JP5638775B2 - バスバー構造、バスバーと電源端子との接続固定構造、及び電気接続箱 - Google Patents

バスバー構造、バスバーと電源端子との接続固定構造、及び電気接続箱 Download PDF

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Description

本発明は、導電性を有する金属板からなるバスバーの構造や、このバスバーと電源端子との接続固定構造、さらには、バスバーを備える電気接続箱に関する。
自動車等の車両には電気接続箱が搭載されている。電気接続箱としては、リレーボックス(R/B)、ジャンクションボックス(J/B)、ECU(車両用電気部品内蔵機器)等が挙げられる。例えばリレーボックスには、リレーやヒュージブルリンクやヒューズが挿入・装着されている。リレーやヒュージブルリンクやヒューズは、これらに対応する各キャビティに各々装着されている。各キャビティは、リレーボックスを構成する絶縁ブロックに形成されている。この絶縁ブロックの内部には、ヒュージブルリンクやヒューズを接続するためのバスバーが組み付けられている。ヒューズは、接続部分となるブレード状のヒューズ端子を有しており、このヒューズ端子をバスバーの端子部に差し込むことによってバスバーに対し接続されている。
バスバーは、バネ性のある材料を用いて製造されている。これは、ブレード状のヒューズ端子の差し込みを許容するとともに、良好な接続状態を維持することが可能な雌型の端子部を形成するためである。バネ性のある材料は、機械的特性に優れた導電性金属材料であって、これを板状にしたものをプレス機により打ち抜くことによりバスバーは製造されている。
下記特許文献1に開示されたバスバーは、ヒュージブルリンクを接続するための雄型の端子部と、ヒューズのブレード状となるヒューズ端子を差し込み接続するための雌型の端子部とをそれぞれ複数有している。バスバーは、この本体が長尺な帯板形状に形成されており、本体の長手方向に沿う一側部には、複数の雄型の端子部及び雌型の端子部が並んで配置されている。
特開平10−84616号公報
特許文献1に開示されたバスバーのように長尺なものは、この製造に大型のプレス機を使用する必要性がある。従って、設備投資により製造コストが嵩んでしまうという問題点を有している。
また、特許文献1に開示されたバスバーにあっては、ヒュージブルリンクを接続するための雄型の端子部と、ヒューズのブレード状となるヒューズ端子を差し込み接続するための雌型の端子部とを有することから、ヒュージブルリンク及びヒューズの両方に対して最適となるバスバー形状にしようとすると、歩留まりの悪い形状になってしまう可能性があるという問題点を有している。
さらに、特許文献1に開示されたバスバーにあっては、雌型の端子部を有することから、バスバー全体をバネ性のある材料を用いて製造する必要性があり、材料費が嵩んでしまうという問題点を有している。バネ性を持たせる必要があるのは、雌型の端子部を有する部分のみであることから、雌型の端子部以外の部分が多くなればなるほど材料費が嵩んでしまうという問題点を有している。
この他、バネ性のある材料は導電率の面で例えば純銅よりも劣ってしまうことから、バスバー本体に大きな断面積を確保できる部分が必要であり、結果、バスバーの外形寸法が大きくなってしまうという問題点を有している。バスバーの外形寸法が大きくなることにより、材料費が嵩むのは勿論のこと、電気接続箱の大型化にもつながってしまうという問題点を有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、大型のプレス機を使用しなくても製造することが可能であり、また、歩留まりを向上させることが可能であり、さらには、材料費を低減することが可能なバスバー構造を提供することを課題とする。本発明は、上記のバスバー構造に基づき、バスバーと電源端子との接続固定構造、及び電気接続箱を提供することも課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のバスバー構造は、帯状に形成される第1のバスバー本体と、前記第1のバスバー本体の長手方向に沿う一側部に連成される複数の雌型の端子部と、前記第1のバスバー本体の長手方向に沿う他側部に連成される略帯状の片を前記第1のバスバー本体側に折り返すことにより形成される第1の折曲部とを有し、バネ性のある材料からなる第1バスバーと、帯状に形成される第2のバスバー本体と、前記第2のバスバー本体の長手方向に沿う一側部に連成される複数の雄型の端子部と、前記第2のバスバー本体の長手方向に沿う他側部に連成される略帯状の片を前記第2のバスバー本体側に折り返すことにより形成される第2の折曲部とを有する第2バスバーと、を備える一方、前記第1バスバー及び前記第2バスバーは、これらの一部同士を重ね合わせる部分として、該第1バスバーの長手方向一端及び該第2バスバーの長手方向一端に配置形成される重ね合わせ部をそれぞれ有し、前記第1バスバーの重ね合わせ部と前記第2バスバーの重ね合わせ部それぞれには、重ね合わせ時に連通するボルト締め用の穴を貫通形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、分割構造のバスバーにすることにより課題の解決を図る。第1バスバーはバネ性を必要とする端子部を集め、第2バスバーはバネ性を不要とする端子部を集めて製造する。分割状態にある第1バスバー及び第2バスバーを一体化するにあたっては、各重ね合わせ部を重ね合わせた状態にしてボルト締めにて固定をし一体化する。ボルト締めによる固定及び一体化は、例えば溶接と比べて簡単且つ低コストになるとともに、溶接のような熟練が不要になる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の本発明のバスバーと電源端子との接続固定構造は、請求項1に記載のバスバー構造を有する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの、重ね合わせ状態となる重ね合わせ部と、ボルト締め付け用の穴を有する電源端子とを、ボルトを含む締め付け手段にて締め付けて接続及び固定をすることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、分割状態にある第1バスバー及び第2バスバーを一体化するにあたり、重ね合わせ状態の重ね合わせ部を電源端子の接続部分にすることにより課題の解決を図る。電源端子を接続すると、これと同時に第1バスバー及び第2バスバーも一体化する。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の本発明の電気接続箱は、請求項1に記載のバスバー構造を有する前記第1バスバー及び前記第2バスバーと、電気部品を挿入するためのキャビティを有する絶縁ブロックと、ボルト締め付け用の穴を有する電源端子と、ボルトを含む締め付け手段とを備える一方、前記絶縁ブロックは、前記キャビティの下方から該キャビティに連通するバスバー挿入部と、絶縁ブロック側壁から前記バスバー挿入部に貫通する接続固定部とを有し、該接続固定部の位置においては、前記第1バスバーと、前記第2バスバーと、前記電源端子と、を前記締め付け手段にて接続及び固定をすることによりなることを特徴とする。

このような特徴を有する本発明によれば、絶縁ブロックの接続固定部の位置において電源端子を接続すると、これと同時に第1バスバー及び第2バスバーも一体化する。
請求項1に記載された本発明によれば、分割構造のバスバーであることから、大型のプレス機を使用しなくても製造することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、分割構造のバスバーであることから、ブランク時のレイアウト自由度を向上させることができるという効果を奏する。これにより、歩留まり向上を図ることができるという効果を奏する。さらに、本発明によれば、分割構造のバスバーであることから、材料費の高くなる部分を集めて分ければ、材料費を低減することができるという効果や、バスバーの外形寸法を小さくすることができるという効果を奏する。この他、本発明によれば、溶接を施さなくても一体化できる構造であることから、作業の簡易化等を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、電源端子を接続すると同時に第1バスバー及び第2バスバーも一体化することから、請求項1の効果の他に、作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、外形寸法の小さいバスバーであることから、請求項1、2の効果の他に、電気接続箱の大型化抑制に寄与することができるという効果を奏する。
本発明のバスバー構造及び接続固定構造を示す斜視図である。 本発明の電気接続箱を示す斜視図であり、(a)はアッパーカバー側からの斜視図、(b)はロアカバー側からの斜視図である。 図2の電気接続箱を構成するボックス本体の斜視図である。 第1バスバーの製造過程におけるブランク状態を示す図である。 第2バスバーの製造過程におけるブランク状態を示す図である。 比較例となるバスバーの斜視図である。 比較例となるバスバーの製造過程におけるブランク状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら一実施形態を説明する。図1は本発明のバスバー構造及び接続固定構造を示す斜視図である。
図1において、バスバー1は、第1バスバー2と第2バスバー3とを備えて構成されるとともに、これらによって分割構造となるバスバー構造を有している。バスバー1は、ボルト4を締め付けて電源端子5を接続することにより第1バスバー2及び第2バスバー3が一体化するバスバー構造を有している。第1バスバー2及び第2バスバー3の一体化は、後述する電気接続箱31の製造過程において行われるようになっている。
第1バスバー2は、図示しないヒューズのブレード状となるヒューズ端子を差し込み接続するための雌型の端子部6を集めて製造されている。雌型の端子部6は、ヒューズ端子を差し込み接続するためにバネ性が必要な部分になっている。従って、第1バスバー2は、ヒューズ端子の接続安定性を図るためとして、バネ性のある材料を用いて製造されている(材料の一例としては銅合金が挙げられるものとする)。
第1バスバー2についてもう少し詳しく説明すると、第1バスバー2は、バスバー本体7と、このバスバー本体7に連成される各種の連成部分とを有している。連成部分には、複数の雌型の端子部6、雄型の端子部8、重ね合わせ部9、及び複数の折曲部10が含まれている(少なくとも雌型の端子部6及び重ね合わせ部9が含まれるものとする)。
雌型の端子部6及び雄型の端子部8は、バスバー本体7の長手方向に沿う一側部に連成されている。雌型の端子部6は、本形態において11個形成されており(数は一例であるものとする)、この内6個が雄型の端子部8の間に配置されている。雌型の端子部6は、特に符号を付さないが、一対のアーム部と、このアーム部の先端において内側を向き対向し合うように配置される凸部とを有している。雌型の端子部6は、ここでは公知の形状が採用されている。雌型の端子部6は、全て同じ長さ(同じサイズ)に形成されている。一方、雄型の端子部8は、雌型の端子部6よりも若干長く形成されている。雄型の端子部8はタブ状となる形状に形成されている。
重ね合わせ部9は、第2バスバー3の後述する重ね合わせ部15を重ね合わせるための部分として形成されている。重ね合わせ部9は、バスバー本体7の長手方向一端に配置形成されている。重ね合わせ部9は、第2バスバー3との接続安定性を図るために接触面積が比較的大きくとれるように形成されている。重ね合わせ部9には、後述する重ね合わせ部15との重ね合わせを行った時に連通する円形の穴11が貫通形成されている。穴11は、ボルト4を挿通して締め付けを行うことができる大きさに形成されている。重ね合わせ部9は、この一方の面が後述する重ね合わせ部15との重ね合わせ面となり、他方の面が電源端子5との接続面となるように形成されている。
折曲部10は、バスバー本体7の長手方向に沿う他側部に連成されている。すなわち、雌型の端子部6及び雄型の端子部8の反対側に配置形成されている。折曲部10は、略帯状の片をバスバー本体7側に折り返すことにより形成されている。折曲部10は、所定の断面積を確保するとともに、第1バスバー2の外形寸法を大きくしないようにするために有効な部分として形成されている。
バスバー本体7は、帯状に形成されており、この中間が略直角に一回折り曲げられている(折り曲げ回数は一例であるものとする。尚、折り曲げなくてもよいものとする)。バスバー本体7における引用符号12は、後述するバスバー挿入部39に挿入された時の抜け止めとなる部分、すなわち抜け止めを示している。抜け止め12は、複数箇所に配置形成されている。
第2バスバー3は、図示しないヒュージブルリンクを接続するための雄型の端子部13を集めて製造されている。雄型の端子部13は、雌型の端子部6のようなバネ性を必要としないことから、材料は純銅(C1020)のものが用いられている。このような材料により、第2バスバー3は第1バスバー2よりも導電性が高くなっている。
第2バスバー3は、バスバー本体14と、このバスバー本体14に連成される各種の連成部分とを有している。連成部分には、複数の雄型の端子部13、重ね合わせ部15、及び複数の折曲部16が含まれている(少なくとも雄型の端子部13及び重ね合わせ部15が含まれるものとする)。複数の雄型の端子部13は、バスバー本体14の長手方向に沿う一側部に連成されている。雄型の端子部13は、本形態において9個形成されている(数は一例であるものとする。また、図中では長さや幅やピッチが異なるものが混在しているが一例であるものとする)。雄型の端子部13は、タブ状となる形状に形成されている。
重ね合わせ部15は、第1バスバー2の重ね合わせ部9を重ね合わせるための部分として形成されている。重ね合わせ部15は、バスバー本体14の長手方向一端に配置形成されている。重ね合わせ部15は、第1バスバー2との接続安定性を図るために接触面積が比較的大きくとれるように形成されている。重ね合わせ部15には、重ね合わせ部9との重ね合わせを行った時に連通する円形の穴17が貫通形成されている。穴17は、第1バスバー2の穴11と同じ大きさに形成されている。重ね合わせ部15は、この一方の面が重ね合わせ部9との重ね合わせ面となるように形成されている。
重ね合わせ部9、15は、電源端子5の接続部分として設定されている。この接続部分は、従来例の場合、複数回の折り曲げを施すことにより形成されている(特許文献1の引用符号17参照)。従って、従来例と比べると簡単な構造となるように形成されている(従来例と比べると、格段に良い接続部分になっている)。
折曲部16は、バスバー本体14の長手方向に沿う他側部に連成されている。すなわち、雄型の端子部13の反対側に配置形成されている。折曲部16は、略帯状の片をバスバー本体14側に折り返すことにより形成されている。折曲部16は、所定の断面積を確保するとともに、第2バスバー3の外形寸法を大きくしないようにするために有効な部分として形成されている。
バスバー本体14は、帯状に形成されている。バスバー本体14は、この中間がクランク状に小さく折り曲げられ、且つこの近傍が略直角に一回折り曲げられる形状に形成されている(折り曲げ回数は一例であるものとする。尚、折り曲げなくてもよいものとする)。バスバー本体14における引用符号12は、上記同様の抜け止めを示している。抜け止め12は、複数箇所に配置形成されている。
電源端子5は、電源供給用のケーブル18の端末に設けられている。電源端子5には、ボルト締め用の穴19が貫通形成されている。穴19は、第1バスバー2及び第2バスバー3の穴11、17と同様に、ボルト4のサイズに合わせて形成されている。
次に、図1ないし図3を参照しながらバスバー1の組み付け先となる電気接続箱について説明する。図2(a)はアッパーカバー側から見た電気接続箱の斜視図、図2(b)はロアカバー側から見た電気接続箱の斜視図である。また、図3は電気接続箱を構成するボックス本体の斜視図である。
図2において、引用符号31は電気接続箱を示している。電気接続箱31は、例えば自動車のエンジンルームに搭載されるリレーボックス(R/B)であって、ボックス本体32と、このボックス本体32の上側に嵌合してこの上側を覆うアッパーカバー33と、ボックス本体32の下側に嵌合してこの下側を覆うロアカバー34とを備えて構成されている。
図3において、ボックス本体32は、この外周の壁となる周壁35の内側に絶縁ブロック36を有している。絶縁ブロック36には、図示しないヒュージブルリンクを挿入するためのキャビティ37と、同じく図示しないヒューズを挿入するためのヒューズキャビティ38(キャビティ)と、他のキャビティとがそれぞれ複数個形成されている。また、絶縁ブロック36には、キャビティ37及びヒューズキャビティ38の下方から、このキャビティ37及びヒューズキャビティ38に連通するバスバー挿入部39と、絶縁ブロック側壁40からバスバー挿入部39に貫通する接続固定部41とが形成されている。
バスバー挿入部39は、重ね合わせ部9、15を重ね合わせた状態にある第1バスバー2及び第2バスバー3を、キャビティ37及びヒューズキャビティ38の下方から挿入するための部分として形成されている。第1バスバー2及び第2バスバー3は、バスバー挿入部39に挿入されると、重ね合わせ状態にあるうちの重ね合わせ部9が接続固定部41から臨むことができるようになっている。すなわち、接続固定部41を介して電源端子5を接続及び固定することができるようになっている。接続固定部41の奥には、図示しないナットが設けられている。ナットは、ボルト4と共に締め付け手段を構成するものとなっている。
ボルト4を締め付けることにより、電源端子5は第1バスバー2及び第2バスバー3に対して接続固定されるようになっている。また、電源端子5の接続固定と同時に第1バスバー2及び第2バスバー3が完全に一体化し、バスバー1が形成されるようになっている。
周壁35の一部42は、接続固定部41を介してバスバー1に接続される電源端子5及びケーブル18に干渉しないように外側へ膨出する形状に形成されている。また、これに対応するように、アッパーカバー33の一部43及びロアカバー34の一部44も外側へ膨出する形状に形成されている。
続いて、図4ないし図7を参照しながらバスバー1の利点について説明する。図4は第1バスバーの製造過程におけるブランク状態を示す図、図5は第2バスバーの製造過程におけるブランク状態を示す図、図6は比較例となるバスバーの斜視図、図7は比較例となるバスバーの製造過程におけるブランク状態を示す図である。
図4において、引用符号2′はブランク状態第1バスバーを示している。ブランク状態第1バスバー2′は、図示しないプレス機にて打ち抜いたものであって、連結部51を介して複数連なっている。ブランク状態第1バスバー2′は、この長手方向の長さ、すなわち材幅W1がW1=127.8mmであり、送り方向のピッチP1はP1=39.5mmになっている(寸法は一例であるものとする)。このような寸法の場合、上記プレス機は160tのもので対応することができるようになっている。ブランク状態第1バスバー2′の製造にあたり、投入材面積は5,048mmとなっている。材料は銅合金を使用するものとする。
図5において、引用符号3′はブランク状態第2バスバーを示している。ブランク状態第2バスバー3′は、図示しないプレス機にて打ち抜いたものであって、連結部52を介して複数連なっている。ブランク状態第2バスバー3′は、この長手方向の長さ、すなわち材幅W2がW2=170.2mmであり、送り方向のピッチP2はP2=44.0mmになっている(寸法は一例であるものとする)。このような寸法の場合、上記プレス機は160tのもので対応することができるようになっている。ブランク状態第2バスバー3′の製造にあたり、投入材面積は7,489mmとなっている。材料はC1020を使用するものとする。
ブランク状態第1バスバー2′及びブランク状態第2バスバー3′は、それぞれ160tのプレス機で製造され、合計の投入材面積は12,537mmとなっている。
図6において、この図に示すような長尺バスバー61を製造して図1のバスバー1(第1バスバー2及び第2バスバー3)と比較してみると(バスバー1と同様になるように長尺バスバー61を製造するものとする)、先ずブランク状態にあっては、図7に示すようにブランク状態長尺バスバー61′は、この材幅W3がW3=305.3mmになっている。また、ピッチP3はP3=54.1mmになっている。ブランク状態長尺バスバー61′の製造にあたり、投入材面積は16,516mmとなっている。長尺バスバー61は、雌型の端子部62を有しており、このため材料は銅合金を使用するものとする。
ブランク状態長尺バスバー61′は、材幅W3が大きいことから、300tのプレス機を使用しなければならないものとなっている。また、雌型の端子部62と雄型の端子部63の両方を考慮して形状設計をしなければならないことから、ピッチP3が大きなものとなっている。これは、投入材面積が大きい要因になっている。
次に長尺バスバー61で見た場合、長尺バスバー61は投入質量が115.6gであり、正味質量が66.5gとなっている。歩留まりは57.5%になっている。
これに対し図1のバスバー1における第1バスバー2は、投入質量が35.3g、正味質量が26.0g、歩留まりが73.7%であり、第2バスバー3は投入質量が52.4g、正味質量が34.1g、歩留まりが65.1%となっている。第1バスバー2及び第2バスバー3を合計すると、投入質量が87.7g、正味質量が60.1g、歩留まりが68.5%となっている。すなわち、長尺バスバー61と比べると、投入質量27.9g減、正味質量6.4g減となっている。また、バスバー1は、銅合金の使用を第1バスバー2のみにしていることから、材料費80%減となっている。さらに、バスバー1は、第2バスバー3の材料としてC1020を使用していることから、導電率のアップとなっている(65%→100%)。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…バスバー
2…第1バスバー
3…第2バスバー
4…ボルト
5…電源端子
6…雌型の端子部
7…バスバー本体
8…雄型の端子部
9…重ね合わせ部
10…折曲部
11…穴
12…抜け止め
13…雄型の端子部
14…バスバー本体
15…重ね合わせ部
16…折曲部
17…穴
18…ケーブル
19…穴
31…電気接続箱
32…ボックス本体
33…アッパーカバー
34…ロアカバー
35…周壁
36…絶縁ブロック
37…キャビティ
38…ヒューズキャビティ(キャビティ)
39…バスバー挿入部
40…絶縁ブロック側壁
41…接続固定部
42〜43…一部

Claims (3)

  1. 帯状に形成される第1のバスバー本体と、前記第1のバスバー本体の長手方向に沿う一側部に連成される複数の雌型の端子部と、前記第1のバスバー本体の長手方向に沿う他側部に連成される略帯状の片を前記第1のバスバー本体側に折り返すことにより形成される第1の折曲部とを有し、バネ性のある材料からなる第1バスバーと、
    帯状に形成される第2のバスバー本体と、前記第2のバスバー本体の長手方向に沿う一側部に連成される複数の雄型の端子部と、前記第2のバスバー本体の長手方向に沿う他側部に連成される略帯状の片を前記第2のバスバー本体側に折り返すことにより形成される第2の折曲部とを有する第2バスバーと、
    を備える一方、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーは、これらの一部同士を重ね合わせる部分として、該第1バスバーの長手方向一端及び該第2バスバーの長手方向一端に配置形成される重ね合わせ部をそれぞれ有し、
    前記第1バスバーの重ね合わせ部と前記第2バスバーの重ね合わせ部それぞれには、重ね合わせ時に連通するボルト締め用の穴を貫通形成する
    ことを特徴とするバスバー構造。
  2. 請求項1に記載のバスバー構造を有する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの、重ね合わせ状態となる重ね合わせ部と、ボルト締め付け用の穴を有する電源端子とを、ボルトを含む締め付け手段にて締め付けて接続及び固定をす
    とを特徴とするバスバーと電源端子との接続固定構造。
  3. 請求項1に記載のバスバー構造を有する前記第1バスバー及び前記第2バスバーと、電気部品を挿入するためのキャビティを有する絶縁ブロックと、ボルト締め付け用の穴を有する電源端子と、ボルトを含む締め付け手段とを備える一方、
    前記絶縁ブロックは、前記キャビティの下方から該キャビティに連通するバスバー挿入部と、絶縁ブロック側壁から前記バスバー挿入部に貫通する接続固定部とを有し、
    該接続固定部の位置においては、前記第1バスバーと、前記第2バスバーと、前記電源端子と、を前記締め付け手段にて接続及び固定をすることによりなる
    ことを特徴とする電気接続箱。
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