの上部及び下部に配置されることが好ましい。前記ダンパーモジュールは、前記連結部材と前記ダンパーマスとが一体化されて構成されることが望ましい。
本発明にかかる車両用ステアリングホイール構造にあっては、小型のダンパーマスを分散配置する構成でありながら、大きなダンパーマスを設けた場合と同様な、効率の良い振動低減効果を確保することができ、設置に必要なスペースの増加やコストアップを招くことも防止できる。連結部材でダンパーマスを連結することにより、小型のダンパーマスを単に分散配置することに比べて、少ないトータル質量で十分な振動減衰作用を得ることができる。詳細には、個々のダンパーマスがブラケットに減衰部材でそれぞれ接合されているので、連結部材で連結されたダンパーモジュールをステアリングホイールに対し、より広範囲に接続することができ、振動減衰機能を高めることができる。ダンパーモジュールをマウントするマウント部とステアリングホイールへの取付固定のための取付部を有するブラケットを備えて、ダンパーモジュールの取付時にその変形を抑制できるので、ダンパーモジュールを容易にステアリングホイールに取り付けることができる。
本発明に係る車両用ステアリングホイール構造の好適な一実施形態に採用されるダンパーモジュール及びブラケットを表面から見た斜視図である。 図1に示したダンパーモジュール及びブラケットを裏面から見た平面図である。 図1に示したダンパーモジュール及びブラケットの側面図である。 本発明に係る車両用ステアリングホイールの好適な一実施形態を示す、図1のダンパーモジュール及びブラケットをステアリングホイールに組み込んだ様子を裏面から見た平面図である。 図4に示した車両用ステアリングホイール構造を、2時方向の位置から8時方向に向かって上方から眺めた斜視図である。 図4に示した車両用ステアリングホイール構造を、図5と反対側の下方から眺めた斜視図である。 図1のダンパーモジュール及びブラケットのマウント部周辺を示す要部拡大図である。 図1のダンパーモジュールを構成する連結部材の孔部の様子を示す断面図である。
以下に、本発明にかかる車両用ステアリングホイール構造の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図3には、ダンパーモジュール1と、ダンパーモジュール1に取り付けたブラケット2が示されている。図4から図6には、ブラケット2で、ダンパーモジュール1をステアリングホイール3のリム部3a内方の領域Rに組み込んだ状態が示されている。
ステアリングホイール3は周知のように、ステアリングシャフトと結合されるシャフト結合部3dと、シャフト結合部3dを取り囲む環状のリム部3aと、これらリム部3aとシャフト結合部3dとを連結するスポーク部3c及びシャフト結合部の周辺領域3bとから構成されている。
シャフト結合部周辺領域3bとは、スポーク部3cからシャフト結合部3dに連続する部分であって、特に、スポーク部3cから明確に区別されるものではなく、スポーク部3cの端部やシャフト結合部3dの周囲が含まれ、それらが連続的に繋がっている領域を意味する。
図示例では、外側のリム部3aから内側のシャフト結合部3dに向かって斜めに延びる複数のスポーク部3cは、リム部3aに一体的に形成されている。スポーク部3cの端部が、シャフト結合部周辺領域3bを経て、シャフト結合部3dと接合されて、ステアリングホイール3が構成される。シャフト結合部周辺領域3bを取り囲むリム部3a内方の領域Rには、エアバッグクッションやホーン装置が組み込まれる。
ステアリングホイール3のリム部3a内方の領域Rにはさらに、ダンパーモジュール1とブラケット2が設けられる。ダンパーモジュール1は、複数のダンパーマス4と連結部材5とから構成される。ダンパーマス4を含むダンパーモジュール1は、ステアリングホイール3のバックカバー(図示せず)の中に納まる範囲に設けられる。
ダンパーマス4は周知のように、錘となる金属部材を備える。ダンパーマス4は、この金属部材に、バネ作用を発揮し、また、他の部材との接触によるノイズを消音するラバーを適用することで構成される。ダンパーマス4は例えば、板状の金属部材とラバーとを重ね合わせ、ラバーを金属部材に加硫接着して一体化することで構成され、振動源から伝達される振動を減衰する。金属部材の材料としては、例えば安価な鋳鉄が使用される。もちろん、その他の金属材料を用いても良い。
ダンパーマス4は、エアバッグクッション等が組み込まれることにより狭い空間となる、リム部3a内方の領域Rに分散配置される。すなわち、必要振動減衰作用を得るのに必要とされる大きな(重量の重い)ダンパーマスを複数に分割した形態の小型のダンパーマス4が、リム部3a内方の領域Rに確保し得る複数の狭いスペースに、個別に配置される。
具体的には、これら小型のダンパーマス4は、ステアリングホイール3の振動を効果的に低減するために、シャフト結合部3d側よりもリム部3a側に寄せて、シャフト結合部周辺領域3bに、他の表現では、当該リム部3aに沿って、環状に配列して分散配置される。このように環状に配列すれば、重量バランスが良好なステアリングホイール3を得ることができる。
図示例では、ダンパーマス4は、車両の車輪が直進方向を向く、中立位置にあるステアリングホイール3の上部及び下部(いわゆる、「12時の位置」(図中、Uで示す)と「6時の位置」(図中、Lで示す))に配置されている。
ダンパーマス4の配置は、図示例に限らず、これらに加えて右部と左部(「3時の位置」と「9時の位置」)に配置しても、また、6時や12時の位置に代えて、3時や9時の位置だけに配置しても良く、あるいはその他の位置に配置しても良い。要するに、ステアリングホイール3の振動を低減することが可能な位置であれば、リム部3a内方の領域Rのどのような位置に配置しても良い。好ましくは、シャフト結合部3dを中心として、当該シャフト結合部3dに対し対称(点対称、線対称)となる位置にダンパーマス4が配置される。
連結部材5は、分散配置した複数のダンパーマス4間に設けられ、これらダンパーマス4同士を連結する。連結部材5は、例えば鋳鉄や鋼材により、帯板状に形成される。連結部材5には、ダンパーマス4との連結箇所に、当該ダンパーマス4を搭載する幅広な搭載部5aが形成される。
連結部材5とダンパーマス4とは、ボルトなどによる機械的接合やラバーによる加硫接着など、各種の接合方法によって連結される。これにより、ダンパーモジュール1は、連結部材5と複数のダンパーマス4とが一体的に連結されて、単一部品として一体化して構成される。
連結部材5は、ダンパーマス4同士を連結することにより、個々のダンパーマス4が負担する振動を他のダンパーマス4へ伝達し、これにより、分散配置したダンパーマス4相互で振動減衰作用を補い合い負担し合って、複数のダンパーマス4全体による振動低減機能を確保するようになっている。
連結部材5は、それ自体重さを有し、ダンパーマス4相互間での振動伝達に際しそれ自体も振動するので、ダンパーマス4と共に、振動減衰のためのマスとして機能する。連結部材5は、ラバーや樹脂等の減衰部材で被覆される。ラバー等の減衰部材で被覆することにより、他の部材と接触することで発生する異音を抑制できる。連結部材5は、ラバーで被覆しなくても良い。
連結部材5は、シャフト結合部周辺領域3bにおいて、別の表現ではリム部3aに沿って、閉鎖リング状(無端環状)に形成される。これにより、複数のダンパーマス4は、連結部材5の周方向に間隔を隔てて配列される。言い換えれば、複数のダンパーマス4は、連結部材5を介して、リム部3a内方の領域Rに、一連にシリーズで配列される。
連結部材5は、閉鎖形態とすることにより、剛性を向上することができ、軽量でありながら優れた振動伝達作用が確保される。連結部材5は、閉鎖形態ではなく、分断部分を有する開放形態であっても良い。他方、連結部材5は、リング状形態ではなく、両端部を有する複数の帯板片に形成して、これら帯板片の両端部が各ダンパーマス4に連結されるようにしても良い。
連結部材5には、連結するダンパーマス4や連結部材5自身が不安定にぶれ動くことを規制するために、連結部材5をステアリングホイール3に対して、相対的に遊びを有して、係止可能なように、孔部5bが形成される。図8に示すように、孔部5bの内径よりも大きな外径の頭部を上端部に有するピンやビス7等が、孔部5bに通されて、ステアリングホイール3に固定される。これにより、連結部材5が上下方向に大きく動くことを抑え、不要な揺れが発生することを防止することができる。
以上説明したように、連結部材5で複数のダンパーマス4を連結することで、単一部品としてのダンパーモジュール1が構成され、このダンパーモジュール1がリム部3a内方の領域Rに配置される。
ダンパーモジュール1とブラケット2とは、一般の金属と比べて柔軟なラバーや樹脂等の材質を含んで構成される減衰部材によって、後述するブラケット2のマウント部2a,2bで接合される。
ブラケット2は、鋼製などの金属製帯状材で、リム部3a内方の領域Rに納まる外形寸法で形成される。ブラケット2は、ダンパーモジュール1を取り囲む、ほぼリング状に形成される。ブラケット2は、ダンパーモジュール1をマウントするマウント部2a,2bと、ステアリングホイール3に取り付け固定される取付部2c,2dと、「6時の位置」及び「12時の位置」にそれぞれ配置されるマウント部2a,2b及び取付部2c,2dを相互に連結する橋渡し部2e,2fとを有する。
図示例のブラケット2には、「6時の位置」及び「12時の位置」に配置したダンパーマス4の近傍に位置させて、スポーク部3cに沿って外方へ迫り出した第1取付部2cと、シャフト結合部3dに向かって内方へ迫り出した第2取付部2dが形成されている。第1取付部2cは、2箇所でスポーク部3cにネジ6で取り付け固定され、第2取付部2dは、2箇所でシャフト結合部周辺領域3bにネジ6で取り付け固定される。
ブラケット2には、第1取付部2cの近傍に、6時の位置のダンパーマス4に設けられたラバー等の減衰部材からなる柱状接続部4aを介して、ダンパーモジュール1をマウントする第1マウント部2aが形成される。第1マウント部2aは、ダンパーマス4に対し、柱状接続部4aと同時に嵌合、もしくは図7に示すようにラバーの加硫接着により接合され、これによりダンパーモジュール1がブラケット2に一体的にマウントされる。
また、ブラケット2には、第2取付部2dの近傍に、12時の位置のダンパーマス4に設けられたラバー等の減衰部材からなる柱状接続部4bを介して、ダンパーモジュール1をマウントする第2マウント部2bが形成される。第2マウント部2bも、ダンパーマス4に対し、柱状接続部4bと同時に嵌合、もしくは図7に示すようにラバーの加硫接着により接合され、これによりダンパーモジュール1が一体的にマウントされる。
ダンパーモジュール1がマウントされたブラケット2が、第1及び第2取付部2c,2dによってステアリングホイール3に取り付け固定されることで、ダンパーモジュール1は、ステアリングホイール3に支持される。
橋渡し部2e,2fは、ダンパーモジュール1をステアリングホイール3に取り付ける際に、ダンパーモジュール1が歪んで取り付けられたり、取付部2c,2dやマウント部2a,2bが相対的に位置ズレして取り付けられることを防止する。
次に、本実施形態に係る車両用ステアリングホイール構造の作用について説明する。まず、組立について説明すると、ダンパーマス4を連結部材5で連結したダンパーモジュール1を、単一部品として製作する。次いで、ブラケット2のマウント部2a,2bにダンパーモジュール1をマウントして、ブラケット2付きのダンパーモジュール1を製作する。次いで、ブラケット2の取付部2c,2dをステアリングホイール3に取り付け固定し、これにより、ダンパーモジュール1を、リム部3a内方の領域Rに組み込んで、ステアリングホイール3に支持させる。
ステアリングホイール3に支持されるダンパーモジュール1は、複数のダンパーマス4の重さを足し合わせた総重量がステアリングホイール3の振動低減に必要な重量に対応し、効果的な振動減衰を確保することができる。
連結部材5で連結した複数のダンパーマス4は一体的に作用するので、背景技術のように分散配置したダンパーマスを個別に作用させる場合に比べて、高い振動減衰効果を確保することができる。連結部材5も付加的な錘として利くので、さらに振動減衰作用を向上することができる。連結部材5をラバーで被覆すれば、当該ラバーも振動減衰作用に寄与し、性能を向上することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用ステアリングホイール構造は、小型のダンパーマス4を分散配置する構成でありながら、連結部材5によるダンパーマス4の連結によって複数のダンパーマス4を一体的に機能させることができ、大きな(重量の重い)ダンパーマスを設置した場合と同様な効率の良い振動低減効果を確保することができる。
ダンパーマス4を連結部材5で連結するだけなので、必要設置スペースの増加を防止でき、リム部3a内方の狭いスペースであっても容易に組み込むことができる。通常の一般的な材質のダンパーマス4を採用することができ、材質変更に伴うコストアップを防止できる。
個々のダンパーマス4がブラケット2に減衰部材(ラバー等)でそれぞれ接合されているので、連結部材5で連結され一体的なダンパーモジュール1をステアリングホイール3に対し、より広範囲に接続することができ、振動減衰機能を高めることができる。
ダンパーモジュール1をマウントするマウント部2a,2bとステアリングホイール3への取付固定のための取付部2c,2dを有するブラケット2を備え、さらに橋渡し部2e,2fにより、ダンパーモジュール1の取付時にその変形を抑制できるので、ダンパーモジュール1を容易にステアリングホイール3に取り付けることができる。
ダンパーマス4を、リム部3aに沿って環状に配列して分散配置するようにしたので、ステアリングホイール3の重量バランスを良好に確保しつつ、ステアリングホイール3の振動減衰作用もバランスよく確保することができる。
連結部材5をリム部3aに沿う閉鎖リング状に形成し、ダンパーマス4を、連結部材5の周方向に間隔を隔てて配列するようにしたので、ダンパーモジュール1をステアリングホイール3に支持することで直ちにダンパーマス4をリム部3aに沿って環状に分散配置することができ、取付作業性を向上することができる。また、連結部材5の剛性を確保できて、優れた振動減衰性能を確保できる。
ダンパーマス4を、中立位置にあるステアリングホイール3の上部U及び下部Lに配置するようにしたので、適切かつ効果的にステアリングホイール3の振動を低減することができる。ダンパーモジュール1を、連結部材5とダンパーマス4を一体化して構成するようにしたので、ダンパーモジュール1を単一部品として取り扱うことができ、取付作業性を向上することができる。ダンパーモジュール1とブラケット2を一体化するようにしたので、さらに取付作業性を向上することができる。
以上に述べた車両用ステアリングホイール構造は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 ダンパーモジュール
2 ブラケット
2a,2b マウント部
2c,2d 取付部
3 ステアリングホイール
3a リム部
4 ダンパーマス
5 連結部材
R リム部内方の領域

Claims (6)

  1. ステアリングホイールのリム部内方の領域に分散配置される複数のダンパーマスと、これらダンパーマス同士を連結する連結部材とを含み、該リム部内方の領域に配置されるダンパーモジュールを備えると共に、
    前記ダンパーモジュールをマウントするマウント部及び前記ステアリングホイールに取り付け固定される取付部を有し、該ダンパーモジュールを該ステアリングホイールに支持するためのブラケットをさらに備え、
    該ブラケットと該ダンパーモジュールとが減衰部材により接続されていることを特徴とする車両用ステアリングホイール構造。
  2. 前記連結部材は、減衰部材で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ステアリングホイール構造。
  3. 前記ダンパーマスは、前記リム部に沿って環状に配列して分散配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ステアリングホイール構造。
  4. 前記連結部材は、前記リム部に沿う閉鎖リング状に形成され、前記ダンパーマスは、該連結部材の周方向に間隔を隔てて配列されることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の車両用ステアリングホイール構造。
  5. 前記ダンパーマスは、中立位置にある前記ステアリングホイールの上部及び下部に配置されることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の車両用ステアリングホイール構造。
  6. 前記ダンパーモジュールは、前記連結部材と前記ダンパーマスとが一体化されて構成されることを特徴とする請求項1〜5いずれかの項に記載の車両用ステアリングホイール構造。
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